日経QUICKニュースニュース一覧
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東証14時 下げ一服し2万9500円台 キッコマンが大幅安
5日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下落が一服し、前日比200円ほど安い2万9500円台後半で推移している。午後に決算発表のあった銘柄の一部は値動きが大きいものの、相場全体を動かすほどの材料にはなっていない。日本時間5日夜には10月の米雇用統計の発表を控え、「米景気の回復度合いを見極めたい」(国内証券)との声が聞かれた。 14時現在の東証1部の売買代金は概算で2兆1493億円、売買高は9億1866万株だった。 午後に決算を発表したキッコマンや三井化学は下げ幅を広げている。川崎汽船や日本製鉄も一段安となっている。一方、任天堂は上げ幅を広げた。ネクソンや日水も高い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/05 14:14
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外為14時 円、高値圏で小動き 米雇用統計を控え
5日午後の東京外国為替市場で、円相場は高値圏で小幅な動きとなっている。14時時点では1ドル=113円66~67銭と前日17時時点と比べて55銭の円高・ドル安だった。10月の米雇用統計の発表を控え、結果を見極めたいとして持ち高を傾ける動きは限られている。日経平均株価の下落が「低リスク通貨」とされる円の支えとなっている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/05 14:09
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東証後場寄り 下げ幅拡大 ソフトバンクGが一段安
5日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を広げている。前日比230円程度安い2万9500円台後半で推移している。日本時間5日の取引で米長期金利が上昇しており、相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のグロース(成長)株に売りがでやすくなっているとの声が聞かれた。 東証株価指数(TOPIX)のグロース(成長)指数は0.6%安前後で推移している。前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約160億円成立した。 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆7487億円、売買高は7億4798万株だった。 ソフトバンクグループは下げ幅を拡大。昭電工や神戸鋼も売られている。一方、KDDIは上げ幅を広げた。日立や日ハムも買われている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/05 13:02
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外為12時 円、上昇 113円台後半 対英ポンドは大幅高
5日午前の東京外国為替市場で円相場は上昇した。12時時点は1ドル=113円70~71銭と前日17時時点と比べて51銭の円高・ドル安だった。英イングランド銀行(中央銀行)は4日、政策金利を年0.10%で据え置くと決めた。市場の一部では利上げ観測が出ていたため、発表を受けて英国や米国の債券市場で国債利回りが低下。欧米の主要通貨に対して円を買う動きが優勢だった。 5日の東京市場で日経平均株価が200円あまり下落し、投資家が運用リスクを取りづらくなるとの見方も「低リスク通貨」とされる円の買いを誘った。円は一時113円台半ばまで上昇した。 円は英ポンドに対して大幅に上昇している。12時時点は1ポンド=153円34~37銭と、前日17時時点と比べて2円64銭の円高・ポンド安だった。英中銀による利上げ見送りを受けて英国債の利回りが大きく低下し、円買い・ポンド売りが広がった。 円は対ユーロで上昇した。12時時点は1ユーロ=131円23~25銭と、同93銭の円高・ユーロ安だった。欧州主要国の国債利回りも軒並み低下し、円買い・ユーロ売りが優勢だった。 ユーロは対ドルで下落した。12時時点は1ユーロ=1.1542ドル近辺と同0.0029ドルのユーロ安・ドル高だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/05 12:26
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東証前引け 反落、利益確定売り 半導体関連には買い
5日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、午前の終値は前日比200円76銭(0.67%)安の2万9593円61銭だった。日経平均は今週に入ってから前日までに900円ほど上昇していたため、主力銘柄には利益確定の売りが優勢だった。5日午前のアジア株式市場で香港や上海の指数が軟調に推移したことも重荷となった。 5日は週末を控えていることもあって、持ち高調整の売りが出やすかった。前日に発表した決算が市場の期待に届かなかったとの受け止めがあったテルモとダイキンは大きく下げ、2銘柄で日経平均を66円ほど押し下げた。 朝方は日経平均が高く始まった。前日の米株式市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が3%超上昇したのが支えだった。東京市場でも半導体関連の一角に買いが集まり、東エレクは上場来高値を更新した。 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに反落した。 前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆5627億円、売買高は6億5748万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1704と、全体の8割弱を占めた。値上がりは422、変わらずは55だった。 ソフトバンクグループとエムスリーは下落。東海カやニコンの下げも大きかった。一方、ファストリやコナミHDは上昇。花王や味の素も買われた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/05 11:55
