注目トピックス 外国株ニュース一覧
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、中国景気の鈍化が意識される
【ブラジル】ボベスパ指数 108232.74 +1.22%16日のブラジル株式市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1308.56ポイント高(+1.22%)の108232.74で取引を終了した。106851.58から108794.91まで上昇した。小幅高で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。利上げ懸念の後退が好感され、買いが継続した。ブラジル中央銀行はこのほど、政策金利の安定を望んでいると発言。新興国の中で、ブラジルが比較的に早いペースで利上げを実施していると指摘し、これによって下半期のインフレ抑制効果が出るとの見方を示した。また、原油など商品価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。【ロシア】MICEX指数 2364.60 +2.47%16日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比57.10ポイント高(+2.47%)の2364.60で取引を終了した。2306.06から2379.35まで上昇した。小幅高で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。企業の配当や好業績報告が好感され、買いが広がった。ルクオイル(LKOH)は2022年度の配当計画を発表した。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。ほかに、欧米など新たな制裁を公表しなかったことが買い安心感を与えた。【インド】SENSEX指数 52973.84 +0.34%16日のインドSENSEX指数は7日ぶりに反発。前日比180.22ポイント高(+0.34%)の52973.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同60.15ポイント高(+0.38%)の15842.30で取引を終えた。中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。前日の米株高を受け、インド市場も買いが先行。また、連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きが活発になった。国内では、早急な利上げ懸念の後退が支援材料。インド準備銀行(中央銀行)はこのほど、国内の経済状況の大幅改善がみられないなか、早急な利上げに慎重姿勢を示した。【中国本土】上海総合指数 3073.75 -0.34%週明け16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比10.54ポイント安(-0.34%)の3073.75ポイントと反落した。中国指標の悪化が不安視される流れ。取引時間中に公表された4月の経済統計がそろって下振れするなか、中国景気の鈍化が意識された。鉱工業生産はマイナス成長に転落し、小売売上高はマイナス幅が大幅に拡大している。もっとも、下値は限定的。中国経済対策や経済活動正常化に対する期待感が高まっている。上海市の副市長は16日の記者会見で、ロックダウン(都市封鎖)を6月に解除する見込みと発表した。
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2022/05/17 11:16
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は6日続落、通貨ルピー安の進行がインド株の売り圧力を強めた
【ブラジル】ボベスパ指数 106924.18 +1.17%13日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1236.54ポイント高(+1.17%)の106924.18で取引を終了した。105690.55から107772.82まで上昇した。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。海外株高が好感され、ブラジル株への買いも広がった。また、通貨レアル高の進行もブラジル株の支援材料。ほかに、暗号資産市場が持ち直したことで金融市場混乱に対する懸念が後退したことが買い安心感を与えた。【ロシア】MICEX指数 2307.50 +0.42%13日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比9.61ポイント高(+0.42%)の2307.50で取引を終了した。2283.10から2321.91まで上昇した。前日の終値近辺でもみ合った後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。欧米などによる追加の経済制裁懸念が指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 52793.62 -0.26%13日のインドSENSEX指数は6日続落。前日比136.69ポイント安(-0.26%)の52793.62、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同25.85ポイント安(-0.16%)の15782.15で取引を終えた。プラス圏でもみ合った後は終盤マイナス圏に転落した。通貨ルピー安の進行がインド株の売り圧力を強めた。ルピーの対米ドル為替レートは12日、再び過去最安値を更新。また、中小企業が停電など新たなリスクに直面していることも圧迫材料となった。熱波の到来や石炭在庫不足、発電コストの増加などを受け、一部地域では停電が発生している。このほか、インフレ高進が追加の利上げ懸念を高めた。4月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前月の6.95%から7.79%まで上昇し、95カ月ぶりの高水準を記録した。【中国本土】上海総合指数 3084.28 +0.96%13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比29.29ポイント高(+0.96%)の3084.28ポイントと反発した。4月22日以来、3週ぶりの高値水準を回復している。中国経済対策の期待感が高まる流れ。中国人民銀行(中央銀行)の副総裁は12日、貸出金利をさらに引き下げることに言及し、政策金利の引き下げを示唆した。新型コロナウイルス禍による景気腰折れを回避するため、このところ政府関係部局は雇用やインフラ投資、産業支援、消費振興などに向けた対策を相次ぎ発表している。
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2022/05/16 09:43
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、海外株の下落など弱い外部環境が警戒
【ブラジル】ボベスパ指数 105687.64 +1.24%12日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1290.74ポイント高(+1.24%)の105687.64で取引を終了した。103578.58から105707.56まで上昇した。売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。インフレ対策の実施観測が支援材料。政府はインフレ高進を抑制するため、燃料価格の引き下げを検討していると報じられている。また、通貨レアルの上昇もブラジル株の支援材料。一方、海外株安や世界景気の先行き不安などが指数の足かせとなった。【ロシア】MICEX指数 2297.89 -3.74%12日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比89.25ポイント安(-3.74%)の2297.89で取引を終了した。2386.16から2283.31まで下落した。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。海外株の下落など弱い外部環境が警戒され、ロシア株にも売りが広がった。また、ウクライナ紛争の長期化懸念なども改めて嫌気され、「ロシア売り」の動きが優勢となった。ほかに、欧米などが対ロ制裁を緩めない方針を堅持していることが世界景気の先行き不安を一段と高めた。【インド】SENSEX指数 52930.31 -2.14%12日のインドSENSEX指数は5日続落。前日比1158.08ポイント安(-2.14%)の52930.31、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同359.10ポイント安(-2.22%)の15808.00で取引を終えた。大幅安で寄り付いた後も安値圏でもみ合った。成長予想の下方修正が警戒された。モルガン・スタンレー証券(MS)は最新リポートで、2022年度のインド成長予想をこれまでの7.9%から7.6%に引き下げた。世界経済成長の鈍化や商品価格の上昇、世界金融市場の不安定などがインド経済に悪影響を与えると指摘した。また、国内銀行が大幅減益を報告したことも同セクターの売り手掛かりとなった。【中国本土】上海総合指数 3054.99 -0.12%12日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比3.71ポイント安(-0.12%)の3054.99ポイントと4日ぶりに小反落した。中国景気の回復遅れが懸念される流れ。ロックダウン(都市封鎖)緩和の期待がはく落した。上海市で11日、新型コロナウイルスの市中感染者を2例確認(10日は市中感染ゼロ)。上海市当局は行動抑制の緩和について、市中感染が3日連続でゼロとなる必要があると説明している。中央政府が「ゼロコロナ」政策を堅持しているだけに、経済活動の正常化に時間がかかると不安視された。また、通貨安も逆風。12日の外国為替市場では再び元安が進み、対米ドルの人民元(オフショア)相場が約1年7カ月ぶりの達した。資金流出も警戒されている。ただ、下値は限定的。中国経済対策の期待感が持続し、指数はプラス圏で推移する場面もあった。
<FA>
2022/05/13 09:53
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は5日ぶりに反発、インフレ高進懸念が追加の利上げ観測を強めた
