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注目トピックス 市況・概況 日経平均は352円高、海外株堅調で東京市場の株価支援要因に 日経平均は352円高(13時20分現在)。日経平均寄与度では、ファーストリテ<9983>、エムスリー<2413>、ファナック<6954>などがプラス寄与上位となっており、一方、リクルートHD<6098>、オリンパス<7733>、日本郵船<9101>などがマイナス寄与上位となっている。セクターでは、パルプ・紙、保険業、空運業、証券商品先物、医薬品が値上がり率上位、海運業、鉄鋼、陸運業が値下がりしている。日経平均は高値圏で底堅く推移している。ダウ平均先物が堅調で、東京市場の株価支援要因となり、また、日本時間の午前に発表された8月の財新中国製造業PMIは49.2と好不況の境目となる50を下回ったが、香港ハンセン指数や上海総合指数が堅調に推移していることも安心感となっているようだ。 <FA> 2021/09/01 13:21 みんかぶニュース 個別・材料 ブリッジが3日続伸、東証が1日付で貸借銘柄に選定  ブリッジインターナショナル<7039.T>が3日続伸している。東京証券取引所が8月31日の取引終了後、同社株を9月1日付で貸借銘柄に選定すると発表しており、これを受けて、株式流動性の向上による売買活性化への期待から買いが入っているようだ。また、日本証券金融も1日約定分から同社株を貸借銘柄に追加している。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/01 13:21 みんかぶニュース 市況・概況 ◎午後1時現在の値上がり値下がり銘柄数  午後1時現在の東証1部の値上がり銘柄数は1439、値下がり銘柄数は635、変わらずは113銘柄だった。業種別では33業種中30業種前後が高い。値上がり上位にパルプ・紙、証券・商品、保険、その他製品など。値下がり上位に海運、鉄鋼など。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/01 13:17 みんかぶニュース 個別・材料 ラクーンHDはS安、広告宣伝費や人件費増え第1四半期営業利益は25%減  ラクーンホールディングス<3031.T>はストップ安の1765円水準でウリ気配となっている。8月31日の取引終了後に発表した第1四半期(5~7月)連結決算が、売上高11億3400万円(前年同期比4.6%増)、営業利益2億5900万円(同24.8%減)、純利益1億6900万円(同23.2%減)と大幅減益となったことが嫌気されている。  主力のEC事業で、「スーパーデリバリー」の会員数は23万3530店舗(前期末比6.1%増)、出展企業数2904社(同10.3%増)、商材掲載数147万7423点(同1.3%増)と順調な増加を継続したものの、前年同期にマスク・除菌グッズなどへのコロナ特需があった反動で売上高の成長が抑えられた。また、プロモーション強化の継続と人員増強により広告宣伝費、人件費が増加したことで、減益を余儀なくされた。  なお、22年4月期通期業績予想は、売上高53億円(前期比21.4%増)、営業利益14億3000万~15億3000万円(同19.5~27.9%増)、純利益9億4000万~10億円(同17.4~24.8%増)の従来見通しを据え置いている。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/01 13:16 ビットコインニュース Larva Labsが大手エンターテインメント事務所UTAと契約【フィスコ・ビットコインニュース】 CryptoPunksなどのNFTプロジェクトの開発チームであるLarva Labsが、メディア向けの代理店としてUnited Talent Agency(UTA)と契約したと、The Hollywood Reporterで報じられた。Larva LabsがUTAと契約したことで、同社のNFTプロジェクトであるCryptoPunks、Meebits、Autoglyphsが、映画やテレビ、ビデオゲームなどを含むメディアに登場する可能性があるという。UTAは、ジョニー・デップが在籍していたアメリカ合衆国の大手エージェンシーの1つで、多くのハリウッド俳優をクライアントに持つ。UTAのウェブサイトによると、俳優や映画製作者に加えて、ミュージシャン、コメディアンなど、「コンテンツの世界を形成し、エンターテインメントの顔を変えている」人々の代理を務めているようだ。Larva Labs はUTAとの契約で、NFTプロジェクトをより広く露出させる刺激的な機会のためだけでなく、長期的にその成長と価値を守るためと考えているようだ。また、Larva Labsの共同設立者であるMatt Hall氏は、The Hollywood Reporterに対し、「NFTプロジェクトに関連するコミュニティ全体の利益のために、UTAと協力できることに興奮している。」と述べている。CryptoPunksは、2017年にイーサリアムのブロックチェーン上で開始され、アートとしてのNFTではかなり古いものである。それぞれの「パンク」の肖像は、特定の特徴(帽子や顔の髪の毛など)を持つようにアルゴリズムで生成され、一般的な特徴を持つものもあれば、珍しい特徴を持つものもある。当初は無料で配布されていたが、昨年末からのNFTの盛り上がりに合わせ、ここ数カ月でこのキャラクター(発行数の上限は1万体)の販売が大幅に増加し、現在のコレクション全体の価値は30億円を超えているようだ。先月8月23日には、決済大手のVisaが「CryptoPunk 7610」を購入したと発表している。購入したのは8月18日で、購入金額は49.5ETH、当時の価格にすると約1,820万円だったという。Visaの暗号資産責任者であるCuy Sheffield氏は23日に、「NFTは、小売やソーシャルメディア、エンターテインメント、などの将来に重要な役割を果たすと考えている。」とブログに記している。 <TY> 2021/09/01 13:14 みんかぶニュース 個別・材料 シンバイオが反発、シンガポール国立がんセンターと共同研究契約締結  シンバイオ製薬<4582.T>が反発。きょう午後0時40分ごろ、シンガポール国立がんセンターと共同研究契約を締結したと発表しており、これが好感されているようだ。この研究は、抗ウイルス薬ブリンシドフォビル注射剤のエプスタイン・バール・ウイルス陽性リンパ腫に対する作用機序の解明を目的としており、新たな治療方法の開発につなげていく方針。