注目トピックス 経済総合ニュース一覧
注目トピックス 経済総合
村田製作所を対象とするコール型eワラントが前日比2倍の大幅上昇(6日10:18時点のeワラント取引動向)
新規買いは原資産の株価下落が目立つコマツ<6301>コール247回 8月 3,100円を逆張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしてはメタ・プラットフォームズコール165回 8月 200米ドル、金リンク債コール397回 8月 1,850米ドル、SUBARU<7270>コール153回 8月 2,450円、三菱重工業<7011>コール191回 8月 5,500円などが見られる。上昇率上位は村田製作所<6981>コール239回 7月 9,000円(前日比2倍)、野村総合研究所<4307>コール61回 7月 4,100円(+93.8%)、ニアピン米ドルr2 1345回 7月 129円(+79.4%)、ユニ・チャーム<8113>コール124回 7月 5,200円(+71.4%)、日揮ホールディングス<1963>プット44回 7月 1,550円(+70.2%)などとなっている。(カイカ証券)
<FA>
2022/07/06 10:36
注目トピックス 経済総合
コラム【新潮流2.0】:もはや昭和ではない(マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆)
◆先月、内閣府は「令和4年版 男女共同参画白書」を発表した。特集のテーマは「家族の姿の変化・人生の多様化」。白書は、家族の姿が変化しているにもかかわらず、慣行、意識、さまざまな政策や制度などが依然として戦後の高度成長期、昭和時代のままとなっていると指摘したうえで、変化・多様化に対応した制度設計や政策が求められていると主張する。総括したメッセージは、「もはや昭和ではない」。多くのメディアに取り上げられて、ちょっとしたバズワードにもなった。◆ところが当の政府のお偉いさんが、「まるで昭和」的な発言をするのである。電力需給ひっ迫による節電の呼びかけで、萩生田経産相は「家族が別々の部屋でエアコンを使うのではなく、テレビなどひとつの部屋に集まって見てもらう試みで乗り越えていける」と語った。ちゃぶ台が置かれたお茶の間でテレビを前に一家団欒。まさに昭和の世界だ。だが今どきそんな家庭はないだろう。◆我が家を例にとると、僕がリビングでこの原稿をPCで書いている間、高校生の娘はスマホでYouTubeを、妻はタブレットでNetflixの海外ドラマをそれぞれ自室で視ている。白書が言うところの、「家族の姿の変化・人生の多様化」だ。◆萩生田大臣と僕の生年月日は3日違い。ふたりとも年齢でいえば立派な「昭和のおじさん」世代ど真ん中だが、「昭和のおじさん」は昨今あちこちで問題になっている。レオス・キャピタルワークスの藤野英人さんは、「令和4年」ではなく「昭和97年」を生きているような「昭和のおじさん」がはびこっていると言う。◆河合薫『コロナショックと昭和のおじさん社会』(日経プレミアシリーズ)は雇用や家族、人口構成のカタチが変わったにもかかわらず、昭和モデルをもとに動き続ける日本社会の問題点を活写した本だ。題名から分かる通り、主眼は個人としての「おじさん」ではなく、日本の社会全体が「昭和のおじさん」化している点にある。◆さあ、どうすればよいだろう。人は主体的に変わることは難しい。何年も‐昭和が97年間も続いているかのように‐おじさんをやってきた人が、そしてその集合体である日本社会が、自らの意識で急に変わるのは難しい。しかし外圧は社会を変え得る。今起きているインフレが、もしかしたら日本のおじさん社会を変えてくれるかもしれない。◆デフレ時代は消費でも投資でも先送りしたほうが安く手に入るので現状維持バイアスが働きやすい。デフレ環境は「昭和のおじさん」を生き残らせてきた温室なのだ。ところがこれからインフレの時代となると先送りでは対応できない。簡単な話、デフレは将来がcheapになるから動かないほうが得、インフレは将来がexpensiveになるので素早い意思決定と行動が必要となる。昭和モデルで「逃げ切り」はできないということだ。 世の中全般がそういう状況になれば自然と「昭和のおじさん」は駆逐されていくのではないか。これも日本にとってインフレがもたらすポジティブな一面であろう。マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆(出所:7/4配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より抜粋)
<FA>
2022/07/06 09:27
注目トピックス 経済総合
NYの視点:独の貿易収支、1991年来の赤字に転落、域内リセッション懸念にユーロ・ドル相場パリティ予想も
ドイツの5月貿易収支は‐10億ユーロと1991年ぶりの赤字で、赤字幅は過去最高となった。輸出が前年比+11.7%、輸入は前年比+27.8%。長期にわたりドイツ経済は輸出がけん引してきたが、ここにきて、ウクライナ戦争などでエネルギー、食品価格の高騰で輸入が膨らんだ。ウクライナ戦争により、欧州が対ロ制裁を強化。ロシアは報復措置として、欧州への天然ガスの供給を減らしているため、欧州はコストがかかる代替措置を余儀なくされている。また、ウクライナは欧州にとり重要な輸出国であったが、戦争により輸出がままならない。欧州最大ドイツの貿易収支が赤字に転落、経済を脅かすためで、欧州経済が12カ月内に景気後退入りするとの懸念が一段と強まった。欧州中央銀行(ECB)も高インフレ対処で想定されているペースでの利上げ実施が困難との見方にユーロ売りに拍車がかかった。欧米の金利差拡大で、ユーロ・ドル相場が1.000ドルまで下落するとの見方も強まりつつある。
<FA>
2022/07/06 07:31
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は売り先行もプラス圏回復、米国の対中関税の緩和期待で