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新興株前引け マザーズとジャスダック反落、フォトシンスが初値
5日午前の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は反落した。前引けは前日比1.15ポイント(0.10%)安い1142.29だった。前日まで3日続伸していたため、主力銘柄の一角に利益確定の売りが出た。日本時間夜に10月の米雇用統計の発表を控えており、持ち高調整を目的とした売りも出た。 2021年1~9月期決算が最終赤字だったBASEが売られた。GWが下落した。一方、フロンテオや日本電解は上昇した。 5日にマザーズ市場に新規上場したフォトシンスは公開価格(1500円)を90円(6%)下回る1410円で初値を付けた。 日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日比6円61銭(0.16%)安い4009円19銭となった。ジャスダック市場の売買代金は概算で301億円、売買高は3488万株。 Mipoxが下げ、オルアバウトが制限値幅の下限(ストップ安水準)まで売られた。半面、シーズメンやフェローテクは上昇した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/05 11:45
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外為10時 円、上げ幅拡大 113円台後半 中値は「偏りなし」の声
5日午前の東京外国為替市場で、円相場は上げ幅を拡大している。10時時点は1ドル=113円69~70銭と前日17時時点と比べて52銭の円高・ドル安だった。5日午前の日経平均株価が軟調に推移し、「低リスク通貨」とされる円の買いを誘った。 きょうは事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとおび)」にあたる。10時前の中値決済に向けた実需勢の取引が注目されたが、「ドル需給に目立った偏りはなかった」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。 円は対ユーロでも上げ幅を拡大している。10時時点では1ユーロ=131円34~35銭と、同82銭の円高・ユーロ安だった。日本の株安を受け、対ユーロでも円を買う動きが強まった。 ユーロは対ドルでは安値圏で小動き。10時時点では1ユーロ=1.1552ドル近辺と同0.0019ドルのユーロ安・ドル高だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/05 10:16
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東証10時 下げ幅広げ一時200円安 海運の下げ目立つ
5日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を広げ、前日比160円ほど安い2万9600円台前半で推移している。利益確定の売りが断続的に出ている。短期筋による日経平均先物への売りも出て指数を押し下げ、下げ幅が200円を超える場面があった。 ピクテ投信投資顧問の松元浩グローバル資産運用部長は「主要企業の決算発表を受けて、投資家心理自体は改善しており、底堅い展開が続く」とみていた。 10時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆211億円、売買高は4億3673万株だった。 郵船などの海運株の下げが目立つ。ニコンや東海カも売られている。一方、味の素や高島屋、三井不が上昇している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/05 10:15
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東証寄り付き 朝高後に下げに転じる SUMCOが大幅高
5日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は朝高後に下落し、前日に比べ120円程度安い2万9600円台後半で推移している。前日の米ハイテク株高を受けて、東京市場でも値がさの半導体関連の一部に買いが入っている。半面、日経平均は今週に入ってから前日まで900円あまり上がったあとで利益確定の売りが出ており、指数を下押ししている。 前日に米長期金利が低下しており、利ざやが悪化するとの見方から銀行株の下げが目立つ。円相場が円高・ドル安方向に進んだこともあって、「輸出関連銘柄に積極的な買いが入りにくいことは日経平均の重荷として意識されている」(みずほ証券の中村克彦マーケットストラテジスト)との見方があった。 一方、前日の米株式市場では主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3%超上昇した。この流れを受け、東エレクやアドテストといった半導体関連銘柄の一部は買われている。 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はそろって反落している。 前日に決算を発表したSUMCOは大幅高。コナミHDや信越化も上げている。一方、テルモやダイキンは下落している。ソフトバンクグループも売られている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/05 09:31
