寄り付き概況

日経平均は140円安でスタート、協和キリンや古河電などが下落

配信日時:2023/08/04 10:04 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;32019.06;-140.22TOPIX;2260.40;-7.95


[寄り付き概況]

 4日の日経平均は140.22円安の32019.06円と3日続落して取引を開始した。前日3日の長期金利の上昇を警戒して売りが先行。7月ISM非製造業景況指数やサービス業PMIが予想を下回ったことも売り材料となり、軟調に推移した。一方、雇用統計や主要ハイテク企業の決算を控えた様子見ムードも強く、下値は限定的だった。中盤には一時プラス圏に回復する場面もあったが、戻り売り圧力も強く小幅安で終了した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=142円50銭台と、昨日15時頃と比べ1円ほど円高・ドル安水準となったことが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、米国で今晩、7月の米雇用統計が発表され、株式市場への影響が大きくなっている米長期金利にも影響するとの見方から、積極的な買いを手控える向きもあった。一方、日経平均が昨日までの2日間で1300円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いが入りやすかった。また、国内外で主要企業の4-6月期決算発表が本格化しており、好業績銘柄への関心が高まっていることが相場の下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。

 セクター別では、鉄鋼、ゴム製品、電気・ガス業、その他製品、非鉄金属などが値下がり率上位、海運業、鉱業、銀行業、保険業、証券商品先物などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、協和キリン<4151>、古河電<
5801>、任天堂<7974>、太陽誘電<6976>、AGC<5201>、住友商<8053>、ルネサス<6723>、ファナック<6954>、JFE<5411>、アステラス薬<4503>、TDK<6762>、伊藤忠<8001>、信越化<4063>、KDDI<9433>、ホンダ<7267>などが下落。他方、ZHD<4689>、カシオ<6952>、イー・ガーディアン<6050>、花王<4452>、日産自<7201>、商船三井<9104>、ソシオネクスト<6526>、東京海上<8766>、郵船<9101>、トヨタ<7203>、みずほ<8411>、三井住友<8316>、東エレク<8035>、サンリオ<8136>などが上昇している。

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