日経QUICKニュースニュース一覧
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外為17時 円、反落し111円台後半 ユーロは20年7月以来の安値
6日の東京外国為替市場で、円相場は4営業日ぶりに反落した。17時時点では前日の同時点に比べ57銭円安・ドル高の1ドル=111円66~67銭で推移している。原油などエネルギー価格が騰勢を強め、インフレ加速への警戒が高まった。米長期金利の上昇が続き、日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが優勢となった。国内輸入企業によるドル資金調達が活発だったとの観測も、円相場を下押しした。 5日はニューヨーク原油先物相場が一時1バレル79ドル台に乗せて約7年ぶりの高値をつけたほか、欧州では天然ガス価格が急騰するなど世界的にエネルギー価格の上昇が続いた。インフレ懸念が高まりが米連邦準備理事会(FRB)による金融政策の正常化を早めるとの見方が広がった。5日発表された9月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が市場予想に反して改善したのも、円売り・ドル買いを促した。 9~17時時点の円の安値は111円79銭近辺、高値は111円49銭近辺で、値幅は30銭程度だった。 円は対ユーロで反落した。17時時点では同19銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=129円02~04銭で推移している。 ユーロは対ドルで続落した。17時時点は同0.0042ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1555ドル近辺で推移している。米長期金利の上昇を材料に円など主要通貨に対するドル高が進み、対ユーロでもドルを買う動きが広がった。6日の欧州主要国の株価指数が総じて下落して始まるとリスク回避的に流動性の高いドルを買う動きも強まり、17時すぎにユーロは一時1.1553ドル程度と2020年7月下旬以来の安値をつけた。 ニュージーランド(NZ)ドルは下落した。17時時点では対円で前日比30銭のNZドル安・円高の1NZドル=76円90~96銭で推移している。NZ準備銀行(中央銀行)は6日、約7年ぶりの利上げに踏み切った。発表直後はNZドルが買われたものの、利上げは市場予想に沿った結果だったほか、日経平均株価などが下げて投資家心理が悪化し、次第にNZドルを売る動きが優勢となった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/06 17:25
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新興株6日、マザーズ3日続落、8月以来の安値 ジャスダック7日続落
6日の新興企業向け株式市場で、東証マザーズ指数は3日続落した。終値は前日比14.02ポイント(1.30%)安い1064.11と、8月23日(1064.49)以来の安値水準となった。前日の米株高を受け朝方は買いが優勢だったが下げに転じた。 市場では「相場の地合いが悪化しており、個人を中心に損失覚悟の手じまい売りが出ているようだ」(国内ネット証券)との指摘があった。 フリーやAppier、プレイドの下げが目立った。メドレーやヘリオス、JMDCは上昇した。 日経ジャスダック平均株価は7日続落した。終値は前日比51銭(0.01%)安い3925円14銭と、8月25日(3912円66銭)以来の安値水準だった。 ジャスダック市場の売買代金は概算で472億円、売買高は5941万株だった。ハーモニックや出前館、放電精密が下落した。半面、ウエストHDやセリア、東洋合成は上昇した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/06 15:26
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東証大引け 8日続落し293円安 米金利上昇が重荷
6日の東京株式市場で日経平均株価は8日続落し、前日比293円25銭(1.05%)安の2万7528円87銭で終えた。終値ベースで8月23日以来、1カ月半ぶりの安値となった。8日続落は2009年7月に9日続落して以来、約12年3カ月ぶりとなる。取引時間中に米長期金利が一段と上昇し、成長(グロース)株を中心に売りが優勢となった。朝方は前日の米株高を背景に買いが優勢だったが、午前の中ごろに下げに転じた。 原油高による日本企業のコスト負担増への懸念も重荷となった。米金利の上昇で米株価指数先物が時間外取引で軟調に推移したことも投資家心理を冷やした。後場寄り直後には先物売りが主導する形で日経平均は下げ幅を拡大し、下げ幅は一時500円を超えた。 相場下落で変動率に応じて持ち高を調整するリスクパリティ戦略をとるファンドなどの売りが観測された。「海運株の下落で個人心理が悪化し、損失覚悟の売りにつながっている」(国内証券の情報担当者)との見方もあった。午後の中ごろには好業績が期待できる銘柄に買いが入り、日経平均は下げ渋った。 朝方は買いが優勢だった。前日の米株式市場で主要株価指数が上昇した流れを受け、東京市場でも幅広い銘柄に買いが入った。寄り付き直後には上げ幅が300円を超えた。 前日に真鍋淑郎氏らがノーベル物理学賞を授与されることが決まった。同氏らの研究分野と関係する気候変動問題への関心で再生エネルギー関連銘柄の一角が動意付く場面もあった。 JPX日経インデックス400は8日続落。終値は前日比23.74ポイント(0.14%)安の1万7504.59だった。東証株価指数(TOPIX)は8日続落し、5.84ポイント(0.30%)安の1941.91で終えた。 東証1部の売買代金は概算で3兆7420億円。売買高は16億7382万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1015と、全体の5割弱を占めた。値上がりは1073、変わらずは95銘柄だった。 ファストリとソフトバンクグループ(SBG)が年初来安値を付けた。郵船やレーザーテクなども安い。一方、三菱UFJや任天堂は上昇した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/06 15:24