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/01 13:12 後場の寄り付き概況 後場の日経平均は356円高でスタート、任天堂やトヨタが高い [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28446.08;+356.54TOPIX;1980.18;+19.48[後場寄り付き概況] 後場の日経平均は前日比356.54円高の28446.08円と午前の終値から若干上げ幅を縮小して取引を開始した。ランチタイム中の225先物は横ばいで推移。アジア市場は値上がりが目立つ。為替は1ドル=110円10銭台と朝方から円安で推移。午前の日経平均は、寄り付き前に発表された法人企業統計の改善を好感し上昇となった。後場の日経平均は前場終値より若干上げ幅を縮小してスタートした。午前に引き続き、ファーストリテイリング<9983>が850円高、ファナック<6954>が430円高など指数に寄与度の高い銘柄が上昇し、相場を下支えしているようだ。また、菅首相が9月解散を否定したことで、新たな経済対策への期待感が高まり、投資家のリスクセンチメントの改善も相場の上昇に寄与しているもようだ。 セクター別では、パルプ・紙、保険業、証券・商品先物取引業、空運業などが上昇率上位となっており、一方、海運業、鉄鋼、陸運業、ゴム製品が下落率上位となっている。東証1部の売買代金上位では、任天堂<7974>、トヨタ<7203>、ファーストリテイリング、キーエンス<6861>、ベイカレント<6532>が高く、レーザーテック<6920>、日本郵船<9101>、日本製鉄<5401>、川崎汽船<9107>、JFE<5411>が安い。 <CS> 2021/09/01 13:08 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」2位に明和産  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の1日正午現在では、明和産業<8103.T>が「買い予想数上昇」2位となっている。  明和産は大量の買い注文に商いが成立せず、80円高はストップ高となる547円でカイ気配に張り付いている。きょうはこのまま一本値で大引けストップ高比例配分となる可能性が高い。化学品や樹脂を主力に扱う三菱系の中堅商社で足もとの業績は会社側想定を上回って好調に推移している。8月31日取引終了後に22年3月期業績の修正を発表、最終利益は従来予想の18億円から20億円に増額した。また今期配当について、従来無配としていた上期配当を47円(前年同期は無配)とし、下期配当は従来計画の22円から68円に大幅増額することを発表、年間配当は115円(前期実績は15円)と急増する。これがポジティブサプライズとなった。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/01 13:06 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は上値が重い、パウエル発言前の水準を意識 1日午後の東京市場でドル・円は上値の重い値動きで、110円20銭付近でのもみ合い。8月27日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による慎重姿勢でドルが失速する前の110円26銭が意識され、売りが出やすい。一方、日本株高を好感した円売りも続く。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円99銭から110円24銭、ユーロ・円は129円88銭から130円14銭、ユーロ・ドルは1.1801ドルから1.1812ドル。 <TY> 2021/09/01 13:05 みんかぶニュース 市況・概況 日経レバが3連騰で1万5000円台乗せ、信用買い残が大幅に減少◇  NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570.T>が3連騰、フシ目の1万5000円台を大きく回復してきた。日経平均株価にリンクさせたETFで価格変動率は日経平均の2倍に設定されている。ここにきて、全体相場が急速に戻り足を強めており、それに追随する形となっている。売買代金は全市場を通じ現在第2位となっている。8月は日経平均が乱調展開を示したこともあり、日経レバの信用買い残の整理が進捗、直近データでは買い残が大幅に減少しており需給関係が改善している。  一方、日経平均とは逆方向に連動するNEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信<1357.T>の方は3日続落。こちらは日経平均が下げ局面の時に上昇する仕組みに組成されたETFで、ここにきて相場の地合いが強気に傾いていることから下落トレンドにある。日経Dインバの方は直近信用買い残が増勢で、信用売り残が減少する動きにあった。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/01 13:01 みんかぶニュース 個別・材料 Genkyが反落、8月度既存店売上高3カ月連続前年上回るも増収率縮小  Genky DrugStores<9267.T>は8日ぶりに反落している。8月31日の取引終了後に発表した8月度の営業速報で、既存店売上高が前年同月比0.7%増と3カ月連続で前年実績を上回ったが、6月の同6.1%増、7月の同4.7%増に比べて増収率が縮小傾向にあり、これが嫌気されているようだ。なお、8月度の全社売上高は同10.0%増だった。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/01 13:01 みんかぶニュース 市況・概況 13時の日経平均は321円高の2万8411円、ファストリが30.25円押し上げ  1日13時現在の日経平均株価は前日比321.95円(1.15%)高の2万8411.49円で推移。東証1部の値上がり銘柄数は1440、値下がりは634、変わらずは112と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回っている。  日経平均プラス寄与度トップはファストリ <9983>で、日経平均を30.25円押し上げている。次いでファナック <6954>が16.21円、エムスリー <2413>が15.38円、オムロン <6645>が12.60円、テルモ <4543>が11.96円と続く。  マイナス寄与度は4円の押し下げでリクルート <6098>がトップ。