注目トピックス 外国株ニュース一覧
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続伸、企業の配当計画などを好感
【ブラジル】ボベスパ指数 108737.75 -0.87%26日のブラジル株式市場は6日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比959.82ポイント(-0.87%)安の108737.75で取引を終了した。109755.23から108308.77まで下落した。小幅高で寄り付いた後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。連日の上昇で高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が高まった。また、欧米市場がクリスマス休暇で休場となったため、積極的な買いも手控えられた。一方、指数の下値は限定的。中国経済の再開期待などが支援材料となった。【ロシア】MICEX指数 2139.21 +0.72%26日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比15.19ポイント高(+0.72%)の2139.21で取引を終了した。2126.40から2139.78まで上昇した。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。企業の配当計画の発表や好業績予想が好感されたもようだ。また、中国経済の再開期待なども引き続き支援材料。一方、欧米市場がクリスマス休暇で休場となったため、閑散取引が続いた。【インド】SENSEX指数 60566.42 +1.21%26日のインドSENSEX指数は5日ぶりに反発。前日比721.13ポイント高(+1.21%)の60566.42、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同207.80ポイント高(+1.17%)の18014.60で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。海外市場の上昇が好感され、インド株にも買いが広がった。また、連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きも活発になった。ほかに、2022年度の欧州連合(EU)向けの医薬品輸出額が過去最高を記録するとの見通しが関連銘柄の物色手掛かりとなった。【中国本土】上海総合指数 3065.56 +0.65%週明け26日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比19.69ポイント高(+0.65%)の3065.56ポイントと8日ぶりに反発した。自律反発狙いの買いが先行。上海総合指数は先週末まで7日続落し、連日で約1カ月半ぶりの安値水準を更新していた。もっとも、上値は重い。国内各地で新型コロナウイルスの感染爆発が伝えられる中、経済活動の混乱が引き続き危ぐされた。
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2022/12/27 10:13
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は5日続伸、インフレ率の低下を好感
【ブラジル】ボベスパ指数 109697.57 +2.00%26日のブラジル株式市場は5日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2146.05ポイント(+2.00%)高の109697.57で取引を終了した。107551.70から109994.23まで上昇した。小幅高で寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。インフレ率の低下が好感され、追加の金融引き締め懸念が後退した。また、原油価格の上昇なども資源セクターの物色手掛かり。このほか、米株高などが買い安心感を与えた。【ロシア】MICEX指数 2124.02 +0.05%23日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMOEX指数は前日比1.11ポイント高(+0.05%)の2124.02で取引を終了した。2110.59から2128.27まで上昇した。軟調な展開が続いた後は終盤は買い戻された。原油価格の上昇が支援材料となった。ロシア政府は原油の減産に踏み切ると発言。一方、指数の上値は重い。ウクライナ情勢をめぐる欧米との対立が緩和されていないことが引き続き警戒された。【インド】SENSEX指数 59845.29 -1.61%23日のインドSENSEX指数は4日続落。前日比980.93ポイント安(-1.61%)の59845.29、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同320.55ポイント安(-1.77%)の17806.80で取引を終えた。売りが先行した後は下げ幅を拡大させた。米金融引き締めの長期化懸念が嫌気された。また、中国での新型コロナウイルス感染の急増なども世界の経済活動の回復遅れ懸念を強めた。国内では、足元での景気低迷が続いていることが引き続き嫌気された。【中国本土】上海総合指数 3045.87 -0.28%23日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.56ポイント安(-0.28%)の3045.87ポイントと7日続落した。11月10日以来、約1カ月半ぶりの安値を付けている。前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。前日の終値付近でもみ合う展開だった。国内各地で新型コロナウイルスの感染爆発が発生する中、経済活動の混乱も危惧された。上海や北京など主要都市で人流が減少し、一部の商業施設や工場などは時間短縮や休業を余儀なくされている。ただ、大きく売り込む動きはみられない。指数はこのところの下げが急ピッチだったこともあり、値ごろ感に着目した買いも散見される。
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2022/12/26 10:35
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は6日続落、新型コロナウイルス感染拡大が投資家心理の重し
【ブラジル】ボベスパ指数 107551.52 +0.11%22日のブラジル株式市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比118.38ポイン高(+0.11%)の107551.52で取引を終了した。106509.70から108382.66まで上昇した。後半はマイナス圏に転落する場面もあったが、終盤は買い戻された。ルラ新政権の予算案が下院で通過したことを受け、景気対策への期待が高まった。また、通過レアル高の進行もブラジル株の支援材料。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。また、米金融引き締めの長期化懸念も嫌気された。【ロシア】MICEX指数 2122.91 +0.32%22日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比6.78ポイント高(+0.32%)の2122.91で取引を終了した。2114.91から2134.48まで上昇した。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。通貨ルーブルが対米ドルで急反発したことがロシア株の支援材料。また、取引時間内に原油価格が上昇したことも資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、足元での景気低迷や欧米金融引き締めの長期化懸念が引き続き圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 60826.22 -0.39%22日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比241.02ポイント安(-0.39%)の60826.22、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同71.75ポイント安(-0.39%)の18127.35で取引を終えた。買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。インド準備銀行(中央銀行)のタカ派発言を受け、追加の利上げ懸念が高まった。また、中国での新型コロナウイルス新規感染の急増なども圧迫材料。このほか、足元での景気低迷などが引き続き警戒された。【中国本土】上海総合指数 3054.43 -0.46%22日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.98ポイント安(-0.46%)の3054.43ポイントと6日続落した。約1カ月半ぶりの安値水準を切り下げている。新型コロナウイルス感染拡大が投資家心理の重し。感染者が急増した上海市などでは、医療体制と医薬品がひっ迫し、従業員の感染で休業を余儀なくされる企業が相次ぐ状況だ。また、中国本土の機関投資家(銀行、投信会社など)に欠勤者が急増し、株式、為替などの各金融市場では商いが細っているという。リオープン(経済再開)が進んでいる点はプラスとなるものの、その半面、感染者増の悪影響も指摘されている。中国経済対策の期待感が根強い中、指数は小高く推移していたが、引けにかけてマイナスに転じた。
<FA>
2022/12/23 09:56
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、世界景気の先行き不安や欧米金融引き締めの長期化観測
【ブラジル】ボベスパ指数 107433.14 +0.53%21日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比569.03ポイン高(+0.53%)の107433.14で取引を終了した。106065.73から107991.07まで上昇した。小幅高で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。ルラ新政権の予算案が下院で通過したことが好感されたもようだ。現地メディアによると、連邦議会下院は総額320億米ドル(約4兆2240億円)に上るルラ新政権の予算を承認したという。また、米景気先行き不安の後退も支援材料となった。ほかに、通貨レアル高の進行がブラジル株のサポート材料となった。【ロシア】MICEX指数 2116.13 -0.15%21日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比3.24ポイント安(-0.15%)の2116.13で取引を終了した。2139.49から2102.24まで下落した。プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。通貨ルーブル安の進行が圧迫材料となり、ロシア株の売りが継続。また、欧米の金利高なども警戒された。一方、指数の下値は限定的。米景気不安の後退などが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 61067.24 -1.03%21日のインドSENSEX指数は続落。前日比635.05ポイント安(-1.03%)の61067.24、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同186.20ポイント安(-1.01%)の18199.10で取引を終えた。買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。世界景気の先行き不安や欧米金融引き締めの長期化観測などが指数を圧迫。また、2022年度下半期の電力需要が減少するとの観測も経済活動の伸び鈍化懸念を強めた。このほか、外国人投資家(FII)が売り越しに転じたことが指数の足かせとなった。【中国本土】上海総合指数 3068.41 -0.17%21日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比5.36ポイント安(-0.17%)の3068.41ポイントと5日続落した。約1カ月半ぶりの安値水準を切り下げている。新型コロナウイルス新規感染の急増が不安視される流れ。北京大学病院の専門家は、「コロナ感染は『爆発期』に入った」との見解を示した。感染流行は1月下旬の春節以降も続くとの見方もある。足もとの経済活動停滞も不安視される状況だ。世界銀行は20日発表したリポートで、中国の2022年GP)成長予想を2.7%と予測。9月時点の予測値(2.8%)から0.1ポイント引き下げている。新型コロナの感染拡大、防疫措置の見直しなどの面で不確実性が残るほか、不動産業界の直面する圧力がマクロ経済や金融システムに影響を及ぼす恐れがあると指摘した。もっとも、下値は限定されている。中国人民銀行(中央銀行)がリバースレポによる資金供給を続けていることや、政府の経済対策に対する期待感が相場を下支えした。