5日の上海総合指数は売り先行。前日比0.17%安の3381.81ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時54分現在、0.14%高の3410.28ptで推移している。米国の対中関税が緩和されるとの期待が好感されているもようだ。また、景気対策への期待なども引き続き支援材料。一方、一部地域で新型コロナウイルス感染が再拡大していることが警戒されている。
<AN>
2022/07/05 10:58
注目トピックス 経済総合
サイバーエージェントを対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(5日10:00時点のeワラント取引動向)
新規買いは原資産の株価上昇が目立つKDDI<9433>コール265回 8月 4,500円を順張りで買う動きなどが見られる。上昇率上位はサイバーエージェント<4751>コール207回 7月 1,650円(+50.0%)、JT<2914>コール222回 7月 2,550円(+36.4%)、第一生命ホールディングス<8750>コール159回 7月 3,050円(+33.3%)、ファーストリテイリング<9983>コール362回 7月 72,000円(+30.8%)、サイバーエージェントコール206回 7月 1,450円(+27.8%)などとなっている。(カイカ証券)
<FA>
2022/07/05 10:22
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は0.17%安でスタート、国内の新型コロナ新規感染の増加を警戒
4日の上海総合指数は売り先行。前日比0.17%安の3381.81ptで寄り付いた後は、日本時間午前11時00分現在、0.12%安の3383.62ptで推移している。国内の一部地域で新型コロナウイルス新規感染が再び増加していることが警戒されている。一方、指数の下値は限定的。経済指標の改善や米長期金利の低下などが指数を下支えしている。
<AN>
2022/07/04 11:06
注目トピックス 経済総合
プラチナリンク債を対象とするプラス5倍トラッカーが上昇率上位にランクイン(4日10:00時点のeワラント取引動向)
新規買いは原資産の株価上昇が目立つソフトバンクグループ<9984>コール612回 7月 5,600円を順張り、楽天グループ<4755>コール350回 8月 800円を順張り、トヨタ自動車<7203>コール378回 7月 2,250円を順張りで買う動きや、原資産の株価下落が目立つKDDI<9433>プット233回 7月 4,200円を順張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしては三菱重工業<7011>コール190回 8月 4,800円、東レ<3402>コール193回 7月 725円、ソニーグループ<6758>プット369回 7月 11,500円、楽天グループ プット228回 7月 650円などが見られる。上昇率上位はプラチナリンク債 プラス5倍トラッカー49回 7月 900米ドル(+25.1%)、三菱商事<8058>コール258回 8月 4,950円(+20.7%)、三井物産<8031>コール223回 8月 4,000円(+18.2%)、三井物産コール222回 8月 3,550円(+17.7%)、電源開発<9513>コール44回 7月 2,050円(+17.0%)などとなっている。(カイカ証券)
<FA>
2022/07/04 10:25
注目トピックス 経済総合
NYの視点:【今週の注目イベント】FOMC、ECB理事会議事要旨、米雇用統計、ISM非製造業景況指数、JOLT求人
今週は豪州準備銀が金融政策決定会合を予定している。米連邦準備制度理事会(FRB)は6月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を公表、欧州中央銀行(ECB)も6月定例理事会要旨公表を予定しているほか、英中銀は金融安定報告を公表、会見を予定しており、注目となる。ECBは高インフレへの対処で、7月定例理事会で11年ぶりの利上げに踏み切る見込み。同時に、エネルギ—危機を受けて景気も落ち込みスタグフレーション懸念が強まった。当初織り込まれていた9月までに金利を0.5%引き上げるとの観測も後退し引き続きユーロ売り圧力となる。9月まで依然流動的だが、議事要旨で利上げ軌道を探る。英中銀のベイリー総裁は今週開催されるECBフォーラムで、インフレ圧力が強まれば大幅な利上げも躊躇しない姿勢を示した。米国ではそのほか、最新6月の雇用統計やISM非製造業景況指数の結果に注目。FRBは6月会合で、0.75%と1994年以降で最大の利上げを決定。パウエル議長は会見で、ミシガン大消費者信頼感指数の長期期待インフレの上昇が大幅利上げ決定の要因になったと説明しているが議事録の内容でより具体的な見解を確認していく。同時に、議長は0.75%幅の利上げが通例であると考えるべきではないと警告し、異例の利上げであることを強調。7月は0.5%か0.75%の利上げになるとのフォワードガイダンスを示した。市場は現状で、7月FOMCで6月に続き2会合連続で0.75%の利上げを織り込んでいる。パウエル議長は利上げで成長が減速することを想定、プラス成長に留まることを望んでいるとしたが、景気後退も除外していない。可能性もあるが、困難との見通しで利上げによる軟着陸も保証しなかった。痛みを伴うが、景気よりも高インフレ抑制を最優先する方針を維持している。最近の重要インフレ指標がインフレピークアウトの兆候を示しているだけでなく、消費の落ち込みで4-6月期にすでに景気後退入りした可能性もある。米商務省と類似したモデルを使用しているアトランタ連銀の4-6月期国内総生産(GDP)見通しは現状で—1.0%と、1-3月期に続く2四半期連続マイナス成長でテクニカルリセッション予想となっている。景気の減速で、7月FOMCでは0.5%、0.25%の利上げに留まる可能性も除外できない。9月FOMCで利上げ休止の可能性も残る。各主要国でスタグフレーションリスクが高まり、中銀の金融政策の舵取りが困難となる。ただ、主要各国を比較した場合、米国経済の落ち込みは小幅にとどまると見られることから、ドル買いの動きは継続すると見られる。