【ブラジル】ボベスパ指数 104396.90 +1.25%11日のブラジル株式市場は5日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1286.96ポイント高(+1.25%)の104396.90で取引を終了した。103007.59から105374.25まで上昇した。横ばいで寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、中国での新型コロナウイルス流行状況が改善されたとの報道も世界経済の先行き不安をやや改善させた。一方、インフレ高進懸念が追加の利上げ観測を強めた。【ロシア】MICEX指数 2387.14 -0.25%連休明けとなる11日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比5.89ポイント安(-0.25%)の2387.14で取引を終了した。2414.87から2367.48まで下落した。前半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は売りに押された。世界景気の先行き不安が足かせに。また、ウクライナ紛争の長期化観測や欧州連合(EU)による追加の経済制裁懸念なども引き続き圧迫材料となった。一方、通貨ルーブル高が指数を下支えした。また、原油価格の上昇などもサポート材料となった。【インド】SENSEX指数 54088.39 -0.51%11日のインドSENSEX指数は4日続落。前日比276.46ポイント安(-0.51%)の54088.39、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同72.95ポイント安(-0.45%)の16167.10で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤は下げ幅をやや縮小させた。インフレ高進懸念の高まりが警戒された。調査によると、4月の消費者物価指数(CPI)上昇率は7.5%まで加速するという予想は出ている。予想通りなら18カ月ぶりの高水準を記録。また、深刻な電力不足が改善されていないことも、経済活動の停滞懸念を強めた。このほか、世界経済の後退入り懸念が高まっていることが引き続き嫌気された。【中国本土】上海総合指数 3058.70 +0.75%11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比22.86ポイント高(+0.75%)の3058.70ポイントと3日続伸した。中国経済対策の期待感が持続する流れ。コロナ禍による景気腰折れを回避するため、政府は雇用やインフラ投資、消費振興などに向けた対策を矢継ぎ早に発表している。市場関係者の強気発言もプラス。中国証券監督管理委員会の王建軍・副主席はこのほど、足元の国内A株市場について、各種リスクはコントロール可能であり、外資の純流入が続いているとの見解を示した。米国による対中圧力の緩和期待も強まる。バイデン米大統領は10日、演説後の記者会見で、国内インフレ対策の一つとして、トランプ前政権が広範な中国製品に課した追加輸入関税の引き下げを検討していることを明らかにした。
<FA>
2022/05/12 09:40
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続伸、中国経済対策の期待感が相場を支える流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 103109.94 -0.14%10日のブラジル株式市場は4日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比140.09ポイント安(-0.14%)の103109.94で取引を終了した。104286.27から102386.18まで下落した。プラス圏で推移した後は売りに押され、引けまで前日の終値前後でもみ合った。ブラジル中央銀行が追加の利上げに踏み切るとの観測が足かせ。中銀は最新リポートで、インフレ率を目標範囲内に収めさせるため、6月に小幅な利上げが必要だと強調した。また、世界景気の先行き不安なども引き続き足かせに。一方、内需関連の上昇が指数を下支えした。【ロシア】休場【インド】SENSEX指数 54364.85 -0.19%10日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比105.82ポイント安(-0.19%)の54364.85、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同61.80ポイント安(-0.38%)の16240.05で取引を終えた。中盤はプラス圏を回復したが、その後は再び売りに押された。欧米やアジア市場の下落を受け、インド株にも売り圧力が強まった。また、米中景気の先行き不安なども投資家心理を悪化させた。ほかに、通貨ルピー安の進行がインド株の売り圧力を高めた。ルピーの対米ドルレートは過去最安値水準で推移している。【中国本土】上海総合指数 3035.84 +1.06%10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比31.70ポイント高(+1.06%)の3035.84ポイントと続伸した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。コロナ禍による景気腰折れを回避するため、政府は雇用やインフラ投資、消費振興などに向けた対策を矢継ぎ早に発表している。直近では、中国人民銀行(中央銀行)が9日、第1四半期の金融政策執行報告を公表し、流動性を適度に保ち、実体経済を支える方針を明らかにした。米国の対中圧力などを懸念した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は程なくプラスに転じている。
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2022/05/11 09:48
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、インドなど新興国からの資金流出懸念が強まった
【ブラジル】ボベスパ指数 103250.02 -1.79%9日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1884.71ポイント安(-1.79%)の103250.02で取引を終了した。105109.06から102768.18まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を再び拡大させた。内外景気後退入りへの懸念が高まっていることが圧迫材料。また、海外株安もリスク回避の動きを強めた。ほかに、ウクライナ紛争の長期化観測や中国景気の先行き不安などが引き続き指数の足かせとなった。【ロシア】休場【インド】SENSEX指数 54470.67 -0.67%9日のインドSENSEX指数は続落。前日比364.91ポイント安(-0.67%)の54470.67、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同109.40ポイント安(-0.67%)の16301.85で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。米金利高を受け、インドなど新興国からの資金流出懸念が強まった。また、海外株安なども投資家の不安心理を高めた。国内では、電力不足が深刻化しているとの報告が経済活動の停滞懸念を強めた。原油や石炭価格の上昇を受け、コスト面の上昇で電力会社が休眠ユニットの再開を躊躇していると報じられている。【中国本土】上海総合指数 3004.14 +0.09%週明け9日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数が前営業日比2.58ポイント高(+0.09%)の3004.14ポイントと小反発した。自律反発狙いの買いが先行する流れ。先週末の上海総合指数は2.16%安と5日ぶりに反落していた。もっとも上値は重い。指数はマイナス圏で推移する場面もみられている。上海のロックダウン(都市封鎖)の長期化に伴う中国経済の回復ペース鈍化が警戒されている。昼頃公表された今年1-4月の貿易統計では、輸出入総額(人民元ベース)が前年同期比7.9%増の概算12兆5800億人民元(約63兆2960億円)となった。伸びは1-3月の13.9%増から6.0ポイントも減速している。
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2022/05/10 10:04
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小反落、ウクライナ紛争の長期化観測も引き続き圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 105134.73 -0.16%6日のブラジル株式市場は小幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比169.46ポイント安(-0.16%)の105134.73で取引を終了した。106267.57から103984.11まで下落した。小幅安で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。米金利高が警戒され、ブラジルなど新興国からの資金流出懸念が高まった。また、貿易黒字の縮小や輸出の伸び鈍化も嫌気された。一方、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。【ロシア】MOEX指数 2393.03 -0.49%6日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比11.77ポイント安(-0.49%)の2393.03で取引を終了した。2406.78から2372.52まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。欧州連合(EU)がロシアに対して経済制裁を追加するとの観測が警戒され、売りが広がった。また、ウクライナ紛争の長期化観測も引き続き圧迫材料。一方、原油価格の上昇が指数を下支えした。【インド】SENSEX指数 54835.58 -1.56%6日のインドSENSEX指数は反落。前日比866.65ポイント安(-1.56%)の54835.58、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同271.40ポイント安(-1.63%)の16411.25で取引を終えた。大幅安で寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。前日の米株の大幅安に加え、この日のアジア市場がおおむね軟調な値動きを示したことを受け、インド株も売りが広がった。国内では、利上げの実施が改めて圧迫材料となった。インド準備銀行(中央銀行)は4日、市場予想に反して利上げに踏み切った。【中国本土】上海総合指数 3001.56 -2.16%6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比66.20ポイント安(-2.16%)の3001.56ポイントと5日ぶりに反落した。内外環境の不透明感が嫌気される流れ。中国では、新型コロナウイルス感染対策の行動抑制長期化が一段と警戒されている。国務院(内閣に相当)は5日の常務会議で、「ゼロコロナ」政策を堅持していく方針を改めて確認した。一部地域で新規感染者数の鈍化がみられるものの、外出制限などの完全な解除は程遠い。中国景気の先行きも不安視された。外部環境では、米金利高がネガティブ。積極的な米金融政策の引き締め懸念が再燃し、昨夜の米10年債利回りは騰勢を強め、一時3.10%と2018年11月以来の高い水準まで上昇した。
<FA>
2022/05/09 10:01
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反落、通貨レアルが対米ドルで下落した
