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寄り付き概況 日経平均は195円安でスタート、村田製やANAなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;29136.75;-195.41TOPIX;2028.22;-11.05[寄り付き概況] 6日の日経平均は195.41円安の29136.75円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日5日の米国株式市場は下落。ダウ平均は392.54ドル安の36407.11ドル、ナスダックは522.54ポイント安の15100.17で取引を終了した。民間部門の12月ADP雇用統計が予想を大幅に上回り労働市場の強い回復が証明されたことが好感され、寄り付き後、上昇。景気循環株がけん引し、ダウは日中取引で史上最高値を更新した。その後、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した12月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の中で、従来想定していたよりも早期で速やかなペースでの利上げやバランスシート縮小の可能性を示唆するタカ派姿勢を示したため、急速な金利高を警戒し大幅下落に転じた。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数がそろって下落した流れを引き継いだ。特に、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3%を超す大幅安となり、東京市場のハイテク株や半導体関連株の下押し圧力となった。また、国内で新型コロナ感染が急速に拡大しており、今後、行動制限などで経済活動活性化が遅れるとの懸念が買い手控え要因となった。一方、このところ日本株の物色対象となっている割安感のある大型株の一角に今日も物色の矛先が向かい、相場全体の支えとなるとの見方もあったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。今日は取引時間中に、12月の財新中国非製造業PMIが発表される。 セクター別では、空運業、電気機器、精密機器、サービス業、陸運業などが値下がり率上位、保険業、鉄鋼、銀行業、証券商品先物、電気・ガス業などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、信越化<4063>、ルネサス<6723>、村田製<6981>、HOYA<7741>、ANA<9202>、JAL<9201>、富士フイルム<4901>、JR東海<9022>、サイバー<4751>、第一三共<4568>、SUMCO<3436>、シスメックス<6869>などが下落。他方、任天堂<7974>、NTT<9432>、JFE<5411>、みずほ<8411>、塩野義薬<4507>、東京海上<8766>、第一生命HD<8750>、コマツ<6301>、レノバ<9519>などが上昇している。 <FA> 2022/01/06 09:37 寄り付き概況 日経平均は12円安でスタート、ファーストリテやアドバンテストなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;29288.80;-12.99TOPIX;2038.79;+8.57[寄り付き概況] 5日の日経平均は12.99円安の29288.80円と反落して取引を開始した。前日4日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は214.59ドル高の36799.65ドル、ナスダックは210.08ポイント安の15622.72で取引を終了した。本年のパンデミック終息に伴う強い回復を期待した景気循環株中心とした買いに寄り付き後、上昇。ISM製造業指数や雇用関連指標が予想を下回ったため失速したもののダウは終日堅調に推移し、連日で史上最高値を更新して終了した。ハイテクは長期金利の上昇を受けて売られ、ナスダック総合指数は下落した。 今日の東京株式市場は、やや売りが先行した。国内で新型コロナ感染が拡大しており、「オミクロン型」の感染も警戒され、株価の重しとなったことに加え、昨日の日経平均が500円を超す上げとなったことから短期的な利益確定売りが出やすかった。また、昨日の米株式市場でナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落したことが東京市場のハイテク株や半導体関連株の買い手控え要因となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が上昇したことが東京市場の景気敏感株などの株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル116円10銭台と昨日15時頃に比べ40銭ほど円安・ドル高に振れたことが輸出関連株などの株価下支え要因となったことに加え、米長期金利が上昇したことが金融関連株の株価の支えとなり、寄り後、日経平均は昨日終値を挟んだ動きとなった。 セクター別では、精密機器、その他製品、サービス業、医薬品、情報・通信業などが値下がり率上位、保険業、輸送用機器、銀行業、非鉄金属、鉱業などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、信越化<4063>、ルネサス<6723>、三井ハイテク<6966>、キーエンス<6861>、任天堂<7974>、ZHD<4689>、エムスリー<2413>、日本電産<6594>、中外薬<4519>などが下落。他方、ソニーG<6758>、川崎汽船<9107>、三菱UFJ<8306>、ホンダ<7267>、デンソー<6902>、日本郵政<6178>、東京海上<8766>、パナソニック<6752>、ニトリHD<9843>、7&iHD<3382>、日本製鉄<5401>などが上昇している。 <FA> 2022/01/05 09:27 寄り付き概況 日経平均は306円高でスタート、ソニーGやアドバンテストなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;29098.41;+306.70TOPIX;2015.61;+23.28[寄り付き概況] 4日の日経平均は306.70円高の29098.41円と3営業日ぶり反発して取引を開始した。前日3日の米国株式市場でダウ平均は246.76ドル高の36585.06ドル、ナスダックは187.83ポイント高の15832.80で取引を終了した。新型コロナ、オミクロン変異株急拡大にもかかわらず、「流行が短期で収束する」との専門家の見解を受け、経済の強い回復継続期待に寄り付き後、上昇。食品医薬品局(FDA)は製薬会社ファイザー(PFE)の新型コロナウイルスワクチンをめぐり、12-15歳にも追加接種を認める緊急使用許可を出したと発表。オミクロン株流行への対策強化も好感され、終日堅調に推移した。ハイテク株の上昇も後押しし、引けにかけてダウは上げ幅を拡大。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇し、東京市場が休場となる前の昨年12月29日と比べ、ダウ平均が100ドル近く、また、ナスダック総合指数が60ポイントを超す上昇となった流れを引き継いだ。さらに、昨日の海外市場で米長期金利が上昇し、一時昨年11月下旬以来の高水準となったことが金融関連株などの株価の支えとなったことに加え、昨日のフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2%を超す上げとなったことが東京市場の半導体関連株の買い手掛かり要因となった。一方、国内で新型コロナ感染者数が増加しており、また「オミクロン型」の感染も広がっていることから、今後の感染拡大が懸念され、株価の重しとなったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。今日は12月の財新中国製造業PMIが発表される。 セクター別では、全業種が値上がり。輸送用機器、精密機器、空運業、その他金融業、鉱業などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、三菱UFJ<8306>、ホンダ<7267>、SUBARU<7270>、武田薬<4502>、HOYA<7741>、日立<6501>、SMC<6273>、オリックス<8591>、JAL<9201>、パナソニック<6752>などが上昇。他方、ファーストリテ<9983>、OLC<4661>、レノバ<9519>などが下落している。 <FA> 2022/01/04 09:34 寄り付き概況 日経平均は112円安でスタート、ソフトバンクGや任天堂などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28794.24;-112.64TOPIX;1991.58;-7.41[寄り付き概況] 30日の日経平均は112.64円安の28794.24円と続落して取引を開始した。前日29日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は90.42ドル高の36488.63ドル、ナスダックは15.51ポイント安の15766.22で取引を終了した。新型コロナの新規感染件数が過去最多を記録する中、大規模な都市封鎖に繋がる可能性は少ないとの楽観的見解に景気循環株中心に寄り付き後、買われた。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長や政府のファウチ首席医療顧問が2022年のパンデミック終了の可能性に言及したことも支援材料となり、ダウは終日堅調に推移。1カ月ぶり最高値を更新し引けた。ハイテクは金利の上昇を警戒し売られ、ナスダック総合指数は小幅に下落した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。東京の昨日の新型コロナ新規感染者数が76人と1週間前の水曜日と比べて36人増え、また、「オミクロン型」の感染が相次いで報告されており、人の移動が増える年末年始に新型コロナ感染が拡大するとの懸念が株価の重しとなった。