■今週の主な注目イベント●米国4日:独立記念日の祭日5日:5月製造業受注、5月耐久財受注確定値6日:6月サービス業PMI、6月ISM非製造業景況指数、5月JOLT求人、6月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を公表、ウィリアムズ米NY連銀総裁が挨拶7日:6月ADP雇用統計、5月貿易収支、新規失業保険申請件数、ウォラーFRB理事がインタビュー、ブラード・セントルイス連銀総裁が経済、金融政策を討論8日:6月雇用統計、5月卸売在庫、ウィリアムズ米NY連銀総裁がイベント参加●欧州4日:ユーロ圏PPI、独貿易収支5日:ユーロ圏、仏、PMI6日:ユーロ圏小売売上、独製造業受注、ECB専務理事兼首席エコノミストのフィリップ・レーン氏が講演7日:ECB、6月定例理事会要旨公表8日—10日:経済フォーラム、ラガルドECB総裁、ビルロワ・ドガロー仏銀総裁、ショナーベル理事、ストゥルナラス・ギリシャ中央銀行総裁などが参加●英国5日:英中銀、金融安定報告を公表6日:英中銀のチーフエコノミスト、ピル氏が基調演説、カンリフ副総裁が討論会参加7日:英中銀マン委員が講演●豪州5日:豪準備銀金融政策決定会合●中国5日:中国財新PMI
<FA>
2022/07/04 07:33
注目トピックス 経済総合
国内外の注目経済指標:6月米雇用統計で失業率は横ばいの予想
7月4日−8日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。■6日(水)午後11時発表予定○(米)6月ISM非製造業景況指数-予想は54.2参考となる5月実績は55.9で4月実績を下回った。中国の新型コロナウイルス対策やロシアによるウクライナ侵攻で悪化が続くサプライチェーンの制約が影響したとみられる。6月については、サプライチェーンの制約が多少改善される可能性があるが、新規受注や雇用指数の改善は期待できないとの見方が多く、5月実績を多少下回る可能性がある。■7日(木)午後9時30分発表予定○(米)5月貿易収支-予想は-850億ドル参考となる4月実績は-871億ドル。工業用品・材料や石油の輸出が増加した。5月については、石油の輸出が増加する可能性が高いこと、資本財、食品、サービスの輸出もまずまず順調であることから、赤字幅は4月実績を下回る可能性がある。■8日(金)午前8時50分発表予定○(日)5月経常収支-予想は+2529億円4月については、輸入額の大幅な増加で貿易収支は悪化したものの、第一次所得収支は2兆円を超える黒字となっており、経常収支は黒字となった。5月については、第一次所得収支が大幅な黒字となることから、貿易赤字は拡大するものの、経常収支は黒字となる見込み。■8日(金)午後9時30分発表予定○(米)6月雇用統計-予想は非農業部門雇用者数は前月比+25.0万人、失業率は3.6%グローバルサプライチェーンの混乱などによる労働力の供給は引き続き制約されており、非農業部門雇用者数は5月実績を下回る見込み。失業率は横ばいか。平均時給の上昇率は5月実績をやや下回る可能性がある。○その他の主な経済指標の発表予定・4日(月):(独)5月貿易収支、(欧)5月ユーロ圏生産者物価指数・5日(火):(中)6月財新サービス業PMI、(豪)豪準備銀行政策金利発表・6日(水):(欧)5月小売売上高・7日(木):(豪)5月貿易収支、(米)6月ADP雇用統計・8日(金):(加)6月失業率
<FA>
2022/07/02 14:37
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合は買い先行もマイナス圏転落、外部環境の悪化で
7月1日の上海総合指数は買い先行。前日比0.05%高の3400.26ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時57分現在、0.57%安の3379.30ptで推移している。前日の欧米市場の下落など外部環境の悪化が嫌気され、中国株にも売り圧力が高まった。また、ウクライナ問題をめぐる欧米などとロシアの対立が激化するとの観測も警戒材料。一方、経済指標の改善などが指数を下支えしている。
<AN>
2022/07/01 11:03
注目トピックス 経済総合
セイコーエプソンを対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(1日10:52時点のeワラント取引動向)
新規買いは、原資産の株価下落が目立つ三井物産<8031>プット189回 7月 2,300円を順張り、東京エレクトロン<8035>プット288回 8月 41,000円を順張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしては日本電産<6594>コール219回 7月 8,800円、HOYA<7741>コール84回 8月 13,000円、オリエンタルランド<4661>コール190回 7月 22,500円、JT<2914>プット200回 7月 2,200円などが見られる。上昇率上位はセイコーエプソン<6724>コール114回 7月 2,350円(+71.4%)、セイコーエプソンコール113回 7月 2,100円(+55.1%)、三菱重工業<7011>コール189回 7月 5,650円(+45.5%)、三菱商事<8058>プット205回 7月 3,150円(+42.9%)、ビットコイン2022年8月 プラス5倍トラッカー2回 8月 26,000米ドル(+41.8%)などとなっている。(カイカ証券)
<FA>
2022/07/01 10:58
注目トピックス 経済総合
NYの視点:米インフレピークアウト、景気後退織り込み9月の利上げ休止観測強まる
