新着ニュース一覧
みんかぶニュース 個別・材料
TKPはマドを開けて買われ年初来高値更新、3~5月期営業黒字転換
ティーケーピー<3479.T>はマドを開けて買われ年初来高値を更新した。14日の取引終了後に23年2月期第1四半期(3~5月)の決算を発表。営業損益が12億1500万円の黒字となり、赤字だった前年同期から黒字転換を果たしたことが好感されているようだ。
売上高は前年同期比28.3%増の131億8000万円だった。主力の貸し会議室事業で、これまで実施が控えられてきた会議や研修、イベントの需要を大きく取り込んだ。企業のオフィス縮小化の動きやサテライトオフィス需要の増加に伴い、レンタルオフィス事業も好調だった。
出所:MINKABU PRESS
2022/07/15 10:23
注目トピックス 日本株
ファーストリテ---大幅続伸、第3四半期業績は市場想定を上回る水準に
ファーストリテ<9983>は大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、3-5月期営業利益は818億円で前年同期比36.5%増となり、市場予想を150億円程度上回る水準になっている。つれて、通期予想は従来の2700億円から2900億円、前期比16.5%増に上方修正、コンセンサス水準も上振れの形に。国内ユニクロの粗利益率改善、中華圏以外の海外売上好調などが業績上振れの背景。中国に関しても、6月以降は回復傾向が強まりつつあるもよう。
<ST>
2022/07/15 10:22
みんかぶニュース 市況・概況
電力株が幅広く買われる、首相が今冬に最大9基の原発稼働と表明◇
関西電力<9503.T>、九州電力<9508.T>が年初来高値更新となっているほか、電力株全般が幅広く買われている。岸田首相が前日14日の記者会見で、今冬に最大9基の原発を稼働させる方針を表明した。定期検査などで現在停止している原発が冬に再稼働する見通しにあり、現在稼働中のものとあわせて9基稼働は達成できる見通しにあるが、首相が明言したことで改めて原発再稼働への思惑が高まっているようだ。会見では、あわせて火力発電を追加的に10基確保するよう指示したことも明らかにしている。きょうの電力株は総じて高いが、全体軟調地合いということもあって買い一巡後に上値を買い進む動きは限定的となっている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2022/07/15 10:17
みんかぶニュース 為替・FX
外為サマリー:1ドル138円80銭台で推移、米金利低下が重荷
15日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=138円86銭前後と前日の午後5時時点に比べ20銭強のドル安・円高となっている。
14日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=138円96銭前後と前日に比べて1円60銭弱のドル高・円安で取引を終えた。6月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回ったことを受けて一時139円38銭まで上伸したものの、その後は上値が重くなった。
米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が14日に「7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)は0.75%の利上げを支持する」との考えを示したことで、市場で台頭していた1%の利上げ観測は後退しており、この日の東京市場のドル円相場は上げ一服商状。きょうは3連休前のゴトー日(5のつく日と10のつく日)で国内輸入企業のドル買い・円売りが意識されやすいが、時間外取引での米長期金利の低下が重荷で午前9時20分過ぎには138円80銭台まで下押した。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0019ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=139円13銭前後と同45銭程度のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS
2022/07/15 10:15
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は138円台後半で推移、やや上げ渋る状態が続く
15日午前の東京市場でドル・円は138円90銭近辺で推移。米1ポイント追加利上げ観測は後退したが、米国金利の先高観は特に後退していないため、ドルは底堅い動きを維持する可能性が高いとみられる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は138円81銭から139円13銭、ユーロ・円は139円01銭から139円44銭、ユーロ・ドルは、1.0004ドルから1.0028ドル。
<FA>
2022/07/15 10:14
注目トピックス 日本株
