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金は押し目買いが続くだろう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

配信日時:2023/12/11 09:53 配信元:FISCO
*09:53JST 金は押し目買いが続くだろう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『金は押し目買いが続くだろう』と述べています。

続いて、『先週のNY金(2月限)は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ見通しを背景に、2000ドル台で堅調に推移した。タカ派で知られるウォラーFRB理事が29日の講演で、利上げ打ち止めを示唆する発言を行った』と伝えています。

また、『30日に発表された10月米個人消費支出(PCE)物価指数は伸びが4カ月ぶりに鈍化し、21年3月以来2年7カ月ぶりの低水準となった。パウエルFRB議長は1日、南部ジョージア州アトランタで講演し、利上げの可能性を選択肢に残しながらも、「引き締めが行き過ぎるリスクと不十分にとどまるリスクは一層均衡している中、慎重に進める」と改めて表明し、利上げ継続に積極的な「タカ派」的ではないと受け止められた』とし、『同日発表された11月米ISM製造業購買担当者景況指数(PMI)が市場予想を下回った。こうした背景から米金利が低下し、ドルも下落となって1日のNY金は1オンス=2089.70ドルで終え、終値ベースで史上最高値を更新した』と解説しています。

次に、『週明け4日は、先週末の流れを受けて早朝のアジア時間に金相場は急伸し、2135.4ドルと過去最高値を付けた。2100ドル付近にあったオプション取引絡みの買いや、情勢不利とみたショートポジションのロスカットが表面化したようだ』と述べています。

また、『4日にOSE金先物相場も大幅上昇し、一時、1万0028円を付け、上場来の最高値を更新した。1982年の取引開始以来初の1万円台に乗せた。ただ、その後は利益確定売りが広がり軟調な展開が続いている』と言及しています。


さらに、『CMEのフェドウオッチによれば、市場は米連邦準備制度理事会(FRB)が3月に利下げする確率を66%織り込んでいる。FRBの利上げ停止と、来年の利下げ開始観測に変化はないが、週初めに一気に「踏み」が出たことで、ピークアウト観測が強まっている』と伝えています。

陳さんは、『利下げ観測が根強いことから、2000ドル割れでは押し目買いが入りそうだ。当面は2000ドル台で値を固めながら、8日の11月米雇用統計を待つことになろう。インフレの原因となっていた労働市場に緩和の兆しが示されれば、金相場には強材料となろう』と考察しています。

NY金の予想レンジについては『2000~2100ドル』、OSE金相場については『1万円越えの後の調整が続きそうだ。予想レンジは、9400~9900円』と想定しています。


参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の12月7日付「金は押し目買いが続くだろう」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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