米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として特に注視している変動の激しい燃料や食品などを除いたコアPCE価格指数は前年比+4.7%となった。伸びは3カ月連続の鈍化で、予想も下回り昨年11月来で最小にとどまった。インフレがピークに達した可能性が示唆された。5月個人所得は前月比+0.5%と、予想に一致。個人消費支出(PCE)は前月比+0.2%。伸びは4月+0.6%から予想以上に鈍化し、年初来で最小にとどまった。インフレを調整した実質個人支出は前月比-0.4%と昨年12月来で初めてのマイナスに落ち込んだ。1月から3月分も下方修正された。ガソリンや食料品価格の上昇で、支出が抑えられた証拠。下半期の消費の勢いが弱まり、成長の重しとなる可能性が示唆された。消費者信頼感指数も過去最低付近、高インフレでサービスの支出の伸びが弱まる可能性が強まった。さらに、労働市場のひっ迫も一段落した可能性がある。一時は20万件を割り込んでいた週次新規失業保険申請件数も7週連続で20万件台で推移。製造業指標も軒並みパンデミックによる経済封鎖直後の2020年以降2年ぶりの低水準に落ち込んでいる。最新6月のNY、フィラデルフィア、ダラス連銀製造業指数はマイナス、6月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)も56.0と、2020年8月以降で最低となった。米商務省と類似したモデルを使用しているため注目されるアトランタ連銀の4-6月期国内総生産(GDP)予想は-1.0%となった。1-3月期の-1.6%に続き、2四半期連続のマイナス成長でテクニカルリセッション入りが予想されている。6月の原油価格は月ベースで昨年11月以降初めて下落。このため、今後のヘッドラインインフレ率が低下していく可能性がある。これに伴い期待インフレも低下すると見られ、大幅な利上げの必要性も薄れる。7月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の利上げ確率も低下傾向にあるほか、9月FOMCでは利上げ一時休止観測も強まりつつありドル買いの勢いを弱める。
<FA>
2022/07/01 07:31
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は売り先行もプラス圏回復、景気の持ち直し期待などで
30日の上海総合指数は売り先行。前日比0.08%安の3358.93ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時55分現在、0.67%高の3382.94ptで推移している。景気の持ち直し期待の高まりが指数をサポート。また、堅調な経済指標も好感されているもようだ。6月の製造業購買担当者景気指数(PMI、政府版)は50.2となり、予想の50.5を下回ったものの、前月の49.6と好不況の節目となる50を上回った。
<AN>
2022/06/30 11:03
注目トピックス 経済総合
ENEOSホールディングスを対象とするプット型が上昇率上位にランクイン(30日10:00時点のeワラント取引動向)
新規買いは原資産の株価下落が目立つInpex<1605>プット204回 7月 1,150円を順張りで買う動きなどが見られる。上昇率上位はENEOSホールディングス<5020>プット108回 7月 375円(+50.0%)、Inpexプット204回 7月 1,150円(+42.1%)、Inpexプット205回 7月 1,400円(+40.9%)、ニアピン米ドルr2 1345回 7月 129円(+38.1%)、ローム<6963>プット59回 7月 9,000円(+35.9%)などとなっている。(カイカ証券)
<FA>
2022/06/30 10:21
注目トピックス 経済総合
NYの視点:FRBはインフレ対処を最優先もソフトランディング保証できず
連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、欧州中央銀行(ECB)がポルトガル、シントラで開催した年次フォーラムで、「FRBはインフレを2%に引き下げる」と、インフレ鈍化させることを再公約した。さらに、FRBの利上げが行き過ぎるリスクもあるが、最大リスクではないとし、最大のリスクが「物価安定を元に戻すことに失敗すること」と景気よりもインフレ高進抑制に努めることを最優先とする姿勢を再表明した。利上げが成長を減速させると見込みつつ、プラス圏であることを期待するとした。「軟着陸は可能だが、かなり困難になる」と、引き締めによる軟着陸を保証できないことを認めた。現状ではパウエル議長はパンデミックにより、家計の貯蓄率が高水準で、今後も消費が成長を助けると見ており、米国経済が強く、引き締めに耐えうると見ている。ドル高に対しては、ドル相場はFRBの責任を負うものではなく、政府の責務と指摘。ただ、1−3月期国内総生産(GDP)や個人消費確定値はそれぞれ予想外に下方修正された。この時点ですでに消費が落ち込み、成長を抑制している。4−6月期には1994年ぶりとなる利上げの影響を受ける。6月のミシガン大消費者信頼感指数は過去最低。コンファレンスボードの消費者信頼感指数も1年ぶりの低水準に落ち込んでいる。パウエル議長はパンデミックにより消費ができず、さらに政府の支援策などの影響で、家計の貯蓄率が高いことを挙げている。しかし、ガソリンや食料品価格の上昇を消費者は、貯蓄を崩し補っている。議長が期待しているほど経済が強くない可能性はリスクになる。
<FA>
2022/06/30 07:29
注目トピックス 経済総合
NY外為:ドル・円137円達成、24年ぶり円安・ドル高更新、日米金利差拡大観測
NY外為市場でドル・円はパウエルFRB議長の発言を受けて137円00銭まで上昇し1998年以降24年ぶり円安・ドル高を更新した。パウエルFRB議長が欧州中央銀行(ECB)フォーラムでの欧米英中銀総裁の討論会で景気よりも、インフレ抑制を最優先とする方針を再確認したため、米国の金利先高観を受けたドル買いに拍車をかけた。ユーロ・円は143円85銭まで上昇し日中高値を更新。
<KY>
2022/06/30 00:10
注目トピックス 経済総合
