寄り付き概況ニュース一覧

寄り付き概況 日経平均は4円安でスタート、HOYAやINPEXなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26625.68;-4.18TOPIX;1874.33;-4.12[寄り付き概況] 15日の日経平均は4.18円安の26625.68円と4日続落して取引を開始した。前日14日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は151.91ドル安の30364.83ドル、ナスダックは19.12ポイント高の10828.35で取引を終了した。ソフトウエアメーカー、オラクル(ORCL)や運送会社フェデックス(FDX)の株価上昇を受け投資家心理が改善し、寄り付き後、上昇。しかし、5月生産者物価指数(PPI)が消費者物価指数(CPI)に続き大幅な伸びに留まったため、連邦準備制度理事会(FRB)の6月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の利上げが市場にほぼ織り込まれると金利の上昇に伴い売りが加速し、主要株式指数は下落に転じた。ダウは終日軟調に推移。引けにかけては、ハイテクが持ち直しナスダック総合指数は小幅高で終了した。 今日の東京株式市場は、やや売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均が5日続落となったことが東京市場の株価の重しとなり、また、日本時間の明日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を控え、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均は下落したものの、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇して取引を終えたことが東京市場で安心感となった。また、外為市場で1ドル=135円30銭前後と昨日15時頃に比べ60-70銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場の輸出株などの株価の支えとなったことに加え、日経平均が昨日までの3日続落で1600円を超す下げとなったことから、自律反発狙いの買いも入りやすく、寄り後、日経平均は一時上げに転じた。なお、取引開始前に発表された4月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比10.8%増だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は1.5%減だった。 セクター別では、鉱業、精密機器、小売業、電気機器、石油石炭製品などが値下がり率上位、海運業、パルプ・紙、不動産業、ガラス土石製品、輸送用機器などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、HOYA<7741>、INPEX<1605>、日立<6501>、ソニーG<6758>、三井ハイテク<6966>、キーエンス<6861>、東京海上<8766>、7&iHD<3382>、SMC<6273>、任天堂<7974>、アサヒ<2502>などが下落。他方、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>、日本郵政<6178>、KDDI<9433>、武田薬<4502>、三菱重<7011>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、スズキ<7269>、ホンダ<7267>などが上昇している。 <FA> 2022/06/15 09:29 寄り付き概況 日経平均は431円安でスタート、ソフトバンクGや安川電などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26555.75;-431.69TOPIX;1873.80;-27.26[寄り付き概況] 14日の日経平均は431.69円安の26555.75円と3日続落して取引を開始した。前日13日の米国株式市場は続落。ダウ平均は876.05ドル安の30516.74ドル、ナスダックは530.80ポイント安の10809.22で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げを警戒し、寄り付き後、下落。さらに、中国の新型コロナ流行再燃で一部地域の再封鎖が警戒されたほか、暗号資産市場の急落などが金融不安につながり、売りが加速した。引けにかけてウォール・ストリート・ジャーナル紙が連邦準備制度理事会(FRB)高官が0.75%の利上げを容認する可能性を報じ債券利回りが一段と上昇したため下げ幅を一段と拡大した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落したことが東京市場の重しとなった。加えて、今晩、米卸売物価指数(PPI)が発表され、明日以降は中国の工業生産高や小売売上高、米小売売上高など重要経済指標の発表が控えており、また、日本時間16日未明には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見なども予定されていることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日までの2営業日で日経平均が1200円を超す下げとなったことから、自律反発狙いの買いが入りやすかったが、寄付き段階では売りが優勢だった。 セクター別では、空運業、輸送用機器、精密機器、電気機器、機械などが値下がり率上位、保険業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、安川電<6506>、リクルートHD<6098>、クボタ<6326>、楽天グループ<4755>、ルネサス<6723>、ソニーG<6758>、スクリーンHD<7735>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、三井ハイテク<6966>、ANA<9202>、JAL<9201>、日本郵船<9101>などが下落。他方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>などが上昇している。 <FA> 2022/06/14 09:29 寄り付き概況 日経平均は454円安でスタート、日本郵船や東エレクなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27369.66;-454.63TOPIX;1913.46;-29.63[寄り付き概況] 6月13日の日経平均は前週末比454.63円安の27369.66円と大幅続落でスタート。10日の米国市場でダウ平均は880.00ドル安の31392.79ドル、ナスダックは414.20ポイント安の11340.02で取引を終了。 5月消費者物価指数(CPI)が40年ぶりの高い伸びとなったため、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速を警戒し、寄り付きから大幅下落。6月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75ptの利上げを織り込む売りが強まったほか、最新6月のミシガン大消費者マインドが過去最低に落ち込んだため成長鈍化懸念から一段と売りに拍車がかかった。 シカゴ日経225先物清算値は大阪比525円安の27325円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均はギャップダウンからのスタート。寄り付き後も下げ幅をさらに広げる展開となっている。先週末にメジャーSQを通過したことから需給は若干軽くなっていると見られ、「短期的な売り仕掛けの動きなども注意する必要がありそう」との指摘も聞かれている。 東証プライム市場の売買代金上位では、日本郵船<9101>、東エレク<8035>、ソニーグループ<6758>、レーザーテック<6920>、川崎汽船<9107>、トヨタ<7203>、キーエンス<6861>、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>など主力処が全般下落する反面、三井ハイテック<6966>の上げが目立つ。業種別では、機械、電気機器、輸送用機器などが下落率上位で推移。 <FA> 2022/06/13 09:19 寄り付き概況 日経平均は250円安でスタート、エムスリーや任天堂などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27996.35;-250.18TOPIX;1950.16;-18.89[寄り付き概況] 10日の日経平均は250.18円安の27996.35円と6日ぶり反落して取引を開始した。前日9日の米国株式市場は続落。ダウ平均は638.11ドル安の32272.79ドル、ナスダックは332.04ポイント安の11754.23で取引を終了した。中国上海の一部区域で都市封鎖が再開され世界経済の成長鈍化懸念がくすぶり、寄り付き後、下落。週次の失業保険申請件数が予想以上に増え、労働市場の鈍化懸念が浮上し売りに一段と拍車がかかった。さらに、消費者物価指数(CPI)の発表を控え、高インフレへの警戒感も強まり、終日軟調に推移。引けにかけて一段と売りが加速した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落したことが東京市場の株価の重しとなったことに加え、日経平均が昨日までの5日続伸で800円を超す上げとなったことから、短期的な利益確定売りが出やすかった。また、米国で今晩、5月の米消費者物価指数(CPI)が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、今日から外国人観光客の受け入れ手続きが再開されたことに加え、政府が1日あたりの入国者数上限をさらに引き上げる方向で検討すると伝えられたことなどを受け、経済活動の活性化に対する期待が高まり、株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された5月の国内企業物価指数は、前年同月比9.1%上昇した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同9.8%上昇だった。今日は株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)の算出日。