サイジニア---マーケティングソリューション「ZETA CXシリーズ」の導入サイトにおける年間総流通額が約3兆円
サイジニア<6031>は12日、グループ会社のZETAが開発・提供するマーケティングソリューション「ZETA CXシリーズ」の導入サイトの年間の総流通額が約3兆円になったと発表した。同社が提供する「ZETA CXシリーズ」は、アパレルECサイトTOP50のうち16社、ネット通販TOP100のうち28社に導入されており、主力製品のEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」は導入後継続率95%の実績があり、ニトリ・資生堂ジャパン・東日本旅客鉄道<9020>など多業界で導入されている。買い物の選択肢が増えたことで店舗とECそれぞれの売上高を拡大するOMO戦略がますます重要視されており、OMO・DXソリューション「ZETA CLICK」の導入・問い合わせも順調に伸長しているという。
<ST>
2022/07/15 10:12
みんかぶニュース 個別・材料
スパイダーが続落、東証が信用規制の臨時措置を実施
スパイダープラス<4192.T>は続落。東京証券取引所が14日の取引終了後、信用取引による新規の売り付け及び買い付けにかかる委託保証金率を15日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする臨時措置を実施すると発表しており、信用規制による取引負担増で個人投資家からの資金流入が細るとの見方から売られているようだ。また、日本証券金融も15日から、貸借取引自己取引分及び非清算者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を50%(うち現金20%)にするとしている。
出所:MINKABU PRESS
2022/07/15 10:10
新興市場スナップショット
バリュエンス---大幅に続伸、22年8月期第3四半期の営業利益は倍増、自社オークション拡大
大幅に続伸。22年8月期第3四半期累計(21年9月-22年5月)の営業利益を前年同期比105.0%増の9.34億円と発表している。リニューアルした自社オークションが拡大したほか、地金相場の上昇で卸売(地金)の売上高が直前の四半期から2倍以上の大幅な上昇となった。通期予想は前期比54.0%増の18.00億円で据え置いた。第2四半期累計(2.13億円)と比べ営業利益が大幅に増加し、買い安心感が広がっているようだ。
<ST>
2022/07/15 10:05
みんかぶニュース 市況・概況
◎午前10時現在の値上がり値下がり銘柄数
午前10時現在の東証プライムの値上がり銘柄数は459、値下がり銘柄数は1315、変わらずは62銘柄だった。業種別では33業種中5業種前後が高い。値上がり上位にその他製品、電気・ガス、精密機器など。値下がり上位に保険、銀行、鉱業など。
出所:MINKABU PRESS
2022/07/15 10:02
みんかぶニュース 個別・材料
ファストリが急騰、22年8月期業績及び配当予想を上方修正
ファーストリテイリング<9983.T>は急騰。14日の取引終了後、22年8月期の連結業績予想について、売上高を2兆2000億円から2兆2500億円(前期比5.5%増)へ、営業利益を2700億円から2900億円(同16.5%増)へ、純利益を1900億円から2500億円(同47.2%増)へ上方修正し、あわせて560円としていた年間配当予想を620円(前期480円)へ引き上げると発表しており、これを好感した買いが流入している。
第3四半期の3カ月間の業績が好調で、海外における現地通貨ベースでも想定を上回って進捗していることが要因としている。また、第4四半期業績予想の前提為替レートを従来の1ドル=110円から122円30銭に見直したことも寄与する。なお、第3四半期累計(21年9月~22年5月)決算は、売上高1兆7651億円(前年同期比3.9%増)、営業利益2710億8400万円(同19.0%増)、純利益2378億3600万円(同57.1%増)だった。
出所:MINKABU PRESS
2022/07/15 10:01
みんかぶニュース 市況・概況
10時の日経平均は37円安の2万6606円、東エレクが35.14円押し下げ
15日10時現在の日経平均株価は前日比37.26円(-0.14%)安の2万6606.13円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は458、値下がりは1316、変わらずは62と、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回っている。
日経平均マイナス寄与度は35.14円の押し下げで東エレク <8035>がトップ。以下、SBG <9984>が18.77円、京セラ <6971>が6.68円、アドテスト <6857>が6.33円、富士フイルム <4901>が5.59円と続いている。
プラス寄与度トップはファストリ <9983>で、日経平均を164.47円押し上げている。次いで塩野義 <4507>が4.29円、任天堂 <7974>が4.04円、テルモ <4543>が3.51円、トレンド <4704>が1.41円と続く。
