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注目トピックス 経済総合 メキシコペソ円は、利上げを反映して上昇基調が強まりそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週のメキシコペソ円について、『今週のメキシコペソ円は、利上げを反映して上昇基調が強まりそうだ』と述べています。続けて、『今週10日のメキシコ中銀会合では、政策金利を9.25%から0.75%引き上げて10.0%になると予想されている。利上げを受けてペソ買いが強まりそうだ』とし、『10月前半消費者物価指数(CPI)は、前年同期比で8.53%上昇した。食料品を中心に物価が上昇した。市場ではメキシコ銀行が11月に開く次回の金融政策決定会合で大幅な利上げを続けるという見方が広がっていた』と伝えています。次に、『新興国ではインフレ対応の利上げが景気減速を招くとの懸念もあるが、メキシコに関しては今のところその心配は必要ないようだ。2022年7~9月期実質国内総生産(GDP)は、前四半期比で1.0%増だった。自動車や農産物など米国向けの輸出が堅調に推移しているほか、観光業などサービス業が回復していることが背景にある』と述べています。また、『海外(主に米国)からの送金もメキシコ経済を支援している。外国からメキシコへの9月の送金額は前年同月比14.1%増の50億3100万ドル(約7500億円)だった。主な出稼ぎ先である米国で雇用環境が堅調で送金の伸びを下支えした。前年同月を29カ月連続で上回った。1~9月の送金額は前年同期比で15%増えた』と解説しています。陳さんは、『ただ、メキシコ経済は米国経済の影響を受けやすい。今後米国の景気が冷え込めばメキシコ経済の下押し圧力になる可能性はある』と考察しています。こうしたことから、メキシコペソ円の今週のレンジについて、『7.3円~7.7円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の11月8日付「メキシコペソ円今週の予想(11月7日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <FA> 2022/11/10 17:32 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.54%安でスタート、コロナ感染の増加を警戒 10日の上海総合指数は売り先行。前日比0.54%安の3031.69ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時54分現在、0.55%安の3031.33ptで推移している。新型コロナウイルス感染が拡大していることが警戒されている。これに伴う行動規制が一段と強まる見通しだ。また、景気の先行き不安も足かせ。外部環境では、米中間選挙が進んでいることを受け、見極めムードが強い。 <AN> 2022/11/10 10:58 注目トピックス 経済総合 カシオ計算機を対象とするプット型eワラントが上昇率上位にランクイン(10日10:00時点のeワラント取引動向) 新規買いは原資産の株価下落が目立つテルモ<4543>コール76回 12月 5,650円を逆張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしてはビットコイン先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー1回 5月 1.0米ドル、キリンホールディングス<2503>コール93回 12月 2,950円などが見られる。上昇率上位はカシオ計算機<6952>プット61回 12月 950円(+51.1%)、カシオ計算機 プット62回 12月 1,150円(+50.5%)、銀リンク債 マイナス3倍トラッカー54回 12月 21米ドル(+46.7%)、カシオ計算機 プット63回 12月 1,350円(+45.7%)、クボタ<6326>プット78回 12月 1,850円(+43.2%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/11/10 10:07 注目トピックス 経済総合 NYの視点:米10月CPIで12月の利上げペース探る 米労働省は10月の米消費者物価指数(CPI)を10日に発表する。この結果は12月連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げペースを探る上で注目されている。平均のエコノミスト予想によると、10月のCPIは総合で前月比での伸びは3カ月連続で拡大し、6月以来の高水準に達すると見られており、インフレの抑制が容易ではないことが再表明される公算。一方で、連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として特に注目している変動の激しい燃料や食品を除いたコア指数は9月から伸びの小幅鈍化が予想されている。短期金融市場では、FRBが4会合連続で0.75%の利上げを実施後、12月FOMCでは0.5%の利上げにとどめることを織り込みつつある。ただ、依然0.75%の利上げ観測も少数派ながら存続。もし、想定通り、コア指数でインフレの鈍化が見られなかった場合、5会合連続の0.75%利上げ観測が強まりドル買いに勢いがつくと見る。リッチモンド連銀のバーキン総裁は講演で、「FRBはインフレ高進加速やインフレ期待の上昇を容認せず、インフレの2%目標値を達成していく」と、断固とした姿勢を見せた。FRBの利上げ減速の思惑も強いがバーキン総裁はインフレ抑制の闘いにより景気が減速する可能性もあるが、FRBはリスクをとらなければならないと、パウエル議長と同様、力強い利上げを継続する姿勢を崩していない。 <FA> 2022/11/10 07:33 注目トピックス 経済総合 ウォール街を知るハッチの独り言 フィリピンに飛んだ話(マネックス証券 岡元 兵八郎) さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、11月7日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・外国株コンサルタント、『ハッチ』こと岡元兵八郎氏のコラム「ウォール街を知るハッチの独り言」の内容をご紹介いたします。これは1983年、今から39年前の話です。もう時効だと思い書くことにします。私は学生の時に、NBCニュースというアメリカの三大テレビネットワークの報道部門の東京のアジア総支局でアルバイトをしていました。このアルバイトは私の大学の寮生が歴代行っていたもので、私も先輩に紹介され仕事をすることになりました。仕事の内容はというとまず有楽町にある外国人特派員クラブに届くNBCニュース宛の郵便を取りに行くことから始まり、夕方5時にオフィスに到着するとコーヒーメークから、コピー取り、電話の応対、そして米国から派遣されている数名の特派員、プロデューサーなど、日本語ができないスタッフのありとあらゆるサポートです。このオフィスはNBCニュースのアジア総支局であったこともあり、アジア中のオフィスからの連絡の対応も任されていました。