新着ニュース一覧
みんかぶニュース 個別・材料
山岡家は反落、11月月次好調も
丸千代山岡家<3399.T>は反落。10日取引終了後、11月度の売上高速報を発表した。既存店売上高は前年同月比15.7%増と、高い伸び率を維持した。全店ベースでは同21.8%増だった。好調な月次を発表するも、株価への反応は限定的となっている。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/11 09:32
みんかぶニュース 個別・材料
クックビズがS高カイ気配、「ロピア」運営会社との資本・業務提携を好感
クックビズ<6558.T>がストップ高の水準となる前営業日比100円高の738円でカイ気配となっている。同社は10日の取引終了後、食品スーパー「ロピア」を運営するOICグループ(川崎市幸区)と資本・業務提携を行うと発表。収益面での好影響を期待した買いが入ったようだ。クックビズはグループが取り扱う水産加工品や総菜などをOICグループに供給するほか、新商品の共同企画や開発などを推進。採用活動も支援する。OICグループがクックビズ株の14万株(発行済み株式総数の5.02%)を、クックビズ社長から東京証券取引所における立会外取引(ToSTNeT-1)を通じ同日付で取得する。クックビズは26年11月期の連結業績への具体的な影響額は現時点では未定とし、今後公表すべき事項が生じた場合は速やかに開示するとした。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/11 09:31
注目トピックス 日本株
大気社:採算性が改善したことにより今期業績予想上方修正、株価も上場来高値更新
*09:29JST 大気社:採算性が改善したことにより今期業績予想上方修正、株価も上場来高値更新
大気社<1979>の株価が右肩上がりで推移している。年初2515円から始まった株価は、11月10日に3290円(年初来30.8%上昇)に到達した。もちろん業績も極めて好調で、11月10日に発表した2026年3月期第2四半期決算は、売上高130,469百万円(前年同期比13.8%増)、営業利益10,470百万円(同66.9%増)で着地した。受注工事高は、国内海外ともに増加し、181,438百万円(前年同期比41.5%増)となり、うち海外の受注工事高は104,044百万円(同66.2%増)となった。同時に通期業績予想の上方修正を発表しており、売上高は従来計画279,000百万円から286,700百万円(前期比3.8%増)、営業利益は従来計画17,100百万円から19,000百万円(同5.7%増)に引き上げた。人件費や成長投資を中心とした販管費の増加があるものの、利益面は国内の工事の採算性が改善したことが寄与する見込みである。「収益性の安定した国内市場」で確かな成果を挙げつつ、「成長性の高い海外市場」で飛躍的な成長を目指している同社は、将来性・競争力・ESG視点のいずれから見ても、注目度の高いものである。足元のPER14.7倍は市場平均程度のPERで、配当利回り2.97%、PBR1.3倍台とバリュエーション面での割高感は乏しい。同社は「エネルギー・空気・水」の創造的なエンジニアリング技術で「サスティナブルな産業革新」を支えるグローバルエンジニアリング企業である。1913年創業の老舗であり、主力は産業空調・ビル空調の「環境システム事業」と自動車向けプラントを手掛け世界第2位を誇る「塗装システム事業」の2つを基幹事業とし、産業領域で独自の存在感を発揮している。「環境システム事業」では空調設備の設計・施工を中心とし産業領域で強い顧客基盤を持つ。一方で「塗装システム事業」では自動車の塗装工程に関わる設計・施工から、オートメーションなど塗装工場を一括して請け負えるトータルエンジニアリング技術を有する。高い塗装品質の実現と省エネルギーなどの環境対応技術を追求している。他社と比較した際の大気社の強みは、空調・塗装というニッチでありながらグローバルに展開可能な分野における技術力と実績の豊富さにある。どちらも参入障壁が高く、模倣・追随が困難になっている。同社は他社に先駆けてグローバル展開を積極的に推し進め、現地に根付いた活動を積み重ねることで業界では最多の海外連結子会社を持ち、多くのナショナルスタッフが活躍している。また、海外売上比率は約50%と業界をリードする海外実績を誇っている。そのほか、塗装システム事業では、EV化・CASE対応が進む中、自動車メーカー各社の大型塗装プラントやカーボンニュートラルに対応する案件を数多く手掛けている。また、従来のスプレー塗装に代わり車体にフィルムを施すドライ加飾システムを開発。膨大なエネルギーを使用するスプレー塗装の工程が無くなることで、大幅なCO2削減を実現できることから、現在自動車メーカーから多くの関心が寄せられている。環境システム事業の競合は空調設備会社や一部の電気設備会社であり、塗装システム事業における競合は、ドイツの大手エンジニアリング企業や現地ローカル企業となる。市場環境では、ビル空調分野では、データセンター案件の投資が継続、都心の再開発需要も底堅く推移している。産業空調分野でも、AI・IoT機器・バッテリーEV等の需要拡大により、半導体関連メーカーにおいて、引き続き設備投資が継続すると見込んでいるほか、塗装システム事業では、自動車メーカーにおいて北米・欧州・日本などで設備更新投資、インドなどで増産投資の見込みがある。同社は2035年に向けた「10年プラン2035」と、それに対応する中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)を発表し、持続可能な社会に貢献するグローバルエンジニアリング企業としての成長戦略を明示した。2035年に向けて、2028年3月期に売上高目標3,365億円、ROE10%、DOE(配当政策)4%を目指す。2031年3月期には売上高目標4,000億円、ROE11%、DOE4.5%を目指し、最終年度の2035年3月期には売上高目標5,000億円超、ROE12%以上、DOE5%以上を目指す。既存事業で達成できない非連続な成長を目指す中でも資本効率と安定配当を基本方針とした株主還元充実は維持する構えである。中期経営計画期間で自己株式の取得を年間50億円、3年間で150億円実施する計画であり、配当と合わせ、より高い水準の株主還元を目指している。今期2026年3月期の予想年間配当は94円を想定している。ビジョンの達成に向け、今期以降含めた3年間は「変革に向けた再構築期」と位置づけられている。戦略の核は、コア事業の着実な成長と、成長・新規事業による非連続な成長の両輪を推進することにある。重点領域は、(1)半導体・電子部品、(2)モビリティ(EV、SDVなどの四輪車・二輪車、鉄道・航空機)、(3)バッテリー、(4)バイオ・医薬品、(5)データセンターの5分野である。これらはいずれも世界的に需要の伸長が期待される産業であり、同社は地域別戦略に基づいて、日本・東アジア・ASEAN・インド・北米・欧州などで積極展開を図る。こうした成長を支える基盤として、同社は2026-2028年の3年間で総額380億円を成長投資に充てる計画であり、その内訳は、M&Aなどによる業容拡大のためのキャピタルアロケーション(220億円)や研究開発に充てる事業投資(65億円)をはじめ、BIM・AI等のデジタル投資(70億円)、人材投資(25億円)などの戦略的なDX・人的資本投資を通じた業務効率化、高付加価値化、人的資本の高度化も同時に進める構えである。