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外為14時 円、下げ幅拡大 111円台後半 米金利上昇で
6日午後の東京外国為替市場で円相場は下げ幅を広げている。14時時点は1ドル=111円74~75銭と前日17時時点に比べ65銭の円安・ドル高だった。米長期金利が日本時間6日午後の取引で一段と上昇しており、日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが増えている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/06 14:15
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東証14時 下げ渋り ファストリは一時7万円割れ
6日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ渋っている。前日比330円ほど安い2万7400円台後半で推移している。米長期金利の上昇を背景に成長(グロース)株を売る動きが続いているが、目新しい売買材料に乏しく、積極的に売りを出す動きには一服感も出ている。好業績が期待できる銘柄には買いも入り、相場を下支えしている。 14時現在の東証1部の売買代金は概算で2兆6936億円、売買高は12億678万株だった。 午後に入り、ファストリが下げ幅を拡大した。一時は心理的な節目の7万円を割り込む場面があった。中国景気の減速懸念が重荷になっている。ソフトバンクグループ(SBG)や東エレクも安い。一方、信越化やダイキンは上げている。任天堂は午後に上げ幅を拡大した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/06 14:13
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東証後場寄り 下げ幅拡大 一時500円超安 ファストリが年初来安値
6日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を拡大し、前日比320円程度安い2万7500円前後で推移している。米長期金利の上昇を背景に成長(グロース)株を売る動きが強まっている。ファストリが午後に年初来安値を付けるなど、値がさの一角への売り圧力が強まり、指数を押し下げた。下げ幅は一時500円を超えた。 香港株の下落や米株価指数先物が時間外取引で軟調に推移していることも相場全体の重荷となっている。市場では「供給制約に伴うインフレ懸念が引き続き懸念材料だ。基本的な構図は変わっていない」(SMBC日興証券の太田千尋投資情報部部長)との声があった。 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約907億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で2兆1393億円、売買高は9億5645万株だった。 東エレクやアドバンテストなど半導体関連が安い。ソフトバンクグループ(SBG)も下げている。一方、任天堂やキーエンスは買われている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/06 13:11
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外為12時 円、下落 111円台後半 対ユーロも安い
6日午前の東京外国為替市場で円相場は下落した。12時時点は1ドル=111円60~61銭と前日17時時点に比べ51銭の円安・ドル高だった。堅調な米経済指標や米長期金利の上昇で円売り・ドル買いが優勢になった。9~12時の円の安値は111円64銭近辺、高値は111円49銭近辺で、値幅は15銭程度だった。 円は対ユーロでも下落した。12時時点は1ユーロ=129円39~40銭と同56銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルでは小幅に下落しており、12時時点は1ユーロ=1.1593~94ドルと同0.0004ドルのユーロ安・ドル高だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/06 12:31
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東証前引け 続落 一時300円超安 米金利上昇が重荷
