相場概況ニュース一覧
相場概況
日経平均は大幅続落、一時979円安、原油高騰で懸念強まる
日経平均は大幅続落。4日の米国市場でNYダウは続落し、179ドル安となった。ロシア軍が同日、ウクライナの原子力発電所を攻撃・制圧したことで、情勢悪化を嫌気した売りが出た。また、欧米各国がロシアからの原油輸入の禁止を検討していると伝わり、週明けの国内外市場では原油先物相場が高騰。株式市場でもスタグフレーション(景気悪化と物価高の併存)への懸念が強まり、本日の日経平均は351円安からスタートすると、前場中ごろを過ぎて一時25006.26円(前週末比979.21円安)まで下落した。大引けの日経平均は前週末比764.06円安の25221.41円となった。2月24日に付けていた終値ベースの昨年来安値を更新。東証1部の売買高は17億5053万株、売買代金は3兆7199億円だった。業種別では、空運業、輸送用機器、繊維製品が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、鉱業、石油・石炭製品、海運業など5業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の88%、対して値上がり銘柄は10%となった。個別では、レーザーテック<6920>が9%を超える下落となったほか、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、日立<6501>などが大幅に下落。三菱UFJ<8306>やソニーG<6758>も軟調だった。業績上方修正を発表したローム<6963>だが材料出尽くし感から売られ、DyDo<2590>は今期減益予想を受けて急落した。また、エンジン認証に関する不正を正式発表した日野自<7205>はストップ安水準で取引を終えた。一方、市況関連株に買いが入り、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎船<9107>は揃って堅調。原油高騰を受けてINPEX<1605>は7%近い上昇となり、三菱商事<8058>や三井物産<8031>、住友鉱<5713>も買われた。日駐<2353>は決算や自社株買い実施が好感されて急伸。また、穀物価格も急騰していることからOATアグリオ<4979>に思惑買いが入り、東証1部上昇率上位に顔を出した。
<HK>
2022/03/07 16:03
相場概況
日経平均は大幅反落、一時800円超安、ウクライナ原発攻撃で
日経平均は大幅反落。3日の米国市場でNYダウは反落し、96ドル安となった。ロシアとウクライナの停戦交渉への期待が支えとなる一方、経済指標の悪化やインフレによる金融引き締め観測が相場を押し下げた。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで155円安からスタート。ウクライナのザポロジエ原子力発電所でロシア軍の攻撃により火災が発生したと報じられると大きく値を崩し、前場中ごろには一時25774.28円(前日比802.99円安)まで下落した。その後も関連報道が相次ぐなか、軟調もみ合いの展開が続いた。大引けの日経平均は前日比591.80円安の25985.47円となった。東証1部の売買高は15億2925万株、売買代金は3兆6277億円だった。業種別では、ガラス・土石製品、輸送用機器、非鉄金属が下落率上位で、その他も全般軟調。海運業と石油・石炭製品の2業種のみ上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の88%、対して値上がり銘柄は10%となった。個別では、レーザーテック<6920>が6%近い下落となったほか、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>などの軟調ぶりが目立った。米ハイテク株安を受けて値がさグロース(成長)株を中心に売りが広がったようだ。川崎船<9107>は小安い。ユーロ安進行を受けてAGC<5201>などの下げがきつかった。また、日野自<7205>は排出ガスなどデータ不正の疑いが報じられて後場急落し、東証1部下落率トップとなった。一方、海運市況の先高観から郵船<9101>や商船三井<9104>が買われた。NTT<9432>や三井物産<8031>も堅調。一部証券会社の投資判断引き上げが観測された三菱重<7011>、前日に中期経営計画の進捗説明会を開催したリコー<7752>は大きく上昇。また、ギフティ<4449>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
<HK>
2022/03/04 16:03
相場概況
日経平均は反発、米株高引き継ぐ、先行き不透明感から上値重く
日経平均は反発。2日の米国市場でNYダウは3日ぶりに大幅反発し、596ドル高となった。ロシアとウクライナの停戦協議への期待が相場を押し上げたほか、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言がハト派的な内容と受け止める向きもあった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで235円高からスタートすると、寄り付き直後に一時26704.85円(前日比311.82円高)まで上昇。ただ、引き続きウクライナ情勢や米金融政策を巡り先行き不透明感が残ることから上値は重く、堅調もみ合いの展開となった。大引けの日経平均は前日比184.24円高の26577.27円となった。東証1部の売買高は12億3494万株、売買代金は2兆7561億円だった。業種別では、海運業、石油・石炭製品、銀行業が上昇率上位で、その他も全般堅調。情報・通信業のみ小幅に下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の65%、対して値下がり銘柄は31%となった。個別では、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎船<9107>といった海運株が大きく上昇。米金利上昇を受けて三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といった金融株も買われた。その他売買代金上位ではレーザーテック<6920>や任天堂<7974>が堅調で、トヨタ自<7203>や東エレク<8035>は小じっかり。一段の原油高でINPEX<1605>は4日続伸した。また、住石HD<1514>や三井松島HD<1518>は商いを伴って急伸し、東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>といった日経平均への寄与が大きい値がさ株の一角は軟調。ファーストリテは2月の国内「ユニクロ」既存店売上高が7カ月連続の減収となった。平和不<8803>やISID<4812>は一部証券会社の投資判断引き下げを受けて売りがかさんだ。また、公募増資や株式の売出し、ヤフーとの提携見直しを発表したSREHD<2980>はストップ安を付けた。
<HK>
2022/03/03 15:54
相場概況
日経平均は4日ぶり大幅反落、ウクライナ情勢悪化の影響増大を懸念
日経平均は4日ぶり大幅反落。1日の米株式市場でNYダウは大幅続落。増強したロシア軍による砲撃激化や対ロ制裁の一段の強化の可能性などから投資家心理が悪化。7年ぶりに高値を更新した原油価格の高騰による景気回復鈍化への懸念も強まり、終日軟調に推移。ナスダック総合指数も4日ぶりに大幅反落。こうした流れを引き継いで、日経平均は312.52円安でスタート。アジア市況が軟調ななか、午前中ごろからは一段と下げ幅を広げる展開となり、後場に入ってから一時26313.72円(531円安)まで下落。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の下院での議会証言を控えるなかその後は下げ渋ったが、安値圏でのもみ合いにとどまった。 大引けの日経平均は前日比451.69円安の26393.03円となった。東証1部の売買高は14億2553万株、売買代金は3兆1119億円だった。セクターではゴム製品、輸送用機器、保険業などが下落率上位に並んだ一方、鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属などが上昇率上位に並んだ。東証1部の値下がり銘柄は全体の86%、対して値上がり銘柄は11%となった。 個別では、レーザーテック<6920>や東エレク<8035>などの半導体関連が売られた。ファナック<6954>、ベイカレント<6532>、ダイキン<6367>、 HOYA <7741>などの値がさグロース(成長)株も下落。米金利低下を受けて三菱UFJ<8306>や第一生命HD<8750>なども軟調。2月の日米自動車販売動向が嫌気されたトヨタ自<7203>のほか、デンソー<6902>が4%超の下落。原油高によるコスト増が懸念されブリヂストン<5108>は大幅安。太平洋セメ<5233>や三井海洋開発<6269>、キリンHD<2503>、明治HD<2269>はレーティング格下げで下落。オムロン<6645>は中計が物足りないと評価された。そのほか、欧州での売上高比率が高いAGC<5201>の下落も目立った。日経平均に新規採用されたオリックス<8591>は朝高後に失速してマイナスに転じた。 一方、資源価格の高騰を支援要因にINPEX<1605>や大紀アルミニウム<5702>、日本コークス<3315>、東邦亜鉛<5707>などが急伸し、住友鉱山<5713>や丸紅<8002>も大幅高。主要供給国がロシアであるチタンの需給逼迫への思惑が高まり、大阪チタニウム<5726>や東邦チタニウム<5727>は連日の急伸劇に。ネクソン<3659>を筆頭にバンナムHD<7832>などゲーム関連株も買われた。自社株買い及び自社株消却を発表したフジテック<6406>、大口受注獲得を発表したAIメカテック<6227>なども上昇した。
