後場の寄り付き概況

後場の日経平均は217円高でスタート、商船三井や三菱UFJが上昇

配信日時:2022/03/14 12:59 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;25379.84;+217.06TOPIX;1818.31;+18.77


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比217.06円高の25379.84円と、前引け(25337.39円)から上げ幅を広げてスタート。ランチタイム中の225先物は25040円~25140円のレンジで後半にかけて強含みで推移。ドル・円は1ドル=117.80-90円と朝方から20銭程円安水準での動き。アジア市況では上海総合指数と香港ハンセン指数が揃って大幅に下落しており、ハンセン指数の下落率は4%近くに及んでいる。先週末からの大幅な円安・ドル高進行による輸出企業の採算改善への思惑が広がるなか、政府が「まん延防止等重点措置」の解除基準を緩めることを検討しているとも伝わっており、後場の日経平均は引き続き堅調に始まった。一方、ウクライナ情勢を巡る不透明感や15-16日開催予定の連邦公開市場委員会(FOMC)を前にした警戒感もあり、寄り付き後は騰勢を弱める展開となっている。

 セクター別では不動産業、保険業、証券・商品先物取引業などが上昇率上位に並んでいる一方、電気・ガス業、精密機器、小売業などが下落率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、商船三井<9104>や川崎汽船<9107>などの海運株のほか、米長期金利の上昇を背景に三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>の金融株が大幅に上昇。円安・ドル高進行を追い風にトヨタ自<7203>も買われ、三菱商事<8058>やJFE<5411>などの資源関連も堅調。OLC<4661>、JAL<9201>、JR東海<9022>などのアフターコロナ関連も総じて大幅高。一方、レーザーテック<6920>やソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>、日本電産<6594>、HOYA<7741>など値がさグロース
(成長)株が軟調。

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