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外為8時30分 円、上昇し113円台後半 日米金利差の縮小で
5日早朝の東京外国為替市場で、円相場は上昇している。8時30分時点は1ドル=113円83~84銭と前日17時時点と比べて38銭の円高・ドル安だった。英イングランド銀行(中央銀行)は4日、政策金利を年0.10%で据え置くと決めた。市場の一部では利上げ観測が出ていたため、発表を受けて英国や米国の債券市場で国債利回りが低下。日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢となった。 円は対ユーロでも上昇している。8時30分時点は1ユーロ=131円49~51銭と、同67銭の円高・ユーロ安だった。 ユーロの対ドル相場は下落している。8時30分時点は1ユーロ=1.1551~52ドルと同0.0020ドルのユーロ安・ドル高だった。英中銀による利上げ見送りを受けてポンド安・ドル高が進み、ユーロ売り・ドル買いに波及した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/05 08:45
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外為17時 円、反落し114円台前半 日米金利差の拡大で 対ユーロも安い
4日の東京外国為替市場で円相場は反落した。17時時点は1ドル=114円20~21銭と、休日前2日の同時点に比べ55銭の円安・ドル高だった。3日まで開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、11月の量的金融緩和の縮小(テーパリング)開始が決まった。一方、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は早期の利上げ観測をけん制し、米景気の先行きに対する安心感が広がった。日米の株式相場や米長期金利が上昇し、リスク選好や日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが終日優勢だった。 3日発表の10月のADP全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数が市場予想を上回って増加した。米景気への期待から米長期金利が上昇したのも円売り・ドル買いの材料となった。 9~17時の円の安値は114円28銭近辺、高値は114円04銭近辺で、値幅は24銭程度だった。 円は対ユーロで3営業日ぶりに反落した。17時時点は1ユーロ=132円10~12銭と、休日前2日の17時時点に比べ16銭の円安・ユーロ高だった。 ユーロは対ドルで反落した。17時時点は1ユーロ=1.1567~68ドルと、同0.0042ドルのユーロ安・ドル高だった。米国に比べ欧州中央銀行(ECB)の金融政策の正常化が遅れるとの見方から、ユーロ売りが広がった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/04 17:15
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東証大引け 反発、1カ月ぶり高値 個別銘柄を選別物色
4日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前営業日比273円47銭(0.93%)高の2万9794円37銭と、9月28日以来約1カ月ぶりの高値で終えた。早期の利上げなど米国の金融政策に対する不透明感が後退し、東京市場で買い安心感が広がった。日経平均は朝方に350円超高となる場面があったが、上昇一服後は伸び悩んだ。主要企業の決算発表を控え様子見姿勢があったほか、高値では利益確定の売りが出た。 3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が利上げに慎重な見方を維持した。東京市場では10月31日の衆院選やFOMCを前に持ち高を調整する姿勢が強まっていたが、イベントを無事に通過したことで朝方から買いが優勢だった。 もっとも買い一巡後は伸び悩んだ。きょうの取引時間中に主要企業の決算発表があり、積極的に上値を追うムードが出にくかった。市場では「日経平均が3万円に近づくと、国内の機関投資家を中心に利益確定などの売りが出やすい」(三井住友トラスト・アセットマネジメントの上野裕之チーフストラテジスト)との声も聞かれた。 取引時間中に発表された企業決算に絡んだ売買など、個別銘柄への選別色が強かった。きょう昼休みに決算を発表した郵船は年間配当計画を上方修正したものの、物足りないとの見方などから後場に急落した。2022年3月期の連結営業利益(国際会計基準)を上方修正したトヨタは株式分割考慮後の上場来高値を更新した。 JPX日経インデックス400は反発した。東証株価指数(TOPIX)も反発し、終値は23.89ポイント(1.18%)高の2055.56と9月28日以来約1カ月ぶりの高値となった。 東証1部の売買代金は概算で3兆6854億円。売買高は14億8277万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1571と、全体の約7割を占めた。値下がりは551、変わらずは61銘柄だった。 ZHDや富士フイルム、東レが上昇。スクリンや東エレクなど半導体関連銘柄も高かった。一方、海運大手3社は下落。三井E&Sやコニカミノル、ヤマハの下げも目立った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/04 15:22