<NH>
2025/12/11 09:29
みんかぶニュース 市況・概況
11日韓国・KOSPI=寄り付き4163.32(+28.32)
11日の韓国・KOSPIは前営業日比28.32ポイント高の4163.32で寄り付いた。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/11 09:28
みんかぶニュース 個別・材料
ユークスは急反落、今期利益・配当予想を下方修正
ユークス<4334.T>は急反落。10日取引終了後、26年1月期連結業績予想について営業利益を3億5000万円から2000万円(前期比77.2%減)へ下方修正すると発表した。一時的な外注費の増加やM&A関連費用の発生が要因。配当予想も13円から10円(前期10円)に減額した。これを嫌気した売りが優勢となっている。
なお、売上高については38億円から42億2000万円(同29.6%増)へ上方修正した。M&Aに伴う増収効果を織り込んだ。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/11 09:26
注目トピックス 日本株
採算性が改善したことにより今期業績予想上方修正、株価も上場来高値更新
*09:24JST 採算性が改善したことにより今期業績予想上方修正、株価も上場来高値更新
ADR(米国預託証券)の日本株は、対東証比較(ドル155.90円換算)で、三菱UFJFG<8306>、トヨタ自動車<7203>、三井物産<8031>、ファーストリテ<9983>などが上昇した。シカゴ日経225先物清算値は大阪日中比260円高の50860円。米国株式市場は上昇。ダウ平均は497.46ドル高48,057.75ドル、ナスダックは77.67ポイント高23,647.74で取引を終了した。 FOMC(連邦公開市場委員会)でFRBが市場予想通り3会合連続で0.25%の利下げを決定後、ダウは上げ幅拡大、またナスダックはプラスに転じた。FOMCメンバーによる政策金利の見通しは、前回同様2026年に1回(0.25%)の利下げが行われるとの見通しが示された。パウエル議長は会見で「雇用の下振れリスクは最近上昇した模様」とし、「インフレリスクは上方向に傾いている」と述べ、「金融政策の道筋は前もって決めず会合ごとに決定を下す」との姿勢を示した。市場では思ったほどタカ派寄りではないとの見方から買い安心が広がり、ダウ、ナスダックともに上げ幅を拡大する展開となった。10日のNY市場でドル・円は弱含み、米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で政策金利を0.25pt引き下げて3.50%-3.75%にすることが決定され、156円11銭まで下落したが、2026年以降の金利見通しを巡って156円68銭まで反発したが、その後は伸び悩んでおり、156円30銭台に下げている。NY原油先物1月限はやや強含み(NYMEX原油1月限終値:58.46 ↑0.21)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比+0.21ドル(+0.36%)の58.46ドルで通常取引を終了した。「ADR上昇率上位5銘柄」(10日)コード 銘柄名 終値 日本円換算価格 日本終値比 (%)5020 (JXHLY) ENEOS 15.00 1169 70 6.374911 (SSDOY) 資生堂 15.15 2362 93.5 4.126857 (ATEYY) アドバンテスト 131.60 20516 366 1.825401 (NPSCY) 日本製鉄 4.03 628 8.1 1.316501 (HTHIY) 日立製作所 31.75 4950 63 1.29「ADR下落率上位5銘柄」(10日)コード 銘柄名 終値 日本円換算価格 日本終値比 (%)8830 (SURYY) 住友不動産 23.00 7171 -493 -6.437259 (ASEKY) アイシン精機 17.71 2761 -185.5 -6.306098 (RCRUY) リクルートHD 10.00 7795 -302 -3.738113 (UNICY) ユニ・チャーム 2.80 873 -25.1 -2.79■そのたADR(10日)7203 (TM.N) トヨタ自動車 200.78 4.44 3130 148306 (MUFG.N) 三菱UFJFG 15.85 0.24 2471 38035 (TOELY) 東京エレク 106.82 -1.13 33306 1866758 (SONY.N) ソニー 27.08 -0.49 4222 409432 (NTTYY) NTT 24.90 0.46 155 -0.78058 (MTSUY) 三菱商事 24.02 -0.27 374536501 (HTHIY) 日立製作所 31.75 0.24 4950 639983 (FRCOY) ファーストリテ 35.93 0.34 56015 -659984 (SFTBY) ソフトバンクG 59.40 -1.02 18521 -1394063 (SHECY) 信越化学工業 15.46 0.23 4820 218001 (ITOCY) 伊藤忠商事 122.99 0.44 9587 548316 (SMFG.N) 三井住友FG 18.84 0.18 4895 358031 (MITSY) 三井物産 557.25 5.75 4344 116098 (RCRUY) リクルートHD 10.00 0.00 7795 -3024568 (DSNKY) 第一三共 21.93 -0.19 341949433 (KDDIY) KDDI 17.33 0.24 2702 2.57974 (NTDOY) 任天堂 18.53 -0.37 11555 -258766 (TKOMY) 東京海上HD 35.93 0.54 5601 217267 (HMC.N) 本田技研工業 30.56 0.77 1588 12.52914 (JAPAY) 日本たばこ産業 18.60 0.16 5799 -196902 (DNZOY) デンソー 13.41 0.41 2091 2.54519 (CHGCY) 中外製薬 26.16 0.02 815774661 (OLCLY) オリエンランド 18.16 0.05 283108411 (MFG.N) みずほFG 7.30 0.04 5690 556367 (DKILY) ダイキン工業 12.47 0.09 19441 -94502 (TAK.N) 武田薬品工業 14.38 0.12 448417741 (HOCPY) HOYA 152.91 1.96 23839 1246503 (MIELY) 三菱電機 59.64 0.87 4649 126981 (MRAAY) 村田製作所 10.95 0.15 341487751 (CAJPY) キヤノン 30.43 0.67 4744 126273 (SMCAY) SMC 18.67 0.58 58213 2237182 (JPPTY) ゆうちょ銀行 11.10 0.10 1730 -3326146 (DSCSY) ディスコ 31.30 -0.40 48797 2373382 (SVNDY) セブン&アイ・HD 13.38 0.15 2086 -68053 (SSUMY) 住友商事 33.29 0.79 5190 416702 (FJTSY) 富士通 26.41 0.23 4117 166201 (TYIDY) 豊田自動織機 113.92 2.32 17760 705108 (BRDCY) ブリヂストン 23.17 0.50 7224 -46178 (JPPHY) 日本郵政 10.00 -1.00 1559 -44.58002 (MARUY) 丸紅 284.77 5.03 4440 146723 (RNECY) ルネサス 7.00 0.16 2183 -76954 (FANUY) ファナック 19.77 0.07 6164 348725 (MSADY) MS&ADインシHD 22.96 0.01 3579 168801 (MTSFY) 三井不動産 34.50 0.70 1793 -16301 (KMTUY) 小松製作所 32.41 0.16 5053 264901 (FUJIY) 富士フイルム 10.77 0.27 3358 -66594 (NJDCY) 日本電産 3.30 0.03 2058 -106857 (ATEYY) アドバンテスト 131.60 1.30 20516 3664543 (TRUMY) テルモ 14.92 -0.03 2326 -10.58591 (IX.N) オリックス 28.16 0.37 4390 34(時価総額上位50位、1ドル155.9円換算)
<AN>
2025/12/11 09:24
注目トピックス 市況・概況
個別銘柄戦略:ベステラや北紡に注目
*09:21JST 個別銘柄戦略:ベステラや北紡に注目
昨日10日の米株式市場でNYダウは497.46ドル高の48,057.75ドル、ナスダック総合指数は77.67pt高の23,654.16pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比260円高の50,860円。為替は1ドル=155.90-156.00円。今日の東京市場では、第3四半期累計の営業利益が前年同期比4.0倍と上期の同6.8%増から増益率が拡大したベステラ<1433>、11月の売上高が19.9%増と10月の16.1%増から伸び率が拡大したMRO<3064>、東証スタンダードでは、蓄電池エネルギーシステムの導入・運用事業を開始すると発表した北紡<3409>、台湾TSMCより「APOD Production Support Award」を受賞したと発表した平田機工<6258>などが物色されそうだ。一方、営業利益が前期4.2%減・今期8.4%減予想と発表したくら寿司<2695>、26年4月期業績と配当予想を上方修正したが上期営業利益が63.8%増と第1四半期の2.5倍から増益率が縮小したANYCOLOR<5032>、東証スタンダードでは、第1四半期営業利益が25.1%減となった大盛工<1844>、上期営業利益は前年同期比2.3倍だが通期は0.1%増予想と発表したサトウ食品<2923>、第3四半期累計の営業損益が1.97億円の赤字と上期の1.43億円の赤字から赤字幅が拡大したCasa<7196>、26年1月期業績と配当予想を下方修正したユークス<4334>などは軟調な展開が想定される。
<CS>
2025/12/11 09:21
注目トピックス 日本株
インフォメティス:次世代スマートメーターの普及と欧州展開で成長加速
*09:21JST インフォメティス:次世代スマートメーターの普及と欧州展開で成長加速
インフォメティス<281A>は、電力データをAIで解析する「エナジー・インフォマティクス」領域のテクノロジー企業であり、電力センサー販売、クラウド型プラットフォーム、電気料金の最適化などのサービスを展開する。独自のNILM(機器分離推定)技術をコアとし、家庭内の電力使用を家電別に推定する高い分析能力を持つ点が最大の特徴だ。事業は単一セグメントだが、収益構造は「センサー等の導入支援に係るフロー収益」と「アプリ・クラウド利用料などのストック収益」を組み合わせたハイブリッド型となっている。グループは英国子会社Informetis Europe Ltd.を含む体制で、電力会社、ガス会社、住宅メーカーなど企業パートナーを介したBtoBtoCモデルを採用する。2025年12月期第3四半期(累計)の売上高は366百万円(前年同期比47.6%減)と大幅減収となり、428百万円(前年同期は11百万円の赤字)と赤字が拡大した。主因は期初に計画していた大型案件のずれ込みで、特に(1)大手賃貸住宅向けセンサー販売中止、(2)英国の新サービス開始遅延、(3)需要側DR(デマンドレスポンス)サービスの成果報酬化による売上計上タイミングずれ、(4)次世代スマートメーター関連開発の後ろ倒しが響いた。また持分法適用会社エナジーゲートウェイ(EG)の在庫評価損も利益を圧迫した。一方、ストック収入の基盤であるARR(年次経常収益)は364百万円と、前年の大口テスト案件終了の影響で一時的に減少したが、利用契約件数は前年の2倍以上のペースで積み上がっており、需要自体は底堅さを維持している。2025年12月期通期見通しを、期初計画の売上高1,325~1,747百万円から518百万円(前期比60.9%減)へ、営業利益も100~282百万円の黒字計画から672百万円の赤字(前期は49百万円の黒字)へ大幅に下方修正した。主因は、大手賃貸事業者向け電力センサー販売の終了に加え、プラットフォーム・アプリ提供や開発受託案件の獲得時期が翌期以降へ後ずれしたことによる計画未達である。一方で、来期以降は小売電気事業者向けサービスで成果報酬型料金プランの採用が進み、新規契約が拡大する見通しに加えて、英国事業および法人向けサービスのストック収入が増加する計画で、2027年12月期の黒字化達成を見込んでいる。市場環境は明確に追い風だ。国内では再エネ導入拡大に伴い需給調整力の確保が重要課題となっており、DRサービスやデータ活用型需給管理に対する小売電気事業者の需要が急増している。2025年12月8日には中国電力との協業でエコキュートの遠隔制御をDRサービスに機能追加開発を行うことを発表した。さらに全国で普及が進む次世代スマートメーターは、電力データ活用ビジネスを大きく押し上げる構造的テーマであり、同社はこの領域で複数の電力会社、スマートメーター製造大手と協業しながら、将来の高スケールビジネスを狙う。また海外では欧州を中心に電気料金高騰と脱炭素化政策が進んでおり、特に英国ではガスボイラーをヒートポンプに置き換える政策が追い風となる。こうした環境下、同社は空調世界大手ダイキンUKと協同で「Budget Control」サービスを開始し、家庭における電力使用最適化を支援する仕組みを展開。ダイキンのヒートポンプ普及と連動する形で、インフォメティスのセンサー・解析基盤の採用が加速する可能性がある。中期計画(2026~2030年度)では、2025年の売上高518百万円から2027年に1,493百万円、2030年には6,512百万円まで伸ばす計画を掲げており、2027年の黒字化を明確に打ち出している。成長ドライバーは「次世代スマートメーター関連」と「海外事業」の2本柱であり、特にDRサービスやスマートメーター関連事業は利益率が高く、顧客基盤の拡大とともにストック収入が増加して損益改善の中心的役割を担う見通しである。海外については、英国を起点に欧州各国へ展開を広げる計画で、欧州で急速に拡大するヒートポンプ市場を背景に、同社のエネルギーマネジメントサービスが浸透する余地は大きいと考えられる。同社の優位性はNILMの精度、スマートメーター標準搭載を想定した拡張性、大手電力会社との長期的関係、海外子会社を軸にした欧州展開の実績、ダイキンとの協業によるシナジーなどが挙げられる。財務面は先行投資負担で赤字が続くが、ARRの拡大とストック比率の上昇が収益安定化に寄与する見込みだ。株主還元は現時点では行っておらず、成長投資を優先する方針だが、中期的に黒字化が定着した段階で、配当や自己株式取得などの選択肢を検討するとしている。PBRは約2.8倍とグロース市場の小型AI企業としては中位水準であり、ストック収益の成長速度、中期計画の進捗、英国を中心とした海外案件の拡大を注視したい。2025年12月期はフロー収益の急減で一時的に大幅減収となったものの、ストック収益基盤は維持され、契約件数も伸び続けている。特にDR、次世代スマートメーター、英国ダイキン協業という確度の高い成長ドライバーが揃っており、2026~2030年の成長フェーズ入りが期待される。エネルギーの脱炭素化と電力データ活用の拡大という構造変化は不可逆であり、同社のポジションは中期的に強まる見通しだ。中期計画で掲げる黒字化と高成長の実現に向け、2025年は体制整備と事業仕込みの年と位置付けられ、翌期以降の業績回復に注目したい。