<YN>
2022/03/02 16:01
相場概況
日経平均は大幅に3日続伸、一時27000円台回復、その後上値重く
日経平均は大幅に3日続伸。2月28日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反落し、166ドル安となった。ウクライナ危機を受けた西側諸国の対ロ制裁の強化で世界経済の減速懸念が広がった。ただ、停戦協議への期待もあって下げ幅を縮小。ハイテク株には金利低下を受けた買いが入った。こうした流れから本日の東京市場でも先行き懸念が和らいだとみられ、日経平均は309円高からスタートすると、前場中ごろを過ぎて一時27013.26円(前日比486.44円高)まで上昇。その後は上値追いの動きが鈍く、やや伸び悩む展開となった。大引けの日経平均は前日比317.90円高の26844.72円となった。東証1部の売買高は12億4716万株、売買代金は3兆0344億円だった。業種別では、海運業、鉱業、サービス業が上昇率上位だった。一方、空運業、パルプ・紙、銀行業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の54%、対して値下がり銘柄は43%となった。個別では、売買代金トップの商船三井<9104>が6%超の上昇。31日を基準日として1株につき3株の割合で株式分割を実施すると発表している。郵船<9101>、川崎船<9107>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>も堅調ぶりが目立ち、レーザーテック<6920>はもみ合いつつプラスで引けた。「物言う株主」として知られる香港の投資ファンドが大量保有報告書を提出したマネックスG<8698>はストップ高。また、東証1部上昇率上位にはギフティ<4449>などの中小型グロース(成長)株が多く顔を出した。一方、三菱UFJ<8306>が軟調で、トヨタ自<7203>やソニーG<6758>は小安い。英シェルがロシアの天然ガス事業「サハリン2」から撤退すると発表し、三井物産<8031>はロシア事業の先行き懸念から売りが続いた。また、石油資源<1662>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
<HK>
2022/03/01 15:55
相場概況
日経平均は続伸、ウクライナ情勢巡り方向感乏しく、市況関連に買い
日経平均は続伸。25日の米国市場でNYダウは大幅続伸し、834ドル高となった。ロシアのウクライナ侵攻を巡り、停戦交渉への期待から買いが入った。ただ、週末も戦闘が続いたほか、西側諸国がロシアの一部銀行を国際銀行間通信協会(SWIFT)の決済網から排除するなどの制裁を決め、週明けの日経平均は18円安からスタート。朝方に26262.63円(前週末比213.87円安)まで下落する場面もあったが、前場中ごろには一転して一時26644.56円(同168.06円高)まで上昇するなど、やや方向感に乏しい展開となった。大引けの日経平均は前週末比50.32円高の26526.82円となった。東証1部の売買高は14億4822万株、売買代金は3兆4497億円だった。業種別では、海運業、非鉄金属、鉄鋼が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、卸売業、電気機器、サービス業の3業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の79%、対して値下がり銘柄は18%となった。個別では、商船三井<9104>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>などが堅調で、郵船<9101>と川崎船<9107>は4%超の上昇。原油先物相場の上昇を受けてINPEX<1605>は2%超上昇した。その他の市況関連セクターも買われ、日本製鉄<5401>とJFE<5411>が3%超上昇したほか、住友鉱<5713>などの非鉄金属株も大きく上昇。邦チタニウム<5727>などのチタン関連株は揃って急伸した。また、自社株買い実施を発表したテノ.<7037>はストップ高水準で取引を終えた。一方、レーザーテック<6920>が小安く、東エレク<8035>は軟調。ロシア事業への懸念から三井物産<8031>は4%超、JT<2914>は3%超下落した。また、ガンホー<3765>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
<HK>
2022/02/28 16:08
相場概況
日経平均は6日ぶり大幅反発、500円超高、グロース・海運けん引
日経平均は6日ぶり大幅反発。24日の米国市場でNYダウは6日ぶりに反発し、92ドル高となった。ロシアのウクライナ侵攻を受けて一時859ドル安まで下落したが、金融引き締め観測の後退などがハイテク株の買い戻しや押し目買いにつながった。前日までの5日続落で1500円近く下落していた日経平均も、本日は米株高の流れを引き継いで242円高からスタート。寄り付き後も値がさグロース(成長)株がけん引する形で堅調な展開となり、引けにかけて一時26481.60円(前日比510.78円高)まで上昇した。大引けの日経平均は前日比505.68円高の26476.50円となった。東証1部の売買高は13億3899万株、売買代金は3兆1752億円だった。業種別では、海運業、電気機器、空運業が上昇率上位だった。一方、鉱業、保険業、銀行業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の61%、対して値下がり銘柄は36%となった。個別では、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>といった値がさ株や、郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株の堅調ぶりが目立った。しまむら<8227>は2月既存店売上の増収を受けた買いが優勢で、期末配当が前期比増となったエムスリー<2413>、配当方針の変更と増配を発表した日本CMK<6958>は大きく上昇。新型コロナウイルス感染者数のピークアウトが意識され、エアトリ<6191>なども急伸した。また、フロンティアM<7038>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といった金融株が軟調で、任天堂<7974>は小安い。INPEX<1605>はNY原油先物相場の伸び悩みを受けて6%の下落。また、地政学リスクの高まりとともに買われていた防衛関連の石川製<6208>や豊和工<6203>が急反落し、東証1部下落率上位に顔を出した。
<HK>
2022/02/25 15:56
相場概況
日経平均は大幅に5日続落、ロシアのウクライナ本格侵攻を警戒し26000円割れ
