新着ニュース一覧
後場の寄り付き概況
後場の日経平均は217円高でスタート、商船三井や三菱UFJが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;25379.84;+217.06TOPIX;1818.31;+18.77[後場寄り付き概況] 後場の日経平均は前日比217.06円高の25379.84円と、前引け(25337.39円)から上げ幅を広げてスタート。ランチタイム中の225先物は25040円~25140円のレンジで後半にかけて強含みで推移。ドル・円は1ドル=117.80-90円と朝方から20銭程円安水準での動き。アジア市況では上海総合指数と香港ハンセン指数が揃って大幅に下落しており、ハンセン指数の下落率は4%近くに及んでいる。先週末からの大幅な円安・ドル高進行による輸出企業の採算改善への思惑が広がるなか、政府が「まん延防止等重点措置」の解除基準を緩めることを検討しているとも伝わっており、後場の日経平均は引き続き堅調に始まった。一方、ウクライナ情勢を巡る不透明感や15-16日開催予定の連邦公開市場委員会(FOMC)を前にした警戒感もあり、寄り付き後は騰勢を弱める展開となっている。 セクター別では不動産業、保険業、証券・商品先物取引業などが上昇率上位に並んでいる一方、電気・ガス業、精密機器、小売業などが下落率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、商船三井<9104>や川崎汽船<9107>などの海運株のほか、米長期金利の上昇を背景に三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>の金融株が大幅に上昇。円安・ドル高進行を追い風にトヨタ自<7203>も買われ、三菱商事<8058>やJFE<5411>などの資源関連も堅調。OLC<4661>、JAL<9201>、JR東海<9022>などのアフターコロナ関連も総じて大幅高。一方、レーザーテック<6920>やソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>、日本電産<6594>、HOYA<7741>など値がさグロース(成長)株が軟調。
<CS>
2022/03/14 12:59
みんかぶニュース 市況・概況
三菱UFJは4連騰、米長期金利上昇が続くなかメガバンクは追い風意識◇
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>は4連騰で一時4%近い上昇で730円台まで上値を伸ばしたほか、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>などメガバンクは揃って上昇している。今週15~16日にFOMCを控え、FRBの金融政策スタンスに注目が集まっているが、インフレが高進するなか金利引き締め政策が前倒し的に行われるとの思惑が根強い。そうしたなか、米長期金利は前週末にかけて5日連続で水準を切り上げており、週末終値ベースで1.996%と再び2%台が目前となっている。国内金利もこの流れに追随する気配をみせており、メガバンクにとっては運用環境の改善期待が株価にポジティブに働いている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2022/03/14 12:59
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」2位にクミアイ化
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」14日正午現在でクミアイ化学工業<4996.T>が「買い予想数上昇」2位となっている。
クミアイ化は大幅高で4日続伸。きょうは一時87円高の913円まで買われる人気となった。全農系の農薬専業メーカーで足もとの業績は好調に推移しており、株価は800円近辺でのもみ合いを続けていたが目先ボックス上限を抜ける動きにある。前週末11日取引終了後に発表した22年10月期第1四半期(21年11月~22年1月)決算は、営業利益が前年同期比2.1倍の34億3000万円と急拡大、これを評価する買いが株価を押し上げている。
出所:MINKABU PRESS
2022/03/14 12:59
みんかぶニュース 個別・材料
セキドがS高カイ気配、22年3月期の配当予想を50円増額へ
セキド<9878.T>がストップ高の1085円水準でカイ気配となっている。午前11時30分ごろ、22年3月期の期末一括配当予想を無配から50円に引き上げたことが好感されている。普通配当10円に加えて40円の特別配当を行う予定で、8期ぶりの復配となる。
出所:MINKABU PRESS
2022/03/14 12:56
みんかぶニュース 市況・概況
ダイヤHDがカイ気配、東電HDと「多機能パワコンシステム」共同開発◇
ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699.T>がカイ気配。同社はきょう、グループ中核のダイヤゼブラ電機が東京電力ホールディングス<9501.T>と共同で「多機能パワコンシステム」を開発したと発表。これを材料視した買いが急速に膨らんでいる。
このシステムは、家庭における太陽光発電と電気自動車(EV)、蓄電池の3つの電源を制御するパワーコンディショナー。非常時でも継続的に家庭内へ電力供給できるほか、人工知能(AI)を用いた充放電の自動制御により電気料金を最小化することができるという。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2022/03/14 12:52
Reuters Japan Online Report Business News
トヨタ、中国・長春の工場稼働停止 コロナ対応で
[東京 14日 ロイター] - トヨタ自動車は14日、中国・吉林省長春市にある工場の稼働一時停止を決定したと明らかにした。新型コロナウイルス対応のためという。
中国ではコロナ感染が拡大しており、感染が深刻な長春市は11日、必要不可欠な業務以外の営業の休止、住民に不要不急の外出禁止を命じた。
*この記事の詳細はこの後送信します。新しい記事は見出しに「UPDATE」と表示します。
2022-03-14T034902Z_1_LYNXNPEI2D03B_RTROPTP_1_TOYOTA-OUTPUT.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220314:nRTROPT20220314034902LYNXNPEI2D03B トヨタ、中国・長春の工場稼働停止 コロナ対応で OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220314T034902+0000 20220314T034902+0000
2022/03/14 12:49
みんかぶニュース 個別・材料
進学会HDが大幅反発、20万株を上限とする自社株買いを実施へ
進学会ホールディングス<9760.T>が大幅反発している。前週末11日の取引終了後に上限を20万株(発行済み株数の1.08%)、または1億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。取得期間は3月14日から24日までで、株主への利益還元と、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするためとしている。
同時に、子会社SG総研に関して債務免除などの金融支援を受けると発表した。債務免除額は10億円。これに伴い22年3月期に10億円を特別利益として計上するものの、業績予想については精査中としている。
