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みんかぶニュース 市況・概況 ETF売買代金ランキング=12日前引け  12日前引けの上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買代金ランキングは以下の通り。                   売買代金       銘柄名    売買代金 増加率(%)   株価 1. <1570> 日経レバ    121404   92.7    43610 2. <1357> 日経Dインバ   20151   97.3    5801 3. <1579> 日経ブル2    13420   190.8    469.2 4. <1321> 野村日経平均   10157   131.3    52520 5. <1360> 日経ベア2    8785   72.7    142.4 6. <1458> 楽天Wブル    8083   53.9    51750 7. <1306> 野村東証指数   4214   -6.3   3581.0 8. <1540> 純金信託     4207   19.1    20325 9. <1568> TPXブル    4139   109.9    715.1 10. <1542> 純銀信託     3666    3.0    29225 11. <2644> GX半導日株   3638   41.7    2529 12. <1398> SMDリート   1517   -4.9   2034.5 13. <1365> iF日経Wブ   1471   154.5    66900 14. <1329> iS日経     1466   -31.1    5266 15. <1459> 楽天Wベア    1466   142.3     234 16. <1655> iS米国株    1435   167.7    776.2 17. <2036> 金先物Wブル   1281   11.2   173050 18. <1489> 日経高配50   1267   62.0    2840 19. <1320> iF日経年1   1131   41.0    52340 20. <1615> 野村東証銀行   1127   86.3    524.5 21. <1343> 野村REIT   1102   65.5   2141.5 22. <318A> VIXETF    954    5.6    588.7 23. <1358> 上場日経2倍    847   98.8    82620 24. <1308> 上場東証指数    805   57.5    3534 25. <1330> 上場日経平均    772   -37.2    52610 26. <314A> iSゴールド    759   33.2    315.7 27. <1475> iSTPX     740   -53.1    352.6 28. <316A> iFFANG    710   -11.9    2378 29. <1328> 野村金連動     661   50.6    15880 30. <1367> iFTPWブ    644   183.7    55160 31. <1326> SPDR      609   73.0    61210 32. <2090> 農中米債7H    571  -100.0    4531 33. <1545> 野村ナスH無    548   -11.6    40400 34. <1356> TPXベア2    522   212.6    171.1 35. <1346> MX225     475   93.9    52610 36. <2870> iFナ百Wベ    454   32.4    10410 37. <1671> WTI原油     431   268.4    2969 38. <1541> 純プラ信託     430   19.1    7799 39. <1547> 上場SP5百    414   132.6    11735 40. <2559> MX全世界株    407   79.3    25955 41. <2244> GXUテック    404   -45.8    3144 42. <2558> MX米株SP    402   -34.1    30860 43. <200A> 野村日半導     351   -20.2    2331 44. <1577> 野村高配70    330   573.5    48660 45. <2243> GX半導体     300    6.4    2739 46. <2621> iS米20H    288   -55.8    1094 47. <1476> iSJリート    246   167.4    2053 48. <1366> iF日経Wベ    244   238.9     145 49. <2563> iS米国株H    239   184.5    374.5 50. <2648> 野村米十債H    237  7800.0    3530 ※売買代金単位:100万円、売買代金増加率:前日前引けに比べた増減率(%) 株探ニュース 2025/12/12 11:35 みんかぶニュース 市況・概況 <動意株・12日>(前引け)=システナ、リバーエレク、トーホー  システナ<2317.T>=動意含みで年初来高値にらむ。510円台で収れんする5日・25日移動平均線を足場にもみ合い上放れの兆しをみせている。同社はシステムの企画・設計・開発・保守を一気通貫で展開する。次世代モビリティーに積極的に経営資源を注ぎ、同分野のキーカンパニーに目されているほか、人工知能(AI)分野への布石にも余念がない。11日取引終了後、サーバー・ストレージシステム設計の米スーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>及び、三重県志摩市と、次世代AIサーバーを活用した分散型データセンター構想の共同検討を開始したことを発表、これを材料視する買いを引き寄せている。  リバーエレテック<6666.T>=続急伸でカイ気配。11日取引終了後、生成AIの普及に伴い急速に拡大するデータセンター市場に向けて、次世代高速通信に不可欠な超低位相ノイズ・低ジッタ水晶発振器「KCRO-05」を開発し、量産化に向けた体制を整備すると発表した。同製品は独自の特許技術を応用した戦略製品群の第4弾。来期(27年3月期)から本格的な量産出荷を開始し、顧客の需要拡大にあわせて順次生産能力を拡大していく見通し。これが材料視されている。  トーホー<8142.T>=急反発で新値街道復帰。11日の取引終了後、26年1月期第3四半期累計(2~10月)の連結決算を発表した。売上高が1893億4000万円(前年同期比4.1%増)、営業利益が55億5300万円(同4.8%増)だった。