注目トピックス 経済総合ニュース一覧
注目トピックス 経済総合
今週のドル円は材料一服からもち合いとなりそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、ドル円について、『今週のドル円は材料一服からもち合いとなりそうだ』と述べています。続けて、『今週のドル円は堅調な地合いを維持するものの、重要な経済指標が多くなく上値は限定的だろう』とし、『6日に8月ISM非製造業景況指数が発表されるが、市場は13日に発表される8月消費者物価指数(CPI)に注目している。7月は6月より低下したが、水準は8.0%を超えているため、依然として高いとの認識が強い。このため、8月も高い水準であれば9月会合での利上げ幅は0.75%との見方が強まり、ドル買いが強まるだろう』と伝えています。また、『今週は8日に欧州中央銀行(ECB)理事会が開催され、大幅利上げが見込まれている。ただ、ユーロ圏の経済見通しは不透明感が強く、利上げでもユーロが浮上する可能性は小さいだろう。そのため、ユーロ売り・米ドル買いが強まれば、ドル買い・円売りに波及する可能性がある』と言及しています。さらに、『米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は8月26日、米西部ワイオミング州ジャクソンホールで開かれたシンポジウムで、高インフレを抑制するため、金融引き締めを「しばらくの間」継続すると表明。物価抑制を優先し、景気後退もいとわないとの姿勢を見せた。その後もFRB高官から、積極的な金融引き締めを求める発言が相次いだ。市場の一部で期待されていた来年の金融緩和を牽制したことで、FRBの金融引き締め政策が長引くとの見方が広がり、米長期金利が上昇。ドルを買う動きが強まった』と述べています。一方、『日銀の黒田総裁は、景気が新型コロナウイルス禍からの回復途上にあるとして、大規模な金融緩和続ける姿勢を示した。日米の金利差拡大が意識され、ドル円は140円台後半と24年ぶりの円安となった』と伝えています。また、『米クリーブランド連銀のメスター総裁は講演で、インフレ沈静化のために来年の早い時期までに政策金利を4%超の水準に引き上げ、その後しばらくその水準で据え置く必要があると述べた。リセッションに陥る状況になったとしても、われわれはインフレを鈍化させる必要があると発言し、2023年中の利下げはないとの予想も明確に示した』と伝えています。陳さんは、『金融緩和を続ける日本と積極的な金融引き締めを進める米国との金利差が円売りの主な要因だが、資金を安い金利通貨で調達して、高い金利通貨で運用する円キャリートレードの相場環境が改善していることも意味している。そのため、高インフレ抑制のための金融引き締めが世界的に強まれば、キャリートレード絡みの円売りが円安長期化のけん引役になる可能性が高いだろう』と述べ、『円キャリートレードが本格的に復活すれば、円安はさらに進みそうだ。チャートから次の節目は1998年8月につけた147円台がドル円の上値目安になりそうだ』と考察しています。今週のレンジについては、『138.00~142.00円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月6日付「ドル円今週の予想(9月5日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
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2022/09/07 17:46
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は売り先行もプラス圏回復、上値の重い展開
7日の上海総合指数は売り先行。前日比0.35%安の3232.14ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時59分現在、0.06%高の3245.36ptで推移している。景気対策への期待などが指数をサポートしている。一方、指数の上値は重い。米金利高や米利上げの加速懸念を受け、外資の流出懸念が強まっている。国内では、「ゼロコロナ」政策の堅持に伴う行動制限の強化も引き続き嫌気されている。また、8月の貿易統計がきょう7日に公表される予定となり、慎重ムードが強まっている。
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2022/09/07 11:06
注目トピックス 経済総合
米ドルを対象とするニアピン型eワラントが前日比2.8倍の大幅上昇(7日10:01時点のeワラント取引動向)
手仕舞い売りとしては日経平均 マイナス3倍トラッカー84回 9月 29,000円、電通<4324>プット102回 10月 4,550円などが見られる。上昇率上位はニアピン米ドルr2 1352回 9月 135円(前日比2.8倍)、日本郵船<9101>プット152回 9月 9,300円(前日比2倍)、日本郵船 プット151回 9月 7,900円(前日比2倍)、商船三井<9104>プット131回 9月 3,050円(+70.0%)、シャープ<6753>プット198回 9月 750円(+66.7%)などとなっている。(カイカ証券)
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2022/09/07 10:10
注目トピックス 経済総合
コラム【ポートフォリオのススメ】ハイプ・サイクル(マネックス証券 塚本 憲弘)
日々新たなテクノロジーが登場し様々な期待が寄せられる中で、それはハイプ(誇張)なのか?実用化されるのか?株式投資においても期待の段階はバリュエーションが拡大し、実用化→収益化は業績の拡大で株価上昇となるため、新技術の登場とその利活用は注目されます。ではどのようなテクノロジーが現在注目されているのでしょうか?IT分野を中心に調査・助言を行う米上場企業ガートナー社から、そのヒントとなる先進テクノロジーのハイプ・サイクル2022年版が8月に出されました。ハイプ・サイクルでは注目される先進技術が示され、またその技術の現在の普及度やトレンドの位置も紹介されます。技術革新幕開けの「黎明期」、初期の宣伝期にあたる「過度な期待のピーク期」、成果が行き詰まる「幻滅期」、企業の利活用事例が出始め理解が広まる「啓発期」、主流採用が始まる「生産性の安定期」の5段階に分け、各技術がどこに位置するか公表されます。企業が次に備えるべき技術トレンドを示し、実用性があるのかハイプなのかを区別する助けとして25の先進技術が紹介されました。