<FA>
2022/12/22 09:56
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続落、予想を下回る配当の発表が嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 106864.11 +2.03%20日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2124.36ポイン高(+2.03%)の106864.11で取引を終了した。104606.87から107792.12まで上昇した。小幅安で寄り付いた後は買い戻され、その後も上げ幅をじりじりと拡大させた。最近の下落で値ごろ感が強まったほか、通貨レアル高の進行も支援材料。また、景気対策への期待が高まっていることも指数をサポートした。ほかに、2023年の成長予想の上方修正などが引き続き好感された。一方、欧米の金融引き締めの長期化懸念が引き続き指数の足かせになった。【ロシア】MICEX指数 2119.37 -0.50%20日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比10.61ポイント安(-0.50%)の2119.37で取引を終了した。2119.37から2070.58まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。ルクオイル(LKOH)の急落が指数の足かせとなった。予想を下回る配当の発表が嫌気されたもようだ。また、欧米の金利高なども外資の流出懸念を強めた。一方、銀行などへの買いが広がったことが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 61702.29 -0.17%20日のインドSENSEX指数は小反落。前日比103.90ポイント安(-0.17%)の61702.29、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同35.15ポイント安(-0.19%)の18385.30で取引を終えた。売りが先行した後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、終盤は上げ幅を縮小させた。欧米の金利高などを受け、外資の流出懸念が強まった。また、中国のコロナ防疫措置の緩和に伴う国内の混乱が生じていることも圧迫材料。国内では、経済活動指数の鈍化観測が嫌気された。ビジネスや消費活動の伸び鈍化がこうした観測の背景にある。【中国本土】上海総合指数 3073.77 -1.07%20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比33.35ポイント安(-1.07%)の3073.77ポイントと4日続落した。約1カ月半ぶりの安値水準に低迷している。前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。中国で新型コロナウイルス感染が急増し、足もとの経済活動が停滞すると不安視されている。ワールド・エコノミクスが19日発表した最新調査によると、今年12月の中国企業信頼感(business confidence)は、調査開始の2013年1月以降で最低水準に落ち込んだ。中国人民銀行(中央銀行)が朝方公表した銀行貸出指標となる12月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」は、予想通り1年物(前月は3.65%)と5年物(同4.30%)がそれぞれ前月(11月)と同水準に続き据え置かれた。
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2022/12/21 09:39
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶりに反発、最近の下落で値ごろ感が強まった
【ブラジル】ボベスパ指数 1884.05 +1.83%19日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1884.05ポイン高(+1.83%)の104739.75で取引を終了した。102769.76から105107.19まで上昇した。小幅安で寄り付いた後は買い戻され、その後も上げ幅をじりじりと拡大させた。最近の下落で値ごろ感が強まったほか、通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料。また、成長予想の上方修正も好感された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2023年の成長予想は前回の0.75%から0.79%に上方修正された。一方、欧米の金利高や中国のコロナ防疫措置の緩和に伴う国内混乱の発生などが指数の足かせとなった。【ロシア】MICEX指数 2129.98 -0.13%19日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比2.77ポイント安(-0.13%)の2129.98で取引を終了した。2139.07から2109.56まで下落した。安値圏でもみ合った後は終盤下げ幅を急速に縮小させた。天然ガスの供給価格上限を巡り、欧州との交渉が続いていることが対象セクターの売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。最近の下落で値ごろ感が強まったほか、利上げの見送りなどが引き続き支援材料となった。【インド】SENSEX指数 61806.19 +0.76%19日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比468.38ポイント高(+0.76%)の61806.19、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同151.45ポイント高(+0.83%)の18420.45で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、国内の不動産市場が2023年度に大きく前進するとの見通しも好感された。ほかに、IT業界の利益率が拡大するとの観測が同セクターの物色手掛かりとなった。【中国本土】上海総合指数 3107.12 -1.92%週明け19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比60.74ポイント安(-1.92%)の3107.12ポイントと3日続落した。11月28日以来の最安値を更新している。ほぼ全面安の展開。新型コロナウイルス感染再拡大が不安視された。国内の主要都市で、新規感染者数が急増している。上海市や広州市など各地の小中高学校ではオンラン授業が始まり、上海ディズニーランドは営業時間を短縮した。また、病院の外来に受診者が殺到し、各地で医療提供体制がひっ迫し始めたとも伝わっている。
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2022/12/20 10:01
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、前日の軟調地合いを継ぐ流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 102855.70 -0.85%16日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比881.98ポイン安(-0.85%)の102855.70で取引を終了した。104017.56から102248.42まで下落した。小幅安で寄り付いた後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。海外株安や欧米の金融引き締めの長期化懸念が警戒され、リスク回避の売りが継続した。また、外国人投資家によるブラジル株の売りが継続しているとの報告も嫌気された。ルラ新政権の経済対策が財政悪化を引き起こすとの懸念が広がっていることが背景にある。一方、レアル高などが指数を下支えした。【ロシア】MICEX指数 2132.75 +0.28%16日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比5.95ポイント高(+0.28%)の2132.75で取引を終了した。2116.08から2135.79まで上昇した。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。利上げの見送りが好感され、買い戻しが優勢となった。ロシア中央銀行は16日、政策金利を7.5%に据え置くと発表した。一方、指数の上値は重い。原油安などが指数の足かせとなった。また、欧米が対ロ制裁を緩めない姿勢を示していることも引き続き警戒された。【インド】SENSEX指数 61337.81 -0.75%16日のインドSENSEX指数は続落。前日比461.22ポイント安(-0.75%)の61337.81、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同145.90ポイント安(-0.79%)の18269.00で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を再び拡大させた。前日の欧米株の下落に加え、本日のアジア市場が軟調な値動きを示していたことを受け、インド株にも売りが広がった。また、欧米の金融引き締めの長期化懸念も外資の流出観測を強めた。【中国本土】上海総合指数 3167.86 -0.02%16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.79ポイント安(-0.02%)の3167.86ポイントと小幅ながら続落した。前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国景気の先行き不安が強まっている。国家統計局が15日発表した11月の経済統計では、消費や投資関連などが事前予想を軒並み下回った。中でも小売売上高は前年同月比で5.9%減少し、2カ月連続のマイナス成長となっている。
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2022/12/19 10:01
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反落、米利上げの長期化懸念も外資の流出観測を高めた