SQ値はQUICK試算で28122.81円だった。 セクター別では全業種が値下がり。海運業、鉄鋼、その他金融業、非鉄金属、輸送用機器などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、エムスリー<2413>、ファナック<6954>、任天堂<7974>、クボタ<6326>、オリックス<8591>、中外薬<4519>、第一三共<4568>、アステラス薬<4503>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、富士通<6702>、SMC<6273>、三菱重<7011>などが下落。他方、川崎汽船<9107>、三菱地所<8802>、東京海上<8766>などが上昇している。 <FA> 2022/06/10 09:40 寄り付き概況 日経平均は44円安でスタート、日本郵船やシャープなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28189.35;-44.94TOPIX;1966.01;-3.97[寄り付き概況] 9日の日経平均は44.94円安の28189.35円と5日ぶり反落して取引を開始した。前日8日の米国株式市場は反落。ダウ平均は269.24ドル安の32910.90ドル、ナスダックは88.96ポイント安の12086.27で取引を終了した。経済協力開発機構(OECD)が世界経済の見通しを大幅に引き下げたことを背景に、成長鈍化を警戒した売りに寄り付き後、下落。また、10年債利回りが再び3%台に達し、金利の上昇も重しとなった。さらに、天然ガス、原油価格の上昇でインフレ高進への警戒も強まり、主要株式指数をさらに押し下げた。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなったことに加え、日経平均が昨日までの4日続伸で800円を超す上げとなったことから利益確定売りが出やすかった。一方、昨日の日経平均が心理的な節目とされた28000円や、上値抵抗線として意識されていた200日移動平均線を一度も下回らずに取引を終えたことで、相場の先高観が強くなり、また、外為市場で1ドル=134円40銭台と昨日15時頃に比べ1円30銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場の輸出株などの株価下支え要因となり、寄り後、日経平均は上げに転じた。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は5月29日-6月4日に国内株を2週連続で売り越した。売越額は1222億円だった。 セクター別では、海運業、鉄鋼、電気・ガス業、精密機器、倉庫運輸関連などが値下がり率上位、鉱業、その他製品、石油石炭製品、情報・通信業、輸送用機器などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、シャープ<6753>、HOYA<7741>、日立金<5486>、ルネサス<6723>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、信越化<4063>、レーザーテック<6920>、資生堂<4911>、大阪チタ <5726>、日本製鉄<5401>、大阪ガス<9532>、ファナック<6954>などが下落。他方、ソフトバンクG<9984>、INPEX<1605>、住友化<4005>、東レ<3402>、任天堂<7974>、レノバ<9519>、川崎重<7012>、三菱重<7011>、IHI<7013>、ファーストリテ<9983>、オリックス<8591>、トヨタ<7203>、SUBARU<7270>、ENEOS<5020>などが上昇している。 <FA> 2022/06/09 09:37 寄り付き概況 日経平均は156円高でスタート、フジクラやバンナムHDなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28100.26;+156.31TOPIX;1954.54;+7.51[寄り付き概況] 8日の日経平均は156.31円高の28100.26円と4日続伸して取引を開始した。前日7日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は264.36ドル高の33180.14ドル、ナスダックは113.86ポイント高の12175.23で取引を終了した。小売り大手のターゲットが業績見通しを下方修正したことで下落し、小売銘柄を中心に業績の悪化を懸念する売りが波及した。インフレと利上げによる景気後退への懸念は根強く、また週後半に発表を控える5月消費者物価指数(CPI)の動向を見極めたいとの思惑から、動きづらく方向感のない展開。その後、長期金利が低下するとハイテク株を中心に買い戻され、午後は堅調に推移した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなったことに加え、昨日の日経平均がわずかだが200日移動平均線を上回って取引を終えたことも相場の先高観を強めた。一方、日経平均が昨日までの3日続伸で500円を超す上げとなったことから短期的な利益確定売りが出やすく、また、明日の欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表や10日の5月の米消費者物価指数(CPI)発表を控え、これらの結果を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された4月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は5011億円の黒字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は5109億円の黒字だった。今日はANYCOLOR<5032>が東証グロースに上場した。 セクター別では、ゴム製品、機械、金属製品、不動産業、鉱業などが値上がり率上位、保険業、銀行業、空運業、海運業、電気・ガス業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、フジクラ<5803>、バンナムHD<7832>、富士フイルム<4901>、三井不<8801>、ルネサス<6723>、ダイキン<6367>、INPEX<1605>、日本電産<6594>、伊藤忠<8001>、SMC<6273>、大阪チタ <5726>、ブリヂストン<5108>、川崎重<7012>、IHI<7013>、三菱重<7011>などが上昇。他方、第一生命HD<8750>、レノバ<9519>、OLC<4661>、三菱UFJ<8306>、楽天グループ<4755>、三井住友<8316>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>などが下落している。 <FA> 2022/06/08 09:31 寄り付き概況 日経平均は68円高でスタート、日産自やデンソーなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27984.79;+68.90TOPIX;1946.59;+7.48[寄り付き概況] 7日の日経平均は68.90円高の27984.79円と3日続伸して取引を開始した。前日6日の米国株式市場は反発。ダウ平均は16.08ドル高の32915.78ドル、ナスダックは48.64ポイント高の12061.37で取引を終了した。中国の北京市で新型コロナウイルスの流行に伴う規制が緩和されたことで経済正常化への期待が広がったほか、中国当局が配車アプリの滴滴グローバルの調査を終了するとの報道で投資家心理が改善した。一方、インフレや連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めペースへの不透明感は根強く、買い一巡後は伸び悩んだ。長期金利が再び3%を上回ったことでハイテク株など割高感が意識されやすい銘柄が売られ、ダウは取引終盤にマイナスに転じる場面もあったが、主要株式指数は小幅に反発して取引を終えた。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が小幅ながら上昇したことが東京市場の株価の支えとなり、また、外為市場で1ドル=132円20銭台と昨日15時頃に比べ1円60銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場の輸出株などの株価支援要因となった。一方、米長期金利の上昇が東京市場でも警戒材料となったことに加え、昨日の日経平均が27940円近辺に位置する200日移動平均線を明確に上向けることができなかったことから上値の重さが意識された。また、9日に欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表、10日に5月の米消費者物価指数(CPI)発表などイベントが控えており、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあり、寄り後、日経平均は一時下げに転じた。なお、取引開始前に発表された4月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比1.7%減少した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同0.8%減だった。 セクター別では、輸送用機器、保険業、銀行業、ゴム製品、ガラス土石製品などが値上がり率上位、海運業、医薬品、鉄鋼、水産・農林業、食料品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、日産自<7201>、ホンダ<7267>、デンソー<6902>、三菱UFJ<8306>、SUBARU<7270>、トヨタ<7203>、三井住友<8316>、コマツ<6301>、三菱商事<8058>、日立<6501>、JAL<9201>などが上昇。他方、ルネサス<6723>、NTTデータ<9613>、第一三共<4568>、キッコーマン<2801>、川崎汽船<9107>、アドバンテスト<6857>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>、東電力HD<9501>、オリンパス<7733>、伊藤忠<8001>、ファナック<6954>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>などが下落している <FA> 2022/06/07 09:31 寄り付き概況 日経平均は211円安でスタート、ソフトバンクGやソニーグループなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27549.64;-211.93TOPIX;1919.64;-13.50[寄り付き概況] 6月6日の日経平均は前週末比211.93円安の27549.64円と反落でスタート。