【ブラジル】ボベスパ指数 105304.19 -2.81%5日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比3039.55ポイント安(-2.81%)の105304.19で取引を終了した。108336.81から103923.27まで下落した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。米株安が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、通貨レアルが対米ドルで下落したことも圧迫材料。ほかに、米利上げを受け、ブラジルなど新興国からの資金流出観測が改めて嫌気された。【ロシア】MOEX指数 2404.80 +1.33%5日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比31.64ポイント高(+1.33%)の2404.80で取引を終了した。2379.04から2412.81まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表後で買い安心感が広がった。FOMC結果では、市場予想通り0.5%の利上げとなった。また、米パウエル議長が会見で0.75%の利上げの可能性が低いことも示唆した。このほか、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、欧米がロシアに対して経済制裁を追加するとの懸念が引き続き足かせとなった。【インド】SENSEX指数 55702.23 +0.06%5日のインドSENSEX指数は4日ぶりに小反発。前日比33.20ポイント高(+0.06%)の55702.23、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同5.05ポイント高(+0.03%)の16682.65で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。米国の過剰な利上げ懸念の後退が指数をサポート。米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)の結果では、市場予想通り0.5%の利上げが発表された。ただ、パウエル議長が会見で0.75%の利上げの可能性が低いことを示唆した。また、サービス業輸出が順調に増加しているとの報告も同セクターの物色手掛かりとなった。【中国本土】上海総合指数 3067.76 +0.68%連休明け5日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比20.70ポイント高(+0.68%)の3067.76ポイントと4日続伸した。中国経済対策の期待感が引き続き相場を支える流れ。中国共産党は先週、習近平・総書記(国家主席)の主宰で中央政治局会議を開き、足元の経済情勢と政策活動について検討を行い、成長促進のため景気刺激策を強化すると言明した。人民元安の一服もプラス材料。オフショア人民元は3日に約1年半ぶりとなる6.68人民元台を記録していたが、5日朝方は6.62人民元台で推移している。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が大幅利上げに消極的な姿勢を示したことで、米金利が急低下。ドル買いの勢いが収まったことも支援材料だ。官民が報告した4月の中国景況感指数が悪化したことなどを嫌気し、朝方は上値の重い場面がみられたものの、指数は徐々に上げ幅を拡大している。
<CS>
2022/05/06 09:32
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日続伸、中国経済対策の期待感が強まる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 107876.16 -1.86%29日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2042.81ポイント安(-1.86%)の107876.16で取引を終了した。111819.21から107876.16まで下落した。プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。米株安が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、米国の急速な利上げ懸念の高まりや中国景気の先行き不安なども改めて嫌気された。国内では、中央銀行の労働組合が賃上げを求めてストライキを翌週に再開すると発言したこともマイナス材料となった。【ロシア】MOEX指数 2445.17 +2.58%29日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比61.51ポイント高(+2.58%)の2445.17で取引を終了した。2390.83から2448.52まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。利下げの実施が好感された。ロシア中央銀行は29日、政策金利を年17.00%から14.00%に引き下げると発表した。市場予想は2.00%の利下げだった。また、原油価格が取引時間内に堅調な値動きを示したことも資源セクターの物色手掛かりとなった。【インド】SENSEX指数 57060.87 -0.80%29日のインドSENSEX指数は反落。前日比460.19ポイント安(-0.80%)の57060.87、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同142.50ポイント安(-0.83%)の17102.55で取引を終えた。プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。外国人投資家(FII)の売り越しが足かせとなった。また、インフレ高進懸念が解消されていないことなども引き続き圧迫材料となった。【中国本土】上海総合指数 3047.06 +2.41%29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比71.58ポイント高(+2.41%)の3047.06ポイントと3日続伸した。中国経済対策の期待感が強まる流れ。中国共産党は4月29日、習近平・総書記(国家主席)の主宰で中央政治局会議を開き、足元の経済情勢と政策活動について検討を行い、成長促進のため景気刺激策を強化すると言明した。新型コロナウイルス感染対策による景気冷え込みの警戒感が根強い中、政府はこのところ、雇用やインフラ投資、消費振興などに向けた対策を矢継ぎ早に発表している。メーデー連休を(本土市場は週明け5月2-4日が休場)を控える中、朝方は様子見ムードで上値が重かったものの、指数は徐々に上げ幅を広げ、後場に入り一段高となった。
<FA>
2022/05/02 09:58
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日ぶりに反発、原油価格の上昇
【ブラジル】ボベスパ指数 108212.86 -2.23%26日のブラジル株式市場は7日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比2472.09ポイント安(-2.23%)の108212.86で取引を終了した。110684.95から107977.70まで下落した。売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。通貨レアル安の進行が嫌気され、ブラジル株への売りが継続。また、米国の急速な利上げ観測や海外株安なども圧迫材料となった。ほかに、世界経済の先行き不安などが引き続き嫌気あれた。【ロシア】MOEX指数 2318.46 +6.05%26日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比132.24ポイント高(+6.05%)の2318.46で取引を終了した。2190.97から2347.92まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。このほか、欧州連合(EU)がロシアに対して経済制裁を追加しない方針を示したことが好感された。【インド】SENSEX指数 57356.61 +1.37%26日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比776.72ポイント高(+1.37%)の57356.61、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同246.85ポイント高(+1.46%)の17200.80で取引を終えた。高く寄り付いた後も高値圏でもみ合った。最近の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きが活発になった。また、前日の米株高を受け、インド株も買いが先行した。国内では、3月の経済活動指数が安定的に推移していたとの報告が好感された。新型コロナウイルス新規感染の減少に伴う行動制限の緩和が寄与したもようだ。【中国本土】上海総合指数 2886.43 -1.44%26日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比42.09ポイント安(-1.44%)の2886.43ポイントと続落した。約1年11カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。新型コロナウイルス感染対応の強化が警戒される流れ。感染が多発した北京市朝陽区では、25日からコロナ検査が実施されている。また、北京市当局は25日夜、朝陽区のほかに、11の区でも検査を実施すると発表した(26日から開始)。結果次第では、上海市と同様に事実上のロックダウン(都市封鎖)に突入する恐れもある。ただ、中国経済対策の期待感が根強い中、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。中国人民銀行(中央銀行)は26日、穏健な金融政策で実体経済を支える方針を改めて強調し、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた中小企業を支援する方針を示している。
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2022/04/27 10:02
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は6日続落、通貨レアル安の進行が警戒
【ブラジル】ボベスパ指数 110684.95 -0.35%25日のブラジル株式市場は6日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比392.55ポイント安(-0.35%)の110684.95で取引を終了した。111155.01から109221.87まで下落した。大幅安で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと縮小させた。通貨レアル安の進行が警戒され、ブラジル株に売りが継続した。また、米急速な利上げ観測なども引き続き圧迫材料。このほか、アジアや欧州市場の下落が投資家心理を悪化させた。一方、連日の下落で値ごろ感が強まり、終盤に向けて買い戻しがやや広がった。【ロシア】MOEX指数 2186.22 -2.06%25日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比46.01ポイント安(-2.06%)の2186.22で取引を終了した。2237.45から2168.18まで下落した。大幅安で寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。MOEX指数はこの日、約2カ月ぶり安値を更新して引けた。ポジティブな材料が欠けるなか、ウクライナ紛争の長期化懸念などが引き続き圧迫材料。また、米急速な利上げ観測や中国での新型コロナウイルス感染再拡大に伴う行動制限の強化なども嫌気された。【インド】SENSEX指数 56579.89 -1.08%25日のインドSENSEX指数は続落。前日比617.26ポイント安(-1.08%)の56579.89、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同218.00ポイント安(-1.27%)の16953.95で取引を終えた。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。米急速な利上げ懸念の高まりを受け、インドなど新興国からの資金流出懸念が強まった。また、海外株安も投資家心理を悪化させた。ほかに、中国景気の先行き不安やウクライナ紛争の長期化観測などが引き続き圧迫材料となった。【中国本土】上海総合指数 2928.51 -5.13%週明け25日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比158.41ポイント安(-5.13%)の2928.51ポイントと急反落した。2020年6月末以来、約1年10カ月ぶりに心理的節目の3000ポイントを割り込んでいる。新型コロナウイルス感染拡大の影響が懸念される流れ。感染が多発した北京市朝陽区では、25日以降にコロナ検査が実施される予定で、結果によっては、厳格なロックダウン(都市封鎖)に入る恐れもある。政府が「ゼロコロナ」政策を堅持する中、行動抑制の長期化で国内経済が停滞すると不安視された。資金流出も警戒。米金利上昇などを背景に、対米ドルの人民元相場は元安基調を強め、足もとでは約1年ぶりの低い水準で推移している。指数は中盤から一段安に落ち込み、ほぼ全セクターが値下がりしている。
