注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~心理的な抵抗水準を明確に上抜けてくるかを見極め~
配信日時:2025/12/11 09:09
配信元:FISCO
*09:09JST 前場に注目すべき3つのポイント~心理的な抵抗水準を明確に上抜けてくるかを見極め~
11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■心理的な抵抗水準を明確に上抜けてくるかを見極め
■くら寿司、25/10営業利益 4.2%減 54.6億円、26/10予想 8.4%減 50.0億円
■戸田工業<4100>エア・ウォーターと、CO2回収設備を27年投入、実証
心理的な抵抗水準を明確に上抜けてくるかを見極め
11日の日本株市場は、買い先行で始まった後はこう着感が強まりそうだが、押し目狙いのスタンスになりそうだ。10日の米国市場は、NYダウが497ドル高、ナスダックは77ポイント高だった。米連邦準備理事会(FRB)が10日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを決めた。FOMCメンバーによる政策金利の見通しは、前回同様2026年に1回(0.25%)の利下げが行われるとの見通しが示された。パウエルFRB議長の会見は思ったほどタカ派寄りではないとの見方から買い安心が広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の50860円。円相場は1ドル=155円90銭台で推移している。
シカゴ日経225先物清算値にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。FOMCを通過したことで買い安心感が高まりやすいだろう。ただ、日経225先物はナイトセッションで一時50920円まで買われたものの、上値抵抗線として意識されているボリンジャーバンドの+1σ水準に上値を抑えられていた。心理的な抵抗水準を明確に上抜けてくる動きにならないと、次第にこう着感が強まる可能性はありそうだ。
日経平均株価の+1σは50905円辺りに位置している。まずは同バンドを突破してくるかを見極めたいところである。FOMC通過で海外勢のフローは一段と細ると考えられ、商いが膨らみにくいなかで先物市場の動向に振らされやすい。さらに先物市場では週末に先物・オプション特別清算指数算出を控えているため、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られる。短期的な売買が中心になりやすく、大きく振らされる局面があっても、その後の反動も早いだろう。
先物の動きや指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向にらみの展開になりそうである。また、FOMC通過で市場の関心は来週の日銀の金融政策決定会合に移る。利上げは織り込まれていることもあり、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。半導体・AI関連株への物色意欲は根強いほか、防衛関連など政策に絡んだ銘柄への物色も続きそうである。そのほか、NISA需要から配当志向の物色なども意識されそうだ。
■ポールトゥウィン、26/下方修正 営業利益2.97億円←11.24億円
くら寿司<2695>が発表した2025年10月期の連結業績は、売上高が前期比4.3%増の2451億900万円、営業利益は同4.2%減の54億6000万円だった。2026年10月期の連結業績は、売上高が前期比4.9%増の2570億円、営業利益は同8.4%減の50億円を計画。コメや魚介といった原材料費や人件費の上昇、新規出店に伴う投資が響く。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(48057.75、+497.46)
・ナスダック総合指数は上昇(23654.16、+77.67)
・SOX指数は上昇(7467.49、+94.98)
・シカゴ日経225先物は上昇(50860、+260)
・米長期金利は低下
・米原油先物相場は上昇(58.46、+0.21)
・高市早苗内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・戸田工業<4100>エア・ウォーターと、CO2回収設備を27年投入、実証
・北海道電力<9509>北海道知事、泊3号機の再稼働容認、道内中小は歓迎
・レゾナックHD<4004>分子計算手法で探索効率化、試験期間2日に短縮
・三菱重工<7011>純度99%水素製造成功、アンモニア分解、蒸気加熱式
・日産自<7201>世界量販車に運転支援技術、英ウェイブと協業拡大
・スズキ<7269>インドでバイオガスプラント稼働、圧縮天然ガス車向け
・アズワン<7476>研究用消耗品自動で補充、在庫管理請け負い
・日本製鉄<5401>三菱造船と、LCO2輸送タンクで新技術、溶接後の熱処理省略
・クボタ<6326>半導体装置参入、微細欠陥検査、前工程に照準
・ACSL<6232>カナダでドローン拡販、経済安保需要狙う
・日揮HD<1963>日揮グローバル、カナダのLNG設備完成、米国フルア・コーポと、第1期引き渡し
・三菱電機<6503>機器劣化を高精度推定、物理モデル組み込みAI、学習簡単に
・リガクHD<268A>半導体ウエハー測定速度2倍の装置
・ダイキン<6367>米に新施設、DC向け空調など開発試験強化
・藤田観光<9722>リコーと、客室清掃にAI活用
・クラレ<3405>非動物由来の細胞培養足場を発売、再生医療向け
・旭化成<3407>ナイロン樹脂・繊維材生産から撤退
・TOTO<5332>セラ事業拡大、構造部材、半導体向け生産性向上