6日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比278円06銭(1.00%)安の2万7544円06銭で前場を終えた。米長期金利が日本時間6日午前に一段と上昇し、成長(グロース)株を中心に売りが優勢となった。東エレクやソフトバンクグループ(SBG)など値がさのハイテク銘柄がさえず、指数を押し下げた。朝方は上昇で始まったが、午前の中ごろに日経平均は下げに転じ、下げ幅は一時300円を超えた。 米株価指数先物が日本時間午前の時間外取引で軟調に推移したことも投資家心理を冷やした。原油高による日本企業のコスト増も懸念材料として意識された。 朝方は堅調に推移していた。前日の米株式市場で主要株価指数が上昇し、投資家心理が改善。幅広い銘柄に買いが先行した。このところ日本株は下げていたため、自律反発を見込んだ買いも入り、上げ幅が300円を超える場面もあった。 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落した。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆8826億円、売買高は8億3640万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は667と、全体の約3割を占めた。値上がりは1429、変わらずは82銘柄だった。 ファストリやファナックが下げた。空運や鉄道も安い。一方、任天堂やキーエンスは買われている。原油高を背景にINPEXも高い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/06 11:52
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新興株前引け、マザーズが続落、地合い悪化で ジャスダックは反発
6日午前の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は3日続落し、前引けは前日比4.10ポイント(0.38%)安い1074.03だった。米株高の流れを受け、朝方は買いが優勢で2%超上昇する場面もあったが、買い一巡後は下落に転じた。 市場では「前日までに7日続落していた日経平均がきょうも下落に転じるなど地合いが悪く、期待先行で動きやすいマザーズ銘柄は手掛けにくい」(auカブコム証券の山田勉マーケットアナリスト)との見方があった。 フリーやアンジェス、プレイドが下落した。一方で、JMDCやヘリオスは上昇した。 日経ジャスダック平均株価は7営業日ぶりに反発し、前引けは前日比12円47銭(0.32%)高い3938円12銭となった。 ジャスダック市場の売買代金は概算で268億円、売買高は3344万株。セリアやウエストHD、ワークマンが上昇した。半面、放電精密やエイジスが下落した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/06 11:50
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外為10時 円、下げ幅拡大 111円台後半
6日午前の東京外国為替市場で円相場は下げ幅を拡大している。10時時点は1ドル=111円62~63銭と前日17時時点に比べ53銭の円安・ドル高だった。米長期金利が日本時間6日の取引で一段と上昇しており、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが増えている。10時前の中値決済に向けては「ドル不足」(国内銀行)との声があり、国内輸入企業による円売り・ドル買いも出たようだ。 円は対ユーロでも下落しており、10時時点は1ユーロ=129円42~44銭と同59銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルでは小幅な動きで、10時時点は1ユーロ=1.1594~96ドルと同0.0003ドルのユーロ安・ドル高だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/06 10:24
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東証10時 伸び悩み ソフトバンクGは一時下げに転じる
6日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は伸び悩み。前日比170円ほど高い2万8000円前後で推移している。一時2万8000円を下回る場面もあった。前日の米株高を背景に買いが優勢の展開が続いているが、値がさのソフトバンクグループ(SBG)が一時下げに転じるなど上値を追う動きは一服している。寄り付き直後には上げ幅が300円を超える場面もあった。 10時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆733億円、売買高は4億8102万株だった。東エレクや信越化など半導体関連が堅調に推移している。原油先物相場の上昇を背景にINPEXなど石油関連も高い。一方、空運や鉄道など内需関連の一角は下げている。トヨタも売りが優勢となっている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/06 10:15
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東証寄り付き 反発 上げ幅一時300円超 米株高が支え