<NH>
2025/12/11 09:21
みんかぶニュース 市況・概況
日金属は朝高後に値を消す、トヨタと共同特許申請への反応限定的◇
日本金属<5491.T>が続伸して始まり、前日に比べ4%高となる場面があった。同社はきょう、トヨタ自動車<7203.T>と燃料電池向け「セパレータ及びその製造方法」について共同で特許申請したことを明らかにしており、これが材料視されたもよう。ただ、買い一巡後は値を消す展開となっている。
この発明は第11次経営計画「NIPPON KINZOKU 2030」のビジョンのもと、「Near Net Performance」(最終製品に要求される性能を素材・部材で実現)をキーワードに取り組み、共創したもの。同社は燃料電池セパレータをはじめとするさまざまな分野で、独自の基準により認定する環境配慮型製品「エコプロダクト」の販売促進を図り、地球環境にやさしい新たな価値の共創を目指すとしている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/11 09:20
みんかぶニュース 個別・材料
ラクオリアは安い、東証が信用規制
ラクオリア創薬<4579.T>は安い。東京証券取引所が11日から、同社株の信用取引による新規の売り付けと買い付けにかかる委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)にすると発表。これによって個人投資家からの資金流入が細るとの見方から売られている。
また、日本証券金融も同日以降、貸借取引自己取引分と非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を50%(うち現金担保分20%)にすると発表した。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/11 09:18
みんかぶニュース 市況・概況
ETF売買動向=11日寄り付き、日経レバの売買代金は173億円と低調
11日寄り付きの上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買状況は、9時16分時点でETF・ETN合計の売買代金が前日同時刻比21.6%減の435億円。うち、日経平均株価に連動するETF(ベアETF・レバレッジETFを含む)22銘柄の売買代金は同26.2%減の293億円となっている。
個別ではスマートESG30女性活躍(ネットリターン) <2070> 、iシェアーズ S&P 500 プレミアムインカム <452A> 、グローバルX MSCIスーパーディビィデンド <2564> 、MAXISトピックス上場投信 <1348> 、NEXT 商社・卸売 <1629> など46銘柄が新高値。TOPIXベア2倍上場投信 <1356> 、iFreeETF TOPIXダブルインバース <1368> 、iFreeETF TOPIXインバース <1457> 、VIX短期先物指数ETF <318A> 、NEXT NY ダウ・ベア・ドルヘッジETN <2041> が新安値をつけている。
そのほか目立った値動きではWisdomTree 大豆上場投資信託 <1697> が3.47%高と大幅な上昇。
日経平均株価が116円高の大幅高となるなか、日経平均に連動するETFでは、NEXT日経平均レバレッジ <1570> が売買代金173億5700万円となり東証全銘柄でトップ。ただ、売買代金は過去5営業日における同時刻の平均231億1400万円を大きく下回っており低調。
その他の日経平均ETFではNEXT 日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が24億1900万円、NEXT 日経225連動型 <1321> が23億5200万円、日経平均ブル2倍上場投信 <1579> が15億1000万円、iシェアーズ・コア 日経225 ETF <1329> が12億7700万円、日経平均ベア2倍上場投信 <1360> が12億7200万円の売買代金となっている。
株探ニュース
2025/12/11 09:16
みんかぶニュース 個別・材料
ベステラはカイ気配で一気に上放れ、2~10月期営業利益が前年同期比4.1倍と急拡大
ベステラ<1433.T>に投資資金が流入、25日移動平均線をサポートラインとした1100円台手前でのもみ合いが続いていたが、きょうはカイ気配で一気に上放れる展開となっている。同社は製鉄や石油、電力などのプラント解体工事を手掛けるが、完工増加を背景に収益が押し上げられている。10日取引終了後、26年1月期第3四半期(25年2~10月)決算は営業利益段階で前年同期比4.1倍の5億3500万円と好調に推移した。8~10月期では前年同期の赤字から大幅黒字転換している。これを好感する買いを呼び込む状況となっている。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/11 09:12
みんかぶニュース 個別・材料
大盛工業は水準切り下げる、8~10月期営業利益25%減
大盛工業<1844.T>はウリ気配スタートで水準を切り下げている。10日取引終了後、第1四半期(8~10月)連結決算を発表した。売上高は17億3700万円(前年同期比7.4%増)、営業利益は1億4400万円(同25.1%減)だった。堅調な公共投資が引き続き追い風となった一方、資材価格の高止まりに伴う建設コストの上昇や人手不足などが逆風となった格好。減益をネガティブ視した売りが出ている。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/11 09:10
注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~心理的な抵抗水準を明確に上抜けてくるかを見極め~
*09:09JST 前場に注目すべき3つのポイント~心理的な抵抗水準を明確に上抜けてくるかを見極め~