出所:MINKABU PRESS
2022/03/14 12:48
みんかぶニュース 個別・材料
イトクロが急反発、第1四半期営業利益は大幅減益も会社計画上回って着地
イトクロ<6049.T>が急反発している。前週末11日の取引終了後に発表した第1四半期(21年11月~22年1月)単独決算は、売上高8億9200万円(前年同期比11.3%減)、営業利益1億2200万円(同66.0%減)、純利益7100万円(同68.5%減)と大幅減益となったものの、会社計画の営業利益6500万円を大きく上回って着地したことが好感されている。
各メディアにおけるサイト改善施策の効果が得られ、注力領域である「みんなの学校情報」専門学校領域や「コドモブースター」などが計画を上回ったことが牽引した。また、既存事業である「塾ナビ」や「家庭教師比較ネット」なども計画通り進捗した。
なお、22年10月期通期業績予想は、会計基準変更のため前期との比較はないものの、売上高44億2000万円、営業利益8億5000万円、純利益5億2700万円の従来見通しを据え置いている。
出所:MINKABU PRESS
2022/03/14 12:45
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」5位にQDレーザ
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」14日午前11時現在で、QDレーザ<6613.T>が「買い予想数上昇」5位となっている。
同社は半導体レーザ、網膜走査型レーザアイウェアなどの開発・製造・販売を手掛けるが、2月10日には22年3月期の単独業績予想について、営業損失を5億3300万円から5億4900万円(前期6億5400万円)へ下方修正した。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に終息のメドがつかず、各国で移動制限がかかるなかで、展示会や面談ベースでの営業活動に支障が出ていることが要因。
これを受けて、同社株価は600円台から400円台へ売られたが、足もとでは500円台に回復するなど調整一巡感が意識されており、これが買い予想数の上昇につながっているようだ。
出所:MINKABU PRESS
2022/03/14 12:36
みんかぶニュース 投資家動向
<個人投資家の予想> 03月14日 12時
■ 買い予想数上昇(最新48時間)
(銘柄コード) 銘柄 市場 [ 割安/割高 ]
(6630) ヤーマン 東証1部 [ 割安 ]
(4996) クミアイ化学工業 東証1部 [ 割安 ]
(5218) オハラ 東証1部 [ 割高 ]
(2345) クシム 東証2部 [ 割安 ]
(6613) QDレーザ 東証マザーズ [ 分析中 ]
■ 売り予想数上昇(最新48時間)
(銘柄コード) 銘柄 市場 [ 割安/割高 ]
(4592) サンバイオ 東証マザーズ [ 分析中 ]
(3662) エイチーム 東証1部 [ 割安 ]
(4075) ブレインズ 東証マザーズ [ 分析中 ]
(8165) 千趣会 東証1部 [ 割高 ]
(3675) クロスマーケ 東証1部 [ 分析中 ]
出所:MINKABU PRESS
2022/03/14 12:32
みんかぶニュース 市況・概況
東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値比で一段高
後場寄り付き直後の東京株式市場では、日経平均株価が前営業日比220円高前後と前場終値と比較して一段高。外国為替市場では1ドル=117円80銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
出所:MINKABU PRESS
2022/03/14 12:31
注目トピックス 日本株
TOKAIホールディングス---沼津河川国道事務所及び伊豆の国市と、河川などの情報の相互提供に関する協定を締結
TOKAIホールディングス<3167>は11日、子会社のTOKAIケーブルネットワークが、沼津河川国道事務所及び伊豆の国市との間で、河川、砂防、海岸などの情報の相互提供に関する協定を締結したと発表。2021年3月までに、沼津河川国道事務所、富士砂防事務所及び狩野川流域6市町(沼津市、三島市、伊豆市、函南町、清水町、長泉町)との間で同協定を締結しており、今回伊豆の国市が加わり、より迅速に情報を連携できる体制を構築していくという。同社は今回の協定に基づき、各事務所・各自治体より提供される雨量情報や河川水位情報、情報カメラの映像情報について、生活に密着したコンテンツの一つとしての活用を進めていき、地域情報インフラとしてのコミュニティチャンネルの利用価値向上を目指す。
<ST>
2022/03/14 12:27
みんかぶニュース 市況・概況
「円安メリット」が16位にランク、5年2カ月ぶり水準で輸出株など追い風<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 サイバーセキュリティ
2 防衛
3 再生可能エネルギー
4 ニッケル
5 レアメタル
6 ロシア関連
7 メタバース
8 水素
9 資源開発
10 木材
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円安メリット」が16位となっている。
足もとで円安が加速している。この日の午前11時時点でドル円相場は1ドル=117円70銭前後と17年1月以来、5年2カ月ぶりのドル高・円安水準となっている。今月10日に発表された米2月消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.9%上昇と約40年ぶりの高水準となった。また、15~16日に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利上げが見込まれており、日米金利差拡大に注目した円安が進行。原油高によるインフレ加速も警戒されるなか、今後も円安が続くとの見方が多い。こうしたなか、円安メリットが見込める輸出関連株などへの追い風となるとみられている。トヨタ自動車<7203.T>や日産自動車<7201.T>、マツダ<7261.T>といった自動車株、富士通<6702.T>やTDK<6762.T>、アドバンテスト<6857.T>などハイテク株、牧野フライス製作所<6135.T>やDMG森精機<6141.T>といった機械株などが注目されそうだ。
出所:MINKABU PRESS
2022/03/14 12:20
注目トピックス 日本株
日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は反発、トヨタ自が1銘柄で約10円分押し上げ