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2022/04/26 09:37
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反発、自律反発狙いの買いが相場を支える流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 114343.78 -2.86%22日のブラジル株式市場は5日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比712.88ポイント安(-2.86%)の114343.78で取引を終了した。114343.30から110590.55まで下落した。小幅安で寄り付いた後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。通貨レアルの急落が警戒され、ブラジル株に売り圧力が強まった。米急速な利上げ観測を受け、ブラジルなど新興国からの資金流出懸念が高まったもようだ。また、ウクライナ紛争の長期化懸念や中国景気の先行き不安も引き続き圧迫材料となった。【ロシア】MOEX指数 2232.23 -1.71%22日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比38.82ポイント安(-1.71%)の2232.23で取引を終了した。2290.04から2223.73まで下落した。朝方はプラス圏でもみ合ったが、その後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。ウクライナ紛争の長期化懸念が改めて嫌気され、リスク回避の売りが広がった。また、海外株の下落なども投資家心理を悪化させた。国内では、景気低迷懸念の高まりやインフレ高進などが圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 57197.15 -1.23%22日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比714.53ポイント安(-1.23%)の57197.15、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同220.65ポイント安(-1.27%)の17171.95で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を一段と拡大させた。この日のアジア市場がおおむね軟調な値動きを示していることを受け、インド株も売りが先行。また、米急速な利上げ観測もインドなど新興国からの資金流出懸念を強めた。ほかに、中国景気の先行き不安やウクライナ紛争の長期化観測など不安定な外部環境が圧迫材料となった。【中国本土】上海総合指数 3086.92 +0.23%22日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比7.11ポイント高(+0.23%)の3086.92ポイントと6日ぶりに反発した。自律反発狙いの買いが相場を支える流れ。上海総合指数は足もとで下落基調を強め、この日の取引時間中には年初来安値に接近している。値ごろ感が着目された。中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁が22日、「博鰲(ボアオ)アジアフォーラム」でビデオ演説し、新型コロナウイルス禍で打撃を受けたセクターなどの支援を重視していくと述べたことも好感されている。ただ、このフォーラムでは、習近平・国家主席が21日、「ゼロコロナ」政策の重要性を改めて強調したばかり。行動規制の長期化によって景気が冷え込むと警戒される中、買い進む動きは限定されている。
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2022/04/25 09:45
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続伸、追加利上げ懸念の後退が支援材料
【ブラジル】休場【ロシア】MOEX指数 2330.73 +0.57%21日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比59.68ポイント安(-2.56%)の2271.05で取引を終了した。2341.21から2260.68まで下落した。小幅高で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。欧州連合(EU)が追加の経済制裁を発動するとの観測が嫌気された。フランスメディアによると、EUがロシア製原油と天然ガスの輸入禁止を排除していないという。また、ウクライナ紛争の長期化懸念なども引き続き圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 57911.68 +1.53%21日のインドSENSEX指数は続伸。前日比874.18ポイント高(+1.53%)の57911.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同256.05ポイント高(+1.49%)の17392.60で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。追加利上げ懸念の後退が支援材料。財務省はこのほど、現時点のインフレ率が目標範囲内に収まっていると指摘した。また、景気対策への期待が高まっていることも引き続き好感された。【中国本土】上海総合指数 3079.81 -2.26%21日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比71.24ポイント安(-2.26%)の3079.81ポイントと5日続落した。年初来安値をつけた3月15日以来、約5週ぶりの水準に落ち込んでいる。前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。中国人民銀行(中央銀行)の金融政策が失望されたほか、中国景気の先行き不安もくすぶっている。野村は最新リポートで、中国の今年4-6月期の国内総生産(GDP)成長率見通しを3.4→1.8%に1.6ポイント下方修正した。これに先立つ19日、国際通貨基金(IMF)も中国の成長見通しを引き下げている。「ゼロコロナ」政策が景気下押しにつながると分析した。また、上海市の保健当局が21日、新型コロナウイルス感染の重症者が20日時点で159人に上り、前日(19日)の50人ほどから3倍に増えたと報告したことも不安視されている。指数は終盤に入り、下げ足を速めた。
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2022/04/22 09:44
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶりに反発、原油価格が持ち直していることも支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 115056.66 -0.55%20日のブラジル株式市場は4日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比712.88ポイント安(-0.62%)の114343.78で取引を終了した。115056.66から113945.48まで下落した。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。追加の利上げ懸念が高まっていることが引き続き圧迫材料。また、ウクライナ紛争の長期化懸念なども引き続き警戒された。一方、指数の下値は限定的。中国の経済活動の回復期待などが輸出の拡大観測を高めた。上海市では3月末に停止していた工場は相次ぎ操業再開している。【ロシア】MOEX指数 2330.73 +0.57%20日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比13.27ポイント高(+0.57%)の2330.73で取引を終了した。2271.72から2374.87まで上昇した。中盤は上げ幅を拡大させたが、終盤は前日の終値近辺でもみあった。最近の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、原油価格が持ち直していることも支援材料となった。一方、ウクライナ情勢の不透明感などが引き続き指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 57037.50 +1.02%20日のインドSENSEX指数は6日ぶりに反発。前日比574.35ポイント高(+1.02%)の57037.50、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同177.90ポイント高(+1.05%)の17136.55で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤は上げ幅をやや拡大させた。両指数とも前日まで5営業日続落しており、足元での値ごろ感から下値を拾う動きが活発になった。また、前日の米株高を受け、インド市場も買いが先行した。ほかに、景気対策への期待が高まっていることが引き続き指数をサポートした。【中国本土】上海総合指数 3151.05 -1.35%20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比42.98ポイント安(-1.35%)の3151.05ポイントと4日続落した。中国金融政策が失望される流れ。中国人民銀行(中央銀行)が公表した4月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、市場の引き下げ予想に反し3カ月連続で据え置かれた。また、人民銀はこれに先立つ15日、大手銀行の預金準備率を0.25%引き下げると発表したが、引き下げ幅は過去最小にとどまっている。ただ、経済活動の正常化期待で、指数は下げ渋る場面もみられた。中国本土の新型コロナウイルス新規感染者数は減少しつつあり、上海市では3月末に停止していた工場が相次ぎ操業再開している。
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2022/04/21 10:01
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続落、インフレ率が予想以上に加速