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新興株4日 マザーズ、ジャスダックとも3日続伸 IT関連の一角に買い
4日の新興企業向け株式市場で、東証マザーズ指数は3日続伸した。終値は前営業日比4.86ポイント(0.43%)高い1143.44だった。前日の米ハイテク株高を受け、国内の新興市場でもIT(情報技術)関連株の一角に買いが入った。 もっとも、マザーズ指数は午後に上げ幅を縮小した。市場では「新興市場ではこれから決算が発表される銘柄も多く、業績に不透明感のある銘柄は物色されにくかった」(国内証券の投資情報担当者)との声が聞かれた。メルカリやデジタリフト、JTOWERが上昇した。半面、アスタリスクやフロンテオ、日本電解が下落した。 日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前営業日比12円78銭(0.32%)高い4015円80銭だった。ジャスダック市場の売買代金は概算で531億円、売買高は6934万株だった。東洋合成や東映アニメ、ワークマンが上昇した。半面、フェローテクやウエストHD、セプテニHDは下落した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/04 15:16
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外為14時 円、安値圏で小動き 114円台前半
4日午後の東京外国為替市場で円相場はきょうこれまでの安値圏で小動きとなっている。14時時点は休日前2日の17時時点に比べ52銭の円安・ドル高の1ドル=114円17~18銭だった。3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の日米の株高や米長期金利の上昇を材料視した円売り・ドル買いは一巡した。利上げ観測が出ている英中央銀行が金融政策委員会の結果を4日に発表することもあり、持ち高を積極的に傾ける動きは限られている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/04 14:19
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東証14時 2万9700円台で伸び悩み トヨタは高値更新後に下げる場面も
4日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は伸び悩み、前営業日比220円ほど高い2万9700円台前半で推移している。上げ幅は一時200円を下回り、きょうの安値を付けた。主要企業の決算発表が相次ぎ、個別銘柄への物色が鮮明となっている。 4日午後に2022年3月期業績予想を上方修正したトヨタは株式分割考慮後の上場来高値を更新した。その後は下落する場面もあるなど売買が交錯している。市場では「今後の生産状況や他の自動車会社の業績を確認したいという投資家も多いだろう」(国内証券)との声が聞かれた。 14時現在の東証1部の売買代金は概算で2兆5563億円、売買高は10億824万株だった。 住友商は一段高。日立造や富士電機、太陽誘電が高い。一方、ファストリが下落に転じた。コニカミノルやヤマハ、花王が安い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/04 14:09
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東証後場寄り 上げ幅やや縮小 海運株が下落に転じる
4日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は上げ幅をやや縮小し、前営業日比210円程度安い2万9700円台前半で推移している。引き続き半導体関連や自動車部品メーカーに買いが入って相場を支えている。半面、海運株は下落に転じるなど決算内容を材料にした売買が活発となっている。 昼休み時間中に2021年4~9月期決算を発表した郵船と川崎汽は、いずれも22年3月期(今期)の連結純利益予想を上方修正した。だが、業績拡大への期待から株価が先行する形で上昇していたこともあって後場に入り、売りが優勢となっている。 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約148億円成立した。 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆9672億円、売買高は7億9426万株だった。 ジェイテクトが上げ幅を拡大。キーエンスや東レも高い。一方、双日やリコー、INPEXが下落している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/04 12:57
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外為12時 円、下落 114円台前半 対ユーロも安い
