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東証寄り付き 朝高後に下げに転じる SUMCOが大幅高

配信日時:2021/11/05 09:31 配信元:QUICK
 5日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は朝高後に下落し、前日に比べ120円程度安い2万9600円台後半で推移している。前日の米ハイテク株高を受けて、東京市場でも値がさの半導体関連の一部に買いが入っている。半面、日経平均は今週に入ってから前日まで900円あまり上がったあとで利益確定の売りが出ており、指数を下押ししている。

 前日に米長期金利が低下しており、利ざやが悪化するとの見方から銀行株の下げが目立つ。円相場が円高・ドル安方向に進んだこともあって、「輸出関連銘柄に積極的な買いが入りにくいことは日経平均の重荷として意識されている」(みずほ証券の中村克彦マーケットストラテジスト)との見方があった。

 一方、前日の米株式市場では主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3%超上昇した。この流れを受け、東エレクやアドテストといった半導体関連銘柄の一部は買われている。

 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はそろって反落している。

 前日に決算を発表したSUMCOは大幅高。コナミHDや信越化も上げている。一方、テルモやダイキンは下落している。ソフトバンクグループも売られている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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