3日の米国市場でダウ平均は348.58ドル安の32899.70ドル、ナスダックは304.16ポイント安の12012.73で取引を終了。朝方発表された5月雇用統計で非農業部門雇用者数が39万人の増加と、増加幅が市場予想(31万人増)を上回ったことで連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げが警戒された。長期金利が上昇し、割高感が意識されやすいハイテク株を中心に売りが加速。主要株式指数は終日軟調に推移した。 シカゴ日経225先物清算値は大阪比215円安の27575円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から本日の日経平均は売り先行で取引を開始。ただし、先週末には4月21日の戻り高値を突破したことから、利食いの動きが出やすいところでもあり、想定の範囲内だろう。週末にメジャーSQを控えていることもあり、やや動きにくい面もあるが、売り一巡後の底堅さに期待する声も聞かれている。 東証プライム市場の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ソニーグループ<6758>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>、ZHD<4689>、ベイカレント<6532>などが下落する反面、INPEX<1605>や第一三共<4568>、ENEOS<5020>、東邦チタニウム<5727>などが上昇。業種別では、サービス、電気機器、輸送用機器などが下落率上位で推移。 <FA> 2022/06/06 09:34 寄り付き概況 日経平均は246円高でスタート、ファーストリテやソフトバンクGなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27660.62;+246.74TOPIX;1937.90;+11.51[寄り付き概況] 3日の日経平均は246.74円高の27660.62円と反発して取引を開始した。前日2日の米国株式市場は反発。ダウ平均は435.05ドル高の33248.28ドル、ナスダックは322.44ポイント高の12316.90で取引を終了した。寄り付きは下落。マイクロソフトがドル高の影響を加味し、4−6月の業績見通しを引き下げたことが嫌気された。連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード副議長の発言が伝わり売りが強まったが、一時的な動きに留まり、その後上昇に転じると終日堅調に推移した。長期金利が落ち着いて推移したことはハイテク株への買いを誘い、特に足元で下げがきつかった半導体などの買い戻しの動きが強まったほか、OPECプラスが増産拡大で合意したことでインフレ懸念が緩和され、景気敏感株や消費関連株に買いが入った。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなり、特に、ナスダック総合指数が2%超、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3%超の上昇と、ダウ平均(1.3%上昇)より上昇率が大きかったことが東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、外国人観光客の受け入れ再開による経済活動の活性化や、都市封鎖(ロックダウン)解除による中国経済の正常化が引き続き期待され、株価の支えとなった。一方、このところ日経平均が27500円近くで押し戻される展開が続いていることから上値の重さが意識され、また、米連邦準備理事会(FRB)による量的引き締め(QT)の影響や景気後退(リセッション)への懸念が払しょくできない中、今晩、米国で5月の米雇用統計が発表され、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。 セクター別では、鉱業、精密機器、電気機器、金属製品、サービス業などが値上がり率上位、ゴム製品、保険業、輸送用機器、空運業、不動産業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、リクルートHD<6098>、資生堂<4911>、富士通<6702>、良品計画<7453>、コマツ<6301>、ダイキン<6367>、HOYA<7741>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などが上昇。他方、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、東芝<6502>、三菱重<7011>、東電力HD<9501>、東京海上<8766>、商船三井<9104>、ホンダ<7267>、東ソー<4042>などが下落している。 <FA> 2022/06/03 09:33 寄り付き概況 日経平均は117円安でスタート、資生堂やHOYAなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27340.52;-117.37TOPIX;1930.39;-8.25[寄り付き概況] 2日の日経平均は117.37円安の27340.52円と反落して取引を開始した。前日1日の米国株式市場は続落。ダウ平均は176.89ドル安の32813.23ドル、ナスダックは86.93ポイント安の11994.46で取引を終了した。寄り付きは上昇。前日引け後に市場予想を上回る四半期決算を発表したセールスフォースが大幅高となり相場を押し上げ、また他のハイテク株にも買いが波及した。5月ISM製造業景況指数が予想外の上昇となったことで長期金利が上昇。さらに原油価格が再び上昇したことで連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げへの警戒感が再び意識され、下げに転じた。取引終盤に向けて下げ幅を縮小させたが、下落のまま取引を終えた。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、ロシア産原油の供給減や中国の経済活動正常化による需給の引き締まりなどを受けた原油価格の先高観からインフレ長期化が意識され、市場の警戒材料となったことに加え、発表が相次ぐ米経済指標を確認したいとして引き続き積極的な買いを見送る向きもあった。一方、外為市場で1ドル=130円10銭台と昨日15時頃に比べ90銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場の輸出株などの株価を支えたことに加え、昨日の米株式市場でダウ平均やナスダック総合指数が下落したものの売り一巡後は下げ渋る展開となったことなども市場の安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は5月22-28日に国内株を2週連続で買い越した。買越額は9億円だった。 セクター別では、サービス業、空運業、電気機器、情報・通信業、化学などが値下がり率上位、海運業、鉄鋼、保険業、その他金融業、卸売業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、資生堂<4911>、HOYA<7741>、アステラス薬<4503>、花王<4452>、ソニーG<6758>、OLC<4661>、武田薬<4502>、ホンダ<7267>、INPEX<1605>、リクルートHD<6098>、キーエンス<6861>などが下落。他方、太陽誘電<6976>、ダイキン<6367>、日本製鉄<5401>、第一三共<4568>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、三菱重<7011>、村田製<6981>、オリックス<8591>、JR東<9020>などが上昇している。 <FA> 2022/06/02 09:37 寄り付き概況 日経平均は15円高でスタート、東京海上やIHIなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27295.63;+15.83TOPIX;1916.90;+4.23[寄り付き概況] 1日の日経平均は15.83円高の27295.63円と反発して取引を開始した。前日5月31日の米国株式市場は反落。ダウ平均は 222.84ドル安の32990.12ドル、ナスダックは49.74ポイント安の12081.39で取引を終了した。EUがロシア産石油の禁輸で合意し、原油価格が上昇。インフレ懸念が再燃し、下落して始まった。また主要指数は前週に大きく上昇していたこともあり、利益確定の売りも出やすかった。石油輸出国機構(OPEC)加盟国が生産協定からロシアを排除することを検討しているとの報道で原油価格が下落、上昇に転じるも終日方向感に欠ける展開で、結局ダウ・ナスダックともに下落した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。中国・上海市が都市封鎖(ロックダウン)を解除したことや、岸田首相が、6月10日に再開する外国人観光客の受け入れに対応するための「ガイドライン」を7日に公表すると表明したことなどを受け、経済活動の活性化への期待が高まり、株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=128円80銭台と昨日15時頃に比べ1円ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の支えとなった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって下落したことが東京市場の株価の重しとなり、また、今週は米国で週末の雇用統計まで経済指標の発表が相次ぐことから、これを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された1-3月期の法人企業統計によると、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比3.0%増だった。 