寄り付き概況

日経平均は96円高でスタート、INPEXや大塚HDなどが上昇

配信日時:2023/03/28 09:24 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27573.82;+96.95TOPIX;1972.83;+10.99


[寄り付き概況]

 28日の日経平均は96.95円高の27573.82円と続伸して取引を開始した。前日27日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は194.55ドル高の32432.08ドル、ナスダックは55.12ポイント安の11768.84で取引を終了した。地銀ファースト・シチズンが経営破綻したシリコンバレー銀行のローンや預金買収で合意したとの報道を受け、金融不安が緩和し寄り付き後、上昇。経営難が懸念されているファースト・リパブリック(FRC)など他の地銀、金融セクターを押し上げ相場の上昇をけん引した。ダウ平均は終日堅調に推移。一方、長期金利の上昇を警戒してハイテクは売りに転じ、指数によってまちまちで終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で過度な金融システム不安が後退し、ダウ平均が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、3月期末接近で、配当・株主優待の権利取り狙いの買いが期待できるとの指摘もあった。一方、昨日の米株式市場でナスダック総合指数が反落し、また、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1%を超す下げとなったことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の重しとなったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は、アクシスコンサルティング<9344>、モンスターラボホールディングス<5255>、Arent<5254>
が東証グロースに上場した。

 セクター別では、鉱業、保険業、銀行業、石油石炭製品、輸送用機器などが値上がり率上位、海運業、空運業、サービス業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、INPEX<1605>、大塚HD<4578>、7&iHD<3382>、第一生命HD<8750>、東京海上<8766>、りそなHD<8308>、みずほ<8411>、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、オリックス<8591>、KDDI<9433>、ENEOS<5020>、丸紅<8002>、三井物産<8031>などが上昇。他方、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、ルネサス<6723>、、豊田織<6201>、リクルートHD<6098>、商船三井<9104>、郵船<9101>、川崎船<9107>などが下落している。

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