以下、オリンパス <7733>が1.66円、郵船 <9101>が0.72円、川崎汽 <9107>が0.61円、DOWA <5714>が0.47円と続いている。  業種別では33業種中30業種が上昇し、下落は海運、鉄鋼、陸運の3業種にとどまっている。値上がり率1位はパルプ・紙で、以下、保険、証券・商品、空運、その他製品、医薬品と続いている。  ※13時0分0秒時点 株探ニュース 2021/09/01 13:01 日経QUICKニュース 東証後場寄り 高値圏で小動き 買い戻し一巡 コマツが大幅高  1日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は小動き。前日に比べ320円ほど高い2万8400円台前半ときょうの高値圏で推移している。衆院解散・総選挙の観測を手がかりにした株価指数先物への買いは一巡した。相場上昇が落ち着いたことで売り方の買い戻しの勢いも弱まっており、日経平均の上昇はひとまず一服している。 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約219億円成立した。 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆6339億円、売買高は6億3283万株だった。 大手海外運用会社の米預託証券(ADR)買い増しが伝わったコマツが大幅高。ネクソン、ヤマハ、太陽誘電、王子HDが高い。一方、海運大手3社、日本製鉄、DOWA、三井化学が安い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/01 12:59 みんかぶニュース 個別・材料 光通信が続伸、国内大手証券は「1」を継続  光通信<9435.T>が続伸。SMBC日興証券は31日、同社株の投資評価の「1」を継続した。目標株価は2万8000円(従来2万9000円)とした。同証券では「電力の収益安定化が確認されることで、株価評価も改善しよう」と予想している。同社が手掛ける電力事業に絡み、株価は1月の電力価格高騰以降、低迷していることを指摘。ただ、同社は獲得コストを削減して電力の最終的な利回りを確保して、調達方法も多様化していることから、今下期に営業増益が確認されることで、電力のディスカウントは解消されて株価評価も回復する、とみている。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/01 12:57 みんかぶニュース 個別・材料 カワセコンピは大幅反発、26年3月期に経常利益で4.8倍目指す中計を評価  カワセコンピュータサプライ<7851.T>は大幅反発している。午前11時20分ごろ、26年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表し、最終年度に売上高30億円(21年3月期26億3100万円)、経常利益1億6000万円(同3300万円)を目指すとしたことが好感されている。  電子請求書発行・受領サービス、情報通知帳票の電子配信サービスなど電子通知事業の急成長を見込むほか、情報処理事業も着実な成長を見込む。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/01 12:57 新興市場スナップショット ライフネット---大幅反落、新株900万株発行で希薄化懸念、海外募集で108億円調達 大幅反落。海外募集で新株900万株を発行すると発表している。調達資金上限の108億円は、新契約獲得に伴うマーケティング費用など営業費用のほか、新型コロナウイルス感染拡大に対応した商品・サービス提供のためのシステム開発費用、オンライン生保のプラットフォーム構築のための新規事業投資に充当する。新株発行で発行済株式総数が14.8%増加することから、株式価値の希薄化懸念が広がっているようだ。 <TY> 2021/09/01 12:55 みんかぶニュース 個別・材料 ナノキャリア急伸、中耳炎薬の国内第3相試験で主要評価項目達成  ナノキャリア<4571.T>が急伸、一時16.1%高の339円まで買われた。きょう午前10時30分ごろ、同社とセオリアファーマ(東京都中央区)が共同で開発中の中耳炎を対象とした「ENT103」に関し、国内第3相臨床試験において主要評価項目を達成したと発表しており、これが材料視されたようだ。  今回の結果を踏まえ、2022年春頃の製造販売承認申請に向けた準備を引き続き進めていく方針。会社側では、同件による22年3月期業績への影響はないが、今後承認取得が予想される23年度以降に同製品の販売収入を見込むという。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/01 12:52 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」3位に日電子  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」1日午前11時現在で、日本電子<6951.T>が「売り予想数上昇」3位となっている。  1日の東京株式市場で日電子が急反落。同社は8月31日の取引終了後、200万株の公募と250万株の株式売り出し、上限67万5000株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表。これを受けて、1株利益の希薄化を警戒した売りが膨らみ、これが売り予想数の上昇につながっているようだ。発行済み株式数は約5.5%増加する見込み。調達金額は約173億円で、新工場の土地・建物の取得や生産製造設備投資資金などに充てる。発行価格は9月8日から13日までのいずれかの日に決定する。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/01 12:46 注目トピックス 日本株 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は大幅続伸、ファーストリテが1銘柄で約31円分押し上げ 9月1日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり199銘柄、値下がり25銘柄、変わらず1銘柄となった。日経平均は大幅続伸。357.27円高の28446.81円(出来高概算5億5763万株)で前場の取引を終えている。8月31日の米株式市場でのNYダウは39.11ドル安(-0.11%)と小幅続落。8月の消費者信頼感指数やシカゴ購買部協会景気指数が予想を下回ったことに加え、月末の持ち高調整の売りが上値を抑えた。一方、金融緩和長期化への期待から下値は限定的だった。