14日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり193銘柄、値下がり31銘柄、変わらず1銘柄となった。日経平均は反発。174.61円高の25337.39円(出来高概算6億1443万株)で前場の取引を終えている。先週末11日の米株式市場ではNYダウが229.88ドル安と続落。ロシアのプーチン大統領がウクライナとの停戦交渉で前向きな動きがあると発言したとの報道で、停戦期待から寄り付き後上昇。しかし、ウクライナ外相などが報道を否定したことで停戦期待が後退したほか、3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったこともあり、上げ幅を縮小。バイデン大統領がロシアに対して世界貿易機関(WTO)協定に基づく最恵国待遇を取り消すなど追加制裁を発表したこともあり、引けにかけて下げに転じた。3月米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にした警戒感もあり、ナスダック総合指数は-2.17%と大幅に続落。一方、週明けの日経平均は175.86円高でスタートすると、朝方は買いが先行し、一時25631.01円(468.23円高)まで上昇。先週末に500円超と大きく下落していたこともあり、1ドル=117円台後半へと進んだ大幅な円安が支援要因となるなか買い戻しが先行した。ただ、買い一巡後は上げ幅を縮め、もみ合いがしばらく続いた後に、前引けにかけては一段と失速する展開となった。個別では、商船三井<9104>などの海運株のほか、米長期金利の上昇を背景に三菱UFJ<8306>や東京海上<8766>の金融株が大幅に上昇。円安・ドル高進行を追い風にトヨタ自<7203>も買われ、三菱商事<8058>やJFE<5411>などの資源関連も堅調。政府が「まん延防止等重点措置」解除基準の緩和を検討との報道を手掛かりにJAL<9201>、JR西<9021>、エアトリ<6191>などのアフターコロナ関連が大幅高。ほか、決算が好感されたところでシーイーシー<9692>、オハラ<5218>などが急伸し、ヤーマン<6630>はストップ高となっている。一方、レーザーテック<6920>やソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>、日本電産<6594>、HOYA<7741>など値がさグロース(成長)株が軟調。株式売出を発表したミルボン<4919>などが東証1部値下がり率上位に入っている。値上がり寄与トップはトヨタ自<7203>となり1銘柄で日経平均を約10円押し上げた。同2位はアドバンテスト<6857>となり、東エレク<8035>、京セラ<6971>、アステラス製薬<4503>などがつづいた。一方、値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約38円押し下げた。同2位はエムスリー<2413>となり、塩野義製薬<4507>、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>がつづいた。*11:30現在日経平均株価 25337.39(+174.61)値上がり銘柄数 193(寄与度+276.38)値下がり銘柄数 31(寄与度-101.77)変わらず銘柄数 1○値上がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度<7203> トヨタ 1918 57.5 +10.13<6857> アドバンテ 8290 140 +9.87<8035> 東エレク 53060 280 +9.87<6971> 京セラ 6369 124 +8.74<4503> アステラス薬 1894.5 49 +8.63<9613> NTTデータ 2143 48 +8.46<9433> KDDI 3909 39 +8.25<6954> ファナック 19575 215 +7.58<4523> エーザイ 5656 188 +6.63<6841> 横河電 2065 187 +6.59<4324> 電通G 4450 160 +5.64<9766> コナミHD 7100 150 +5.29<6988> 日東電 7880 150 +5.29<4063> 信越化 17375 145 +5.11<8015> 豊通商 4630 145 +5.11<4901> 富士フイルム 6841 133 +4.69<1963> 日揮HD 1502 129 +4.55<8830> 住友不 3267 129 +4.55<8801> 三井不 2552.5 124 +4.37<4021> 日産化学 6670 120 +4.23○値下がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度<9983> ファーストリテ 57680 -1080 -38.06<2413> エムスリー 3953 -113 -9.56<4507> 塩野義 6750 -261 -9.20<9984> ソフトバンクG 4448 -35 -7.40<6098> リクルートHD 4601 -51 -5.39<6758> ソニーG 11415 -105 -3.70<3382> 7&iHD 5272 -99 -3.49<4911> 資生堂 5402 -98 -3.45<4519> 中外薬 3670 -29 -3.07<4543> テルモ 3524 -19 -2.68<6367> ダイキン 20530 -75 -2.64<3659> ネクソン 2662 -36 -2.54<4452> 花王 4702 -34 -1.20<9064> ヤマトHD 2233 -33 -1.16<4568> 第一三共 2340 -10 -1.06<1802> 大林組 885 -29 -1.02<8697> JPX 2158.5 -27.5 -0.97<2269> 明治HD 6670 -120 -0.85<9532> 大ガス 2121 -105 -0.74<7974> 任天堂 58450 -200 -0.70
<CS>
2022/03/14 12:20
Reuters Japan Online Report Business News
午前の日経平均は反発、ウクライナ情勢好転への思惑や円安が支援
[東京 14日 ロイター] -
東京株式市場で、日経平均は前営業日比174円61銭高の2万5337円39銭と、反発して午前の取引を終えた。朝方に高く寄り付いた後も上値を伸ばし、一時400円超高となった。ウクライナ情勢の好転への思惑や円安が支えとなった。ただ、買い一巡後は伸び悩んだ。
米主要株価3指数先物が朝方から堅調に推移したほか、WTI原油先物が軟調となり、投資家心理が改善した。日経平均は一時、468円23銭高の2万5631円01銭に上昇した。
ドル/円が117円台後半へと上値を伸ばし、輸出関連株がしっかりだったほか、岸田文雄首相が政府の観光支援事業「GoToトラベル」の再開に前向きな考えを示したと週末に伝わり、旅行関連や空運、陸運株が買われた。米長期金利が上昇し、金融株が堅調だった一方、高PER(株価収益率)銘柄の一角は上値が重かった。
ウクライナ情勢を巡っては、ロシアとウクライナの当局者らが13日、交渉でこれまで最も進展があったとの認識を示し、数日内に何らかの成果が出る可能性に言及したと伝わっていた。
ただ、買い一巡後は伸び悩んだ。ウクライナ情勢に一喜一憂する展開が継続しており「まだ予断を許さない」(国内証券)として上値追いに慎重な見方も根強い。一方、日本株の値ごろ感を意識する声も聞かれる。市場では「事態が完全に改善するまで相場が上がらないわけではない。どこかで買わないといけないことも意識されている」(岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長)との見方が出ていた。
TOPIXは0.92%高の1816.03ポイントで午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆4061億6600万円だった。東証33業種では、値上がりは不動産業や保険業、証券業など30業種で、値下がりは精密機器と電気・ガス業、小売業の3業種だった。
トヨタ自動車やファナックが堅調。エイチ・アイ・エスが大幅高のほか、ANAホールディングス、三菱UFJフィナンシャル・グループもしっかりだった。一方、ファーストリテイリングやリクルートホールディングス、エムスリー、ソフトバンクグループは軟調だった。
東証1部の騰落数は、値上がりが1458銘柄(66%)、値下がりは622銘柄(28%)、変わらずは100銘柄(4%)だった。
