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外為17時 円、反落し114円台前半 日米金利差の拡大で 対ユーロも安い

配信日時:2021/11/04 17:15 配信元:QUICK
 4日の東京外国為替市場で円相場は反落した。17時時点は1ドル=114円20~21銭と、休日前2日の同時点に比べ55銭の円安・ドル高だった。3日まで開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、11月の量的金融緩和の縮小(テーパリング)開始が決まった。一方、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は早期の利上げ観測をけん制し、米景気の先行きに対する安心感が広がった。日米の株式相場や米長期金利が上昇し、リスク選好や日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが終日優勢だった。

 3日発表の10月のADP全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数が市場予想を上回って増加した。米景気への期待から米長期金利が上昇したのも円売り・ドル買いの材料となった。

 9~17時の円の安値は114円28銭近辺、高値は114円04銭近辺で、値幅は24銭程度だった。

 円は対ユーロで3営業日ぶりに反落した。17時時点は1ユーロ=132円10~12銭と、休日前2日の17時時点に比べ16銭の円安・ユーロ高だった。

 ユーロは対ドルで反落した。17時時点は1ユーロ=1.1567~68ドルと、同0.0042ドルのユーロ安・ドル高だった。米国に比べ欧州中央銀行(ECB)の金融政策の正常化が遅れるとの見方から、ユーロ売りが広がった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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