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外為14時 円、113円台半ばに上げ拡大 対豪ドルで円高進行

配信日時:2021/11/02 14:17 配信元:QUICK
 2日午後の東京外国為替市場で、円相場は上げ幅を拡大している。14時時点では1ドル=113円68~69銭と前日17時時点と比べて74銭の円高・ドル安だった。一時は113円60銭近辺まで買われた。オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)が2日、残存期間3年程度の国債利回りの誘導目標を撤廃すると決めた。だが、豪州では発表後に中期債の利回りが低下。対豪ドルで一段と円高が進み、対米ドルでも円買いが増えた。

 豪中銀は2日開いた理事会で、2024年4月に償還を迎える国債利回りの誘導目標を撤廃すると発表した。しかし、政策金利は0.1%で据え置いたほか、利上げ時期の前倒しにも慎重な姿勢を示した。日本時間2日の取引で豪州や米国などの金利が低下し、円には買いの勢いが増した。

 豪ドルは対円で下げ幅を広げている。14時時点では1豪ドル=85円20~23銭と前日17時時点と比べて49銭の豪ドル安・円高だった。13時半すぎには85円10銭近辺まで売られる場面があった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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