聞きなれない名称も多く詳細説明は省きますが、これらの技術は「(1)没入型体験の進化と拡大」「(2)AI自動化の加速」「(3)テクノロジストによるデリバリーの最適化」の3つに集約されています。例えば(1)にはメタバース、NFT、Web3など8項目が入り、没入型の体験への進化がユーザーに新しい体験をもたらすとされ、(2)には5項目が入り、AIによる予測・意思決定の精度向上により成果実現までの時間短縮が期待され、(3)には12項目が入りシステム基盤の重要性が強調されました。なおサイクル上は大半の技術が黎明期にあり、6項目が「過度な期待」のピーク期にあります。実用化が期待される啓発期〜生産性の安定期までは時間を要する印象です。ではこれらの技術は株式市場でどう評価されているでしょうか?各技術を代表する銘柄があるわけではなく正確な計測は出来ませんが、NFTやメタバースなどは関連ETFを見る限りパフォーマンスは不振ですし、テクノロジー関連企業は今年概ね調整しています。なお、高まる期待から実用化に至るまで、各技術に対する評価として2-10年もしくは10年超の時間が予想されています。当初期待から株価評価されたとしても、実用化するまで企業の赤字を容認できるのか?金利が上昇すれば企業にはコスト増となり、投資家には代替投資手段(高成長期待株より金利への投資)が出ることになります。金利は企業評価の際に割引率として分母に位置するため、金利上昇は企業評価上ネガティブです。バリュエーションの高いテクノロジー株への評価は金利正常化の動きと共に低下してきました。一般的に投資テーマに着目した投資信託の評判があまり芳しくないのはバリュエーション主導で過度な期待に沿って売り出され、幻滅に至る過程にはまってしまうことが一因かもしれません。様々な技術・テーマが実用化に至るのを見極めるには相応の時間も必要です。過去30年の株式市場を見ると、相場の主役は金融→資源→情報技術と不況を挟んで入れ替わってきました。技術革新を活用してイノベーションを達成できる分野が好況を主導し、その後不況に直面しますが、その要因を解決するために新たなイノベーションが生まれることもあるでしょう。このような動きが相場の主役入れ替えを促し、次の好況期に新たな分野で進歩が評価されるという流れがあるのかもしれません。現在も気候変動や食料・資源問題など供給側中心に様々な制約に直面しています。世界的に物価高止まりの中、次の進歩はどの分野からどのような技術と共に現れるのか?景気サイクルや時代の変遷とともに必要とされる技術トレンドや業種の動向を把握し追跡していきたいです。マネックス証券 PB事業部インベストメント・ストラテジーズ 塚本 憲弘(出所:9/5配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より、抜粋)
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2022/09/07 09:16
注目トピックス 経済総合
NYの視点:米8月ISM非製造業景況指数、需要強くFRBの長期にわたる力強い利上げ可能に
米供給管理協会(ISM)が発表した8月ISM非製造業景況指数は56.9と、予想外に2カ月連続の上昇となり、4月来で最高となった。27カ月連続で50を上回り活動が拡大。重要項目である新規受注は61.8と、年初来で最高となり全体指数を押し上げ。消費需要が回復していることが明らかになった。同指数の雇用も50.2と、3カ月ぶりに50を上回り、サービス業の雇用も拡大域に回復した。仕入れ価格は71.5と、4月に84.6まで上昇後は、4カ月連続で低下。価格の上昇が一段落したことも需要の回復に繋がった可能性がある。海外の需要の強さも見られ、輸出は61.9と、7月59.5から2.4ぽインド上昇。サービス業活動の堅調な結果は、消費が引き続き米国経済の成長をけん引している証拠となった。同時に、連邦準備制度理事会(FRB)高官の想定通り、高インフレ対処の力強く長期にわたる利上げを深刻な景気減速なく長期にわたり実施することが可能となる新たな証拠となった。■8月ISM非製造業景況指数:56.9(7月56.7)新規受注:61.8(7月59.9、6カ月平均58.3)雇用:50.2(49.1、50.1)入荷水準:54.5(57.8、60.7)在庫:46.2(45.0、49.0)仕入れ価格:71.5(72.3、79.1)新規輸出:61.9(59.5、59.8)輸入:48.2(48.0、48.9)
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2022/09/07 07:31
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は0.25%高でスタート、上値の重い展開
6日の上海総合指数は買い先行。前日比0.25%高の3207.93ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時54分現在、0.11%高の3189.55ptで推移している。景気対策への期待などが引き続き指数をサポートしている。一方、指数の上値は重い。欧州発のエネルギー危機や国内の行動制限などが引き続き警戒されている。
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2022/09/06 10:58
注目トピックス 経済総合
銀リンク債を対象とするコール型eワラントが前日比2倍の大幅上昇(6日10:00時点のeワラント取引動向)
上昇率上位は銀リンク債コール117回 9月 20米ドル(前日比2倍)、ニアピン米ドルr2 1351回 9月 133円(+30.6%)、ニアピン米ドルr2 1352回 9月 135円(+27.6%)、オリエンタルランド<4661>プット162回 9月 18,000円(+26.5%)、HOYA<7741>コール89回 9月 16,000円(+25.0%)などとなっている。(カイカ証券)
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2022/09/06 10:09
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は売り先行もプラス圏回復、景気対策への期待で
5日の上海総合指数は売り先行。前日比0.08%安の3183.94ptで寄り付いた後は、日本時間午前11時7分現在、0.10%高の3189.51ptで推移している。景気対策への期待が高まっていることが支援材料となっている。一方、指数の上値は重い。欧州発のエネルギー危機が深刻化していることが世界的なインフレ加速懸念を強めている。国内では、各地でのコロナ感染対策の強化が経済の停滞懸念を高めている。