直近3カ月間となる8~10月期の営業利益は同14.9%増の20億9900万円と2ケタの伸びを示しており、業況を好感した買いが集まった。2~10月期において業務用食品卸売を手掛ける主力のディストリビューター事業ではシンガポール子会社の粗利率の低下や運賃・荷造費の増加が利益を圧迫する要因となったが、食材販売店を展開するキャッシュアンドキャリー事業の粗利率は改善傾向となり、8~10月期では増益を確保。外食産業向けサービスのフードソリューション事業は業務支援システムの販売などが好調で前年同期に本社改修費用を計上していた反動も出た。同時に発表した11月売上高は前年同月比4.8%増と7カ月連続の増収となった。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS 2025/12/12 11:33 みんかぶニュース 市況・概況 東証グロース(前引け)=売り買い拮抗、Gモンスター、VNXがS高  12日前引けの東証グロース市場は値上がり銘柄数279、値下がり銘柄数264と、売り買いが拮抗した。  個別ではグリーンモンスター<157A>、VALUENEX<4422>がストップ高。カルナバイオサイエンス<4572>は一時ストップ高と値を飛ばした。松屋アールアンドディ<7317>、スリー・ディー・マトリックス<7777>など3銘柄は年初来高値を更新。アクアライン<6173>、オンコリスバイオファーマ<4588>、Liberaware<218A>、ベガコーポレーション<3542>、Aiロボティクス<247A>は値上がり率上位に買われた。  一方、Terra Drone<278A>、ミラタップ<3187>、TalentX<330A>、ダイナミックマッププラットフォーム<336A>、ウェルネス・コミュニケーションズ<366A>など23銘柄が年初来安値を更新。アクリート<4395>、Waqoo<4937>、ラクオリア創薬<4579>、Delta-Fly Pharma<4598>、豆蔵<202A>は値下がり率上位に売られた。 株探ニュース 2025/12/12 11:33 みんかぶニュース 市況・概況 ETF売買動向=12日前引け、GX高配日株、野村金連動が新高値  12日前場の上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買状況は、ETF・ETN合計の売買代金が前日比70.8%増の2384億円。うち、日経平均株価に連動するETF(ベアETF・レバレッジETFを含む)22銘柄の売買代金は同92.4%増の1904億円だった。  個別ではiFreeETF TOPIXレバレッジ(2倍)指数 <1367> 、NZAM 上場投信 TOPIX <2524> 、MAXISJPX日経インデックス400 <1593> 、グローバルX メタルビジネス-日本株式 <2646> 、NEXT 金価格連動型 <1328> など72銘柄が新高値。VIX短期先物指数ETF <318A> 、iFreeETF TOPIXインバース <1457> 、JPX日経400ベア2倍上場投信(ダブルインバース) <1469> 、TOPIXベア2倍上場投信 <1356> 、TOPIXベア上場投信 <1569> など10銘柄が新安値をつけた。  そのほか目立った値動きではグローバルX ウラニウムビジネス ETF <224A> が4.03%高、業界改革厳選ETFテレビ業界 <394A> が3.54%高と大幅な上昇。  日経平均株価が461円高と急騰するなか、日経平均に連動するETFでは、NEXT日経平均レバレッジ <1570> が売買代金1214億400万円となり東証全銘柄でトップ。過去5営業日における前引け時点の平均売買代金798億300万円を大きく上回る活況となった。  その他の日経平均ETFではNEXT 日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が201億5100万円、日経平均ブル2倍上場投信 <1579> が134億2000万円、NEXT 日経225連動型 <1321> が101億5700万円、日経平均ベア2倍上場投信 <1360> が87億8500万円、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 <1458> が80億8300万円の売買代金となった。 株探ニュース 2025/12/12 11:32 みんかぶニュース 市況・概況 東証スタンダード(前引け)=値上がり優勢、トップカルチ、トビラシステが買われる  12日前引けの東証スタンダード市場は値上がり銘柄数915、値下がり銘柄数430と、値上がりが優勢だった。  個別では藤田エンジニアリング<1770>、テクノ菱和<1965>、アプライド<3020>、パシフィックネット<3021>、テクノフレックス<3449>など26銘柄が年初来高値を更新。トップカルチャー<7640>、トビラシステムズ<4441>、シリウスビジョン<6276>、リミックスポイント<3825>、三和油化工業<4125>は値上がり率上位に買われた。  一方、オーミケンシ<3111>、テンダ<4198>、INEST<7111>、セキド<9878>が年初来安値を更新。菊池製作所<3444>、倉元製作所<5216>、ウィルソン・ラーニング ワールドワイド<9610>、ヒーハイスト<6433>、アール・エス・シー<4664>は値下がり率上位に売られた。 株探ニュース 2025/12/12 11:32 みんかぶニュース 市況・概況 日経平均12日前引け=3日ぶり反発、461円高の5万610円  12日前引けの日経平均株価は3日ぶり反発。前日比461.22円(0.92%)高の5万610.04円で前場の取引を終了した。東証プライムの値上がり銘柄数は1439、値下がりは135、変わらずは29と、値上がり銘柄の割合は80%を超えた。  日経平均プラス寄与度トップはファストリ <9983>で、日経平均を129.96円押し上げ。次いでファナック <6954>が40.78円、信越化 <4063>が28.75円、日東電 <6988>が23.40円、TDK <6762>が18.55円と続いた。  マイナス寄与度は113.65円の押し下げでアドテスト <6857>がトップ。以下、東エレク <8035>が74.2円、ディスコ <6146>が9.43円、KDDI <9433>が4.41円、スクリン <7735>が2.07円と並んだ。  業種別では33業種中31業種が上昇し、下落は鉱業、水産・農林の2業種のみ。値上がり率1位は繊維で、以下、不動産、銀行、保険、輸送用機器、鉄鋼と続いた。 