【ブラジル】ボベスパ指数 103737.69 -0.01%15日のブラジル株式市場は弱含み。主要指標のボベスパ指数は前日比8.09ポイント安(-0.01%)の103737.69で取引を終了した。105482.72から103014.26まで下落した。売りが先行した後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。海外株安が嫌気され、ブラジル株にも売りが広がった。また、欧米の金融引き締めの長期化懸念が再燃していることも圧迫材料。一方、金融セクターの上昇などが指数を下支えした。また、成長予想の上方修正も好感された。ブラジル中央銀行は最新リポートで、2022年の成長予想をこれまでの2.7%から2.9%に引き上げた。失業率の低下などが成長予想の上方修正の理由として挙げられた。【ロシア】MICEX指数 2126.80 -1.53%15日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比33.01ポイント安(-1.53%)の2126.80で取引を終了した。2151.69から2115.21まで下落した。終始マイナス圏で推移し、後半は下げ幅を拡大させた。米国がロシアに対して経済制裁を追加したことが嫌気された。地元メディアによると、米政府はロシアの企業や銀行、個人を制裁の対象リストに追加したという。また、原油価格の下落やマイナス成長の継続なども引き続き圧迫材料。ほかに、世界的な景気低迷などが引き続き投資家の不安心理を強めた。【インド】SENSEX指数 61799.03 -1.40%15日のインドSENSEX指数は反落。前日比878.88ポイント安(-1.40%)の61799.03、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同245.40ポイント安(-1.32%)の18414.90で取引を終えた。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。海外株安を受け、インド株も売りが先行。また、米利上げの長期化懸念も外資の流出観測を高めた。国内では、経常赤字の拡大懸念が圧迫材料。7-9月期の経常赤字が前年同期比で1.3%増加すると予測され、予想通りなら37四半期ぶりの高水準を記録する。【中国本土】上海総合指数 3168.65 -0.25%15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比7.88ポイント安(-0.25%)の3168.65ポイントと反落した。中国景気の先行きが不安視される流れ。取引時間中に公表された11月の中国経済統計は、消費や投資関連などが軒並み事前予想を下回った。また、米国で積極的な利上げの観測が再燃していることも不安視されている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が相場を下支えしている。国営メディアは14日、中国当局が経済発展を目指した内需拡大計画を策定したと報じた。
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2022/12/16 10:37
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は弱含み、米国の利上げの長期化懸念が指数の足かせ
【ブラジル】ボベスパ指数 103745.77 +0.20%14日のブラジル株式市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比206.10ポイン高(+0.20%)の103745.77で取引を終了した。101631.98から104515.83まで上昇した。前半はマイナス圏でもみ合ったが、その後は徐々に買い戻された。ボベスパ指数が直近2日間で約4%下落しており、値ごろ感から買い戻しが優勢となった。また、原油価格の上昇も指数をサポートした。一方、指数の上値は重い。米国の利上げの長期化懸念が外資の流出懸念を強めた。また、弱い経済指標も足かせとなった。10月の経済活動が前年同月比で3.68%上昇し、前月の4.53%(改定値)と予想の4.00%を下回った。【ロシア】MICEX指数 2159.81 -0.67%14日のロシア株式市場は弱含み。主要指標のMOEX指数は前日比14.57ポイント安(-0.67%)の2159.81で取引を終了した。2171.31から2154.65まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや拡大させた。米国の利上げの長期化懸念が指数の足かせとなった。また、マイナス成長の継続も嫌気された。7-9月期の国内総生産(GDP、速報)はマイナス3.7%となり、前期と予想のマイナス4.0%を上回ったが、前期に続き2期連続のマイナス成長となった。一方、原油価格の上昇などが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 62677.91 +0.23%14日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比144.61ポイント高(+0.23%)の62677.91、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同52.30ポイント高(+0.28%)の18660.30で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。アジア市場が堅調な値動きを示していたことを受け、インド株も買いが広がった。また、外国人投資家(FII)の買い継続も支援材料。FIIはこの日、2日連続の買い越しとなった。ほかに、インフレ率の鈍化が追加の利上げ懸念を後退させた。11月の消費者物価指数(CPI)は5.88%となり、前月の6.77%と予想の6.35%を下回った。【中国本土】上海総合指数 3176.53 +0.01%14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.20ポイント高(+0.01%)の3176.53ポイントと小幅ながら3日ぶりに反発した。米インフレ鈍化を好感した買いが先行する流れ。11月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比で7.1%上昇し、伸びは前月(7.7%)から大幅縮小し、市場予想(7.3%)も下回った。また、北京市などで新型コロナウイルス感染が急増しているにもかかわらず、当局はコロナ防疫措置の緩和スタンスを続けている点もプラス材料だ。ただ、上値は重い。あす公表される11月中国経済指標が気がかり材料として意識された。
<FA>
2022/12/15 09:51
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続落、財政不安やインフレ加速懸念が嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 103539.67 -1.71%13日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1803.66ポイン安(-1.71%)の103539.67で取引を終了した。106689.38から103409.27まで下落した。前日の終値近辺でもみ合った後は終盤下げ幅を縮小させた。財政不安やインフレ加速懸念が嫌気され、売りが継続した。ブラジル中央銀行はこのほど、財政ルールの変更がインフレ加速を引き起こす恐れがあると警告。また、ブラジル経済シンク・タンクの責任者をめぐり、左派エコノミストの起用も引き続き嫌気されたもようだ。【ロシア】MICEX指数 2174.38 +0.06%13日のロシア株式市場は6日続落。主要指標のMOEX指数は前日比1.22ポイント高(+0.06%)の2174.38で取引を終了した。2154.52から2177.95まで上昇した。後半は下値を探る展開を示したが、その後は徐々に買い戻された。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、原油価格の上昇も支援材料となった。一方、指数の上値は重い。通貨ルーブル安の進行が足かせとなった。また、欧州連合(EU)が対ロ制裁を追加したことも引き続き懸念材料となった。【インド】SENSEX指数 62533.30 +0.65%13日のインドENSEX指数は強含み。前日比402.73ポイント高(+0.65%)の62533.30、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同110.85ポイント高(+0.60%)の18608.00で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。前日の米株高を受け、インド株も買いが先行。また、景気の回復期待が高まっていることも支援材料となった。農村部の自動車販売が回復していると報告されている。ほかに、環境市場の拡大観測や非化石燃料の使用促進予算が議会で通過したことが対象銘柄の物色手掛かりとなった。【中国本土】上海総合指数 3176.33 -0.09%13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.72ポイント安(-0.09%)の3176.33ポイントと続落した。国内の新型コロナウイルス感染動向が不安視される流れ。北京市で新型コロナ感染が急速に拡大している——などと報じられた。北京市衛生健康委員会の発表によると、11日の発熱外来の受診者は延べ2万2000人で、1週間前の16倍に急増し。当局は抗原検査キット2500万個を緊急配布したという。中国政府がコロナ対策を緩和した後、感染者の多数が自宅療養を選択。病院で診察を受けた感染者とPCR検査の受検者は減少傾向にある。一方、発熱外来の受診者とインフルエンザのような症状の患者は明らかに増加したという。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国経済対策の期待感が相場を下支えしている。翌年の経済政策方針を決める重要会議「中央経済工作会議」は今週15日にも開催される見通しだ。積極的な財政・金融政策が打ち出される——との観測が流れている。
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2022/12/14 09:48
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反発、政府が鉄鋼や医薬などの輸出促進策を発表
【ブラジル】ボベスパ指数 107519.56 +0.25%9日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比270.52ポイン高(+0.25%)の107519.56で取引を終了した。107089.22から108565.57まで上昇した。おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、中国経済の再開期待なども引き続き好感された。一方、指数の上値は重い。原油安が資源セクターの売り手掛かりとなった。また、米長期金利の上昇も外資の流出懸念を高めた。【ロシア】MICEX指数 2177.85 -0.30%9日のロシア株式市場は4日続落。主要指標のMOEX指数は前日比6.58ポイント安(-0.30%)の2177.85で取引を終了した。2183.97から2169.04まで下落した。終始マイナス圏で推移し、後半下げ幅を拡大させた。原油価格の下落が足かせとなった。また、米長期金利の上昇なども圧迫材料。一方、中国経済の再開期待などが引き続き指数をサポートした。また、インフレ率の落ち着きなども支援材料となった。【インド】SENSEX指数 62570.68 +0.26%8日のインドSENSEX指数は小反発。前日比160.00ポイント高(+0.26%)の62570.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同48.85ポイント高(+0.26%)の18609.35で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。政府が鉄鋼や医薬などの輸出促進策を発表したことが対象セクターの支援材料。また、中国当局がコロナの防疫措置の緩和を発表したことも、同国経済の再開期待を高めた。【中国本土】上海総合指数 3197.35 -0.07%8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.27ポイント安(-0.07%)の3197.35ポイントと続落した。中国の景気懸念が相場の重しとなる流れ。7日公表された今年11月の中国貿易統計では、米ドル建て輸出入の伸びがそろって大幅に鈍化した。人民元建てでは、輸入が予想外のマイナスに転じ、内需の弱さが再確認された格好となっている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国リオープン(経済再開)進展の期待が支えとなっている。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。
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2022/12/12 09:35
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料となった