6日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日に比べ280円ほど高い2万8100円前後で推移している。前日の米株式市場で主要株価指数が上昇した流れを受け、投資家心理が改善。東京市場でも幅広い銘柄が買われている。日本株は前日まで下げ局面が続いたため、自律反発を期待した買いも入っている。上げ幅は一時300円を超えた。 前日の米株式市場でダウ工業株30種平均やハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は上昇した。主力のハイテク株に見直し買いが入った。 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発。任天堂やキーエンスが上昇している。ソフトバンクグループ(SBG)も高い。一方、郵船など海運株や武田は下げている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/06 09:22
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外為8時30分 円、下落 111円台半ば 米金利上昇で
6日早朝の東京外国為替市場で円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=111円49~50銭と前日17時時点に比べ40銭の円安・ドル高だった。5日の米長期金利が上昇し、円売り・ドル買いが先行している。5日の米国株は上昇し、6日の日経平均株価も上昇が見込まれており、リスク回避の円買いはいったん和らいでいる。 円はユーロに対して下落している。8時30分時点は1ユーロ=129円27~29銭と同44銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルでは小幅な動きで8時30分時点は1ユーロ=1.1594~95ドルと同0.0003ドルのユーロ安・ドル高だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/06 08:43
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外為17時 円、3日続伸し111円台前半 株大幅安で
5日の東京外国為替市場で円相場は3日続伸した。17時時点は1ドル=111円07~08銭と、前日の同時点に比べ9銭の円高・ドル安だった。原油価格の急騰でインフレ懸念が高まり日経平均株価が下落。「低リスク通貨」とされる円の買いが増えた。米長期金利の上昇が一服し、日米金利差の拡大観測が後退したのも円相場を支えた。 午後には日経平均株価が下げ渋り、円相場が下げに転じる場面もあった。9~17時の円の高値は110円88銭近辺、安値は111円25銭近辺で、値幅は37銭程度だった。 オーストラリア(豪)ドルは対円で横ばい圏で推移した。17時時点は1豪ドル=80円74~77銭と、前日の17時時点に比べ2銭の豪ドル高・円安だった。オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)は5日に政策金利の据え置きを決めた。予想通りの結果となり相場の反応は限定的だった。新型コロナウイルスの新規感染者数が増加しており、景気先行き不安から豪ドル売りが膨らんだ場面もあった。 円は対ユーロで反発した。17時時点は1ユーロ=128円81~82銭と、前日の17時時点に比べ24銭の円高・ユーロ安だった。日米株安を受けて、リスク回避の円買い・ユーロ売りが優勢となった。 ユーロは対ドルで反落した。17時時点は1ユーロ=1.1596~97ドルと、同0.0013ドルのユーロ安・ドル高だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/05 17:27
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新興株5日 マザーズ、ジャスダックとも1カ月半ぶり安値 ジャスダックは6日続落
5日の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は続落した。終値は前日比25.80ポイント(2.34%)安の1078.13と、8月下旬以来およそ1カ月半ぶりの安値だった。米長期金利の上昇をきっかけに4日の米市場でハイテク株などが売られた流れ受け、国内の新興市場でも幅広い銘柄に売りが出た。 メルカリやPアンチエイが下落した。一方、プロカンやGWが上昇した。 日経ジャスダック平均株価は6日続落した。6日続落は2020年1月23~30日(6日続落)以来の長さとなる。終値は前日比33円59銭(0.85%)安の3925円65銭と、およそ1カ月半ぶりの安値を付けた。 ジャスダック市場の売買代金は概算で562億円、売買高は6566万株だった。フェローテクやワークマンが下落した。半面、ウエストHDや東映アニメは上昇した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/05 15:44
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東証大引け 7日続落し622円安、1カ月ぶり2万8000円割れ 成長株に売り