株探ニュース 2025/12/12 11:31 みんかぶニュース 市況・概況 ◎12日前場の主要ヘッドライン ・トップカルチが6連騰、26年10月期業績予想は各利益で黒字転換を予想 ・トーホーが急反騰し年初来高値を更新、8~10月営業益15%増を評価 ・平田機工が大幅高で4日ぶり反発、自動車関連生産設備の大型受注を獲得 ・ビジョナルが3日ぶり急反騰、ビズリーチ好調で8~10月営業益が30%増 ・品川リフラは大幅高で年初来高値更新、今期純利益を上方修正 ・データセクが大幅続伸、NVIDIA「B300」搭載GPUサーバー1250台を取得 ・システナがマドを開けて買われる、米スーパー・マイクロ・コンピューターなどとAIデータセンター構想に着手 ・リバーエレクはカイ気配スタート、データセンター向け戦略新製品を量産へ ※ヘッドラインは記事配信時点のものです 出所:MINKABU PRESS 2025/12/12 11:31 みんかぶニュース 個別・材料 井関農が反発、コメの価格高騰で農機販売伸長と報じられる  井関農機<6310.T>が反発している。きょう付の日本経済新聞朝刊で「コメの価格高騰で国内の農業機械販売が伸びている」と報じられており、業績への貢献を期待した買いが入っているようだ。  記事によると、経営難の中で一息つけた農家が買い替えに動いたためとしており、日本農業機械工業会の「日農工統計」でもトラクターや耕運機、田植え機、コンバインといった農業機械の国内出荷額は25年1~10月実績で2279億700万円(前年同期比19.1%増)となり、24年通年実績の2229億6700万円を上回っている。 出所:MINKABU PRESS 2025/12/12 11:28 みんかぶニュース 為替・FX 午前:債券サマリー 先物は下落、買い一巡後は売りに押される  12日の債券市場で、先物中心限月3月限は下落した。朝方は買いが優勢だったが、上値では売りに押された  11日の米債券市場で10年債利回りは前日と横ばいの4.15%だった。週間の米新規失業保険申請件数が増加し、労働市場の軟化が意識され債券には買いが先行したが、その後売りに押された。この流れを受けた東京市場も債券先物は朝方には上昇したものの買い一巡後は売りに押された。25年度補正予算案は11日に衆院本会議を通過したものの、規模は膨らみ国債の増発につながるとの懸念が債券相場の重荷となっている。  午前11時の先物3月限の終値は、前日比11銭安の133円48銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.010%高い1.935%で推移している。 出所:MINKABU PRESS 2025/12/12 11:28 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」5位に品川リフラ  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の12日午前11時現在で、品川リフラ<5351.T>が「買い予想数上昇」で5位となっている。  この日の東京株式市場で品川リフラは大幅高。同社は11日取引終了後、26年3月期連結業績予想について純利益を130億円から310億円(前期比3.2倍)へ上方修正すると発表した。賃貸不動産の譲渡に伴って発生する固定資産売却益を特別利益に計上するため。これを受け、きょうの同社株は値を飛ばし年初来高値を更新。買い予想数の上昇につながったようだ。 出所:MINKABU PRESS 2025/12/12 11:17 みんかぶニュース 個別・材料 トップカルチが6連騰、26年10月期業績予想は各利益で黒字転換を予想  トップカルチャー<7640.T>が6連騰している。11日の取引終了後に発表した26年10月期連結業績予想で、売上高182億5000万円(前期比5.3%増)、営業利益3億9500万円(前期3億9100万円の赤字)、最終利益1億6400万円(同7億3100万円の赤字)と黒字転換を見込むことが好感されている。  11月1日に、蔦屋書店八王子みなみ野店(東京都八王子市)内に併設されていたタリーズコーヒーを事業承継し「タリーズコーヒー八王子みなみ野店」としてリニューアルオープンしたほか、新たなフランチャイズ事業として11月20日に「買取大吉」を「MORIOKA TSUTAYA」(岩手県盛岡市)にオープンしたことが寄与する。中期経営計画の取り組みによる既存店舗の収益改善の進捗や、グループ子会社4社との連携強化などによるシナジー最大化などでグループ全体の黒字化を目指すとしている。 出所:MINKABU PRESS 2025/12/12 11:15 みんかぶニュース 個別・材料 i3が3日続伸、26年6月期配当予想を増額修正  アイキューブドシステムズ<4495.T>が3日続伸している。11日の取引終了後、26年6月期の配当予想について、中間・期末各17円の年34円から中間・期末各18円の36円(前期実績34円)へ増額修正したことが好感されている。 出所:MINKABU PRESS 2025/12/12 11:09 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は小じっかり、米金利高で *11:09JST 東京為替:ドル・円は小じっかり、米金利高で 12日午前の東京市場でドル・円は小じっかり、米金利高で155円44銭から155円77銭までやや値を上げた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定で追加利下げ観測は後退し、米金利高・ドル高に振れやすい。また、日経平均株価の堅調地合いで円売りも観測される。ここまでの取引レンジは、ドル・円は155円44銭から155円77銭、ユ-ロ・円は182円52銭から182円85銭、ユ-ロ・ドルは1.1732ドルから1.1746ドル。 <TY> 2025/12/12 11:09 注目トピックス 日本株 三井ハイテック---大幅続落、8-10月期の収益も前年比マイナス基調が継続 *11:09JST 三井ハイテック---大幅続落、8-10月期の収益も前年比マイナス基調が継続 三井ハイテック<6966>は大幅続落。前日に第3四半期決算を発表している。累計営業利益は92.3億円で前年同期比19.5%減となり、8-10月期も28.8億円で同20.3%減となっている。通期予想は110億円、前期比31.3%減を据え置き、電機部品は上振れるが、電子部品は半導体市況回復の遅れで当初計画を下振れる見通しのようだ。翌期以降の見通しに関しても、顧客の生産計画後ろ倒しなどが懸念されるとしている。 <HM> 2025/12/12 11:09 注目トピックス 日本株 ハークスレイ Research Memo(8):「前年を下回らない増配」が基本方針。2026年3月期は2円増の28円予想 *11:08JST ハークスレイ Research Memo(8):「前年を下回らない増配」が基本方針。2026年3月期は2円増の28円予想 ■株主還元策ハークスレイ<7561>は、安定的な配当の継続を基本方針とし、将来に向けた成長投資に利益を配分するとともに、株主への利益還元重視の姿勢をより明確にするため、1株当たり当期純利益の伸長にあわせて「前年を下回らない増配を目指す」としている。中期経営目標では最終年度の2028年3月期に年間配当35.0円とする目標を掲げており、毎年2.0円から3.0円前後の増配ペースが期待できる。