【ブラジル】ボベスパ指数 107249.04 -1.67%8日のブラジル株式市場続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1819.51ポイン安(-1.67%)の107249.04で取引を終了した。109285.75から106905.81まで下落した。小幅安で寄り付いた後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。また、財政不安の高まりも引き続き圧迫材料。一方、利上げの見送りが指数をサポートした。また、中国のコロナ政策の緩和も好感された。【ロシア】MICEX指数 2184.43 -0.39%8日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比8.45ポイント安(-0.39%)の2184.43で取引を終了した。2197.77から2174.57まで下落した。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料となったほか、世界景気の先行き不安が指数の足かせとなった。また、欧米の金融引き締めの長期化懸念なども引き続き嫌気された。一方、中国当局がコロナ防疫措置の緩和を発表したことが引き続き支援材料となった。【インド】SENSEX指数 62570.68 +0.26%8日のインドSENSEX指数は小反発。前日比160.00ポイント高(+0.26%)の62570.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同48.85ポイント高(+0.26%)の18609.35で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。政府が鉄鋼や医薬などの輸出促進策を発表したことが対象セクターの支援材料。また、中国当局がコロナの防疫措置の緩和を発表したことも、同国経済の再開期待を高めた。【中国本土】上海総合指数 3197.35 -0.07%8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.27ポイント安(-0.07%)の3197.35ポイントと続落した。中国の景気懸念が相場の重しとなる流れ。7日公表された今年11月の中国貿易統計では、米ドル建て輸出入の伸びがそろって大幅に鈍化した。人民元建てでは、輸入が予想外のマイナスに転じ、内需の弱さが再確認された格好となっている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国リオープン(経済再開)進展の期待が支えとなっている。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。
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2022/12/09 09:23
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場反落、世界景気の先行き不安が改めて警戒
【ブラジル】ボベスパ指数 109068.55 -1.02%7日のブラジル株式市場反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1120.02ポイン安(-1.02%)の109068.55で取引を終了した。110246.79から108612.02まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。世界景気の先行き不安が改めて警戒された。11月の中国貿易統計では、ドル建て輸出入の伸びがそろって大幅に鈍化した。また、政策金利の発表を控え、慎重ムードも強い。なお、ブラジル中央銀行は8日日本時間未明6時、政策金利であるセリック金利を13.75%に据え置くと発表した。金利の据え置きは3会合連続となった。一方、中国経済の再開期待の高まりが引き続き支援材料となった。【ロシア】MICEX指数 22192.88 -0.15%7日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比3.36ポイント安(-0.15%)の22192.88で取引を終了した。2193.71から2166.77まで下落した。大幅安で寄り付いた後はしばらく安値圏でもみ合ったが、終盤に下げ幅を急速に縮小させた。主要7カ国(G7)がロシア製原油の価格上限を決定したことが国内の経済活動への悪影響が改めて警戒された。また、原油安も資源セクターの売り手掛かり。一方、終盤に資源の一角に買いが広がったことが下げ幅を縮小させた。中国当局がコロナ防疫措置の緩和を発表したことが好感されたもようだ。【インド】SENSEX指数 62410.68 -0.34%7日のインドSENSEX指数は続落。前日比215.68ポイント安(-0.34%)の62410.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同82.25ポイント安(-0.44%)の18560.50で取引を終えた。買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。利上げの実施が足かせとなった。インド準備銀行(中央銀行)はこの日、政策金利であるレポレートを市場予想通り年5.90%から6.25%に引き上げると決定。今後の利上げペースは鈍化されると予測されている。また、米国景気の先行き不安なども警戒材料。国内では、下半期の成長率が内外の景気不安で4-4.5%まで鈍化するとの見方が嫌気された。【中国本土】上海総合指数 3199.62 -0.40%7日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.91ポイント安(-0.40%)の3199.62ポイントと3日ぶりに反落した。中国経済の先行き不安が強まる流れ。取引時間中に公表された今年11月の中国貿易統計では、人民元建て輸出の伸びが0.9%にとどまり(市場予想8.2%増)、輸入は1.1%減と予想外のマイナスだった(予想7.1%増)。内需の弱さが印象付けられている。なお、午後に新型コロナウイルス感染対策の緩和方針が発表されたが、内容は想定通りだったとの見方もあり、好感する買いは限定された。
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2022/12/08 09:51
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小幅続伸、中国リオープン(経済再開)の進展が相場を支える流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 109401.41 +0.72%6日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比787.16ポイン高(+0.72%)の109401.41で取引を終了した。109217.24から110662.73まで上昇した。後半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。通貨レアル高が好感され、ブラジル株への買いが広がった。また、中国経済の再開期待なども引き続き支援材料。中国からの農産物の発注が大幅に増加していると報告されている。一方、米景気の先行き不安などが指数の上値を抑えた。【ロシア】MICEX指数 2196.24 -0.55%6日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比12.04ポイント安(-0.55%)の2196.24で取引を終了した。2208.36から2184.65まで下落した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。欧州株の下落が警戒され、ロシア株にも売り圧力が強まった。また、原油価格の下落も資源セクターの売り圧力を高めた。一方、中国経済の再開期待などが引き続き指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 62626.36 -0.33%6日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比208.24ポイント安(-0.33%)の62626.36、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同58.30ポイント安(-0.31%)の18642.75で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。前日の欧米市場の下落を受け、インド株も売りが先行。また、米国の利上げの長期化観測も外資の流出懸念を強めた。国内では、企業収益の悪化が嫌気された。報告によると、前2四半期の企業収益は急速に縮小し、中でも7-9月期の企業収益は国内総生産(GDP)に対する比率は3.48%まで低下したという。【中国本土】上海総合指数 3212.53 +0.02%6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.72ポイント高(+0.02%)の3212.53ポイントと小幅続伸した。中国リオープン(経済再開)の進展が相場を支える流れ。国内では、新型コロナウイルスの新規感染数が減少しつつある。また、当局は早ければ今週7日にも、コロナ規制緩和に向けた10項目の新たな対策を発表するもよう——などと報じられた。ほか、来年1月にも、新型コロナの感染症分類を引き下げる可能性があるとも伝わっている。米利上げの長期化観測などを嫌気して売られる場面がみられたものの、下値は堅く、指数は終盤にプラス圏に再び浮上した。
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2022/12/07 09:58
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数はまちまち、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まる
【ブラジル】ボベスパ指数 109401.41 -2.25%5日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比2522.52ポイント安(-2.25%)の109401.41で取引を終了した。112,149.58から113760.75まで下落した。小幅安で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。通貨レアル安の進行がブラジル株の売り手掛かり。また、欧米市場の下落も投資家の不安心理を高めた。ほかに、弱い経済指標が改めて警戒された。11月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は44.3となり、前月の50.8を大幅に下回った。【ロシア】MICEX指数 2208.28 +1.28%5日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比27.84ポイント高(+1.28%)の2208.28で取引を終了した。2174.17から2210.70まで上昇した。売りが先行した後は買い戻され、引けまで高値圏でもみ合った。中国で実施されている厳しい防疫措置が緩和されていることが好感された。また、主要7カ国(G7)がロシア産原油の価格上限(1バレル=60米ドル)に設定したことについて、実施時期がはっきりされていないことも投資家の不安心理をやや後退させたもようだ。【インド】SENSEX指数 62834.60 -0.05%5日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比33.90ポイント安(-0.05%)の62834.60、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同4.95ポイント高(+0.03%)の18701.05で取引を終えた。おおむねマイナス圏で推移し、終盤下げ幅を縮小させた。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、足元での景気低迷なども引き続き嫌気された。【中国本土】上海総合指数 3211.81 +1.76%週明け5日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比55.67ポイント高(+1.76%)の3211.81ポイントと反発した。9月中旬以来、約3カ月ぶりの高値水準を回復している。投資家のリスク選好が高まる流れ。中国本土では、新型コロナウイルスの新規感染数が減少傾向にあり、行動規制など防疫措置が主要都市で一段と緩和された。人民元高の動きもプラス。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を4日連続で元高方向に設定した。米利上げペース鈍化の観測が流れる中、5日の外国為替市場では、対米ドルのオフショア人民元が節目の7.0人民元を割り込み、9月中旬以来の元高水準で推移している。外資ブローカーの強気見通しも追い風。モルガン・スタンレーは4日付の最新リポートで、中国株の投資判断を2年ぶりに引き上げた(イコールウエート→オーバーウエート)。香港・本土相互取引(ストックコネクト)スキームを通じた売買では、本土株が大幅な買い越しとなっている。