トルコリラ円今週の予想(6月28日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『横這いで推移しよう』と述べています。続けて、『トルコ中央銀行は23日の金融政策決定会合で、政策金利を14.00%に据え置くことを決めた。市場予想通り。据え置きは6会合連続。トルコ中銀は2021年後半、高金利を嫌うエルドアン大統領の意向に沿い、計5%の利下げを実施。インフレは上昇が続き、5月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年同月比で73.50%と、1998年以来の高水準となった。5月の卸売物価指数(PPI)は132.16%で、インフレはさらに悪化する可能性がある。世界的にインフレが進み、各国の中銀が利上げに踏み切る中、トルコ中銀は利上げを見送っている』と、解説しています。また、『名目金利からインフレ率を差し引いた実質金利は、およそ−56.0%に落ち込んでいる。エルドアン大統領は6日、激しいインフレ高進に見舞われる中でも利下げを継続する方針を明確に示した。同大統領はアンカラでの閣議後、「現政府が利上げすることはない。引き続き利下げしていく」と言明した』と、伝えています。一方で、『先週末はトルコ当局による資本規制が出たことで、リラにはショートカバーが入り、反発した。これは、トルコの銀行規制当局が1500万リラを超える外貨現金を保有し、その額が総資産または年間売上高の10%を超える場合、リラ融資を制限するとしたもの。これがサプライズとなり、一時8.19円まで急伸した』と言及し、『今後もリラ安を食い止めるため、このような利上げ以外のサプライズ的な方策がとられるだろう』と考察しています。こうしたことから、陳さんは、トルコリラ円の今週のレンジについて、『7.40円~8.40円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の6月28日付「トルコリラ円今週の予想(6月27日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
<FA>
2022/06/29 17:38
注目トピックス 経済総合
JTを対象とするコール型eワラントが前日比3倍の大幅上昇(29日10:00時点のeワラント取引動向)
新規買いは原資産の株価上昇が目立つ三菱重工業<7011>コール188回 7月 5,000円を順張り、三菱重工業コール188回 7月 5,000円を順張りで買う動きや、原資産の株価下落が目立つAGC<5201>コール142回 7月 4,900円を逆張り、HOYA<7741>コール84回 8月 13,000円を逆張り、DMG森精機<6141>コール40回 8月 1,800円を逆張りで買う動きなどが見られる。上昇率上位はJT<2914>コール223回 7月 2,900円(前日比3倍)、JTコール222回 7月 2,550円(前日比2.2倍)、JTコール226回 8月 3,000円(+87.5%)、電源開発<9513>コール45回 7月 2,300円(+79.4%)、JTコール225回 8月 2,650円(+74.2%)などとなっている。(カイカ証券)
<FA>
2022/06/29 15:39
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は0.28%安でスタート、利益確定売りがやや優勢
29日の上海総合指数は売り先行。前日比0.28%安の3399.67ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時52分現在、0.04%安の3407.98ptで推移している。上海総合指数がきのう28日、約3カ月ぶりの高値を更新しており、利益確定売り圧力がやや優勢。また、米景気の先行き不安も指数の足かせとなっている。一方、景気の回復期待や景気対策への期待などが指数をサポートしている。
<AN>
2022/06/29 10:59
注目トピックス 経済総合
ウォール街を知るハッチの独り言 (マネックス証券 チーフ・外国株コンサルタント 岡元 兵八郎)
さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、6月27日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・外国株コンサルタント、『ハッチ』こと岡元兵八郎氏のコラム「ウォール街を知るハッチの独り言」の内容をご紹介いたします。英語が全くできなかった私を救ったのはSONYという話中学生の頃の私にとって、実は英語はとても苦手な科目でした。今でこそ仕事で海外の企業やファンドマネージャーと英語でやり取りができるくらいになりましたが、中学1年の頃の私の英語力はクラスでビリから2番目だったのです。 私の中学校はキリスト教の学校で、英語の先生はイタリア人の神父さんでした。私はその先生の英語の説明が理解できず、できないと叱られ叱られれば英語がもっと嫌になるという悪循環で悩んでいた学生でした。その当時ソニーがスカイセンサーという海外のラジオ放送が聴ける短波ラジオを発売し、時の若者の間で海外からのラジオ放送を受信するのが大流行りしました。海外のラジオ放送を受信し、受信報告書を書いてラジオ局に郵送するとベリカードと呼ばれる放送局オリジナルの絵葉書が送られてくるのです。これは当時BCL(Broadcasting Listener)と呼ばれ当時の一部の若者の間で一世を風靡しました。勿論まだインターネットも無く、東京と違い民間テレビ放送も2局しかない宮崎に生まれ育った私にとって、このソニーのスカイセンサーは、海外につながるドアだったのです。当時海外のラジオ局で日本語放送を行なっていた国は20カ国近くあったと思います。 人気のあったラジオ局の一つは、オーストラリアのラジオ・オーストラリアという放送局で、日本人が現地からオーストラリアのニュースや音楽を流していたのです。その時に初めて、南半球のオーストラリアは季節が反対で、クリスマスなのに向こうではビキニを着ているサンタがいるということを知りました。最初は海外の日本語放送を聴くだけで満足していたのですが、短波放送のダイヤルを動かすと、英語のみならず中国語や韓国語、ロシア語など多様な外国語放送がどんどん聞こえてくるのです。そうしているうちにだんだんと外国語で何を言っているか知りたいという気持ちが強くなってきました。当然、中国語や韓国語はさっぱり解らない訳で、最も理解できる可能性が高かったのは、苦手ながらも悪戦苦闘中の学校で学んでいた英語でした。そこで私は何をしたかというと、当時スイスからの英語放送のニュースをテープレコーダーに録音。