4日午前の東京外国為替市場で円相場は下落した。12時時点は休日前2日の17時時点に比べ51銭の円安・ドル高の1ドル=114円16銭近辺だった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が3日の記者会見で、早期利上げ観測をけん制した。米景気への楽観が広がって日米の株式相場や米長期金利が上昇し、投資家のリスク選好や日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが優勢だった。 FRBは3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和の縮小(テーパリング)の開始を決めた。ただ、パウエル議長は会見で「利上げの判断にはより厳しい条件の達成が必要だ」とも述べ、早期利上げは否定した。FRBが利上げに慎重な姿勢を示したと受け止められ、同日の米株式市場ではダウ工業株30種平均など主要指標が過去最高を更新。4日の日経平均株価も上昇し、投資家心理が改善したとの見方から「低リスク通貨」とされる円が売られた。 3日発表の10月のADP全米雇用リポートでは非農業部門の雇用者数が市場予想を上回って増加した。米景気が底堅いとの見方が広がり、同日の米長期金利が前日比0.05%高い1.60%で終えたことも円売り・ドル買いを促した。中値決済に向けて輸入企業による円売り・ドル買いが増えたとの見方も円相場の重荷だった。9~12時の円の安値は114円24銭近辺、高値は114円04銭近辺で、値幅は20銭程度だった。 円は対ユーロでも下落した。12時時点は同54銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=132円48~49銭だった。 ユーロは対ドルで小幅に下落した。12時時点は同0.0005ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1604~05ドルだった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/04 12:29
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東証前引け 反発、FOMC通過で買い安心感 半導体関連が高い
4日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前営業日比271円57銭(0.92%)高の2万9792円47銭で終えた。3日まで開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)が利上げに慎重な見方を維持したことで、東京市場でも買い安心感が広がった。 FOMCは量的金融緩和の縮小(テーパリング)の11月開始を決めたが、市場では予想通りとの見方が多かった。FRBが早期の利上げ観測をけん制する姿勢を示したことで、「イベントが無事に通過し、先行きの懸念が後退した」(国内証券)と投資家心理にプラスに働いた。 前日の米株式市場でのハイテク株高を受けて半導体関連銘柄の上昇が目立った。好決算を発表した銘柄にも買いが入ったほか、政府による政策期待が根強く、空運や百貨店の一角が買われた。 日経平均は朝方に一時350円超上昇したが、その後は伸び悩んで上げ幅を縮めた。きょう午後のトヨタなどの決算発表を前に積極的な買いを控えるムードもあった。 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はいずれも反発した。 前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆7287億円、売買高は6億9194万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1480と、全体の約7割を占めた。値下がりは615、変わらずは87銘柄だった。 ZHDやミネベア、富士フイルムは上昇。スクリンや高島屋も高い。一方、三井E&Sやコニカミノル、ヤマハの下落が目立った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/04 11:48
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新興株前引け マザーズ、ジャスダックとも続伸 メルカリは上場来高値
4日午前の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前営業日比13.65ポイント(1.20%)高い1152.23だった。3日の米株式市場でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が上昇した流れを引き継ぎ、国内の新興市場でもIT(情報技術)系の銘柄に買いが入った。 メルカリは上場来高値を更新した。JTOWERやエネチェンジが上昇した。一方で、アスタリスクやフロンテオ、シャノンは下落した。 日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前営業日比8円57銭(0.21%)高い4011円59銭となった。ジャスダック市場の売買代金は概算で288億円、売買高は4369万株。ケイブやMipox、ワークマンが上昇した。半面、ウエストHDやセプテニHD、出前館は下落した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/04 11:44
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外為10時 円、下げ幅拡大 114円台前半 中値「ドル不足」の声