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2022/09/05 11:17
注目トピックス 経済総合
日揮ホールディングスを対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(5日10:00時点のeワラント取引動向)
手仕舞い売りとしてはイーサリアム2022年10月 マイナス3倍トラッカー2回 10月 1,750米ドル、三菱重工業<7011>コール197回 10月 5,750円などが見られる。上昇率上位は日揮ホールディングス<1963>コール49回 9月 2,000円(+22.9%)、SUBARU<7270>プット136回 9月 2,400円(+22.2%)、日揮ホールディングス コール48回 9月 1,750円(+21.9%)、デンソー<6902>プット88回 9月 7,300円(+17.9%)、日揮ホールディングス コール52回 10月 1,900円(+15.3%)などとなっている。(カイカ証券)
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2022/09/05 10:07
注目トピックス 経済総合
NYの視点:【今週の注目イベント】ECB理事会、加中銀、パウエルFRB議長、ベージュブック、8月ISM非製造業景気指数
今週は9月連邦公開市場委員会(FOMC)を約2週間弱後に控えパウエル議長が8日に金融政策を巡る討論会に参加予定であるほか7日には米連邦準備制度理事会(FRB)が地区連銀景況報告(ベージュブック)を公表予定で注目材料となる。さらに、欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で0.75%の利上げを実施する公算。短期金融市場はECBが10月までに125ベーシスポイント利上げすることをすでに織り込んだ。3日に予定されていたロシアガスプロムのノルドストリーム再開が危うくなった。ロシアは、燃料政策を西側諸国の対ロ制裁策への報復制裁の一環として利用しており、欧州諸国経済は燃料危機の深刻化リスクに引き続き直面するため、景気への懸念も存続。カナダ中銀の0.75%の利上げが織り込まれた。英国では5日に新首相が決定する。新首相はエネルギ—問題や高インフレ、労働者のストライキなどの難題に直面することになる。英国の光熱費は80%跳ね上がった。ウクライナ戦争の影響を特に受ける欧州では燃料危機が景気に影響すると、中銀のインフレ対処の利上げにもかかわらずユーロやポンド売りが続く。世界のインフレ高進の主因となっている原油価格の行方を探る上では、石油輸出機構(OPEC)プラスに注目。サウジアラビアは減産の可能性を示唆しており、減産が決定されれば原油価格が再び上昇する可能性がある。高インフレ問題の解決もFRBが危惧しているとおり長引くリスクが警戒される。パウエル議長はジャクソンホール会合で「物価安定には時間がかかり力強い行動が必要」と積極的な利上げを続ける想定以上のタカ派姿勢を表明。議長発言に続いて、本年のFOMC投票権を持つクリーブランド連銀のメスター総裁が2023年に政策金利を4%以上に引き上げ当分その水準で据え置くべきとタカ派姿勢を表明するなど、多くのFRB高官が長期にわたる金融引き締めが必要と2023年の市場の利下げ予想を払しょくするに務めた。議長はイベントでも来年も引き続き利上げを続け、政策金利を高い水準で据え置く必要性を強調すると見られ、ドルの上昇基調を支援すると見る。地区連銀景況報告(ベージュブック)は次回9月FOMCでの金融政策決定において、材料となる。特に雇用や物価関連のコメントに注目。もし、経済活動が順調に拡大し、さらに、労働市場のひっ迫状況が継続していることや物価高が指摘された場合、9月の0.75%の利上げ観測が強まる。米8月雇用統計は、雇用の伸びが鈍化も健全なペースでの伸びで、賃金の伸びも安定したため、ハードランディング回避が可能との期待が広がった。また、9月FOMCでの0.75%の利上げ観測も後退。次の焦点は13日発表予定のCPIとなる。■今週の主な注目イベント●5日:OPECプラス●米国5日:レーバーデーの祭日6日:8月サービス・総合PMI確定値、8月ISM非製造業景気指数7日:7月貿易収支、地区連銀景況報告(ベージュブック)、バーキン米リッチモンド連銀総裁講演、メスター・クリーブランド連銀総裁講演、ブレナードFRB副議長経済見通しに関し討論、バー副議長講演8日:新規失業保険申請件数、パウエルFRB議長が金融政策を巡る討論会に参加、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁イベント参加9日:7月卸売売上高、ウォラーFRB理事が経済見通しに関し討論、ジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁、エバンス・シカゴ連銀総裁講演●欧州5日:ユーロ圏小売り、サービスPMI6日:製造業受注7日:ユーロ圏GDP8日:定例理事会、ラガルド総裁講演9日:EUエネルギー相が臨時会合、市場介入を巡る協議●カナダ7日:カナダ中銀金融政策決定会合●中国5日:財新サービスPMI9日:PPI●日本5日:じぶん銀PMI8日:GDP9日:CPI●英5日:新首相発表、マン英中銀委員講演6日:ジョンソン首相退任、新首相就任7日:ベイリー英中銀が講演●豪州5日:準備銀金融政策決定
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2022/09/05 07:28
注目トピックス 経済総合
国内外の注目経済指標:ECBは大幅追加利上げの可能性