セクター別では、保険業、ゴム製品、輸送用機器、銀行業、不動産業などが値上がり率上位、鉱業、精密機器、電気機器、鉄鋼、その他製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、東京海上<8766>、IHI<7013>、SUBARU<7270>、日産自<7201>、ホンダ<7267>、トヨタ<7203>、デンソー<6902>、ブリヂストン<5108>、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、キヤノン<7751>、アステラス薬<4503>、三菱地所<8802>、三菱重<7011>などが上昇。他方、INPEX<1605>、キーエンス<6861>、OLC<4661>、日本製鉄<5401>、JFE<5411>、ENEOS<5020>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、7&iHD<3382>、ファーストリテ<9983>、日立<6501>などが下落している。 <FA> 2022/06/01 09:25 寄り付き概況 日経平均は51円安でスタート、住友大阪やファナックなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27318.09;-51.34TOPIX;1917.11;-5.33[寄り付き概況] 31日の日経平均は51.34円安の27318.09円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日30日の米国株式市場はメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)のため休場。欧州株式市場は、英FTSETM100指数が0.19%上昇、独DAX指数が0.79%上昇、仏CAC40指数が0.72%上昇した。 今日の東京株式市場は、売りが先行した。昨日の米株式市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、今週は米国や中国で経済指標の発表が相次ぐことから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きがあった。また、昨日までの2営業日で日経平均が700円を超す上げとなったことから短期的な戻り待ちの売りも出やすかった。一方、昨日の欧州株式市場が堅調だったことが東京市場の株価の支えとなった。また、米国のインフレと金融引き締めに対する過度な警戒感が緩和しているとの見方に加え、中国・上海市が都市封鎖(ロックダウン)を6月1日に事実上解除すると発表したことも市場の安心感となり、寄り後、日経平均は上げに転じた。なお、取引開始前に発表された4月の完全失業率(季節調整値)は2.5%となり前月比0.1ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.6%だった。4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.23倍で前月から0.01ポイント上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.23倍だった。同じく取引開始前に発表された4月の鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比1.3%低下だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同0.2%低下だった。今日はトリプルアイズ<5026>がグロースに上場した。また、日本時間の10時30分に、5月の中国製造業と非製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表される。 セクター別では、精密機器、不動産業、空運業、鉄鋼、非鉄金属などが値下がり率上位、鉱業、保険業、繊維製品、医薬品、電気・ガス業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、住友大阪<5232>、ファナック<6954>、ベイカレント<6532>、資生堂<4911>、HOYA<7741>、日本電産<6594>、楽天グループ<4755>、日本製鉄<5401>、東芝<6502>、レーザーテック<6920>、ホンダ<7267>、三菱UFJ<8306>などが下落。他方、INPEX<1605>、MS&AD<8725>、東京海上<8766>、SBI<8473>、塩野義薬<4507>、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、SUBARU<7270>、アドバンテスト<6857>、三井物産<8031>、ソニーG<6758>などが上昇している。 <FA> 2022/05/31 09:27 寄り付き概況 日経平均は311円高でスタート、ソニーグループやファーストリテなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27092.82;+311.14TOPIX;1905.42;+18.12[寄り付き概況] 5月30日の日経平均は前週末比311.14円高の27092.82円と大幅続伸でスタート。27日の米国市場でダウ平均は575.77ドル高の33212.96ドル、ナスダックは390.48ポイント高の12131.13で取引を終了。朝方発表された4月の個人消費支出(PCE)物価指数で物価上昇率の減速が示され、インフレ加速への懸念が後退した。 連邦準備制度理事会(FRB)が物価の目安とするコア指数は前年比で4.9%の上昇と2カ月連続で伸びが鈍化。ソフトウエア銘柄の好決算や長期金利の低下もハイテク株のサポート材料となった。週末を控え利益確定の売りも出やすい中ではあったが、取引終盤にかけて上げ幅を拡大。シカゴ日経225先物清算値は大阪比330円高の27140円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から本日の日経平均はギャップスタートに。 30日の米国市場はメモリアルデーの祝日で休場となることから海外勢のフローは限られるものの、これまで上値を抑えられていた27000円を再び捉えてきたことで投資家のセンチメントはひとまず改善しそうだ。 東証プライム市場の売買代金上位では、ソニーグループ<6758>、キーエンス<6861>、ファーストリテ<9983>、三菱重<7011>、ルネサス<6723>、日本製鉄<5401>、ファナック<6954>などが上昇する反面、東京電力HD<9501>や東京海上<8766>などが下落。業種別では、機械、精密機器、鉄鋼などが上昇率上位で推移。 <FA> 2022/05/30 09:22 寄り付き概況 日経平均は342円高でスタート、豊田通商や日本郵船などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26947.80;+342.96TOPIX;1897.98;+20.40[寄り付き概況] 27日の日経平均は342.96円高の26947.80円と4日ぶり反発して取引を開始した。前日26日の米国株式市場は大幅続伸。ダウ平均は516.91ドル高の32637.19ドル、ナスダックは305.91ポイント高の11740.65で取引を終了した。前日の流れを引き継ぎ、FOMC議事要旨が想定内の内容で連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げへの懸念が和らいだことに加え、インフレのピークアウトへの期待も相場のサポート材料となった。小売企業が相次いで市場予想を上回る四半期決算・見通しを発表したことで消費関連銘柄が上昇し、相場を押し上げた。引けにかけて上げは一服したが、ダウ・ナスダックともに終日堅調に推移した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大きく上昇したことが東京市場の株価の支えとなったことに加え、四半期決算発表を受け25日の時間外取引で下落した半導体のエヌビディアが昨日は朝安後に切り返したことも市場の安心感となった。また、政府が外国人観光客受け入れ再開の詳細を発表したことなどを受け、経済活動の本格再開への期待がさらに高まったことも市場の雰囲気を明るくした。一方、中国の都市封鎖(ロックダウン)やウクライナ情勢、インフレ長期化観測、米景気や米長期金利の先行き不透明感などが引き続き懸念材料となっているが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された5月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比1.9%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同2.0%上昇だった。 セクター別では、海運業、空運業、金属製品、電気機器、ゴム製品などが値上がり率上位、電気・ガス業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、豊田通商<8015>、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、SUMCO<3436>、東エレク<8035>、日本電産<6594>、パンパシHD<7532>、ソニーG<6758>、資生堂<4911>などが上昇。他方、コスモス薬品<3349>、JT<2914>、ジョイフル本田<3191>などが下落している。 <FA> 2022/05/27 09:29 寄り付き概況 日経平均は7円高でスタート、ソフトバンクGや楽天グループなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26685.02;+7.22TOPIX;1878.95;+2.37[寄り付き概況] 26日の日経平均は7.22円高の26685.02円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日25日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は191.66ドル高の32120.28ドル、ナスダックは170.29ポイント高の11434.74で取引を終了した。寄り付きは下落。その後上昇するも5月連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を控え、様子見姿勢から上昇幅は縮小した。議事要旨は、積極的な引き締め継続姿勢が示された一方で、タカ派姿勢への警戒を強める内容ではなく、安心感から上げ幅を拡大した。足元で売りが強まっていた小売りやハイテク銘柄にも買いが入り、相場の上昇をけん引した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇し、東京市場の株価の支えとなり、また、日経平均が昨日までの2日間で300円を超す下げとなったことから、短期的な自律反発狙いの買いも入りやすかった。