ナスダック総合指数は0.04%安と小幅に反落した。米主要株価3指数は揃って軟調に終わったものの、取引開始前に発表された4-6月期法人企業統計で設備投資が5四半期ぶりのプラスとなり、市場予想も上回ったことが好感され、本日の日経平均は89.50円高の28179.04円と小幅続伸でスタート。そのまま28445.13円まで大きく上値を伸ばした。その後一時伸び悩んだが、前場中頃からは再度騰勢を強め、28446.81円と本日の高値で前場を終えている。個別では、キャシー・ウッド氏率いるアーク・インベストメントが8月半ば以降、ほぼ毎日買い増していると一部で伝わったコマツ<6301>が大幅高。上半期の業績・配当予想を上方修正したミライアル<4238>、半導体製造装置の大口受注を獲得した岡本工<6125>がそれぞれ急伸。また、大幅増配を発表した明和産業<8103>はストップ高買い気配となっている。一方、公募増資や売出を発表した日本電子<6951>、上方修正後の通期計画が市場予想に届かなかったトリケミカル<4369>、米系大手証券による格下げが観測されたイリソ電子<6908>などが大幅に下落。第1四半期が2桁の営業減益となったラクーンHD<3031>はストップ安となっている。東証1部の主力では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、トヨタ<7203>、ソニーG<6758>、アドバンテスト<6857>などが堅調。任天堂<7974>、キーエンス<6861>、三菱UFJ<8306>、村田製<6981>、ファナック<6954>、ルネサス<6723>、NTT<9432>、SUMCO<3436>、塩野義<4507>、中外薬<4519>、エムスリー<2413>、神戸物産<3038>、安川電機<6506>、ANA<9202>、JAL<9201>、SMC<6273>などは大幅上昇。オムロン<6645>は大幅高で上場来高値を、太陽誘電<6976>は大幅高で年初来高値をそれぞれ更新している。一方、前日にまで賑わっていた海運大手や鉄鋼大手は利益確定売りで小休止となっている。セクターでは、パルプ・紙、空運業、保険業などが上昇率上位で、ほぼ全面高。一方、海運業、鉄鋼の2業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の67%、対して値下がり銘柄は27%となっている。値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約31円押し上げた。同2位はファナック<6954>となり、オムロン<6645>、エムスリー<2413>、ヤマハ<7951>などがつづいた。一方、値下がり寄与トップはオリンパス<7733>となり1銘柄で日経平均を約2円押し下げた。同2位は東エレク<8035>となり、DOWA<5714>、川崎汽船<9107>、コナミHD<9766>などがつづいた。*11:30現在日経平均株価  28446.81(+357.27)値上がり銘柄数 199(寄与度+365.18)値下がり銘柄数  25(寄与度-7.91)変わらず銘柄数  1○値上がり上位銘柄コード  銘柄         直近価格       前日比 寄与度<9983> ファーストリテ    73400         880 +31.69<6954> ファナック       24440         450 +16.21<6645> オムロン        10820         440 +15.85<2413> エムスリー       7559         158 +13.66<7951> ヤマハ          6790         300 +10.80<4543> テルモ          4669          72 +10.37<9984> ソフトバンクG     6227          46 +9.94<4503> アステラス薬     1907.5         50.5 +9.09<6971> 京セラ          6968         122 +8.79<6976> 太陽誘電         6480         240 +8.64<4519> 中外薬          4385          77 +8.32<9613> NTTデータ        2024          43 +7.74<9433> KDDI           3405          35 +7.56<7832> バンナムHD       7849         208 +7.49<4063> 信越化         18400         195 +7.02<6367> ダイキン        27595         190 +6.84<6857> アドバンテ       9610          90 +6.48<4021> 日産化学         6340         170 +6.12<3659> ネクソン         2094          84 +6.05<6301> コマツ          2813        150.5 +5.42○値下がり上位銘柄コード  銘柄         直近価格       前日比 寄与度<7733> オリンパス       2296        -15.5 -2.23<8035> 東エレク        47190         -50 -1.80<5714> DOWA           4735         -95 -0.68<9107> 川崎船          5370         -140 -0.50<9766> コナミHD         6970         -10 -0.36<4183> 三井化学         3750         -50 -0.36<9101> 郵船           8780         -90 -0.32<9008> 京王           5880         -40 -0.29<4755> 楽天グループ      1145          -7 -0.25<4689> ZHD           702.1        -14.9 -0.21<9001> 東武           2851         -20 -0.14<5401> 日本製鉄         2215         -33 -0.12<9005> 東急           1509          -6 -0.11<7201> 日産自           576         -2.5 -0.09<9009> 京成           3380          -5 -0.09<5411> JFEHD           1766         -19 -0.07<9020> JR東日本         7420         -11 -0.04<7261> マツダ           950          -5 -0.04<7752> リコー          1119          -1 -0.04<9007> 小田急          2562          -2 -0.04 <CS> 2021/09/01 12:45 みんかぶニュース 個別・材料 テレ東HDが反発、AT-X株式を追加取得し完全子会社化  テレビ東京ホールディングス<9413.T>が反発している。