9月5日−9日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。■6日(火)午後11時発表予定○(米)8月ISM非製造業景況指数-予想は55.2参考となる7月実績は56.7で6月実績を上回った。物価上昇圧力が多少緩和したことが要因。8月については、ガソリン価格の下落は好材料だが、人員や資材の不足が解消されていないこと、インフレが引き続きサービス業の障害になっていることから、7月実績を下回る可能性がある。■7日(水)午後9時30分発表予定○(米)7月貿易収支-予想は-701億ドル参考となる6月実績は-796億ドル。輸出が伸びたことから赤字幅は縮小。7月については世界経済の減速やドル高の影響で輸出の大幅増加は期待できないが、輸入額の減少が予想されており、赤字幅は6月との比較で縮小する可能性は高いとみられる。■8日(木)午前8時50分発表予定○(日)4-6月期国内総生産改定値-予想は前期比年率+2.9%参考となる速報値は前期比年率+2.2%。ソフトウエアを除く全産業の設備投資額は4-6月期が前年同期比+3.5%だった。改定値ではこの数値が反映されることから、速報値+2.2%から上方修正される見込み。■8日(木)午後9時15分結果発表予定○(欧)欧州中央銀行理事会-予想は0.50ポイントの追加利上げ8月のユーロ圏消費者物価指数は前年比+9.1%、同コア指数は+4.3%でいずれも市場予想を上回った。ユーロ安やエネルギー価格の高止まりなどの影響で高インフレの状態が続いており、0.5ポイント以上の大幅追加利上げが決定される可能性が高まっている。○その他の主な経済指標の発表予定・5日(月):(中)8月財新サービス業PMI、(欧)7月ユーロ圏小売売上高・6日(火):(豪)豪準備銀行政策金利発表・7日(水):(中)8月貿易収支、(豪)4-6月期国内総生産、(欧)4-6月期域内総生産確定値、(加)カナダ中央銀行政策金利発表・8日(木):(日)7月経常収支、(豪)7月貿易収支・9日(金):(中)8月消費者物価指数、(加)8月失業率
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2022/09/03 14:29
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JPX金は上値切り下げる展開 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『JPX金は上値切り下げる展開』と述べています。続けて、『NY金は下値の節目となる1700ドルを目指して下落しそうだ』とし、『クリーブランド連銀のメスター総裁は、政策金利を来年初頭までに4%をやや上回る水準まで引き上げ、その水準を維持する必要があるとの見方を示した。9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.75%の利上げが有力視されている』と伝えています。また、『8月ユーロ圏消費者物価指数(速報値)は、前年同月比9.1%上昇と過去最高の上昇率となった。この結果、欧州中央銀行(ECB)の8日の理事会に対しても、大幅利上げ観測が強まっている』と解説しています。陳さんは、『米欧の大幅利上げは、金利を生まない金にとって弱材料』と述べています。中国については、『8月製造業購買担当者景況指数(PMI)が強弱判断の節目である50を2カ月連続で割り込んだ。世界最大の金消費国での需要減退観測が広がっている』と伝えています。また、『1日のドル円は139円半ばまで円安が進んだが、JPX金を押し上げるには至らず、軟調な展開。4月中旬以降、上値は切り下がっている。下値は7400円でサポートされている』と言及しています。こうしたことから、陳さんは、JPX金について、『当面は7400~7800円のレンジで推移しそうだ』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月1日付「JPX金は上値切り下げる展開」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
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2022/09/02 17:37
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は0.15%高でスタート、景気対策への期待などで
2日の上海総合指数は買い先行。前日比0.15%高の3189.64ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時59分現在、0.07%高の3187.24ptで推移している。景気対策への期待が高まっていることが指数をサポート。国務院(内閣に相当)は8月31日の常務会議で、先ごろ策定した19項目にわたる新たな経済対策パッケージに関し、9月上旬にも詳細を明らかにすると表明した。一方、米金利高や国内でのコロナ対策の強化などが指数の上値を抑えている。
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2022/09/02 11:03
注目トピックス 経済総合
米ドルを対象とするニアピン型eワラントが上昇率上位にランクイン(2日10:02時点のeワラント取引動向)
新規買いは原資産の株価下落が目立つ三菱重工業<7011>コール197回 10月 5,750円を逆張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしては三菱重工業 コール197回 10月 5,750円、日経平均プット1867回 9月 27,500円などが見られる。上昇率上位はニアピン米ドルr2 1351回 9月 133円(+57.4%)、プラチナリンク債 プラス5倍トラッカー56回 10月 850米ドル(+39.3%)、プラチナリンク債 プラス5倍トラッカー53回 9月 850米ドル(+37.1%)、金リンク債コール402回 9月 1,850米ドル(+33.3%)、銀リンク債コール124回 10月 23米ドル(+33.3%)などとなっている。(カイカ証券)
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2022/09/02 10:24
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NYの視点:米8月ISM製造業:経済の弾力性示す、FRBの長期にわたる積極的な利上げを正当化
米供給管理協会(ISM)が発表した全米の製造業況をあらわるISM製造業景況指数の8月分は52.8と、7月から低下予想に反し同水準を維持した。主要項目である新規受注も51.3と、予想外に3カ月ぶり50を上回り活動の拡大となり、経済の弾力性を示す結果となった。雇用指数も54.2と、予想外に4カ月ぶりに50を上回り活動の拡大となった。3月来で最高となり、労働市場が引き続きひっ迫しているとのFRBの見解を裏付ける結果となった。一方で、支払い価格は52.5と、5カ月連続の低下で、予想55.3も下回り2020年6月来で最低となるなど、FRBの好ましい方向に向かっている証拠となった。経済が十分に強く、FRBも積極的な利上げを長期にわたり継続することが正当化されることになる。一方で、輸出受注は49.4と、25カ月活動拡大が続いたのち、活動縮小となった。中国で引き続き新型コロナ抑制の都市封鎖が続いていることやドル高が影響したと見られる。■米8月ISM製造業景況指数:52.8(予想:51.9、7月:52.8)新規受注:51.3(予想48.0、7月48.0)支払い価格:52.5(予想55.3、7月60.0)雇用:54.2(予想49.5、7月49.9)生産:50.4(7月53.5)受注残:53.0(7月51.3)入荷遅延:55.1(7月55.2)在庫:53.1(7月57.3)輸出:49.4(7月52.6)輸入:52.5(7月54.4)米商務省が発表する国内総生産(GDP)と同様のモデルを用い市場で注目されるアトランタ連銀の第3四半期GDP成長率予想は2.6%と、従来1.6%から引き上げられた。米国経済が速やかに景気後退入りするとの懸念も緩和した。