自己株式の取得については、資本水準や株式市場の環境に加え、ROEや1株当たり当期純利益が伸長する効果を総合的に勘案し、機動的に実施するとしている。2026年3月期は、期初予想を据え置き、年間配当28.0円(同2.0円増配、中間期14.0円確定済、期末14.0円)、配当性向51.8%を予想している。(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) <HN> 2025/12/12 11:08 みんかぶニュース 為替・FX 債券:先物、前場終値は前営業日比11銭安の133円48銭  債券市場で、先物3月限の前場終値は前営業日比11銭安の133円48銭だった。 出所:MINKABU PRESS 2025/12/12 11:07 注目トピックス 日本株 ハークスレイ Research Memo(7):2026年3月期は営業利益19億円予想。中間期進捗率約55%で上振れ期待 *11:07JST ハークスレイ Research Memo(7):2026年3月期は営業利益19億円予想。中間期進捗率約55%で上振れ期待 ■ハークスレイ<7561>の今後の見通し2026年3月期は、期初予想を据え置き、売上高は前期比16.7%増の52,700百万円、営業利益が同1.6%減の1,900百万円、経常利益が同23.2%減の1,600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.0%減の1,000百万円を見込んでいる。引き続き物流・食品加工事業が成長をけん引する見込みである。ホソヤコーポレーションの年間を通じた売上及び利益の連結がプラス要因となる一方で、のれん償却、菓子原料のコスト上昇なども見込む。店舗アセット&ソリューション事業では、不動産管理テナント数を増加させるなどさらなるストック収入増を見込む。なお、期初予想では、不動産売却の売上高及び利益は織り込まなかったが、第2四半期に売却が成立したため予想が上振れる公算が高くなった。中食事業は、2025年3月期の下半期以降は黒字転換しており、カスタマイズ弁当のエリア拡大や万博でも注目されたワンハンドBENTOなど好材料もあり好調を維持する見込みである。営業利益の中間期進捗率は54.6%(前期は42.0%)と通期目標に対して順調に推移している。3事業ともにオーガニックな成長力・収益力が向上しているため、弊社は通期予想の達成の可能性は高いと見ている。■成長戦略売上高・利益の成長性の高さに注目。3期後の当期純利益目標は25億円1. 近年の売上高・利益の成長性の高さに注目同社は、過去5年間(2022年3月期中間期〜2026年3月期中間期)の年平均成長率が売上高で16.3%、営業利益で34.1%、EBITDAで38.0%と高い成長を持続してきた。日本経済新聞(2025年9月4日)によると、成長力の高い中小型株として、2025年4〜6月期と3期前の同期間との売上高の増収率で順位11位にランクインした。売上高の増収のドライバーとしては、M&Aの効果が大きく、ホソヤコーポレーション(2024年12月)の連結子会社化が大きく寄与した。また、内部成長においても、物流・食品加工事業のカミッサリー部門が、小売業の人手不足問題を背景にOEM受託を増やした。利益面に関しては、店舗アセット&ソリューション事業の利益貢献と安定成長が顕著である。稼働店舗数(店舗リース、不動産管理)は3年前の900店舗(2022年9月末)から1,021店(2025年9月末)に着実に増やし、ストック型の利益成長を実現している。また、所有不動産の稼働建物棟数は17棟となっており、適切なタイミングで売却することでフロー型の利益が得られている。また、中食事業及び物流・食品加工事業では主に外部環境の影響により収益力が低下した時期もあったが、大胆な経営改革・改善により収益力を早期に回復させており、その手腕は高く評価できる。2. 中期経営目標の概要同社は、2025年3月期~2028年3月期の4ヶ年の中期経営目標に向けて取り組んでいる。これまで以上に積極的な成長投資を実行することで事業領域を拡大し、事業の成長と収益拡大により企業価値を高めて持続的成長を目指す。成長投資は、物流・食品加工事業を中心に178億円(M&A120億円、設備投資58億円)規模の投資を見込んでおり、食品製造、冷凍食品製造、菓子製造、農産物・水産物・畜産物の生産や加工業などの新領域のM&Aにも挑戦する。経営目標は、2028年3月期にROE8.3%(2024年3月期比1.4ポイント上昇)、年間配当金35.0円、DOE2.1%、売上高720億円(同54.1%増)、EBITDA56億円(同47.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益25億円(同56.3%増)としている。業績の拡大とともに株主還元の充実を目指す内容となっている。初年度の2025年3月期は、ホソヤコーポレーションの連結子会社化を完了し、物流・食品加工事業は同社最大の売上セグメントとなった。3. 中食事業:Z世代を対象にしたカスタマイズ弁当が好調。SNS戦略でブランド価値向上「ほっかほっか亭」では、Z世代の顧客獲得や顧客満足を目的に、メニュー開発やSNS活用などを行っており、その成果が現れてきた。同社が産学連携で行ったワークショップでは、“自分だけのオリジナル弁当があればいいのに”という声があった。これを形にしたのが「カスタマイズ弁当」である。モバイルオーダー限定で、自分の“好き”を詰め込んだお弁当をオーダーできるこの取り組みは、2025年5月に近畿エリアの一部店舗で開始され、6月から西日本、9月からは東日本エリアに拡大している。つくる楽しみや、調整できる使い勝手などが好評だという。また、同社にとっても、客単価の向上につながるメリットがある。同社では、Z世代向けにSNS戦略も強化している。ほっかほっか亭SNS運用チームは、戦略的なSNS活用でX(旧Twitter)の表示回数を飛躍的に伸ばし、テレビ・雑誌にも取り上げられるなど大きな成果を挙げている。今後もSNS戦略に注力し、さらなるブランド価値向上による売上・利益の増加を図っていく。4. 店舗アセット&ソリューション事業:2026年夏「TRUNK大森」が竣工予定。人材ソリューション事業が好調同社のTRNグループは、用地仕入・企画・設計・施工・テナント誘致・管理まで一貫して行うデベロッパー機能を有しており、「TRUNK」ブランドで展開している。6棟目となる秋葉原の商業ビル「TRUNK秋葉原」(JR秋葉原駅徒歩5分)は、2025年8月グランドオープンした。いずれの所有物件も駅から徒歩圏内の立地にあり、商業上の価値が高い。自社物件であるため、相対的に高い賃料収入に加え、稼働率が向上した時点での売却により、高い売却益も期待できる。7棟目となる「TRUNK大森」はJR大森駅徒歩2分の好立地であり、2026年夏の竣工(予定)に向けて、地域ニーズに応じた飲食・物販・サービスのテナント誘致を推進中である。人材採用ソリューション部門は、旺盛な需要を背景に好調に推移している。