業種別では33業種中5業種が値上がり。1位はその他製品で、以下、電気・ガス、精密機器、小売と続く。値下がり上位には保険、銀行、鉱業が並んでいる。
※10時0分10秒時点
株探ニュース
2022/07/15 10:01
みんかぶニュース 個別・材料
任天堂が5日続伸、CG制作のダイナモピクチャーズを子会社化へ
任天堂<7974.T>が5日続伸している。14日の取引終了後、CGアニメーションを含む映像コンテンツの企画・制作を行うダイナモピクチャーズ(東京都千代田区)の全株式を10月3日付で取得し、子会社化すると発表しており、これが好感されている。
グループの映像コンテンツの企画・制作体制を強化するのが狙いで、子会社化後にはグループのIPの映像コンテンツを継続的に制作することを目的に「ニンテンドーピクチャーズ」に商号変更する予定という。なお、同件が23年3月期業績に与える影響は軽微としている。
出所:MINKABU PRESS
2022/07/15 10:01
みんかぶニュース 市況・概況
<注目銘柄>=アダストリア、好業績確認済みの2月期決算企業として評価
アダストリア<2685.T>はカジュアル衣料大手。今年2月にレストラン運営のゼットン<3057.NG>を子会社化するなど、飲食事業の育成も進めている。今後本格化する4~6月期決算発表ラッシュで投資家にとって身動きがとりづらい状況となるなか、既に好業績が確認されている2月期決算企業の同社には要注目だ。
8日に発表した3~5月期決算は、営業利益が前年同期比7.3倍の45億7400万円で着地した。新型コロナウイルスの影響低減による店舗の営業環境改善をはじめ、春夏商品の販売好調や外出需要増加に対応した商品展開などが寄与した。通期計画(100億円)に対する進捗率は46%に達しており、業績上振れへの期待も高まる。
株価は今年3月の前期上方修正を受け、1900円近辺を横に走る200日移動平均線上に浮上。以降、同移動平均線がサポートラインとして機能している。PERは15倍前後と同業他社と比べて割高感はない。配当予想は中間25円、期末30円の年55円を見込んでおり、足もと利回りは2%台半ばとなっている。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2022/07/15 10:00
みんかぶニュース 市況・概況
武者陵司「まだ気づいていない米国景気回復論」
―騒ぎすぎの米国バブル破裂論―
大波乱の2022年前半を終えた。前半のパフォーマンスは、TOPIXは▲5%とS&P500の▲20%に比し堅調だったが、ドルベースでみると▲20%と米国並みの下落であった。
ほぼ世界株価は今年前半で底打ちしたのではないか。後半から2023年にかけて波乱は残りながらも、徐々に堅調になっていく公算が大きい。米国株は年間では▲10~0%とマイルドな落ち込みになっていくものと思われる。いまは絶好の投資場面かも知れない。
なぜ、希望が持てるのか。今後3つの好材料が期待できる。(1)インフレピークアウト、(2)利上げ一巡感の醸成、(3)FRB(米連邦準備制度理事会)は良いインフレを殺さない、である
(1)インフレは確実にピークアウトする
●複雑骨折のインフレ、前例は当てはまらない
第一に、インフレの鎮静化が見込まれる。いまのインフレは極めて特殊、異なるいくつかの要因が重層的に高インフレをもたらした。それが一度に積み重なった複雑骨折型のインフレだ。かつてのインフレ論を一般的に当てはめるのは間違いであり、1970~80年代のスタグフレーションが再燃する可能性はほとんどない。また、「景気過熱による賃金上昇がインフレの原因、景気を冷やすことが必要だ」という一般論を、軽々に当てはめることは危険だ。
●サプライチェーン要因は今後物価下落要因に
インフレの第一の原因は、サプライチェーンの混乱である。CPI耐久財指数が前年比17%も上昇したことはかつてなかった。そもそも耐久財は米国でも日本同様に長期的に下落することが常態、それが急上昇した。典型が半導体不足による自動車の大幅な減産である。供給難から新車・中古車価格が急騰した。また、コロナ禍の下での巣ごもり需要でPC・スマホなどハイテク機器需要が急増し、価格上昇に拍車をかけた。
しかし、サプライチェーンの制約は今後緩和していく。港湾での船舶渋滞は急速に改善し、運賃が値下がりしている。また、巣ごもり需要の一巡でPC・スマホが生産調整に入り、メモリなど半導体価格が下落し始めている。加えて、ドル高によるCPI下落圧力が見込まれる。コアコモディティ(食料エネルギーを除く財)はCPIの21%ウェートを持っており、その8割は輸入品である。年間約3兆ドルの輸入があるが、ドルは既に前年比10%ドル高になっており、それのCPIへの寄与は3000億ドルの価格下落、CPI全体を約1.5%引き下げる。
インフレの第二の理由は、戦争による原油・ガス・穀物価格の高騰だが、これもピークアウトする可能性が高い。ロシア禁輸の代替エネルギーが模索され、ドイツでの石炭火力の増産、LNG(液化天然ガス)輸入、EU(欧州連合)での原発稼働強化、サウジなどでの原油増産が追及されている。バイデン氏の7月中東歴訪は、米国エネルギー政策の供給重視への転換を示唆する。他方、ロシアからのガス・原油供給はインド・中国向けへの輸出先シフトにより大きくは減少しない。供給は増え、世界の成長鈍化により需要は軟化する。いま急騰している米国のCPI非耐久財指数もピークアウトしていくだろう。