4日午前の東京外国為替市場で円相場は下げ幅を広げている。10時時点は1ドル=114円12~13銭と、休日前2日の17時時点から47銭の円安・ドル高だった。10時前の中値決済に向けては「ドル不足」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。国内輸入企業による円売り・ドル買いが増え、円相場を下押しした。 3日の米株式相場ではダウ工業株30種平均など主要指標が過去最高を更新し、4日午前の日経平均株価も上昇している。投資家心理の改善を受けて「低リスク通貨」とされる円には売りが優勢となっている。 円は対ユーロでも下げ幅を広げた。10時時点は同57銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=132円51~53銭だった。ユーロは対ドルで小動き。10時時点は同0.0002ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1611~12ドルだった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/04 10:19
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東証10時 上昇一服 トヨタなど決算発表控え様子見
4日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上昇が一服し、前営業日比290円ほど高い2万9800円台前半で推移している。衆院選や米連邦公開市場委員会(FOMC)といった市場が警戒していたイベントを通過し、目先の不透明感が払拭された。半導体関連や電子部品などを中心に買われている。 市場では「パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が早期利上げをけん制する姿勢を示したことで、投資家の上値追いを後押しした」(国内証券)との見方があった。ただ、前場後にトヨタや海運大手の決算発表を控え様子見姿勢もあり、一段の上値を追う動きにはなっていない。 10時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1048億円、売買高は4億5158万株だった。 スクリンやアルプスアルが上昇。横河電や富士フイルムも高い。一方、三井E&Sやヤマハが大幅安。ネクソンや大日本住友が安い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/04 10:15
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東証寄り付き 反発し300円超高 米株高支え、半導体関連に買い
4日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反発して始まり、前営業日に比べ310円ほど高い2万9800円台前半で推移している。前日の米株式市場で主要3指数がそろって最高値を更新した流れを受けて、東京市場でも幅広い銘柄に買いが先行している。 米連邦準備理事会(FRB)が3日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)では、量的金融緩和の縮小(テーパリング)を11月から始めると決めた。もっとも、パウエル議長がFOMC後の会見で利上げに対して慎重な見方を繰り返すなど、急速な金融引き締めに対する警戒感が和らいだ。市場ではイベントを通過した安心感が広がり、投資家のリスクをとる動きが強まっている。 前日の米市場では主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が1%超上昇した。半導体の米クアルコムの好決算も追い風となり、東京市場でも半導体関連銘柄に買いが入っている。2日の決算発表で2022年3月期に大幅な業績改善を見込むと発表した日本製鉄など、好業績銘柄への買いも目立つ。 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発している。 東エレクやスクリンが上昇。ZHDとミネベアも高い。一方、主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の減産報道があった任天堂は下落。コニカミノルが大幅安。花王や住友電が安い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/04 09:21
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外為8時30分 円、下落 114円ちょうど付近 投資家心理改善が重荷
4日早朝の東京外国為替市場で円相場は下落している。8時30分時点は休日前2日の17時時点に比べ36銭の円安・ドル高の1ドル=114円01~02銭をつけた。米連邦準備理事会(FRB)は3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的金融緩和の縮小(テーパリング)の開始を決定した。金融緩和策を続ける日銀との政策の違いが意識され、円相場の重荷となっている。3日の米株高もリスク選好の円売りを促している。 3日のFOMCの結果とパウエルFRB議長の記者会見を受け、米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが増えている。3日発表の10月のADP全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数が市場予想を上回り、米景気が底堅いとの見方が広がったのも円相場を下押しした。 3日の米株式市場ではダウ工業株30種平均、ナスダック総合株価指数、S&P500種株価指数がいずれも過去最高を更新した。投資家が運用リスクをとりやすくなるとの見方から「低リスク通貨」とされる円には売りが優勢となっている。 円は対ユーロでも下落している。8時30分時点は同45銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=132円39~41銭だった。ユーロは対ドルで小動き。8時30分時点は同0.0003ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1612~13ドルだった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/04 08:58
