注目トピックス 市況・概況
14日の米国市場ダイジェスト:NYダウ1ドル高、中国の経済封鎖を警戒
配信日時:2022/03/15 07:39
配信元:FISCO
■NY株式:NYダウ1ドル高、中国の経済封鎖を警戒
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は1.05ドル高の32945.24ドル、ナスダックは262.59ポイント安の12581.22で取引を終了した。ロシアとウクライナの第4回目の停戦交渉を控え、期待感に寄り付き後、上昇。しかし、交渉が15日まで中断されたほか、連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げを警戒し、下落に転じた。中国の一部地域が新型コロナ流行拡大で経済封鎖されたため世界経済の鈍化懸念も再燃し、さらなる売り圧力となった。引けにかけ、金融などの上昇が支えとなり、ダウはプラス圏を回復。金利の上昇を嫌気したハイテク株の売りは続き、ナスダックは終日軟調となった。セクタ—別では商業・専門サービス、銀行が上昇した一方で、半導体・同製造装置、自動車・自動車部品が下落。
銀行のシティグループ(C)やJPモルガン(JPM)はFRBの利上げによる金利収入増加期待にそれぞれ上昇。また、バイオのモデルナ(MRNA)や製薬会社のファイザー(PFE)は中国の新型コロナ再流行で、ワクチン需要増の思惑に買われた。一方で、携帯端末のアップル(AAPL)は中国の深センのアイフォーン生産工場が新型コロナ感染拡大を受けた都市閉鎖の影響で操業停止となったため、下落。また、住宅建設会社のレナー(LEN)やトールブラザーズ(TOL)は住宅ローン金利の上昇で需要が鈍化するとの懸念にそれぞれ売られた。自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)やフォード(F)はアナリストの投資判断引き下げで下落。
NY原油先物は中国の都市封鎖の影響を受けた需要鈍化懸念に、一時100ドルを割り込んだ。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米長期金利上昇でドル・円は一段高、一時118円22銭
14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、117円83銭から118円22銭まで上昇し、118円15銭で引けた。今週開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、日米金利差拡大を織り込むドル買い・円売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.0935ドルから1.0994ドルまで上昇し、1.0949ドルで引けた。ロシアとウクライナの停戦交渉4回目への期待にユーロの買戻しが優勢となった。ユーロ・円は128円99銭から129円71銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3080ドルまで上昇後、1.3001ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9340フランへ弱含んだのち0.9385フランまで上昇した。
■NY原油:反落で103.01ドル、一時100ドルを下回る
NY原油先物4月限は、反落(NYMEX原油4月限終値:103.01 ↓6.32)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-6.32ドルの103.01ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは99.76ドル-109.72ドル。アジア市場の序盤に109.72ドルまで買われたが、利食い売りが強まり、ニューヨーク市場の序盤で一時99.76ドルまで下落。ただ、ウクライナ情勢は流動的であり、103ドル台前半まで戻している。通常取引終了後の時間外取引では主に102ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 41.20ドル +0.87ドル(+2.16%)
モルガン・スタンレー(MS) 84.72ドル -0.46ドル(-0.54%)
ゴールドマン・サックス(GS)324.98ドル -2.02ドル(-0.62%)
インテル(INTC) 44.40ドル -1.43ドル(-3.12%)
アップル(AAPL) 150.62ドル -4.11ドル(-2.66%)
アルファベット(GOOG) 2534.82ドル -74.69ドル(-2.86%)
フェイスブック(FB) 186.63ドル -0.98ドル(-0.52%)
キャタピラー(CAT) 215.44ドル +0.61ドル(+0.28%)
アルコア(AA) 73.50ドル -5.54ドル(-7.01%)
ウォルマート(WMT) 144.05ドル +1.98ドル(+1.39%) <ST>
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は1.05ドル高の32945.24ドル、ナスダックは262.59ポイント安の12581.22で取引を終了した。ロシアとウクライナの第4回目の停戦交渉を控え、期待感に寄り付き後、上昇。しかし、交渉が15日まで中断されたほか、連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げを警戒し、下落に転じた。中国の一部地域が新型コロナ流行拡大で経済封鎖されたため世界経済の鈍化懸念も再燃し、さらなる売り圧力となった。引けにかけ、金融などの上昇が支えとなり、ダウはプラス圏を回復。金利の上昇を嫌気したハイテク株の売りは続き、ナスダックは終日軟調となった。セクタ—別では商業・専門サービス、銀行が上昇した一方で、半導体・同製造装置、自動車・自動車部品が下落。
銀行のシティグループ(C)やJPモルガン(JPM)はFRBの利上げによる金利収入増加期待にそれぞれ上昇。また、バイオのモデルナ(MRNA)や製薬会社のファイザー(PFE)は中国の新型コロナ再流行で、ワクチン需要増の思惑に買われた。一方で、携帯端末のアップル(AAPL)は中国の深センのアイフォーン生産工場が新型コロナ感染拡大を受けた都市閉鎖の影響で操業停止となったため、下落。また、住宅建設会社のレナー(LEN)やトールブラザーズ(TOL)は住宅ローン金利の上昇で需要が鈍化するとの懸念にそれぞれ売られた。自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)やフォード(F)はアナリストの投資判断引き下げで下落。
NY原油先物は中国の都市封鎖の影響を受けた需要鈍化懸念に、一時100ドルを割り込んだ。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米長期金利上昇でドル・円は一段高、一時118円22銭
14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、117円83銭から118円22銭まで上昇し、118円15銭で引けた。今週開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、日米金利差拡大を織り込むドル買い・円売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.0935ドルから1.0994ドルまで上昇し、1.0949ドルで引けた。ロシアとウクライナの停戦交渉4回目への期待にユーロの買戻しが優勢となった。ユーロ・円は128円99銭から129円71銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3080ドルまで上昇後、1.3001ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9340フランへ弱含んだのち0.9385フランまで上昇した。
■NY原油:反落で103.01ドル、一時100ドルを下回る
NY原油先物4月限は、反落(NYMEX原油4月限終値:103.01 ↓6.32)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-6.32ドルの103.01ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは99.76ドル-109.72ドル。アジア市場の序盤に109.72ドルまで買われたが、利食い売りが強まり、ニューヨーク市場の序盤で一時99.76ドルまで下落。ただ、ウクライナ情勢は流動的であり、103ドル台前半まで戻している。通常取引終了後の時間外取引では主に102ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 41.20ドル +0.87ドル(+2.16%)
モルガン・スタンレー(MS) 84.72ドル -0.46ドル(-0.54%)
ゴールドマン・サックス(GS)324.98ドル -2.02ドル(-0.62%)
インテル(INTC) 44.40ドル -1.43ドル(-3.12%)
アップル(AAPL) 150.62ドル -4.11ドル(-2.66%)
アルファベット(GOOG) 2534.82ドル -74.69ドル(-2.86%)
フェイスブック(FB) 186.63ドル -0.98ドル(-0.52%)
キャタピラー(CAT) 215.44ドル +0.61ドル(+0.28%)
アルコア(AA) 73.50ドル -5.54ドル(-7.01%)
ウォルマート(WMT) 144.05ドル +1.98ドル(+1.39%) <ST>
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