2022-03-14T031936Z_1_LYNXNPEI2D02T_RTROPTP_1_JAPAN-STOCKS-TSE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220314:nRTROPT20220314031936LYNXNPEI2D02T 午前の日経平均は反発、ウクライナ情勢好転への思惑や円安が支援 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220314T031936+0000 20220314T031936+0000
2022/03/14 12:19
注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~円安支援で上昇も失速、ウクライナ情勢や各国金融政策を見極めへ
14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は反発、円安支援で上昇も失速、ウクライナ情勢や各国金融政策を見極めへ・ドル・円はしっかり、ドル買い継続で・値上がり寄与トップはトヨタ自<7203>、同2位がアドバンテスト<6857>■日経平均は反発、円安支援で上昇も失速、ウクライナ情勢や各国金融政策を見極めへ日経平均は反発。174.61円高の25337.39円(出来高概算6億1443万株)で前場の取引を終えている。先週末11日の米株式市場ではNYダウが229.88ドル安と続落。ロシアのプーチン大統領がウクライナとの停戦交渉で前向きな動きがあると発言したとの報道で、停戦期待から寄り付き後上昇。しかし、ウクライナ外相などが報道を否定したことで停戦期待が後退したほか、3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったこともあり、上げ幅を縮小。バイデン大統領がロシアに対して世界貿易機関(WTO)協定に基づく最恵国待遇を取り消すなど追加制裁を発表したこともあり、引けにかけて下げに転じた。3月米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にした警戒感もあり、ナスダック総合指数は-2.17%と大幅に続落。一方、週明けの日経平均は175.86円高でスタートすると、朝方は買いが先行し、一時25631.01円(468.23円高)まで上昇。先週末に500円超と大きく下落していたこともあり、1ドル=117円台後半へと進んだ大幅な円安が支援要因となるなか買い戻しが先行した。ただ、買い一巡後は上げ幅を縮め、もみ合いがしばらく続いた後に、前引けにかけては一段と失速する展開となった。個別では、商船三井<9104>などの海運株のほか、米長期金利の上昇を背景に三菱UFJ<8306>や東京海上<8766>の金融株が大幅に上昇。円安・ドル高進行を追い風にトヨタ自<7203>も買われ、三菱商事<8058>やJFE<5411>などの資源関連も堅調。政府が「まん延防止等重点措置」解除基準の緩和を検討との報道を手掛かりにJAL<9201>、JR西<9021>、エアトリ<6191>などのアフターコロナ関連が大幅高。ほか、決算が好感されたところでシーイーシー<9692>、オハラ<5218>などが急伸し、ヤーマン<6630>はストップ高となっている。一方、レーザーテック<6920>やソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>、日本電産<6594>、HOYA<7741>など値がさグロース(成長)株が軟調。株式売出を発表したミルボン<4919>などが東証1部値下がり率上位に入っている。セクターでは不動産業、保険業、証券・商品先物取引業などが上昇率上位に並んだ。一方、精密機器、電気・ガス業、小売業の3業種が下落となっている。東証1部の値上がり銘柄は全体の66%、対して値下がり銘柄は28%となっている。ウクライナ情勢の先行きが読めないなか、週明けの東京市場は方向感に欠ける動きとなっている。ロシア軍によるウクライナ首都キエフへの総攻撃が懸念されるほか、米政府などはロシア軍による化学兵器の使用の可能性などを警告しており、事態の一層の深刻化が警戒されている。一方で、ロシアとウクライナの間では継続的にオンラインでの協議が続いているもよう。ウクライナのゼレンスキー大統領は、12日、ロシア側との交渉がこれまでより中身のある内容になってきた兆候があるとも述べたと伝わっており、停戦に向けた期待も残る。また、サリバン米大統領補佐官は、中国の外交を統括する楊共産党政治局員と14日に会談する予定。ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから初となる米中高官の対面会談となる。米国側は引き続きロシアに対する影響力をもつ中国に停戦に向けた協力を求めていく方針。ロシアとウクライナの双方と近しい関係をもつ中国にとって仲裁役は非常に難しい立場であり、あまり期待はできないが、中国が仲裁に向けた何らかのアクションを示唆するような可能性を考慮すると、売り方も今の水準から積極的に仕掛けるのは難しいだろう。15-16日には今週最大のイベントであるFOMCも控えている。参加メンバーらが示す政策金利見通し(ドットチャート)などが注目される。金利先物市場は既に年6-7回の利上げを織り込んでいるが、一部の調査機関によると、エコノミストの多くは年内の利上げ回数を約4回と予想していることが分かっている。4-5回程度が示されれば市場には安心感がもたらされ、短期的には相場の反発要因となりそうだ。一方、パウエル議長は経済データ次第では0.5ptの利上げの可能性を否定していない。また、独アリアンツの首席経済顧問モハメド・エラリアン氏は13日、ロシアのウクライナ侵攻に伴う影響により、米国のインフレ率は一段と上昇する可能性が高く、2月に前年同月比+7.9%と40年ぶりの高水準を記録した米消費者物価指数(CPI)はピーク時には「10%に極めて近い水準もしくはそれを超える」水準になると指摘。米連邦準備制度理事会(FRB)のインフレに対する対応の遅さを改めて批判した。サマーズ元米財務長官も、ウクライナ侵攻以降、商品相場が急伸していることを踏まえると、インフレ率は今後数カ月は高止まりすると予想している。こうした背景もあり、FOMC通過後もインフレ及び大幅利上げの懸念はくすぶり、一時的に株価が上昇することはあっても、短命に終わりそうだ。本日も、朝方大幅高で始まった東エレク<8035>など主力ハイテク株は大きく上げ幅を縮める展開となっている。こうした動きからも、投資家の先行き警戒感が窺える。いまはニュースのヘッドライン次第で短期的には上下に振れやすいものの、基調としてはインフレと景気減速、そして金融引き締めに対する懸念から、下落トレンドが続いている局面なのだということを再認識する必要がある。基調の本格的な転換には、ウクライナ情勢の混乱解消のほか、インフレの明確なピークアウトや、それを受けた金融当局による引き締めペースの緩和などを確認する必要があると考えられるが、それらを確認するのには年後半まで待つ必要があろう。後場の日経平均は引けにかけて騰勢を弱めた前場の流れを引き継いで、冴えない展開が予想される。香港ハンセン指数が大幅に下落しているなか、投資家マインドは上向きにくい。15日以降にFOMCや、英国、日本での金融政策決定会合を控えるなか、結果を見極めたいとの思惑から模様眺めムードが漂いやすいだろう。■ドル・円はしっかり、ドル買い継続で14日午前のアジア市場でドル・円はしっかりの値動きとなり、117円前半から後半に値を切り上げた。米金融引き締め加速への思惑や地政学リスクに対する警戒感から、ドル選好地合いが続く。また、日経平均株価の堅調地合いを受け、円売りがドルやユーロを押し上げた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は117円32銭から117円84銭、ユーロ・円は128円04銭から128円61銭、ユーロ・ドルは1.0906ドルから1.0939ドル。