●賃金上昇率、減速明確に
インフレの第三の理由は、賃金上昇。インフレによる購買力低下を補填するための賃金上昇は2021年後半から加速していたが、前月比ベースでは鈍化してきた。最も広く観測されている平均時給(Average Hourly Earnings)ははっきりとピークアウトしたように見える(例外は建設業)。前月比推移は、21年9月(0.5%)、10月(0.6%)、 11月(0.4%)、12月(0.5%)、22年1月(0.6%)、2月(0.1%) 、3月(0.5%) 、4月(0.3%)、5月(0.4%)、6月(0.3%)となっている。
消費者心理の悪化、株価などの資産価格下落が効果を示し始めたとも考えられる。株価は年初ピークから25%下落し、株式時価総額は42兆ドルから32兆ドルまで10兆ドル減少した。同様に、仮想通貨時価総額が2.9兆ドルから0.9兆ドルへと2兆ドル減少、合計12兆ドルの富が失われた。資産効果は3.2%と計算されているので、それによる消費需要減は4600億ドル、GDPを約2%押し下げる。
いわば利上げの脅しだけで株価が下落し、自動的景気抑制(Automatic stabilizer)が働いていると見ることができる。ミシガン消費者信頼感指数の極端な落ち込みは、そうした心理の悪化を大きく投影している。
これらを総合すると、今年後半以降、物価データが顕著な上昇率低下を示すことになるだろう。
(2)金融市場はFRB引き締め一巡を予見している
●インフレ期待及び長短金利はピークアウトした模様
6月のFOMC(米連邦公開市場委員会)では2022年末の政策金利3.4%、2023年末3.8%との想定が示された。これまでの累計利上げ幅は1.5%、FOMCは、年内にさらに1.65%~1.9%、2023年にはさらに0.4%の利上げを示唆していることになる。しかし、市場はそれを信じていない。米国の国債利回りは2年、5年、10年の全てですでにピークアウトしている。インフレが顕著に鎮静化すると予見し、FRBの利上げ中断を見越しているのである。国債利回りと物価連動国債(TIPS)との差で計算される期待インフレ率は、3月末の2年4.9%、10年3.0%がピークで、直近7月12日は2年3.2%、10年2.3%と大きく低下している。
●米国長期金利のピークアウトはまたとない好材料
米国長期金利が3月末の3.5%でピークを打ち2%台まで低下してきたことをもって、景気失速を予見しているとの見方があるが、それはたぶん違う。むしろ、10年国債利回りがFOMCが予想する最終政策金利3.8%以下でピークを打ったとすれば、それはポジティブなことである。
長い間、弱気派は米国の長期金利低下が景気失速の前兆であると主張し続けたが、それは過去40年間、間違い続けた解釈であった。米国長期金利(10年国債利回り)は2000年頃以降、名目経済成長率を大きく下回るようになった。これこそが持続的経済成長と長期株高の根本原因であり、それが2022年のインフレ急騰と年前半の株価暴落の下でも継続している。景気と株価に強気になれる最も重要な条件と言える。
(3)なぜFRBは本質的にハト派なのか
米国株式に対して楽観的になれるより根本の理由は、米国で健全なインフレが起きており、FRBはそれを殺す過剰引き締めは行わないと考えられるからである。
●米国経済の基本矛盾に対峙する米経済司令塔
米国経済は基本矛盾に直面している。「r1>g>r2(利潤率>成長率>利子率)」である。企業の超過利潤が金融市場に滞留し、歴史的低金利を惹き起こしてきた。これまでのところこの高利潤と低金利の組み合わせが株高を誘導してきたが、両社の乖離が際限なく広がれば経済は大恐慌に陥ってしまう。その根本的で望ましい解決策は、賃金の上昇による消費の拡大である。
●なぜ賃金上昇が良いことなのか
いま起きている賃金上昇が良い賃金上昇であることは、3つの特徴から結論づけられる。(A)トラック運転手など低賃金のマッスルワーク労働者の賃金が上がっているが、高賃金の情報産業、公益産業、金融産業などでは下がっており格差が縮小している、(B)企業の求人難が続いている中で、労働者の自発的離職者数が過去最高になっているが、これは労働者が職を選んでいることを示している、つまり労働者のバーゲニングパワーが高まっている、(C)求人企業は価格転嫁能力がある企業であり、企業の超過利潤が賃金上昇に転換されることにより、消費が高まり成長率が上昇すると予想される、の3つである。
2016年頃より企業の単位労働コストが上昇し、労働分配率も底入れ反転し、その傾向がコロナショック以降も継続しているが、どちらも家計の労働所得を高めるもので、経済全体では大変ポジティブな動きと言える。米国経済の最大の問題は、企業部門や富裕層に超過利潤が蓄積され、それが実需に結び付きにくいことにあるが、それが是正されつつあるのである。
つまり、コロナ禍の経済困難の中で、良い賃金上昇が加速しているのである。
●米国バブル破裂論などセンセーショナリズムの誤り