5日の東京株式市場で日経平均株価は7日続落し、前日比622円77銭(2.19%)安の2万7822円12銭で終えた。心理的な節目の2万8000円を下回り、8月30日以来およそ1カ月ぶりの安値となった。米長期金利上昇への警戒感から半導体関連銘柄や成長(グロース)株を中心に幅広い銘柄に売りが出た。日経平均先物への売りに加え、持ち高調整などを目的とした現物株への売りも膨らんで、下げ幅が900円を超える場面があった。 7日続落は2019年4月26日~5月14日以来約2年5カ月ぶり。中国の不動産大手、中国恒大集団の資金繰り問題を巡る不透明感や米連邦政府の債務上限問題に加え、原油高によるインフレ懸念の高まりもあって、投資家は運用リスクを回避する動きを強めている。 岸田文雄首相は4日夜の記者会見で月内に衆院の解散・総選挙に踏み切る方針を表明した。市場では「衆院選後までは具体的な政策は実行されない見通しとなり、政策期待で買っていた投資家には肩すかしとなった」(国内証券)との声があがった。首相が金融所得課税の見直しを検討する方針を示したことも重荷となった。 午後には下げ渋る場面が目立った。米株価指数先物が日本時間5日の取引で上昇したほか、アジア株式市場で香港ハンセン指数が上昇する場面があり、投資家のリスク回避姿勢がいったん和らいだ。9月27日以降に日経平均が2000円超下げたこともあって、個人投資家の押し目買い意欲は続いているとの見方も出ていた。 JPX日経インデックス400は7日続落した。東証株価指数(TOPIX)は7日続落し、26.17ポイント(1.33%)安の1947.75で終えた。 東証1部の売買代金は概算で3兆6152億円。売買高は15億1132万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1843、値上がりは288、変わらずは52だった。 ファストリが7%近く下げた。ソフトバンクグループも大幅安で年初来安値を更新した。ZHDや大日本住友、テルモの下げも大きかった。一方、INPEXと出光興産が上昇。双日や三菱商も高かった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/05 15:32
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外為14時 円、小幅安に転じる 株下げ渋りで
5日午後の東京外国為替市場で円相場は小幅安に転じている。14時時点は1ドル=111円19銭近辺と前日17時時点に比べ3銭の円安・ドル高だった。日経平均株価が5日午後に下げ幅を縮めると、円の買いの勢いが弱まった。 オーストラリア(豪)ドルは対円で弱含んだ。オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)が5日に政策金利の据え置きを決め、国債などの資産買い入れ策の方針も維持した。想定通りの結果ながら、新型コロナウイルスで感染力の強いデルタ型のまん延による景気の落ち込みへの警戒感がオーストラリアドル売りを促した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/05 14:20
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東証14時 2万7800円近辺で小動き 個人は押し目買いとの見方も
5日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日比640円ほど安い2万7800円近辺で小動きとなっている。新しい取引の材料に乏しいなか、値動きのある一部の銘柄に売買が集まっている。 日経平均は9月27日から5日の前引け時点までに2500円超下げた。短期間で大きく下げたとあって、もう一段の下値を探る動きには一服感が出ている。市場では「個人投資家の押し目買い意欲はまだ続いている」(ネット証券)との声も聞かれた。 14時現在の東証1部の売買代金は概算で2兆6334億円、売買高は11億670万株だった。 KDDIが下げ幅を拡大した。カシオや協和キリン、テルモが売られている。一方、双日は上げ幅を拡大。三菱商や第一生命HDも高い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/05 14:12
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東証後場寄り 下げ渋る、米株先物高で 海運は上昇に転じる
5日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は下げ渋り、前日比510円程度安い2万7900円台前半で推移している。米株価指数先物が日本時間5日の取引で上昇に転じる場面があり、投資家の売り圧力を和らげている。 市場では日本株は売られすぎとの声も多く、「売り一巡後は下落の落ち着きどころを見極める状況に移っていく」(国内証券)との見方が出ている。アジア株式市場では、4日に年初来安値を更新した香港ハンセン指数が上昇する場面があることも市場参加者の警戒感の後退につながっている。 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約1156億円成立した。 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で2兆1219億円、売買高は9億993万株だった。 大日本住友や村田製、ダイキンが安い。一方、郵船や川崎汽は上げに転じた。住友化や三菱マも高い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/05 12:56
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外為12時 円、小幅高 111円台前半 リスク回避、ドルにも買い