【ブラジル】ボベスパ指数 115056.66 -0.55%19日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比630.59ポイント安(-0.55%)の115056.66で取引を終了した。115686.95から114277.16まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤は下げ幅をやや縮小させた。インフレ率が予想以上に加速したことが警戒され、追加の利上げ懸念が高まった。また、ウクライナ紛争の長期化懸念なども引き続き圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。米株高などを受け、終盤は買い戻しがやや広がった。【ロシア】MOEX指数 2317.46 -1.07%19日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比25.17ポイント安(-1.07%)の2317.46で取引を終了した。2344.37から2216.61まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。原油価格の大幅下落が資源セクターの売り手掛かり。また、ウクライナ紛争の長期化観測も引き続き嫌気された。欧米などによる対ロシア制裁を緩めていないため、景気の一段悪化懸念が強まっている。このほか、中国景気の先行き不安なども引き続き警戒された。【インド】SENSEX指数 56463.15 -1.23%19日のインドSENSEX指数は5営業日続落。前日比703.59ポイント安(-1.23%)の56463.15、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同215.00ポイント安(-1.25%)の16958.65で取引を終えた。前日の終値近辺でもみ合った後は終盤下げ幅を急速に拡大させた。米急速な利上げ観測を受け、インドなど新興国からの資金流出懸念が強まった。国内では、インフレ率の加速が嫌気された。3月の卸売物価指数(WPI)は14.55%、4カ月ぶり高水準を記録。原油など商品価格の高騰に伴う原材料価格の上昇が指数を押し上げたもようだ。【中国本土】上海総合指数 3194.03 -0.05%19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比1.50ポイント安(-0.05%)の3194.03ポイントと小幅ながら3日続落した。中国景気の先行き不安が重しとなる流れ。18日に発表された中国の3月経済指標を受け、主要証券ブローカーが中国の経済成長見通しを相次ぎ下方修正している。ただ、下値は限定的。景気不安がくすぶる中で、経済対策に対する期待感も高まり、指数はプラス圏に浮上する場面もみられた。中国人民銀行(中央銀行)と国家外貨管理局は18日、新型コロナウイルス禍で苦戦する企業・産業の支援、経済循環の促進、輸出の発展を目標とした措置23項目を発表している。
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2022/04/20 09:47
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は4営業日続落、国内では深刻な電力需給ひっ迫
【ブラジル】ボベスパ指数 115687.25 -0.43%18日のブラジル株式市場は小幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比494.36ポイント安(-0.43%)の115687.25で取引を終了した。116190.97から115176.64まで下落した。売りが先行した後はマイナス圏で一進一退の展開を示した。米急速な利上げ懸念が高まっていることが警戒され、売りが広がった。また、インフレ高進懸念の高まりも引き続き圧迫材料。ほかに、中国経済の先行き不安などが対中輸出の伸び鈍化懸念を高めた。一方、指数の下値は限定的。通貨レアル高の進行が指数を下支えした。【ロシア】MOEX指数 2342.63 -3.40%18日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比82.36ポイント安(-3.40%)の2342.63で取引を終了した。2447.58から2338.36まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで下げ幅をじりじりと拡大させた。ウクライナ紛争の長期化懸念が嫌気され、リスク回避の売りが広がった。また、米利上げペースが急速に加速するとの懸念も嫌気された。このほか、海外株安がロシア株の売り圧力を強めた。【インド】SENSEX指数 57166.74 -2.01%18日のインドSENSEX指数は4営業日続落。前日比1172.19ポイント安(-2.01%)の57166.74、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同302.00ポイント安(-1.73%)の17173.65で取引を終えた。大幅安で寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。国内では深刻な電力需給ひっ迫が起きていることが圧迫材料。また、ウクライナ紛争や世界的な新型コロナ流行の長期化観測を受け、インフレ高進リスクの高まりや景気後退に対する懸念が高まっていることも指数の足かせとなった。【中国本土】上海総合指数 3195.52 -0.49%18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比15.72ポイント安(-0.49%)の3195.52ポイントと続落した。取引時間中に今年1-3月の中国経済統計が公表され、GDPや鉱工業生産額などが上振れたことを手がかりに指数は3200ポイントを上回り、下げ渋る場面がみられたものの、徐々に売りの勢いが強まった。もっとも、下値は限定的。中国経済対策の期待感が相場を下支えしている。中央銀行の中国人民銀行は15日、銀行の預金準備率を0.25 0.50%引き下げると発表。大手銀行には0.25%、地方銀行などには0.50%を適用する。25日から実施すると通知した。景気下支えの効果が期待されている。
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2022/04/19 09:36
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶりに反発、連日の下落で値ごろ感が強まり
【ブラジル】休場【ロシア】MOEX指数 2424.99 +0.84%15日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比20.26ポイント高(+0.84%)の2424.99で取引を終了した。2,353.13から2431.91まで上昇した。売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。一方、指数の上値は重い。多くの海外市場がこの日休場となったため、積極的な買いは手控えられたもようだ。また、欧米が対ロシア制裁を緩めていないことも引き続き圧迫材料となった。【インド】休場【中国本土】上海総合指数 3211.24 -0.44%15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比14.40ポイント安(-0.44%)の3211.24ポイントと反落した。利益確定の売りに押される流れ。上海総合指数は前日に1.22%上昇し、節目の3200ポイントを回復していた。新型コロナウイルスの感染拡大や「ゼロコロナ政策」の継続で、景気悪化の懸念も高まっている。上海のロックダウン(都市封鎖)は2週間続いているものの、新規感染者は2万人を連日超えている状況だ。中国の習近平・国家主席は13日、視察先の海南島で、ゼロコロナ政策の堅持を改めて表明している。
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2022/04/18 09:10
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反発、金融緩和の期待が高まる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 116181.61 -0.51%14日のブラジル株式市場は、弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比600.35ポイント安(-0.51%)の116181.61で引けた。米長期金利の上昇を意識した売りが入ったようだ。ボべスパ指数の91の構成銘柄では26が上昇、64が下落、変わらずは1で売りが優勢。【ロシア】MOEX指数 2404.73 -4.89%14日のロシア株式市場は大幅続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比123.69ポイント安(-4.89%)の2404.73で引けた。日中の取引レンジは、2403.86−2533.77。ロシアとウクライナの戦闘継続、ロシアの安全保障上のリスクが高まっていることから、売りが優勢となった。【インド】休場【中国本土】上海総合指数 3225.64 +1.22%14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比38.32ポイント高(+1.22%)の3225.64ポイントと反発した。金融緩和の期待が高まる流れ。中国国務院(内閣に相当)は李克強・首相が主催する13日の常務会議で、預金準備率引き下げなどの金融政策ツールを適時に実施する方針を表明した。景気下支えの効果が期待されている。主力株を中心に買われ、上海総合指数は2日ぶりに心理的節目の3200ポイントを回復した。
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2022/04/15 09:58
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、HDFC、HDFCBなどの下げが目立った
【ブラジル】ボベスパ指数 116781.96 +0.55%13日のブラジル株式市場は、強含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比635.10ポイント高(+0.55%)の116781.96で引けた。米長期金利の低下を意識した買いが入ったようだ。ボべスパ指数の91の構成銘柄では60が上昇、30が下落、変わらずは1で買いが優勢。【ロシア】MOEX指数 2528.42 -0.49%13日のロシア株式市場は弱含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比12.57ポイント安(-0.49%)の2528.42で引けた。日中の取引レンジは、2517.44−2558.86。原油先物は反発したが、ロシアとウクライナの戦闘継続を意識して売りが優勢となった。【インド】SENSEX指数 58338.93 -0.41%13日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比237.44ポイント安(-0.41%)の58338.93、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同54.65ポイント安(-0.31%)の17475.65で取引を終えた。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、10が上昇、20が下落、変わらずは0で売りが優勢だった。HDFC、HDFCBなどの下げが目立った。一方、ITCはしっかり。世界的なインフレ進行を意識して押し目買い興味はやや低下したようだ。【中国本土】上海総合指数 3186.82 -0.82%13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比26.51ポイント安(-0.82%)の3186.82ポイントと反落した。行動抑制の長期化が警戒される流れ。上海市で12日に確認された新型コロナウイルス新規感染が2万6330人に上り、再び過去最多を再び更新した。中国輸出の上振れを好感し、指数は一時プラス圏に浮上したが、買いの勢いは続かず、再びマイナスに展いている。昼頃公表された今年3月の貿易統計では、輸入が人民元ベースで1.7%減少(予想は6.3%増)する一方、輸出は予想(12.1%増)をやや上回って12.9%拡大した。
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2022/04/14 10:22
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、外部環境の改善は大幅に遅れ