その中でも大事な任務は、スタッフが退社した後の夕方6時半、7時、9時、11時の日本のTVニュースとAP 、 UPI、共同通信のテレタイプの機械に入ってくるアジア地域のニュースのモニターです。今のようにインターネットがなくCNNも始まって歴史が浅かった当時、たいていにおいてアジアで起きたニュース速報はAPのようなニュースサービスが最初に一報を流していました。アメリカ人が興味を持つだろうと思える事件を見つけると、帰宅したアメリカ人の特派員に電話でその内容を伝えるのです。価値のある大事件が起きると、アルバイト生もその晩は徹夜となります。私たちはその事件の情報収集を続け、それを英語に訳しつ続け、提携先の日本のテレビ局の報道部門にニュースの映像を借りに走ったりするのです。最終的に東京発のニュースは、特派員やエディターの手で数分程度にまとめられ、夜中に衛星回線でNY本社へ送られます。そのニュースクリップは、米国の朝夕のニュース番組の一部として放送されるのです。当時その動画をニューヨークへ送る衛星回線も高額で、いつでも使える訳ではなく、予約を入れて回線が空いてないと使えない時代でした。私はアメリカ人の一流のジャーナリストの仕事を横で見ていて、この時プロフェッショナルのかっこよさを勉強させてもらいました。最後にオフィスのドアの鍵を閉め、ビルの守衛さんに鍵を渡して帰るというのがアルバイトの1日の終わりの仕事でしたので、彼らが退社しないと私も寮へ帰れなく、大きなニュースがあると、夜中の3時まで帰れないという日も少なくありませんでした。仕事にも慣れ、スタッフからは一定の信用と信頼を得ることができるようになったある秋の日のことです。オフィスに到着するや否や、時のオペレーションマネージャーのK女史に呼ばれ「ハッチさん、あなたパスポート持っている?」と聞かれたのです。「はい」と答えると、「じゃ、明日マニラに飛んでちょうだい」とフィリピン行きを命じられたのです。フィリピンへ行ってみたいという気持ちはあったものの、気がかりだったのはその時のフィリピンの治安です。当時フェルディナンド・マルコス大統領(現フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領の父親)が18年以上独裁体制を敷いていたフィリピンで、反政府派で米国へ亡命していたベニグノ・アキノ議員(後のコラゾン・アキノ大統領のご主人)がフィリピンへ帰国した際、マニラ空港に到着するや何者かに射殺されるという事件が起きたのです。この事件をきっかけに各地では反体制派による大々的なデモが起き、首都マニラではデモ隊を鎮圧するために街を戦車が走り、銃声が響き渡るような状況だったのです。当時の日本のテレビ局もこのような状況を大々的に報道し、明らかにフィリピンは観光では行っては行けない国でした。そんなフィリピンへ行けというK女史に、僕はマニラへなぜ行くのですかと聞くと、「これ持って行って頂戴」と見せられたのが頑丈な大きな箱2つだったのです。中身はというと、業務用の大型トランシーバー。まだ携帯電話がない当時、街の中で戦車が走る中、マスコミがテレビカメラで視聴者ウケする映像を撮る為には、トランシーバーで連絡を撮ることが必要だったのです。私の頭の中には、素朴な疑問が浮かびました。そもそも、戦車まで使って国民のデモを制覇しようとしている国で、トランシーバーのような国に対して使われるものの持ち込みが許されるはずはない一方、危なさそうなことをアルバイトの学生にさせるはずはないだろうと性善説な考えも浮かんだのです。そんな素朴な疑問を確認すべく「Kさん、これって国に持ち込むことは問題ないのですよね?」と聞いてみると、「問題ない訳ないでしょ、問題だからあなたが行くのよ」と意味不明の答えが返ってきたのです。「えっ、じゃどうやってフィリピンへ持ち込むのですか??」と「これ使ってちょうだい」と言われて渡されたのが、まさかの100ドル紙幣2枚だったのです。つまりこういうことです。この200ドルという賄賂をフィリピンの税関で使い、2台の業務用トランシーバーをフィリピンに持ち込むというミッションなのです。「大丈夫よ」という意味不明の自信からくるアルバイト先の上司の言葉のほとんどを疑いながら私は考えました。私が税関で逮捕されるリスクは? 万が一、最悪、一時的にでも私が捕まった場合、雇い主であるアメリカのテレビ局は、私を見捨てたりしないだろうか、いや、なんらかの形で助けてくれるのではないかと考えを巡らせたのです。最終的な私の判断は、面白そうだというものでした。翌朝早朝に学生寮を出た私は、オフィスで業務用トランシーバーの入った大きな箱2つをタクシーに乗せ、成田空港へ向かいました。初めて搭乗したフィリピン航空ですが、治安のよくないマニラへ向かうフライトはガラガラです。そんな中、NBCの会社の規定によりファーストクラスに乗せられた私の服装は、ジーンズにTシャツ姿のビジネスマンには到底見えないのですが、そんな日本人学生に対し、フィリピン人のCAは「お仕事ですか?」と。実は、と本当のことを言いたくても言う訳にもいかず、「はい、まあ、そんな感じです」と冷や汗をかきながら答えるのが精一杯だった記憶があります。成田を出発して約5時間後、私と業務用トランシーバー2台を乗せたフィリピン航空のフライトは無事マニラ国際空港へ到着しました。イミグレーションにおけるパスポート検査は問題なく通過。そもそも日本でも、この国でも前科はありませんから当たり前です。次に空港出口の前の税関検査の手前、成田からの荷物受け取りのターンテーブルに届いた2個の荷物をピックアップした私は税関へ向かいます。ガラガラの国際空港で、荷物を持って税関職員の前に立つと、2個の荷物を検査台に載せろとサインがありました。不審な箱を2個持ったジーパンにTシャツ姿の若者に興味を持つのはよく分かります。やはり明らかに何かが不自然に見えたはずです。もしも、私が彼の立場であれば私を徹底的に調べたことでしょう。私を呼び止めた税関職員の周りには、数名の職員が集まってきました。この段階で、かなりまずい雰囲気になってきているのを感じます。担当の税関職員は英語で「これは何か」と聞いてきます。東京のK女史には、何か聞かれたら「放送機材」で押し通すように言われていたので、そのように答えたのです。ただ、それで解放される訳はありません。トランシーバーは、広義の意味では放送機材の類かもしれませんが、箱の中は明らかにトランシーバーであり、それはテレビの機材ではないのです。結局、私は箱を開けるように指示をされ、中身を見られた瞬間の相手の顔の表情、これは38年経った未でもよく覚えています。彼の顔は非常に難しい表情に変わったのです。そして、その場にいた同僚の税関職員とフィリピンの公用語であるタガログ語でやりとりが始まりました。決して持ち込んではいけない拳銃を持ち込んでいる訳ではないものの、私の置かれた状況は明らかに良くなく、ついに尋問室へ連れていかれるのではないかなと感じ始めた次の瞬間です。担当職員の口から出た言葉は救いの一言、How much are you willing to pay?(いくら払うか?)だったのです。私はすかさずこの為にK女史に渡されていた100ドル紙幣2枚をパスポートに挟み、彼に渡したのです。次の瞬間、彼の返事はNow you can go!(行っても良い)だったのです。話のわかる人でよかったと、私の肩の荷は降り、無事空港ビルを出ることができました。現在マニラで働く人の平均月収は912ドルと言います。賄賂で渡した200ドルの価値は平均月収の約4分の1です。ですが、これは39年前の話です。