日経平均は大幅に5日続落。22、23日の米株式市場でNYダウは計900ドル超と大きく下落。米ロ外相会談が中止となり、ロシアによるウクライナへの本格的な侵攻が警戒されるなか、リスク回避の動きが続いた。ナスダック総合指数も2日間で-3.77%と大幅安。こうした流れを引き継いで、祝日明けの日経平均は168.26円安でスタート。時間外取引の米株価指数先物や香港ハンセン指数が軟調ななか、下値模索の展開が続いた。お昼頃に、ロシアがウクライナ東部で特別軍事作戦を行うことを決めたことが伝わると、リスク回避の動きが加速し、後場は26000円割れでスタート、一時25775.64円(673.97円安)まで下落した。引けにかけては下げ渋ったが、先行き不透明感がくすぶるなか戻りは限定的となった。 大引けの日経平均は前日比478.79円安の25970.82円となった。東証1部の売買高は15億9412万株、売買代金は3兆6281億円だった。セクターでは空運業、ゴム製品、ガラス・土石製品などが下落率上位に並んだ一方、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業などが下落率上位に並んだ。東証1部の値下がり銘柄は全体の59%、対して値上がり銘柄は37%となった。 個別では、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>などの値がさのハイテク・グロース(成長)株の一角が大きく下落。JAL<9201>やJR東日本<9020>などのアフターコロナ関連が安く、トヨタ自<7203>やデンソー<6902>などの輸送用機器も軟調。アステラス製薬<4503>、イオン<8267>、ソフトバンク<9434>などディフェンシブ系も冴えない。三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの大手商社も大幅安。ほか、アドバンテスト<6857>、日立製<6501>、AGC<5201>、アサヒグループ<2502>、ブリヂストン<5108>などの下落が目立った。 一方、地政学リスクの高まりを背景にINPEX<1605>が急伸。川崎汽船<9107>を筆頭に大手海運株が買われ、東エレク<8035>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>、信越化学<4063>などのグロース株の一部が逆行高。住友鉱山<5713>は期末配当の増額修正で上昇。特別配当実施でノーリツ鋼機<7744>はストップ高。オムロン<6645>との資本業務提携が好感されたJMDC<4483>も上昇。アウトソーシング<2427>とグリー<3632>は目標株価引き上げを受けて大幅高。ほか、ゲームソフトの新タイトル発売への期待からKADOKAWA<9468>、バンナムHD<7832>などが急伸した。
<YN>
2022/02/24 16:01
相場概況
日経平均は大幅に4日続落、一時667円安、ウクライナ情勢への懸念強まる
日経平均は大幅に4日続落。18日の米国市場はプレジデントデーの祝日で休場だった。ただ、ロシアがウクライナ東部で親ロシア派の実効支配する地域の独立を承認。ウクライナ情勢への懸念が強まったことでロシアの株価指数RTSは13%安と急落し、欧州各国の株価指数も軒並み軟調だった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで395円安からスタートすると、後場の寄り付き直後には一時26243.73円(前日比667.14円安)まで下落。ただ、時間外取引でのNYダウ先物の動きにつれてやや下げ幅を縮める場面もあった大引けの日経平均は前日比461.26円安の26449.61円となった。終値としては1月27日以来の安値となる。東証1部の売買高は11億3893万株、売買代金は2兆7093億円だった。業種別では、海運業、ゴム製品、ガラス・土石製品が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、鉱業、医薬品、電気・ガス業の3業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の83%、対して値上がり銘柄は13%となった。個別では、レーザーテック<6920>、郵船<9101>、東エレク<8035>、商船三井<9104>などの軟調ぶりが目立ち、川崎船<9107>は7%近い下落となった。半導体関連は米主導の対ロ輸出規制に日本も参加する方向と報じられ、売り材料視されたようだ。ソフトバンクG<9984>は小幅安にとどまった。シャープ<6753>は堺ディスプレイプロダクトの完全子会社化に向けた動きをネガティブ視した売りが続き、ユーロ安で日産自<7201>なども大きく下落。また、株式の売出しを発表した特種東海<3708>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、第一三共<4568>は東証1部上昇率上位にランクイン。英アストラゼネカと共同開発している乳がん治療薬の試験結果が好感された。その他売買代金上位ではリクルートHD<6098>が逆行高。INPEX<1605>などは原油相場の上昇で買われ、石川製<6208>などの防衛関連銘柄には思惑買いが入ったようだ。
<HK>
2022/02/22 15:55
相場概況
日経平均は3日続落、一時573円安、米ロ首脳会談報道で下げ渋り
日経平均は3日続落。18日の米国市場でNYダウは3日続落し、232ドル安となった。ウクライナ情勢を巡る懸念が相場を押し下げた。また、バイデン米大統領の「ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻を決断したと確信」といった発言などから週明けも懸念が強まり、本日の日経平均は350円安からスタートすると、朝方に一時26549.00円(前週末比573.07円安)まで下落した。その後「米ロが首脳会談で合意」との報道を受けて買い戻しが入ったが、27000円手前で戻り一服となり、後場は26900円近辺でのもみ合いが続いた。大引けの日経平均は前週末比211.20円安の26910.87円となった。東証1部の売買高は9億3859万株、売買代金は2兆3068億円と昨年12月30日以来の低水準だった。業種別では、金属製品、海運業、陸運業が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、鉄鋼、銀行業、情報・通信業など4業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の67%、対して値上がり銘柄は28%となった。個別では、川崎船<9107>、商船三井<9104>、東エレク<8035>、キーエンス<6861>が2~3%の下落となったほか、レーザーテック<6920>や郵船<9101>もさえない。決算や長期経営計画を公表したDIC<4631>は好感する向きもあったが、サプライズに乏しいとの見方から売り優勢。シャープ<6753>は堺ディスプレイプロダクトの完全子会社化に向けた動きがネガティブ視されて急落した。また、公募増資等の実施を発表した明治電機<3388>が東証1部下落率トップとなった。一方、三菱UFJ<8306>やソフトバンク<9434>が堅調で、高配当銘柄の一角に買いが入った。ファーストリテ<9983>は小高く、ベイカレント<6532>は3%近い上昇。ファンコミ<2461>は自社株買い実施が好感された。また、丸和運輸<9090>による株式公開買付け(TOB)実施が発表されたファイズHD<9325>は東証1部上昇率上位に顔を出した。
<HK>
2022/02/21 16:03
相場概況
日経平均は続落、米株安引き継ぐも「米ロ外相会談」報道で下げ渋り
日経平均は続落。17日の米国市場でNYダウは大幅続落し、622ドル安となった。緊迫するウクライナ情勢が警戒されたほか、週間の失業保険申請件数の増加や1月の住宅着工件数の予想下振れも投資家心理を冷やした。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで337円安からスタートすると、朝方には一時26792.54円(前日比440.33円安)まで下落。前場中ごろを過ぎるとブリンケン米国務長官がロシアのラブロフ外相と来週末に会談することが報じられて下げ幅を縮めたが、プラスへ転じるまでには至らなかった。大引けの日経平均は前日比110.80円安の27122.07円となった。東証1部の売買高は11億2566万株、売買代金は2兆8069億円だった。業種別では、鉱業、ゴム製品、空運業が下落率上位だった。一方、海運業、輸送用機器、医薬品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の53%、対して値上がり銘柄は42%となった。個別では、レーザーテック<6920>と東エレク<8035>が揃って2%超の下落。前日の米市場でアプライド・マテリアルズやエヌビディアといった半導体関連株が決算を受けて売られ、東京市場にも波及したようだ。リクルートHD<6098>やキーエンス<6861>も軟調。トレンド<4704>は決算、ファナック<6954>やTHK<6481>は外資系証券の投資判断引き下げを受けて売りが出た。また、ツバキナカシマ<6464>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎船<9107>といった海運株の上昇が目立ち、ソフトバンクG<9984>やトヨタ自<7203>も堅調。富士ソフト<9749>は投資判断引き上げ観測があり、朝日インテック<7747>は前日の説明会内容を受けて買われたようだ。また、イソライト<5358>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
<HK>
2022/02/18 15:56
相場概況
日経平均は反落、ロシア「ウクライナ軍が砲撃」報道で下げ幅拡大