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2022/09/02 07:29
注目トピックス 経済総合
プラチナは800ドル台では実需買いが入るだろう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、プラチナについてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『プラチナは800ドル台では実需買いが入るだろう』と述べています。続けて、『米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が26日のジャクソンホール会議で行った講演は、インフレが抑制されるまで「当面」金融引き締めが必要というもので、予想以上にタカ派的だった。他のFRB当局者も、インフレが低下するまで金利を据え置く方針を支持した』と伝えています。次に、『金利上昇を受けてドル高が強まり、ドル建て金やプラチナは下げ幅が拡大した。金は「安全資産」としての特徴があるため、景気後退はサポート要因になり得るが、プラチナは産業用貴金属であるため、需要低下が連想され、売られやすくなる』と述べています。また、『米国の利上げ、中国の景気減速、欧州の景気後退等、世界の経済の鈍化により、自動車の生産販売が回復する見込みは小さく、触媒に使われるプラチナの需要は減退するとの見方が強まりそうで、下落が続きそうだ』とし、『下値の目安としては7月中旬につけた806ドルが視野に入るだろう。しかし、その水準まで下落した場合、実需買いが下値をサポートするだろう』と考察しています。一方で、『プラチナは将来的に、燃料電池車(FCV)や水素エネルギーやパラジウムの代替等で需要増加が期待されるため、採算コストの下限と見られる900ドルを下回る状況は長く続かないだろう』と言及しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月31日付「プラチナは800ドル台では実需買いが入るだろう」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
<FA>
2022/09/01 17:33
注目トピックス 経済総合
メキシコペソ円は、上昇基調を強めそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週のメキシコペソ円について、『上昇基調を強めそうだ』と述べています。続けて、『メキシコペソ円は8月24日に6.9円の年初来高値をつけ、6月9日の6.87円を上抜いた。上昇基調を強める中、7円の大台を目指す可能性が高いだろう』と述べ、『8月前半のメキシコ消費者物価指数(CPI)は、前年同期比で8.62%上昇した。食料品を中心に物価が上昇した。インフレ率の高止まりが確認された。これを受け、メキシコ銀行(中銀)が9月29日に開く金融政策決定会合で利上げを続けるという見方が強まっている』と解説しています。次に、『メキシコ中銀は8月11日の金融政策決定会合で、政策金利を0.75%引き上げて8.5%に決定した。10会合連続の利上げで、0.75%の利上げ幅は2会合連続だった。インフレ率が歴史的な高水準で推移する中、中銀は今後も大幅な利上げを続ける見通し』と伝えています。また、『経済成長も回復している。2022年4~6月期実質国内総生産(GDP)確定値は、前四半期比で0.9%増だった。7月に発表した速報値から0.1ポイント下方修正された。自動車の生産台数が回復した。足元では半導体不足が解消しつつあり、主な輸出先である米国の堅調な需要を背景に輸出が増えた。実質経済成長率がプラスになるのは3四半期連続。22年1~3月期は前四半期比で1.0%増だった』と言及しています。こうしたことから、陳さんは、メキシコペソ円の今週のレンジについて、『6.70円~7.00円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月30日付「メキシコペソ円今週の予想(8月29日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
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2022/09/01 17:20
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は売り先行もプラス圏回復、政策期待が高まる
9月1日の上海総合指数は売り先行。前日比0.17%安の3196.53ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時53分現在、0.13%高の3206.23ptで推移している。景気対策の強化や効果への期待などが指数をサポートしている。一方、内外景気の先行き不安が再燃していることが警戒材料。また、欧米の利上げペースが加速されるとの観測が外資の流出懸念を高めている。
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2022/09/01 10:57
注目トピックス 経済総合
銀リンク債を対象とするプット型eワラントが前日比2倍の大幅上昇(1日10:00時点のeワラント取引動向)
上昇率上位は銀リンク債プット116回 9月 15米ドル(前日比2倍)、銀リンク債プット121回 10月 13米ドル(前日比2倍)、三井金属鉱業<5706>プット85回 9月 2,250円(+66.7%)、三井金属鉱業 プット86回 9月 2,700円(+57.9%)、エヌビディア プット131回 9月 120米ドル(+57.6%)などとなっている。(カイカ証券)
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2022/09/01 10:11
注目トピックス 経済総合
NYの視点:米8月雇用統計:50年ぶり低水準の失業率がFRBの積極的な利上げ支援へ