■後場のチェック銘柄・キッツ<6498>、ヤーマン<6630>など、3銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値上がり寄与トップはトヨタ自<7203>、同2位がアドバンテスト<6857>■経済指標・要人発言【経済指標】・米・3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:59.7(予想:61.0、2月:62.8)・米・3月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:5.4%(予想5.1%、2月:4.9%)・米・3月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:3.0%(2月:3.0%)・カナダ・2月失業率:5.5%(予想:6.2%、1月:6.5%)・カナダ・2月雇用者数増減:+33.66万人(予想:+12.75万人、1月:-20.01万人)【要人発言】・米ホワイトハウス「米仏首脳はロシアの責任を問う姿勢を強調、ウクライナ支援で一致」・シルアノフ・ロシア財務相「中国とは協力関係の維持だけでなく、西側の市場閉鎖のなか拡大できる」・サリバン米大統領補佐官「中国がロシアの制裁逃れを支援すれば、間違いなく報いを受けることになる」・在米中国大使館「緊迫状況のエスカレートや制御不能を防ぐことが現在の最優先事項」・磯崎官房長官「為替の安定は重要、日本経済への影響を注視する」<国内>特になし<海外>特になし
<CS>
2022/03/14 12:18
みんかぶニュース 為替・FX
午前:債券サマリー 先物は反落、新発10年債の取引成立せず
14日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は反落。全般的に模様眺めムードが強く、現物債市場では新発10年債の取引が成立しなかった。
前週末の米市場で、米長期金利はほぼ横ばいだった。原油高はしばらく続く見通しのなか、インフレ懸念が高まる一方、NYダウが下落したことが債券相場を下支えした。こうしたなか、債券先物は売り先行でスタートし、一時150円23銭に売られた。15~16日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げが確実とみられ、ドル高円安に傾いた為替を手掛かりに輸出関連銘柄を中心に買われた日経平均株価の上昇が債券の重荷となった。
午前11時の先物6月限の終値は前週末に比べ14銭安の150円27銭となった。現物債市場では、新発10年債の取引がまだ成立していない。
出所:MINKABU PRESS
2022/03/14 12:16
後場の投資戦略
円安支援で上昇も失速、ウクライナ情勢や各国金融政策を見極めへ
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;25337.39;+174.61TOPIX;1816.03;+16.49[後場の投資戦略] ウクライナ情勢の先行きが読めないなか、週明けの東京市場は方向感に欠ける動きとなっている。ロシア軍によるウクライナ首都キエフへの総攻撃が懸念されるほか、米政府などはロシア軍による化学兵器の使用の可能性などを警告しており、事態の一層の深刻化が警戒されている。一方で、ロシアとウクライナの間では継続的にオンラインでの協議が続いているもよう。ウクライナのゼレンスキー大統領は、12日、ロシア側との交渉がこれまでより中身のある内容になってきた兆候があるとも述べたと伝わっており、停戦に向けた期待も残る。 また、サリバン米大統領補佐官は、中国の外交を統括する楊共産党政治局員と14日に会談する予定。ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから初となる米中高官の対面会談となる。米国側は引き続きロシアに対する影響力をもつ中国に停戦に向けた協力を求めていく方針。ロシアとウクライナの双方と近しい関係をもつ中国にとって仲裁役は非常に難しい立場であり、あまり期待はできないが、中国が仲裁に向けた何らかのアクションを示唆するような可能性を考慮すると、売り方も今の水準から積極的に仕掛けるのは難しいだろう。 15-16日には今週最大のイベントであるFOMCも控えている。参加メンバーらが示す政策金利見通し(ドットチャート)などが注目される。金利先物市場は既に年6-7回の利上げを織り込んでいるが、一部の調査機関によると、エコノミストの多くは年内の利上げ回数を約4回と予想していることが分かっている。4-5回程度が示されれば市場には安心感がもたらされ、短期的には相場の反発要因となりそうだ。 一方、パウエル議長は経済データ次第では0.5ptの利上げの可能性を否定していない。また、独アリアンツの首席経済顧問モハメド・エラリアン氏は13日、ロシアのウクライナ侵攻に伴う影響により、米国のインフレ率は一段と上昇する可能性が高く、2月に前年同月比+7.9%と40年ぶりの高水準を記録した米消費者物価指数(CPI)はピーク時には「10%に極めて近い水準もしくはそれを超える」水準になると指摘。米連邦準備制度理事会(FRB)のインフレに対する対応の遅さを改めて批判した。サマーズ元米財務長官も、ウクライナ侵攻以降、商品相場が急伸していることを踏まえると、インフレ率は今後数カ月は高止まりすると予想している。こうした背景もあり、FOMC通過後もインフレ及び大幅利上げの懸念はくすぶり、一時的に株価が上昇することはあっても、短命に終わりそうだ。 本日も、朝方大幅高で始まった東エレク<8035>など主力ハイテク株は大きく上げ幅を縮める展開となっている。こうした動きからも、投資家の先行き警戒感が窺える。いまはニュースのヘッドライン次第で短期的には上下に振れやすいものの、基調としてはインフレと景気減速、そして金融引き締めに対する懸念から、下落トレンドが続いている局面なのだということを再認識する必要がある。基調の本格的な転換には、ウクライナ情勢の混乱解消のほか、インフレの明確なピークアウトや、それを受けた金融当局による引き締めペースの緩和などを確認する必要があると考えられるが、それらを確認するのには年後半まで待つ必要があろう。 後場の日経平均は引けにかけて騰勢を弱めた前場の流れを引き継いで、冴えない展開が予想される。香港ハンセン指数が大幅に下落しているなか、投資家マインドは上向きにくい。15日以降にFOMCや、英国、日本での金融政策決定会合を控えるなか、結果を見極めたいとの思惑から模様眺めムードが漂いやすいだろう。
<AK>
2022/03/14 12:14
Reuters Japan Online Report Business News
海外からの送金、引き出しはルーブル建てに限定=ロシア中銀
[オタワ 11日 ロイター] - ロシア中央銀行は11日、外国銀行から送金された資金を市民が口座から引き出す場合、ルーブル建てでの引き出しに限定すると発表した。12日から実施する。一時的措置としたが、期限は示していない。
同中銀は8日、9月9日までの措置として、銀行に対してハードカレンシー(国際決済通貨)の販売を禁止した。
2022-03-14T030800Z_1_LYNXNPEI2D02S_RTROPTP_1_UKRAINE-CRISIS-RUSSIA-FUNDS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220314:nRTROPT20220314030800LYNXNPEI2D02S 海外からの送金、引き出しはルーブル建てに限定=ロシア中銀 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220314T030800+0000 20220314T030800+0000
