寄り付き概況

日経平均は22円高でスタート、大塚HDやそーせいなどが上昇

配信日時:2023/07/26 09:34 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;32704.96;+22.45TOPIX;2285.30;-0.08


[寄り付き概況]

 26日の日経平均は22.45円高の32704.96円と反発して取引を開始した。前日25日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は26.83ドル高の35438.07ドル、ナスダックは85.69ポイント高の14144.55で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)を控え警戒感からまちまちで寄り付いた。その後、7月消費者信頼感が予想を上回り2年ぶりの高水準に達するなど、景気への楽観的な見方が一段と強まり相場を押し上げた。さらに、主要ハイテク企業の決算を期待した買いも目立ち、株式相場は終日堅調に推移した。

 今日の東京株式市場は、やや買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇し、ダウ平均が12日続伸となったことが東京市場の株価の支えとなった。また、米株式市場では好決算期待が株価支援要因となっているが、今後、国内企業の4-6月期決算発表が本格化することから、東京市場でも好決算期待が高まりやすく、株価下支え要因となった。また、このところ中国の景気懸念が市場のムードを重くしたが、昨日は中国当局の景気対策期待から香港ハンセン指数が4%を超す上昇、上海総合指数が2%
超の上昇となったことも東京市場の安心感となった。一方、外為市場で1ドル=140円90銭台と、昨日15時頃と比べ50銭ほど円高・ドル安水準となったことが東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。また、日本時間の明日未明に、米連邦公開市場委員会
(FOMC)の結果が発表され、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が行われることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあり、寄り後、日経平均は下げに転じた。今日は、テクニスコ<2962>が東証スタンダードに、エコナビスタ<5585>が東証グロースに、それぞれ上場した。

 セクター別では、医薬品、化学、電気機器、食料品、機械などが値上がり率上位、輸送用機器、ゴム製品、不動産業、保険業、その他製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、大塚HD<4578>、そーせい<4565>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、SMC<6273>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、信越化<4063>、富士フイルム<4901>などが上昇。他方、IHI<7013>、SOMPO<8630>、SUBARU<7270>、三菱自<7211>、日産自<7201>、デンソー<6902>、トヨタ<7203>、川崎船<9107>、任天堂<7974>、ホンダ<7267>、ダイキン<6367>、NTT<9432>、日本製鉄<5401>などが下落している。

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