日経平均は反落。16日の米国市場でNYダウは反落し、54ドル安となった。ウクライナ情勢を巡る懸念から下げ幅を340ドルあまりに広げる場面もあったが、1月25~26日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が懸念されたほどタカ派的ではないと受け止められた。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで28円安からスタートすると、前場はマイナス圏でもみ合う展開が続いた。ただ、後場に入りロシアメディアがウクライナ軍による砲撃を報じたことが伝わると、一時27080.92円(前日比379.48円安)まで下落した。大引けの日経平均は前日比227.53円安の27232.87円となった。東証1部の売買高は11億8069万株、売買代金は2兆9200億円だった。業種別では、サービス業、倉庫・運輸関連業、情報・通信業が下落率上位だった。一方、鉱業、卸売業、陸運業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の72%、対して値上がり銘柄は25%となった。個別では、キーエンス<6861>が4%超、リクルートHD<6098>が5%超の下落。米長期金利の高止まりなどから値がさグロース(成長)株の一角で下げが目立った。その他ではレーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、川崎船<9107>などが軟調。また、乾汽船<9308>やネットプロHD<7383>、近鉄エクス<9375>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、郵船<9101>や東エレク<8035>はしっかり。郵船は1月の海上コンテナ輸送が好調だったと伝わり、買い材料視されたようだ。前日開催したスモールミーティングの内容が好感された日立<6501>は4%の上昇。三菱商事<8058>が3%超上昇するなど、一部証券会社の目標株価引き上げが観測された商社株も買われた。また、フィールズ<2767>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
<HK>
2022/02/17 15:57
相場概況
日経平均は3日ぶり大幅反発、地政学リスク緩和で買い戻し強まる
日経平均は3日ぶり大幅反発。15日の米株式市場でNYダウは4日ぶり大幅反発。ロシアが軍の一部撤収を発表するなどウクライナ情勢を巡る地政学リスクが後退したことで、全体的に買い戻しの動きが強まった。米1月生産者物価指数(PPI)は予想比で上振れ、米長期金利が上昇するなかではあったがナスダック総合指数も大幅反発。米株高を引き継いで日経平均もギャップアップで始まると、朝方に27450.28円まで上昇。戻り待ちの売りで失速するも、香港ハンセン指数の上昇を追い風に底堅く推移。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表や、米半導体企業の決算を前に持ち高調整の買い戻しが進み、午後中頃からは改めて騰勢を強め、大引け直前に27474.80円(609.61円高)とこの日の高値を記録した。 大引けの日経平均は前日比595.21円高の27460.40円となった。東証1部の売買高は11億5578万株、売買代金は2兆8246億円だった。セクターではゴム製品、海運業、空運業などが上昇率上位に並んだ一方、鉱業、石油・石炭製品の2業種のみが下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の82%、対して値下がり銘柄は14%となった。 個別では、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>などの半導体関連や、SMC<6273>、TDK<6762>などのハイテク株が総じて大幅高。川崎汽船<9107>などの大手海運の大幅高を刺激材料に、乾汽船<9308>などの中小型海運も急騰。ファーストリテ<9983>や信越化学<4063>などの値がさグロース(成長)株も買われた。そのほか、ANAHD<9202>やOLC<4661>、オープンドア<3926>などのアフターコロナ関連の一角も高い。米長期金利の上昇を追い風に東京海上HD<8766>や第一生命HD<8750>などの保険株も強い動き。決算発表銘柄ではブリヂストン<5108>、アサヒグループ<2502>などが買われた。 一方、地政学リスク緩和を背景とした原油先物価格の下落を受けてINPEX<1605>が大幅に下落。主力ではキーエンス<6861>が軟調で、パーソルHD<2181>、住友鉱山<5713>、シマノ<7309>、マネフォ<3994>、しまむら<8227>なども売られた。ラウンドワン<4680>はレーティング格下げで大幅安。決算発表銘柄では、山崎パン<2212>、JACR<2124>、ピジョン<7956>などが売られ、ツバキ・ナカシマ<6464>は急落となった。
<YN>
2022/02/16 16:01
相場概況
日経平均は続落、押し目買い先行も弱含み、終値で27000円割れ
日経平均は続落。14日の米国市場でNYダウは3日続落し、171ドル安となった。セントルイス連銀のブラード総裁が金融引き締めを前倒しで実施する必要性を強調し、短期の年限を中心に金利が上昇。緊迫するウクライナ情勢への懸念もくすぶった。前日に大幅下落した日経平均は本日、良好な企業決算などを支えに押し目買いが先行する形で103円高からスタートしたが、外部環境の不透明感から弱含みの展開となった。早々にマイナスへ転じると、後場には一時26724.91円(前日比354.68円安)まで下落した。大引けの日経平均は前日比214.40円安の26865.19円となった。終値で27000円を下回るのは1月28日以来。東証1部の売買高は13億4390万株、売買代金は3兆0589億円だった。業種別では、サービス業、保険業、鉱業が下落率上位だった。一方、ゴム製品、小売業、食料品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の56%、対して値上がり銘柄は40%となった。個別では、郵船<9101>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>など売買代金上位は全般軟調。レーザーテック<6920>はプラスに転じる場面もあったが、結局小安く引けた。決算発表銘柄ではリクルートHD<6098>とクボタ<6326>が揃って12%超下落し、ゆうちょ銀行<7182>なども急落。また、Dスタンダード<3925>が東証1部下落率トップとなり、ネットプロHD<7383>はストップ安を付けた。一方、決算が好感されたSMC<6273>は3%超上昇し、キーエンス<6861>やファーストリテ<9983>も堅調。キリンHD<2503>はミャンマー事業撤退や自社株買い実施を受けて買われた。その他の決算発表銘柄では日ペHD<4612>や住友林<1911>、コーセー<4922>などが急伸。また、朝日インテック<7747>やカルタHD<3688>がストップ高を付け、スノーピーク<7816>は買い気配のままストップ高比例配分となった。
<HK>
2022/02/15 16:01
相場概況
日経平均は4日ぶり大幅反落、一時27000円割れも、米CPI上振れやウクライナ緊迫化
日経平均は4日ぶり大幅反落。米国市場では10日、11日と続けてNYダウが500ドルあまり下落した。1月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びとなり、10年物国債利回りが一時2%台まで上昇。ウクライナ情勢の緊迫化も投資家心理を冷やした。連休明けの東京市場ではリスク回避目的の売りが先行し、日経平均は390円安からスタートすると、前場には一時26947.65円(前営業日比748.43円安)まで下落。後場は日銀の上場投資信託(ETF)買い入れ観測や時間外取引でのNYダウ先物の上昇を支えにやや下げ渋った。大引けの日経平均は前営業日比616.49円安の27079.59円となった。東証1部の売買高は13億7981万株、売買代金は3兆1992億円だった。業種別では、ゴム製品、精密機器、電気機器が下落率上位だった。一方、鉱業、石油・石炭製品、不動産業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の74%、対して値上がり銘柄は23%となった。個別では、レーザーテック<6920>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>などが軟調。値がさグロース(成長)株を中心に売りが出て、キーエンス<6861>は6%近い下落、村田製<6981>は5%近い下落となった。決算評価が高かった東エレク<8035>も地合いの悪さに抗えず売りが先行し、ブリヂス<5108>は米同業の急落を受けて9%近い下落。シスメックス<6869>は決算がネガティブ視されて売りがかさんだ。また、セレス<3696>やIRJ−HD<6035>がストップ安を付けたほか、ラクス<3923>なども東証1部下落率上位に顔を出した。一方、三菱UFJ<8306>やOLC<4661>はしっかり。INPEX<1605>は原油高を受けて6%超上昇した。パンパシHD<7532>などは決算が好感されて急伸。また、ソウルドアウト<6553>は連日で買い気配のままストップ高比例配分となった。
