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東証後場寄り 下げ渋る、米株先物高で 海運は上昇に転じる

配信日時:2021/10/05 12:56 配信元:QUICK
 5日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は下げ渋り、前日比510円程度安い2万7900円台前半で推移している。米株価指数先物が日本時間5日の取引で上昇に転じる場面があり、投資家の売り圧力を和らげている。

 市場では日本株は売られすぎとの声も多く、「売り一巡後は下落の落ち着きどころを見極める状況に移っていく」(国内証券)との見方が出ている。アジア株式市場では、4日に年初来安値を更新した香港ハンセン指数が上昇する場面があることも市場参加者の警戒感の後退につながっている。

 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約1156億円成立した。

 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で2兆1219億円、売買高は9億993万株だった。

 大日本住友や村田製、ダイキンが安い。一方、郵船や川崎汽は上げに転じた。住友化や三菱マも高い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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