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2022/12/06 09:52
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反落、G7が対ロ制裁を追加
【ブラジル】ボベスパ指数 111923.93 +0.90%2日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比998.33ポイント高(+0.90%)の111923.93で取引を終了した。109963.02から113760.75まで上昇した。朝方は不安定な値動きを示したが、その後は買い戻された。経済指標の改善が好感された。10月の鉱工業生産は前年同月比1.7%上昇し、前月の0.4%と予想の1.6%を上回った。また、米利上げの減速期待や中国のコロナ政策の緩和観測なども支援材料となった。【ロシア】MICEX指数 2180.44 -0.31%2日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比6.85ポイント安(-0.31%)の2180.44で取引を終了した。2189.35から2173.48まで下落した。売りが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。主要7カ国(G7)がロシア産原油の価格上限(1バレル=60米ドル)に設定したことが嫌気され、ロシア株の売り圧力が高まった。また、欧州市場の下落なども嫌気された。一方、米国の利上げの減速期待などが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 62868.50 -0.66%2日のインドSENSEX指数は9日ぶりに反落。前日比415.69ポイント安(-0.66%)の62868.50、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同116.40ポイント安(-0.62%)の18696.10で取引を終えた。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。両指数と前日まで8連騰しており、高値警戒感から利益確定売りが優勢となった。また、アジア市場の下落もインド株の売り圧力を高めた。ほかに、成長予想の下方修正などが引き続き嫌気された。【中国本土】上海総合指数 3156.14 -0.29%2日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比9.33ポイント安(-0.29%)の3156.14ポイントと4日ぶりに反落した。売り圧力が意識される流れ。上海総合指数はこのところ急ピッチに上昇し、足もとでは約2カ月半ぶりの高値水準を切り上げていた。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国のリオープン(経済再開)に対する期待が相場を下支えしている。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。
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2022/12/05 10:22
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶりに反落、弱い経済指標が圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 110925.60 -1.39%1日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1560.41ポイント安(-1.39%)の110925.60で取引を終了した。110547.84から112478.76まで上昇した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。弱い経済指標が圧迫材料。7-9月期の国内総生産(GDP)成長率は3.6%となり、前期の3.2%から加速したものの、予想の3.7%を下回った。また、11月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)も44.3に低下し、前月の50.8を大幅に下回った。一方、海外株高などが指数を下支えした。【ロシア】MICEX指数 2187.29 +0.59%1日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比12.76ポイント高(+0.59%)の2187.29で取引を終了した。2183.57から2193.41まで上昇した。高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。海外株高が好感され、ロシア株にも買いが広がった。また、米国の利上げの減速期待なども支援材料。一方、足元での景気低迷などが引き続き指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 63284.19 +0.29%1日のインドSENSEX指数は8日続伸。前日比184.54ポイント高(+0.29%)の63284.19、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同54.15ポイント高(+0.29%)の18812.50で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。海外株高を受け、インド株も買いが先行。また、7-9月期の成長率が予想を上回ったことも支援材料となった。7-9月期の国内総生産(GDP)成長率は6.3%となり、前期の13.5%を下回ったものの、予想の6.2%を上回った。このほか、米国の利上げの減速期待が高まっていることが外資の流出懸念を後退させた。【中国本土】上海総合指数 3165.47 +0.45%12月1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比14.14ポイント高(+0.45%)の3165.47ポイントと3日続伸した。9月15日以来、約2カ月半ぶりの高値水準を切り上げている。リオープン(経済再開)の期待が相場を押し上げる流れ。中国の新型コロナウイルス防疫措置に関しては、政府のコロナ政策を担当する孫春蘭・副首相が11月30日、関連部局や専門家らと会合を開き、流行しているオミクロン型は毒性も低く、ワクチン接種も進んでいるとして、「中国のコロナ政策は新段階に入った」と述べた。発表の中で「動態清零」(ゼロコロナ)という言葉が使用されなかっただけに、防疫措置の修正(緩和)が更に進むとの見方も浮上している。また、米利上げペースの鈍化観測が高まる中、外国為替市場で人民元高(対米ドル)が進んでいる点も好感された。
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2022/12/02 09:31
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続伸、約2カ月半ぶりの高値水準を回復
【ブラジル】ボベスパ指数 112486.01 +1.42%30日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1576.40ポイント高(+1.42%)の112486.01で取引を終了した。110202.25から112486.01まで上昇した。後半はマイナス圏に転落する場面もあったが、終盤は再び買い戻された。海外株高や米利上げペースの減速観測が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、通貨レアル高の進行も支援材料。ほかに、失業率の低下が好感された。10月の失業率は8.3%に低下し、前月の8.7%と市場予想の8.5%を下回ったほか、約7年ぶりの低水準を記録した。【ロシア】MICEX指数 2174.53 -0.49%30日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比10.79ポイント安(-0.49%)の2174.53で取引を終了した。2184.27から2172.67まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。弱い経済指標が足かせとなった。10月の実質小売売上高は前年同月比でマイナス9.7%となり、前月のマイナス9.8%をやや上回ったものの、引き続きマイナス成長となった。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇や海外株高などが指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 63099.65 +0.67%30日のインドSENSEX指数は7日続伸。前日比417.81ポイント高(+0.67%)の63099.65、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同140.30ポイント高(+0.75%)の18758.35で取引を終えた。前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に上げ幅を急速に拡大させた。欧州株高が好感され、終盤に買いが急速に広がった。また、外国人投資家(FII)の買い継続も支援材料。FIIはこの日、5日連続の買い越しとなった。ほかに、財政支出の拡大期待などもが引き続きサポート材料となった。【中国本土】上海総合指数 3151.34 +0.05%30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比1.59ポイント高(+0.05%)の3151.34ポイントと続伸した。9月15日以来、約2カ月半ぶりの高値水準を回復している。経済活動持ち直しの期待が相場を支える流れ。中国の関係部局は29日引け後、新型コロナウイルス感染の防疫措置を巡り記者会見し、無秩序な防疫措置は是正する必要があり、措置の微調整は続けると強調した。徐々に規制が緩和されるとの見方が強まっている。ただ、上値は重い。寄り付き直後に公表された11月の中国製造業PMIは48.0となり、予想(49.0)以上に前月(49.2)から下降した。
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2022/12/01 09:37
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、原油安や中国の異例の抗議活動で
