寄り付き概況

日経平均は80円安でスタート、レーザーテックや日本郵船などが下落

配信日時:2023/03/20 09:53 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27253.73;-80.06TOPIX;1949.83;-9.59


[寄り付き概況]

 3月20日の日経平均は前週末比80.06円安の27253.73円と反落でスタート。17日の米国市場でダウ平均は384.57ドル安の31861.98ドル、ナスダックは86.76ポイント安の11630.51で取引を終了。

 当局の監督下におかれたシリコンバレー銀の親会社SVBファイナンシャル・グループがニューヨークで連邦破産法11条の適用を申請したとの報道を受け、金融システムへの不安が再燃し、売りが先行。

 また、複数銀行の預金支援を受け昨日大きく上昇していた地銀ファースト・リパブリック・バンク(FRC)が再び下落に転じたことも一段の警戒感につながった。この日はトリプルウィッチングで先物やオプション満了に絡んだ売りも加速した可能性があり、マイナス圏で終了。

 シカゴ日経225先物は大阪比320円安の26710円。米株安の流れを受けて本日の日経平均は売りが先行。スイスの金融大手クレディ・スイスについて、同じくスイスの金融大手であるUBSが買収することで合意したと発表したことなどが下支え要因として意識されているとみられる。

 東証プライム市場の売買代金上位では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、サンリオ
<8136>などが買われている一方、レーザーテック<6920>、日本郵船<9101>、商船三井<
9104>、日本製鉄<5401>、川崎汽船<9107>、豊田自動織機<6201>などが下落。業種別では、海運、陸運、倉庫運輸などが下落率上位で推移している。
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