11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■心理的な抵抗水準を明確に上抜けてくるかを見極め■くら寿司、25/10営業利益 4.2%減 54.6億円、26/10予想 8.4%減 50.0億円■戸田工業<4100>エア・ウォーターと、CO2回収設備を27年投入、実証心理的な抵抗水準を明確に上抜けてくるかを見極め11日の日本株市場は、買い先行で始まった後はこう着感が強まりそうだが、押し目狙いのスタンスになりそうだ。10日の米国市場は、NYダウが497ドル高、ナスダックは77ポイント高だった。米連邦準備理事会(FRB)が10日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを決めた。FOMCメンバーによる政策金利の見通しは、前回同様2026年に1回(0.25%)の利下げが行われるとの見通しが示された。パウエルFRB議長の会見は思ったほどタカ派寄りではないとの見方から買い安心が広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の50860円。円相場は1ドル=155円90銭台で推移している。シカゴ日経225先物清算値にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。FOMCを通過したことで買い安心感が高まりやすいだろう。ただ、日経225先物はナイトセッションで一時50920円まで買われたものの、上値抵抗線として意識されているボリンジャーバンドの+1σ水準に上値を抑えられていた。心理的な抵抗水準を明確に上抜けてくる動きにならないと、次第にこう着感が強まる可能性はありそうだ。日経平均株価の+1σは50905円辺りに位置している。まずは同バンドを突破してくるかを見極めたいところである。FOMC通過で海外勢のフローは一段と細ると考えられ、商いが膨らみにくいなかで先物市場の動向に振らされやすい。さらに先物市場では週末に先物・オプション特別清算指数算出を控えているため、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られる。短期的な売買が中心になりやすく、大きく振らされる局面があっても、その後の反動も早いだろう。先物の動きや指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向にらみの展開になりそうである。また、FOMC通過で市場の関心は来週の日銀の金融政策決定会合に移る。利上げは織り込まれていることもあり、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。半導体・AI関連株への物色意欲は根強いほか、防衛関連など政策に絡んだ銘柄への物色も続きそうである。そのほか、NISA需要から配当志向の物色なども意識されそうだ。■ポールトゥウィン、26/下方修正 営業利益2.97億円←11.24億円くら寿司<2695>が発表した2025年10月期の連結業績は、売上高が前期比4.3%増の2451億900万円、営業利益は同4.2%減の54億6000万円だった。2026年10月期の連結業績は、売上高が前期比4.9%増の2570億円、営業利益は同8.4%減の50億円を計画。コメや魚介といった原材料費や人件費の上昇、新規出店に伴う投資が響く。■前場の注目材料・NYダウは上昇(48057.75、+497.46)・ナスダック総合指数は上昇(23654.16、+77.67)・SOX指数は上昇(7467.49、+94.98)・シカゴ日経225先物は上昇(50860、+260)・米長期金利は低下・米原油先物相場は上昇(58.46、+0.21)・高市早苗内閣による防衛費増額などの経済政策・活発な自社株買い・東証による企業価値向上の要請・戸田工業<4100>エア・ウォーターと、CO2回収設備を27年投入、実証・北海道電力<9509>北海道知事、泊3号機の再稼働容認、道内中小は歓迎・レゾナックHD<4004>分子計算手法で探索効率化、試験期間2日に短縮・三菱重工<7011>純度99%水素製造成功、アンモニア分解、蒸気加熱式・日産自<7201>世界量販車に運転支援技術、英ウェイブと協業拡大・スズキ<7269>インドでバイオガスプラント稼働、圧縮天然ガス車向け・アズワン<7476>研究用消耗品自動で補充、在庫管理請け負い・日本製鉄<5401>三菱造船と、LCO2輸送タンクで新技術、溶接後の熱処理省略・クボタ<6326>半導体装置参入、微細欠陥検査、前工程に照準・ACSL<6232>カナダでドローン拡販、経済安保需要狙う・日揮HD<1963>日揮グローバル、カナダのLNG設備完成、米国フルア・コーポと、第1期引き渡し・三菱電機<6503>機器劣化を高精度推定、物理モデル組み込みAI、学習簡単に・リガクHD<268A>半導体ウエハー測定速度2倍の装置・ダイキン<6367>米に新施設、DC向け空調など開発試験強化・藤田観光<9722>リコーと、客室清掃にAI活用・クラレ<3405>非動物由来の細胞培養足場を発売、再生医療向け・旭化成<3407>ナイロン樹脂・繊維材生産から撤退・TOTO<5332>セラ事業拡大、構造部材、半導体向け生産性向上☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 10-12月期法人企業統計調査<海外>・09:30 豪・11月失業率(予想:4.4%、10月:4.3%)
<NH>
2025/12/11 09:09
注目トピックス 日本株
かっこ、近鉄GHD◆今日のフィスコ注目銘柄◆
*09:07JST かっこ、近鉄GHD◆今日のフィスコ注目銘柄◆
かっこ<4166>2025年12月期業績予想の修正を発表。営業損失を2.22億円から1.55億円に上方修正した。既存顧客向けに実施したEC向け不正検知サービス「O-PLUX」のバージョンアップ効果により、サーバー費・データ費の効率化が進み、売上総利益率が当初の想定を上回って推移。事業運営の効率化も進み、当期の費用は計画対比で効率的に推移している。近鉄GHD<9041>調整トレンドは継続しているが、足もとで2800円処でのダブルボトム形成からのリバウンドで25日線を捉えてきており、同線突破から3000円近辺に位置する75日、200日線が射程ん位入ってきそうだ。一目均衡表では雲を下回って推移しているが、遅行スパンは実線に接近しており、上方シグナルを発生させる可能性が高まってきている。
<CS>
2025/12/11 09:07
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均がマイナス転換
日経平均株価がマイナス転換。9時6分現在、0.08円安の5万602.72円まで下落している。
株探ニュース
2025/12/11 09:07
みんかぶニュース 市況・概況
東京株式(寄り付き)=反発、FOMC受けた米株高が支援
11日の東京株式市場は日経平均株価が前日比215円高の5万0818円と反発して始まった。
10日の米株式市場で主要株価3指数はそろって上昇。NYダウは497ドル高となった。米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日まで開いた金融政策決定会合で、市場のコンセンサス通り0.25%の利下げを決定。FOMC参加者の金利見通しでは9月と同様に、来年の利下げ予想回数は1回との方向性が示された。加えて、FRBは短期国債の買い入れ方針も決めた。これらを背景に投資家のリスク許容度が上向き、米株式市場に追い風となった。東京市場では米国株高を支えに主力株は買いが優勢となっている。一方、オラクル<ORCL>の株価は決算発表を受けて引け後の時間外取引で急落。AI関連株への慎重姿勢を強める要因となっており、ソフトバンクグループ<9984.T>はウリ気配スタートとなっている。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/11 09:06