【ブラジル】ボベスパ指数 108782.15 -0.18%28日のブラジル株式市場は小幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比194.55ポイント安(-0.18%)の108782.15で取引を終了した。109476.06から108377.75まで下落した。中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。原油価格の下落や海外株安などが嫌気され、ブラジル株にも売り圧力が強まった。また、中国の「ゼロコロナ」政策に反発した抗議行動が全国で広がっていることも警戒材料となった。一方、指数の下値は限定的。財政支出の拡大期待などが指数をサポートした。【ロシア】MICEX指数 2177.45 -0.81%28日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比17.72ポイント安(-0.81%)の2177.45で取引を終了した。2182.16から2163.44まで下落した。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、中国での「ゼロコロナ」政策をめぐる異例な抗議行動が全国で広がっていることも不安材料となった。ほかに、海外株の下落など外部環境の悪化がロシア株の売り圧力を高めた。【インド】SENSEX指数 62504.80 +0.34%28日のインドSENSEX指数は5日続伸。前日比211.16ポイント高(+0.34%)の62504.80、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同50.00ポイント高(+0.27%)の18562.75で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。外国人投資家(FII)の買い継続が支援材料。FIIはこの日、3日連続の買い越しとなった。また、景気対策への期待も引き続き好感された。地元メディアによると、政府は農村部の住宅プロジェクトに対し、2800億ルピー(約4732億円)の補助金を拠出する計画だという。【中国本土】上海総合指数 3078.55 -0.75%週明け28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比23.14ポイント安(-0.75%)の3078.55ポイントと反落した。新型コロナウイルス感染拡大が売り材料視される流れ。中国で27日に確認された新規感染数は4万人を突破し、5日連続で最多を更新した。当局は感染拡大を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を堅持。複数エリアでロックダウン(都市封鎖)などの行動抑制が実施されている。そうした中、首都・北京や商都・上海などで、異例の抗議活動がみられた。経済・社会の混乱も危ぐされている。中国経済の先行きも不安視。全国工業企業の利益総額は今年1-10月、前年同期比3.0%減の6兆9768億2000万人民元(約135兆円)に縮小した。マイナス成長は4カ月連続で、減少率は1-9月の2.3%から拡大している。
<NH>
2022/11/29 10:29
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反落、通貨レアル安や原油安などを警戒
【ブラジル】ボベスパ指数 108976.70 -2.55%25日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比2854.45ポイント安(-2.55%)の108976.70で取引を終了した。112,025.47から108,551.96まで下落した。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。通貨レアル安の進行がブラジル株の売り圧力を高めた。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かり。ほかに、国内の財政不安が解消されていないことが引き続き懸念材料となった。【ロシア】MICEX指数 2195.17 -0.71%25日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比15.78ポイント安(-0.71%)の2195.17で取引を終了した。2211.10から2190.67まで下落した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。原油価格の続落が圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。欧州市場の上昇などが指数をサポートした。また、中国当局が銀行の預金準備率の引き下げを決定したなども好感された。【インド】SENSEX指数 62293.64 +0.03%25日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比20.96ポイント高(+0.03%)の62293.64、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同28.65ポイント高(+0.16%)の18512.75で取引を終えた。軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。連日の上昇で高値警戒感が強まり、前半は利益確定売りが優勢。また、主要なアジア市場が軟調な値動きを示していたこともインド株の売り圧力を高めた。【中国本土】上海総合指数 3101.69 +0.40%25日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.38ポイント高(+0.40%)の3101.69ポイントと反発した。中国当局の経済支援スタンスが改めて意識される流れ。中国国務院(内閣に相当)は22日の常務会議では、預金準備率引き下げなどの金融政策ツールを適時に実施し、合理的で潤沢な流動性を維持するという方針が確認された。また、中国政府の方針に従い、銀行大手が相次いで優良不動産デベロッパー向けの融資支援を決定。与信枠の総額は、公表されているものだけでも1兆2750億人民元(約24兆7000億円)に上る。中国の新型コロナウイルス感染拡大を嫌気した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は程なくプラスに転じた。
<NH>
2022/11/28 10:35
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日ぶりに反落、中国の経済活動停滞が危ぐされる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 111831.16 +2.75%24日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比2990.01ポイント高(+2.75%)の111831.16で取引を終了した。108845.74から112612.16まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。最近の下落で値ごろ感が強まったほか、海外株高が改めて好感されたもようだ。また、米利上げペースの減速期待なども引き続き指数をサポート。一方、財政不安などが引き続き警戒された。【ロシア】MICEX指数 2211.89 +0.72%24日のロシア株式市場は弱含み。主要指標のMOEX指数は前日比0.94ポイント安(-0.04%)の2210.95で取引を終了した。2225.92から2206.12まで下落した。前半はプラス圏で推移したが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。前日の原油価格の大幅下落など不安定な動きが警戒され、資源銘柄を中心に売りが広がった。一方、欧州市場の上昇などが指数をサポートした。また、米国の利上げペースの減速期待も引き続き支援材料となった。【インド】SENSEX指数 62272.68 +1.24%24日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比762.10ポイント高(+1.24%)の62272.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同216.85ポイント高(+1.19%)の18484.10で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米利上げペースの減速観測が支援材料。これにより、外資の流出懸念が後退する見通しだ。また、海外株高も買い安心感を与えた。国内では、インドの成長率が2021年から2030年の間平均で6.3%になるとの予測が好感された。【中国本土】上海総合指数 3089.31 -0.25%24日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比7.60ポイント安(-0.25%)の3089.31ポイントと3日ぶりに反落した。中国の経済活動停滞が危ぐされる流れ。本土では新型コロナウイルス感染に歯止めがかからず、複数エリアで厳格な行動規制が導入された。中国の23日新規感染(無症状含む)は、3万1444人を数えている。上海市がロックダウン(都市封鎖)となった4月以降で初めて、全国で合計3万人を突破した。ただ、下値を叩くような売りはみられない。中国当局の景気テコ入れスタンスが支えとなっている。常務会議で、預金準備率の引き下げを検討していることを明らかにした。
<FA>
2022/11/25 09:52
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小幅続伸、景気対策への期待が高まっている
【ブラジル】ボベスパ指数 108841.15 -0.18%23日のブラジル株式市場は小幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比195.39ポイント安(-0.18%)の108841.15で取引を終了した。109285.24から107901.91まで下落した。前半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。財政不安が引き続き懸念材料となった。また、原油価格の大幅下落も資源セクターの売り圧力を高めた。一方、指数の下値は限定的。米利上げペースの減速期待などが指数をサポートした。【ロシア】MICEX指数 2211.89 +0.72%23日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比15.85ポイント高(+0.72%)の2211.89で取引を終了した。2180.64から2217.40まで上昇した。売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。米利上げペースの減速期待が好感され、買いが広がった。また、欧米市場の上昇もサポート材料。一方、原油価格の大幅下落が指数の上値を抑えた。【インド】SENSEX指数 61510.58 +0.15%23日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比91.62ポイント高(+0.15%)の61510.58、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同23.05ポイント高(+0.13%)の18267.25で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。前日の欧米市場が堅調だったことを受け、インド市場も買いが先行。また、景気対策への期待が高まっていることも指数をサポートした。【中国本土】上海総合指数 3096.91 +0.26%23日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比7.96ポイント高(+0.26%)の3096.91ポイントと続伸した。前日の好地合いを継ぐ流れ。当局の景気テコ入れ策に対する期待感が引き続き支えになっている。米長期金利の低下や、原油相場の上昇も相場を後押しした。ただ、指数は安く推移する場面もみられている。止まらない新型コロナウイルス感染拡大がネガティブ材料だ。感染者が増加した地域では行動抑制が強化され、経済活動の停滞が危惧されている。早期のリオープン(経済再開)に対する期待も後退した。
<FA>
2022/11/24 09:38