また、休暇などで市場参加者が減少しており、積極的な買いを入れにくいとのムードもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が上昇し、最高値を更新したことが東京市場の株価下支え要因となった。また、外為市場で約1カ月ぶりに一時115円台をつけるなど円安・ドル高傾向が継続し、東京市場の輸出株などの株価を支えたが、寄り付き段階では売りが優勢だった。 セクター別では、全業種が値下がり。空運業、鉱業、水産・農林業、陸運業、倉庫運輸関連などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、OLC<4661>、日産自<7201>、ローム<6963>、JR東海<9022>、ANA<9202>、コロワイド<7616>、ホンダ<7267>、三井松島HD<1518>などが下落。他方、キーエンス<6861>、レノバ<9519>、NTT<9432>、ZHD<4689>などが上昇している。 <FA> 2021/12/30 09:23 寄り付き概況 日経平均は73円安でスタート、JTやINPEXなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28995.73;-73.43TOPIX;2001.14;-3.88[寄り付き概況] 29日の日経平均は73.43円安の28995.73円と反落して取引を開始した。前日28日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は95.83ドル高の36398.21ドル、ナスダックは89.54ポイント安の15781.72で取引を終了した。新型コロナのオミクロン変異株感染が急増する中、比較的重症化リスクが低いとの見方が引き続き安心感に繋がったほか、疾病対策センター(CDC)が、新型コロナウイルスに感染した無症状の国民に対する隔離推奨期間を従来の10日間から5日間に短縮したことも、景気回復への楽観的見解を支援し、寄り付き後、上昇。航空機メーカーボーイング(BA)や消費関連株の上昇がけん引しダウは終日堅調に推移した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。国内で新型コロナ「オミクロン型」の感染が広がっており、大阪府内で国内初のクラスターが発生したことなどもあり、人の移動が活発になる年末年始に新型コロナ感染が拡大するとの見方があり、株価の重しとなった。また、昨日の日経平均が400円近く上昇したことから、短期的な利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすかった。一方、欧米などが新型コロナ感染者や濃厚接触者に対する自己隔離期間の短縮に乗り出していることなどから、経済活動の制限による景気下押し懸念がやや後退し、株価下支え要因となり、寄り後、日経平均は上げに転じた。今日は、Institution for a Global Society<4265>がマザーズに上場した。 セクター別では、ゴム製品、鉱業、ガラス土石製品、食料品、精密機器などが値下がり率上位、空運業、海運業、陸運業、電気・ガス業、その他金融業などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、JT<2914>、INPEX<1605>、ブロードリーフ<3673>、昭和電工<4004>、アサヒ<2502>、キリンHD<2503>、すかいらーく<3197>、ロイヤルHD<8179>、ブリヂストン<5108>、ヒューリック<3003>、AGC<5201>などが下落。他方、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、OLC<4661>、JR東<9020>、JAL<9201>、ANA<9202>、エムスリー<2413>、三井物産<8031>、オリックス<8591>などが上昇している。 <FA> 2021/12/29 09:27 寄り付き概況 日経平均は276円高でスタート、アドバンテストやSUMCOなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28953.32;+276.86TOPIX;1995.13;+17.23[寄り付き概況] 28日の日経平均は276.86円高の28953.32円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日27日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は351.82ドル高の36302.38ドル、ナスダックは217.89ポイント高の15871.26で取引を終了した。クレジットカード会社、マスターカード(MA)のデータで今年の年末商戦の小売売上高が17年ぶり最大の伸びを示すかなり強い結果が明らかになり、寄り付き後上昇。さらに、新型コロナ、オミクロン変異株の入院リスクが他のコロナ株に比べ低いとの最新研究結果も手伝い景気回復が続くとの期待に終日堅調に推移した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式相場が上昇した流れを引き継いだ。特に、米株式市場でナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇率が大きく、東京市場のハイテク株や半導体関連株の買い手掛かり要因となった。また、外為市場で1ドル=114円80銭台と昨日15時頃に比べ40銭ほど円安・ドル高に振れたことが輸出株の株価を支えた。一方、国内で新型コロナ新規感染者数がやや増加傾向となっていることに加え、「オミクロン型」の市中感染が相次ぎ確認されており、新型コロナ感染拡大が警戒され、株価の重しとなった。また、年末で積極的な買いを手控える向きもあったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の完全失業率(季節調整値)は2.8%となり前月比0.1ポイント上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.7%だった。また、11月の有効求人倍率(季節調整値)は1.15倍で前月比横ばいだった。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.16倍だった。同じく取引開始前に発表された11月の鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比7.2%上昇だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同5.0%上昇だった。 セクター別では、全業種が値上がり。証券商品先物、金属製品、機械、輸送用機器、電気機器などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、SUMCO<3436>、リクルートHD<6098>、ホンダ<7267>、デンソー<6902>、日立<6501>、日本電産<6594>、ファナック<6954>などが上昇。他方、日本郵船<9101>、JT<2914>などが下落している。 <FA> 2021/12/28 09:22 寄り付き概況 日経平均は3円高でスタート、レーザーテックや日本郵船などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28786.33;+3.74TOPIX;1986.64;-0.14[寄り付き概況] 12月27日の日経平均は前週末比3.74円高の28786.33円と小幅高でスタート。24日の米国市場がクリスマスの祝日で休場だったことで、手掛かり材料に欠ける展開に。新型コロナ変異株(オミクロン株)の国内での市中感染が足元で増えていることも気掛かりとなるなか、日経平均は寄り付き後に小幅ながらマイナスに転じる場面も見られるなど、方向感が乏しい。なお、全体相場がこう着となるなか、IPOラッシュが通過したことで、直近IPO銘柄の一部を見直す動きやその他のマザーズ銘柄等へ物色資金が回帰する動きに期待する声も市場からは聞かれている。 売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>などが上昇する一方、ニトリホールディングス<9843>の下げが目立つ。業種別では石油石炭、鉱業、空運などが下落率上位で推移。 <FA> 2021/12/27 09:23 寄り付き概況 日経平均は37円高でスタート、レーザーテックや東エレクなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28836.05;+37.68TOPIX;1993.29;+3.86[寄り付き概況] 24日の日経平均は37.68円高の28836.05円と4日続伸して取引を開始した。前日23日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は196.67ドル高の35950.56ドル、ナスダックは131.48ポイント高の15653.37で取引を終了した。「オミクロン変異株の入院リスクはデルタ株に比べ50%から70%低い」との英国の調査結果や食品医薬品局(FDA)が製薬会社メルク(MRK)の新型コロナ経口薬の緊急使用を承認したことを受け、安心感が広がり、寄り付き後、上昇。さらに、12月のミシガン大消費者信頼感指数確定値が予想外に上方修正されたほか、11月新築住宅販売の増加など良好な経済指標の結果を受けて景気回復期待感も根強く、終日堅調に推移した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって3日続伸したことが東京市場の株価を支えた。また、米モデルナの日本法人社長が「3回目接種向けを視野に22年1月から3月までに十分なワクチン量を届けられるよう最善を尽くす」と述べたと伝えられこともあり、経済活動活性化への期待感が継続し、株価支援要因となった。一方、国内で新型コロナ新規感染者数がやや増加傾向となっていることに加え、「オミクロン型」の市中感染が広がりつつあり、新型コロナ感染拡大が警戒され株価の重しとなった。