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外為17時 円、反発 113円台後半 対ユーロは続伸
2日の東京外国為替市場で円相場は反発した。17時時点は1ドル=113円64~65銭と、前日の同時点に比べ78銭の円高・ドル安だった。前日に急伸した日経平均株価は、その反動から2日は軟調に推移した。「低リスク通貨」とされる円にはリスク回避の買いが入った。このところ円は対ドルで下落基調にあり、日本時間4日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が明らかになるのを控え、持ち高調整の円買いも入りやすかった。 日本時間2日の取引で米金利は軟調に推移した。日米金利差の縮小が意識されたことも円買いにつながった。オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)は2日に理事会を開いた。理事会後の声明が、市場では「早期の利上げには慎重」と受け止められた。外国為替市場で豪ドル売り・円買いにつながったことも、対ドルでの円の上昇を促した。 ただ、円の上値は限られた。10時前の中値決済に向け、市場では「ややドル不足だった」(国内銀行)との声が聞かれた。国内輸入企業による円売り・ドル買いが活発だったとみられ、円相場の上値を抑えた。 9~17時の円の高値は113円58銭近辺、安値は114円13銭近辺で、値幅は55銭程度だった。 円は対ユーロで続伸した。17時時点は1ユーロ=131円94~95銭と、同37銭の円高・ユーロ安だった。 ユーロは対ドルで反発した。17時時点は1ユーロ=1.1610ドル近辺と、同0.0047ドルのユーロ高・ドル安だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/02 17:36
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新興株2日 マザーズとジャスダック続伸、好材料銘柄を物色
2日の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比7.49ポイント(0.66%)高い1138.58だった。好材料が出た銘柄を中心に物色された。値動きの軽さに着目した個人投資家の買いも入った。 倉庫のマッチング会社と業務提携すると発表したリベロが買われた。シャノンは制限値幅の上限(ストップ高水準)で配分された。一方、GWやアイドマHDが下落した。 日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比4円27銭(0.11%)高い4003円02銭だった。ジャスダック市場の売買代金は概算508億円、売買高は8063万株だった。 田中化研やマクドナルドが上昇した。半面、フェローテクやウエストHDは下落した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/02 15:43
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東証大引け 3日ぶり反落、FOMC前に持ち高調整 好決算銘柄には買い
2日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、前日に比べ126円18銭(0.43%)安の2万9520円90銭で終えた。日本時間4日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えている。公表後の株価変動リスクを避けるために持ち高を調整する売りが出た。前日に日経平均が700円超上げていたことも戻り売りを促した。 もっとも、好決算銘柄などに買いが入り、日経平均は2万9600円近くまで下げ渋る場面があった。岸田文雄政権が今後打ち出す経済対策や新型コロナウイルス禍からの経済正常化への期待感が根強く、日本株を売り急ぐ動きは乏しかった。 前日に今期業績見通しを上方修正したTDKと京セラが大幅高となり、2銘柄で日経平均を約63円押し上げた。きょう決算を発表した商社株では、三井物と双日が下げる一方、丸紅は高く終えた。 JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに下落した。TOPIXは13.05ポイント(0.64%)安の2031.67で終えた。 東証1部の売買代金は概算で2兆7777億円、売買高は11億8356万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1585、値上がりは538、変わらずは60だった。 1~9月期が最終減益だった協和キリンが大幅安。KDDI、ダイキン、テルモ、オリンパスが下げた。一方、ネクソンが大幅高。リクルート、富士フイルム、エーザイが上げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/02 15:22
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外為14時 円、113円台半ばに上げ拡大 対豪ドルで円高進行