【ブラジル】ボベスパ指数 116146.86 -0.69%12日のブラジル株式市場は、弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比805.99ポイント安(-0.69%)の116146.86で引けた。ウクライナ情勢の改善が期待されたことで国内勢などの買いが入った。ボべスパ指数の91の構成銘柄では34が上昇、56が下落、変わらずは1で売りが優勢。【ロシア】MOEX指数 2540.99 -0.63%12日のロシア株式市場は弱含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比16.17ポイント安(-0.63%)の2540.99で引けた。日中の取引レンジは、2472.28−2570.78。プーチン大統領はウクライナとの停戦協議は停滞しているとの見方を示しており、売りが優勢となった。【インド】SENSEX指数 58576.37 -0.66%12日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比388.20ポイント安(-0.66%)の58576.37、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同144.65ポイント安(-0.82%)の17530.30で取引を終えた。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、9が上昇、21が下落、変わらずは0で売りが優勢だった。外部環境の改善は大幅に遅れており、タタ・スチールなどの下げが目立った。ただ、銀行株はややしっかりとした値動きを見せており、アクシス銀行などが買われた。【中国本土】上海総合指数 3213.33 +1.46%12日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比46.20ポイント高(+1.46%)の3213.33ポイントと反発した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。新型コロナウイルスの感染拡大による景気下振れが懸念されるなか、中国で地方債の発行ペースが加速している。外電によれば、専項債(公益事業向け資金調達を行う特別地方債)発行規模は1兆2900億人民元に達し、コロナ禍で景気が悪化した2020年同期の記録を上回った。李克強首相は11日、「中国経済は下押し圧力にさらされている」と改めて強調し、マクロ政策を強化するべきと述べている。また、政府関係部局が11日、株式市場の安定策をまとめて発表したことも材料視された。
<NH>
2022/04/13 10:21
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続落、原油や通貨ルーブルの同時安が警戒
【ブラジル】ボベスパ指数 116952.85 -1.16%11日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1369.41ポイント安(-1.16%)の116952.85で取引を終了した。118320.39から116952.85まで下落した。大幅安で寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。海外株安が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、インフレ高進懸念が高まっていることなども追加の金融引き締め観測を高めた。ほかに、ウクライナ情勢の不透明感が引き続き圧迫材料となった。【ロシア】MOEX指数 2557.16 -1.37%11日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比35.56ポイント安(-1.37%)の2557.16で取引を終了した。2623.64から2557.16まで下落した。前半はプラス圏で推移したが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油や通貨ルーブルの同時安が警戒され、資源や銀行を中心に売りが広がった。また、海外株の下落もリスク回避の売りを強めた。このほか、欧米が対ロシア制裁を緩めないとのスタンスも引き続き圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 58964.57 -0.81%11日のインドSENSEX指数は反落。前日比482.61ポイント安(-0.81%)の58964.57、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同109.40ポイント安(-0.62%)の17674.95で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。海外株安が警戒され、インド株にも売りが広がった。また、成長予想の下方修正も嫌気された。インド準備銀行(中央銀行)はこのほど、2022年度の成長予想をこれまでの7.8%から7.2%に下方修正した。インフレ率の高進や世界的な金融引き締めなどがインド経済に悪影響を与えると指摘した。【中国本土】上海総合指数 3167.13 -2.61%週明け11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比84.72ポイント安(-2.61%)の3167.13ポイントと反落した。約4週ぶりの安値水準に落ち込んでいる。中国の景気鈍化が警戒される流れ。新型コロナウイルス感染再拡大に歯止めがかからず、行動抑制が長期化すると不安視されている。上海市政府の発表によれば、10日の新規感染は2万6087人に拡大し、事実上のロックダウン(都市封鎖)を実施しているにもかかわらず、過去最多を連日で更新。物流の混乱などで、すでに複数の工場が稼働停止を余儀なくされている。中国のインフレ懸念も改めて意識。朝方公表された今年3月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の上昇率が予想をそろって上回った。
<FA>
2022/04/12 09:38
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反落、インフレ加速が嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 118322.26 -0.45%8日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比539.86ポイント安(-0.45%)の118322.26で取引を終了した。118868.33から117486.61まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び縮小させた。インフレ加速が嫌気され、金融緩和への期待が後退したもようだ。また、米金利高や米株安なども売り圧力を強めた。ほかに、ウクライナ情勢の不透明感などが引き続き圧迫材料。一方、原油価格の上昇などが資源セクターの支援材料となった。【ロシア】MOEX指数 2592.72 -1.62%8日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比42.67ポイント安(-1.62%)の2592.72で取引を終了した。2656.72から2554.72まで上昇した。買いが先行した後は売りに押され、終盤は下げ幅を縮小させた。欧州連合(EU)が対ロシアの追加制裁を近く発動するとの観測が嫌気され、リスク回避の売りが広がった。一方、ロシア中央銀行が利下げに踏み切ったが、相場を支えるには力不足だった。なお、ロシア中銀は8日、政策金利を年20%から17%に引き下げると発表した。【インド】SENSEX指数 59447.18 +0.70%8日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反発。前日比412.23ポイント高(+0.70%)の59447.18、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同144.80ポイント高(+0.82%)の17784.35で取引を終えた。前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をじりじりと拡大させた。景気対策への期待が高まっていることが引き続き支援材料。また、銀行の貸し出しの増加なども指数をサポートした。2021年度の銀行の貸出増加率は8.6%となり、前年度を5.6%上回ったと報告された。【中国本土】上海総合指数 3251.85 +0.47%8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比15.16ポイント高(+0.47%)の3251.85ポイントと反発した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。市場では、「早ければ来週にも、預金準備率や中期貸出制度(MLF)金利の引き下げなど一段の緩和策が発表される」との見方が広がっている。6日の国務院(内閣に相当)常務会議では、適時な金融支援で経済を支える方針が改めて示された。ただ、指数は安く推移する場面もみられている。中国本土の新型コロナウイルス感染再拡大などが重しとなった。一日当たり新規感染が7日に2万人を初めて突破した上海市では、事実上のロックダウン(都市封鎖)が延長され、物流の混乱も危ぐされる状況。業種によっては、業績の下方修正も必至だ。
<CS>
2022/04/11 09:16
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、中国景気の先行き不安がくすぶる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 118862.12 +0.54%7日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比634.37ポイント高(+0.54%)の118862.12で取引を終了した。117508.58から119247.25まで上昇した。前半はマイナス圏でもみ合ったが、終盤は買い戻された。米株高や米景気後退入り懸念が緩和されていることが好感され、終盤は買いが優勢となった。一方、指数の上値は重い。米国が年内数回0.5%の利上げに踏み切るとの観測が引き続き警戒された。また、ウクライナ情勢の不透明感が解消されていないことも引き続き圧迫材料となった。【ロシア】MOEX指数 2635.39 +0.92%7日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比23.96ポイント高(+0.92%)の2635.39で取引を終了した。2618.26から2653.85まで上昇した。買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。銀行などの上昇が指数の上げを主導した。また、欧州連合(EU)が対ロシア制裁を新たに発表しなかったことも投資家の不安心理をやや緩和させた。一方、指数の上値は重い。ウクライナ情勢の先行き不透明感が引き続き指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 59034.95 -0.97%7日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比575.46ポイント安(-0.97%)の59034.95、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同168.10ポイント安(-0.94%)の17639.55で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。米金融引き締めペースの加速観測を受け、インドなど新興国からの資金流出懸念が強まった。また、インフレ高進懸念の高まりなども引き続き圧迫材料。インド準備銀行(中央銀行)の利上げ時期について、8月以降になると予測されている。このほか、前日の米株安を受け、インド株も売りが広がった。【中国本土】上海総合指数 3236.70 -1.42%7日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比46.73ポイント安(-1.42%)の3236.70ポイントと反落した。中国景気の先行き不安がくすぶる流れ。世界銀行やエコノミストらは、新型コロナウイルス感染再拡大などを理由に、中国経済成長率を相次ぎ下方修正している。上海市政府が7日発表したところによれば、市内の1日当たり新規感染は6日に1万9982人となり、過去最多を再び更新した。事実上のロックダウン(都市封鎖)も延長され、解除の見通しも立っていない。そのほか、米国で金融引き締めの動きが加速するとの見方が高まっていることもマイナス材料だ。