また、日経平均が昨日までの3日続伸で860円ほど上昇した後ということから、戻り待ちの売りも出やすかったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比0.5%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同0.4%上昇だった。今日は、タカヨシ<9259>、CS−C<9258>、Green Earth Institute<9212>、エフ・コード<9211>、サスメド<4263>、ニフティライフスタイル<4262>がマザーズに、長栄<2993>が東証2部に上場した。 セクター別では、鉱業、鉄鋼、輸送用機器、非鉄金属、金属製品などが値上がり率上位、パルプ・紙、水産・農林業、建設業、医薬品、電気・ガス業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、神戸物産<3038>、日立<6501>、商船三井<9104>、三井ハイテク<6966>、デンソー<6902>、JFE<5411>、野村<8604>、日本製鉄<5401>などが上昇。他方、リクルートHD<6098>、NTT<9432>、ファーストリテ<9983>、塩野義薬<4507>などが下落している。 <FA> 2021/12/24 09:26 寄り付き概況 日経平均は140円高でスタート、INPEXやリクルートHDなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28703.01;+140.80TOPIX;1980.88;+9.37[寄り付き概況] 23日の日経平均は140.80円高の28703.01円と3日続伸して取引を開始した。前日22日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は261.19ドル高の35753.89ドル、ナスダックは180.80ポイント高の15521.89で取引を終了した。オミクロン変異株感染が拡大する中、7-9月期国内総生産(GDP)確定値が予想外に上方修正されたほか、12月の消費者信頼感指数も予想以上に上昇したため回復持続期待に寄り付き後、上昇。食品医薬品局(FDA)が製薬会社ファイザー(PFE)の新型コロナ経口薬の緊急使用を承認したため、オミクロン変異株への脅威も後退し、引けにかけて一段高となった。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって続伸したことが東京市場の株価を支えた。また、米メルクの新型コロナ飲み薬「モルヌピラビル」について岸田首相が「週末から全国に20万回分の配送を開始し来週から使えるようにする」と表明したこともあり、経済活動活性化への期待感が継続し、株価支援要因となった。一方、国内で新型コロナ新規感染者数がやや増加傾向となっていることに加え、新型コロナ「オミクロン型」の市中感染が国内で初めて確認され、感染拡大への警戒感が株価の重しとなったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は12月12-18日に国内株を5週連続で売り越した。売越額は8413億円だった。今日は、ハイブリッドテクノロジーズ<4260>、エクサウィザーズ<4259>がマザーズに、クルーバー<7134>、三和油化工業<4125>がジャスダックに上場した。 セクター別では、鉱業、精密機器、サービス業、機械、ゴム製品などが値上がり率上位、医薬品が値下がりしている。東証1部の売買代金上位では、ソニーG<6758>、INPEX<1605>、リクルートHD<6098>、ホンダ<7267>、デンソー<6902>、NTT<9432>、キヤノン<7751>、日本電産<6594>、オリンパス<7733>、富士通<6702>、三菱ケミHD<4188>、エムスリー<2413>などが上昇。他方、東京海上<8766>、ZHD<4689>、NEC<6701>などが下落している。 <FA> 2021/12/23 09:28 寄り付き概況 日経平均は96円高でスタート、ソフトバンクGやANAなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28614.06;+96.47TOPIX;1976.82;+7.03[寄り付き概況] 22日の日経平均は96.47円高の28614.06円と続伸して取引を開始した。前日21日の米国株式市場は反発。ダウ平均は560.54ドル高の35492.70ドル、ナスダックは360.14ポイント高の15341.09で取引を終了した。新型コロナのオミクロン変異株に対し、製薬会社が追加接種の有効性を確認したほか、いくつかの経口薬の当局の承認が近いとの報道で、オミクロン変異株感染が管理可能との安心感から寄り付き後、上昇。バイデン大統領がパンデミック発生当初とは違うとし、経済封鎖を否定したため景気回復の鈍化懸念が後退し一段の上昇に繋がった。大統領はさらに、歳出法案に関しても何らかの進展の可能性を示唆したことも手伝い、終日堅調推移となった。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇した流れを引き継いだ。特に、ナスダック総合指数の上昇率が2%台と大きく、また、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇率3%台の大幅高となり、東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。さらに、外為市場で1ドル=114円00銭前後と昨日15時頃に比べ20-30銭ほど円安・ドル高に振れたことが輸出株などの株価を支えた。一方、新型コロナ「オミクロン型」感染が世界で拡大していることに加え、国内の新型コロナ新規感染者数がやや増加傾向となっていることが警戒され、買い手控え要因となったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。今日は、リニューアブル・ジャパン<9522>、サクシード<9256>、Finatextホールディングス<4419>、網屋<4258>、サインド<4256>、THECOO<4255>がマザーズに上場した。 セクター別では、空運業、鉱業、ゴム製品、証券商品先物、金属製品などが値上がり率上位、パルプ・紙、電気・ガス業、その他製品、食料品、海運業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>、ソニーG<6758>、JAL<9201>、ANA<9202>、ホンダ<7267>、スズキ<7269>、ルネサス<6723>、三井物産<8031>、三井ハイテク<6966>、富士通<6702>などが上昇。他方、任天堂<7974>、日本郵船<9101>、塩野義薬<4507>、東電力HD<9501>、資生堂<4911>などが下落している。 <FA> 2021/12/22 09:28 寄り付き概況 日経平均は371円高でスタート、レーザーテックやアドバンテストなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28309.60;+371.79TOPIX;1965.40;+24.07[寄り付き概況] 21日の日経平均は371.79円高の28309.60円と3日ぶりに反発して取引を開始した。前日20日の米国株式市場は続落。ダウ平均は433.28ドル安の34932.16ドル、ナスダックは188.74ポイント安の14980.94で取引を終了した。世界中で新型コロナ感染急増や規制強化が発表され、回復鈍化懸念が引き続き重しとなり寄り付き後、下落した。世界経済フォーラムが来年1月にスイスで開催される予定だったダボス会議の延期を発表すると、投資家心理がさらに悪化。また、バイデン政権が推し進めている大規模歳出案「ビルド・バック・ベター」の早期成立の見込みがたたず、エコノミストが成長見通しを引き下げると、さらなる下落に繋がった。 今日の東京株式市場は買いが先行した。日経平均が昨日までの2営業日で1100円を超す下げとなり、心理的な節目とされる28000円を下回ったことで、値ごろ感からの買いが入りやすかった。また、米モデルナが同社の新型コロナワクチンの3回目接種が「オミクロン型」に有効だと発表したことや、塩野義製薬<4507>が新型コロナの飲み薬がオミクロン型にも有効だとする実験室レベルでの初期分析を発表したことなども、経済活動の活性化に対する期待を継続させ、株価支援要因となった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落したことが東京市場の重しとなったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。今日は、湖北工業<6524>、ライフドリンク カンパニー<2585>が東証2部に、ラバブルマーケティンググループ<9254>がマザーズに上場した。 セクター別では、全業種が値上がり。海運業、証券商品先物、その他製品、ゴム製品、金属製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、信越化<4063>、アドバンテスト<6857>、任天堂<7974>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、トヨタ<7203>、デンソー<6902>、ブリヂストン<5108>、キーエンス<6861>、村田製<6981>、キヤノン<7751>、OLC<4661>などが上昇。他方、HOYA<7741>、ZHD<4689>、シマノ<7309>などが下落している。 <FA> 2021/12/21 09:35 寄り付き概況 日経平均は220円安でスタート、トヨタやソニーGなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28325.46;-220.22TOPIX;1967.28;-17.19[寄り付き概況] 12月20日の日経平均は前週末比220.22円安の28325.46円と続落でスタート。17日の米国市場でダウ平均は532.20ドル安の35365.44ドル、ナスダックは10.75ポイント安の15169.68で取引を終了。新型コロナのオミクロン変異株感染が急増し、景気回復を抑制するとの警戒感に寄り付き後、下落。四半期ごとに実施される引け後の指数のリバランシングを見据え、さらに、クアドラプル・ウィッチングでテクニカルな売りも重しとなった。