<HK>
2022/02/14 15:57
相場概況
日経平均は3日続伸、米CPI前に伸び悩み、SUMCOやルネサスに買い
日経平均は3日続伸。9日の米国市場では3日続伸し、305ドル高となった。欧米でコロナ禍に伴う各種規制を緩和する動きが相次いだほか、米長期金利の低下も買いを誘った。本日の日経平均はこうした米株高の流れを引き継いで238円高からスタートすると、朝方には一時27880.70円(前日比300.83円高)まで上昇。ただ、今晩の米1月消費者物価指数(CPI)発表や明日からの3連休を前に伸び悩み、前引けにかけてマイナスに転じる場面もあった。後場に入ると27700円手前でもみ合う展開が続いた。大引けの日経平均は前日比116.21円高の27696.08円となった。終値としては1月20日以来の高値となる。なお、オプション2月物の特別清算指数(SQ)は27835.60円。東証1部の売買高は13億9624万株、売買代金は3兆4508億円だった。業種別では、建設業、電気機器、不動産業が上昇率上位だった。一方、輸送用機器、ゴム製品、精密機器が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の66%、対して値下がり銘柄は29%となった。個別では、東エレク<8035>、郵船<9101>、ソニーG<6758>などが堅調。好決算の半導体関連株が大きく買われ、SUMCO<3436>が4%の上昇、ルネサス<6723>が7%超の上昇となった。その他の決算発表銘柄ではホンダ<7267>が5%超、資生堂<4911>が6%超上昇し、フジクラ<5803>も急伸。また、MBO(経営陣の参加する買収)実施を発表したアイオーデータ<6916>や博報堂DY<2433>による買収が発表されたソウルドアウト<6553>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、売買代金トップのレーザーテック<6920>は朝高後にマイナス転換。ソフトバンクG<9984>とトヨタ自<7203>も反落し、揃って2%超下落した。決算発表銘柄ではテルモ<4543>が5%近く下落したほか、住友ゴム<5110>などが急落。また、ファインデクス<3649>や博報堂DY、ヤマトHD<9064>が東証1部下落率上位に顔を出した。
<HK>
2022/02/10 15:53
相場概況
日経平均は大幅続伸、金利高も米ハイテク株高を好感
日経平均は大幅続伸。8日の米株式市場でNYダウは大幅続伸。企業の好決算や新型コロナウイルス感染のピークアウト傾向を好感し堅調に推移。ハイテク・グロース(成長)株にも買いが入り、ナスダック総合指数とフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も大幅高。こうした流れを引き継いで日経平均は204.13円高でスタートすると、企業の好決算も追い風に27500円を回復。戻り待ちの売りが根強く一時失速する場面もあったが、香港ハンセン指数の上昇などを支えに再度騰勢を強めると、再び27500円台に乗せた。後場はトヨタ自<7203>の決算を期待した先回り買いから一段高で始まり、一時27633.10円(348.58円高)まで上昇。トヨタの決算発表後は上げ幅を縮める場面が見られたが、その後も高値圏での堅調推移が続いた。 大引けの日経平均は前日比295.35円高の27579.87円となった。東証1部の売買高は15億0267万株、売買代金は3兆3825億円だった。セクターでは精密機器、鉄鋼、ガラス・土石製品などが上昇率上位に並んだ一方、鉱業、石油・石炭製品、食料品などが下落率上位に並んだ。東証1部の値上がり銘柄は全体の71%、対して値下がり銘柄は25%となった。 個別では、SOX指数高を受けてレーザーテック<6920>、ルネサス<6723>、ディスコ<6146>が大幅高。リクルートHD<6098>、オリンパス<7733>、HOYA<7741>などグロース株も大きく上昇。川崎汽船<9107>や日本製鉄<5401>、丸紅<8002>などの景気敏感株も堅調、業績予想を上方修正した日産自<7201>が大幅高となり、デンソー<6902>なども買われた。決算が好感されたところでは、JFEHD<5411>、AGC<5201>、IHI<7013>が急伸し、日本CMK<6958>はストップ高、シマノ<7309>、ジェイリース<7187>なども急騰した。トヨタ自は通期経常利益を上方修正した一方、営業収益を下方修正し、決算発表後に上げ幅を縮めた。 一方、原油先物価格の下落を受けINPEX<1605>やENEOS<5020>が下落、NTT<9432>、KDDI<9433>、7&I-HD<3382>、第一三共<4568>など内需系の一角も軟調。業績予想を再び下方修正した太平洋セメント<5233>が大きく下落し、そのほか決算が失望感を誘ったところではデジハHD<3676>、BEENOS<3328>、レノバ<9519>、ポピンズHD<7358>などが値下がり率上位に並んだ。
<YN>
2022/02/09 16:01
相場概況
日経平均は小幅反発、一時200円超上昇も伸び悩み、海運などに買い
日経平均は小幅反発。7日の米国市場でNYダウは1ドル高とほぼ横ばいだった。新型コロナウイルス感染者数の減少や春節明けの中国株の上昇から景気敏感株などに買いが入る一方、長期金利の高止まりでハイテク株に売りが出た。東京市場では前日、米金利上昇を受けてグロース(成長)株を中心に下落しており、本日の日経平均はその反動もあって69円高からスタート。前場中ごろに差し掛かり27461.33円(前日比212.46円高)まで上昇する場面もあったが、10日の米1月消費者物価指数(CPI)発表などを前に伸び悩んだ。大引けの日経平均は前日比35.65円高の27284.52円となった。東証1部の売買高は12億8815万株、売買代金は2兆9978億円だった。業種別では、海運業、水産・農林業、陸運業が上昇率上位だった。一方、パルプ・紙、精密機器、その他製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の58%、対して値下がり銘柄は38%となった。個別では、レーザーテック<6920>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>などが堅調。郵船<9101>や商船三井<9104>は3%超上昇し、川崎船<9107>は6%の上昇となった。製品の値上げを発表したコカBJH<2579>や決算発表のタカラトミー<7867>、丸一管<5463>、マルハニチロ<1333>などは急伸。また、DI<4310>や名鉄<9048>が東証1部上昇率上位に顔を出した。一方。ソフトバンクG<9984>やソニーG<6758>はさえない。塩野義<4507>は月内にも新型コロナ飲み薬の承認を申請する方針と伝わったが、利益確定売りに押された。オリンパス<7733>は連日で売りがかさみ7%超の下落。決算発表・業績修正銘柄ではDIC<4631>、グリー<3632>などが急落した。また、エンビプロHD<5698>やネクステージ<3186>が東証1部下落率上位に顔を出した。
<HK>
2022/02/08 15:58
相場概況
日経平均は反落、米金利上昇でグロース株売り、レーザーテック3%超安
日経平均は反落。4日の米国市場でNYダウは続落し、21ドル安となった。1月雇用統計が予想外に強い内容だったことから、金融引き締め観測が強まるとともに幅広い年限で金利が上昇。ただ、アマゾン・ドット・コムの急伸を受けてハイテク株は堅調に推移した。もっとも、東京市場ではアマゾン急伸を前週末に織り込んでおり、週明けの本日は米金利上昇に伴ってグロース(成長)株を中心に売りが先行。日経平均は112円安からスタートすると、朝方には27085.32円(前週末比354.67円安)まで下落する場面があった。大引けの日経平均は前週末比191.12円安の27248.87円となった。東証1部の売買高は13億0218万株、売買代金は3兆0141億円だった。業種別では、海運業、精密機器、金属製品が下落率上位だった。一方、保険業、銀行業、パルプ・紙が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の60%、対して値上がり銘柄は36%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が3%超下落し、前週末に大きく買われた郵船<9101>も本日は一転して5%超下落した。その他売買代金上位では川崎船<9107>、商船三井<9104>、東エレク<8035>などが軟調で、トヨタ自<7203>は小幅に下落。SUMCO<3436>は台湾企業の大規模投資が売り材料視されたようで、決算発表銘柄ではオリンパス<7733>や太陽誘電<6976>が急落した。また、OKK<6205>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクG<9984>は2%超の上昇。一部で中国アリババ集団株売却の可能性が指摘された。米金利上昇により三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といった金融株も堅調。ソニーG<6758>は小じっかり。決算発表銘柄では三井不<8801>やスクエニHD<9684>、三菱重<7011>が買われた。また、新日本製薬<4931>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
