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東証後場寄り 下げ幅拡大 一時500円超安 ファストリが年初来安値

配信日時:2021/10/06 13:11 配信元:QUICK
 6日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を拡大し、前日比320円程度安い2万7500円前後で推移している。米長期金利の上昇を背景に成長(グロース)株を売る動きが強まっている。ファストリが午後に年初来安値を付けるなど、値がさの一角への売り圧力が強まり、指数を押し下げた。下げ幅は一時500円を超えた。

 香港株の下落や米株価指数先物が時間外取引で軟調に推移していることも相場全体の重荷となっている。市場では「供給制約に伴うインフレ懸念が引き続き懸念材料だ。基本的な構図は変わっていない」(SMBC日興証券の太田千尋投資情報部部長)との声があった。

 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約907億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で2兆1393億円、売買高は9億5645万株だった。

 東エレクやアドバンテストなど半導体関連が安い。ソフトバンクグループ(SBG)も下げている。一方、任天堂やキーエンスは買われている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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