2日午後の東京外国為替市場で、円相場は上げ幅を拡大している。14時時点では1ドル=113円68~69銭と前日17時時点と比べて74銭の円高・ドル安だった。一時は113円60銭近辺まで買われた。オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)が2日、残存期間3年程度の国債利回りの誘導目標を撤廃すると決めた。だが、豪州では発表後に中期債の利回りが低下。対豪ドルで一段と円高が進み、対米ドルでも円買いが増えた。 豪中銀は2日開いた理事会で、2024年4月に償還を迎える国債利回りの誘導目標を撤廃すると発表した。しかし、政策金利は0.1%で据え置いたほか、利上げ時期の前倒しにも慎重な姿勢を示した。日本時間2日の取引で豪州や米国などの金利が低下し、円には買いの勢いが増した。 豪ドルは対円で下げ幅を広げている。14時時点では1豪ドル=85円20~23銭と前日17時時点と比べて49銭の豪ドル安・円高だった。13時半すぎには85円10銭近辺まで売られる場面があった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/02 14:17
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東証14時 再び2万9500円下回る FOMC前に持ち高調整売り
2日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価はじり安。前日に比べ180円程度安い2万9400円台後半と、きょうの安値圏で推移している。日本時間4日未明の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を前に買い手控えムードが広がっている。FOMC後の株価急変に備え、株式の持ち高を減らす動きも出やすいようだ。外国為替市場で円相場が1ドル=113円台半ばと、円高・ドル安が一段と進んだことも、日経平均を下押ししている。 午後の取引時間中に決算を発表した王子HDと三菱ケミHDはいずれもさえない動きとなっている。 14時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆9008億円、売買高は8億2279万株だった。 ダイキン、KDDI、テルモ、オリンパスが安い。一方、TDK、京セラ、富士フイルム、リクルートが高い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/02 14:10
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東証後場寄り やや下げ幅広げ、2万9500円台前半 双日が急落
2日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価はやや下げ幅を広げている。前日に比べ120円程度安い2万9500円台前半で推移している。昼休み時間中に日経平均先物が水準を切り下げ、さや寄せしている。日本時間2日の取引で米株価指数先物が下落しており、日本株の重荷になっている。 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約458億円成立した。 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆5382億円、売買高は6億6470万株だった。 12時30分に4~9月期決算を発表した双日が急落。引き続き協和キリン、日立造の下げが目立っている。ジェイテクト、NTNが安い。一方、午前に決算を発表した丸紅は買われている。ZHD、三井物、キヤノンが高い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/02 12:53
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外為12時 円、113円台後半に上昇 FOMC前に持ち高調整の買いも
2日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇した。12時時点は1ドル=113円94~95銭と前日17時時点と比べて48銭の円高・ドル安だった。前日に急伸した反動から2日は日経平均株価が軟調に推移し、「低リスク通貨」とされる円には買いが入った。米経済指標の改善一服に加え、2~3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に持ち高調整の動きが広がったのも円相場を支えた。 円は一時113円92銭近辺まで上げ幅を広げた。米国で1日発表された9月の米建設支出は市場予想に反して減少し、10月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数では「新規受注」など主要項目が前月から大きく低下。米景気の先行き不透明感から円買い・ドル売りが入った。FOMCの結果が公表される3日は日本が祝日とあって持ち高調整の円買い・ドル売りも増えた。 円は伸び悩む場面もあった。10時前の中値決済に向け、市場では「ややドル不足だった」(国内銀行)との声が聞かれた。国内輸入企業による円売り・ドル買いが活発だったとみられ、円相場の上値を抑えた。米金利の先高観が根強いのも円相場の重荷となった。9~12時の円の安値は114円13銭近辺で、値幅は21銭程度だった。 円は対ユーロでも上昇した。12時時点は1ユーロ=132円16~17銭と、同15銭の円高・ユーロ安だった。欧州中央銀行(ECB)が早期の利上げに動くとの見方が根強く円売り・ユーロ買いが先行したが、日本や中国・上海などの株式相場が下落したのを受けて対ユーロでも円買いが入った。 ユーロは対ドルで上昇し、12時時点は1ユーロ=1.1598~99ドルと同0.0035ドルのユーロ高・ドル安だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/11/02 12:21