<HK>
2022/02/07 16:03
相場概況
日経平均は反発、米株安引き継ぐも後場強含み、郵船などに買い
日経平均は反発。3日の米国市場でNYダウは5日ぶりに大幅反落し、518ドル安となった。英イングランド銀行(中央銀行)や欧州中央銀行(ECB)のタカ派姿勢を受けて幅広い年限で金利が上昇。メタ(旧フェイスブック)の急落も投資家心理を冷やした。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで145円安からスタート。前場はやや方向感に乏しい展開だったが、後場になると米株価指数先物の上昇やコロナ禍を受けた水際対策の緩和期待などで買い戻しが強まり、一時27455.98円(前日比214.67円高)まで上昇した。大引けの日経平均は前日比198.68円高の27439.99円となった。東証1部の売買高は13億5765万株、売買代金は3兆3078億円だった。業種別では、海運業、空運業、倉庫・運輸関連業が上昇率上位だった。一方、パルプ・紙、ガラス・土石製品、輸送用機器が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の68%、対して値下がり銘柄は28%となった。個別では、郵船<9101>や川崎船<9107>が大幅に上昇。ともに前日は前引け後の決算発表を受けて荒い値動きとなったが、改めて配当利回りの高さなどから買いが入ったようだ。決算発表の任天堂<7974>、前期業績修正の資生堂<4911>はいずれも3%超上昇した。その他売買代金上位ではレーザーテック<6920>、商船三井<9104>、東エレク<8035>などが堅調で、ソフトバンクG<9984>やソニーG<6758>は小じっかり。また、コナミHD<9766>は急伸し、ダントーHD<5337>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、キーエンス<6861>が小幅に下落し、トヨタ自<7203>はさえない。決算発表銘柄では花王<4452>が6%超の下落。板硝子<5202>や古河電工<5801>も売りがかさみ、UACJ<5741>が東証1部下落率トップとなった。
<HK>
2022/02/04 16:04
相場概況
日経平均は5日ぶり反落、軟調もみ合い、メタ急落でグロース株中心に売り
日経平均は5日ぶり反落。2日の米国市場でNYダウは4日続伸し、224ドル高となった。しかし、取引終了後に発表されたメタ(旧グーグル)の決算が失望され、同社を含むSNS(交流サイト)関連銘柄が時間外取引で揃って急落。本日の東京市場でもナスダック100先物の下落を受けて値がさグロース(成長)株を中心に売りが先行し、日経平均は202円安からスタートした。寄り付き後は軟調もみ合いの展開となり、前場中ごろを過ぎると27165.93円(前日比367.67円安)まで下落する場面があった。大引けの日経平均は前日比292.29円安の27241.31円となった。東証1部の売買高は12億9279万株、売買代金は3兆3546億円だった。業種別では、海運業、電気機器、機械が下落率上位だった。一方、ゴム製品、パルプ・紙、石油・石炭製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の67%、対して値上がり銘柄は29%となった。個別では、川崎船<9107>が13%超の下落。前引け後に決算発表したが、今期配当を据え置いたことが失望されて東証1部下落率トップとなった。前日の決算発表銘柄ではソニーG<6758>やエムスリー<2413>、パナソニック<6752>などが急落。1月の国内「ユニクロ」既存店売上を発表したファーストリテ<9983>は3%超下落した。その他売買代金上位では郵船<9101>やソフトバンクG<9984>が小安く引けたが、レーザーテック<6920>や商船三井<9104>は軟調ぶりが目立った。一方、塩野義<4507>は4%超、デンソー<6902>は3%超の上昇となった。自動車関連株に買いが入り、トヨタ自<7203>もしっかり。豊田通商<8015>は決算を受けて大きく上昇した。また、新日科学<2395>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
<HK>
2022/02/03 15:57
相場概況
日経平均は大幅に4日続伸、米株高や好決算で買い戻し進展
日経平均は大幅に4日続伸。1日の米株式市場でNYダウは3日続伸。良好な企業決算や1月ISM製造業景況指数など予想を上回る経済指標が好感されたほか、全国の新型コロナ入院患者数が減少したとの統計から景気回復期待も後押しした。ナスダック総合指数も3日続伸。米株高を引き継いで日経平均は224.51円高でスタート。米VIX指数が大きく低下し投資家心理が改善するなか、米アルファベットやAMDが好決算を発表し時間外取引で急伸していたことも買い戻しに弾みをつけ、前場中頃には27500円を回復。前引け間際に同水準を割り込んだものの後場は再び同水準を回復。その後はこう着感が強まったが、取引終盤に高値を付けるなど堅調推移が続いた。 大引けの日経平均は前日比455.12円高の27533.60円となった。東証1部の売買高は13億7456万株、売買代金は3兆3243億円だった。セクターでは空運業、証券・商品先物取引業、鉄鋼などを筆頭にほぼ全面高となった一方、海運業、電気・ガス業のみが下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の93%、対して値下がり銘柄は5%となった。 個別では、レーザーテック<6920>、スクリン<7735>などの半導体関連株、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>などのハイテク株、信越化学<4063>、リクルートHD<6098>、SHIFT<3697>、ZHD<4689>などのグロース(成長)株が大きく上昇。トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、日本製鉄<5401>などの景気敏感株も買われた。好決算を発表したキーエンス<6861>、アシックス<7936>、野村HD<8604>、ANAHD<9202>などが大幅に上昇し、業績予想を上方修正したアイロムG<2372>、ラクスル<4384>なども急伸。取引時間中に決算発表したところではジェイテクト<6473>、日本ハム<2282>、双日<2768>などが買われた。 一方、商船三井<9104>などの海運株のほか、ファーストリテ<9983>、NTT<9432>、KDDI<9433>などディフェンシブ系の一角が軟調。大塚商会<4768>、ベネフィット・ワン<2412>、カルビー<2229>、マンダム<4917>などは決算が失望感を誘い、大幅に下落。村田製<6981>は通期計画を上方修正するも受注鈍化などが嫌気されもみ合いの末に下落。取引時間中に決算発表したところでは三菱電機<6503>、豊田合成<7282>が大きく下落し、前場中頃まで大幅高だったデンソー<6902>は通期計画の下方修正を発表し下落に転じた。
<YN>
2022/02/02 16:01
相場概況
日経平均は3日続伸、一時400円超高も伸び悩み、海運などに買い
日経平均は3日続伸。1月31日の米国市場でNYダウは大幅続伸し、406ドル高となった。金利が落ち着いて推移していたこともあり、ハイテク株を中心に買いが入った。本日の日経平均は米株高の流れを引き継いで165円高からスタート。引き続き良好な企業決算が多く見られたことも相場を押し上げ、日経平均は前場中ごろに27410.79円(前日比408.81円高)まで上昇する場面があった。ただ、先週末からの戻りが急ピッチだったうえ、先行き警戒感も依然として根強く、上値では利益確定の売りが出て伸び悩んだ。大引けの日経平均は前日比76.50円高の27078.48円となった。東証1部の売買高は13億7398万株、売買代金は3兆4082億円だった。業種別では、海運業、陸運業、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、繊維製品、鉱業、ガラス・土石製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の42%、対して値下がり銘柄は55%となった。個別では、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎船<9107>といった海運株の上昇が目立った。前日は商船三井が業績・配当予想の上方修正を発表して急伸したが、本日も郵船の業績観測が報じられて買いが続いた。ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>といった値がさ株もしっかり。新型コロナウイルス飲み薬の試験結果を公表した塩野義<4507>は10%超上昇し、7&iHD<3382>は百貨店のそごう・西武売却報道を受けて4%超の上昇。決算発表銘柄ではTDK<6762>が12%を超える上昇となり、Jパワー<9513>やNEC<6701>も急伸した。一方、売買代金トップのレーザーテック<6920>は受注計画引き上げを好感した買いが先行するも、失速して7%超の下落。トヨタ自<7203>もさえない。業績下方修正の日本精工<6471>、樹脂製品の第三者認証に絡み不適切行為があったと公表した東レ<3402>などは急落した。