加えて、連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事の「3月連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げも選択肢となる」とのタカ派発言も売り材料となり、終日軟調に推移。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円安の28425円。こうした動きを映して、本日の日経平均は売り先行でスタート。ただし、寄り付き後は一時下げ幅をやや縮めるなど方向感に欠ける動きに。 売買代金上位では、トヨタ<7203>、ソニーG<6758>、HOYA<7741>、三井ハイテック<6966>、ホンダ<7267>、東京電力ホールディングス<9501>、ダイキン<6367>などが下落する一方、任天堂<7974>、オリンパス<7733>などが上昇。業種別ではゴム製品、鉱業、非鉄金属、石油石炭などが下落率上位で推移。 <FA> 2021/12/20 09:44 寄り付き概況 日経平均は211円安でスタート、任天堂や日立などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28854.60;-211.72TOPIX;2004.13;-8.95[寄り付き概況] 17日の日経平均は211.72円安の28854.60円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日16日の米国株式市場は反落。ダウ平均は29.79ドル安の35897.64ドル、ナスダックは385.15ポイント安の15180.43で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)による高インフレへの対応を好感、さらに、金融緩和解除の軌道が段階的となるとの安心感から寄り付き後、上昇。その後、英国中銀の予想外の利上げに加えて、予想を下回った12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や製造業PMIを受け景気回復に警戒感も浮上し失速した。ハイテクの下落がさらなる重しとなり、引けにかけダウも下げに転じた。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式相場が下げたことが東京市場の重しとなり、特に、ナスダック総合指数が2%を超す下げとなったことや、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4%を超す大幅下落となったことなどが東京市場のハイテク株や半導体関連株の買い手控え要因となった。また、外為市場で1ドル=113円60銭台と昨日15時頃に比べ50-60銭ほど円高・ドル安方向に振れたことも市場の警戒感を強めた。一方、昨日の日経平均が心理的な節目とされる29000円を上回って取引を終えたことから、相場の先高観が広がった。また、新型コロナワクチンの3回目の接種が進む中、厚生労働省がファイザーに続きモデルナのワクチンを承認したことなどもあり、経済活動の活性化への期待感が継続し、株価下支え要因となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。 セクター別では、空運業、その他製品、電気機器、精密機器、医薬品などが値下がり率上位、鉱業、非鉄金属、鉄鋼、石油石炭製品、電気・ガス業などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ソニーG<6758>、日立<6501>、OLC<4661>、アドバンテスト<6857>、東京海上<8766>、三井不<8801>、安川電<6506>、オムロン<6645>、三井ハイテク<6966>、コマツ<6301>などが下落。他方、ファナック<6954>、三井物産<8031>、三菱商事<8058>、NTT<9432>、KDDI<9433>、東電力HD<9501>、SUBARU<7270>、JFE<5411>、住友鉱<5713>などが上昇している。 <FA> 2021/12/17 10:07 寄り付き概況 日経平均は408円高でスタート、村田製やキヤノンなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28868.37;+408.65TOPIX;2006.55;+22.45[寄り付き概況] 16日の日経平均は408.65円高の28868.37円と続伸して取引を開始した。前日15日の米国株式市場は反発。ダウ平均は383.25ドル高の35927.43ドル、ナスダックは327.94ポイント高の15565.58で取引を終了した。11月小売売上高が予想以上に鈍化したことを嫌気し寄り付き後、下落。その後、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長の「オミクロン株に特化したワクチンは今のところ必要ない」との発言を受け、警戒感が後退し下げ止まり、連邦公開市場委員会(FOMC)の想定通りの結果を好感し、上昇に転じた。高インフレに対処するFRBの方針で安心感が広がり、引けにかけては上げ幅を拡大した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇した流れを引き継いだ。特に、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇率が大きかったことが、東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=114円10銭台と昨日15時頃に比べ40-50銭ほど円安・ドル高に振れたことが輸出株などの株価を支えた。一方、国内で新型コロナ「オミクロン型」の感染者が昨日新たに15人確認され、国内での感染拡大への警戒感が株価の重しとなったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の貿易収支は9548億円の赤字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は6750億円の赤字だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は12月5-11日に国内株を4週連続で売り越した。売越額は6029億円だった。今日はブロードエンタープライズ<4415>、True Data<4416>がマザーズに上場した。 セクター別では全業種が値上がり。精密機器、機械、医薬品、保険業、電気機器などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、村田製<6981>、ファナック<6954>、キヤノン<7751>、HOYA<7741>、KDDI<9433>、信越化<4063>、富士通<6702>、塩野義薬<4507>、SMC<6273>、オムロン<6645>、INPEX<1605>、スクリーンHD<7735>、OLC<4661>、SUBARU<7270>などが上昇。他方、ソフトバンクG<9984>、日本製鉄<5401>などが下落している。 <FA> 2021/12/16 09:37 寄り付き概況 日経平均は74円安でスタート、川崎汽船やKDDIなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28358.47;-74.17TOPIX;1971.25;-2.56[寄り付き概況] 15日の日経平均は74.17円安の28358.47円と続落して取引を開始した。前日14日の米国株式市場は続落。ダウ平均は106.77ドル安の35544.18ドル、ナスダックは175.64ポイント安の15237.64で取引を終了した。製薬会社ファイザー(PFE)やジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)製の新型コロナウィルスワクチンがオミクロン変異株感染における重症化を防いでいるとの南ア調査結果に加え、ファイザーのコロナ経口治療薬も入院や死亡リスクを大幅に低減させるとの治験結果を受け、オミクロン株への警戒感が後退し、寄り付き後、ダウは一時上昇。しかし、11月生産者物価指数(PPI)が予想を上回り、過去最大の伸びを記録すると、インフレ高進により連邦公開市場委員会(FOMC)がよりタカ派に傾斜することが警戒され下落に転じた。その後、世界保健機関(WHO)がオミクロン変異株感染の速さを警告すると、さらに売りに拍車がかかり、終日軟調に推移した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が続落したことが東京市場の重しとなった。また、日本時間の16日未明に、米連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見を控えており、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、国内の新型コロナ感染者数が低水準で推移していることから経済活動の活性化が期待され、引き続き株価下支え要因となり、寄り後、日経平均は上げに転じた。今日は、ネットプロテクションズホールディングス<7383>が東証1部に上場した。また、日本時間の午前に、11月の中国鉱工業生産や中国小売売上高など中国の経済指標が発表される。 セクター別では、ゴム製品、海運業、精密機器、パルプ・紙、金属製品などが値下がり率上位、輸送用機器、鉱業、保険業、証券商品先物、非鉄金属などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、ファーストリテ<9983>、武田薬<4502>、KDDI<9433>、ダイキン<6367>、HOYA<7741>、花王<4452>、中外薬<4519>、JR東海<9022>などが下落。他方、トヨタ<7203>、ソフトバンクG<9984>、デンソー<6902>、NTT<9432>、三井ハイテク<6966>、ファナック<6954>、JFE<5411>、東京海上<8766>、第一生命HD<8750>、パナソニック<6752>、マネックスG<8698>などが上昇している。 <FA> 2021/12/15 09:32 寄り付き概況 日経平均は85円安でスタート、レーザーテックやアドバンテストなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28554.86;-85.63TOPIX;1976.67;-1.46[寄り付き概況] 14日の日経平均は85.63円安の28554.86円と反落して取引を開始した。前日13日の米国株式市場は反落。ダウ平均は320.04ドル安の35650.95ドル、ナスダックは217.32ポイント安の15413.28で取引を終了した。新型コロナのオミクロン変異株を巡り英国で初の死者が報告され感染を抑制する規制強化も懸念されるなど、感染拡大で回復鈍化懸念が再燃し寄り付き後、下落。また、連邦準備制度理事会(FRB)が今週開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で緩和縮小ペースを加速する可能性も警戒され、終日軟調に推移した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。新型コロナ「オミクロン」感染が世界で拡大していることなどを受け、警戒感が高まり、昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落したことが東京市場の重しとなった。また、日本時間16日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表とパウエルFRB議長の記者会見が予定されており、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、国内の新型コロナ新規感染者数が低水準で推移していることから、引き続き経済活動の活性化が期待され、株価下支え要因となり、寄り後、日経平均は上げに転じた。 セクター別では、空運業、陸運業、倉庫運輸関連、証券商品先物、機械などが値下がり率上位、保険業、電気・ガス業、医薬品、輸送用機器、パルプ・紙などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、SUMCO<3436>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、日立<6501>、NEC<6701>、富士通<6702>、ファナック<6954>、日産自<7201>などが下落。他方、トヨタ<7203>、デンソー<6902>、川崎汽船<9107>、三井ハイテク<6966>、村田製<6981>、NTT<9432>、武田薬<4502>、ZHD<4689>、KDDI<9433>、エムスリー<2413>などが上昇している。 <FA> 2021/12/14 09:37 寄り付き概況 日経平均は267円高でスタート、ファーストリテや川崎汽船などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28705.26;+267.49TOPIX;1991.47;+15.99[寄り付き概況] 12月13日の日経平均は前週末比267.49円高の28705.26円と3日ぶりに反発でスタート。10日の米国市場でダウ平均は216.30ドル高の35970.99ドル、ナスダックは113.23ポイント高の15630.60で取引を終了。 良好な企業決算を好感し寄り付き後、上昇。11月消費者物価指数(CPI)が39年ぶり最大の伸びを記録したため一時下落に転じる局面もあったが、想定内で金利が低下したほか、疾病管理予防センター(CDC)が初期の調査で、オミクロン株によるワクチン接種完了者に対する影響は緩やかとの結果を発表したため上昇に転じた。引けにかけて上げ幅を拡大。シカゴ日経225先物清算値は大阪比180円高の28560円。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から本日の日経平均は買い先行でスタート。海運株を中心に全体的には概ね底堅い推移を見せている。なお、寄り前に発表された12月調査日銀短観で、大企業製造業業況判断DIは+18となり、市場予想の+19を下回ったものの、影響は限定的のようだ。 売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>、村田製作所<6981>、東京海上<8766>などが上昇する一方、トヨタ<7203>、エイチ・アイ・エス<9603>、新生銀行<8303>などが下落。業種別では、保険、海運、サービスなどが上昇率上位で推移。 <FA> 2021/12/13 09:30 寄り付き概況 日経平均は182円安でスタート、レーザーテックやアドバンテストなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28542.50;-182.97TOPIX;1986.57;-4.22[寄り付き概況] 10日の日経平均は182.97円安の28542.50円と続落して取引を開始した。前日9日の米国株式市場は反落。ダウ平均は0.06ドル安の35754.69ドル、ナスダックは269.62ポイント安の15517.37で取引を終了した。重症化は回避できるとの見方も、英国が規制強化に踏み切るなど世界で新型コロナのオミクロン変異株感染急拡大への懸念が根強く寄り付き後、下落。しかし、週次失業保険申請件数が52年ぶり低水準を記録し労働市場の強い回復を受けて上昇に転じた。ただ、明日に消費者物価指数(CPI)の発表を控えハイテク株の下落が重しとなり伸び悩んだ。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の下落率が大きかったことなどが東京市場のハイテク株や半導体関連株の重しとなった。また、きょう与党税制大綱が決定される予定で、金融所得課税の強化が意識されているほか、今晩発表される11月の米消費者物価指数(CPI)や来週14-15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)などの結果を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。 一方、新型コロナの国内新規感染者数が低水準で推移しており、引き続き経済活動の活性化が期待され、株価の支えとなったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の国内企業物価指数は、前年同月比9.0%上昇した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同8.5%上昇だった。今日はフレクト<4414>がマザーズに上場した。今日は株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)の算出日。SQ値はQUICK試算で28523.30円だった。 セクター別では、サービス業、精密機器、情報・通信業、医薬品、陸運業などが値下がり率上位、保険業、鉄鋼、非鉄金属、電気・ガス業、卸売業などが値上がり率上位に並んでいる。 東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、テルモ<4543>、エムスリー<2413>、キッコーマン<2801>、HOYA<7741>、京セラ<6971>、オリンパス<7733>、中外薬<4519>、第一三共<4568>、塩野義薬<4507>などが下落。他方、キーエンス<6861>、ダイキン<6367>、村田製<6981>、日本電産<6594>、デンソー<6902>、三菱商事<8058>、伊藤忠<8001>、三井物産<8031>、東京海上<8766>などが上昇している。 <FA> 2021/12/10 09:32 寄り付き概況 日経平均は33円安でスタート、川崎汽船やファナックなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28827.32;-33.30TOPIX;2001.06;-1.18[寄り付き概況] 9日の日経平均は33.30円安の28827.32円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日8日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は35.32ドル高の35754.75ドル、ナスダックは100.07ポイント高の15786.99で取引を終了した。製薬会社のファイザ—とバイオのバイオンテックが試験の暫定結果として、同社製ワクチンの3回目の投与でオミクロン変異株に効力がある可能性を指摘したため投資家心理が改善し、寄り付き後、上昇。ハイテクの買いも引き続き強く相場を支え、終日堅調に推移した。 今日の東京株式市場は、やや売りが先行した。日経平均が昨日までの2日間で900円を超す上げとなったことから短期的な利益確定売りが出やすく、また、北京冬季五輪の「外交ボイコット」問題や、ウクライナを巡る米ロ関係の緊迫化などから地政学リスクが意識され、積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって3日続伸したことが東京市場の株価の支えとなった。また、国内の新型コロナ新規感染者数が引き続き低水準で推移していることに加え、日本でもオミクロン株への過度な警戒感がやや後退しており、株価下支え要因となり、寄り後、日経平均は前日終値近辺で推移している。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は11月28日-12月4日に国内株を3週連続で売り越した。売越額は748億円だった。今日は日本時間10時30分に、11月の中国消費者物価指数(CPI)と中国卸売物価指数(PPI)が発表される。 セクター別では、海運業、鉱業、精密機器、医薬品、金属製品などが値下がり率上位、空運業、陸運業、不動産業、食料品、情報・通信業などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、キーエンス<6861>、三井住友<8316>、ファナック<6954>、パナソニック<6752>、SUMCO<3436>、HOYA<7741>、INPEX<1605>、武田薬<4502>、アステラス薬<4503>、中外薬<4519>などが下落。