米労働省が発表する最新8月雇用統計で失業率は50年ぶりの低水準付近で推移が予想されている。非農業部門雇用者数も前月比+30万人と、堅調な伸びが示される見通し。雇用統計の先行指標のひとつ民間部門の雇用者数を示すADP雇用統計の8月分は新しい算出方法で発表が再開された。伸びは前月比+13.2万人と市場予想のほぼ半分にとどまり、2021年初め以来の低いものとなった。一方で、賃金は前年比で+7.6%。転職した労働者の賃金の伸びはほぼ2倍の伸び、+16.1%になったことが分かった。NY連銀製造業景況指数の雇用(現状)は+7.4と、4月来で最低。6カ月平均+13.4も下回った。週平均就業時間も−13.1と、マイナスに転じる冴えない結果となった。一方で、フィラデルフィア連銀製造業景況指数の雇用(現状)は前月を上回るまちまちの結果。コンファレンスボードが発表した8月消費者信頼感指数の中での調査では、雇用が十分との答えは48%と、2021年4月来で最低となった。先行指標から、雇用が思ったように伸びない可能性もあるが、失業率が50年ぶり低水準を維持するなど、労働市場が依然強いとの見方から、連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利上げ計画に変更はないと見る。2022年のFOMC投票権を有するクリーブランド連銀のメスター総裁は「インフレ対処を巡る早急な勝利宣言は間違い」とし、インフレとの闘いは長引くとの見方から、利上げを継続すべきとの考えを示した。また、来年利下げを予想しておらず、来年には政策金利のFF金利誘導目標を4%以上に引上げ、インフレを抑制するためにその水準で維持すべきと、タカ派姿勢を表明した。ドルの上昇も継続か。■8月雇用統計の先行指標・米・8月ADP雇用統計:+13.2万人(予想:+30.0万人)・NY連銀製造業景況指数:雇用(現状):+7.4(7月18.0、6カ月平均+13.4)週平均就業時間:−13.1(+4.3、6カ月平均+3.8)6か月先雇用:+30.0(22.5、6カ月平均25.5)週平均就業時間:-10.9(-9.6、6カ月平均−0.4)・フィラデルフィア連銀製造業景況指数雇用(現状):24.1(19.4、6カ月平均29.6)週平均就業時間:6.1(6.4、13.8)6か月先雇用:25.1(16.5、6か月平均26.8)週平均就業時間:4.4(3.4、6か月平均6.3)・消費者信頼感指数(%)雇用十分48.0(49.2、前年同月55.6)不十分40.6(38.4、33.2)困難11.4(12.4、11.2)6カ月後増加17.4(15.1、23.1)減少19.3(21.1、18.0)不変63.3(63.8、58.9)所得6カ月後増加15.8(15.3、18.2)減少14.5(15.5、9.9)不変69.7(69.2、71.9)・失業保険申請件数件数 前週比 4週平均 継続受給者数08/20/22| 243,000| -2,000| 247,000| n/a |n/a08/13/22| 245,000| -7,000| 245,500| 1,415,00008/06/22| 252,000| 4,000| 249,500| 1,434,000■市場エコノミスト予想失業率:3.5%(7月3.5%)非農業部門雇用者数:前月比+30万人(+52.8 万人)民間部門雇用者数:前月比+30万人(+47.1万人)平均時給:予想:前月比+0.4%、前年比+5.3%(+0.5%、+5.2%)
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2022/09/01 07:36
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は0.33%安でスタート、欧米の金融引き締め懸念で
31日の上海総合指数は売り先行。前日比0.33%安の3216.52ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時57分現在、0.31%安の3217.16ptで推移している。欧米の金融引き締め懸念の高まりが警戒されている。また、台湾を巡る地政学リスクに対する懸念が再燃していることも圧迫材料。ほかに、弱い経済指標が指数の足かせに。8月の製造業購買担当者景気指数(PMI、政府版)は49.4となり、前月の49.0を上回ったものの、引き続き好不況の節目となる50を下回っている。
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2022/08/31 11:09
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京セラを対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(31日10:00時点のeワラント取引動向)
上昇率上位は京セラ<6971>コール189回 9月 9,300円(+80.0%)、京セラ コール188回 9月 8,200円(+67.8%)、第一生命ホールディングス<8750>コール166回 9月 3,350円(+50.0%)、SUBARU<7270>コール156回 9月 2,750円(+44.4%)、京セラ コール192回 10月 9,600円(+42.6%)などとなっている。(カイカ証券)
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2022/08/31 10:08
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コラム【新潮流2.0】:行き合いの空(マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆)
