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米外為市場サマリー:米景気減速懸念で一時145円60銭台に軟化

配信日時:2022/10/28 07:48 配信元:MINKABU
 27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=146円29銭前後と前日に比べ10銭弱のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=145円76銭前後と同1円80銭程度のユーロ安・円高だった。  欧州中央銀行(ECB)は27日の理事会で、政策金利を前回に続いて通常の3倍となる0.75%引き上げることを決め、公表文では「理事会は金融緩和からの撤退を相当程度進められた」と指摘した。これを受けて市場ではECBが今後の利上げペースを緩めるとの見方が広がり、欧州市場ではユーロ売り・ドル買いが優勢になるとともに、対円でもドルが買われ一時146円93銭まで上伸した。ただ、ニューヨーク市場に入ると米景気の減速懸念からドル買いが後退。この日に米商務省が発表した7~9月期の実質国内総生産(GDP)速報値は、前期比の年率換算で2.6%増と3四半期ぶりのプラス成長となったものの、個人消費は1.4%増と4~6月期の2.0%増から減速。米労働省が発表した前週分新規失業保険申請件数が前の週から増えたこともあり、米長期金利が低下。日米金利差の縮小が意識されるなか、ドル円相場は145円60銭台まで押される場面があった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=0.9964ドル前後と前日に比べて0.0120ドル弱のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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