注目トピックス 市況・概況
日経平均は68円高、寄り後は伸び悩み
*09:06JST 日経平均は68円高、寄り後は伸び悩み
日経平均は68円高(9時5分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が上昇一服となったことも東京市場で安心感となった。さらに、昨日の日経平均は下落したが、マイナス圏で底堅い動きだったことから、株価の下値は堅いとの見方もあった。一方、外為市場で1ドル=155円60銭台と、昨日15時30分頃と比べ1円ほど円高・ドル安に振れたことが、東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。また、FOMCは通過したが、来週18-19日には日銀金融政策決定会合が開かれることから、これを見極めたいとして、引き続き積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均は伸び悩んでいる。
<SK>
2025/12/11 09:06
個別銘柄テクニカルショット
BUF---25日線を支持線とした再動意に期待
*09:06JST <6676> BUF 4735 +50
11月17日につけた5140円をピークに高値圏での日柄調整を継続している。これにより25日線に接近しており、11月半ば以降の急伸で高まっていた過熱感は後退した。同線を支持線とした再動意が期待されやすいところであろう。ボリンジャーバンドでは+3σ突破後の日柄調整で中心値(25日)まで下げている。
<FA>
2025/12/11 09:06
みんかぶニュース 個別・材料
ソフトバンクGは売り優勢、SVF好調で米株高追い風もオラクル下落は重荷
ソフトバンクグループ<9984.T>は売り優勢、中段もみ合いから下放れる可能性が意識されている。同社傘下のソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)の好調が伝わるなか、前日の米国株市場ではFOMC通過後に幅広い銘柄に買いが流入し、主要株価指数が揃って上昇、S&P500指数は一時最高値を上回って推移する場面があった。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も反発し、同社株には追い風となっている。
一方、大規模AIインフラプロジェクト「スターゲート」で連携する米オラクル<ORCL>が決算発表後に時間外で急落していることは、ソフトバンクGの株価にもネガティブに働きやすい。また、日経平均寄与度の大きい同社株にはあすのメジャーSQ算出を前に先物絡みで上値を押さえる圧力も観測され、きょうの値動き次第で全体相場の方向性にも影響が出る可能性がある。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/11 09:05
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均11日寄り付き=215円高、5万818円
11日の日経平均株価は前日比215.59円高の5万818.39円で寄り付いた。
株探ニュース
2025/12/11 09:02
個別銘柄テクニカルショット
近鉄GHD---ダブルボトム形成からのリバウンド
*09:01JST <9041> 近鉄GHD 2908.5 +30
調整トレンドは継続しているが、足もとで2800円処でのダブルボトム形成からのリバウンドで25日線を捉えてきており、同線突破から3000円近辺に位置する75日、200日線が射程ん位入ってきそうだ。一目均衡表では雲を下回って推移しているが、遅行スパンは実線に接近しており、上方シグナルを発生させる可能性が高まってきている。
<FA>
2025/12/11 09:01
強弱材料
強弱材料 12月11日
*09:00JST 12月11日
強気材料・NYダウは上昇(48057.75、+497.46)・ナスダック総合指数は上昇(23654.16、+77.67)・SOX指数は上昇(7467.49、+94.98)・シカゴ日経225先物は上昇(50860、+260)・米長期金利は低下・米原油先物相場は上昇(58.46、+0.21)・高市早苗内閣による防衛費増額などの経済政策・活発な自社株買い・東証による企業価値向上の要請弱気材料・日経平均株価は下落(50602.80、-52.30)・為替相場は円高・ドル安(155.90-156.00)・日中関係の緊迫化・トランプ政権による関税政策・中国の景気後退懸念留意事項・対外・対内証券投資(先週)・10-12月期景況判断BSI大企業製造業・10-12月期景況判断BSI大企業全産業・11月東京オフィス空室率・米国新規失業保険申請件数(先週)・9月米国貿易収支・9月米国卸売在庫・11月豪州失業率・スイス中央銀行が政策金利発表・トルコ中央銀行が政策金利発表・10月ブラジル小売売上高・ユーロ圏財務相会合・ベイリーイングランド銀行(英中央銀行)総裁が英紙FTのイベントで講演・石油輸出国機構(OPEC)月報
<NH>
2025/12/11 09:00
みんかぶニュース 市況・概況
11日=シンガポール・日経平均先物寄り付き5万0780円(+180円)
11日のシンガポール・日経平均先物12月物は前営業日清算値比180円高の5万0780円で寄り付いた。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/11 08:37
オープニングコメント
心理的な抵抗水準を明確に上抜けてくるかを見極め
*08:34JST 心理的な抵抗水準を明確に上抜けてくるかを見極め
11日の日本株市場は、買い先行で始まった後はこう着感が強まりそうだが、押し目狙いのスタンスになりそうだ。10日の米国市場は、NYダウが497ドル高、ナスダックは77ポイント高だった。米連邦準備理事会(FRB)が10日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを決めた。FOMCメンバーによる政策金利の見通しは、前回同様2026年に1回(0.25%)の利下げが行われるとの見通しが示された。パウエルFRB議長の会見は思ったほどタカ派寄りではないとの見方から買い安心が広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の50860円。円相場は1ドル=155円90銭台で推移している。 シカゴ日経225先物清算値にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。FOMCを通過したことで買い安心感が高まりやすいだろう。ただ、日経225先物はナイトセッションで一時50920円まで買われたものの、上値抵抗線として意識されているボリンジャーバンドの+1σ水準に上値を抑えられていた。心理的な抵抗水準を明確に上抜けてくる動きにならないと、次第にこう着感が強まる可能性はありそうだ。 日経平均株価の+1σは50905円辺りに位置している。まずは同バンドを突破してくるかを見極めたいところである。FOMC通過で海外勢のフローは一段と細ると考えられ、商いが膨らみにくいなかで先物市場の動向に振らされやすい。さらに先物市場では週末に先物・オプション特別清算指数算出を控えているため、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られる。短期的な売買が中心になりやすく、大きく振らされる局面があっても、その後の反動も早いだろう。 先物の動きや指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向にらみの展開になりそうである。また、FOMC通過で市場の関心は来週の日銀の金融政策決定会合に移る。利上げは織り込まれていることもあり、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。半導体・AI関連株への物色意欲は根強いほか、防衛関連など政策に絡んだ銘柄への物色も続きそうである。そのほか、NISA需要から配当志向の物色なども意識されそうだ。