<FA>
2022/04/08 10:08
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概況からBRICsを知ろう インド株式市場は続落、インフレ高進などが圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 118227.75 -0.55%6日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比657.40ポイント安(-0.55%)の118227.75で取引を終了した。118885.26から116790.60まで下落した。小幅高で寄り付いた後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。米引き締めペースの加速観測を受け、外資の流出懸念が強まった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、年内数回0.5%の利上げ可能性が示唆された。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。ほかに、欧州連合(EU)がロシア製原油や石炭の輸入を禁止する方向で検討しているとの報道を受け、インフレ高進懸念が再び高まった。【ロシア】MOEX指数 2611.43 -1.93%6日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比51.36ポイント安(-1.93%)の2611.43で取引を終了した。2696.97から2594.95まで下落した。中盤はプラス圏を回復したが、終盤は再び売りに押された。欧州連合(EU)がロシア製原油や石炭の輸入を禁止することを検討しているとの報道が嫌気され、売りが継続した。また、原油価格の下落なども資源セクターの売り手掛かりとなった。ほかに、ウクライナ情勢の先行き不透明感が引き続き売り圧力を高めた。【インド】SENSEX指数 59610.41 -0.94%6日のインドSENSEX指数は前日比566.09ポイント安(-0.94%)の59610.41、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同149.75ポイント安(-0.83%)の17807.65で取引を終えた。終始マイナス圏で推移し、終盤は下げ幅を再び拡大させた。前日の米株安に加え、本日のアジア市場が軟調な値動きを示していたことを受け、インド株にも売りが広がった。また、欧州連合(EU)がロシアに対して経済制裁を追加する計画だとの報道を受け、世界経済が一段と混乱するとの懸念が強まった。【中国本土】上海総合指数 3283.43 +0.02%清明節連休明け6日の上海総合指数は、前営業日比0.71ポイント高(+0.02%)の3283.43ポイントと小幅に続伸した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国景気の先行きを不安視した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は後場途中からプラスに転じた。足もとの景況感指数が悪化したことで、逆に当局が景気下支え策を強化するとの見方につながっている。朝方公表された民間集計の3月・中国非製造業PMIは42.0となり、景況判断の分かれ目となる50を7カ月ぶりに割り込んだ。中国国家統計局などが先週発表したPMIも50を割り込んでいる。中国不動産業の債務問題を巡る警戒感がやや薄らいだこともプラス。
<NH>
2022/04/07 10:34
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は5日ぶり反落、EUの追加制裁懸念が高まる
【ブラジル】ボベスパ指数 118885.15 -1.97%5日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比2394.36ポイント安(-1.97%)の118885.15で取引を終了した。121628.22から118793.87まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで下げ幅をじりじりと拡大させた。米金融引き締めペースの加速観測が嫌気され、売りが継続。連邦準備制度理事会(FRB)の副議長指名のブレイナード理事は早くて5月連邦公開市場委員会(FOMC)で、保有資産縮小を開始する可能性を示唆した。また、欧州連合(EU)が対ロシア制裁を追加する計画も世界経済の一段混乱懸念を強めた。【ロシア】MOEX指数 2662.79 -4.48%5日のロシア株式市場は5日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比124.90ポイント安(-4.48%)の2662.79で取引を終了した。2808.27から2576.34まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。欧州連合(EU)が対ロシアの経済制裁を追加するとの観測が嫌気された。また、連日の上昇で足元では高値警戒感も強い。このほか、原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料となった。【インド】SENSEX指数 60176.50 -0.72%5日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比435.24ポイント安(-0.72%)の60176.50、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同96.00ポイント安(-0.53%)の17957.40で取引を終えた。後半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。貿易赤字の急拡大が圧迫材料。税関当局の発表によると、2021年度の貿易赤字は前年度比87.5%増の1924億1000万米ドル(約23兆5702億円)に拡大したという。また、企業再開指数の低下なども嫌気された。野村インターナショナルがまとめた野村ビジネス再開指数(NIBRI)について、4月3日まで1週間は前週の125.9から125.4まで低下した。【中国本土】休場
<NH>
2022/04/06 10:27
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反落、利益確定売りが優勢
【ブラジル】ボベスパ指数 121279.51 -0.24%4日のブラジル株式市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比290.64ポイント安(-0.24%)の121279.51で取引を終了した。121570.09から120753.69まで下落した。終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。ボベスパ指数が年初から約17%上昇しており、高値警戒感が強まった。また、財政悪化懸念なども引き続き圧迫材料。一方、指数の下値は限定的。経済指標の改善が引き続き好感された。また、通貨レアル高の進行も支援材料となった。【ロシア】MOEX指数 2787.69 +1.02%4日のロシア株式市場は4日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比28.05ポイント高(+1.02%)の2787.69で取引を終了した。2682.34から2835.46まで上昇した。朝方はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。また、MOEX指数が引き続き2020年11月以来の低水準で推移しており、値ごろ感から買い戻しが継続した。一方、欧米などによる追加の経済制裁の発動が指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 60611.74 +2.25%4日のインドSENSEX指数は続伸。前日比1335.05ポイント高(+2.25%)の60611.74、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同382.95ポイント高(+2.17%)の18053.40で取引を終えた。高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。堅調な貿易統計が支援材料。2021年度の輸出は前年度比40%増の4180億米ドル(約51兆2133億円)に上り、政府が定めた目標を5%上回ったと報告された。石油製品や機械、宝石類関連などの輸出増が全体をけん引したと説明された。また、ITセクターが1-3月期は増収増益だとの予想も同セクターの物色手掛かりとなった。【中国本土】休場
<NH>
2022/04/05 12:01
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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反発、経済指標の改善が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 121570.15 +1.31%1日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1570.92ポイント高(+1.31%)の121570.15で取引を終了した。120001.02から121578.84まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。外国人投資家の買いが指数をサポート。また、資源価格の高止まりや通貨レアル高の進行もブラジル株の物色手掛かりとなった。ほかに、経済指標の改善が支援材料。3月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月の49.6から52.3まで回復した。また、2月の鉱工業生産増加率(前年同月比)も前月のマイナス7.2%からマイナス4.3%から改善。予想はマイナス4.9%だった。【ロシア】MOEX指数 2759.64 +2.08%1日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比56.13ポイント高(+2.08%)の2759.64で取引を終了した。2714.62から2817.72まで上昇した。終始プラス圏で推移し、後半は上げ幅を縮小させた。ロシアとウクライナの停戦交渉に期待が高まっていることが引き続き好感された。また、経済が予想ほど悪化していないことも支援材料。3月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は44.1となり、前月の48.6を下回ったものの、予想の42.0を上回った。一方、原油価格の下落が指数の足かせとなった。【インド】SENSEX指数 59276.69 +1.21%1日のインドSENSEX指数は反発。前日比708.18ポイント高(+1.21%)の59276.69、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同205.70ポイント高(+1.18%)の17670.45で取引を終えた。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。経済指標の改善が好感された。2月の主要8産業の成長率は5.8%となり、前月の4.0%(改定値)を上回ったほか、4カ月ぶりの高水準を記録。同指標は国内総生産(GDP)の先行指標だと言われており、景気の回復期待が高まっているもようだ。また、外国人投資家(FII)の買い越しも支援材料。FIIはこの日までに4日連続の買い越しとなった。【中国本土】上海総合指数 3282.72 +0.94%1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比30.51ポイント高(+0.94%)の3282.72ポイントと反発した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。景況感指数が悪化する中、当局は景気テコ入れ策を強めるとの見方が強まった。国営テレビは3月31日、中国政府は経済安定化策の早期導入方針を示した——などと伝えている。前日発表された今年3月の製造業PMI(中国国家統計局などが集計)は49.5となり、市場予想(49.8)以上に悪化した。景況判断の分かれ目となる50を5カ月ぶりに割り込んでいる。本日の取引時間中に発表された民間集計の財新中国製造業PMIも予想以上に悪化し、再び節目の50を下回った。指数は安く始まったものの、中盤から上げ足を速め、ほぼ高値引けしている。