他方、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>、JR東<9020>、京セラ<6971>、JAL<9201>、ANA<9202>、塩野義薬<4507>、東京海上<8766>、資生堂<4911>などが上昇している。 <FA> 2021/12/09 09:39 寄り付き概況 日経平均は337円高でスタート、ファーストリテやファナックなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28792.89;+337.29TOPIX;2006.18;+16.33[寄り付き概況] 8日の日経平均は337.29円高の28792.89円と続伸して取引を開始した。前日7日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は492.40ドル高の35719.43ドル、ナスダックは461.76ポイント高の15686.92で取引を終了した。新型コロナのオミクロン変異株による経済への影響が限定的で、景気回復期待が再燃し、寄り付き後、上昇。さらに、金利動向の安定でハイテク株の買いも強く、終日堅調に推移した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって続伸したことが東京市場の株価の支えとなった。また、国内で新型コロナの新規感染者数が低水準で推移していることから、引き続き経済活動の活性化が期待され、株価支援要因となった。さらに、昨日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5%近い大幅上昇となったことが東京市場の半導体関連株の買い手掛かり要因となった。一方、北京冬季五輪の「外交ボイコット」問題を受けた米中対立の激化や、ウクライナを巡る米ロ関係の緊迫化など地政学リスクが意識され、東京市場の株価の重しとなった。また、昨日の日経平均が500円を超す上げとなったことから短期的な利益確定売りも出やすかったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された7-9月期の国内総生産(GDP)改定値は実質前期比0.9%減、年率換算では3.6%減だった。速報値は0.8%減、年率では3.0%減だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は速報値から変わらずだった。 セクター別では、サービス業、保険業、その他製品、鉱業、精密機器などが値上がり率上位、不動産業、卸売業、倉庫運輸関連、ガラス土石製品、輸送用機器などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、川崎汽船<9107>、ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>、日本電産<6594>、東京海上<8766>、村田製<6981>、SMC<6273>、イオン<8267>などが上昇。他方、トヨタ<7203>、日産自<7201>、日立<6501>、三井物産<8031>、三菱商事<8058>、伊藤忠<8001>、三菱地所<8802>、クボタ<6326>などが下落している。 <FA> 2021/12/08 09:24 寄り付き概況 日経平均は211円高でスタート、リクルートHDやJR東などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28138.82;+211.45TOPIX;1962.09;+14.55[寄り付き概況] 7日の日経平均は211.45円高の28138.82円と反発して取引を開始した。前日6日の米国株式市場は反発。ダウ平均は646.95ドル高の35227.03ドル、ナスダックは139.68ポイント高の15225.15で取引を終了した。バイデン大統領の首席医療顧問の国立アレルギー感染症研究所ファウチ所長が週末のインタビューで、時期尚早としながらも、新型コロナのオミクロン変異株の重症度を巡り楽観的な見解を示したため経済封鎖への警戒感が後退し景気回復期待に、寄り付き後、上昇。終日買戻しが続き、引けにかけて上げ幅を拡大し終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって反発し、また、外為市場で1ドル=113円40銭台と、昨日15時頃に比べ40銭ほど円安・ドル高に振れたことなどが東京市場の安心感となった。また、中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率を0.5%引き下げると発表したことを受け、中国景気の下支えにつながるとの見方が東京市場の株価支援要因となった。一方、米政権が北京五輪の外交ボイコットを発表したことから米中対立の激化への懸念が株価の重しとなったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された10月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比0.6%減少した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同0.6%減少だった。今日は11月の中国貿易統計が発表される。 セクター別では、空運業、サービス業、非鉄金属、陸運業、石油石炭製品などが値上がり率上位、海運業、医薬品、水産・農林業、精密機器などが値下がりしている。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、リクルートHD<6098>、JR東<9020>、三井物産<8031>、JAL<9201>、ANA<9202>、キヤノン<7751>、ベイカレント<6532>、丸紅<8002>、マネックスG<8698>、SUMCO<3436>、アサヒ<2502>などが上昇。他方、ファーストリテ<9983>、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、ソフトバンク<9434>、伊藤忠<8001>、第一三共<4568>、アステラス薬<4503>、富士通<6702>、HOYA<7741>、富士フイルム<4901>などが下落している。 <FA> 2021/12/07 09:26 寄り付き概況 日経平均は40円高でスタート、川崎汽船や商船三井などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28069.96;+40.39TOPIX;1961.38;+3.52[寄り付き概況] 12月6日の日経平均は前週末比40.39円高の28069.96円と続伸でスタート。3日の米国市場でダウ平均は59.71ドル安の34580.08ドル、ナスダックは295.85ポイント安の15085.47で取引を終了。米議会がつなぎ予算案を可決、政府機関閉鎖が回避されたため安心感から寄り付き後上昇。しかし、国内でオミクロン変異株感染が拡大、さらに、11月雇用統計で雇用者数が予想の半分の伸びにとどまり失望感から、下落に転じた。同時に連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和解消の軌道に変わりはなく、時期尚早の金融緩和解除への警戒感も強まり、さらなる売りに繋がった。上場廃止への懸念を受けた中国ハイテク株の下落が重しとなりナスダック総合指数も大きく下げた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比280円安の27790円。本日の日経平均は、買いが先行してスタート。ただし、強弱材料が混在する状況のなか、週末には先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えていることもあり、その後はマイナスに転じるなど方向感に欠ける展開に。 売買代金上位では、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>などが上昇する一方、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、ZHD<4689>、ベイカレント<6532>などが下落。業種別では、情報通信、サービス、ゴム製品などが下落率上位で推移。 <FA> 2021/12/06 09:28 寄り付き概況 日経平均は87円高でスタート、JALやダイキンなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27841.05;+87.68TOPIX;1935.00;+8.63[寄り付き概況] 3日の日経平均は87.68円高の27841.05円と反発して取引を開始した。前日2日の米国株式市場は反発。ダウ平均は617.75ドル高の34639.79ドル、ナスダックは127.27ポイント高の15381.32で取引を終了した。連日の下落で値ごろ感からの買いに寄り付き後、上昇。製薬会社のファイザー(PFE)が同社の新型コロナウイルスワクチンが新たなオミクロン変異株に対しても効果があると楽観的な見通しを示したことも買い材料となった。さらに、バイデン大統領が3日に政府機関閉鎖に陥ることは予想していないと発言すると、一段高となった。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって反発した流れを引き継いだ。また、政府が新型コロナワクチンの3回目接種時期を前倒しする方針だと伝えられたこともあり、経済活動の活性化への期待感が継続し、株価支援要因となった。一方、世界で新型コロナ「オミクロン型」の感染が拡大しており、国内でも感染拡大の「第6波」への警戒感が強く、株価の重しとなった。また、米国で今晩、11月の米雇用統計が発表されることから、内容を見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあり、寄り後、日経平均は下げに転じた。 セクター別では、空運業、繊維製品、パルプ・紙、不動産業、サービス業などが値上がり率上位、海運業、電気・ガス業、医薬品、その他製品、小売業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、JAL<9201>、ANA<9202>、川崎汽船<9107>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、ダイビル<8806>、OLC<4661>、デンソー<6902>、すかいらーくHD<3197>、三菱商事<8058>、伊藤忠<8001>、コマツ<6301>、JR東<9020>、JR東海<9022>などが上昇。