8月31日の取引終了後、同社グループが52.6%の株式を保有し、アニメ専門のCS放送「AT-X」を運営するエー・ティー・エックス(東京都港区)の株式を追加取得し、完全子会社化したと発表しており、これが好材料視されている。  今回の完全子会社化により、テレビ東京グループの成長戦略の柱であるアニメビジネスを機動的に展開することが可能となる。これまでエー・ティー・エックスはCS放送を中心に独自のアニメビジネスを手掛けてきたが、今後はテレビ東京との連携を密にしながら、CS放送だけではなくライツ事業を含めた多角的なアニメビジネスをスピーディーに進めるとしている。なお、同件による22年3月期業績への影響は軽微としている。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/01 12:37 新興市場スナップショット 海帆---ストップ安、株主優待制度を一時休止、時短営業や業績を考慮 ストップ安。株主優待制度を一時休止して今月30日を基準日とした優待実施を見送ると発表し、嫌気されている。緊急事態宣言などの発出を受けて店舗の時短営業や臨時休業が続いており、22年3月期第1四半期の業績(営業損益は1.78億円の赤字)なども考慮した上で財務状況の改善を行うことが第一であると判断したとしている。一方、送付済みの優待券の利用期限は再度延長し、22年3月31日(券面記載は21年6月30日)までとする。 <TY> 2021/09/01 12:35 注目トピックス 日本株 ハウスドゥ---東京スター銀行とニーズマッチングでの業務提携を発表 ハウスドゥ<3457>は1日、ハウス・リースバックをはじめとする不動産売買等の不動産情報の取り扱いに関し、東京スター銀行(以下同銀行)と業務提携をしたことを発表。住みながら自宅を売却できるハウス・リースバックは、老後資金など特に高齢者の資金調達方法として注目されており、同銀行においては、リバースモーゲージの保証事業の提携に続き、本件でも業務提携を行うこととなったとしている。今後も多くの金融機関との提携を実現させることで、市場のニーズが高まるシニア層に向けた商品の拡充と、不動産を活用したサービスの提供で、日本経済活性化への貢献を目指す考え。 <ST> 2021/09/01 12:34 みんかぶニュース 投資家動向 <個人投資家の予想> 09月01日 12時 ■ 買い予想数上昇(最新48時間) (銘柄コード) 銘柄   市場    [ 割安/割高 ] (3807) フィスコ     東証JASDAQ(グロース) [ 割高 ] (8103) 明和産業     東証1部       [ 割高 ] (6898) トミタ電機    東証JASDAQ(スタンダード) [ 割高 ] (4238) ミライアル    東証1部       [ 割高 ] (6430) ダイコク電機   東証1部       [ 割高 ] ■ 売り予想数上昇(最新48時間) (銘柄コード) 銘柄   市場    [ 割安/割高 ] (6173) アクアライン   東証マザーズ     [ 割高 ] (3133) 海帆       東証マザーズ     [ 分析中 ] (6951) 日本電子     東証1部       [ 割高 ] (3031) ラクーンHD   東証1部       [ 割安 ] (9919) 関西スーパ    東証1部       [ 割高 ] 出所:MINKABU PRESS 2021/09/01 12:32 みんかぶニュース 個別・材料 サンフロ不が反発、センシンロボティクスと資本・業務提携  サンフロンティア不動産<8934.T>が反発している。午前11時ごろ、ロボティクス×AIで社会課題の解決を目指すセンシンロボティクス(東京都渋谷区)と、不動産業界における攻めのデジタルトランスフォーメーション(DX)に関して資本・業務提携したと発表しており、これが好材料視されている。  今回の提携により、センシンロボが運用する現場の情報を360°パノラマVRで管理できるクラウドアプリケーション「SENSYN 360」と、サンフロ不が持つ都心・中小型オフィスビルに関する現場ナレッジを掛け合わせることで、建設、プロパティマネジメント、ビルマネジメント領域における遠隔管理コラボレーションツールを共同開発する。また、センシンロボの高度なAI技術と、サンフロ不が保有する膨大な不動産の各種点検履歴を活用したAI開発も行うとしている。なお、資本提携は、センシンロボが第三者割当増資により新株式を発行し、サンフロ不がその総数を引き受けたという。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/01 12:32 みんかぶニュース 市況・概況 東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値比で横ばい圏  後場寄り付きの東京株式市場では、日経平均株価は前営業日比350円高前後と前場終値と比較して横ばい圏で推移。外国為替市場では1ドル=110円10銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/01 12:31 みんかぶニュース 為替・FX 午前:債券サマリー 先物は続落、長期金利0.025%に上昇  1日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。前日のドイツ長期債長期が上昇したことが影響し、円債も売りが優勢だった。  前日の8月31日のドイツ債長期金利は上昇。欧州中央銀行(ECB)が量的金融緩和の縮小を早期に実施するとの見方が台頭したことが背景。これが波及するかたちで、債券先物は続落してスタートした。また、この日の日経平均株価が上昇したことも重荷となり、3日の米国市場で8月の米雇用統計の発表を控えていることから様子見ムードが広がりやすく戻りは鈍かった。  