当時の200ドルは、彼らの平均月収の数倍だと聞きました。あの200ドルが何名の仲間に分けられたのかはわかりません。ただ、間違いなさそうなのは、あの晩彼らはアメリカの放送局のお陰で大宴会をやったのではないかということです。マネックス証券 チーフ・外国株コンサルタント 岡元 兵八郎(出所:11/7配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より、抜粋) <FA> 2022/11/09 09:36 注目トピックス 経済総合 NYの視点:米中間選挙に注目、政策行き詰まりを期待 中間選挙が8日全米で実施されている。少なくとも下院で共和党が過半数奪還すると想定されている。上院では依然接戦が予想されている。一部の州では結果が明らかになるのは数日かかるとの発表もある。万が一下院だけでも共和党が優勢となった場合、民主党の大統領、ねじれ議会で、今までのような民主党一党が過激で過剰な政策を決定することが回避できる。市場では米国のgridlock政策行き詰まりに期待感が強まりつつある。パンデミック終息後もバイデン政権による過剰で大型財政支援がインフレ高進を一段と助長した。環境問題改善に重きを置き過ぎた燃料政策により原油価格が上昇し、燃料価格を押し上げ、高インフレ加速に繋がった。共和党が下院だけでも勢力を回復した場合、インフレの抑制や景気減速も最小限に抑えられる可能性が広がる。リスク選好の動きに繋がると見られる。 <FA> 2022/11/09 08:07 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は売り先行、「ゼロコロナ」政策をめぐる不透明感で 8日の上海総合指数は売り先行。前日比0.26%安の3062.86ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時49分現在、0.51%安の3061.97ptで推移している。「ゼロコロナ」政策をめぐる不透明感がふっしょくされていないことが投資家の不安心理を強めている。一方、景気対策への期待が高まっていることなどが指数をサポートしている。 <AN> 2022/11/08 10:54 注目トピックス 経済総合 ヤマハ発動機を対象とするコール型eワラントが前日比10.4倍の大幅上昇(8日10:04時点のeワラント取引動向) 新規買いは原資産の株価上昇が目立つソフトバンクグループ<9984>プット499回 12月 5,600円を逆張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしてはオリックス<8591>コール238回 12月 2,950円、味の素<2802>コール65回 12月 5,200円などが見られる。上昇率上位はヤマハ発動機<7272>コール50回 11月 3,350円(前日比10.4倍)、ユニ・チャーム<8113>コール135回 11月 4,950円(前日比10倍)、エヌ・ティ・ティ・データ<9613>プット112回 11月 2,100円(前日比2.4倍)、ユニ・チャーム コール140回 12月 6,150円(前日比2.3倍)、第一生命ホールディングス<8750>コール170回 11月 2,400円(前日比2.3倍)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/11/08 10:11 注目トピックス 経済総合 NYの視点:米住宅市場の弱まりや中古車市場ピークアウトでインフレも鈍化か、FRB利上げ減速の可能性も 米連邦準備制度理事会(FRB)は先週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で4会合連続での0.75%の利上げ決定と同時に声明では今後、利上げ減速の選択肢も示唆した。同時に、パウエル議長がインフレ抑制には程遠く、依然利上げが必要であるとの考えを示した。過剰な利上げによるコストは、消極的な利上げによるコストを下回ると考えており、インフレに鈍化がみられるまでは積極的な利上げを続ける公約をした。さらに、議長がピーク金利が従来の想定を上回るとしたため短期金融市場では来年のピーク金利5%以上を織り込み始めた。今週発表される10月消費者物価指数(CPI)の結果がFRBの断固とした利上げを後押しすると見られている。特にFRBがインフレ指標として注目している10月CPIの食品・エネルギー除いたコア指数は6.5%と、9月から伸びの小幅鈍化が予想されているものの、依然FRBのインフレ目標である2%を大幅に上回る公算で、FRBの利上げ継続を正当化する見通し。サンフランシスコ連銀調査によると、政策金利を3-3.25%に引き上げた9月時点での金融引き締めの状態がすでに政策金利5.25%に相当するとの結果。3月からの利上げに加えて、6月以降から保有している資産縮小も利上げと同様の引締め効果となるため。加えて、11月には0.75%追加利上げで政策金利は3.75%-4.0%と、一段と引き締まった。FRBの利上げ継続の思惑が強まる一方で、ペンシルバニア大ウォートンスクールのシーゲル教授は、金利の急伸で住宅市場が悪化、FRBが将来の利上げ計画を見直すことになるだろうと指摘している。パウエル議長下のFOMCが間違った指標、遅行の住宅やインフレに焦点をあて過ぎており、住宅価格や賃貸が著しく低下していることを見過ごしていると批判。住宅はコアインフレの4割を占める。先月の全米中間住宅価格は今年6月の44.9万ドルをピークに5%下落。売却にも時間がかかり市場の弱さを反映している。さらに、中古車市場もピークをつけた兆候が見られている。中古車価格は20年7月から22年7月までに45%上昇した。そののち、今年7月以降、4%下落している。米住宅市場の弱まりや中古車市場のピークアウトでインフレもピークに達した場合、FRBの利上げ減速を強いる可能性がありドルの上昇抑制要因になる。 <FA> 2022/11/08 08:01 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.26%安でスタート、「ゼロコロナ」政策の堅持を警戒 7日午前の東京市場でドル・円は引き続き147円10銭近辺で推移。147円台前半から146円71銭まで下げた後、147円26銭まで戻したが、147円台前半にはドル売り興味が残されているようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は146円71銭から147円26銭、ユーロ・円は145円54銭から146円20銭、ユーロ・ドルは0.9905ドルから0.9947ドル。 <AN> 2022/11/07 11:19 注目トピックス 経済総合 JFEホールディングスを対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(7日10:00時点のeワラント取引動向) 手仕舞い売りとしてはビットコイン2022年11月 プラス5倍トラッカー1回 11月 11,000米ドル、三菱重工業<7011>コール202回 12月 5,200円などが見られる。