注目トピックス 市況・概況
27日の米国市場ダイジェスト:NYダウは194ドル高、7-9月期GDPプラス成長回復が下支え
配信日時:2022/10/28 07:40
配信元:FISCO
■NY株式:NYダウは194ドル高、7-9月期GDPプラス成長回復が下支え
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は194.17ドル高の32033.28ドル、ナスダックは178.32ポイント安の10792.68で取引を終了した。7-9月期国内総生産(GDP)速報値で3四半期ぶりプラス成長に回復したためリセッション懸念が後退し、寄り付き後、上昇。重機メーカーのキャタピラー(CAT)など良好な主要企業決算を好感した買いや連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速期待も根強く、長期金利が低下したことも相場を支援、ダウは終日堅調に推移した。一方、昨日引け後に発表されたソーシャルネットワークプラットフォームを提供するフェイスブック(FB)運営のメタプラットフォームズ(META)の低調な決算を受けた株価の下落がナスダック総合指数を押し下げた。セクター別では、資本財や保険が上昇した一方で、メディア・娯楽が下落。
重機メーカーのキャタピラー(CAT)は第3四半期決算で1株利益が予想を上回ったほか、第4四半期が過去最高の売り上げを記録する楽観的な見通しを示し、上昇した。ファーストフードチェーンのマクドナルド(MCD)は、第3四半期決算で、値上後も強い売り上げを示し、上昇。石油会社のエクソンモービル(XOM)は原油高を好感した買いや今週発表される決算の好結果を期待した買いに上昇した。短文投稿サイトのツィッター(TWTR)は電気自動車メーカー、テスラ(TSLA)のマスクCEOによる買収完了期限を明日に控え、期待感に買われた。ソーシャルネットワークプラットフォームを提供するフェイスブック(FB)運営のメタプラットフォームズ(META)はメタバース(仮想空間)や人工知能(AI)への大規模先行投資が明らかになり、コスト急増を警戒した売りに大幅安。一方で、同社のデータセンターなどへの投資拡大の恩恵を受けると、半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は買われた。
オンライン小売のアマゾン(AMZN)は取引終了後に決算を発表。第4四半期の売上高見通しが予想下回り時間外取引で21%大幅安となっている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米7-9月期GDPプラス成長でドル買い再開
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、146円93銭まで上昇後、145円67銭まで反落し146円18銭で引けた。米7-9月期GDP速報値が3四半期ぶりのプラス成長に改善したほか、先週分新規失業保険申請件数が予想を下回ったため連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げを正当化するとの見方にドル買いが再開した。しかし、米7-9月期価格指数が予想以上に4-6月期から鈍化したほか、欧州中央銀行(ECB)のハト派的利上げを受けた欧州債相場の上昇に連れ、米国債相場も上昇。FRBの利上げ減速の思惑も根強く、長期金利低下に伴いドル買いが後退。しかし、低調な7年債入札を受けて金利が下げ止まると、ドルが底堅く推移した。
ユーロ・ドルは1.0051ドルから0.9958ドルまで下落し、0.9970ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り2会合連続で政策金利の0.75%引き上げを決定。ただ、量的引き締め(QT)巡る言及なかったほか、3人の高官が0.5%の利上げを支持したと報じられ、さらに、ラガルド総裁も理事会後の会見で、さらなる利上げ必要とすると同時に、明確に景気の下方が見られるとし、景気後退の確率も上昇した述べたため、カナダ中銀に続きハト派的な利上げととらえられ独連邦債が上昇。金利の低下に伴うユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は147円42銭から145円56銭まで下落。ポンド・ドルは1.1550ドルまで下落後、1.1634ドルまで上昇。ドル・スイスは0.9927フランまで上昇後、0.9870フランまで反落した。
■NY原油:続伸で89.08ドル、米長期金利低下を意識した買いが入る
NY原油先物12月限は続伸(NYMEX原油12月限終値:89.08 ↑1.17)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+1.17ドルの89.08ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは87.33ドル-89.79ドル。ロンドン市場で87.33ドルまで下落したが、米長期金利の低下を意識して89.79ドルまで買われた。その後はポジション調整的な売りも観測され、通常取引終了後の時間外取引では主に89ドルを挟んだ水準で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 35.87ドル +0.17ドル(+0.48%)
モルガン・スタンレー(MS) 80.69ドル -0.22ドル(-0.27%)
ゴールドマン・サックス(GS)337.18ドル +1.49ドル(+0.44%)
インテル(INTC) 26.27ドル -0.94ドル(-3.45%)
アップル(AAPL) 144.80ドル -4.55ドル(-3.05%)
アルファベット(GOOG) 92.60ドル -2.22ドル(-2.34%)
メタ(META) 97.94ドル -31.88ドル(-24.56%)
キャタピラー(CAT) 212.14ドル +15.18ドル(+7.71%)
アルコア(AA) 41.41ドル -1.24ドル(-2.91%)