午前11時の先物9月限の終値は前日比12銭安の152円04銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べ0.005%上昇の0.025%だった。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/01 12:24 みんかぶニュース 市況・概況 「2021年のIPO」が8位にランク、明日から9月の新規上場銘柄が登場<注目テーマ> ★人気テーマ・ベスト10 1 デジタルトランスフォーメーション 2 NFT 3 半導体製造装置 4 半導体 5 海運 6 医療用ガス 7 再生可能エネルギー 8 2021年のIPO 9 水素 10 EUV  みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「2021年のIPO」が8位となっている。  明日はメディア総研<9242.T>とモビルス<4370.T>が東証マザーズに新規上場し、9月IPOがスタートする。メディア総研は福岡証券取引所Qボードにも上場する。9月は14社のIPOが予定されており、昨年同月に比べ5社の増加と高水準の上場が続く。メディア総研は高等専門学校(高専)、理工系大学生向け就職活動支援事業を手掛ける。モビルスは、コンタクトセンター向けSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)ソリューションを展開する。全体相場が上昇基調となるなか、両社ともに堅調なスタートが期待されている。  9月IPOでは22日に東証1部に上場するシンプレクス・ホールディングス<4373.T>や29日に東証マザーズに上場するセーフィー<4375.T>が大型銘柄として関心を集めている。また、22日のコアコンセプト・テクノロジー<4371.T>や29日のプロジェクトカンパニー<9246.T>などデジタルトランスフォーメーション(DX)関連銘柄の動向も注目されている。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/01 12:20 注目トピックス 日本株 【M&A速報:2021/09/01(1)】アスパラントグループ、三菱商事子会社の興人フィルム&ケミカルズを買収 ■アスパラントグループ、三菱商事<8058>子会社の興人フィルム&ケミカルズを買収■アジア開発キャピタル<9318>、東京機械製作所<6335>経営陣との面談結果等を発表■バリュエンスHD<9270>子会社のバリュエンスジャパン、バリュエンスアート&アンティークスを吸収合併■シェアサイクルサービス「チャリチャリ(Charichari)」運営のneuet、えんHDを引受先として第三者割当増資を実施■サンフロンティア不動産<8934>、ロボティクス×AIで社会課題の解決を目指すセンシンロボティクスと資本業務提携■カメイ<8037>、シンガポールの青果輸入卸販売のEGグループを買収へ■INCJ、次世代DNAシークエンサー開発のクオンタムバイオシステムズ解散決議により同社への支援決定を撤回■パーソナルトレーニング事業のチキンジム、スポーツビジネス領域で個人・法人向け人材・教育・PRサービス展開のHALF TIMEに出資■家庭用プラズマエアシャワー美顔器開発の傳心堂(DENSHINDO)、資金調達を実施■YouTuber等インフルエンサーエージェント事業のアナライズログ、朝日放送テレビと配信事業で資本業務提携■コスプレイヤーをファンがサポートするためのプラットフォーム「Otasuke!」展開のOtaCute、第三者割当増資を実施■七十七キャピタル2号ファンド、微細藻類・関連商品製造業のイービス藻類産業研究所に出資■「エステプロ・ラボ」ブランド展開のプロラボHD、マグマスパジャパンから溶岩浴スタジオ「INSEA」を承継■アバターアプリ「ポケコロ」等展開のココネの子会社cocone connect、ジークレストからアバターサービス「セルフィ」を承継■中央魚類<8030>、持ち分法適用会社である東京北魚の保有株全てを同社に譲渡■アイセイ薬局、東京都青梅市の調剤薬局1店舗を慶事会に譲渡■ICTインフラ提供の富士通エフサス、カスタマサービス子会社を再編・統合■ダイサン<4750>、土木工事積算システム「土木マスター」提供のシステムイン国際を買収■Global Hiring Tech企業のfreecracy、Bridge Roundで資金調達を実施■A&KCソリューションズ、「A&KCメザニン・ファイナンス1号投資事業有限責任組合」を125.17億円に増額■メディアリサイクル店「駿河屋」運営のエーツー、UDSコーポレート・メザニン4号投資事業有限責任組合を引受先として増資を実施■WEBマーケティングに必要なクリエイティブ制作サービス「AIR Design」提供のガラパゴス、シリーズAで約11億円の資金調達を実施■サプライチェーンリスク管理プラットフォーム運営のResilire、1.5億円の資金調達を実施■ライフパートナーAIアプリ「PATONA」運営のCapex、総額1.3億円の資金調達を実施■日本管財<9728>、ヒューマントラストキャピタル傘下でBPO事業のネオトラストを買収■JMDC<4483>、医師同士の質問解決プラットフォーム「AntaaQA」提供のアンターを買収■ニチレイ<2871>、献立自動生成アプリ「me:new」運営のミーニューを買収 食の好み分析に基づくデータサービス事業を推進■北日本紡績<3409>、プラスチックリサイクル再生販売等の東樺化成からプラスチックペレット製造販売事業を承継■パーク24<4666>、韓国で24時間無人時間貸駐車場を展開するGS PARK24の保有株50%全てを譲渡【ニュース提供・MARR Online(マールオンライン)】 <CS> 2021/09/01 12:19 注目トピックス 市況・概況 後場に注目すべき3つのポイント~月末アノマリー打破で様相一変、楽観ムードの先にリスクはないか? 9月1日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は大幅続伸、月末アノマリー打破で様相一変、楽観ムードの先にリスクはないか?・ドル・円はしっかり、日本株高で円売り・値上がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位がファナック<6954>■日経平均は大幅続伸、月末アノマリー打破で様相一変、楽観ムードの先にリスクはないか?日経平均は大幅続伸。357.27円高の28446.81円(出来高概算5億5763万株)で前場の取引を終えている。