2022/03/14 12:08
ランチタイムコメント
日経平均は反発、円安支援で上昇も失速、ウクライナ情勢や各国金融政策を見極めへ
日経平均は反発。174.61円高の25337.39円(出来高概算6億1443万株)で前場の取引を終えている。 先週末11日の米株式市場ではNYダウが229.88ドル安と続落。ロシアのプーチン大統領がウクライナとの停戦交渉で前向きな動きがあると発言したとの報道で、停戦期待から寄り付き後上昇。しかし、ウクライナ外相などが報道を否定したことで停戦期待が後退したほか、3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったこともあり、上げ幅を縮小。バイデン大統領がロシアに対して世界貿易機関(WTO)協定に基づく最恵国待遇を取り消すなど追加制裁を発表したこともあり、引けにかけて下げに転じた。3月米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にした警戒感もあり、ナスダック総合指数は-2.17%と大幅に続落。 一方、週明けの日経平均は175.86円高でスタートすると、朝方は買いが先行し、一時25631.01円(468.23円高)まで上昇。先週末に500円超と大きく下落していたこともあり、1ドル=117円台後半へと進んだ大幅な円安が支援要因となるなか買い戻しが先行した。ただ、買い一巡後は上げ幅を縮め、もみ合いがしばらく続いた後に、前引けにかけては一段と失速する展開となった。 個別では、商船三井<9104>などの海運株のほか、米長期金利の上昇を背景に三菱UFJ<8306>や東京海上<8766>の金融株が大幅に上昇。円安・ドル高進行を追い風にトヨタ自<7203>も買われ、三菱商事<8058>やJFE<5411>などの資源関連も堅調。政府が「まん延防止等重点措置」解除基準の緩和を検討との報道を手掛かりにJAL<9201>、JR西<9021>、エアトリ<6191>などのアフターコロナ関連が大幅高。ほか、決算が好感されたところでシーイーシー<9692>、オハラ<5218>などが急伸し、ヤーマン<6630>はストップ高となっている。一方、レーザーテック<6920>やソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>、日本電産<6594>、HOYA<7741>など値がさグロース(成長)株が軟調。株式売出を発表したミルボン<4919>などが東証1部値下がり率上位に入っている。 セクターでは不動産業、保険業、証券・商品先物取引業などが上昇率上位に並んだ。一方、精密機器、電気・ガス業、小売業の3業種が下落となっている。東証1部の値上がり銘柄は全体の66%、対して値下がり銘柄は28%となっている。 ウクライナ情勢の先行きが読めないなか、週明けの東京市場は方向感に欠ける動きとなっている。ロシア軍によるウクライナ首都キエフへの総攻撃が懸念されるほか、米政府などはロシア軍による化学兵器の使用の可能性などを警告しており、事態の一層の深刻化が警戒されている。一方で、ロシアとウクライナの間では継続的にオンラインでの協議が続いているもよう。ウクライナのゼレンスキー大統領は、12日、ロシア側との交渉がこれまでより中身のある内容になってきた兆候があるとも述べたと伝わっており、停戦に向けた期待も残る。 また、サリバン米大統領補佐官は、中国の外交を統括する楊共産党政治局員と14日に会談する予定。ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから初となる米中高官の対面会談となる。米国側は引き続きロシアに対する影響力をもつ中国に停戦に向けた協力を求めていく方針。ロシアとウクライナの双方と近しい関係をもつ中国にとって仲裁役は非常に難しい立場であり、あまり期待はできないが、中国が仲裁に向けた何らかのアクションを示唆するような可能性を考慮すると、売り方も今の水準から積極的に仕掛けるのは難しいだろう。 15-16日には今週最大のイベントであるFOMCも控えている。参加メンバーらが示す政策金利見通し(ドットチャート)などが注目される。金利先物市場は既に年6-7回の利上げを織り込んでいるが、一部の調査機関によると、エコノミストの多くは年内の利上げ回数を約4回と予想していることが分かっている。4-5回程度が示されれば市場には安心感がもたらされ、短期的には相場の反発要因となりそうだ。 一方、パウエル議長は経済データ次第では0.5ptの利上げの可能性を否定していない。また、独アリアンツの首席経済顧問モハメド・エラリアン氏は13日、ロシアのウクライナ侵攻に伴う影響により、米国のインフレ率は一段と上昇する可能性が高く、2月に前年同月比+7.9%と40年ぶりの高水準を記録した米消費者物価指数(CPI)はピーク時には「10%に極めて近い水準もしくはそれを超える」水準になると指摘。米連邦準備制度理事会(FRB)のインフレに対する対応の遅さを改めて批判した。サマーズ元米財務長官も、ウクライナ侵攻以降、商品相場が急伸していることを踏まえると、インフレ率は今後数カ月は高止まりすると予想している。こうした背景もあり、FOMC通過後もインフレ及び大幅利上げの懸念はくすぶり、一時的に株価が上昇することはあっても、短命に終わりそうだ。 本日も、朝方大幅高で始まった東エレク<8035>など主力ハイテク株は大きく上げ幅を縮める展開となっている。こうした動きからも、投資家の先行き警戒感が窺える。いまはニュースのヘッドライン次第で短期的には上下に振れやすいものの、基調としてはインフレと景気減速、そして金融引き締めに対する懸念から、下落トレンドが続いている局面なのだということを再認識する必要がある。基調の本格的な転換には、ウクライナ情勢の混乱解消のほか、インフレの明確なピークアウトや、それを受けた金融当局による引き締めペースの緩和などを確認する必要があると考えられるが、それらを確認するのには年後半まで待つ必要があろう。 後場の日経平均は引けにかけて騰勢を弱めた前場の流れを引き継いで、冴えない展開が予想される。香港ハンセン指数が大幅に下落しているなか、投資家マインドは上向きにくい。15日以降にFOMCや、英国、日本での金融政策決定会合を控えるなか、結果を見極めたいとの思惑から模様眺めムードが漂いやすいだろう。
<AK>
2022/03/14 12:07
Reuters Japan Online Report Business News
中国、さらに金利引き下げへ─人民銀元政策委員=証券紙
[上海 14日 ロイター] - 中国人民銀行の元金融政策委員で政府系シンクタンク、中国社会科学院の著名エコノミストである余永定氏は、中国は国内経済を安定させるため、さらに金利を引き下げると述べた。
米中の利回り格差縮小でも中国の金融緩和バイアスは変わらないとしている。中国証券報が14日、報じた。
同氏は、米連邦準備理事会(FRB)が政策金利を2%に引き上げても、高インフレのため、米国の実質金利は依然としてマイナスだと指摘。中国の実質金利はプラスだと述べた。
中国には深刻な資本流出を防止する手段があり、人民元の柔軟性改善で、国境を越える資本フローが金融政策の独立性に及ぼす影響を相殺できるとも発言した。
2022-03-14T030630Z_1_LYNXNPEI2D02R_RTROPTP_1_CHINA-ECONOMY-PBOC.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220314:nRTROPT20220314030630LYNXNPEI2D02R 中国、さらに金利引き下げへ─人民銀元政策委員=証券紙 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220314T030630+0000 20220314T030630+0000