5日午前の東京外国為替市場で円相場は小幅に上昇した。12時時点は1ドル=111円11~12銭と前日17時時点に比べ5銭の円高・ドル安だった。4日の欧米株安や5日の日経平均株価の急落で、低リスク通貨の円には買いが先行した。ただ、リスク回避の買いはドルにも入り、円の上値は重くなった。9~12時の円の高値は110円88銭近辺、安値は111円12銭近辺で、値幅は24銭程度だった。 円は対ユーロでも上昇し、12時時点は1ユーロ=128円95~96銭と同10銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルでも小幅に下落し、12時時点は1ユーロ=1.1605~06ドルと同0.0004ドルのユーロ安・ドル高だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/05 12:36
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新興株前引け マザーズ一時1カ月半ぶり低水準 損失覚悟で個人が売り
5日午前の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は続落した。前引けは前日比27.90ポイント(2.53%)安い1076.03だった。一時は1054.34と、取引時間中として1カ月半ぶりの低水準まで下げた。米長期金利の上昇をきっかけとした前日の米ハイテク株安の流れを引き継ぎ、成長株が多いとされるマザーズ銘柄には個人の売りが広がった。 市場では「マザーズ銘柄に信用買いを入れていた個人投資家が、追加証拠金(追い証)の差し入れを回避するために損失覚悟で売りを出した」(証券ジャパンの大谷正之調査情報部部長)との見方もあった。 売り一巡後は下げ渋った。東洋証券の山本裕史日本株ストラテジストは、マザーズ銘柄について「事業面から(国の)デジタル化推進への貢献が期待される銘柄が多いため、下がったところでは押し目買いも入りやすい」と話していた。Pアンチエイやメルカリが下落した。一方、ライフネットやフロンテオは上昇した。 日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日比44円72銭(1.13%)安い3914円52銭だった。ジャスダック市場の売買代金は概算で350億円、売買高は4392万株。 フェローテクやフルヤ金属が下落した。半面、ウエストHDや山大は上昇した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/05 12:05
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東証前引け 大幅続落、一時900円超安 成長株に売り膨らむ
5日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、前日比786円58銭(2.77%)安の2万7658円31銭で終えた。前日の米国市場では、原油高を背景にしたインフレ懸念が改めて意識され、米長期金利上昇への警戒感が一段と強まったことで米株式相場が下げた。この流れを受け、東京市場でも成長(グロース)株を中心に売りが広がった。 株価指数先物への売りが膨らむと、日経平均の下げ幅が拡大し、一時は980円ほど下げた。取引時間中としては、約1カ月ぶりに2万7500円を下回り、年初来高値(3万0670円)から10%超安となる場面もあった。 4日に岸田文雄内閣が発足した。三井住友トラスト・アセットマネジメントの上野裕之チーフストラテジストは「海外投資家を中心に新政権に対する高い期待があったが、いったん冷静になっている」と話す。改革期待で買い持ち高を増やした投資家の売りやオプションのポジション調整で株式相場が下落。担保の追加差し入れ(追い証)の発生を回避するための投げ売りも重なって、下げに歯止めがかからない状況になったとの見方が出ていた。 中国の不動産大手、中国恒大集団を巡る不透明感などグローバルなリスク要因も依然としてくすぶっている。「急いで押し目買いを入れなくても相場に上昇の兆しが見えてから買いに動けばいいという心理が働きやすい」(国内証券)との声もあり、下値を支える買い手の不足も日本株の大幅下落につながった。 JPX日経インデックス400は続落。東証株価指数(TOPIX)も続落し、午前終値は前日比1.75%安だった。 前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆8411億円、売買高は7億8253万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1914と、全体の9割弱を占めた。値上がりは224、変わらずは44だった。 ファストリが大幅下落。ソフトバンクグループは年初来安値を付けた。ZHDや富士電機の下げも大きかった。一方、INPEXや出光興産は上昇。双日や関西電も上げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/05 11:50
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外為10時 円、高値圏 110円台後半
5日午前の東京外国為替市場で円相場は高値圏で小動きとなっている。10時時点は1ドル=110円94銭近辺と前日17時時点に比べ22銭の円高・ドル安だった。4日の欧米の株安や5日の日経平均株価の急落で運用リスク回避の円買いが優勢になっている。10時前の中値決済に向けては「まちまち」(国内銀行の為替担当者)との声があった。輸入業者のドル買いなどは強くないとみられる。 円は対ユーロでも上昇しており、10時時点は1ユーロ=128円82~84銭と同23銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルでは小幅に上昇しており、10時時点は1ユーロ=1.1612~13ドルと同0.0003ドルのユーロ高・ドル安だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/05 10:30