ウォルマート(WMT) 140.73ドル -0.41ドル(-0.29%) <ST>
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は194.17ドル高の32033.28ドル、ナスダックは178.32ポイント安の10792.68で取引を終了した。7-9月期国内総生産(GDP)速報値で3四半期ぶりプラス成長に回復したためリセッション懸念が後退し、寄り付き後、上昇。重機メーカーのキャタピラー(CAT)など良好な主要企業決算を好感した買いや連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速期待も根強く、長期金利が低下したことも相場を支援、ダウは終日堅調に推移した。一方、昨日引け後に発表されたソーシャルネットワークプラットフォームを提供するフェイスブック(FB)運営のメタプラットフォームズ(META)の低調な決算を受けた株価の下落がナスダック総合指数を押し下げた。セクター別では、資本財や保険が上昇した一方で、メディア・娯楽が下落。
重機メーカーのキャタピラー(CAT)は第3四半期決算で1株利益が予想を上回ったほか、第4四半期が過去最高の売り上げを記録する楽観的な見通しを示し、上昇した。ファーストフードチェーンのマクドナルド(MCD)は、第3四半期決算で、値上後も強い売り上げを示し、上昇。石油会社のエクソンモービル(XOM)は原油高を好感した買いや今週発表される決算の好結果を期待した買いに上昇した。短文投稿サイトのツィッター(TWTR)は電気自動車メーカー、テスラ(TSLA)のマスクCEOによる買収完了期限を明日に控え、期待感に買われた。ソーシャルネットワークプラットフォームを提供するフェイスブック(FB)運営のメタプラットフォームズ(META)はメタバース(仮想空間)や人工知能(AI)への大規模先行投資が明らかになり、コスト急増を警戒した売りに大幅安。一方で、同社のデータセンターなどへの投資拡大の恩恵を受けると、半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は買われた。
オンライン小売のアマゾン(AMZN)は取引終了後に決算を発表。第4四半期の売上高見通しが予想下回り時間外取引で21%大幅安となっている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米7-9月期GDPプラス成長でドル買い再開
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、146円93銭まで上昇後、145円67銭まで反落し146円18銭で引けた。米7-9月期GDP速報値が3四半期ぶりのプラス成長に改善したほか、先週分新規失業保険申請件数が予想を下回ったため連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げを正当化するとの見方にドル買いが再開した。しかし、米7-9月期価格指数が予想以上に4-6月期から鈍化したほか、欧州中央銀行(ECB)のハト派的利上げを受けた欧州債相場の上昇に連れ、米国債相場も上昇。FRBの利上げ減速の思惑も根強く、長期金利低下に伴いドル買いが後退。しかし、低調な7年債入札を受けて金利が下げ止まると、ドルが底堅く推移した。
ユーロ・ドルは1.0051ドルから0.9958ドルまで下落し、0.9970ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り2会合連続で政策金利の0.75%引き上げを決定。ただ、量的引き締め(QT)巡る言及なかったほか、3人の高官が0.5%の利上げを支持したと報じられ、さらに、ラガルド総裁も理事会後の会見で、さらなる利上げ必要とすると同時に、明確に景気の下方が見られるとし、景気後退の確率も上昇した述べたため、カナダ中銀に続きハト派的な利上げととらえられ独連邦債が上昇。金利の低下に伴うユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は147円42銭から145円56銭まで下落。ポンド・ドルは1.1550ドルまで下落後、1.1634ドルまで上昇。ドル・スイスは0.9927フランまで上昇後、0.9870フランまで反落した。
■NY原油:続伸で89.08ドル、米長期金利低下を意識した買いが入る
NY原油先物12月限は続伸(NYMEX原油12月限終値:89.08 ↑1.17)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+1.17ドルの89.08ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは87.33ドル-89.79ドル。ロンドン市場で87.33ドルまで下落したが、米長期金利の低下を意識して89.79ドルまで買われた。その後はポジション調整的な売りも観測され、通常取引終了後の時間外取引では主に89ドルを挟んだ水準で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 35.87ドル +0.17ドル(+0.48%)
モルガン・スタンレー(MS) 80.69ドル -0.22ドル(-0.27%)
ゴールドマン・サックス(GS)337.18ドル +1.49ドル(+0.44%)
インテル(INTC) 26.27ドル -0.94ドル(-3.45%)
アップル(AAPL) 144.80ドル -4.55ドル(-3.05%)
アルファベット(GOOG) 92.60ドル -2.22ドル(-2.34%)
メタ(META) 97.94ドル -31.88ドル(-24.56%)
キャタピラー(CAT) 212.14ドル +15.18ドル(+7.71%)
アルコア(AA) 41.41ドル -1.24ドル(-2.91%)
ウォルマート(WMT) 140.73ドル -0.41ドル(-0.29%) <ST>
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