◆この季節、空を見上げると、夏雲の積乱雲と秋雲のうろこ雲とを同時に見ることがある。行く夏の名残りと秋の訪れを目で確認できる。こういう空を「行き合いの空」という。夏と秋とが空で行き交う様は古今集の歌にも詠まれている。夏と秋と ゆきかふ空の かよひじは かたへ すずしき風や吹くらむ◆28日の関東地方は小雨交じりの天気で気温は9月下旬並み。秋を感じさせる涼しい日曜日となった。夏の終わりは寂しいものだが、今年のような異常な暑さが収まってくれるのは、文句なしにありがたい。暑さのほうは季節の移ろいで自然に和らぐが、果たしてこちらはどうか。インフレである。 インフレは時の流れとともに自ずと鎮まるようなものではないから始末が悪い。先週末のジャクソンホールでFRBのパウエル議長は、徹底的にインフレを封じ込める態度を改めて示した。◆10分にも満たない短い講演だったが市場に動揺を与えるにはじゅうぶんだった。市場は議長の発言を「タカ派的」と受け止め、NYダウ平均は1,000ドル超も急落した。 インフレ退治に15年を要したボルカー時代の政策にも触れ、その轍は踏まない、だから今、決意を持って行動する、との言葉は確かに強い意志を感じさせる。しかしパウエル議長はこれまでと同じスタンスであることも講演の中で明らかにした。「データ次第」「今後は利上げペースをスローにすることが適切となる可能性が高い」と繰り返したのだ。◆今は二つの見方が混在している。インフレ抑制のために大幅利上げを続けるというものと、インフレは早晩ピークアウトが確認され利上げペースは緩やかになるだろうという見方である。まるで夏空と秋空が同居する「行き合いの空」のような状況だ。 だが、いつまでも同居は続かない。落ち着く先はインフレのピークアウトで利上げペースの減速だろうと思われる。「かたへ すずしき風や吹くらむ」(来る秋の方は涼しい風が吹いているだろう)と歌が詠む通り、利上げの季節も涼しい方に向かうだろう。予測というより、期待である。マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆(出所:8/29配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より抜粋)
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2022/08/31 09:37
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コラム【新潮流2.0】:行き合いの空(マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆)
◆この季節、空を見上げると、夏雲の積乱雲と秋雲のうろこ雲とを同時に見ることがある。行く夏の名残りと秋の訪れを目で確認できる。こういう空を「行き合いの空」という。夏と秋とが空で行き交う様は古今集の歌にも詠まれている。夏と秋と ゆきかふ空の かよひじは かたへ すずしき風や吹くらむ◆昨日の関東地方は小雨交じりの天気で気温は9月下旬並み。秋を感じさせる涼しい日曜日となった。夏の終わりは寂しいものだが、今年のような異常な暑さが収まってくれるのは、文句なしにありがたい。暑さのほうは季節の移ろいで自然に和らぐが、果たしてこちらはどうか。インフレである。 インフレは時の流れとともに自ずと鎮まるようなものではないから始末が悪い。先週末のジャクソンホールでFRBのパウエル議長は、徹底的にインフレを封じ込める態度を改めて示した。◆10分にも満たない短い講演だったが市場に動揺を与えるにはじゅうぶんだった。市場は議長の発言を「タカ派的」と受け止め、NYダウ平均は1,000ドル超も急落した。 インフレ退治に15年を要したボルカー時代の政策にも触れ、その轍は踏まない、だから今、決意を持って行動する、との言葉は確かに強い意志を感じさせる。しかしパウエル議長はこれまでと同じスタンスであることも講演の中で明らかにした。「データ次第」「今後は利上げペースをスローにすることが適切となる可能性が高い」と繰り返したのだ。◆今は二つの見方が混在している。インフレ抑制のために大幅利上げを続けるというものと、インフレは早晩ピークアウトが確認され利上げペースは緩やかになるだろうという見方である。まるで夏空と秋空が同居する「行き合いの空」のような状況だ。 だが、いつまでも同居は続かない。落ち着く先はインフレのピークアウトで利上げペースの減速だろうと思われる。「かたへ すずしき風や吹くらむ」(来る秋の方は涼しい風が吹いているだろう)と歌が詠む通り、利上げの季節も涼しい方に向かうだろう。予測というより、期待である。マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆(出所:8/29配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より抜粋)
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2022/08/31 09:26
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NYの視点:米7月JOLT求人件数:労働市場のひっ迫証明、FRB積極的な利上げ正当化
米労働省が発表した7月JOLT求人件数は1123.9万件と、6月1104万件から減少予想に反し増加し、引き続き過去最高水準付近を維持した。6月分も1104万件へ、1069.8万件から大幅に上方修正された。求人件数が引き続き順調に増加している一方で、総失業者数は減少傾向で、567万人と、コロナパンデミック開始以降で最低となった。求人件数は総失業者数を556.9万上回っており、ほぼ2倍。1人の失業者に対して2つの求人があることになる。同時に、採用者数も低下し、2021年8月以降で最低となった。7月採用率(Hiring rate)は4.2%と6月の4.3%から低下した。労働市場が依然ひっ迫している新たな証拠となったと同時に、パウエル議長が言及したとおり、労働市場の需要と供給のバランスが崩れた状況も続いている証拠となった。求人件数の増加と同時に、採用が減少、さらに、労働市場の自信をあらわすとして注目される自主退職者数も418万人と前月の423万人から若干減少し2021年10月来で最低。退職率は2.7%と、6月2.8%から小幅低下しており、労働者の市場への楽観的見方は後退しつつある。コンファレンスボードが発表した最新9月消費者信頼感指数の中での調査で、雇用が十分との答えは48%と、2021年4月来で最低となった。表面上では理由が説明できない事象が起っており、データが政治的に操作されているとの憶測もある中、発表された結果自体は労働市場のひっ迫を示す新たな証拠となり、米連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利上げ計画を正当化するとの市場の見解が強まった。9月連邦公開市場委員会(FOMC)でも3会合連続で75ベーシスポイントの利上げを実施する確率は76.5%。ドルの上昇基調も当面継続すると見る。■雇用たるみダッシュボード◎金融危機前に比べ状態が改善 パンデミック: 金融危機前水準と比較7月求人率(Job openings rate):6.9%(6月6.8% ) 4.4%, 3%7月退職率(Quits rate):2.7%(2.8%) 2.3%: 2.1%7月解雇率(Layoffs/discharges rate):0.9%(0.9%) 1.2%7月雇用者数(Nonfirm payrolls):+52.8万人(+39.8万人) +25.1万人,+16.18万人7月採用率(Hiring rate):4.2%(4.3%) 3.8%7月失業率(Unemploynent rate):3.5%(3.6%) 3.5%, 5%7月広義の失業率(U-6):6.7%(6.7%) 7.0%, 8.8%◎金融危機前に比べ状態悪化7月労働参加率:62.1%(62.2%) 63.4%, 66.1%7月長期失業者数(15週以上):31.7%(21年7月53.3%) 19%
