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外為10時 円、じり安 110円台前半 中値は「ドル不足」の声

配信日時:2021/09/24 10:15 配信元:QUICK
 24日午前の東京外国為替市場で、円相場がじりじりと下げ幅を広げている。10時時点は1ドル=110円36~37銭と、祝日前22日の17時時点と比べて92銭の円安・ドル高だった。中国不動産大手の中国恒大集団を巡る債務不安が後退したとの見方から、日経平均株価は一時600円あまり上昇。歩調を合わせるように「低リスク通貨」とされる円には売りが増えた。

 10時前の中値決済に向け、市場では「ドルが不足していた」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。国内輸入企業による円売り・ドル買いが活発だったとの観測も円相場を下押しし、円は110円43銭近辺まで下げ幅を広げる場面があった。

 円は対ユーロでも下げ幅を拡大している。10時時点では1ユーロ=129円63~64銭と、同1円27銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルでは小動きで、10時時点では1ユーロ=1.1745~46ドルと同0.0016ドルのユーロ高・ドル安だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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