それを何度もプレイバックし、雑音と共に聞こえてくる音声を英和辞典で引きながら単語を探しあて、ノートに書き出したのです。たった5分くらいのニュースでも1時間以上かかりました。当然聞き取れない単語もいっぱいあります。 そして私は翌日学校へ行くと職員室に英語の先生を訪ね、日本人の英語の先生にその英語をチェックしてもらいに行ったのです。英語の先生も、文法やリーディングはできるものの、ヒアリング力が高い訳でもなく、二人で頭を抱えながら私が聞き取った英語の確認をしていたのです。このような地道な努力を重ねていくうちに、少しずつクラスでの私の英語の成績も良くなっていきました。この様な努力をきっかけに、最終的に私は交換留学の制度に受かり、カナダの高校で勉強することになったのです。今ではインターネットでラジオ放送を行なっているので、短波放送を行う放送局も減ってきています。今の若者を羨ましく思います。そんな努力をしなくとも、ネットフリックス等のストリーミング動画では、日本語や英語のサブタイトルもついていて、やる気さえあれば英語の勉強は昔と比べて楽なはずです。今の若者を羨ましく思います。この様なきっかけを作ってくれたソニーは私の大恩人、英語ができるようになった結果、私が世界の株式市場に繋がっているのはソニーのお陰だと思っています。ふとSONYというロゴを見かけると時折、当時の若かりし日々がよみがえってきます。ソニーへ敬意を込めて。マネックス証券 チーフ・外国株コンサルタント 岡元 兵八郎(出所:6/27配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より、抜粋)
<FA>
2022/06/29 09:29
注目トピックス 経済総合
NYの視点:米消費者信頼感が悪化、高インフレや金利高で下半期の景気減速やリセッションを警戒
インフレ高進に加え、これに対処する連邦準備制度理事会(FRB)の急速で大幅な利上げが消費者の不安をあおっている。消費者信頼感が急速に悪化しており、消費の減速が経済の成長を抑制すると懸念される。最新6月のミシガン大消費者信頼感指数確定値は50.2と過去最低を記録したことに続き、米コンファレンスボードが発表した6月消費者信頼感指数は98.7と、5月103.2から予想以上に低下し、昨年2月来で最低となった。特に期待指数が66.4と2013年3月以来で最低に落ち込んだことが影響した。消費者は高インフレや利上げで下半期の景気が減速し、景気後退リスクが上昇することを警戒している、とコンファレンスボードの幹部が指摘している。回答者の3割近くがビジネスの状況は下半期に悪化すると見ており、金融危機時の2009年3月来で最高の割合となる。また、2020年8月で最高となる回答者が賃金が減少すると見ていることも明らかになっており、消費者の悲観的見通しが明らかになりつつある。必然的に下半期の消費、小売りにも影響を与えることになる。■6月消費動向ミシガン大消費者信頼感指数確定値:50.2(過去最低)ミシガン大現在景況感:53.8(過去最低)ミシガン大消費者先行景況感:47.5(過去最低)コンファレンスボード消費者信頼感指数:98.7(昨年2月来で最低)コンファレンスボード景況:147.1(2月来で最低)コンファレンスボード期待:66.4(2013年3月以来で最低)ビジネス良好19.6(19.8)悪化23(21.7)普通57.4(58.5)6カ月後改善14.7(16.4)悪化29.5(26.4)不変55.8(57.2)雇用十分51.3(51.9)不十分37.1(35.7)困難11.6(12.4)6カ月後増加16.3(17.5)減少22.0(19.5)不変61.7(63.0)所得6カ月後増加15.9(17.9)減少15.2(14.5)不変68.9(67.6)一方で、FRBが政策決定するうえでパウエル議長やブレイナード副議長と同じく影響力のある米NY連銀のウィリアムズ総裁は28日のCNBCとのインタビューで経済が強く、景気後退は基本シナリオではないと言及。FRBは今年かなりの利上げが必要で、、明らかに金利を年末までに3%‐3.5%へ引き上げる必要がある、としたほか7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%または0.75%の利上げを協議すると、FRBのフォワードガイダンスを繰り返した。
<FA>
2022/06/29 07:32
注目トピックス 経済総合
電源開発を対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(28日10:01時点のeワラント取引動向)
新規買いは原資産の株価上昇が目立つ三菱重工業<7011>コール188回 7月 5,000円を順張りで買う動きが見られる。上昇率上位は電源開発<9513>コール45回 7月 2,300円(+80.7%)、三菱地所<8802>コール244回 7月 2,450円(+62.5%)、三井物産<8031>コール219回 7月 3,800円(+60.0%)、日立建機<6305>コール111回 7月 3,700円(+55.6%)、コマツ<6301>コール245回 7月 3,450円(+54.2%)などとなっている。(カイカ証券)
<FA>
2022/06/28 15:41
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は0.04%安でスタート、米金利高などが足かせ
28日の上海総合指数は売り先行。前日比0.04%安の3377.67ptで寄り付いた後は、日本時間午前11時02分現在、0.39%安の3366.18ptで推移している。米金利高が足かせとなっている。また、連日の上昇で足元では高値警戒感も強い。一方、景気対策への期待感が引き続き支援材料となっている。中国人民銀行(中央銀行)のウェブサイトには、「景気回復を支援するため、緩和的な金融政策を継続する」と易綱・総裁の談話が掲載された。
<AN>
2022/06/28 11:08
注目トピックス 経済総合
NYの視点:経済指標は強弱まちまち、市場は来年の利下げ織り込み始める