2025年6月には、転職サイト「ビズリーチ」が主催する、2024年度に活躍したヘッドハンターを表彰する「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2025」にて、TRN Grobal Careerのキャリアコンサルタント松林祐輝氏(現 取締役)が「コンサルティング部門MVP」を受賞した。5. 物流・食品加工事業:ホソヤコーポレーションのポストM&Aが順調、大手小売業向けPB冷凍焼売を共同開発・全国販売へ当中間期決算では、2024年12月にグループ化したホソヤコーポレーションの連結により売上高が増加(36億円)した。大手流通小売店のPB商品(チルド中華惣菜)を開発し、関西・中部・四国で2025年10月上旬から販売を開始している。全国の店舗への導入も目指している。このようなダイナミックな取り組みは、ハークスレイ傘下で協業することによる相乗効果と言える。ポストM&Aの経験とノウハウの蓄積は、同社の強みと言えるだろう。(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) <HN> 2025/12/12 11:07 注目トピックス 日本株 ハークスレイ Research Memo(6):2026年3月期中間期の売上高・営業利益・経常利益は、過去5年間で最高値 *11:06JST ハークスレイ Research Memo(6):2026年3月期中間期の売上高・営業利益・経常利益は、過去5年間で最高値 ■ハークスレイ<7561>の業績動向1. 2026年3月期中間期の業績概要2026年3月期中間期は、売上高が前年同期比20.9%増の25,525百万円、EBITDAが同19.8%増の2,088百万円、営業利益が同1.0%増の1,038百万円、経常利益が同4.1%増の1,115百万円、親会社株主に帰属する中間純利益が同15.8%減の520百万円と、増収及び営業・経常増益となった。売上高、営業利益、経常利益いずれも過去5年(2022年3月期以降)の中間期において最高値となった。売上高に関しては、物流・食品加工事業で2024年12月に連結子会社となったホソヤコーポレーションの押し上げ効果(約36億円)に加え、定番商品やOEM商品が好調に推移したほか、中食事業で「ほっかほっか亭」の新メニューが好調に推移したこと等が増収に貢献した。また店舗アセット&ソリューション事業では、稼働店舗数増加によるストック収入増に加え、第2四半期に不動産売却(TRN立川)1件が成功し、前期に発生したテナント入れ替え収入(約3億円)が剥落した影響を補って増収となった。中食事業のセグメント売上高は前年同期比3.5%増の8,640百万円、店舗アセット&ソリューション事業のセグメント売上高は同4.7%増の6,378百万円、物流・食品加工事業のセグメント売上高は同49.9%増の11,764百万円となった。営業利益に関しては、販管費がのれん償却費の増加などにより前年同期比17.8%増の6,923百万円と増えたものの、増収効果や原価低減努力などにより売上総利益が同15.3%増の7,961百万円と堅調に増加したことで増益となった。セグメント別では、お米をはじめとした原価低減により中食事業の増益幅(前年同期比273百万円増)が大きかった。物流・食品加工事業ではホソヤコーポレーション取得によるのれん償却費増加(210百万円)が発生した。戦略セグメントである物流・食品加工事業が全社の成長をけん引し、黒字化基調に戻った中食事業を含め3事業セグメントすべてが自立して、稼ぐ力が着実に向上している。大型M&A後も収益力向上により財務の健全性を維持2. 財務状況と経営指標2026年3月期中間期末の財務状況は、資産合計は前期末比1,037万円減の72,390百万円となった。そのうち流動資産合計は同707百万円減の28,850百万円となった。現金及び預金が127百万円増加したものの、商品及び製品で654百万円、受取手形、売掛金及び契約資産で233百万円減少したことが主な要因である。固定資産合計は同331百万円減の43,539百万円となった。これはのれんの減少(償却)が主な要因である。負債合計は前期末比1,370百万円減の47,395百万円となった。そのうち流動負債合計は同662百万円減の16,224百万円となった。短期借入金が450百万円減少したことが主な要因である。固定負債合計は同707百万円減の31,171百万円となった。長期借入金が728百万円減少したことが主な要因である。有利子負債は同1,238百万円減の34,066百万円と減少した。純資産合計は同333百万円増の24,995百万円となった。これは親会社株主に帰属する中間純利益を計上したことなどによる。経営指標では、2024年12月に大型のM&Aを実施したものの、順調に収益力が向上しており、流動比率は177.8%、自己資本比率は34.3%と安全性に懸念はない。健全な財務基盤が機動的なM&A戦略の推進力となっている。(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) <HN> 2025/12/12 11:06 注目トピックス 日本株 ハークスレイ Research Memo(5):中食、店舗アセット&ソリューション、物流・食品加工の3事業を展開(3) *11:05JST ハークスレイ Research Memo(5):中食、店舗アセット&ソリューション、物流・食品加工の3事業を展開(3) ■ハークスレイ<7561>の事業概要3. 物流・食品加工事業物流・食品加工事業は、大手小売業等の店舗向け食品加工をはじめとするカミッサリー、豆菓子製造販売、中華総菜製造販売と食品物流サービスを提供している。2022年に稲葉ピーナツが、2024年にホソヤコーポレーションがそれぞれグループ入りしたことにより、物流・食品加工事業は全社売上高の43.1%、セグメント利益の14.4%と、3本目の柱に成長した。工場は阪神カミッサリー、貝塚精米センターがある。2017年に食品安全マネジメントシステムの国際認証規格であるFSSC22000を取得したことで、大手をはじめとする顧客からの信頼獲得にも成功した。物流事業は「ほっかほっか亭」への配送を目的に整備された全国11ヶ所(最南は鹿児島センター、最北は北海道センター)の物流センターを核に地域配送を行っている。2022年11月にグループ入りした稲葉ピーナツは、1918年創業の100年以上の歴史を持つお菓子メーカーである。業界初の窒素ガス充填包装や高精度な自動選別機を導入し、原料にこだわり“おいしさ”を追求してきた。商品は「クレイジーソルト塩バタピー」「クレイジーソルト塩ナッツ」「ナッツ好きの7種類ミックスナッツ」「ナッツ好きの7種類ナッツ&フルーツ」などがあり、大手スーパー・ドラッグストア・コンビニエンスストアなどに販路を持ち、プライベートブランド(PB)商品の製造も受託している。また、2023年4月には稲葉ピーナツの完全子会社である(株)谷貝食品を連結子会社化した。谷貝食品は同社が開発した地元茨城県産「紅はるか」を使用した「ほしいも」を人気商品としており、安定した売上を維持している。