以上の良いインフレを米国の経済司令塔、財務省とFRBは熟知しており、オーバーキルはまず惹き起こさないと考えられる。
いままで米国の過剰金融緩和がバブルを作った、その咎めでバブル崩壊と深刻な景気後退が迫っている、とのセンセーショナルな見方は、的外れである。
(2022年7月14日記 武者リサーチ「ストラテジーブレティン309号」を転載)
株探ニュース
2022/07/15 10:00
注目トピックス 日本株
すかいらーくホールディングス、ファーストリテイリング◆今日のフィスコ注目銘柄◆
<3197>すかいらーくホールディングス昨日大引け後に開示した「価格改定に関するお知らせ」によると、7月14日以降、系列飲食店で値上げを実施。このうちファミリーレストラン「ガスト」「バーミヤン」では地域別価格を導入する。円安進行で輸入食材価格の上昇が予想されるため、同社の施策は円滑な価格転嫁と競争力維持の両立を図る体制を固めるものとして好感されよう。<9983>ファーストリテイリング22年8月期業績予想(IFRS)を上方修正した。営業利益は前期比16.5%増の2900億円予想。前回予想の同8.4%増の2700億円から7%ほど引き上げた。中国は新型コロナに伴う行動規制の影響を受けたが、アジア・オセアニア地区、北米、欧州(ロシアを除く)の業績が好調に推移している。円安も利益押し上げ要因となった。期末配当は340円とする。前回予想は280円、前期の期末配当は240円だった。
<NH>
2022/07/15 09:53
新興市場スナップショット
オキサイド---大幅に続伸、23年2月期第1四半期の営業利益2.6倍、光計測・新領域事業など堅調
大幅に続伸。23年2月期第1四半期(22年3-5月)の営業利益を前年同期比164.5%増の3.24億円と発表している。光計測・新領域事業が堅調だったことに加え、半導体事業でデータセンターやDX/GX投資による需要が旺盛だった。ヘルスケア事業もPET装置向けシンチレータ単結晶が好調に推移した。通期予想は前期比18.3%増の7.06億円で据え置いた。進捗率は45.9%に達している。
<ST>
2022/07/15 09:53
みんかぶニュース 個別・材料
ACSLが3日続伸、国産産業用ドローンの新ラインアップを8月に受注開始
ACSL<6232.T>が3日続伸している。14日の取引終了後、国産産業用ドローンの新ラインアップ「PF2-AE」の受注を8月に開始すると発表したことが好感されている。
新製品は、同社がこれまで販売していた中型プラットフォーム機体「ACSL-PF2」をより使いやすく、よりセキュアにカスタマイズした製品。これまで多くの企業と実証実験を重ねていくなかで、物流、インフラ点検、災害、警備・巡回の分野でドローンを導入するにあたっての課題や必要な機能、スペックが明らかになってきたことから、「PF2-AE Delivery(物流)」「PF2-AE Inspection(インフラ点検)」「PF2-AE Disaster Relief/Patrol(災害/警備)」の3タイプの機体を開発・販売する。なお、同件による業績への影響は現時点では軽微としている。
出所:MINKABU PRESS
2022/07/15 09:52
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル上げ渋りもリスク回避のドル売り拡大の可能性低い
15日午前の東京市場でドル・円は138円80銭台で推移。米連邦公開市場委員会(FOMC)の7月会合で1ポイントの追加利上げが実施される可能性は低下したことから、ドル買い・円売りは一服している。ただ、米国金利の先高観は後退していないため、日米金利差拡大の思惑は消えていない。そのため、ドルは底堅い動きを維持する可能性が高いとみられる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は138円81銭から139円13銭、ユーロ・円は139円01銭から139円44銭、ユーロ・ドルは、1.0004ドルから1.0028ドル。
<MK>
2022/07/15 09:48
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インド株式市場は弱含み、外部環境の大幅な改善は期待できない
【ブラジル】ボベスパ指数 96120.85 -1.80%14日のブラジル株式市場は、下落。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比1760.31ポイント安(-1.80%)の96120.85で引けた。米国の大幅利上げ観測は後退したが、世界経済の大幅な減速に対する警戒感は消えていないようだ。ボべスパ指数の90の構成銘柄では32が上昇、55が下落、変わらずは3で売りが優勢。【ロシア】MICEX指数 2073.68 -2.82%14日のロシア株式市場は、続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比10.38ポイント安(-0.50%)の2063.30で引けた。日中の取引レンジは、2049.44−2105.61。外部環境の改善は遅れていることから、売りが優勢となった。