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東証10時 下げ幅拡大、一時800円超安 ファストリは6%超下落
5日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を拡大し、前日比820円ほど安い2万7600円台前半で推移している。下げ幅は850円を超える場面があった。前日の米国市場で原油先物相場が大きく上昇したことで改めてインフレへの警戒が強まったことから、グロース(成長)株を中心に売りが膨らんでいる。ファストリは6%超下げており、日経平均を190円程度押し下げている。 中国の不動産大手、中国恒大集団の資金繰りや米国のインフレ、債務上限問題への懸念など世界的なリスク要因への警戒は根強い。市場には「岸田文雄首相が金融所得課税の見直しを検討する意向を示したことを個人投資家は嫌気している」(国内証券)との声が出ており、日本株の重荷となっている面もある。 10時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆759億円、売買高は4億7624万株だった。 ソフトバンクグループは下げ幅を拡大。ZHDや太陽誘電も下落している。半面、アサヒや清水建、T&Dが高い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/05 10:14
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東証寄り付き 下げ幅一時700円超安、8月末以来の安値 米ハイテク株安が波及
5日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落して始まり、前日に比べ680円ほど安い2万7700円台後半で推移している。前日の米株式市場で米長期金利上昇への警戒感などからハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数が2%超安となった流れを受け、東京市場でも投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めている。下げ幅は一時700円を超え、取引時間中としては8月末以来およそ1カ月ぶりに2万8000円を下回った。 米原油先物相場が7年ぶりの高値を付け、インフレ圧力の高まりが改めて意識された。企業の生産コスト上昇などへの懸念も日本株の売り材料となっている。中国の不動産大手、中国恒大集団を巡る不透明感や米債務上限問題への警戒感も根強く、引き続き投資家心理の重荷となっている。 4日の株式市場では主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が前週末比2.5%安となった。東京市場でも半導体関連銘柄が軒並み大きく下げている。きのうは上昇が目立った経済再開で恩恵を受ける空運や鉄道でも下げが目立つ。 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落している。 9月の国内「ユニクロ」の既存店売上高が低調だったファストリが下落。ソフトバンクグループや東エレク、ANAHDも安い。商船三井や郵船など海運の下げも大きい。一方、INPEXや出光興産、東電HDが上昇している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/05 09:25
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外為8時30分 円、上昇 110円台後半 株安で
5日早朝の東京外国為替市場で円相場は上昇している。8時30分時点は1ドル=110円95~96銭と前日17時時点に比べ21銭の円高・ドル安だった。4日に欧米の主要な株式相場が下落し、5日の日経平均先物も下落して始まっている。米長期金利の上昇の一服もあって、リスク回避の円買い・ドル売りが先行している。 円はユーロに対しても上昇している。8時30分時点は1ユーロ=128円88~90銭と同17銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルでは上昇しており、8時30分時点では1ユーロ=1.1616~17ドルと同0.0007ドルのユーロ高・ドル安だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/05 08:59
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外為17時 円、小幅続伸し111円台前半 対ユーロは反落