同商品は、茨城県筑西市のふるさと納税返礼品にもなっている。2024年12月にグループ入りしたホソヤコーポレーションは1907年創業の老舗食品メーカーで、「贅沢焼売」「贅沢餃子」「贅沢春巻」を主力とした冷蔵・冷凍食品を開発・製造し、全国の食品スーパーマーケットを中心に自社ブランドやPBで販売している。なかでも「贅沢焼売」は国内チルド焼売市場シェア1位であり、ホソヤコーポレーションの主力商品である。物流・食品加工事業の直近5年の動向は、2021年3月期の売上高は4,236百万円、セグメント利益は71百万円、2022年3月期の売上高は4,862百万円、セグメント利益は52百万円であったが、2023年3月期以降は加速度的に成長し、2023年3月期の売上高は9,277百万円、セグメント利益は212百万円、2024年3月期の売上高は16,499百万円、セグメント利益は673百万円、2025年3月期の売上高は18,091百万円、セグメント利益は888百万円となった。これはカミッサリー事業でスーパー・コンビニエンスストアからのOEM製造受託の好調により工場が高稼働していること、稲葉ピーナツの連結と定番商品が順調に導入店舗数・受注数を伸ばしたこと、2025年3月期第4四半期のホソヤコーポレーションの連結寄与が挙げられる。2026年3月期中間期は、ホソヤコーポレーションの連結に伴うのれん償却費の増加等により前年同期比で減益となった。(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) <HN> 2025/12/12 11:05 みんかぶニュース 個別・材料 ひらまつ反発、11月度の既存店売上高10.8%増で2カ月連続プラス  ひらまつ<2764.T>が反発している。同社は11日取引終了後、11月度の月次売上速報(単体)を公表。既存店売上高は前年同月比10.8%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されているようだ。なお、全店ベースの売上高は同9.5%増だった。 出所:MINKABU PRESS 2025/12/12 11:04 みんかぶニュース 市況・概況 ◎午前11時現在の値上がり値下がり銘柄数  午前11時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は1426、値下がり銘柄数は152、変わらずは25銘柄だった。業種別では33業種中32業種が上昇。値上がり上位には不動産、繊維、銀行、輸送用機器、鉄鋼、保険など。値下がりは鉱業のみ。 出所:MINKABU PRESS 2025/12/12 11:04 注目トピックス 日本株 ハークスレイ Research Memo(4):中食、店舗アセット&ソリューション、物流・食品加工の3事業を展開(2) *11:04JST ハークスレイ Research Memo(4):中食、店舗アセット&ソリューション、物流・食品加工の3事業を展開(2) ■ハークスレイ<7561>の事業概要2. 店舗アセット&ソリューション事業店舗アセット&ソリューション事業は、TRNグループが飲食店運営事業者を中心に店舗リースなどの各種ソリューションを行う店舗ビジネス、店舗リーシングなどによる商業用不動産のバリューアップを行う店舗不動産ビジネス、外国人採用支援サービス・ハイキャリア人材支援サービス、洋菓子店やベーカリー業界向けITソリューション、パーティー・イベント用品レンタルなど多種の事業を提供している。主力となるのは店舗流通ネットによる店舗リース・管理で、不動産オーナーから賃貸した飲食店向けなどの店舗を借り手となる事業者に転貸するサービスである。TRNグループによる出店支援総数は2000年の事業開始以来4,000件を超え、駅前好立地の物件を多く確保している。店舗リースは造作購入代金・保証金・改装費用を同社が負担するスキームで、事業者の初期費用やリスクを軽減する仕組みを揃えている。店舗不動産の管理テナント及び店舗リースの取引店舗数は、2025年10月時点で1,016店舗である。取引店舗数はストック収入の源泉となっており、毎月伸長している。また、管理を受託した物件や自社所有物件のリーシングも行う。所有物件はリース期間満了後に販売することも、ねらいの1つである。2026年3月期中間期の販売実績は1件(TRN立川)である。このように、店舗運営事業者などの顧客へ総合的な支援ができることが、同社の強みである。店舗アセット&ソリューション事業のKPIとして、月次の店舗不動産の管理テナント数、店舗リースの取引店舗数を公開している。どちらの指標もストック型で蓄積する。それぞれ2023年4月以降、店舗不動産の管理テナント数は48店増、店舗リースの取引店舗数は46店増と着実に増やしている(2025年10月時点)。2025年10月時点の稼働店舗数(店舗不動産の管理テナント数+店舗リースの取引店舗数)は1,016店と1,000店の大台に乗っている。人材採用ソリューション部門では、人手不足に課題を抱える飲食業・宿泊業・飲食料品製造業・農業・介護業・コンサルティング業等に向けて、中途・経験者採用支援、外国人採用支援、人材教育などのサービスも行っている。人材事業を一段と強化するために、2024年10月に分社化による新会社(TRNグループの子会社)TRN Global Career(株)がスタートした。外国人採用支援では、企業の求人依頼を受けて、東南アジアの人材を中心に紹介を行っている。求職者に対しては就職相談やビザの取得、日本語教育など様々なサポートを行っている。ベトナム及びインドネシアとは、政府機関や自治体・大学とパートナーシップ契約を締結しており、日本で活躍する人材の発掘や育成に取り組んでいる。店舗アセット&ソリューション事業の直近の動向については、2022年3月期期初から「収益認識に関する会計基準」を適用し、2023年3月期よりセグメント変更(2022年3月期までは「店舗委託事業」と「店舗管理事業」)したことから、2022年3月期から2025年3月期の直近4期、2025年3月期中間期と2026年3月期中間期の動向を記す。売上高は2022年3月期14,606百万円、2023年3月期11,842百万円、2024年3月期15,764百万円、2025年3月期12,190百万円、セグメント利益は2022年3月期1,868百万円、2023年3月期1,691百万円、2024年3月期1,956百万円、2025年3月期1,734百万円と、それぞれ推移した。2026年3月期中間期も前年同月比で増収増益となった。不動産販売は市況などによりある程度の変動はあるものの、おおむね増収増益トレンドとなっている。さらに飲食業界の人手不足を背景とした人材紹介ビジネス、POSレジシステム開発・販売など多角的な取り組みが着実に成果となって現れており、コロナ禍後、大型パーティーなども徐々に回復しているためパーティー用品レンタル事業も堅調である。