他方、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、東エレク<8035>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、第一三共<4568>、塩野義薬<4507>、アステラス薬<4503>、富士フイルム<4901>、パナソニック<6752>、東電力HD<9501>などが下落している。 <FA> 2021/12/03 09:35 寄り付き概況 日経平均は219円安でスタート、レーザーテックやファーストリテなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27716.20;-219.42TOPIX;1924.34;-12.40[寄り付き概況] 2日の日経平均は219.42円安の27716.20円と反落して取引を開始した。前日1日の米国株式市場は続落。ダウ平均は461.68ドル安の34022.04ドル、ナスダックは283.64ポイント安の15254.05で取引を終了した。世界保健機関(WHO)の主任科学者が新型コロナウイルスの変異株(オミクロン株)について、ワクチンで重症化を防げる公算大との考えを示したため不安が緩和し、寄り付き後上昇。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が下院金融サービス委での証言で量的緩和(QE)縮小を早める可能性を再表明し上げ幅を縮小した。引けにかけ、疾病管理予防センター(CDC)が国内初のオミクロン株感染を確認したと発表、投資家心理が悪化し大きく下落に転じた。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって続落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、新型コロナ「オミクロン型」の感染が世界各国に広がっていることを受け、政府が日本に到着する全ての国際線の新規予約を12月末まで停止するよう国内外の航空会社に要請したことなどから、オミクロン型感染拡大による足元経済への悪影響が意識され、買い手控え要因となった。一方、国内の新型コロナ感染が低水準で推移していることに加え、ワクチンの3回目接種が日本でも始まり、経済活性化への期待が継続し株価下支え要因となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は11月21-27日に国内株を2週連続で売り越した。売越額は3096億円だった。今日は、のむら産業<7131>がジャスダックに上場した。 セクター別では、空運業、輸送用機器、非鉄金属、鉱業、その他金融業などが値下がり率上位、海運業、医薬品、精密機器、電気・ガス業、倉庫運輸関連などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>、トヨタ<7203>、日産自<7201>、デンソー<6902>、ANA<9202>、日立<6501>、ファナック<6954>、JR東海<9022>、オリックス<8591>、ルネサス<6723>などが下落。他方、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、武田薬<4502>、SMC<6273>、OLC<4661>、花王<4452>、7&iHD<3382>などが上昇している。 <FA> 2021/12/02 09:37 寄り付き概況 日経平均は44円高でスタート、ホンダやキーエンスなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27866.73;+44.97TOPIX;1930.88;+2.53[寄り付き概況] 1日の日経平均は44.97円高の27866.73円と4日ぶり反発して取引を開始した。前日11月30日の米国株式市場は大幅反落。ダウ平均は652.22ドル安の34483.72ドル、ナスダックは245.14ポイント安の15537.69で取引を終了した。11月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)や11月消費者信頼感指数が予想以上に悪化したため、寄り付き後下落。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が上院銀行委証言での質疑応答でインフレ高進が持続する可能性を警告し、12月連邦公開市場委員会(FOMC)で資産購入縮小ペース加速の選択肢を協議することが妥当との考えを示したため売りが加速し、終日軟調に推移した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。日経平均が昨日までの3営業日続落で1600円を超す下げとなったことから、自律反発狙いの買いが入りやすかった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が大幅反落となったことが東京市場の株価の重しとなり、また、日本でも新型コロナ「オミクロン型」の感染が初めて確認されたこともあり、オミクロン型への警戒感も継続し買い手控え要因となったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された7-9月期の法人企業統計によると、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比1.2%増だった。 セクター別では、パルプ・紙、海運業、輸送用機器、不動産業、電気機器などが値上がり率上位、空運業、陸運業、医薬品、鉱業、石油石炭製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、日立<6501>、リクルートHD<6098>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、塩野義薬<4507>、HOYA<7741>、三菱電<6503>、アサヒ<2502>などが上昇。他方、ソフトバンクG<9984>、武田薬<4502>、マネックスG<8698>、JAL<9201>、ANA<9202>、JT<2914>、OLC<4661>、ZHD<4689>、イビデン<4062>、キリンHD<2503>などが下落している。 <FA> 2021/12/01 09:33 寄り付き概況 日経平均は327円高でスタート、ソニーGやトヨタなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28611.73;+327.81TOPIX;1969.75;+21.27[寄り付き概況] 30日の日経平均は327.81円高の28611.73円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日29日の米国株式市場は反発。ダウ平均は236.60ドル高の35135.94ドル、ナスダックは291.18ポイント高の15782.83で取引を終了した。先週の下げが行き過ぎとの見方も手伝い寄り付き後、買戻しが先行し、上昇。不透明感もくすぶる中、バイデン大統領が新型コロナの新たな変異株、オミクロン株を巡り懸念材料だがパニックに陥る必要はないと冷静な行動を呼びかけ、経済封鎖の必要性を否定すると、警戒感が後退し、上げ幅を拡大した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。新型コロナ「オミクロン型」への過度な警戒感がやや後退し、欧米市場で株価が反発した流れを引き継いだ。日経平均が昨日までの続落で1200円を超す下げとなったことから、自律反発狙いの買いも入りやすかった。また、昨日の米国市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4%を超す上げとなったことが東京市場の半導体関連株の株価支援要因となった。一方、世界各国で渡航制限が強化され、経済活動活性化が遅れるとの懸念が株価の重しとなったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された10月の完全失業率(季節調整値)は2.7%となり前月比0.1ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.8%だった。また、10月の有効求人倍率(季節調整値)は1.15倍で前月から0.01ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.17倍だった。同じく取引開始前に発表された10月の鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比1.1%上昇だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同1.8%上昇だった。今日は、ボードルア<4413>がマザーズに上場した。 セクター別では、パルプ・紙、金属製品、石油石炭製品、ガラス土石製品、精密機器などが値上がり率上位、海運業が値下がりしている。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、トヨタ<7203>、日産自<7201>、キーエンス<6861>、日本電産<6594>、HOYA<7741>、ANA<9202>、JR東海<9022>、村田製<6981>、イビデン<4062>、三菱商事<8058>、オリックス<8591>などが上昇。他方、日立<6501>、商船三井<9104>などが下落している。 <FA> 2021/11/30 09:30 寄り付き概況 日経平均は413円安でスタート、ソフトバンクGやトヨタなど中心に全般軟調 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28337.96;-413.66TOPIX;1954.99;-29.99[寄り付き概況] 11月29日の日経平均は前週末比413.66円安の28337.96円と大幅続落でスタート。