上昇率上位はJFEホールディングス<5411>コール187回 11月 1,500円(+70.6%)、イーサリアム2022年12月 マイナス3倍トラッカー1回 12月 1,250米ドル(+55.7%)、JFEホールディングス コール191回 12月 1,700円(+43.4%)、JFEホールディングス コール192回 12月 1,900円(+42.6%)、JFEホールディングス コール190回 12月 1,500円(+36.2%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/11/07 10:14 注目トピックス 経済総合 NYの視点:【今週の注目イベント】CPI、中間選挙 今週は、中間選挙や10月月消費者物価指数(CPI)に注目が集まる。11月FOMCの声明では、一部委員の利上げペースへの懸念を反映し、利上げ減速も選択肢になるような文言が加えられた。しかし、パウエル議長は依然、高インフレ対処の政策を緩める姿勢は見せず、過剰な利上げによる景気減速は手段を用いて景気支援が可能だが、利上げを躊躇した場合、インフレの定着に繋がると、過剰な利上げのほうがコストが少ないと考えている。ピーク金利も従来想定されていた水準を上回ると言及し、短期金融市場では来年のピーク金利5%台を織り込み始めた。CPIは前年比で8%増、コアでも6.6%増と、FRBの目標を依然大幅に上回る見通し。予想をさらに上回ると、金利先高観が強まりドル買いが再燃する。一方で、中間選挙では、エネルギー価格の高騰や高インフレ、リセッション懸念が強まる中、経済対策が有権者の重要な注目点となっており、共和党が優勢と見られている。下院だけでなく、万が一、上下院両院とも共和党が過半数獲得に成功した場合、民主党の大統領で、権力が分散することは、極端な政策に傾斜するリスクが減る。リセッション懸念も緩和しあらたなドル買い材料になる可能性がある。世論調査の結果では、下院は共和党が再び過半数を奪還すると見られている。上院では接戦が予想されており、特に、ペンシルベニア州などは、すでに、結果判明が数週間先になる可能性にも言及しており、混乱が予想されることはリスクに繋がる。また、想定外に、上下院とも民主党が勝利した場合は、インフレ高進が一段と進むリスクが上昇。景気後退懸念が強まる可能性がある。■今週の主な注目イベント●米国7日:コリンズ米ボストン連銀総裁、メスター米クリーブランド連銀総裁が講演、バーキン米リッチモンド連銀総裁がインフレに関する討論会参加8日:中間選挙9日:9月卸売売上高、ウィリアムズNY連銀総裁がスイス国立銀、FED、BIS共同主催の世界のリスク、不透明性、変動制を巡る会合に参加バーキン米リッチモンド連銀総裁が経済見通しに関する講演10日:10月消費者物価指数(CPI)、週次新規失業保険申請件数ローガン米ダラス連銀総裁、ジョージ米カンサス連銀総裁、メスター米クリーブランド連銀総裁が講演11日:11月ミシガン大消費者信頼感指数●欧州7日:ユーロ圏財務相会合、独鉱工業生産、ラガルドECB総裁デジタルユーロに関する会合参加8日:ユーロ圏小売り11日:独CPI、ECBのパネッタ理事、デギンドスECB副総裁、デコス・スペイン中銀総裁、センテノ・ポルトガル中央銀行総裁、ホルツマン・オーストリア中銀総裁、レーン委員が講演、イベント参加●英5日:鉄道組合、全国スト8日:マン英中銀MPC委がスイス国立銀、FED、BIS共同主催の世界のリスク、不透明性、変動制を巡る会合に参加●中国7日:貿易9日:PPI、CPI●日本11日:PPI <FA> 2022/11/07 07:38 注目トピックス 経済総合 国内外の注目経済指標:10月米消費者物価コア指数は9月並みの水準か 11月7日−11日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。■8日(火)午後7時発表予定○(欧)ユーロ圏9月小売売上高-予想は8月実績は前月比-0.3%参考となる8月実績は、前月比-0.3%。自動車燃料の販売は増加したが、食品・飲料の販売とオンライン・通信販売が減少。9月については、自動車燃料の販売は増加しており、食品・飲料などのオンライン販売がやや増加した可能性があるため、前月比で増加する可能性がある。○(日)9月経常収支■9日(水)午前8時50分発表予定・予想は、+2821億円参考となる8月実績は+589億円で黒字額は1985年以降では最も小さくなった。貿易赤字の拡大が要因。ただ、第一次所得収支の黒字額は円安の影響で3兆を超えている。9月については貿易赤字額の縮小が予想されており、経常黒字額は8月実績を上回る見込み。■9日(水)午前10時30分発表予定○(中)10月消費者物価指数-予想は前年比+2.4%参考となる9月実績は前年同月比+2.8%でやや高い伸びとなった。食品価格の上昇が主に押し上げた。10月については、食品価格の上昇が一服しつつあることから、物価上昇率は9月実績を下回る可能性がある。■10日(木)午後10時30分発表予定○(米)10月消費者物価コア指数-予想は前年比+6.6%参考となる9月実績は前年比+6.6%で8月実績を上回った。中古車価格、住居費の上昇率の高止まりなどの影響があった。10月については、住居費の上昇、医療、輸送サービス価格の上昇が続いており、インフレ率は9月実績と同水準となる可能性がある。○その他の主な経済指標の発表予定・7日(月):(独)9月鉱工業生産速報・8日(火):(欧)9月小売売上高・11日(金):(米)11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報 <FA> 2022/11/05 14:52 注目トピックス 経済総合 NY原油は上昇基調強めそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY原油についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『NY原油は上昇基調強めそう』と述べています。続けて、『原油相場は「OPECプラス」の11月からの減産(日量200万バレル削減)が下値を支えている一方で、中国の景気減速による需要低下が重石になっている。10月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)は49.2となり、節目の50を2カ月ぶりに割り込んだ』と伝えています。また、『中国が来年から新型コロナ対策を緩和するとの臆測が広まったが、足元では上海ディズニーランドが休園し、広州モーターショーの延期が決まるなど、ゼロコロナ政策の緩和に向けた具体的な動きや変化はみられない』と解説しています。次に、『米石油協会(API)が公表した28日現在の原油在庫は前週比650万バレルと大幅に減少した。市場予想は40万バレル増だった』と述べ、『ただ、冬を控え、ヒーティングオイルの原料となる留出油在庫が87万バレル増となり、予想の60万バレル減と逆の結果になった』と伝えています。一方で、『ヒーティングオイル需要は、天候次第で大きく変動するため、冬の気温次第ではさらに在庫が減少する恐れもある。その場合、ヒーティングオイルが牽引役となって原油相場を押し上げる展開も想定される』と言及しています。