１５日の株式相場見通し＝上値重い展開、２万５０００円台前半で売買交錯か

　１５日の東京株式市場は、強弱感対立のなかも上値の重い地合いとなることが想定され、日経平均株価は２万５０００円台前半で売り買いを交錯させそうだ。前日の欧州株市場は総じて上昇したものの、米国株市場ではＮＹダウやナスダック総合株価指数など主要株指数が上下に荒い値動きとなった。ＮＹダウは原油価格の急反落などを受け午前中は大幅高で、一時は４５０ドルあまり上昇する場面もあった。しかし、その後はＦＯＭＣの結果発表を控え、慎重なムードが漂うなか急速に値を消す展開を強いられ、大引けはほぼ横ばいで着地している。米１０年債利回りが上昇し、これがハイテク株を中心に逆風材料となっており、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は２％を超える下落となった。東京市場でもあすに判明するＦＯＭＣの結果とパウエルＦＲＢ議長の記者会見を控え、この内容を見極めたいとの思惑から積極的に買いポジションを高める動きは期待しにくい。 　１４日の米国株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比１ドル０５セント高の３万２９４５ドル２４セントとわずかながら３日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同２６２．５８８ポイント安の１万２５８１．２２０だった。 　日程面では、きょうは海外で１～２月の中国工業生産、１～２月の中国小売売上高、１～２月の中国固定資産投資、１～２月の中国不動産開発、３月のＺＥＷ独景気予測指数、３月のＮＹ連銀製造業景気指数、２月の米卸売物価指数、１月の対米証券投資などが予定される。 出所：MINKABU PRESS

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