8月31日の米株式市場でのNYダウは39.11ドル安(-0.11%)と小幅続落。8月の消費者信頼感指数やシカゴ購買部協会景気指数が予想を下回ったことに加え、月末の持ち高調整の売りが上値を抑えた。一方、金融緩和長期化への期待から下値は限定的だった。ナスダック総合指数は0.04%安と小幅に反落した。米主要株価3指数は揃って軟調に終わったものの、取引開始前に発表された4-6月期法人企業統計で設備投資が5四半期ぶりのプラスとなり、市場予想も上回ったことが好感され、本日の日経平均は89.50円高の28179.04円と小幅続伸でスタート。そのまま28445.13円まで大きく上値を伸ばした。その後一時伸び悩んだが、前場中頃からは再度騰勢を強め、28446.81円と本日の高値で前場を終えている。個別では、キャシー・ウッド氏率いるアーク・インベストメントが8月半ば以降、ほぼ毎日買い増していると一部で伝わったコマツ<6301>が大幅高。上半期の業績・配当予想を上方修正したミライアル<4238>、半導体製造装置の大口受注を獲得した岡本工<6125>がそれぞれ急伸。また、大幅増配を発表した明和産業<8103>はストップ高買い気配となっている。一方、公募増資や売出を発表した日本電子<6951>、上方修正後の通期計画が市場予想に届かなかったトリケミカル<4369>、米系大手証券による格下げが観測されたイリソ電子<6908>などが大幅に下落。第1四半期が2桁の営業減益となったラクーンHD<3031>はストップ安となっている。東証1部の主力では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、トヨタ<7203>、ソニーG<6758>、アドバンテスト<6857>などが堅調。任天堂<7974>、キーエンス<6861>、三菱UFJ<8306>、村田製<6981>、ファナック<6954>、ルネサス<6723>、NTT<9432>、SUMCO<3436>、塩野義<4507>、中外薬<4519>、エムスリー<2413>、神戸物産<3038>、安川電機<6506>、ANA<9202>、JAL<9201>、SMC<6273>などは大幅上昇。オムロン<6645>は大幅高で上場来高値を、太陽誘電<6976>は大幅高で年初来高値をそれぞれ更新している。一方、前日にまで賑わっていた海運大手や鉄鋼大手は利益確定売りで小休止となっている。セクターでは、パルプ・紙、空運業、保険業などが上昇率上位で、ほぼ全面高。一方、海運業、鉄鋼の2業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の67%、対して値下がり銘柄は27%となっている。前日の日経平均は12カ月ぶりに月末最終営業日の株安アノマリーを破り、節目の28000円も突破した。それまで相場のムードは良くなかっただけに、このアノマリー破りは非常に印象的で、今後の年後半相場への転換点となる可能性がありそうだ。本日も、前日急伸の反動安が想定されてはいたが、良い意味で裏切る形で非常に強い動きを続けている。前引け時点での売買高・売買代金からもかなり膨らんでおり、商いは活況のようだ。これまで日本株の上値を抑えてきた大きな要因としては、新型コロナウイルスの感染動向、政局不透明感、景気減速懸念などが挙げられていた。新型コロナ感染動向については、社会的にはピークアウト等の議論するのは憚られるが、株式市場ではすでにそうした兆しを捉えてポジティブな方向に転換してきているようだ。実際、全国の中でも先行性の高い東京都の新規感染者数は、30日には1915人と、約1カ月ぶりに2000人を下回った。31日は2909人だったが、8月第3週の5000人台と比べると確かに水準としては高くても、モメンタムとしてはピークアウトしたと捉えられそうだ。政局不透明感については、菅首相が二階幹事長の交代を含む自民党執行部の顔ぶれを来週にも刷新すると伝わっている。また、人事を行って党の求心力を高めたうえで9月中旬にも衆院解散に踏み切る意向とも報道されている。こうした事態を受けて、政権求心力の回復や経済対策への期待が高まってきているほか、衆院選に向けては日本株が上昇しやすいというアノマリーなども意識されているようだ。景気減速懸念については、米サプライマネジメント協会(ISM)発表の製造景況指数、中国製造業購買担当者景気指数(PMI)のモメンタム鈍化や、日本株と連動性の高い米長期金利の低下などが背景にあると考えられてきた。ただ、日経平均が2月の30714.52円から8月の26954.81円まで半年以上かけて調整した値幅を考慮すると、指標のモメンタム鈍化はすでに十分に織り込んだともいえる。水準としては、米製造業ISMは今後も50台後半の高水準が続くと予想されるほか、50ギリギリまで低下した中国製造業PMIも、緩やかながらマクロ政策が緩和方向に転じつつあるなか、底打ち感が強まってきたともいえる。このように、今まで日本株の上値抑制要因として働いてきた大きな要素が最悪期を脱したのであれば、昨日、今日の株高ムードも一過性のものではないのかもしれない。勿論、デルタ株に変わる新たな変異株拡大の可能性や経済対策が小粒に留まる可能性などもある。また、景気減速の捉え方についても、水準でなくあくまでモメンタムで景気減速を捉える向きが多ければ、上述の背景を理由とした株高演出は難しいだろう。他方、前日に発表された6月の米S&P・コアロジック/ケース・シラー住宅価格指数は、前月に続き過去30年余りで最大の伸びを示した。前年比18%以上の伸びで、リーマンショック前の住宅バブル期を超える勢いだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は依然として「(過度な)インフレは一過性」との姿勢を維持しているが、想定以上にインフレが長期化する可能性や、インフレ懸念による個人消費鈍化が引き起こす景気減速といった可能性もあるだろう。前日には、欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバーであるクノット・オランダ中銀総裁はユーロ圏のインフレ見通しがすでに著しく改善したことで、ECBによる刺激策の即時減速とパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の来年3月終了を正当化できる可能性があるとも指摘したという。程度の差こそあれど、インフレが想定以上に強まっているのは米国だけでなく、欧州も同様のようだ。世界的に長期化した緩和政策がもたらす弊害が今後徐々に表れてくる可能性は十分にあるだろう。足元で楽観ムードが強まってはいるが、リスクはいつもすぐ傍にあることに留意したい。なお、今晩は米国で8月ADP全米雇用リポート、ISM製造業景況指数が発表予定だ。