【インド】SENSEX指数 53416.15 -0.18%14日のインド株式市場は、弱含み。前日比98.00ポイント安(-0.18%)の53416.15、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同28.00ポイント安(-0.18%)の15938.65で取引終了。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、12が上昇、18が下落、変わらずは0。外部環境の大幅な改善は期待できないことから、過半数の銘柄が下落。アクシス銀行などの下げが目立った。一方、サン・ファーマシューティカル・インダストリーズは堅調推移。【中国本土】上海総合指数 3281.74 -0.08%14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.55ポイント安(-0.08%)の3281.74ポイントと小反落した。不動産ローンを巡る不透明感が重し。資金不足などにより建設工事が中断した未完成住宅に関し、物件購入者による集団ローン不払いが中国各地で続出しているなどと伝えられた。不動産業界の債務リスクが改めて意識されたほか、銀行の不良債権増加につながると懸念されている。
<FA>
2022/07/15 09:48
みんかぶニュース 個別・材料
ラクスが5日ぶり反発、クラウド事業の高成長継続し6月売上高34%増
ラクス<3923.T>は5日ぶりに反発。14日の取引終了後に発表した6月度の月次売上高で、全社売上高が前年同月比34.0%増の21億3700万円となったことが好感されている。
主力のクラウド事業が同35.3%増、IT人材事業が同29.0%増とともに好調を継続した。
出所:MINKABU PRESS
2022/07/15 09:47
みんかぶニュース 個別・材料
JSBがしっかり、14万株を上限とする自社株買いを実施へ
ジェイ・エス・ビー<3480.T>がしっかり。14日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を14万株(発行済み株数の1.33%)、または4億円としており、取得期間は7月15日から10月31日まで。株主還元及び資本効率の向上と経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行することが目的という。
出所:MINKABU PRESS
2022/07/15 09:45
注目トピックス 日本株
出来高変化率ランキング(9時台)~木村化工、DyDoなどがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [7月15日 9:33 現在](直近5日平均出来高比較)銘柄コード 銘柄名 出来高 5日平均出来高 出来高変化率 株価変化率<6378* 木村化工 751400 184240 307.84% +4.35> 新生銀 5178300 691580 648.76% 12.3%<2590* DyDo 242100 67860 256.76% -0.20> アドウェイズ 1164800 206740 463.41% 5.21%<8892* 日本エスコン 380400 118700 220.47% -4.87> オンリー 147900 45260 226.78% -0.13%<7370* Enjin 852800 282000 202.41% +0.47> 日理化 1371100 432200 217.24% 6%<7420* 佐鳥電機 390300 129620 201.11% -8.53> エイチーム 342400 118820 188.17% 5.02%<3479* TKP 740400 256600 188.54% +17.06> シルバーライフ 115400 41840 175.81% -10.89%<6521* オキサイド 118800 42800 177.57% +7.89> カラダノート 210200 82400 155.1% 3.58%<3922* PRTIMES 209500 75720 176.68% +7.61> フリービット 282700 111740 153% 9.53%<7545* 西松屋チェ 839700 334840 150.78% +0.89> ブレインズ 250100 101220 147.09% -3.13%<7711* 助川電気 202200 85960 135.23% +5.43> 住石HD 774100 369180 109.68% 2.22%<1615* 銀行 2719800 1295660 109.92% -2.28> ギグワークス 381000 182400 108.88% -11.57%<6349* 小森 146600 73460 99.56% +1.88> 神島化 155000 75880 104.27% 9.02%<3990* UUUM 220300 113560 93.99% -7.51> 黒谷 130100 64080 103.03% -4.02%<9270* バリュエンス 258100 142900 