こうしたことから、陳さんは、『NY原油は90ドルの節目を目指す可能性がある』と考察しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の11月2日付「NY原油は上昇基調強めそう」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <FA> 2022/11/04 17:44 注目トピックス 経済総合 南アフリカランド円今週の予想(11月1日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、南アフリカランド円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『今週の南アフリカランド円は、計画停電やストライキの長期化懸念、中国経済の減速懸念から南ア経済の先行き不透明感が強く、上値の重い展開が続くだろう』と述べています。続いて、『先週は、南ア財務省による中期財政政策声明に対する期待感や、南ア9月生産者物価指数の市場予想を上回る結果、南ア9月財政収支の赤字幅縮小から上昇する場面もあったが、南ア経済の不透明感に戻り高値を売られる展開となった』と伝えています。陳さんは、『インフレが高止まりする中での景気減速からスタグフレーション懸念が高まっている。そのため、利上げ期待は高いものの、南アランドは買いにくい状況にある』とし、『国営電力会社エスコムによる計画停電の長期化懸念、南アフリカと経済的な結びつきの強い中国の景気減速懸念、国営企業による賃金交渉を巡るストライキの長期化懸念に加え、最近では南アフリカでのテロ発生リスクの高まりから南アランドが敬遠されている』と考察しています。また、『在南アフリカ米大使館は26日、南アの最大都市ヨハネスブルク郊外にある富裕層が多いサントン地区で、テロ攻撃が実行される恐れがあるとして自国民に警戒を呼びかけた。松野官房長官も27日の記者会見で、テロの危険があるとして南アフリカの日本大使館が現地に住む日本人に、多くの人が集まる場所を避けるよう注意喚起のメールを送付したと明らかにした』と伝えています。こうしたことから、南アフリカランド円の今週のレンジについて、『7.90円~8.3円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の11月1日付「南アフリカランド円今週の予想(10月31日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <FA> 2022/11/04 17:43 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は売り先行もプラス圏回復、景気対策への期待で 4日の上海総合指数は売り先行。前日比0.03%安の2996.99ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時45分現在、0.82%高の3022.35ptで推移している。景気対策への期待が高まっていることが指数をサポート。「ゼロコロナ」政策の緩和期待なども好感されている。一方、足元での景気悪化や米金融引き締めの長期化懸念が引き続き足かせとなっている。 <AN> 2022/11/04 10:55 注目トピックス 経済総合 AGCを対象とするプット型eワラントが前日比2.3倍の大幅上昇(4日10:01時点のeワラント取引動向) 新規買いは原資産の株価下落が目立つAGC<5201>コール157回 12月 4,800円を逆張り、資生堂<4911>コール90回 12月 6,700円を逆張り、ミネベアミツミ<6479>コール114回 11月 2,500円を逆張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしてはミネベアミツミ コール114回 11月 2,500円、キーエンス<6861>コール179回 12月 59,000円などが見られる。上昇率上位はAGC プット140回 11月 4,200円(前日比2.3倍)、アップル プット185回 11月 140米ドル(前日比2.2倍)、AGC プット139回 11月 3,450円(前日比2倍)、AGC プット141回 11月 4,950円(+76.2%)、ビザ プット79回 11月 190米ドル(+73.7%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/11/04 10:21 注目トピックス 経済総合 NYの視点:米10月雇用統計:良好な結果に期待、パウエル議長発言もヒント、ネガティブサプライズに注意 米労働省が発表する最新10月雇用統計で失業率は依然50年ぶりの低水準付近が維持される見込みとなっている。非農業部門雇用者数も前月比+25万人前後の伸びを維持する公算で、労働市場の健全性が明らかになると見られる。米連邦準備制度理事会(FRB)の歴史的にも大幅な利上げが継続しているにもかかわらず、労働市場が減速する兆候はあまり見られず、予想通りの結果はFRBの利上げ継続する方針を後押しする可能性が強い。雇用統計の先行指標のひとつ民間部門の雇用者数を示すADP雇用統計の10月分は予想を上回る伸びとなった。週次の失業保険申請件数も歴史的な低水準で推移。ただ、一部先行指標では雇用が若干弱まり始めた兆候も見られる。全米の製造業活動を示すISM製造業景況指数の10月雇用は50と、9月から活動の拡大と縮小の境目を回復したものの若干弱さが伺える。また、米国経済は消費が7割を占めるため注目となる米ISM非製造業景況指数の雇用が49.1と7月以来の50割れとなったことも警戒材料となる。消費者信頼感指数でも、雇用が十分との回答は45.2と、9月49.2、前年54.8から大幅低下。不十分との回答は、42.1と、前月39.7、前年同月34.2から上昇している。また、困難との見方も12.7と前月11.1、前年11.0から上昇。FRBのパウエル議長が特にタカ派色を強調したのは、10月雇用統計が良好なことを示していると期待感が台頭している。ただ、逆に、ネガティブサプライズとなった場合はドル売りが加速する可能性がある。■10月雇用統計の先行指標・米ISM製造業景況指数:雇用:50.0(48.7)・米・ADP雇用統計:+23.9万人(予想:+18.5万人、9月:+19.2万人←+20.8万人)・米ISM非製造業景況指数:雇用:49.1(50.2)・NY連銀製造業景況指数:雇用(現状):+7.7(9月9.7、6カ月平均+12.6)週平均就業時間:+3.3(−0.1、6カ月平均+2.1)6か月先雇用:+17.8(18.1、6カ月平均22.6)週平均就業時間:-8.3(-7.5、6カ月平均−6.5)・フィラデルフィア連銀製造業景況指数雇用(現状):28.5(12.0、6カ月平均22.9)週平均就業時間:10.4(-3.8、7.8)6か月先雇用:12.2(22.4、6か月平均19.3)週平均就業時間:-3.0(10.8、6か月平均5.6)・消費者信頼感指数(%)雇用:十分:45.2(49.2、前年54.8)不十分:42.1(39.7、34.2)困難:12.7(11.1、11.0)6カ月後増加:19.8(17.4、24.4)減少:20.8(17.8、18.7)不変:59.4(64.8、56.9)所得増加:18.9(18.3、18.4)減少:15.1(13.8、11.2)不変:66.0(67.9、70.4)・失業保険申請件数件数       前週比 4週平均 継続受給者数10/29/22|   217,000|    -1,000|  218,750|   n/a10/22/22|   218,000|     4,000|  219,250| 1,485,00010/15/22|   214,000|   -12,000|  212,250| 1,438,00010/08/22|   226,000|     7,000|  211,000| 1,383,00010/01/22|   219,000|    29,000|  206,500| 1,364,000■市場エコノミスト予想失業率:3.6%(9月3.7%)非農業部門雇用者数:前月比+26万人(+31.5 万人)民間部門雇用者数:前月比+27.5万人(+30.8万人)平均時給:予想:前月比+0.3%、前年比+5.0%(+0.3%、+5.2%) <FA> 2022/11/04 07:47 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.74%安でスタート、米金融引き締めの長期化懸念で 3日の上海総合指数は売り先行。