(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) <HN> 2025/12/12 11:04 注目トピックス 日本株 ハークスレイ Research Memo(3):中食、店舗アセット&ソリューション、物流・食品加工の3事業を展開(1) *11:03JST ハークスレイ Research Memo(3):中食、店舗アセット&ソリューション、物流・食品加工の3事業を展開(1) ■ハークスレイ<7561>の事業概要1. 中食事業中食事業はつくりたての弁当や惣菜を持ち帰り方式で販売する「ほっかほっか亭」とパーティーなどのケータリングビジネスを展開している。「ほっかほっか亭」は2025年10月末時点で全国で788店舗を展開しており、約8割をFC店が占めている。同社は、約2割の直営店の運営及び本部機能を担う。同社の売上は主に店舗への食材等の卸売りとロイヤリティである。独自のFCシステムを構築しており、研修センターにて基本作業からピーク時運営、店舗管理研修などの店長研修を行っている。「ほっかほっか亭」の店舗は通常20~25坪で最適な店舗レイアウトを構築しており、出店費用の抑制につなげている。また、直営店をオーナーにレンタル型で提供し、チェーン加盟したうえで営業を開始できる制度もあり、オーナーの低資金開業を可能にしている。オーナーにとっては店舗運営などのノウハウを学べるほか低資金で増店できるため低リスクであり、同社にとっては事業を拡大できる仕組みとなっている。同社ではコインランドリーチェーン「Wash&Shine!」も運営しており、ロードサイドに「ほっかほっか亭」と併設するケースが増えている。加えて、近年では外販チームを設置して大口受注の獲得を強化しており、コロナ禍収束後に各所で復活したイベント案件を受注し、堅調に推移している。同社は中食事業(惣菜・弁当)のKPIとして、月次で既存店売上高(前年同月比)と店舗数を公開している。既存店売上高は2024年4月以降はほぼ前年同月を超える堅調な推移であり、月ごとにばらつきはあるものの、おおむね約102%で推移してきた。店舗数は緩やかな減少傾向が続いており、2024年4月時点の837店舗から、2025年10月には788店舗へと減少した。なお、同社は効率的な出店戦略を推進しており、2026年3月期中間期には新たに3店舗を出店した。中食事業(惣菜・弁当)の直近5年の動向は、コロナ禍においてはイベントなどの大型注文の減少、スーパーや飲食店の中食強化による競争激化、在宅勤務による内食需要の増加などの影響により、厳しい事業環境となった。売上高は2021年3月期に16,485百万円、2022年3月期に16,136百万円となった。2023年3月期以降は、コロナ禍の対応としてデリバリーニーズへの対応を積極的に行うとともに、SNSマーケティングの強化を実施したほか、コロナ禍収束後にイベントやパーティーなどが復活したことで、徐々に盛り返し、2025年3月期は17,325百万円となった。2026年3月期中間期は、大阪・関西万博への出展を契機にメディア露出や各種SNS投稿を増やし、認知度が高まったこと及び新メニューが、増収の要因となった。また、ケータリング部門及びセレモニー部門では、2025年4月に業務提携契約を締結した貸会議室運営大手の(株)ティーケーピーからのパーティー・お弁当等の受注などにより増収となった。セグメント利益は、コロナ禍やエネルギー・原材料価格の高騰を背景に、おおむね下降の一途をたどってきたが、進行期に反転した。2021年3月期は922百万円、2022年3月期は406百万円、2023年3月期は257百万円、2024年3月期は259百万円となり、2025年3月期は72百万円の損失となった。2025年3月期は米価などの原材料価格の高騰影響が大きく、利益は赤字へ転落した。2026年3月期中間期は、備蓄米の一部活用や新メニューなどの取り組みが奏功し、黒字回復を果たした。(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) <HN> 2025/12/12 11:03 注目トピックス 日本株 ハークスレイ Research Memo(2):“食”の事業領域で多角的なM&Aを実行し、成長を目指す *11:02JST ハークスレイ Research Memo(2):“食”の事業領域で多角的なM&Aを実行し、成長を目指す ■会社概要1. 会社概要ハークスレイ<7561>は「中食」「店舗アセット&ソリューション」「物流・食品加工」の3事業を柱に、“食”の事業領域で多角的なM&Aを実行し成長する企業である。1993年に現社名となった「ハークスレイ(HURXLEY)」は、同社が大切と考える3H精神「HONESTY(まじめに)」「HOT(あたたかいお弁当を)」「HEART(心をこめて)」を私たち「OUR」の基本とし、さらなる可能性の追求「無限の可能性=X」を求めて、牧草地のように「LEY」自然と動物の共生に学び、効率的かつ調和のとれた豊かな生活の実現を目指すという考えを込めたものである。創業者である青木達也(あおきたつや)代表取締役会長兼社長が事業環境の変化を捉え、独自のチェーンオペレーション方式の確立による加盟店の拡大、M&Aによる多角化を行い、事業領域の拡大と収益基盤の強化にリーダーシップを発揮している。1976年日本で初めて持ち帰り弁当という業態を開発(「ほっかほっか亭」)し、チェーン化を進め、業績は拡大した。そしてより強靭な経営基盤(事業の柱)を構築するため、店舗アセット&ソリューション事業に進出した。同事業は2006年にTRNコーポレーション(現 店舗流通ネット)をM&Aによりグループ化した。物流・食品加工事業は、大手小売業の外販・物流が好調なアサヒL&C、2022年11月に連結子会社化した豆菓子製造・販売の稲葉ピーナツの2社が中核となり、急成長している分野である。2024年12月には、ホソヤコーポレーションを連結子会社化した。1997年に株式店頭登録した後、2001年に東京証券取引所(以下、東証)及び大阪証券取引所(現 大阪取引所)市場第二部へ、2004年にそれぞれ市場第一部へ上場した。2022年4月の東証の市場区分再編に伴いプライム市場に移行した後、2023年10月にスタンダード市場へ選択移行した。2024年6月には中期経営目標を発表し、最終年度の2028年3月期に向けてさらなる成長を目指している。2. 事業内容同社が展開している3事業については、2026年3月期中間期の売上高では物流・食品加工事業が最大であり、セグメント利益では店舗アセット&ソリューション事業が最大である。中食事業はつくりたての弁当や惣菜を持ち帰り方式で販売する「ほっかほっか亭」とパーティーなどのケータリングビジネスを展開している。2026年3月期中間期は全社売上高の31.7%、セグメント利益の8.2%となっており、原材料高騰の影響は依然あるものの、コロナ禍の落ち込みからは脱し、業績は回復傾向にある。店舗アセット&ソリューション事業は、TRNグループが飲食店運営事業者を中心に店舗リースなどの各種ソリューションを行う店舗ビジネス、店舗リーシングなどによる商業用不動産のバリューアップを行う店舗不動産ビジネス、外国人採用支援サービス・ハイキャリア人材支援サービス、洋菓子店やベーカリー業界向けITソリューション、パーティー・イベント用品レンタルなど多種の事業を提供している。