米商務省が発表した5月耐久財受注速報値は前月比+0.7%となった。伸びは4月+0.4%から減速予想に反し、拡大した。変動の激しい輸送用機器を除いた耐久財受注速報値は前月比+0.7%。伸びは4月+0.2%から予想以上に拡大し3月来で最大。企業の設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注速報は前月比+0.5%。伸びはやはり減速予想に反し拡大した。国内総生産(GDP)の算出に用いられるコア資本財の出荷速報値は前月比+0.8%。伸びは予想外に4月と同水準を維持しており、4-6月期GDPは今のところ、1-3月期のマイナス成長から小幅プラス成長に回復する可能性を示唆している。アトランタ連銀の同期GDP予想は+0.25%とかろうじて成長を維持する見込み。景気後退が回避できるとの期待も強まった。全米不動産業者協会(NAR)が発表した5月中古住宅販売成約指数も前月比+0.7%となった。予想外に昨年10月来のプラスに改善。一時30年物の固定住宅ローン金利が一時5%台に低下したことが要因と見られている。ただ、前年比では-12%。6カ月連続のマイナス。一方で、製造業は依然冴えない。6月ダラス連銀製造業活動指数は-17.7と、5月-7.3に続き2カ月連続のマイナスとなった。また、改善予想に反して悪化。パンデミックによる経済封鎖直後の20年5月来で最低となった。明日はコンファレンスボードの6月消費者信頼感指数で米国経済の7割を占める消費の動向に注目となる。市場は7月FOMC連邦公開市場委員会で0.75%の利上げを織り込んでいる。ただ、今後のインフレや経済指標次第では0.5%の利上げの可能性も除外できない。市場はすでに来年の利下げを織り込み始めており、ドルを買いづらい環境になりつつある。
<FA>
2022/06/28 07:31
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は0.43%高でスタート、経済活動の正常化期待などで
27日の上海総合指数は買い先行。前日比0.43%高の3364.00ptで寄り付いた後は、日本時間午前11時11分現在、0.61%高の3370.11ptで推移している。経済活動の正常化期待に加え、政府が景気対策を強化していることが好感されている。また、米国の金融引き締め加速の懸念が後退していることなども投資家の不安心理を緩和させている。
<AN>
2022/06/27 11:15
注目トピックス 経済総合
三菱地所を対象とするプット型eワラントが上昇率上位にランクイン(27日10:00時点のeワラント取引動向)
手仕舞い売りとしては日経平均 プラス5倍トラッカー88回 9月 24,500円、IHI<7013>コール62回 7月 3,100円、ソフトバンクグループ<9984>コール612回 7月 5,600円、東京エレクトロン<8035>コール338回 7月 56,000円などが見られる。上昇率上位は三菱地所<8802>プット212回 7月 1,850円(+29.7%)、住友不動産<8830>プット166回 7月 3,500円(+24.1%)、三井不動産<8801>プット146回 7月 2,700円(+21.3%)、KDDI<9433>プット233回 7月 4,200円(+19.1%)、三菱地所プット215回 8月 1,850円(+18.1%)などとなっている。(カイカ証券)
<FA>
2022/06/27 10:19
注目トピックス 経済総合
NYの視点:【今週の注目イベント】ECBフォーラム、G7首脳会談、米Q1GDP確定値・5月PCEコアデフレーターなど
今週は主要7カ国(G7)首脳会談やNATO会合が開催される。原油高を抑制する計画や中国への対処などが話し合われる模様。欧州連合(EU)首脳会談ではウクライナ戦争への対応を協議すると報じられている。また、欧州中央銀行(ECB)は年次の中銀フォーラムを開催する。ラガルド総裁、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長、英中銀のベイリー総裁が参加予定で高インフレが議題となるが、インフレ、経済の見通し、金融政策の行方を巡る発言などに注目される。米国では景気後退懸念が強まるなか、6月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は50と、予想外に速報値50.2から下方修正され、1978年統計開始以来で最低を記録した。同指数の1年期待インフレ率確報値は5.3%と、予想外に速報値5.4%から下方修正された。5-10年期待インフレ率確報値は3.1%と、2008年以降14年ぶり高水準となった速報値3.3%から下方修正された。長期期待インフレ速報値が予想外に上昇し、14年ぶり高水準となったためFRBは6月連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げを決定。確定値の下方修正を受けて、インフレがピークに達したとの見方が強まり、7月FOMCでの0.75%の利上げ観測が後退しつつある。今週はFRBがやはりインフレ指標として重視しているPCEコアデフレーターが発表予定で注目となる。3カ月連続で伸びの鈍化が予想されており、インフレがピークに達したことが再確認されると、7月の利上げ幅が0.5%にとどまるとの見方が強まり、ドル買いの勢いも減速することになる。また、消費や製造業動向を見極めるため6月コンファレンスボード消費者信頼感指数や全米の製造業活動を示すISM製造業景況指数の6月分に注目が集まる。■今週の主な注目イベント●米国27日:5月耐久財受注速報、5月中古住宅販売仮契約、6月ダラス連銀製造業活動28日:5月卸売在庫速報、5月前渡商品貿易収支、4月FHFA住宅価格指数、4月S&P20都市住宅価格指数、6月コンファレンスボード消費者信頼感指数、6月リッチモンド連銀製造業指数、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁がインタビュー29日:1−3月期GDP確定値、パウエル議長、欧州中央銀行(ECB)フォーラムに参加予定、メスター・クリーブランド連銀総裁がECBフォーラムで講演、ブラード・セントルイス連銀総裁があいさつ30日:5月個人所得・支出、PCEコアデフレーター、MBA住宅ローン申請指数(6/24)、新規失業保険申請件数、6月シカゴPMI7月1日:6月製造業PMI、5月建設支出、6月ISM製造業景況指数●欧州27-29日:ECBフォーラム29日:ラガルド総裁がフォーラム参加、独CPI、ユーロ圏、経済信頼感指数、消費者信頼感指数7月1日:ユーロ圏・伊CPI、ユーロけん、仏、独、製造業PMI●英国30日:英GDP7月1日:英国製造業PMI●中国30日:中国PMI7月1日:財新製造業PMI