前日比0.74%安の2981.20ptで寄り付いた後は、日本時間午前11時18分現在、0.33%安の2981.204ptで推移している。米金融引き締めの長期化懸念が外資の流出懸念を強めている。また、元安進行も引き続き中国株の売り圧力を高めている。一方、景気再開への期待感などが引き続き指数をサポートしている。 <AN> 2022/11/03 11:23 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は売り先行もプラス圏回復、景気対策の期待が高まる 2日の上海総合指数は売り先行。前日比0.29%安の2960.64ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時54分現在、0.07%高の2971.38ptで推移している。景気対策への期待が高まっていることが支援材料。一方、元安進行が中国株の売り圧力を高めた。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表を控え、慎重ムードも強い。 <AN> 2022/11/02 11:08 注目トピックス 経済総合 ソニーグループを対象とするコール型eワラントが前日比6.6倍の大幅上昇(2日10:00時点のeワラント取引動向) 新規買いは原資産の株価上昇が目立つミネベアミツミ<6479>コール114回 11月 2,500円を順張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしてはTDK<6762>コール233回 11月 5,100円、電源開発<9513>コール56回 11月 2,350円などが見られる。上昇率上位はソニーグループ<6758>コール437回 11月 12,000円(前日比6.6倍)、花王<4452>プット107回 11月 4,500円(前日比3.4倍)、花王 プット108回 11月 5,400円(前日比2.6倍)、TDK コール233回 11月 5,100円(前日比2.3倍)、日本製鉄<5401>コール289回 11月 2,450円(前日比2.3倍)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/11/02 10:07 注目トピックス 経済総合 コラム【ポートフォリオのススメ】投資がうまくいかない!(マネックス証券 塚本 憲弘) 統計によると投資信託が買われる(売られる)タイミングは資産価格が上昇(下落)している時に見られがちです。上昇時には追随したくなり、下落時には心理的なストレスから売却に動く、結果として高値買い・安値売りにつながっているのかもしれませんが、投資家は必ずしも合理的な行動をとることができるとは限らず、運用には心理的な揺さぶりが大きく影響すると言われます。経済学のモデルに心理学的に観察された事実を取り入れていく行動経済学という学問では、損失を回避したくなる、目先のトレンドに左右されがち、など時に感情的で非合理的な行動をする投資家の意思決定や行動が説明されており、ドキッとするポイントが満載です。米国ダルバー社の調査によると平均的な株式ファンド投資家の過去30年のリターンは3.7%とS&P500株価指数の10.4%を大きく下回っています。この差が生じる要因として一番大きいのはタイミングを誤った非合理的な投資行動によるものとされています。では失敗を回避するにはどうしたらよいでしょうか?対面型のプライベートバンキング事業においては個々人のライフプランに合った運用計画を策定し、規律を守ることで感情に左右される投資を避けるアドバイスがなされます。また分散投資によって全体のリターンの振れを安定化することも大切です。分散投資においてはポートフォリオに占める債券等保守的資産の割合について、20歳であれば20%、80歳であれば80%と年齢が簡易的な目安にされます。若い頃は時間を味方に運用リスクを取り、年齢と共に徐々にリスクを抑制していくことになりますが、寿命が延びていることで株等リスク資産の割合は目安より多めで良いでしょうし、リスク選好や資金計画によってもこの割合は柔軟に変更されるべきです。株式・債券等伝統資産に加えて、異なる動きが期待されるオルタナティブ運用も存在感を増してきている中で、全体の2割程度はそのような資産への投資が好ましいでしょう。また、これまでの中長期的な株式市場の推移を前提にすると、少しでも上昇する日を逃すと最終的な成績に大きく響くことになるため、過度なリバランスは避けるべきです。短期的な相場の振れは中長期目線ではノイズになりがちです。感情的にならないよう論理的・計画的な中期目線での運用スタイルが堅持されるべきでしょう。他にも時間分散によって粛々と資産を積み上げていくという考え方も感情的な投資を避ける手段として有効です。特に若年層であれば短期的に振れを伴うリスク資産であっても、長期目線で成長を享受できます。ウォーレン・バフェット氏も感情をコントロールする重要性を語っていますが、中長期的な資産運用においては感情的な投資判断を避け、規律ある投資を維持することが重要です。マネックス証券 インベストメント・ストラテジーズ 塚本 憲弘(出所:10/31配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より、抜粋) <FA> 2022/11/02 09:24 注目トピックス 経済総合 NYの視点:米9月JOLT求人件数:労働市場のひっ迫根強く、FRB利上げ継続強いられる可能性 米労働省が発表した9月JOLT求人件数は1071.7万件と、1000万件割れまで減少が予想されてうたが反して8月からさらに増加した。8月分も速報の1005.3万件から1028万件へ上方修正された。総失業者数575.3万人に対し、求人件数はほぼ500万上回り、労働市場が依然ひっ迫している証拠となった。2022年3月に付けた590万件の差に近づく水準。米連邦準備制度理事会(FRB)が歴史的にも大幅で急速な利上げを実施しているにもかかわらず過熱した労働市場が緩和する兆候はまだ見られない。ただ、一部労働市場のひっ迫が弱まった兆しも見られた。総採用者数は708.2万人と、2021年2月来で最低。採用率(Hiring rate)は4.0%と8月4.1%から低下した。従業員の労働市場への自信を示すとして、FRBが注視している自主退職は8月から12.3万人減の406万人と、2021年7月以降2番目に低い水準。