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2022/08/31 07:31
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(中国)上海総合指数は0.02%安でスタート、米金利高などを警戒
30日の上海総合指数は売り先行。前日比0.02%安の3240.18ptで寄り付いた後は、日本時間午前11時7分現在、0.37%安の3228.69ptで推移している。米金利高や前日の欧米株安が警戒され、売りが優勢。一方、景気対策の強化や景気対策の効果に対する期待が高まっていることが指数をサポートしている。
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2022/08/30 11:14
注目トピックス 経済総合
日本電気を対象とするコール型eワラントが前日比2.5倍の大幅上昇(30日10:00時点のeワラント取引動向)
新規買いは原資産の株価上昇が目立つInpex<1605>コール254回 9月 2,100円を順張り、三菱重工業<7011>コール198回 10月 6,500円を順張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしては日経平均 マイナス3倍トラッカー84回 9月 29,000円、三菱重工業 コール198回 10月 6,500円などが見られる。上昇率上位は日本電気<6701>コール206回 9月 6,600円(前日比2.5倍)、日本電気 コール205回 9月 5,800円(前日比2.4倍)、日本電気 コール204回 9月 5,000円(+70.5%)、日本電気 コール208回 10月 6,300円(+70.3%)、日本電気 コール209回 10月 7,100円(+70.0%)などとなっている。(カイカ証券)
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2022/08/30 10:08
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NYの視点:燃料価格高が当面世界のインフレ、景気への脅威に
冬季に向けて、欧州では天然ガスなどのエネルギー供給ひっ迫が各家庭を圧迫、景気にも影響すると警戒されている。供給不足への対応として、フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長は、欧州連合(EU)が電力市場への緊急介入を準備していることを明らかにした。一方で、米国のバイデン政権は燃料関連の輸出を制限するよう、関係企業に要請する書簡を送っている。電気自動車メーカーのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はノルウェーで開かれたエネルギー会議での演説において、再生可能エネルギーへの移行にはかなりの時間を要し非常に長い期間、石油やガスが必要になるとの考えを示した。自身が化石燃料を悪と決めつけてはいないと強調。各国政府の政策が変わらない限り、供給不足による燃料価格の上昇基調は変わらず、当面、世界のインフレ動向や景気動向に損傷を与えると見られる。欧州中央銀行(ECB)は、景気後退入りリスクの上昇を認識しながらも利上げ以外に選択肢はないと、次回理事会でも50BP、75BPなど大幅利上げを協議する見通し。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は「米国経済は十分に強く、何着陸が可能」との考えだが、同時に、ハードランディングのリスクや景気後退リスクも除外したわけではない。金融政策で高インフレ対処が最優先で、長期にわたり力強い対応が必要と断固とした方針を崩していない。
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2022/08/30 07:35
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は1.02%安でスタート、景気不安や米利上げ懸念で
29日の上海総合指数は売り先行。前日比1.02%安の3203.10ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時56分現在、0.39%安の3223.73ptで推移している。経済指標の悪化を受け、景気の先行き不安が強まっている。また、米国が長期にわたる利上げを実施するとの観測も外資の流出懸念を高めている。一方、指数は大幅安で寄り付いた後は値を戻している。景気対策への期待感などが引き続きサポート材料となっている。
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2022/08/29 11:02
注目トピックス 経済総合
イーサリアムを対象とするマイナス3倍トラッカーが上昇率上位にランクイン(29日10:01時点のeワラント取引動向)
新規買いは原資産の株価下落が目立つ東京エレクトロン<8035>コール347回 10月 44,500円を逆張り、ソフトバンクグループ<9984>コール618回 9月 4,800円を逆張り、ファーストリテイリング<9983>コール367回 9月 68,000円を逆張りで買う動きなどが見られる。上昇率上位はイーサリアム2022年9月 マイナス3倍トラッカー3回 9月 1,500米ドル(+47.0%)、イーサリアム2022年10月 マイナス3倍トラッカー1回 10月 1,500米ドル(+46.7%)、テルモ<4543>プット65回 9月 3,850円(+33.3%)、イーサリアム2022年10月 マイナス3倍トラッカー2回 10月 1,750米ドル(+30.9%)、リクルートホールディングス<6098>プット118回 9月 3,750円(+30.6%)などとなっている。(カイカ証券)
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2022/08/29 10:10