週末の米雇用統計も結局は株高材料として捉えられる可能性が高そうだが、28500円近辺まで一気に上げてきた日経平均はここから、目先の目標達成感もあり、しばし様子見ムードに入ると想定しておきたい。■ドル・円はしっかり、日本株高で円売り9月1日午前の東京市場でドル・円はしっかりの値動きとなり、109円後半から110円台に浮上した。日経平均株価が徐々に上げ幅を拡大し、日本株高を好感した円売りが主要通貨を押し上げた。一方、米10年債利回りの上昇で、ドル買いが観測されている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円99銭から110円24銭、ユーロ・円は129円88銭から130円11銭、ユーロ・ドルは1.1801ドルから1.1812ドル。■後場のチェック銘柄・クシム<2345>、ケアサービス<2425>など、8銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値上がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位がファナック<6954>■経済指標・要人発言【経済指標】・日・4-6月期法人企業統計調査・全産業設備投資:前年比+5.3%(予想:+3.5%、1-3月期:-7.8%)・豪・4-6月期GDP:前年比+9.6%(予想:+9.1%、1-3月期:+1.1%)・中・8月財新製造業PMI:49.2(予想:50.1、7月:50.3)【要人発言】・菅首相「最優先はコロナ対策であり、今のような厳しい状況では解散できない」・若田部日銀副総裁「米金融引き締め局面によって日銀が政策を調整することはない」「時期尚早に緩和的な環境を引き締めないことが肝要」<国内>特になし<海外>・15:00 独・7月小売売上高(前月比予想:-1.0%、6月:+4.5%) <CS> 2021/09/01 12:18 後場の投資戦略 月末アノマリー打破で様相一変、楽観ムードの先にリスクはないか? [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28446.81;+357.27TOPIX;1980.20;+19.50[後場の投資戦略] 前日の日経平均は12カ月ぶりに月末最終営業日の株安アノマリーを破り、節目の28000円も突破した。それまで相場のムードは良くなかっただけに、このアノマリー破りは非常に印象的で、今後の年後半相場への転換点となる可能性がありそうだ。本日も、前日急伸の反動安が想定されてはいたが、良い意味で裏切る形で非常に強い動きを続けている。前引け時点での売買高・売買代金からもかなり膨らんでおり、商いは活況のようだ。 これまで日本株の上値を抑えてきた大きな要因としては、新型コロナウイルスの感染動向、政局不透明感、景気減速懸念などが挙げられていた。新型コロナ感染動向については、社会的にはピークアウト等の議論するのは憚られるが、株式市場ではすでにそうした兆しを捉えてポジティブな方向に転換してきているようだ。実際、全国の中でも先行性の高い東京都の新規感染者数は、30日には1915人と、約1カ月ぶりに2000人を下回った。31日は2909人だったが、8月第3週の5000人台と比べると確かに水準としては高くても、モメンタムとしてはピークアウトしたと捉えられそうだ。 政局不透明感については、菅首相が二階幹事長の交代を含む自民党執行部の顔ぶれを来週にも刷新すると伝わっている。また、人事を行って党の求心力を高めたうえで9月中旬にも衆院解散に踏み切る意向とも報道されている。こうした事態を受けて、政権求心力の回復や経済対策への期待が高まってきているほか、衆院選に向けては日本株が上昇しやすいというアノマリーなども意識されているようだ。 景気減速懸念については、米サプライマネジメント協会(ISM)発表の製造景況指数、中国製造業購買担当者景気指数(PMI)のモメンタム鈍化や、日本株と連動性の高い米長期金利の低下などが背景にあると考えられてきた。ただ、日経平均が2月の30714.52円から8月の26954.81円まで半年以上かけて調整した値幅を考慮すると、指標のモメンタム鈍化はすでに十分に織り込んだともいえる。水準としては、米製造業ISMは今後も50台後半の高水準が続くと予想されるほか、50ギリギリまで低下した中国製造業PMIも、緩やかながらマクロ政策が緩和方向に転じつつあるなか、底打ち感が強まってきたともいえる。 このように、今まで日本株の上値抑制要因として働いてきた大きな要素が最悪期を脱したのであれば、昨日、今日の株高ムードも一過性のものではないのかもしれない。 勿論、デルタ株に変わる新たな変異株拡大の可能性や経済対策が小粒に留まる可能性などもある。また、景気減速の捉え方についても、水準でなくあくまでモメンタムで景気減速を捉える向きが多ければ、上述の背景を理由とした株高演出は難しいだろう。 他方、前日に発表された6月の米S&P・コアロジック/ケース・シラー住宅価格指数は、前月に続き過去30年余りで最大の伸びを示した。前年比18%以上の伸びで、リーマンショック前の住宅バブル期を超える勢いだ。 米連邦準備制度理事会(FRB)は依然として「(過度な)インフレは一過性」との姿勢を維持しているが、想定以上にインフレが長期化する可能性や、インフレ懸念による個人消費鈍化が引き起こす景気減速といった可能性もあるだろう。 前日には、欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバーであるクノット・オランダ中銀総裁はユーロ圏のインフレ見通しがすでに著しく改善したことで、ECBによる刺激策の即時減速とパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の来年3月終了を正当化できる可能性があるとも指摘したという。 程度の差こそあれど、インフレが想定以上に強まっているのは米国だけでなく、欧州も同様のようだ。世界的に長期化した緩和政策がもたらす弊害が今後徐々に表れてくる可能性は十分にあるだろう。足元で楽観ムードが強まってはいるが、リスクはいつもすぐ傍にあることに留意したい。 なお、今晩は米国で8月ADP全米雇用リポート、ISM製造業景況指数が発表予定だ。週末の米雇用統計も結局は株高材料として捉えられる可能性が高そうだが、28500円近辺まで一気に上げてきた日経平均はここから、目先の目標達成感もあり、しばし様子見ムードに入ると想定しておきたい。 <AK> 2021/09/01 12:16

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