退職率(Quits rate)は2.7%で前月と同水準だった。解雇は若干減少し、130万人。解雇率は0.9%と、前月の1.0%から低下した。一部で弱い兆候が見られるものの、労働市場のひっ迫は根強く、FRBは11月連邦公開市場委員会(FOMC)で4会合連続で0.75%の追加利上げを実施したのちも利上げ継続が強いられると考えられる。■雇用たるみダッシュボード◎金融危機前に比べ状態が改善        パンデミック: 金融危機前水準と比較9月求人率(Job openings rate):6.5%(8月6.3% )     4.4%, 3%9月退職率(Quits rate):2.7%(2.7%)          2.3%: 2.1%9月解雇率(Layoffs/discharges rate):0.9%(1.0%)   1.2%9月雇用者数(Nonfirm payrolls):+26.3万人(+31.5万人) +25.1万人,+16.18万人9月採用率(Hiring rate):4.0%(4.1%)         3.8%9月失業率(Unemploynent rate):3.5%(3.7%)     3.5%, 5%9月広義の失業率(U-6):6.7%(7.0%)          7.0%, 8.8%◎金融危機前に比べ状態悪化9月労働参加率:62.3%(62.4%)                 63.4%, 66.1%9月長期失業者数(15週以上):34.1%(21年8月48.4%)19% <FA> 2022/11/02 07:32 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.21%高でスタート、経済指標の改善を好感 1日の上海総合指数は買い先行。前日比0.21%高の2899.50ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時58分現在、0.16%高の2897.99ptで推移している。経済指標の改善が好感されている。10月の財新製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.2となり、前月の48.1と市場予想の48.5を上回った。また、景気対策への期待も高まっている。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表(日本時間3日未明)を控え、慎重ムードが強まっている。 <AN> 2022/11/01 11:09 注目トピックス 経済総合 JTを対象とするコール型eワラントが前日比6倍の大幅上昇(1日10:16時点のeワラント取引動向) 新規買いは原資産の株価下落が目立つLIXIL<5938>コール94回 12月 2,300円を逆張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしては電源開発<9513>コール56回 11月 2,350円、日本ガイシ<5333>コール84回 12月 2,000円などが見られる。上昇率上位はJT<2914>コール235回 11月 3,050円(前日比6倍)、JT コール234回 11月 2,700円(前日比3.8倍)、NTN<6472>コール50回 11月 325円(前日比3.7倍)、電源開発 コール56回 11月 2,350円(前日比3.5倍)、LIXIL プット84回 11月 1,850円(前日比3.3倍)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/11/01 10:28 注目トピックス 経済総合 NY金は反発するも、JPX金はレンジ抜けず サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『NY金は反発するも、JPX金はレンジ抜けず』と述べています。続けて、『NY金は米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースが鈍化するとの観測から堅調に推移している』とし、『先週末、米経済紙が12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げペースの減速が議論される可能性があると報道したことを受けて、米長期金利が低下し、ドルが他通貨に対して下落している。特にユーロは、今月4日以来のパリティを回復した』と伝えています。また、『26日はカナダ中銀が市場予想に反して0.5ポイントの利上げに留まったことも、世界の中銀が利上げペースを緩める兆しととらえられた』と述べています。一方で、『ドルの下落を受けて円も反発しており、JPX金は下値を切り上げているものの、依然として8000円の節目には届いていない』と言及しています。こうしたことから、陳さんは、『7500~8000円のレンジ相場が続きそうだ』と考察しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の10月27日付「NY金は反発するも、JPX金はレンジ抜けず」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <FA> 2022/11/01 10:03 注目トピックス 経済総合 NYの視点:米11月FOMC最後の0.75%利上げか、需要鈍化見られる 米連邦準備制度理事会(FRB)は明日11月1日から2日にかけ2日間にわたり開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で4会合連続で0.75%の利上げを実施する公算となっている。同時に、今後の利上げペースが協議されると見られる。最近の経済指標はFRBの急速な利上げにより需要が鈍化している兆候が見られ始めた。FRBが今後、大幅利上げを続ける必要性は少なくなる。ゴールドマンサックスはFRBが今週のFOMCで0.75%の利上げを実施後、12月に0.5%、来年の2月に0.25%、3月に0.25%の利上げで、3月末までには政策金利のFF金利誘導目標を5%まで引き上げると、FRBや市場見通しもほぼ同様な予想となっている。米10月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)は45.2と、9月45.7から改善予想に反し悪化した。パンデミックによる経済封鎖直後の20年6月来で最低。2カ月連続で50割れで活動の縮小となった。また、米10月ダラス連銀製造業活動指数も-19.4と、9月-17.2から一段と悪化し6カ月連続のマイナス。同地区はエネルギー関連企業が多いため、特殊となるが、指数の重要項目である新規受注は5カ月連続のマイナスで9月から一段と悪化。6カ月先では活動や見通しが軒並み6カ月続けてマイナスとなった。