一方、昨日の日経平均が26700円台に位置する25日移動平均線を下回って取引を終えたことから上値の重さが意識され、株価の重しとなった。また、米国で2-4月期決算を発表した画像処理半導体の米エヌビディアやビックデータ保管・分析を手掛ける米スノーフレイクの株価が、決算発表を受けた時間外取引で下落したことが東京市場で警戒材料となったが、寄付き段階ではやや買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は15-21日に国内株を2週ぶりに買い越した。買越額は41億円だった。 セクター別では、輸送用機器、ゴム製品、空運業、鉱業、不動産業などが値上がり率上位、海運業、電気・ガス業、精密機器、電気機器が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、楽天グループ<4755>、JAL<9201>、トヨタ<7203>、オリンパス<7733>、ブリヂストン<5108>、JR東<9020>、クボタ<6326>、丸紅<8002>などが上昇。他方、HOYA<7741>、三菱電<6503>、DeNA<2432>、ファナック<6954>、信越化<4063>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>、エムスリー<2413>、MS&AD<8725>などが下落している。 <FA> 2022/05/26 09:39 寄り付き概況 日経平均は36円安でスタート、T&Dホールディングスや三菱自などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26711.53;-36.61TOPIX;1876.11;-2.15[寄り付き概況] 25日の日経平均は36.61円安の26711.53円と続落して取引を開始した。前日24日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は48.38ドル高の31928.62ドル、ナスダックは270.83ポイント安の11264.45で取引を終了した。5月の製造業や4月住宅関連指標が軒並み悪化、景気後退入り懸念も再燃し、寄り付き後、下落。オンライン小売りなどの一部企業が高インフレなどが影響し消費センチメントの急速な悪化を警告し業績下方修正していることが投資家心理に影響し下げが加速した。しかし、引けにかけ、金利が低下し1カ月ぶり低水準となると、下げ幅を縮小した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でナスダック総合指数が2%を超す下げとなったことが東京市場のハイテク株の株価の重しとなり、また、外為市場で1ドル=126円80銭台と昨日15時頃に比べ70-80銭ほど円高・ドル安に振れたことが輸出株などの買い手控え要因となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が一時500ドルを超す下げとなったがその後下げ渋り、上げに転じて取引を終えたことや、昨日の海外市場で米長期金利が低下したことなどが東京市場で安心感となり、株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。 セクター別では、その他製品、輸送用機器、空運業、非鉄金属、サービス業などが値下がり率上位、石油石炭製品、繊維製品、ゴム製品、海運業、卸売業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、T&Dホールディングス<8795>、三菱自<7211>、楽天グループ<4755>、任天堂<7974>、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、住友鉱<5713>、ホンダ<7267>、ソニーG<6758>、オムロン<6645>、日立<6501>、コマツ<6301>、村田製<6981>、ソフトバンクG<9984>などが下落。他方、伊藤忠<8001>、川崎汽船<9107>、ダイキン<6367>、ENEOS<5020>、レーザーテック<6920>、ブリヂストン<5108>、HOYA<7741>、第一三共<4568>、ルネサス<6723>などが上昇している。 <FA> 2022/05/25 09:26 寄り付き概況 日経平均は3円高でスタート、DOWAや丸紅などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27005.43;+3.91TOPIX;1896.07;+1.50[寄り付き概況] 24日の日経平均は3.91円高の27005.43円と3日続伸して取引を開始した。前日23日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は618.34ドル高の31880.24ドル、ナスダックは180.66ポイント高の11533.28で取引を終了した。バイデン大統領が訪問中のアジアで国内経済の景気後退の可能性を巡り「避けられないものではない」と述べたほか、対中制裁の緩和を示唆したため、景気への悲観的な見通しが緩和し、寄り付き後、上昇。さらに、銀行のJPモルガン(JPM)のダイモン最高経営責任者(CEO)が投資家向け説明会で経済や業績に明るい見解を示したため金融セクターが買われ、相場の上昇をけん引した。 今日の東京株式市場は、寄付き段階では売り買いが交錯した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、観光庁が外国人観光客の受け入れ再開に向けた実証事業の概要を発表するなど、6月からの水際対策緩和の準備が進み、経済活動活性化への期待感が市場のムードを明るくした。一方、中国・北京の新型コロナ新規感染者が22日に99人と、前日の61人から増加し、現在の感染拡大局面で最多となったと伝えられ、経済活動制約の可能性が懸念され、東京市場の株価の重しとなったほか、昨日までの2営業日で日経平均が600円近い上げとなったことから目先的な戻り待ちの売りも出やすく、寄付き段階では売り買いが拮抗した。 セクター別では、鉄鋼、卸売業、保険業、海運業、非鉄金属などが値上がり率上位、医薬品、サービス業、小売業、倉庫運輸関連、情報・通信業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、DOWA<5714>、丸紅<8002>、伊藤忠<8001>、三菱商事<8058>、三菱重<7011>、日本製鉄<5401>、三井不<8801>、楽天グループ<4755>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>、HOYA<7741>、三菱UFJ<8306>などが上昇。他方、エムスリー<2413>、ZHD<4689>、リクルートHD<6098>、レノバ<9519>、ダイキン<6367>、第一三共<4568>、7&iHD<3382>、武田薬<4502>、オリンパス<7733>、ルネサス<6723>、資生堂<4911>、ファナック<6954>、信越化<4063>などが下落している。 <FA> 2022/05/24 09:34 寄り付き概況 日経平均は252円高でスタート、日本郵船や東京海上などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26991.42;+252.39TOPIX;1892.73;+15.36[寄り付き概況] 5月23日の日経平均は前週末比252.39円高の26991.42円と続伸でスタート。20日の米国市場でダウ平均は8.77ドル高の31261.90ドル、ナスダックは33.88ポイント安の11354.62で取引を終了。 都市封鎖で景気後退が懸念されている中国において、中国人民銀行(中央銀行)が経済支援を目指した予想外の利下げを実施、世界経済の鈍化懸念が緩和し、寄り付き後上昇。ただ、国内経済が来年にも景気後退入りするとの懸念が根強く、次第に売り圧力が強まり、下落に転じた。 一方、この日は大規模なオプションが満期を迎え、荒い展開のなか引けにかけてNYダウは再びプラス圏を回復。ナスダック総合指数は小幅下落となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円安の26715円。米国市場の動きは週末がオプションの満期日だったことでテクニカル的な要因も影響したと見られている他、国内においては「政権幹部が『金融所得課税』で議論先送り示唆」との報道も追い風との指摘も一部で聞かれているなかで、日経平均は寄り付きから上げ幅を縮めつつも買い優勢の状況を維持している。 東証プライム市場の売買代金上位では、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、東京海上<8766>などが上昇する反面、ダブル・スコープ<6619>やINPEX<1605>などが下落。業種別では、保険、海運、医薬品などが上昇率上位で推移。 <FA> 2022/05/23 09:25 寄り付き概況 日経平均は45円高でスタート、エプソンや川崎汽船などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26448.23;+45.39TOPIX;1861.87;+1.79[寄り付き概況] 20日の日経平均は45.39円高の26448.23円と反発して取引を開始した。前日19日の米国株式市場は続落。ダウ平均は236.94ドル安の31253.13ドル、ナスダックは29.66ポイント安の11388.50で取引を終了した。冴えない企業決算に失望感が広がり、寄り付き後、下落。最新の地区連銀製造業景況指数や雇用、住宅関連指標が軒並み予想を下回り景気後退入り懸念が一段と強まり投資家心理が悪化、売りに拍車がかかった。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が続落したものの、ダウ平均が一時上げに転じるなど底堅さを見せたことから下値は堅いとの見方もあり、東京市場の株価の支えとなった。また、昨日の日経平均が500円を超す下げとなったが、後場はやや下げ渋ったことから自律反発狙いの買いも入りやすかった。一方、外為市場で1ドル=127円90銭前後と昨日15時頃に比べ70-80銭ほど円高・ドル安方向に振れたことが輸出株などの株価の重しとなったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された4月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.1%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同2.1%上昇だった。 