4日の東京外国為替市場で、円相場は小幅に続伸した。17時時点では前週末の同時点に比べ9銭の円高・ドル安の1ドル=111円17~18銭で推移している。1日発表された米物価関連指標が市場予想におおむね沿った結果となり、インフレ加速の過度な警戒が後退。米長期金利が低下し、円やユーロなど主要通貨に対するドル売りが優勢となった。 中国不動産大手の中国恒大集団による経営不安や、米債務上限問題への警戒感から4日は日経平均株価が一時400円あまり下落し、約1カ月ぶりの安値水準で終えた。投資家が運用リスクを取りづらくなるとの見方も「低リスク通貨」とされる円への買いを促した。 だが、円の上値も限られた。日本時間4日の取引で米長期金利の低下が一服する場面では、円に持ち高調整を目的とした売りが出た。国内輸入企業による円売り・ドル買いが多かったとの観測も相場の上値を抑えた。9~17時時点の円の高値は110円89銭近辺、安値は111円19銭近辺で、値幅は30銭程度だった。 円は対ユーロで反落した。17時時点では同27銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=129円09~11銭で推移している。日本時間夕刻にかけて対ドルでユーロ高の勢いが強まり、対円でもユーロ買いが優勢となった。 ユーロは対ドルで6営業日ぶりに反発した。17時時点は同0.0034ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1612~13ドルで推移している。米金利低下を材料に対ユーロでもドル売りが優勢となった。ユーロは前週に1年2カ月ぶりの安値をつけていたため、目先の利益確定を目的としたユーロ買い・ドル売りも入りやすかった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/04 17:23
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東証大引け 6日続落し1カ月ぶり安値 中国恒大の資金繰り懸念
4日の東京株式市場で日経平均株価は6日続落し、前週末比326円18銭(1.13%)安の2万8444円89銭と約1カ月ぶりの安値水準で終えた。6日続落は昨年7月22日~31日以来およそ1年2カ月ぶり。朝方は前週末の米株高を手掛かりに買いが先行したが、次第に中国恒大集団の資金繰り懸念や米債務上限問題を警戒した売りが優勢となった。日経平均の下げ幅は一時400円を超えた。 経営不安が高まっている中国不動産大手の中国恒大集団について、香港取引所は4日、株式の売買を停止すると発表した。理由は明らかにされず、市場に疑心暗鬼が広がって香港ハンセン指数は急落。東京市場にも中国経済の先行き不安が高まって株売りが波及した。 米国の債務上限問題についても解決のめどが立っておらず「18日にも米国債が債務不履行(デフォルト)に陥りかねないとの見方があるなか、短期的にマーケットを揺さぶる材料になる」(国内証券のストラテジスト)との指摘があった。 自民党の岸田文雄総裁は4日午後、首相に選出された。新内閣が発足するが、構造改革への期待が後退する顔ぶれで好材料視する市場関係者は少ない。ただ、経済活動の正常化期待が根強いなか、リオープン(経済再開)銘柄には物色が目立った。 JPX日経インデックス400は6日続落。東証株価指数(TOPIX)も6日続落し、前週末比12.39ポイント(0.62%)安の1973.92で終えた。 東証1部の売買代金は概算で3兆2588億円。売買高は13億2433万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1229、値上がりは872、変わらずは82だった。 郵船など海運大手がそろって急落した。東エレクやアドテストも下落。パナソニックも安い。半面、三菱自や東電HDが買われた。三越伊勢丹やJR東日本も高い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/04 15:26
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新興株4日 マザーズ3日ぶり反落、一時1100割れ ジャスダック5日続落
4日の新興企業向け株式市場で、東証マザーズ指数は3営業日ぶりに反落した。終値は前週末比27.13ポイント(2.40%)安い1103.93だった。取引時間中の安値は1098.23と、8月27日以来、約1カ月ぶりに1100を割る場面もあった。米長期金利上昇への警戒から国内の新興市場でも成長株とされる銘柄の一角が売られた。医薬品株の下落も目立った。 市場では「引き続きアフターコロナを意識した物色が優勢だった。マザーズ市場では新型コロナウイルス禍で成長してきた銘柄が多く、買いが遠のいた」(国内証券)との指摘があった。メルカリやJMDC、アンジェスが下落した。半面、セーフィーやプロカンなど直近新規株式公開(IPO)銘柄は買われた。アドベンチャも上昇した。 日経ジャスダック平均株価は5日続落した。終値は前週末比42円80銭(1.07%)安い3959円24銭だった。ジャスダック市場の売買代金は概算で599億円、売買高は8456万株だった。ワークマンやフェローテク、ウエストHDが下落した。半面、出前館やイボキン、LAホールデは上昇した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/04 15:17
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外為14時 円、111円近辺で小動き 新規材料乏しく
4日午後の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=111円ちょうど近辺で小幅な動きとなっている。14時時点では111円04~05銭と、前週末の17時時点と比べて22銭の円高・ドル安だった。4日の日本株安を材料とした円買い・ドル売りの動きは一服している。新規材料に乏しく、持ち高を積極的に傾ける動きは限られた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2021/10/04 14:15