80.62% +9.38> イーグランド 66000 34200 92.98% 5.03%<6199* セラク 190000 108480 75.15% -12.35> 大真空 213800 111100 92.44% 11.53%<7611* ハイデ日高 210300 121340 73.31% -0.37> 金連動 17180 9152 87.72% -0.7%<3387* クリレスHD 1193100 701520 70.07% +4.89> 上場NSQA 103280 55362 86.55% -0.82%<1969* 高砂熱 158800 96620 64.36% +2.63> イトクロ 300300 174460 72.13% -11.21%<1945* 東京エネシス 106900 70380 51.89% +4.49> 上場米国 101010 59480 69.82% -0.93%<7599* IDOM 742100 514940 44.11% -10.36> オハラ 332600 209000 59.14% 8.97%<3228* 三栄建築 51100 36020 41.87% -2.67> 広済堂 2124400 1436500 47.89% 10.68%<2971* エスコンJPN 1474 1096.4 34.44% -0.56> HEROZ 69200 49060 41.05% -4.94%<9625* セレスポ 83600 63940 30.75% +1.38> セルソース 104300 75360 38.4% 11.05%<3539* JMHD 101400 78020 29.97% -1.08> 鳥貴族 227800 167640 35.89% 7.46%<4199* ワンプラ 175300 135960 28.93% +7.14> エネクス 269700 209200 28.92% 1.95%<5026* トリプルアイズ 216700 174820 23.96% -19.00> GTS 302600 237040 27.66% 5.65%<4412* サイエンスアーツ 52900 43340 22.06% +9.97> One東証REIT 3230 2554 26.47% -0.64%<7373* アイドマHD 366600 305700 19.92% +5.75> アセンテック 135000 107140 26% -8.48%<2749* JPHD 297000 250720 18.46% -0.80> ヤマウラ 155600 123800 25.69% 0.75%<8276* 平和堂 102300 90840 12.62% +0.05> SPDR500 11734 9454.4 24.11% -0.81%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
<FA>
2022/07/15 09:44
新興市場スナップショット
TKP---年初来高値、23年2月期第1四半期は営業黒字に転換、貸会議室・宿泊の利益率向上
年初来高値。23年2月期第1四半期(22年3-5月)の営業損益が12.15億円の黒字(前年同期実績は8.29億円の赤字)に転換したと発表している。費用削減が奏功して貸会議室・宿泊事業の利益率が向上したほか、レンタルオフィス事業も企業のオフィス縮小化やサテライトオフィス需要の増加を受けて好調だった。通期予想は20.00億円の黒字で据え置いた。高進捗率(60.7%)が好感され、買いが集まっているようだ。
<ST>
2022/07/15 09:41
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いか
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長く伸び悩んだが、日欧金利差の拡大観測が広がり、一時144円25銭(2022/6/8)まで買われている。ユーロ圏におけるエネルギー情勢の悪化や高インフレの影響で域内経済の停滞は避けられないとの見方は変わっていない。景気後退に陥る可能性は引き続き高いことから、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・ユーロ圏の債務問題・欧州経済は景気後退のリスクに直面・ウクライナ戦争は長期化の公算【ユーロ買い要因】・欧米諸国の株高・ECB預金金利は9月末までに0%をやや上回る可能性・欧州諸国は代替エネルギーを今年後半までに確保する可能性
<NH>
2022/07/15 09:40
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:リスク回避のドル売り拡大の可能性低い