■米10月ダラス連銀製造業活動指数:-19.4(9月-17.2)新規受注:-8.8(-6.4)雇用:17.1(15.0)労働時間:-0.1(8.0)生産:6.0(9.3)原材料支払い価格:32.0(37.1)販売価格:22.2(18.1)出荷:-1.6(7.1)賃金:36.7(36.6)資本支出:7.1(13.6)6カ月先ビジネス活動:-21.2(-22.4)企業見通し:-14.1(-6.9)生産:3.1(28.3)設備稼働:3.4(19.3)新規受注:-4.5(22.1)出荷:1.0(16.3)原材料支払い価格:25.8(22.9)販売価格:26.4(22.8)雇用:11.7(28.2)労働時間:3.0(5.4) <FA> 2022/11/01 07:45 注目トピックス 経済総合 アルプスアルパインを対象とするコール型eワラントが前日比14.5倍の大幅上昇(31日10:00時点のeワラント取引動向) 新規買いは原資産の株価上昇が目立つアルプスアルパイン<6770>プット95回 12月 1,250円を逆張り、キーエンス<6861>コール179回 12月 59,000円を順張りで買う動きや、原資産の株価下落が目立つ日本ガイシ<5333>コール84回 12月 2,000円を逆張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしてはセイコーエプソン<6724>コール127回 12月 2,150円、日経平均 プラス5倍トラッカー90回 11月 25,000円などが見られる。上昇率上位はアルプスアルパイン コール102回 11月 1,500円(前日比14.5倍)、アルプスアルパイン コール101回 11月 1,300円(前日比8.2倍)、アルプスアルパイン コール103回 11月 1,700円(前日比7倍)、アルプスアルパイン コール106回 12月 1,650円(前日比3倍)、アルプスアルパイン コール105回 12月 1,450円(前日比2.8倍)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/10/31 10:10 注目トピックス 経済総合 NYの視点:【今週の注目イベント】FOMC、BOE、米雇用統計、ISM製造業・非製造業景況指数など 今週は、米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)、英中銀や豪準備銀は金融政策決定会合を開催予定で注目される。加えて、米国の10月ISM製造業・非製造業景況指数や雇用統計など重要指標の発表も予定されており、今後のFRBの利上げペースを判断する上で注目。10月雇用統計では引き続き健全な労働市場が再表明され、追加利上げを正当化する結果が予想されている。FRBは1日、2日にFOMCを開催する。FRBはこの会合で、インフレ高進抑制のため4会合連続で0.75%の利上げを実施する見通し。同時に、今後の利上げペースを協議すると見られ、声明やパウエル議長会見で12月以降の利上げ減速の可能性が示唆されるかどうかに焦点が集まる。住宅ローン金利の上昇で、特に住宅市場は急激に悪化しすでに景気後退入りしているとの見方も多い。一方で、労働市場は依然強く、追加利上げは必要となるが、急速な利上げが消費に影響するだけでなく、起因した急激なドル高が国内企業の収益に大きく影響、世界金融市場をも脅かすリスクへの懸念も浮上した。何人かのFRB高官は利上げのペースを懸念。利上げ減速を開始すべきとの意見も見られ始めた。中間選挙を控え、イエレン財務長官が国債市場の変動に言及したり、民主党議員が成長を脅かすFRBに過剰な利上げをとどめるよう要請するなどの動きも見られ利上げペース減速に繋がる可能性も否めない。英国中銀のピルチーフエコノミストは、すでに11月の大幅利上げを示唆している。■今週の主な注目イベント●米国31日:10月シカゴPMI、10月ダラス連銀製造業活動11月1日:10月S&P製造業PMI、9月JOLT求人、9月建設支出、10月ISM製造業景況指数2日:10月ADP雇用統計、FOMC結果発表、パウエル議長会見3日:9月貿易収支、7-9月期非農業部門労働生産性、単位人件費、週次新規失業保険申請件数、10月S&Pサービス業PMI、10月ISM非製造業景況指数、9月製造業受注4日:10月雇用統計、●欧州31日:ユーロ圏CPI、GDP、ECBエコノミスト、レーン氏講演11月2日:ユーロ圏、仏、独、伊PMI、独失業率3日:サービスPMI、ラガルドECB総裁講演4日:独、仏、伊サービスPMI、ユーロ圏PPI、独製造業受注、デキンドスECB副総裁●英11月3日:英中銀金融政策決定会合、ベイリー総裁会見サービスPMI●豪州11月1日:豪準備銀政策決定会合●中国11月1日:製造業PMI3日:財新サービスPMI●日本11月1日:製造業PMI2日:日銀9月会合議事要旨 <FA> 2022/10/31 07:40 注目トピックス 経済総合 欧米の注目経済指標:10月米雇用統計はやや悪化する可能性 10月31日−11月4日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。■10月31日(月)午後7時発表予定○(欧) 7-9月期ユーロ圏域内総生産速報値-4-6月期の実績値は前年比+4.1%参考となる4-6月期の実績は、前年比+4.1%。個人消費の伸びが寄与したが、エネルギー不足がインフレをさらに押し上げており、景気の勢いは弱まりつつあることを示唆する内容だった。7-9月期については、個人消費が衰えつつあること、純輸出の伸びは期待できないことから、全体の成長率は前期を下回る見込み。■11月1日(火)午後11時発表予定○(米)10月ISM製造業景況指数-予想は50.0参考となる9月実績は50.9に低下。新規受注指数や雇用指数が大きく低下したことが要因。中長期的な需要見通しは不透明であることから、各企業は採用凍結や人員削減を通じて従業員数の増加を抑えようとしている。10月についてもこの状況は変わらず、新規受注の伸びも鈍化していることから、全体的な指数は9月実績を下回る可能性がある。■11月2日(水)日本時間3日午前3時結果判明○(米)連邦公開市場委員会(FOMC)会合-予想は0.75ポイントの追加利上げ米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は前回のFOMC会合後の記者会見で「インフレ率の低下には、トレンドを下回る成長を持続させることが必要」との見方を伝えており、4会合連続で0.75ポイントの利上げが決まる見込み。ただし、12月のFOMC会合ではインフレ見通しなどを考慮して利上げ幅を0.5ポイント以下とする可能性があることを示唆する可能性がある。■11月4日(金)午後9時30分発表予定○(米)10月雇用統計-予想は非農業部門雇用者数は前月比+20.0万人、失業率は3.6%新規失業保険申請件数は若干増加傾向にあること、中長期的な需要見通しは不透明であることから、各企業は採用凍結や人員削減を通じて従業員数の増加を抑えようとしており、非農業部門雇用者数の伸びは9月実績を下回る見込み。失業率については、労働参加率の下げ止まりを反映して若干上昇する可能性がある。○その他の主な経済指標の発表予定・10月31日(月):(日)9月鉱工業生産速報、(欧)10月ユーロ圏消費者物価コア指数・11月1日(火):(豪)豪準備銀行政策金利発表・11月2日(水):(NZ)7-9月期失業率、(米)10月ADP雇用統計・11月3日(木):(豪)9月貿易収支、(英)英中央銀行政策金利発表、(米)9月貿易収支、(米)10月ISM非製造業景況指数・11月4日(金):(加)10月失業率 <FA> 2022/10/29 15:10

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