2022/03/14 12:06
Reuters Japan Online Report Business News
アブラモビッチ氏、米ヘッジファンド投資資金凍結=WSJ
[11日 ロイター] - 米国のヘッジファンド運用会社の一部は、英政府から制裁を科されたサッカーのイングランド・プレミアリーグ、チェルシーのロシア人オーナー、ロマン・アブラモビッチ氏の資産を凍結するよう指示を受けた。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が11日報じた。
英政府は10日、アブラモビッチ氏を含め、ロシアのプーチン大統領に近いオリガルヒ(新興財閥)関係者7人に資産凍結と渡航禁止から成る制裁を科した。
WSJによると、ファンド管理会社のSS&Cグローブ・オプはファンド1社に対し、アブラモビッチ氏の口座は取引できなくなったと伝えた。
報道によると、SS&Cは、英財務省や金融制裁執行局(OFSI)、ケイマン諸島金融当局の助言を待ちながら状況を見守っている。
2022-03-14T030442Z_1_LYNXNPEI2D02K_RTROPTP_1_UKRAINE-CRISIS-PORTUGAL-ABRAMOVICH.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220314:nRTROPT20220314030442LYNXNPEI2D02K アブラモビッチ氏、米ヘッジファンド投資資金凍結=WSJ OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220314T030442+0000 20220314T030442+0000
2022/03/14 12:04
個別銘柄テクニカルショット
新明和工---マドを空けての上昇で75日線を突破し、25日線を捉える
昨年12月1日につけた837円を安値にリバウンドを形成し、2月に入り920円辺りでのもち合いを形成していた。3月に入り調整基調が強まったものの、860円辺りを目先底にリバウンドを強めてきており、本日はマドを空けての上昇で75日線を突破し、25日線を捉えてきた。一目均衡表では雲を上放れる形状。
<FA>
2022/03/14 12:03
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円はしっかり、ドル買い継続で
14日午前のアジア市場でドル・円はしっかりの値動きとなり、117円前半から後半に値を切り上げた。米金融引き締め加速への思惑や地政学リスクに対する警戒感から、ドル選好地合いが続く。また、日経平均株価の堅調地合いを受け、円売りがドルやユーロを押し上げた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は117円32銭から117円84銭、ユーロ・円は128円04銭から128円61銭、ユーロ・ドルは1.0906ドルから1.0939ドル。【要人発言】・米ホワイトハウス「米仏首脳はロシアの責任を問う姿勢を強調、ウクライナ支援で一致」・シルアノフ・ロシア財務相「中国とは協力関係の維持だけでなく、西側の市場閉鎖のなか拡大できる」・サリバン米大統領補佐官「中国がロシアの制裁逃れを支援すれば、間違いなく報いを受けることになる」・在米中国大使館「緊迫状況のエスカレートや制御不能を防ぐことが現在の最優先事項」・磯崎官房長官「為替の安定は重要、日本経済への影響を注視する」
<TY>
2022/03/14 11:59
Reuters Japan Online Report Business News
原油先物下落、先週からの下げ基調続く
[北京 14日 ロイター] - アジア時間14日朝方の原油先物は、1バレル当たり約4ドル値下がりしている。
シャーマン米国務副長官が、ロシアはウクライナでの停戦について具体的協議を進めるのに前向きな兆しを見せていると発言したことが背景。
0115GMT(日本時間午前10時15分)現在、北海ブレント先物は4.12ドル(3.6%)安の1バレル=108.55ドル。米WTI先物は3.39ドル(3.7%)安の105.40ドル。
年初来では約40%値上がりしている。
ブレント先物は先週、週間ベースで4.8%下落した。WTI先物も週間で5.7%下げた。
アラブ首長国連邦(UAE)のアルオタイバ駐米大使は9日、UAEは原油増産を支持しているとし、石油輸出国機構(OPEC)に検討するよう働き掛けると述べた。
ロシア政府のドミトリー・ペスコフ大統領報道官は13日、ロシアとウクライナの協議は現時点では行われていないが、14日に行われると述べた。ロシア通信(RIA)が報じた。
2022-03-14T025816Z_1_LYNXNPEI2D02H_RTROPTP_1_USA-FED-CLIMATE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220314:nRTROPT20220314025816LYNXNPEI2D02H 原油先物下落、先週からの下げ基調続く OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220314T025816+0000 20220314T025816+0000
2022/03/14 11:58
注目トピックス 市況・概況
注目銘柄ダイジェスト(前場):シーイーシー、ヤーマン、オハラなど
オハラ<5218>:1267円(+167円)大幅反発。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は7.5億円で前年同期0.04億円から急拡大の形になっている。つれて、上半期予想は従来の8億円から11.5億円に、通期では17.5億円から22億円、前期比60.8%増にそれぞれ上方修正している。デジタルカメラ向け光学機器用レンズ材の販売が堅調に推移していることを業績上振れの背景としている。前期決算発表後は株価調整が続いていただけに、見直しの動きが進む形になっている。シーイーシー<9692>:1170円(+169円)大幅反発。先週末に22年1月期の決算を発表、営業利益は42.1億円で前期比16.7%減となり、第3四半期決算時に下方修正した数値の40.5億円をやや上回る着地に。一方、23年1月期は50億円で同18.9%増益の見通しとしている。また、発行済み株式数の5.7%に当たる200万株、20億円を上限とする自社株買いの実施も発表、取得期間は3月14日から9月30日まで。順調な業績回復や株主還元姿勢を評価の動きに。ヤーマン<6630>:1047円(+150円)ストップ高。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は60.1億円で前年同期比10.4%増益、上半期の減益決算から2ケタ増益に転換している。つれて、通期予想を従来の64億円から70億円、前期比14.5%増に上方修正。ブランディング広告や新製品開発など諸施策の成果が顕在化しているもよう。4月末の株主優待も、前期同様に100株以上の株主に対する5000円の割引券贈呈を行うとしている。日揮HD<1963>:1502円(+129円)大幅続伸。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も1130円から1840円に引き上げている。ウクライナ紛争を契機としてLNGの調達環境が変化、同社の受注機会も拡大していくとの見方に変更しているもよう。欧州を中心に今後、天然ガスの調達を北米や中東、アフリカなどの他地域へと切り替える動きが本格化、LNGプラント案件の受注モメンタム拡大を想定のようだ。H.I.S.<9603>:1991円(+131円)大幅反発。