セクター別では、海運業、精密機器、非鉄金属、ゴム製品、鉄鋼などが値上がり率上位、電気・ガス業、保険業、鉱業、銀行業、建設業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、エプソン<6724>、HOYA<7741>、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、コスモス薬品<3349>、ブリヂストン<5108>、デンソー<6902>、OLC<4661>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、住友鉱<5713>などが上昇。他方、シマノ<7309>、キーエンス<6861>、ダイキン<6367>、INPEX<1605>、7&iHD<3382>、三菱重<7011>、リクルートHD<6098>、東電力HD<9501>、村田製<6981>、KDDI<9433>などが下落している。 <FA> 2022/05/20 09:23 寄り付き概況 日経平均は475円安でスタート、ファーストリテや楽天グループなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26435.32;-475.88TOPIX;1850.82;-33.87[寄り付き概況] 19日の日経平均は475.88円安の26435.32円と5日ぶり反落して取引を開始した。前日18日の米国株式市場は反落。ダウ平均は1164.52ドル安の31490.07ドル、ナスダックは566.37ポイント安の11418.15で取引を終了した。パンデミック時には好調だった小売りのウォルマート(WMT)やターゲット(TGT)の決算が予想外に大幅悪化したため投資家心理が悪化し、寄り付き後、下落。高インフレや景気後退入り懸念がさらなる売り圧力となり、終日軟調に推移。引けにかけて、下落幅を拡大した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下げたことが東京市場の重しとなったことに加え、日経平均が昨日までの4日続伸で1100円を超す上げとなったことから短期的な戻り待ちの売りも出やすかった。また、外為市場で1ドル=127円90銭前後と昨日15時頃に比べ1円20銭ほど円高・ドル安に振れ、輸出株などの買い手控え要因となった。一方、昨日の日経平均が26800円台に位置する75日移動平均線を上回って取引を終えたことから、相場の基調は弱くないとの指摘もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された3月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比7.1%増だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は3.7%増だった。同じく取引開始前に発表された4月の貿易収支は8392億円の赤字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は1兆1450億円の赤字だった。 セクター別では、全業種が値下がり。鉱業、海運業、輸送用機器、空運業、鉄鋼などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、キーエンス<6861>、楽天グループ<4755>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>、村田製<6981>、ダイキン<6367>、日本電産<6594>、ソニーG<6758>などが下落。他方、東京ガス<9531>、三井松島HD<1518>、スクエニHD<9684>、コナミHD<9766>などが上昇している。 <FA> 2022/05/19 09:27 寄り付き概況 日経平均は167円高でスタート、ソフトバンクGや東エレクなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26826.82;+167.07TOPIX;1878.94;+12.23[寄り付き概況] 18日の日経平均は167.07円高の26826.82円と4日続伸して取引を開始した。前日17日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は431.17ドル高の32654.59ドル、ナスダックは321.73ポイント高の11984.52で取引を終了した。中国上海市の都市封鎖解除期待、国内の4月小売売上高や欧州の良好な経済指標を受け世界経済の成長減速懸念が後退し、寄り付き後、上昇。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がイベントでインフレが低下するまで取り組みを継続することを公約、経済が想定どおり展開したら0.5%の利上げも選択肢になると発言し金利が上昇すると警戒感に、いったん上げ幅を縮小。しかし、ほぼ想定内の内容にとどまり、イベント終了とともに買いが再燃し、引けにかけて上げ幅を拡大した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなり、特に、ナスダック総合指数が2.8%上昇、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5.0%上昇と、ダウ平均(1.3%上昇)に比べ上昇率が大きかったことが東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、22年3月期決算発表がほぼ出そろい、企業業績への警戒感が後退したことも市場の安心感となった。一方、ウクライナ情勢を巡る不透明感が引き続き意識されていることに加え、日経平均が昨日までの3日続伸で900円を超す上げとなり、利益確定売りも出やすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された1-3月期の国内総生産(GDP)速報値は実質前期比0.2%減、年率換算では1.0%減だった。QUICKが集計した民間予測の中央値は前期比0.4%減、年率では1.8%減だった。 セクター別では、非鉄金属、空運業、電気機器、その他金融業、繊維製品などが値上がり率上位、パルプ・紙、電気・ガス業、不動産業、水産・農林業、建設業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ルネサス<6723>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、信越化<4063>、富士通<6702>、シマノ<7309>、リクルートHD<6098>、ソニーG<6758>、NTT<9432>、日立<6501>、アサヒ<2502>、村田製<6981>、任天堂<7974>などが上昇。他方、INPEX<1605>、ENEOS<5020>、塩野義薬<4507>、東電力HD<9501>、7&iHD<3382>、クスリのアオキ<3549>、川崎汽船<9107>などが下落している。 <FA> 2022/05/18 09:23 寄り付き概況 日経平均は8円高でスタート、INPEXや出光興産などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26555.23;+8.18TOPIX;1865.35;+2.09[寄り付き概況] 17日の日経平均は8.18円高の26555.23円と3日続伸して取引を開始した。前日16日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は26.76ドル高の32223.42ドル、ナスダックは142.21ポイント安の11662.79で取引を終了した。中国の鉱工業生産や小売りの悪化、NY連銀製造業景気指数が予想外のマイナスに落ち込んだため世界経済の成長鈍化を警戒し、寄り付き後、下落。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースが従来想定されたほど急速にならないとの見方も同時に浮上し、金利が低下するとダウは上昇に転じた。ハイテク株では利食いと見られる売りが続き、下落した。 今日の東京株式市場は、寄付き段階では売り買いが交錯した。昨日の米株式市場でダウ平均が小幅ながら続伸したことが東京市場の株価の支えとなったことに加え、中国・上海市が6月に都市封鎖(ロックダウン)を解除する方針を示したことも市場の安心感となった。また、22年3月期決算発表が昨日までで一巡したが、好業績銘柄への物色意欲が継続し、株価支援要因となった。一方、昨日の米株式市場でナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1%を超す下げとなったことが東京市場でハイテク株や半導体関連株の買い手控え要因となった。また、米国の利上げや中国のコロナ対策による経済の下押し懸念が払しょくできないことに加え、ウクライナ情勢の先行き不透明感も継続し、株価の重しとなり、寄付き段階では売り買いが拮抗した。 セクター別では、鉱業、石油石炭製品、海運業、医薬品、鉄鋼などが値上がり率上位、精密機器、情報・通信業、小売業、輸送用機器、金属製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、INPEX<1605>、出光興産<5019>、神戸鋼<5406>、住友鉱<5713>、DOWA<5714>、リクルートHD<6098>、川崎汽船<9107>、ヤクルト本社<2267>、第一三共<4568>、シスメックス<6869>、ENEOS<5020>、ダイフク<6383>、日本郵船<9101>などが上昇。他方、アサヒ<2502>、SUMCO<3436>、電通グループ<4324>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>、レーザーテック<6920>、NTTデータ<9613>、日立<6501>、KDDI<9433>、ファーストリテ<9983>、7&iHD<3382>などが下落している。 <FA> 2022/05/17 09:33 寄り付き概況 日経平均は325円高でスタート、トヨタや東エレクなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26753.37;+325.72TOPIX;1883.45;+19.25[寄り付き概況] 5月16日の日経平均は前週末比325.72円高の26753.37円と大幅続伸でスタート。