14日のドル・円は、東京市場では137円28銭から139円16銭まで上昇。欧米市場では139円39銭まで買われた後、138円60銭まで下げたが、138円91銭で取引終了。本日15日のドル・円は主に139円を挟んだ水準で推移か。日米金利差拡大の思惑は後退していないため、リスク回避のドル売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。14日の米国債券市場で10年債利回りは小幅に上昇した。この日発表された6月米生産者物価指数(CPI)は前年比+11.3%、同コアCPIは前年比+8.2%と高い伸びを記録したことが意識された。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)ウォラー理事が「7月FOMCでは0.75ポイントの利上げが自分の基本シナリオ」との見方を伝えたことから、2年債利回りは反落し、この影響で10年債利回りは上げ渋った。CMEのFedWatchによると、7月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で100ベーシスポイント(bp)の追加利上げが決定される確率は50%を下回っている。市場参加者の間からは、「米政策金利は年末までに3.50%程度まで上昇する可能性があるものの、9月以降の金利見通しは不透明」、「個人消費やインフレ関連指標が予想を下回った場合、利上げ休止となる可能性は残されている」との見方も出ている。
<NH>
2022/07/15 09:39
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均がマイナス転換
日経平均株価がマイナス転換。9時38分現在、18.35円安の2万6625.04円まで下落している。
株探ニュース
2022/07/15 09:38
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル買い一服も日米金利差拡大の思惑残る
15日午前の東京市場でドル・円は138円90銭近辺で推移。米連邦公開市場委員会(FOMC)の7月会合で1ポイントの追加利上げが実施される可能性は低下したことから、ドル買い・円売りは一服している。ただし、日米金利差拡大の思惑は消えていないことから、ドルは底堅い動きを維持する可能性が高いとみられる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は138円91銭から139円13銭、ユーロ・円は139円07銭から139円44銭、ユーロ・ドルは、1.0011ドルから1.0028ドル。
<MK>
2022/07/15 09:37
みんかぶニュース 個別・材料
バリュエンスは大幅続伸、仕入れ好調で第3四半期営業益2.1倍
バリュエンスホールディングス<9270.T>が大幅続伸となっている。同社は14日取引終了後に、22年8月期第3四半期累計(21年9月~22年5月)の連結決算を発表。営業利益が前年同期比2.1倍の9億3400万円となったことが好感されているようだ。
売上高は同18.7%増の443億9900万円で着地。仕入れが好調だったことや、自社オークション「STAR BUYERS AUCTION(SBA)」の改善効果などが寄与した。なお、通期業績予想は売上高643億円(前期比22.4%増)、営業利益18億円(同54.0%増)とする従来計画を据え置いている。
出所:MINKABU PRESS
2022/07/15 09:37
みんかぶニュース 個別・材料
テクノフレが堅調、上期業績は計画上振れで着地し配当予想も増額修正
テクノフレックス<3449.T>が堅調な動き。14日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)連結業績について、売上高が105億5000万円から109億9500万円(前年同期比24.1%増)へ、営業利益が13億5000万円から15億2300万円(同30.3%増)へ、純利益が9億5000万円から15億7600万円(同2.1倍)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。
主力の継手事業が収益を伸ばしたことが要因。また、4月1日付で連結子会社のアクアリザーブを吸収合併したことに伴う税効果も影響した。
また、同時に中間20円・期末21円の年41円を予定していた配当予想を中間21円・期末23円の年44円にすると発表したことも好材料視されている。前期実績に対しては3円の増配となる予定だ。
出所:MINKABU PRESS
2022/07/15 09:35
みんかぶニュース 市況・概況
東エレクなど半導体関連株は朝高後に値を消す、台湾TSMC好決算も上値重い◇
東京エレクトロン<8035.T>やレーザーテック<6920.T>、SCREENホールディングス<7735.T>といった半導体関連株は朝高後、値を消す展開。14日に発表された台湾積体電路製造(TSMC)ADR<TSM>の4~6月期決算は、純利益が四半期ベースで過去最高を更新。世界的な半導体不足が追い風となった。このTSMCの好決算を受け、前日のニューヨーク市場で主要な半導体関連株で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇した。こうしたなか、東京市場でも東エレクなど半導体関連株が値を上げて始まったが、上値は重く買い一巡後はマイナス圏に転じている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2022/07/15 09:33