<FA>
2022/06/27 07:31
注目トピックス 経済総合
国内外の注目経済指標:6月米消費者信頼感指数は低下の公算
6月27日−7月1日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。■27日(月)午後9時30分発表予定○(米)5月耐久財受注-予想は前月比+0.1%参考となる4月実績は前月比+0.5%。輸送用機器の受注が増加した。ただ、コア資本財の受注はやや低い伸びにとどまっており、5月については全体的な受注水準は4月実績を下回る可能性がある。■28日(火)午後11時発表予定○(米)6月CB消費者信頼感指数-予想は100.0参考となる5月実績は106.4で4月実績の108.6から低下した。インフレの高止まりや大幅な利上げが消費者心理を圧迫しつつあるとみられる。6月についてはインフレの状況が改善していないことや金利高が懸念されていることから、5月実績を下回る可能性が高い。■30日(木)午後9時30分発表予定○(米)5月PCEコア価格指数-予想は前年比+4.8%参考となる4月実績は前年比+4.9%で上昇率は鈍化した。個人消費支出はまずまず堅調だが、インフレ加速の可能性は低下しつつある。5月については大幅な低下は期待できないものの、上昇率は4%台後半にとどまる可能性がある。■7月1日(金)午前8時50分発表予定○(日)日銀短観4-6月期調査-予想は大企業製造業DIは+13参考となる1-3月期実績は+14。4-6月期については、資源価格高の長期化と円の急落が企業収益を圧迫していること、グローバルサプライチェーンの混乱による供給制約の深刻化なども懸念されており、企業景況感の悪化につながっている可能性は高いとみられる。○その他の主な経済指標の発表予定・28日(火):(米)4月ケース・シラー20都市住宅価格指数・29日(水):(独)6月消費者物価指数、(米)1-3月期国内総生産確定値I・30日(木):(日)5月鉱工業生産、(中)6月製造業PMI、(英)1-3月期国内総生産改定値、(欧)5月ユーロ圏失業率・7月1日:(中)6月財新製造業PMI、(欧)6月ユーロ圏消費者物価指数、(米)6月ISM製造業景況指数
<FA>
2022/06/25 14:43
注目トピックス 経済総合
NY金、1900ドル超えは難しい サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY金についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週の金について『NY金、1900ドル超えは難しい』と述べています。続けて、『15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備制度理事会(FRB)は0.75ポイントの利上げを決定した。政策金利は年1.75%となる。引き上げは3会合連続で、0.75ポイントの上げ幅は1994年11月以来27年半ぶり。歴史的な高インフレを抑制するため、異例の大幅利上げとなった。声明では、年末までに政策金利を3.25~3.50%へ引き上げると想定した』と解説しています。パウエル議長については記者会見で、『7月27日の次回会合では、「0.5か0.75ポイントの利上げの可能性が高い」と明言した。ただ、0.75ポイントが「一般的な」利上げ幅になるとは予想していないと述べた。今回のFOMCでは、5月消費者物価指数(CPI)の上昇を受けて一部では1.0ポイントもしくはそれ以上の幅での利上げも想定されていただけに、0.75ポイントの決定は、安心感をもたらしたようだ。また、年末時点の政策金利見通しも市場の想定より低水準にとどまった。このため、NY金も1830ドル台に反発した』と伝えています。こうしたことから、陳さんは、NY金について『FRBは利上げ幅拡大によって高インフレの抑制を図るが、その影響で今後は景気が減速するとの懸念も高まっていることが金の支援要因となったようだ。5月米小売売上高(季節調整済み)は前月比で0.3%減少し、個人消費に陰りが出ている。6月ニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想に反し、2カ月連続のマイナスとなった。7月の利上げ幅は0.5ポイントになるか0.75ポイントになるかは今後のデータ次第。0.5ポイントの利上げであれば金にとってはさほどの向かい風にはなるまい』とし、一方で、『0.75ポイントとなれば利子を産まない金にはマイナスだが、大幅利上げを嫌気して米株価が下落に転じれば、金にはサポート要因になろう。とはいえ、米長期金利が3.0%を超えている現状では、NY金が1900ドルを越えて力強く上昇していくのはやや困難だろう』と考察しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の6月23日付「NY金、1900ドル超えは難しい」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
<FA>
2022/06/24 17:41
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は0.14%高でスタート、習主席「経済目標を達成する」と強調
24日の上海総合指数は買い先行。前日比0.14%高の3324.74ptで寄り付いた後は、日本時間午前11時2分現在、0.49%高の3336.32ptで推移している。景気対策への期待が高まっていることが引き続き支援材料。習近平・国家主席は22日、今年の経済目標を達成する方針を改めて表明した。また、米金利低下なども外資の流出懸念を後退させている。
<AN>
2022/06/24 11:09