<AK>
2025/12/11 08:34
NY市場・クローズ
11日の米国株式市場は上昇
[NYDow・NasDaq・CME(表)]NYDOW;48,057.75;+497.46Nasdaq;23,654.16;+77.67CME225;50860;+260(大証比)[NY市場データ]米国株式市場は上昇。ダウ平均は497.46ドル高48,057.75ドル、ナスダックは77.67ポイント高23,647.74で取引を終了した。FOMC(連邦公開市場委員会)でFRBが市場予想通り3会合連続で0.25%の利下げを決定後、ダウは上げ幅拡大、またナスダックはプラスに転じた。FOMCメンバーによる政策金利の見通しは、前回同様2026年に1回(0.25%)の利下げが行われるとの見通しが示された。パウエル議長は会見で「雇用の下振れリスクは最近上昇した模様」とし、「インフレリスクは上方向に傾いている」と述べ、「金融政策の道筋は前もって決めず会合ごとに決定を下す」との姿勢を示した。市場では思ったほどタカ派寄りではないとの見方から買い安心が広がり、ダウ、ナスダックともに上げ幅を拡大する展開となった。セクター別では耐久消費財・アパレルが上昇、食・生活必需品小売が下落した。シカゴ日経225先物清算値は大阪日中比260円高の50860円。ADR市場では、対東証比較(ドル155.90円換算)で、三菱UFJFG<8306>、トヨタ自動車<7203>、三井物産<8031>、ファーストリテ<9983>などが上昇した。
<FA>
2025/12/11 08:33
海外市場動向
米国株式市場は上昇 FOMC通過で買い安心感広がる
*08:31JST 米国株式市場は上昇 FOMC通過で買い安心感広がる
「シカゴ日経平均先物(CME)」(10日)DEC11O 50815(ドル建て)H 51110L 50330C 50865 大証比+265(イブニング比+5)Vol 4088DEC11O 50815(円建て)H 51115L 50335C 50860 大証比+260(イブニング比+0)Vol 15632「米国預託証券概況(ADR)」(10日)ADR市場では、対東証比較(ドル155.90円換算)で、三菱UFJFG<8306>、トヨタ自動車<7203>、三井物産<8031>、ファーストリテ<9983>などが上昇した。コード 銘柄名 終値 前日比 日本円換算価格 日本終値比7203 (TM.N) トヨタ自動車 200.78 4.44 3130 148306 (MUFG.N) 三菱UFJFG 15.85 0.24 2471 38035 (TOELY) 東京エレク 106.82 -1.13 33306 1866758 (SONY.N) ソニー 27.08 -0.49 4222 409432 (NTTYY) NTT 24.90 0.46 155 -0.78058 (MTSUY) 三菱商事 24.02 -0.27 3745 36501 (HTHIY) 日立製作所 31.75 0.24 4950 639983 (FRCOY) ファーストリテ 35.93 0.34 56015 -659984 (SFTBY) ソフトバンクG 59.40 -1.02 18521 -1394063 (SHECY) 信越化学工業 15.46 0.23 4820 218001 (ITOCY) 伊藤忠商事 122.99 0.44 9587 548316 (SMFG.N) 三井住友FG 18.84 0.18 4895 358031 (MITSY) 三井物産 557.25 5.75 4344 116098 (RCRUY) リクルートHD 10.00 0.00 7795 -3024568 (DSNKY) 第一三共 21.93 -0.19 3419 49433 (KDDIY) KDDI 17.33 0.24 2702 2.57974 (NTDOY) 任天堂 18.53 -0.37 11555 -258766 (TKOMY) 東京海上HD 35.93 0.54 5601 217267 (HMC.N) 本田技研工業 30.56 0.77 1588 12.52914 (JAPAY) 日本たばこ産業 18.60 0.16 5799 -196902 (DNZOY) デンソー 13.41 0.41 2091 2.54519 (CHGCY) 中外製薬 26.16 0.02 8157 74661 (OLCLY) オリエンランド 18.16 0.05 2831 08411 (MFG.N) みずほFG 7.30 0.04 5690 556367 (DKILY) ダイキン工業 12.47 0.09 19441 -94502 (TAK.N) 武田薬品工業 14.38 0.12 4484 17741 (HOCPY) HOYA 152.91 1.96 23839 1246503 (MIELY) 三菱電機 59.64 0.87 4649 126981 (MRAAY) 村田製作所 10.95 0.15 3414 87751 (CAJPY) キヤノン 30.43 0.67 4744 126273 (SMCAY) SMC 18.67 0.58 58213 2237182 (JPPTY) ゆうちょ銀行 11.10 0.10 1730 -3326146 (DSCSY) ディスコ 31.30 -0.40 48797 2373382 (SVNDY) セブン&アイ・HD 13.38 0.15 2086 -68053 (SSUMY) 住友商事 33.29 0.79 5190 416702 (FJTSY) 富士通 26.41 0.23 4117 166201 (TYIDY) 豊田自動織機 113.92 2.32 17760 705108 (BRDCY) ブリヂストン 23.17 0.50 7224 -46178 (JPPHY) 日本郵政 10.00 -1.00 1559 -44.58002 (MARUY) 丸紅 284.77 5.03 4440 146723 (RNECY) ルネサス 7.00 0.16 2183 -76954 (FANUY) ファナック 19.77 0.07 6164 348725 (MSADY) MS&ADインシHD 22.96 0.01 3579 168801 (MTSFY) 三井不動産 34.50 0.70 1793 -16301 (KMTUY) 小松製作所 32.41 0.16 5053 264901 (FUJIY) 富士フイルム 10.77 0.27 3358 -66594 (NJDCY) 日本電産 3.30 0.03 2058 -106857 (ATEYY) アドバンテスト 131.60 1.30 20516 3664543 (TRUMY) テルモ 14.92 -0.03 2326 -10.58591 (IX.N) オリックス 28.16 0.37 4390 34 (時価総額上位50位、1ドル155.9円換算)「ADR上昇率上位5銘柄」(10日)コード 銘柄名 終値 日本円換算価格 日本終値比 (%)5020 (JXHLY) ENEOS 15.00 1169 70 6.374911 (SSDOY) 資生堂 15.15 2362 93.5 4.126857 (ATEYY) アドバンテスト 131.60 20516 366 1.825401 (NPSCY) 日本製鉄 4.03 628 8.1 1.316501 (HTHIY) 日立製作所 31.75 4950 63 1.29「ADR下落率上位5銘柄」(10日)コード 銘柄名 終値 日本円換算価格 日本終値比 (%)8830 (SURYY) 住友不動産 23.00 7171 -493 -6.437259 (ASEKY) アイシン精機 17.71 2761 -185.5 -6.306098 (RCRUY) リクルートHD 10.00 7795 -302 -3.738113 (UNICY) ユニ・チャーム 2.80 873 -25.1 -2.79「米国株式市場概況」(10日)NYDOW終値:48057.75 前日比:497.46始値:47573.96 高値:48197.30 安値:47462.94年初来高値:48254.82 年初来安値:37645.59前年最高値:45014.04 前年最安値:37266.67Nasdaq終値:23654.16 前日比:77.67始値:23536.00 高値:23704.08 安値:23435.17年初来高値:23958.47 年初来安値:15267.91前年最高値:20173.89 前年最安値:14510.30S&P500終値:6886.68 前日比:46.17始値:6833.49 高値:6900.67 安値:6824.69年初来高値:6890.89 年初来安値:4982.77前年最高値:4783.35 前年最安値:3808.10米30年国債 4.788% 米10年国債 4.144%米国株式市場は上昇。ダウ平均は497.46ドル高48,057.75ドル、ナスダックは77.67ポイント高23,647.74で取引を終了した。 FOMC(連邦公開市場委員会)でFRBが市場予想通り3会合連続で0.25%の利下げを決定後、ダウは上げ幅拡大、またナスダックはプラスに転じた。FOMCメンバーによる政策金利の見通しは、前回同様2026年に1回(0.25%)の利下げが行われるとの見通しが示された。パウエル議長は会見で「雇用の下振れリスクは最近上昇した模様」とし、「インフレリスクは上方向に傾いている」と述べ、「金融政策の道筋は前もって決めず会合ごとに決定を下す」との姿勢を示した。市場では思ったほどタカ派寄りではないとの見方から買い安心が広がり、ダウ、ナスダックともに上げ幅を拡大する展開となった。セクター別では耐久消費財・アパレルが上昇、食・生活必需品小売が下落した。医薬品開発・製造のイーライリリー(LLY)はアラバマ州に60億ドルかけ、肥満治療薬関連の製造施設を建設すると発表し、上昇。また医薬品メーカーファイザー(PFE)は上昇。中国のヤオファーマと肥満治療薬の製造に関するライセンス契約を締結たと発表した。発電システムを提供するGEベルノバ(GEV)は2028年までの見通しとともに株主還元策拡充を発表し、大幅高だった。法人向けソフト開発のオラクル(ORCL)は2026年度第2四半期の業績を発表し、売上高が市場予想に届かず株価は時間外で下落している。 HorikoCapitalManagementLLC
<FA>
2025/12/11 08:31
日経225・本日の想定レンジ
FOMCを受けた米国株の上昇を背景に買い先行スタート
*08:25JST FOMCを受けた米国株の上昇を背景に買い先行スタート
[本日の想定レンジ]10日のNYダウは497.46ドル高の48057.75ドル、ナスダック総合指数は77.67pt高の23654.16pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比260円高の50860円だった。本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを実施、堅調な景気見通しを示したことを受けて上昇した前日の米国株高を背景に買いが先行して始まりそうだ。前日はFOMCの結果待ちで持ち高調整の動きに日経平均は小反落した。注目されたFOMCでは、想定通り0.25%の利下げを決めたものの、パウエル米連峰準備制度理事会(FRB)議長の会見も想定していたほどタカ派的な内容ではなかったと受け止められたことも支援材料になったようだ。なお、ナイトセッションの日経225先物も値を上げており、東京市場も買いが先行するだろう。また、前日にTOPIXが一時史上最高値を更新するなど強い動きとなっただけに、きょうも同様に強い動きが続けば、日経平均も水準訂正の動きにつながるかもしれない。ただ、11月の米雇用統計は16日に、11月の消費者物価指数(CPI)は18日に発表される予定で、結果次第ではFOMCの金融政策見通しに修正が迫られる可能性があるだけに、先行き不透明感は拭えていないと想定される。また、円相場も1ドル=155円台後半へと円高に振れていることも投資家心理を冷やす要因になるかもしれず、買いが一巡したあとは、見送りムードが強まることも想定されよう。上値のめどは、11月11日の高値(51513円)や心理的な節目の52000円、52500、下値のめどは、25日線(50093円)や心理的な節目の50000円、49000円などが挙げられる。[予想レンジ]上限51000円-下限50500円
<SK>
2025/12/11 08:25
みんかぶニュース 市況・概況
10日の主要国際商品市況
・NY原油先物期近(WTI)
1バレル=58.46ドル(+0.21ドル)
・NY金先物期近(COMEX)
1トロイオンス=4224.7ドル(-11.5ドル)
・NY銀先物期近(COMEX)
1トロイオンス=6037.9セント(+21.0セント)
・シカゴ小麦先物期近
1ブッシェル=531.25セント(-5.00セント)
・シカゴコーン先物期近
1ブッシェル=434.75セント(-6.00セント)
・シカゴ大豆先物期近
1ブッシェル=1091.25セント(+4.00セント)
・CRB指数
301.38(+1.75)
出所:MINKABU PRESS
2025/12/11 08:24
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は低い見通し
*08:23JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は低い見通し
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、日欧金利差の拡大や円安・ドル高の進行、日本銀行による12月利上げの可能性は大幅に低下したことから182円64銭(2025/12/9)まで一段高となった。欧州中央銀行(ECB)の政策金利は当面変更なしと予想されるが、来年中に利上げに転じる可能性があるため、リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・欧州の政治不安・欧州経済の減速懸念・ウクライナ戦争継続の可能性【ユーロ買い要因】・日欧金利差の維持・ウクライナ戦争の終結期待・ECBの政策金利は当面据え置きとの見方
<CS>
2025/12/11 08:23