注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~内需やディフェンシブ株へのシフトを見極め~
配信日時:2025/12/16 08:55
配信元:FISCO
*08:55JST 前場に注目すべき3つのポイント~内需やディフェンシブ株へのシフトを見極め~
16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■内需やディフェンシブ株へのシフトを見極め
■グッドコムA、25/10営業利益 46.2%減 29.35億円、26/10予想 163.3%増 77.29億円
■日立<6501>インドに昇降機工場、中・低価格帯を拡販
内需やディフェンシブ株へのシフトを見極め
16日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。15日の米国市場は、NYダウが41ドル安、ナスダックは137ポイント安だった。次期米連邦準備理事会(FRB)議長が率いるハト派寄りの政策を期待した買いが先行した。その後、NY連銀製造業景気指数や米住宅市場指数の結果を受けて、成長懸念が強まり下落に転じた。ハイテク株のバブル懸念や11月の米雇用統計の発表を控えていることも手掛けにくくさせた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円安の50095円。円相場は1ドル=155円20銭台で推移している。
シカゴ日経225先物清算値にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時49910円まで売られる場面もみられたが、5万円はキープして終えている。引き続き5万円近辺では押し目待ち狙いの買いが意識されやすく、底堅さがみられそうである。足元で支持線として意識されている25日線(50100円)辺りでの攻防が続くとみられ、まずは売り一巡後の底堅さを見極める必要はあるだろう。
また、前週決算を発表した米オラクルやブロードコムの下げが続いており、米国では半導体・AI関連株に対するバブル懸念が高まっていることで、他の銘柄にシフトする動きがみられている。昨日の東京市場においてもアドバンテスト<6857>やソフトバンクG<9984>の弱さが目立つ一方で、金融や自動車株などが買われており、東証プライムの7割超の銘柄が上昇していた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の出直りがみられないと日経平均株価のリバウンドは期待しにくいところであるが、内需やディフェンシブ株へのシフトがみられるようだと、センチメントが悪化することはなさそうだ。
AI関連株の動向を睨みながらの展開が意識されるなか、出遅れ感のある内需系へのシフトが続くかを見極めたいところである。その他は決算など個別に材料のある銘柄への短期的な売買が中心になりそうであり、15日の取引終了後に決算を発表したところでは、フロンティアI<7050>、トーシンHD<9444>、クシム<2345>、テクノフレックス<3449>、ジェネパ<3195>、tripla<5136>、クロスフォー<7810>、グッドコムA<3475>、ドリーム・アーツ<4811>、GA TECH<3491>、ミガロHD<5535>、クラシコム<7110>、アセンテック<3565>、ギフトHD<9279>が注目される。また、NSグループ<471A>が東証プライムに上場する。
■グッドコムA、25/10営業利益 46.2%減 29.35億円、26/10予想 163.3%増 77.29億円
グッドコムA<3475>が発表した2025年10月期の連結業績は、売上高が前期比8.7%減の545億8100万円、営業利益は同46.2%減の29億3500万円だった。2026年10月期の連結業績は、売上高が前期比45.3%増の792億8100万円、営業利益は同163.3%増の77億2900万円を計画。コンセンサスを上回る計画となる。
■前場の注目材料
・米長期金利が低下
・高市早苗内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・日立<6501>インドに昇降機工場、中・低価格帯を拡販
・村田製作所<6981>高効率DC電源参入、AI向け来年量産
・住友重<6302>住重イオンテクノ、「半導体装置」27年度4倍、増産体制構築
・JAL<9201>ANAと空港で無人貨物搬送、豊田織機製などの自動運転トラクター導入
・伊藤忠<8001>米太陽光に出資、7万世帯分の再生可能エネルギーを供給
・三井物産<8031>米地熱新興に出資、次世代発電技術の開発強化
・ローツェ<6323>搬送用ロボハンド開発、ウエハー3種に対応
・NITTOKU<6145>片岡製作所の再建支援、ペロブスカイト強化
・三井倉庫HD<9302>三井E&Sなど3社で、AIで港湾作業計画、コンテナ配置実証
・ホーチキ<6745>大成建設と、人流・火災情報を連携、最適な避難誘導・混雑緩和
・川崎重工<7012>液化水素輸送向け船陸間継手、技術認証を取得
・大日本印刷<7912>埼玉・久喜にTGVガラスコア基板の新ライン
・ソニーG<6758>新技術披露イベント開く、エンタメ創出へクリエーター800人
・セイコーG<8050>セイコーインスツル、音叉型振動子33%小型化、世界最小、来春量産
・日本製鉄<5401>見えてきた「1億トン・1兆円」、“世界一”復権へ
・日東紡<3110>台湾社と、ガラスクロス織布で協業、AIサーバー向け供給増
・飛島HD<256A>飛島建設、自律四足歩行ロボ活用、巡回点検、施工管理高度化