<HK>
2022/02/01 15:59
相場概況
日経平均は続伸、27000円台回復、米株高や好決算で心理改善
日経平均は続伸。28日の米国市場でNYダウは4日ぶりに大幅反発し、564ドル高となった。アップルなどの決算が好感されたほか、金利低下に伴いハイテク株が買われた。一方、東京市場ではアップルの決算を先週末に織り込んでおり、週明けの日経平均はやや戻り待ちの売りが先行し26円安からスタート。ただ、前週末の米株高に加え、前引け後に商船三井<9104>が業績・配当予想の上方修正を発表するなど良好な企業決算も投資家心理を上向かせ、日経平均は後場に一時27134.57円(前週末比417.23円高)まで上昇した。大引けの日経平均は前週末比284.64円高の27001.98円となった。東証1部の売買高は13億1461万株、売買代金は3兆2130億円だった。業種別では、海運業、精密機器、サービス業が上昇率上位だった。一方、保険業、銀行業、電気・ガス業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の79%、対して値下がり銘柄は19%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が5%近く上昇したほか、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、東エレク<8035>といった値がさ株の堅調ぶりが目立った。自社株の公開買付け(TOB)実施を発表したリクルートHD<6098>は5%超の上昇。前述の商船三井は9%超上昇し、日本郵船<9101>や川崎船<9107>といった海運株も揃って大幅高となった。その他の決算発表銘柄ではOLC<4661>などに買い。また、トプコン<7732>がストップ高を付け、アルプスアル<6770>も東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ファーストリテ<9983>などが軟調で、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といった金融株は米金利低下で売りに押された。業績下方修正のオムロン<6645>は7%の下落となり、中部電力<9502>も急落。また、業績上方修正のシンプレクスHD<4373>は材料出尽くし感からストップ安水準まで売られた。
<HK>
2022/01/31 15:55
相場概況
日経平均は4日ぶり大幅反発、547円高、自律反発期待や好決算で
日経平均は4日ぶり大幅反発。27日の米国市場でNYダウは小幅に3日続落し、7ドル安となった。連邦準備理事会(FRB)による急速な金融引き締めへの懸念から伸び悩んだ。一方、日経平均は前日に800円を超える大幅下落を強いられており、本日は自律反発への期待が先行する形で259円高からスタート。朝方は戻り待ちの売りも出て伸び悩む場面があったが、良好な企業決算や時間外取引での米株価指数先物の上昇が追い風となり、後場には一時26764.85円(前日比594.55円高)まで上昇した。大引けの日経平均は前日比547.04円高の26717.34円となった。東証1部の売買高は13億2965万株、売買代金は3兆3464億円だった。業種別では、海運業、化学、パルプ・紙が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは鉄鋼のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の88%、対して値下がり銘柄は10%となった。個別では、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、トヨタ自<7203>、郵船<9101>などが堅調。信越化<4063>は第3四半期決算が市場予想を上回る大幅増益となり、同時に通期予想や期末配当の上方修正を発表して7%を超える上昇となった。その他の決算発表銘柄ではアドバンテス<6857>が4%上昇し、富士電機<6504>や新光電工<6967>は東証1部上昇率上位にランクイン。また、キヤノンMJ<8060>との資本業務提携を発表したCAP<3965>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、レーザーテック<6920>や東エレク<8035>は米半導体株安を受けて軟調。日本製鉄<5401>などの鉄鋼株は外資系証券の投資判断引き下げが観測されて売りに押された。決算発表銘柄ではキヤノン<7751>が3%近い下落。また、富士通<6702>は10%近く下落し、コーセーRE<3246>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
<HK>
2022/01/28 15:57
相場概況
日経平均は大幅に3日続落、一時900円超安、米金融引き締め懸念強まる
日経平均は大幅に3日続落。26日の米国市場でNYダウは続落し、129ドル安となった。連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の会見内容がタカ派的と受け止められ、金利上昇とともに急速に伸び悩んだ。一方、本日の日経平均はFOMC通過による買い戻しなどが先行して128円高からスタート。しかし、米金融引き締めへの警戒感が一段と強まったことで値がさグロース(成長)株を中心に売りが広がり、後場中ごろを過ぎると26044.52円(前日比966.81円安)まで下落する場面があった。大引けの日経平均は前日比841.03円安の26170.30円となった。終値としては2020年11月24日以来の安値となる。東証1部の売買高は15億4526万株、売買代金は3兆8216億円だった。業種別では、サービス業、精密機器、電気機器が下落率上位で、その他も全般軟調。保険業と鉱業の2業種のみ上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の95%、対して値上がり銘柄は4%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が8%、2位のソフトバンクG<9984>が9%の下落。ソニーG<6758>や東エレク<8035>の下げも目立ち、前日に決算発表した日本電産<6594>は寄り付きをこの日の高値に失速し、6%の下落となった。その他売買代金上位もトヨタ自<7203>、郵船<9101>など軒並み軟調だったが、任天堂<7974>や三菱UFJ<8306>は比較的小幅な下げにとどまった。決算発表銘柄では日東電<6988>や富士通ゼ<6755>も売りがかさみ、サイバー<4751>は東証1部下落率上位に顔を出した。一方、決算が好感されたファナック<6954>は伸び悩みながらもプラスを確保。丸紅<8002>はガビロン穀物事業の売却を評価した買いが先行した。他の決算発表銘柄ではキヤノンMJ<8060>が大きく買われる場面があり、業績・配当予想を上方修正したクロスキャット<2307>は東証1部上昇率トップとなった。
<HK>
2022/01/27 15:58
相場概況
日経平均は続落、FOMC目前に控え模様眺め