26日の米国市場でダウ平均は905.04ドル安の34899.34ドル、ナスダックは353.57ポイント安の15491.66で取引を終了。新たに検出された新型コロナの南ア変異株が世界経済の回復を損ねるとの懸念にアジアや欧州市場の流れを継いで、寄り付き後大きく下落。短縮取引で参加者が限られる中、終日安値を探る展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比635円安の28155円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均はギャップダウンからのスタート。26日の段階で米国市場の下落はある程度織り込まれていると見られるが、オミクロン株の各国での感染確認とそれに伴う入国制限も相次いでおり、警戒感は一段と強まっている状況。 売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>、三菱UFJ<8306>、ファーストリテ<9983>、ANA<9202>、日本航空<9201>、オリエンタルランド<4661>など中心に全般軟調。業種別では、海運とその他製品のみが小幅にプラス圏で推移する一方、鉱業、空運、陸運などが下落率上位で推移。 <FA> 2021/11/29 09:30 寄り付き概況 日経平均は174円安でスタート、三井住友や塩野義薬などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;29324.47;-174.81TOPIX;2015.55;-10.14[寄り付き概況] 26日の日経平均は174.81円安の29324.47円と反落して取引を開始した。昨日の米株式市場は感謝祭の祝日で休場だった。欧州市場は、英FTSETM100が0.33%上昇、独DAX30が0.25%上昇、仏CAC40が0.48%上昇と総じて堅調だった。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場が休場で手掛かり材料に乏しかったが、欧米で新型コロナ感染が拡大しており、世界経済の足かせとなるとの懸念が継続したほか、このところ日経平均が30000円の大台に近づくと売りに押される展開となっていることから上値の重さを嫌気する向きもあり、株価の重しとなった。一方、昨日の欧州株式市場が堅調で東京市場の株価の支えとなった。また、政府が昨日まとめた11月の月例経済報告で、個人消費の基調判断を1年1カ月ぶりに上方修正したこともあり、引き続き消費活動の活性化が期待され、さらに、今晩は米国で年末商戦が本格化する「ブラックフライデー」を迎えることから米国の消費拡大に期待する向きもあり、株価下支え要因となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比0.3%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同0.4%上昇だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は14-20日に国内株を7週ぶりに売り越した。売越額は471億円だった。 セクター別では、機械、卸売業、鉄鋼、証券商品先物、非鉄金属などが値下がり率上位、サービス業、精密機器が値上がりしている。東証1部の売買代金上位では、ソニーG<6758>、三井住友<8316>、三井物産<8031>、塩野義薬<4507>、NTT<9432>、ファナック<6954>、デンソー<6902>、NEC<6701>、コマツ<6301>、レノバ<9519>、ダイフク<6383>、伊藤忠<8001>などが下落。他方、コスモス薬品<3349>、リクルートHD<6098>、イビデン<4062>、ANA<9202>、日本電産<6594>などが上昇している。 <FA> 2021/11/26 09:50 寄り付き概況 日経平均は166円高でスタート、レーザーテックやSUMCOなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;29469.65;+166.99TOPIX;2027.13;+8.01[寄り付き概況] 25日の日経平均は166.99円高の29469.65円と反発して取引を開始した。前日24日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は9.42ドル安の35804.38ドル、ナスダックは70.09ポイント高の15845.23で取引を終了した。週次失業保険申請件数が52年ぶり低水準となったほか、10月PCEコアデフレーターが31年ぶりの大幅な伸びとなり早期の利上げ観測が強まったため、寄り付き後、下落。また、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した11月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でも数人の高官が量的緩和(QE)縮小ペースの加速を支持したことが明らかになり利上げ観測を後押しし、終日軟調に推移した。ただ、引けにかけては感謝祭の祭日を控えた買戻しなどにダウは下げ幅を縮小。金利上昇が一段落したためナスダック総合指数は上昇に転じ終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の日経平均が大幅安となったことから、押し目買いが入りやすかった。また、昨日の米株式市場でダウ平均が取引終了にかけて下げ渋る展開となったことが安心感となり、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことなどが東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。さらに、外為市場で1ドル=115円40銭前後と昨日15時頃に比べ40-50銭ほど円安・ドル高に振れたことが輸出株などの株価を支えた。一方、欧米での新型コロナ感染拡大や、原油価格の高止まりによる企業収益圧迫などの懸念材料は継続しており、また、今晩は感謝祭の祝日で米市場が休場となることから、休場明けの米市場の動向を見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。今日はスローガン<9253>がマザーズに上場した。 セクター別では、その他金融業、不動産業、電気機器、情報・通信業、精密機器などが値上がり率上位、空運業、海運業、水産・農林業、パルプ・紙、食料品などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>、信越化<4063>、コスモス薬品<3349>、エムスリー<2413>、日本電産<6594>、NTT<9432>、村田製<6981>、オリックス<8591>、旭化成<3407>などが上昇。他方、リクルートHD<6098>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、三菱UFJ<8306>、JAL<9201>、ニトリHD<9843>、アサヒ<2502>、日本製鉄<5401>、コマツ<6301>などが下落している。 <FA> 2021/11/25 09:35 寄り付き概況 日経平均は110円安でスタート、アドバンテストやキーエンスなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;29663.45;-110.66TOPIX;2039.46;-3.36[寄り付き概況] 24日の日経平均は110.66円安の29663.45円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日23日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は194.55ドル高の35813.80ドル、ナスダックは79.62ポイント安の15775.14で取引を終了した。好調な企業決算を受けて、寄り付き後上昇。同時に、コストの上昇が利益率を圧迫しているとの指摘が多く警戒感が広がった。また、11月サービス業PMI速報値が予想外に低下すると一時下落に転じたが、引けにかけては再び上昇。上げ幅を拡大した。金利の上昇を嫌いハイテク株は売られ、ナスダック総合指数は下落した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でナスダック総合指数が続落したことが東京市場でハイテク株の重しとなり、また、米国が戦略石油備蓄を放出すると発表したにも関わらず原油価格が上昇したことから、引き続き資源高による企業収益の圧迫が懸念され、買い手控え要因となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が続伸し2日間で200ドルを超す上げとなったことが東京市場の株価下支え要因となり、また、外為市場で1ドル=115円10銭台と22日15時頃に比べ1円ほど円安・ドル高に振れたことが安心感となった。さらに、パウエルFRB議長が再任される見通しとなったことを受け、米長期金利が上昇したことが東京市場の金融関連株などの株価を支えたが、寄り付き段階では売りが優勢だった。今日は、サイエンスアーツ<4412>、ラストワンマイル<9252>がマザーズに上場した。 セクター別では、精密機器、海運業、サービス業、電気機器、金属製品などが値下がり率上位、石油石炭製品、鉱業、銀行業、輸送用機器、保険業などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、日本郵船<9101>、キーエンス<6861>、ベイカレント<6532>、エムスリー<2413>、ZHD<4689>、資生堂<4911>、富士通<6702>などが下落。他方、トヨタ<7203>、三菱自<7211>、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、キリンHD<2503>、オリックス<8591>、三井物産<8031>、キヤノン<7751>、神戸物産<3038>、ENEOS<5020>などが上昇している。 <FA> 2021/11/24 09:32

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