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は軟調推移、世界経済の停滞やそれに伴う原油安を嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 109748.18 +0.81%21日のブラジル株式市場は強含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比878.01ポイント高(+0.81%)の109748.18で引けた。エネルギー関連昇などが嫌気されたようだ。ボべスパ指数の92の構成銘柄では74が上昇、18が下落、変わらずは0。パラナ電力(CPLE6)は大幅高となった。【ロシア】MICEX指数 2166.31 -1.81%21日のロシア株式市場は軟調推移。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比40.01ポイント安(-1.81%)の2166.31で引けた。日中の取引レンジは、2161.35−2204.90。世界経済の停滞やそれに伴う原油安を嫌気して売りが優勢となった。【インド】SENSEX指数 61144.84 -0.84%21日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比518.64ポイント安(-0.84%)の61144.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数Niftyは、同147.70ポイント安(-0.81%)の18159.95で取引終了。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、8が上昇、22が下落、変わらずは0。リライアンス・インダストリーズ(RIL)などの下げが目立った。中国本土などアジア諸国の株安を警戒して利食い売りが広がった。【中国本土】上海総合指数 3085.04 -0.39%21日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比12.20ポイント安(-0.39%)の3085.04ポイントと4日続落した。中国経済活動の停滞が不安視される流れ。国内の新型コロナウイルス感染数は連日で2万人を超え、北京市で約半年ぶりに感染者が死亡する中、複数の地域でコロナ防疫措置が強化された。共産党機関紙「人民日報」は連日で、「ゼロコロナ」政策の堅持を強調。経済正常化の遅れも懸念されている。人民元安の進行もマイナス材料。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を3日連続で元安方向へと設定した。米金融引き締めの長期化観測が根強く、外国為替市場では、対米ドルのオフショア人民元も元安で推移している。なお、銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」の11月分が寄り付き前に公表され、住宅ローン金利の指標となる5年物は4.30%、実質的な政策金利となる1年物は3.65%と予想通り前月からそろって据え置かれた。
<CS>
2022/11/22 09:18
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は弱含み、米長期金利の上昇などが嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 108870.17 -0.76%18日のブラジル株式市場は弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比832.61ポイント安(-0.76%)の108870.17で引けた。米長期金利の上昇などが嫌気されたようだ。ボべスパ指数の92の構成銘柄では36が上昇、55が下落、変わらずは1。ブラジル再保険公社(IRBR3)などの下げが目立った。【ロシア】MICEX指数 2206.32 -0.30%18日のロシア株式市場は、弱含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比6.61ポイント安(-0.30%)の2206.32で引けた。日中の取引レンジは、2189.93−2211.70。買いが先行したが、原油安や米長期金利の上昇などを嫌気して売りが優勢となった。【インド】SENSEX指数 61663.48 -0.14%18日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比87.12ポイント安(-0.14%)の61663.48、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数Niftyは、同36.25ポイント安(-0.20%)の18307.65で取引を終えた。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、11が上昇、19が下落、変わらずは0。外部環境の大幅な改善は期待できないことから、利益確定を狙った売りが増えており、過半数の銘柄が値を下げた。【中国本土】上海総合指数 3097.24 -0.58%18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比18.19ポイント安(-0.58%)の3097.24ポイントと3日続落した。中国経済活動の停滞が懸念される流れ。国内では新型コロナウイルスの感染が再拡大し、複数地域で行動抑制が強化される状況だ。コロナ防疫措置に緩和(微調整)の動きはあるものの、当局は感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を堅持しているだけに、経済正常化には時間がかかるとみられている。社会不安も警戒された。政府の厳しいコロナ対策に抗議し、大規模な街頭デモが発生する事案もある。中国経済対策の期待感などで指数は買われる場面がみられたものの、指数は、結局マイナス圏に沈んで終えた。
<CS>
2022/11/21 09:25
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、前日の軟調地合いを継ぐ流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 109702.78 -0.49%17日のブラジル株式市場は弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比540.55ポイント安(-0.49%)の109702.78で引けた。米長期金利の上昇などが嫌気されたようだ。ボべスパ指数の92の構成銘柄では24が上昇、67が下落、変わらずは1。クアリコーピコンスルトリアエコヘットーラデゼクロス(QUAL3)などの下げが目立った。【ロシア】MICEX指数 2212.93 -0.64%17日のロシア株式市場は、弱含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比14.26ポイント安(-0.64%)の2212.93で引けた。日中の取引レンジは、2200.11−2235.76。買いが先行したが、原油安などを嫌気して売りが優勢となった。【インド】SENSEX指数 61750.60 -0.37%17日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比230.12ポイント安(-0.37%)の61750.60、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数Niftyは、同65.75ポイント安(-0.36%)の18343.90で取引を終えた。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、8が上昇、22が下落、変わらずは0。利益確定を狙った売りが増えており、多くの銘柄がさえない動きとなり、タイタン(TTAN)などの下げが目立った。【中国本土】上海総合指数 3115.44 -0.15%17日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比4.55ポイント安(-0.15%)の3115.44ポイントと続落した。前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国の新型コロナウイルス感染再拡大が引き続き嫌気されている。足もとの新規感染数は、上海市がロックダウン(都市封鎖)中の4月以降で初めて2万人を突破。一部地区では外出規制など防疫措置が強化されている。人民元安進行の警戒感も再燃。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を5日ぶりに元安方向へと設定した。外国為替市場では、オフショア人民元(対米ドル)が大幅な元安で推移している。
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2022/11/18 09:45
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小幅続伸、直接税の増加などが財政支出の拡大期待を高めた
【ブラジル】ボベスパ指数 110243.33 -2.58%休み明けの16日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比2917.95ポイント安(-2.58%)の110243.33で取引を終了した。113473.39から109512.22まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米株安が圧迫材料となり、ブラジル株にも売り圧力が強まった。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料。このほか、ルラ新政権の政策に疑問視する声が広がっていることがリスク回避の売りを加速させた。【ロシア】MICEX指数 2227.19 +0.18%16日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMOEX指数は前日比3.93ポイント高(+0.18%)の2227.19で取引を終了した。2191.95から2232.83まで上昇した。売りが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。天然ガス大手ガスプロム(GAZP)が予想以上の配当計画を発表したことが好感された。また、地政学的リスクをめぐるニュースが新たに報道されなかったことも支援材料。一方、原油価格の下落などが指数の上値を抑えた。【インド】SENSEX指数 61980.72 +0.17%16日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比107.73ポイント高(+0.17%)の61980.72、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同6.25ポイント高(+0.03%)の18409.65で取引を終えた。売りが先行した後は前日の終値近辺でもみあった。直接税の増加などが財政支出の拡大期待を高めた。4-10月の直接税収額は目標を31%上回ったと報告されている。また、前日の欧米市場の上昇なども支援材料となった。一方、指数の上値は重い。輸出のマイナス成長が圧迫材料となった。【中国本土】上海総合指数 3119.98 -0.45%16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比14.10ポイント安(-0.45%)の3119.98ポイントと反落した。投資家の慎重スタンスが強まる流れ。国内の新型コロナウイルス感染再拡大が改めて不安視された。15日の新規感染数(無症状含む)は2万人を突破し、一部地区では外出規制など防疫措置が強化されている。もっとも、下値は限定的。足もとの経済指標下振れを受け、当局が景気テコ入れ策を強化する——との思惑が根強く、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。
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2022/11/17 09:33
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日ぶりに反落、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まった