<CS>
2022/04/04 09:38
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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、非友好国での外貨口座凍結リスクを避けられる
【ブラジル】ボベスパ指数 119999.23 -0.22%31日のブラジル株式市場は3日ぶり反落。主要指標のボベスパ指数は前日比260.53ポイント安(-0.22%)の119999.23で取引を終了した。120879.66から119999.23まで下落した。買いが先行した後は売りに押され、引けまで前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、財政収支の悪化懸念が再び台頭していることも足かせとなった。ほかに、原油価格の下落が資源セクターの売り圧力を強めた。【ロシア】MOEX指数 2703.51 +7.58%31日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比190.48ポイント高(+7.58%)の2703.51で取引を終了した。2533.39から2703.51まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米国がロシアに実施している経済制裁の一部を緩和したとの報道が好感された。地元メディアによると、米国が肥料を必需品に組み入れ、制裁リストから外したという。また、ロシア政府が欧州など非友好国に対し、天然ガスの決済通貨を4月1日からルーブルに指定したとの報道も支援材料。非友好国での外貨口座凍結リスクを避けられると見られているもようだ。【インド】SENSEX指数 58568.51 -0.20%31日のインドSENSEX指数は4日ぶりに小反落。前日比115.48ポイント安(-0.20%)の58568.51、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同33.50ポイント安(-0.19%)の17464.75で取引を終えた。買いが先行した後は売りに押され、引けまで前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。成長予想の下方修正が相次いでいることが嫌気された。地元の信用格付け会社ICRAに続き、地元の格付け会社インディア・レーティングスは30日付のリポートで、2022年度のインド成長予想をこれまでの7.6%から7-7.2%に引き下げた。また、原材料の高騰などを受け、大手食品メーカーらは相次いで大幅な値上げを計画しているとの報道もインフレ率の高進懸念を強めた。【中国本土】上海総合指数 3252.20 -0.44%31日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比14.39ポイント安(-0.44%)の3252.20ポイントと反落した。中国景況感の悪化が嫌気される流れ。朝方公表された今年3月の製造業PMI(中国国家統計局などが集計)は49.5となり、市場予想(49.8)や前月実績(50.2)に届かなかった。節目の50を5カ月ぶりに割り込むなか、中国景気の鈍化懸念が強まっている。米国の対中圧力も警戒。米証券取引委員会(SEC)は3月30日、「外国企業説明責任法(HFCAA)」に抵触する上場企業の暫定リストに百度(バイドゥ:9888/HK、BIDU/NASDAQ)など5社を追加した。もっとも、下値は限定的。中国経済対策の期待感が相場を下支えしている。中国人民銀行は30日、金融政策の規模を拡大するなど一段の経済支援をしていく方針を表明した。人民銀は朝方、前日に続き厚めの資金を市中供給している。
<FA>
2022/04/01 09:58
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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続伸、資源や銀行の上昇が指数をサポート
【ブラジル】ボベスパ指数 120259.76 +0.20%30日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比245.59ポイント高(+0.20%)の120259.76で取引を終了した。119775.24から120531.15まで上昇した。買いが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。資源や銀行の上昇が指数をサポートした。原油高などが支援材料となったもようだ。一方、指数の上値は重い。欧米市場の下落などが足かせに。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の売り圧力を強めた。【ロシア】MOEX指数 2513.03 +4.34%30日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比104.54ポイント高(+4.34%)の2513.03で取引を終了した。2437.92から2513.03まで上昇した。大幅高で寄り付いた後も上げ幅をじりじりと拡大させた。トルコでのロシアとウクライナの停戦交渉に期待が高まっていることが好感され、買いが広がった。また、通貨ルーブルの回復も買い安心感を与えた。ルーブルの対米ドルレートはこの日も大幅な上昇を示した。ほかに、原油高が資源セクターの物色手掛かりとなった。【インド】SENSEX指数 58683.99 +1.28%30日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比740.34ポイント高(+1.28%)の58683.99、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同172.95ポイント高(+1.00%)の17498.25で取引を終えた。高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。外国人投資家(FII)の買い継続が支援材料。FIIはこの日、2日連続の買い越しとなった。また、ロシアとウクライナの停戦交渉に大きな進展があったとの報道が好感された。【中国本土】上海総合指数 3266.60 +1.96%30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比62.66ポイント高(+1.96%)の3266.60ポイントと反発した。中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給が買い安心感を誘っている。人民銀は30日、リバースレポを通じ満期分との差引で1300億人民元を市中供給した。また、証券専門紙は29日までに、「4-6月期の流動性を確保するため、近く預金準備率を引き下げる可能性がある」などと報じている。外部環境の改善もプラス。ウクライナとロシアの停戦交渉が進展したと伝わる中、世界経済が混乱するとの不安がやや薄らいだ。
<FA>
2022/03/31 09:37
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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、新型コロナウイルス感染再拡大の警戒感が重し
【ブラジル】ボベスパ指数 120014.17 +1.07%29日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1276.39ポイント高(+1.07%)の120014.17で取引を終了した。118739.60から120900.02まで上昇した。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。ロシアとウクライナの停戦交渉に期待が高まっていることが支援材料。また、海外株高も買い安心感を与えた。一方、原油価格の下落などが指数の足かせとなった。【ロシア】MOEX指数 2408.49 -0.91%29日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比22.21ポイント安(-0.91%)の2408.49で取引を終了した。2538.20から2363.62まで下落した。プラス圏で推移した後は売りに押された。欧米などによる対ロシア制裁が強化されていることが引き続き圧迫材料となった。また、原油安も資源セクターの売り手掛かり。一方、ロシアとウクライナの停戦交渉が進展しているとの報道などが指数をサポートした。【インド】SENSEX指数 57943.65 +0.61%29日のインドSENSEX指数は続伸。前日比350.16ポイント高(+0.61%)の57943.65、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同103.30ポイント高(+0.60%)の17325.30で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。海外株高を受け、インド株にも買いが広がった。また、ロシアとウクライナが2週間ぶりの対面協議を控え、和平交渉に対する期待も高まった。ほかに、消費者心理の改善傾向がみられているとの報告が小売関連の物色手掛かりとなった。【中国本土】上海総合指数 33203.94 -0.33%29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比10.56ポイント安(-0.33%)の3203.94ポイントと反落した。新型コロナウイルス感染再拡大の警戒感が重しとなる流れ。中国本土では感染者の増加に歯止めがかからず、上海市が事実上のロックダウン(都市封鎖)に突入している。経済活動の停滞が不安視された。ただ、下値は限定的。中国経済対策の期待感が強まる中、指数はプラス圏に浮上する場面もみられた。中国人民銀行(中央銀行)は4-6月期の流動性を確保するため、近く預金準備率を引き下げる可能性がある——などと29日までに証券専門紙が報じている。
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2022/03/30 09:46