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 10-12月期法人企業統計調査
<海外>
・09:30 豪・11月失業率(予想:4.4%、10月:4.3%)
<NH>
■心理的な抵抗水準を明確に上抜けてくるかを見極め
■くら寿司、25/10営業利益 4.2%減 54.6億円、26/10予想 8.4%減 50.0億円
■戸田工業<4100>エア・ウォーターと、CO2回収設備を27年投入、実証
心理的な抵抗水準を明確に上抜けてくるかを見極め
11日の日本株市場は、買い先行で始まった後はこう着感が強まりそうだが、押し目狙いのスタンスになりそうだ。10日の米国市場は、NYダウが497ドル高、ナスダックは77ポイント高だった。米連邦準備理事会(FRB)が10日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを決めた。FOMCメンバーによる政策金利の見通しは、前回同様2026年に1回(0.25%)の利下げが行われるとの見通しが示された。パウエルFRB議長の会見は思ったほどタカ派寄りではないとの見方から買い安心が広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の50860円。円相場は1ドル=155円90銭台で推移している。
シカゴ日経225先物清算値にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。FOMCを通過したことで買い安心感が高まりやすいだろう。ただ、日経225先物はナイトセッションで一時50920円まで買われたものの、上値抵抗線として意識されているボリンジャーバンドの+1σ水準に上値を抑えられていた。心理的な抵抗水準を明確に上抜けてくる動きにならないと、次第にこう着感が強まる可能性はありそうだ。
日経平均株価の+1σは50905円辺りに位置している。まずは同バンドを突破してくるかを見極めたいところである。FOMC通過で海外勢のフローは一段と細ると考えられ、商いが膨らみにくいなかで先物市場の動向に振らされやすい。さらに先物市場では週末に先物・オプション特別清算指数算出を控えているため、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られる。短期的な売買が中心になりやすく、大きく振らされる局面があっても、その後の反動も早いだろう。
先物の動きや指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向にらみの展開になりそうである。また、FOMC通過で市場の関心は来週の日銀の金融政策決定会合に移る。利上げは織り込まれていることもあり、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。半導体・AI関連株への物色意欲は根強いほか、防衛関連など政策に絡んだ銘柄への物色も続きそうである。そのほか、NISA需要から配当志向の物色なども意識されそうだ。
■ポールトゥウィン、26/下方修正 営業利益2.97億円←11.24億円
くら寿司<2695>が発表した2025年10月期の連結業績は、売上高が前期比4.3%増の2451億900万円、営業利益は同4.2%減の54億6000万円だった。2026年10月期の連結業績は、売上高が前期比4.9%増の2570億円、営業利益は同8.4%減の50億円を計画。コメや魚介といった原材料費や人件費の上昇、新規出店に伴う投資が響く。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(48057.75、+497.46)
・ナスダック総合指数は上昇(23654.16、+77.67)
・SOX指数は上昇(7467.49、+94.98)
・シカゴ日経225先物は上昇(50860、+260)
・米長期金利は低下
・米原油先物相場は上昇(58.46、+0.21)
・高市早苗内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・戸田工業<4100>エア・ウォーターと、CO2回収設備を27年投入、実証
・北海道電力<9509>北海道知事、泊3号機の再稼働容認、道内中小は歓迎
・レゾナックHD<4004>分子計算手法で探索効率化、試験期間2日に短縮
・三菱重工<7011>純度99%水素製造成功、アンモニア分解、蒸気加熱式
・日産自<7201>世界量販車に運転支援技術、英ウェイブと協業拡大
・スズキ<7269>インドでバイオガスプラント稼働、圧縮天然ガス車向け
・アズワン<7476>研究用消耗品自動で補充、在庫管理請け負い
・日本製鉄<5401>三菱造船と、LCO2輸送タンクで新技術、溶接後の熱処理省略
・クボタ<6326>半導体装置参入、微細欠陥検査、前工程に照準
・ACSL<6232>カナダでドローン拡販、経済安保需要狙う
・日揮HD<1963>日揮グローバル、カナダのLNG設備完成、米国フルア・コーポと、第1期引き渡し
・三菱電機<6503>機器劣化を高精度推定、物理モデル組み込みAI、学習簡単に
・リガクHD<268A>半導体ウエハー測定速度2倍の装置
・ダイキン<6367>米に新施設、DC向け空調など開発試験強化
・藤田観光<9722>リコーと、客室清掃にAI活用
・クラレ<3405>非動物由来の細胞培養足場を発売、再生医療向け
・旭化成<3407>ナイロン樹脂・繊維材生産から撤退
・TOTO<5332>セラ事業拡大、構造部材、半導体向け生産性向上
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 10-12月期法人企業統計調査
<海外>
・09:30 豪・11月失業率(予想:4.4%、10月:4.3%)
<NH>
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