【ブラジル】休場【ロシア】MICEX指数 2223.26 -0.96%15日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比21.51ポイント安(-0.96%)の2223.26で取引を終了した。2,254.94から2,211.19まで下落した。朝方はプラス圏で推移したが、その後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、ブレント原油価格の大幅下落が資源セクターの売り手掛かり。また、ウクライナ紛争をめぐる欧米との対立などが再び高まっていることも懸念材料となった。【インド】SENSEX指数 61872.99 +0.40%15日のインドSENSEX指数は小反発。前日比248.84ポイント高(+0.40%)の61872.99、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同74.25ポイント高(+0.41%)の18403.40で取引を終えた。軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。インフレ鈍化が支援材料。10月の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(WPI)は、それぞれ6.77%、8.39%となり、それぞれ前月の7.41%、10.70%を下回った。また、欧州市場が堅調だったことも終盤の買いにつながったもようだ。【中国本土】上海総合指数 3134.08 +1.64%15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比50.68ポイント高(+1.64%)の3134.08ポイントと反発した。指標下振れで景気テコ入れ期待が高まる流れ。取引時間中に公表された10月の中国経済統計では、鉱工業生産、小売売上高、固定資産投資などの伸びが事前予想以上に低下している。また中国の習近平主席と米国のバイデン大統領が14日にインドネシアで初めて直接会談し、衝突回避で合意したことも買い安心感を誘った。9月22日以来となる心理的節目の3100ポイントを回復している。
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2022/11/16 09:58
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続伸、成長予想の上方修正が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 113161.28 +0.81%14日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比907.79ポイント高(+0.81%)の113161.28で取引を終了した。111930.35から114322.31まで上昇した。前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。成長予想の上方修正が好感された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象にまとめた最新調査では、2022年の成長予想は前週の2.76%から2.77%に上方修正された。また、ルラ新政権が一連の景気対策を打ち出すとの観測も高まったもようだ。一方、インフレ率の加速懸念や足元での景気低迷などが引き続き圧迫材料となった。【ロシア】MICEX指数 2244.77 +1.23%14日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比27.33ポイント高(+1.23%)の2244.77で取引を終了した。2221.31から2245.90まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。欧州市場の上昇が好感され、ロシア株にも買いが広がった。また、企業の好業績報告も対象セクターの物色手掛かり。一方、原油価格の下落が足かせとなった。また、欧州連合(EU)理事会がロシア製原油の価格上限の設定を含む制裁を検討しているとの報道も嫌気された。【インド】SENSEX指数 61624.15 -0.28%14日のインドSENSEX指数は小反落。前日比170.89ポイント安(-0.28%)の61624.15、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同20.55ポイント安(-0.11%)の18329.15で取引を終えた。売りが先行した後はマイナス圏で一進一退の展開を示した。成長予想の下方修正が足かせに。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは最新リポートで、2022年のインド成長予想をこれまでの7.7%から7.0%に下方修正した。通貨ルピー安の進行や原油高がインフレ率を押し上げると指摘。ムーディーズは、インド準備銀行(中央銀行)が0.5%の利上げを追加すると予測した。また、この日に10月の物価指標が発表される予定となり、神経質な展開が続いた。【中国本土】上海総合指数 3083.40 -0.13%週明け14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比3.89ポイント安(-0.13%)の3083.40ポイントと反落した。中国の新型コロナウイルス感染拡大が不安視される流れ。国内の新規感染は13日に16072人(無症状含む)に達し、4月25日以来の高水準を記録した。北京市など複数の主要都市では、過去最多を更新している。中国の国家衛生健康委員会は11日、新型コロナウイルスの防疫対策を一部緩和すると発表したばかり。足もとでは、重慶市一部などが12日、事実上のロックダウン(都市封鎖)に踏み切った。また、中国では、あす15日(日本時間午前11時ごろ)に10月の各種経済統計が公表される予定(小売売上高や鉱工業生産、固定資産投資など)。内容を見極めたいとするスタンスも買い手控え要因として意識されている。中国経済対策の期待感や、外国為替市場でオフショア人民元(対米ドル)が元高で推移していることなどを好感した買いが先行したものの、指数は後場途中からマイナスに転じた。
<FA>
2022/11/15 10:01
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反発、内外環境の改善で投資家心理が上向く流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 112253.49 +2.26%11日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比2478.03ポイント高(+2.26%)の112253.49で取引を終了した。109,408.10から113,009.62まで上昇した。横ばいで寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。中国のコロナ政策の緩和が好感され、対中輸出の拡大期待から買いが広がった。また、通貨レアルが対米ドルで反発したこともブラジル株の支援材料。ほかに、米利上げペースの鈍化観測などが外資の流出懸念を後退させた。【ロシア】MICEX指数 2217.44 +0.34%11日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比7.42ポイント高(+0.34%)の2217.44で取引を終了した。2204.33から2224.97まで上昇した。朝方はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。米インフレ率の落ち着きを受け、利上げペースの鈍化期待が高まった。また、中国のコロナ政策の緩和なども支援材料。ほかに、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。【インド】SENSEX指数 61795.04 +1.95%11日のインドSENSEX指数は反発。前日比1181.34ポイント高(+1.95%)の61795.04、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同321.50ポイント高(+1.78%)の18349.70で取引を終えた。高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。前日の米株急伸を受け、インド株も買いが先行。また、経常赤字の縮小観測も好感された。2022年度の経常赤字について、同年度の国内総生産(GDP)の3%まで縮小すると予測されている。IT関連製品の輸出増に加え、海外のインド人からの送金増加などが挙げられている。【中国本土】上海総合指数 3087.29 +1.68%11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比51.16ポイント高(+1.68%)の3087.29ポイントと4日ぶりに反発した。内外環境の改善で投資家心理が上向く流れ。中国の国家衛生健康委員会は11日、新型コロナウイルスの防疫対策(入境規制)を一部緩和すると発表した。中国共産党の最高指導部が10日に開いた会議では、新型コロナ感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を継続する方針を確認する一方で、同時に過剰な措置や画一的な措置は是正する必要があると指摘されている。外部的には、米インフレ指標の下振れを受け、「米金融当局は利上げペースを減速する」との観測がプラス。米10年債利回りは急低下し、外国為替市場では対米ドルのオフショア人民元が元高方向で推移している。米中関係の改善も期待された。米中両政府は10日、「インドネシアのバリ島で14日、バイデン米大統領と習近平・国家主席の首脳会談を開催する」と発表している。
<CS>
2022/11/14 09:05
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、海外株安など外部環境の悪化
【ブラジル】ボベスパ指数 109775.46 -3.35%10日のブラジル株式市場は大幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比3804.63ポイント安(-3.35%)の109775.46で取引を終了した。113,578.78から108,516.46まで下落した。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ルーラ新政権が財政支出を拡大させるとの観測を受け、一段の財政悪化懸念が高まった。エコノミストらは、ブラジルの財政不安が一段と進むとの懸念を示している。一方、海外市場が大幅高を示したが、ブラジル株を支えるには力不足だった。【ロシア】MICEX指数 2210.02 +2.01%10日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比43.46ポイント高(+2.01%)の2210.02で取引を終了した。2161.57から2211.21まで上昇した。小幅高で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。欧米市場の大幅上昇を受け、投資家のリスク・オンムードがやや高まった。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。ほかに、欧米が対ロ制裁を新たに発表しなかったことが支援材料となった。【インド】SENSEX指数 60613.70 -0.69%10日のインドSENSEX指数は続落。前日比419.85ポイント安(-0.69%)の60613.70、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同128.80ポイント安(-0.71%)の18028.20で取引を終えた。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。海外株安など外部環境の悪化を受け、インド株も売りが先行。また、米中間選挙の不透明感や暗号資産市場の混乱などもリスク回避の売りを高めた。このほか、景気の先行き不安がやや強まっていることなどが圧迫材料となった。【中国本土】上海総合指数 3036.13 -0.39%10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.04ポイント安(-0.39%)の3036.13ポイントと3日続落した。前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。中国国内では新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、経済活動の停滞が危ぐされている。当局は新型コロナ感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を堅持していることもあり、行動抑制などの防疫措置も各地で強化された。また、直近で公表された経済指標は弱い内容が多く、中国経済鈍化の警戒感も高まっている。ただ、下値を叩くような売りはみられない。「経済指標下振れは、景気対策につながる」との見方も根強く、政策で恩恵を受けやすい銘柄群の一角は物色された。
<FA>
2022/11/11 09:46