・中外製薬<4519>米に新拠点開設、外部連携を強化
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<NH>
■内需やディフェンシブ株へのシフトを見極め
■グッドコムA、25/10営業利益 46.2%減 29.35億円、26/10予想 163.3%増 77.29億円
■日立<6501>インドに昇降機工場、中・低価格帯を拡販
内需やディフェンシブ株へのシフトを見極め
16日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。15日の米国市場は、NYダウが41ドル安、ナスダックは137ポイント安だった。次期米連邦準備理事会(FRB)議長が率いるハト派寄りの政策を期待した買いが先行した。その後、NY連銀製造業景気指数や米住宅市場指数の結果を受けて、成長懸念が強まり下落に転じた。ハイテク株のバブル懸念や11月の米雇用統計の発表を控えていることも手掛けにくくさせた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円安の50095円。円相場は1ドル=155円20銭台で推移している。
シカゴ日経225先物清算値にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時49910円まで売られる場面もみられたが、5万円はキープして終えている。引き続き5万円近辺では押し目待ち狙いの買いが意識されやすく、底堅さがみられそうである。足元で支持線として意識されている25日線(50100円)辺りでの攻防が続くとみられ、まずは売り一巡後の底堅さを見極める必要はあるだろう。
また、前週決算を発表した米オラクルやブロードコムの下げが続いており、米国では半導体・AI関連株に対するバブル懸念が高まっていることで、他の銘柄にシフトする動きがみられている。昨日の東京市場においてもアドバンテスト<6857>やソフトバンクG<9984>の弱さが目立つ一方で、金融や自動車株などが買われており、東証プライムの7割超の銘柄が上昇していた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の出直りがみられないと日経平均株価のリバウンドは期待しにくいところであるが、内需やディフェンシブ株へのシフトがみられるようだと、センチメントが悪化することはなさそうだ。
AI関連株の動向を睨みながらの展開が意識されるなか、出遅れ感のある内需系へのシフトが続くかを見極めたいところである。その他は決算など個別に材料のある銘柄への短期的な売買が中心になりそうであり、15日の取引終了後に決算を発表したところでは、フロンティアI<7050>、トーシンHD<9444>、クシム<2345>、テクノフレックス<3449>、ジェネパ<3195>、tripla<5136>、クロスフォー<7810>、グッドコムA<3475>、ドリーム・アーツ<4811>、GA TECH<3491>、ミガロHD<5535>、クラシコム<7110>、アセンテック<3565>、ギフトHD<9279>が注目される。また、NSグループ<471A>が東証プライムに上場する。
■グッドコムA、25/10営業利益 46.2%減 29.35億円、26/10予想 163.3%増 77.29億円
グッドコムA<3475>が発表した2025年10月期の連結業績は、売上高が前期比8.7%減の545億8100万円、営業利益は同46.2%減の29億3500万円だった。2026年10月期の連結業績は、売上高が前期比45.3%増の792億8100万円、営業利益は同163.3%増の77億2900万円を計画。コンセンサスを上回る計画となる。
■前場の注目材料
・米長期金利が低下
・高市早苗内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・日立<6501>インドに昇降機工場、中・低価格帯を拡販
・村田製作所<6981>高効率DC電源参入、AI向け来年量産
・住友重<6302>住重イオンテクノ、「半導体装置」27年度4倍、増産体制構築
・JAL<9201>ANAと空港で無人貨物搬送、豊田織機製などの自動運転トラクター導入
・伊藤忠<8001>米太陽光に出資、7万世帯分の再生可能エネルギーを供給
・三井物産<8031>米地熱新興に出資、次世代発電技術の開発強化
・ローツェ<6323>搬送用ロボハンド開発、ウエハー3種に対応
・NITTOKU<6145>片岡製作所の再建支援、ペロブスカイト強化
・三井倉庫HD<9302>三井E&Sなど3社で、AIで港湾作業計画、コンテナ配置実証
・ホーチキ<6745>大成建設と、人流・火災情報を連携、最適な避難誘導・混雑緩和
・川崎重工<7012>液化水素輸送向け船陸間継手、技術認証を取得
・大日本印刷<7912>埼玉・久喜にTGVガラスコア基板の新ライン
・ソニーG<6758>新技術披露イベント開く、エンタメ創出へクリエーター800人
・セイコーG<8050>セイコーインスツル、音叉型振動子33%小型化、世界最小、来春量産
・日本製鉄<5401>見えてきた「1億トン・1兆円」、“世界一”復権へ
・日東紡<3110>台湾社と、ガラスクロス織布で協業、AIサーバー向け供給増
・飛島HD<256A>飛島建設、自律四足歩行ロボ活用、巡回点検、施工管理高度化
・中外製薬<4519>米に新拠点開設、外部連携を強化
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<NH>
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