政府では先週末、「まん延防止等重点措置」の解除基準を緩めて、新規感染者数が高止まりしていても、病床使用率や医療負荷の低減が見込める場合には解除できるようにするとの新たな考えを示している。経済活動の本格回復、政府のGoTo政策などへの期待感につながり、リオープニング関連銘柄の買い材料となっている。同社を始め、オープンドアやエアトリなど旅行関連の強い動きが目立つ。エッジテクノロジ<4268>:506円(+6円)大幅に反発。22年4月期第3四半期累計(21年5月-22年1月)の営業利益を1.54億円と発表している。前年同期比増減率は非開示。AIアルゴリズム実装に対する需要の高まりに加え、営業体制強化や継続的業務改善に取り組んだ結果、サービスが拡大した。通期予想は前期比334.6%増の1.61億円で据え置いた。進捗率は95.7%に達しており、計画を上回って着地するとの期待から買いが集まっているようだ。サンオータス<7623>:416円(+7円)大幅に4日続伸。22年4月期の営業利益を従来予想の2.40億円から3.20億円(前期実績2.11億円)に上方修正している。石油製品販売で適正な数量とマージンが維持・確保できているほか、輸入車販売も好調に推移しているため。保有車両の稼働率見直しでレンタカー部門の収益構造改善が図られていることも利益を押し上げる見通し。併せて期末配当を従来予想の10.00円から15.00円(前期末実績10.00円)に増額修正している。ヒーハイスト<6433>:292円(+19円)大幅に4日続伸。22年3月期の期末配当を従来予想の1.00円から4.00円(前期末実績1.00円)に増額修正している。年間配当も同額となる。業績動向などを踏まえて普通配当を3.00円に増額した上で、創立60周年の記念配当1.00円を加えた。ヒーハイストの22年3月期の純利益予想は前期比338.6%増の1.83億円。大幅な増配見通しが素直に好感され、買いが入っているようだ。
<ST>
2022/03/14 11:53
みんかぶニュース 市況・概況
東京株式(前引け)=反発、米株先物を横目に買い優勢も上値重い
14日前引けの日経平均株価は前営業日比174円61銭高の2万5337円39銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は6億1443万株、売買代金概算は1兆4061億円。値上がり銘柄数は1458、対して値下がり銘柄数は622、変わらずは100銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は買い優勢で始まり、日経平均株価は一時400円以上の上げ幅をみせ、2万5000円台後半まで水準を切り上げる場面があった。前週末の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が朝高後に軟化し、東京市場でも混沌とするウクライナ情勢を背景にリスク回避ムードが強いかと思われたが、寄り付きから空売り筋の買い戻しが顕在化し日経平均は上昇して始まった。米株価指数先物が堅調に推移し、これを横目に主力株をはじめ幅広くショートカバーが入る形となった。ただ、買い戻し一巡後は戻り売りに押され、前引け段階ではほぼ安値引けに近い形となっている。
個別では売買代金首位となった日本郵船<9101.T>や商船三井<9104.T>など海運株が堅調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクにも買いが集まった。オリエンタルランド<4661.T>も物色人気。シーイーシー<9692.T>が急騰、ヤーマン<6630.T>はストップ高に買われた。半面、朝高のレーザーテック<6920.T>は値を消しマイナス圏に沈んだ。ファーストリテイリング<9983.T>が売られ、塩野義製薬<4507.T>も値を下げた。リクルートホールディングス<6098.T>も軟調。ミルボン<4919.T>が急落、フルキャストホールディングス<4848.T>も大幅安となった。
出所:MINKABU PRESS
2022/03/14 11:49
注目トピックス 市況・概況
Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(前引け)
■eワラント売れ筋トップ5(2022/3/14 11:34現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格1 日揮ホールディングス コール (1,400円) +43.95% 4.86 4.94円2 日本郵船 コール (11,300円) -4.47% 6.97 3.05円3 日経平均 コール (27,000円) -8.45% 7.67 2.79円4 東レ コール (750円) -7.14% 0.00 0.18円5 日揮ホールディングス コール (1,100円) +30.29% 3.42 10.09円■eワラント値上がりトップ10(2022/3/14 11:35現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)1 日揮ホールディングス コール (1,400円) +49.83% 5.58 +7.77%2 日揮ホールディングス コール (1,250円) +41.44% 4.56 +7.77%3 三井不動産 コール (3,050円) +30.30% 10.63 +3.92%4 日揮ホールディングス コール (1,100円) +30.29% 3.42 +7.77%5 三井不動産 コール (2,700円) +28.89% 8.49 +3.92%6 西日本旅客鉄道 コール (5,600円) +23.81% 9.48 +3.28%7 西日本旅客鉄道 コール (6,350円) +20.83% 11.08 +3.28%8 三井不動産 コール (2,350円) +20.32% 5.58 +3.92%9 ネットフリックス プット (340米ドル) +19.89% -4.17 -5.13%10 東海旅客鉄道 コール (17,500円) +18.18% 9.43 +2.83%注:eワラントについて、前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較(出所:カイカ証券ウェブサイト)
<FA>
2022/03/14 11:42
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は117円84銭まで一段高、主要通貨に対するドル買い強まる
14日午前のアジア市場でドル・円は一段高。117円84銭まで買われている。日経平均は174円高で午前の取引を終えた。上げ幅は縮小しており、株高を意識したドル買い・円売りは増えていないようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は117円32銭から117円84銭、ユーロ・ドルは1.0906ドルから1.0939ドル。ユーロ・円は128円04銭から128円61銭で推移。
<MK>
2022/03/14 11:37
注目トピックス 日本株
オハラ---大幅反発、業績上方修正発表で見直し買いが進む
オハラ<5218>は大幅反発。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は7.5億円で前年同期0.04億円から急拡大の形になっている。つれて、上半期予想は従来の8億円から11.5億円に、通期では17.5億円から22億円、前期比60.8%増にそれぞれ上方修正している。デジタルカメラ向け光学機器用レンズ材の販売が堅調に推移していることを業績上振れの背景としている。前期決算発表後は株価調整が続いていただけに、見直しの動きが進む形になっている。
<ST>
2022/03/14 11:36