寄り付き概況

日経平均は44円高でスタート、川崎汽船や三菱UFJなどが買われている

配信日時:2023/04/17 09:47 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28537.99;+44.52TOPIX;2024.45;+5.73


[寄り付き概況]

 4月17日の日経平均は前週末比44.52円高の28537.99円と7営業日続伸でスタート。14日の米国市場でダウ平均は143.22ドル安の33886.47ドル、ナスダックは42.81ポイント安の12123.47で取引を終了。予想を上回った銀行決算を好感し、寄り付き後、一時上昇。しかし、4月ミシガン大消費者信頼感指数や同指数の1年期待インフレ率が予想を上回ったため、金利先高観が再燃して下落に転じた。その後もボーイング(BA)の下落がさらなる売り圧力となり、下落幅を拡大。連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が一段の金融引き締めが必要との考えを示すと、5月連邦公開市場委員会(FOMC)
の追加利上げがほぼ織り込まれ、ハイテクも売られ、終日軟調に推移。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の28490円。本日の日経平均は、米国市場の下落の影響は受けつつも、輸出関連の他、米大手銀行の決算評価からメガバンクなどへの資金流入が見られるなど前週からの強い流れを維持する展開に。

 東証プライム市場では、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ファナック<6954>、パナソニックHD<6752>、アステラス製薬<4503>などが買われている。業種別では、海運が上昇率トップで推移。

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