13日の米国市場でダウ平均は466.36ドル高の32196.66ドル、ナスダックは434.04ポイント高の11805.00で取引を終了。暗号資産市場が持ち直したことで、金融市場に混乱がもたらされるとの脅威が後退し、寄り付き後上昇。ハイテク株も下げ止まったため、主要株式指数は安心感から終日堅調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比285円高の26675円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均は買い先行で始まった。先週末の大幅反発に対する反動は警戒されやすかったものの、一気に心理的な節目の26500円を突破する展開に。また、先週末で決算発表がピークを通過したことも動きやすさに繋がっている。 東証プライム市場の売買代金上位では、トヨタ<7203>、東エレク<8035>、川崎汽船<9107>、レーザーテック<6920>、キーエンス<6861>、ファーストリテ<9983>、商船三井<9104>、日本郵政<6178>などが上昇する反面、ホンダ<7267>などが下落。業種別では、サービス、倉庫運輸、海運などが上昇率上位で推移。 <FA> 2022/05/16 09:19 寄り付き概況 日経平均は170円高でスタート、フジクラやレノバなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;25918.80;+170.08TOPIX;1836.77;+7.59[寄り付き概況] 13日の日経平均は170.08円高の25918.80円と反発して取引を開始した。前日12日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は103.81ドル安の31730.30ドル、ナスダックは6.73ポイント高の11370.96で取引を終了した。米国経済が景気後退入りするとの警戒感に、寄り付き後、下落。高インフレや連邦準備制度理事会(FRB)の引き締めへの警戒感も強く、終日軟調に推移した。不透明感が強く、荒い展開が続く中、値ごろ感からハイテク株が買われ、ナスダック総合指数は小幅高で引けた。 今日の東京株式市場は買いが先行した。22年3月期決算発表が佳境となっており、好業績銘柄への物色意欲が引き続き株価支援要因となったことに加え、昨日の東京市場で日経平均が400円を超す下げとなり、今週に入り昨日まで4日間の下げ幅が1200円を超す大幅下落となったことから押し目買いも入りやすかった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が6日続落となり連日で年初来安値を更新したことが東京市場の株価の重しとなり、また、外為市場で1ドル=128円40銭台と昨日15時頃に比べ1円20銭ほど円高・ドル安に振れたことが輸出株などの買い手控え要因となったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された4月のマネーストックはM3の月中平均残高が前年同月比3.2%増、M2は同3.6%増だった。今日は株価指数先物オプション5月物の特別清算指数(SQ)算出日。SQ値はQUICK試算で25951.24円だった。 セクター別では、精密機器、電気機器、陸運業、情報・通信業、小売業などが値上がり率上位、電気・ガス業、繊維製品、石油石炭製品、証券商品先物、ガラス土石製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、フジクラ<5803>、レノバ<9519>、テルモ<4543>、オリンパス<7733>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、SUBARU<7270>、リクルートHD<6098>、コマツ<6301>、富士通<6702>、日立<6501>、ファーストリテ<9983>などが上昇。他方、トレンド<4704>、NTTデータ<9613>、日産自<7201>、資生堂<4911>、東電力HD<9501>、三井物産<8031>、キヤノン<7751>、トヨタ<7203>などが下落している。 <FA> 2022/05/13 09:52 寄り付き概況 日経平均は268円安でスタート、レーザーテックやソフトバンクなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;25945.04;-268.60TOPIX;1837.03;-14.12[寄り付き概況] 12日の日経平均は268.60円安の25945.04円と反落して取引を開始した。前日11日の米国株式市場は大幅下落。ダウ平均は326.63ドル安の31834.11ドル、ナスダックは373.43ポイント安の11364.24で取引を終了した。中国のコロナ流行状況が改善したとの報道で世界経済成長の減速懸念が後退し、寄り付き後、上昇。しかし、国内の4月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったため、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締めにもかかわらず高インフレが定着すると同時に、成長減速にもつながるとの懸念も広がり、下落に転じた。ハイテクの売りも加速し、引けにかけて主要株式指数は下げ幅を拡大した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなり、特に、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3%を超す下げとなったことが東京市場のハイテク株や半導体関連株の買い手控え要因となった。また、昨日の4月の米消費者物価指数(CPI)発表に続き、今晩は4月の米卸売物価指数(PPI)の発表が予定されており、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、22年3月期決算発表が佳境となっており、好業績銘柄への物色意欲が継続し、株価の支えとなった。また、米株式市場で主要指数が年初来安値を更新する一方で、日経平均はこのところ比較的底堅く推移していることから、ここからの下値は限定的との見方もあり、売り手控え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された3月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は2兆5493億円の黒字。前年同月に比べ689億円黒字幅が拡大した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は1兆7523億円の黒字だった。 セクター別では、電気機器、サービス業、小売業、金属製品、空運業などが値下がり率上位、鉱業、石油石炭製品、ゴム製品、保険業、電気・ガス業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、レーザーテック<6920>、ソフトバンク<9434>、ソフトバンクG<9984>、花王<4452>、OLC<4661>、ファーストリテ<9983>、ツルハHD<3391>、ベイカレント<6532>、武田薬<4502>、トヨタ<7203>、ファナック<6954>、ルネサス<6723>、KDDI<9433>、東エレク<8035>などが下落。他方、オリンパス<7733>、神戸鋼<5406>、日立造船<7004>、丸紅<8002>、三菱商事<8058>、三井物産<8031>、INPEX<1605>、スクリーンHD<7735>、三菱UFJ<8306>、ダイキン<6367>、日本製鉄<5401>、レノバ<9519>などが上昇している。 <FA> 2022/05/12 09:34 寄り付き概況 日経平均は121円安でスタート、住友鉱や富士通などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26045.38;-121.72TOPIX;1854.40;-7.98[寄り付き概況] 11日の日経平均は121.72円安の26045.38円と3日続落して取引を開始した。前日10日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は84.96ドル安の32160.74ドル、ナスダックは114.42ポイント高の11737.67で取引を終了した。金利の上昇が一段落し、投資家心理が改善し寄り付き後、上昇。しかし、世界経済が景気後退入りするとの懸念が根強く、売りが再開し、下落に転じた。インフレの重要指標となる消費者物価指数(CPI)の発表を控えて警戒感も強く、終日神経質な展開が続いた。金利の低下で、ハイテクは買戻しが優勢となり、ナスダック総合指数は上昇した。 今日の東京株式市場は、やや売りが先行した。インフレ長期化観測や米長期金利の先高観、中国でのコロナ対策の経済活動制約、ウクライナ情勢の先行き不透明感など懸念材料が継続していることに加え、今晩、4月の米消費者物価指数(CPI)が発表され、また、明晩には4月の米卸売物価指数(PPI)の発表が予定されていることから、これらの内容を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が下落したものの、ナスダック総合指数が上昇したことやフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2%を超す上げとなったことが東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価を支えた。また、22年3月期決算発表が佳境となっており、好業績銘柄への物色意欲が継続し株価下支え要因となり、寄り後、日経平均は上げに転じた。今日は日本時間の10時30分に、4月の中国消費者物価指数(CPI)と4月の中国卸売物価指数(PPI)が発表される。 セクター別では、鉱業、パルプ・紙、卸売業、銀行業、石油石炭製品などが値下がり率上位、空運業、その他製品、海運業、鉄鋼が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、住友鉱<5713>、富士通<6702>、三菱商事<8058>、住友商事<8053>、伊藤忠<8001>、三井物産<8031>、ローム<6963>、太陽誘電<6976>、AGC<5201>、日立<6501>、東電力HD<9501>、みずほ<8411>、三井住友<8316>、INPEX<1605>などが下落。