日経平均は続落。25日の米株式市場でNYダウは小幅反落。ウクライナを巡る緊張に加え、日本時間明日未明に結果公表を控える連邦公開市場委員会(FOMC)への警戒感から売りが継続。ただ、企業の好決算や5年債入札の結果を受けた安心感から一時上昇に転じる局面もあった。ハイテク株の売りは続きナスダック総合指数とSOX指数は大幅反落だった。前日の時間外取引の米株価指数先物の軟化を受けてすでに米株安を一部織り込み済みだった日経平均は25.36円安でスタート。一時プラスに転じる場面があったがイベントを目前に買い手は乏しくすぐに失速。しばらく27000円割れの状態が続いたが、前引けにかけては急速に下げ渋り27000円を回復。後場は時間外取引のナスダック100先物の上昇を追い風に再びプラスに転じる場面があったが、買いは続かず、引けにかけて再失速した。 大引けの日経平均は前日比120.01円安の27011.33円となった。東証1部の売買高は10億3347万株、売買代金は2兆6676億円だった。セクターでは石油・石炭製品、パルプ・紙、繊維製品などが下落率上位に並んだ一方、その他製品、精密機器、保険業などが上昇率上位に並んだ。東証1部の値下がり銘柄は全体の53%、対して値上がり銘柄は42%となった。 個別では、本日大引け後に決算発表を控える日本電産<6594>とファナック<6954>が出尽くしへの警戒感から3%超下落。米ハイテク株安を嫌気して東エレク<8035>、キーエンス<6861>、村田製<6981>、TDK<6762>、ローム<6963>などが安い。米メルクとの競争激化懸念から塩野義<4507>は6%近く下落。22年度の過去最高の世界生産台数計画を発表したトヨタ自<7203>は足元の減産報道から計画への懐疑的な見方もあり軟調に推移し、デンソー<6902>、トヨタ紡織<3116>なども下落。KDDI<9433>、NTT<9432>、JT<2914>、花王<4452>などディフェンシブ系の下落も目立った。 一方、傘下の英アームの新規株式公開(IPO)の準備について伝わったソフトバンクG<9984>が上昇し、国内証券のレーティング材料を受けて任天堂<7974>、コナミHD<9766>、コーエーテクモ<3635>などゲーム関連が大幅高。決算や業績上方修正など業績リリース絡みではディスコ<6146>、コメリ<8218>、キーパー技研<6036>、オービック<4684>、ブレインパッド<3655>などが買われた。レーザーテック<6920>、ソニーG<6758>などのハイテク株の一角や、郵船<9101>や川崎汽船<9107>などの海運株、三菱UFJ<8306>、日本製鉄<5401>、住友鉱山<5713>などの景気敏感株の一角も高い。ほか、HOYA<7741>、エムスリー<2413>、マネーフォワード<3994>などグロース(成長)株の一角も買われ、自動車ではインド子会社の好決算を受けてスズキ<7269>が大幅高となった。
<YN>
2022/01/26 16:01
相場概況
日経平均は大幅反落、一時27000円割れ、外部環境に警戒感
日経平均は大幅反落。24日の米国市場でNYダウは7日ぶりに反発し、99ドル高となった。ただ、急激な金融引き締めやウクライナ情勢の緊迫化への懸念が強まり、一時1100ドルあまり下落するなど乱高下した。本日の東京市場でもこうした外部環境への警戒感が先行し、日経平均は121円安からスタート。その後もアジア株や時間外取引での米株価指数先物の下落などを受けてリスク回避目的の売りが広がり、後場には一時26890.94円(前日比697.43円安)まで下落して取引時間中の昨年来安値を更新した。大引けの日経平均は前日比457.03円安の27131.34円となった。終値としては昨年8月20日以来の安値となる。東証1部の売買高は13億2031万株、売買代金は3兆1569億円だった。業種別では、海運業、サービス業、その他金融業が下落率上位で、その他も全般軟調。電気・ガス業と食料品の2業種のみ上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の84%、対して値上がり銘柄は13%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が4%近い下落。郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株は急反落し、ソフトバンクG<9984>やリクルートHD<6098>の下げも目立った。その他売買代金上位も東エレク<8035>、ソニーG<6758>、トヨタ自<7203>など軒並み軟調。決算発表の延期を発表した日本M&A<2127>、好決算ながら材料出尽くし感が広がったインソース<6200>やピーシーエー<9629>は急落し、東証1部下落率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>は小幅ながらプラスで引け。高配当とディフェンシブ性で通信株に投資資金が向いたようで、KDDI<9433>は2%の上昇。明治HD<2269>など食料品株の一角も堅調だった。多木化学<4025>はバカマツタケ事業化の進展を好感した買いが先行。また、業績予想の上方修正を発表した共立印刷<7838>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
<HK>
2022/01/25 16:02
相場概況
日経平均は反発、ダウ先上昇を支援材料に押し目買い、後場切り返す
日経平均は反発。21日の米国市場でNYダウは6日続落し、450ドル安となった。動画配信のネットフリックスが決算を受けて急落し、ハイテク株に売りが広がった。地政学リスクの高まりが嫌気されたほか、金融引き締めへの警戒感も根強かった。週明けの日経平均はこうした流れを引き継いで263円安からスタートすると、朝方には一時27203.33円(前週末比318.93円安)まで下落。ただ、時間外取引でのNYダウ先物の上昇を支援材料に押し目買いが入り、後場には27627.60円(同105.34円高)まで上昇する場面があった。大引けの日経平均は前日比66.11円高の27588.37円となった。東証1部の売買高は10億8096万株、売買代金は2兆6447億円だった。業種別では、鉱業、海運業、銀行業が上昇率上位だった。一方、証券、精密機器、その他製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の70%、対して値下がり銘柄は27%となった。個別では、郵船<9101>と商船三井<9104>が3~4%、川崎船<9107>が6%超の大幅上昇。前週の下落による値ごろ感や配当利回りの高さなどに着目した押し目買いが入ったようだ。INPEX<1605>はウクライナ情勢の緊迫化が意識されたようで4%超の上昇。その他売買代金上位ではレーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>などが堅調だった。キヤノン<7751>やAGC<5201>は業績観測報道を受けて買い優勢。また、サイバーコム<3852>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクG<9984>が2%超下落し、ソニーG<6758>やトヨタ自<7203>もさえない。今週決算発表を予定している日本電産<6594>は4%の下落となった。決算と自社株買いを発表した東製鉄<5423>は朝高後に急反落。また、前期業績の下方修正や期末無配を発表した三井海洋<6269>は売り気配のままストップ安比例配分となった。
<HK>
2022/01/24 15:55
相場概況
日経平均は反落、米株安引き継ぎ一時600円超安、押し目買いで下げ渋り
日経平均は反落。20日の米国市場でNYダウは5日続落し、313ドル安となった。金利低下に伴い460ドル超上昇する場面もあったが、連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めへの懸念は根強く、幅広い銘柄に売りが出た。また、時間外取引で動画配信大手ネットフリックスが決算を受けて急落したこともあり、本日の日経平均は368円安からスタートすると、朝方には一時27129.61円(前日比643.32円安)まで下落。一方、27000円近辺まで調整が進んだことで押し目買いも入り、引けにかけて下げ渋った。大引けの日経平均は前日比250.67円安の27522.26円となった。東証1部の売買高は12億3500万株、売買代金は2兆9873億円だった。業種別では、鉱業、輸送用機器、石油・石炭製品が下落率上位だった。一方、空運業、陸運業、電気・ガス業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の42%、対して値上がり銘柄は54%となった。個別では、連日の米半導体株安を受けてレーザーテック<6920>が4%超、東エレク<8035>が6%超の下落。INPEX<1605>も6%近い下落となったが、NY原油先物の時間外取引での下落や一部証券会社の投資判断引き下げが売り材料視されたようだ。その他売買代金上位もソニーG<6758>、郵船<9101>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>など全般軟調。トヨタ自はコロナ禍による生産調整が伝わった。また、大幸薬品<4574>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、住友鉱<5713>は3%超の上昇。非鉄金属市況の上昇が買い材料視されたようだ。伊藤忠<8001>は外資系証券の目標株価引き上げを受けて買い優勢となり、投資判断引き上げ観測のコナミHD<9766>は大きく上昇。エアトリ<6191>が大幅続伸するなど、経済活動の再開に期待した物色も見られた。また、巴川紙<3878>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
<HK>
2022/01/21 15:56