他方、IHI<7013>、リコー<7752>、日本製鉄<5401>、横河電機<6841>、ダイキン<6367>、ソニーG<6758>、エムスリー<2413>、OLC<4661>、レーザーテック<6920>、ファーストリテ<9983>、アドバンテスト<6857>、第一三共<4568>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>などが上昇している。 <FA> 2022/05/11 09:38 寄り付き概況 日経平均は170円安でスタート、INPEXやNTTデータなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26149.06;-170.28TOPIX;1861.43;-16.96[寄り付き概況] 10日の日経平均は170.28円安の26149.06円と続落して取引を開始した。前日9日の米国株式市場は続落。ダウ平均は653.67ドル安の32245.70ドル、ナスダックは521.41ポイント安の11623.25で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策の正常化を目指し緩和解除を開始したため、投資家によるリスク資産を軽減する動きが続き、寄り付き後、下落。中国のコロナによる都市封鎖も継続しサプライチェーン混乱も継続、加えて、FRBの急速な利上げにより景気後退入りへの懸念も強まり、引けにかけては下げ幅を拡大した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均が年初来安値を更新するなど、主要指数が大幅安となったことが東京市場の株価の重しとなったことに加え、外為市場で1ドル=130円40銭前後と昨日15時頃に比べ60-70銭ほど円高・ドル安に振れたことが輸出株などの買い手控え要因となった。また、インフレ長期化観測や米長期金利の上昇、中国でのコロナ対策の経済活動制約、ウクライナ情勢の先行き不透明感など懸念材料が継続し、投資家心理を委縮させた。 一方、22年3月期の決算発表が続いており、好業績銘柄の物色意欲が株価の支えとなったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された3月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比2.3%減少した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同3.2%減少だった。 セクター別では、鉱業、空運業、海運業、精密機器、石油石炭製品などが値下がり率上位、電気・ガス業、医薬品が値上がりしている。 東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、INPEX<1605>、住友鉱<5713>、ソニーG<6758>、HOYA<7741>、NTTデータ<9613>、ヤマダHD<9831>、OLC<4661>、伊藤忠<8001>、丸紅<8002>、エムスリー<2413>、富士通<6702>、JAL<9201>などが下落。他方、川崎汽船<9107>、キヤノン<7751>、KDDI<9433>、東電力HD<9501>、NTT<9432>、第一三共<4568>などが上昇している。 <FA> 2022/05/10 09:33 寄り付き概況 日経平均は298円安でスタート、ソニーグループやファーストリテなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26705.32;-298.24TOPIX;1899.84;-16.07[寄り付き概況] 5月9日の日経平均は前週末比298.24円安の26705.32円と反落でスタート。6日の米国市場でダウ平均は98.60ドル安の32899.37ドル、ナスダックは173.03ポイント安の12144.66で取引を終了。 4月雇用統計で雇用の伸びが予想を上回ったほか、労働参加率が低下したことで、労働市場のひっ迫が再確認され、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げへの警戒感から寄り付き後、大幅下落。金利動向に左右される形で、一時上昇に転じる局面もあったが、戻り売り圧力が強く、終日軟調に推移した。引けにかけては、押し目買いに支えられ、下げ幅を縮小。 シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円安の26885円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均は売り先行で取引を開始。米ハイテク株安の流れの他、G7首脳はロシア産原油の禁輸に向けて取り組むと表明したことも気がかり材料となる中、リスク回避の動きが優勢のようだ。また、今週は決算発表が集中することも手掛けづらさの一因に。 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、商船三井<9104>、日本航空<9201>などが上昇する反面、ソニーグループ<6758>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、オリエンタルランド<4661>、JFE<5411>などが下落。業種別では、鉄鋼、非鉄金属、機械などが下落率上位で推移。 <FA> 2022/05/09 09:21 寄り付き概況 日経平均は34.24円安でスタート、ソフトバンクGやエムスリーなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26784.29;-34.24TOPIX;1902.40;+4.05[寄り付き概況] 6日の日経平均は34.24円安の26784.29円と続落して取引を開始した。前日5日の米国株式市場は大幅反落。ダウ平均は1063.09ドル安の32997.97ドル、ナスダックは647.17ポイント安の12317.69で取引を終了した。1-3月期非農業部門労働生産性が1947年来の大幅低下となったほか、新規失業保険申請件数が予想外に増加するなど冴えない経済指標を受け、寄り付き後、下落。連邦準備制度理事会(FRB)の引き締めペースでの高インフレ抑制は困難との懸念が強まり金利が再び上昇に転じ10年債利回りが3.1%に達すると、引けにかけた更なる売り圧力となった。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落した流れを引き継いだ。また、ウクライナ情勢の先行き不透明感が一段と強くなっていることに加え、欧州連合(EU)がロシア産原油の輸入禁止案を発表したことから、ロシア産原油の供給減少による需給逼迫観測からインフレ長期化が懸念され株価の重しとなった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が大きく下落したものの、前日に大幅に上昇した反動という面もあり、2日から5日までの4営業日合計ではダウ平均は20ドル高、ナスダック総合指数は16ポイント安と東京市場の3連休前と比べると変動は小幅で、投資家心理の委縮は限定的だった。また、22年3月期決算発表が佳境となっており、好業績銘柄の物色意欲が継続し、株価の支えとなったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された4月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比1.9%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同1.8%上昇だった。 セクター別では、情報・通信業、金属製品、証券商品先物、その他製品、サービス業などが値下がり率上位、鉱業、海運業、保険業、石油石炭製品、銀行業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、エムスリー<2413>、リクルートHD<6098>、資生堂<4911>、テルモ<4543>、楽天グループ<4755>、ZHD<4689>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、OLC<4661>、日本電産<6594>、ファナック<6954>、ソニーG<6758>などが下落。他方、INPEX<1605>、ENEOS<5020>、三井物産<8031>、コマツ<6301>、東芝<6502>、東電力HD<9501>、シマノ<7309>、三菱重<7011>、三菱UFJ<8306>、丸紅<8002>、JT<2914>、ANA<9202>などが上昇している。 <FA> 2022/05/06 09:30 寄り付き概況 日経平均は3円高でスタート、レーザーテックや日本郵船などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26851.10;+3.20TOPIX;1899.92;+0.30[寄り付き概況] 5月2日の日経平均は前週末(4月28日)比3.20円高の26851.10円とわずかに上昇してスタート。4月29日の米国市場はNYダウが939ドル安だった。4月シカゴ購買部協会景気指数や4月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想を下回ったため景気減速への懸念は強まった。また、アマゾンは1-3月期決算で7年ぶりの赤字を計上したほか、4-6月期見通しが予想を下回ったことが嫌気されて大幅に下落したことが投資家のセンチメントを冷ます格好となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円安の26730円。本日の日経平均は寄り付き後に一時26964.59円まで上昇する場面もあったが、その後上げ幅を縮めるなど方向感に欠ける展開。連休の谷間であることから積極的な市場参加者は限られていると見られる他、5月3-4日に開催する米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちとなることから、売り買いともに手控えられやすい状況だ。 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、日本郵船<9101>、キーエンス<6861>、ソフトバンクG<9984>、村田製作所<6981>、商船三井<9104>、日立<6501>、富士通<6702>などが上昇。業種別では、海運、空運、ゴム製品などが上昇率上位で推移。 <FA> 2022/05/02 09:32

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