2026年3月期中間期は全社売上高の23.4%、セグメント利益の51.5%と収益貢献が大きい。物流・食品加工事業は、大手小売業等の店舗向け食品加工をはじめとするカミッサリー、豆菓子製造販売、中華総菜製造販売と食品物流サービスを提供している。2022年に稲葉ピーナツが、2024年にホソヤコーポレーションがそれぞれグループ入りしたことにより、物流・食品加工事業は全社売上高の43.1%、セグメント利益の14.4%と、3本目の柱に成長した。なお、弊社が今回算出した構成比は、売上高・セグメント利益ともにセグメント内の内部売上高または振替高を含み、調整前の金額で算出している。(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) <HN> 2025/12/12 11:02 注目トピックス 日本株 ダブルスコープ---大幅続落、持分法適用会社の収益悪化で経常赤字幅は拡大へ *11:01JST ダブルスコープ---大幅続落、持分法適用会社の収益悪化で経常赤字幅は拡大へ ダブルスコープ<6619>は大幅続落。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業損益は43.3億円の赤字となり、8-10月期も14.6億円の赤字を計上している。通期計画は43億円の赤字予想を継続しているが、経常損益は73億円の赤字から103億円の赤字見通しに下方修正。EV向け需要が当初の見込以上に回復が遅れている中、欧州のEV向けを主力事業としている持分法適用会社の収益が想定以上に悪化のもよう。厳しい業績動向の継続に先行き警戒感が強まる展開。 <HM> 2025/12/12 11:01 みんかぶニュース 市況・概況 11時の日経平均は470円高の5万619円、ファストリが129.16円押し上げ  12日11時現在の日経平均株価は前日比470.51円(0.94%)高の5万619.33円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は1426、値下がりは152、変わらずは25と、値上がり銘柄の割合が80%を超えている。  日経平均プラス寄与度トップはファストリ <9983>で、日経平均を129.16円押し上げている。次いでファナック <6954>が34.09円、信越化 <4063>が27.24円、日東電 <6988>が24.40円、SBG <9984>が20.06円と続く。  マイナス寄与度は92.25円の押し下げでアドテスト <6857>がトップ。以下、東エレク <8035>が51.14円、ディスコ <6146>が9.16円、KDDI <9433>が3.81円、スクリン <7735>が1.94円と続いている。  業種別では33業種中32業種が上昇し、下落は鉱業の1業種のみ。値上がり率1位は不動産で、以下、繊維、銀行、輸送用機器、鉄鋼、保険と続いている。  ※11時0分2秒時点 株探ニュース 2025/12/12 11:01 注目トピックス 日本株 ハークスレイ Research Memo(1):2026年3月期は営業利益19億円予想。中間期進捗率約55%で上振れ期待 *11:01JST ハークスレイ Research Memo(1):2026年3月期は営業利益19億円予想。中間期進捗率約55%で上振れ期待 ■要約ハークスレイ<7561>は、「中食」「店舗アセット&ソリューション」「物流・食品加工」の3事業を柱に、“食”の事業領域で多角的なM&Aを実行し成長する企業である。「中食事業」は、つくりたての弁当や惣菜を持ち帰り方式で販売する「ほっかほっか亭」(直営店とフランチャイズチェーン(以下、FC)方式により運営)とパーティー・ケータリングなどを展開している。「店舗アセット&ソリューション事業」は2006年にTRNコーポレーション(株)(現 店舗流通ネット(株))※をM&Aによりグループ化し、現在では連結業績をけん引している。「物流・食品加工事業」は、(株)アサヒL&C、稲葉ピーナツ(株)が中核となり、急成長している。2024年12月には「贅沢焼売」「贅沢餃子」「贅沢春巻」を主力商品とする(株)ホソヤコーポレーションを子会社化した。※ 店舗流通ネットは、現在3社の連結子会社を持ち、自社を含む4社のグループを形成している。以下、TRNグループとする。1. 2026年3月期中間期の業績概要2026年3月期中間期は、売上高が前年同期比20.9%増の25,525百万円、EBITDAが同19.8%増の2,088百万円、営業利益が同1.0%増の1,038百万円、経常利益が同4.1%増の1,115百万円、親会社株主に帰属する中間純利益が同15.8%減の520百万円と、増収及び営業・経常増益となった。売上高、営業利益、経常利益いずれも過去5年(2022年3月期以降)の中間期において最高値となった。売上高に関しては、物流・食品加工事業で2024年12月に連結子会社となったホソヤコーポレーションの押し上げ効果(約36億円)に加え、定番商品やOEM商品が好調に推移したことや、中食事業で「ほっかほっか亭」の新メニューが好調に推移したことなどが増収に貢献した。また、店舗アセット&ソリューション事業では、稼働店舗数の増加によるストック収入増に加え、不動産売却(TRN立川)が成立したことも増収に寄与した。営業利益に関しては、中食事業の増益幅が大きかった。戦略セグメントである物流・食品加工事業が全社の成長をけん引し、黒字化基調に戻った中食事業を含め3事業セグメントすべてが自立して、稼ぐ力が着実に向上している。2. 2026年3月期の業績見通し2026年3月期は、期初予想を据え置き、売上高は前期比16.7%増の52,700百万円、営業利益が同1.6%減の1,900百万円、経常利益が同23.2%減の1,600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.0%減の1,000百万円と増収減益を見込んでいる。引き続き物流・食品加工事業が成長をけん引する見込みである。なお、期初予想では、不動産売却による売上高及び利益は織り込まなかったが、第2四半期に売却が成立したため予想が上振れる公算が高くなった。営業利益の中間期進捗率は54.6%(前期は42.0%)と通期目標に対して順調に推移した。3事業ともにオーガニックな成長力・収益力が向上しているため、弊社は通期予想の達成の可能性は高いと見ている。3. 成長戦略同社は、過去5年間(2022年3月期中間期〜2026年3月期中間期)の年平均成長率が売上高で16.3%、営業利益で34.1%、EBITDAで38.0%と高い成長を持続してきた。売上高の増収のドライバーとして、M&Aが大きく寄与した。また、内部成長においても、物流・食品加工事業の物流部門・カミッサリー部門が、小売業の人手不足問題を背景にOEM製造受託を増やしてきた。利益面に関しては、店舗アセット&ソリューション事業の利益貢献と安定成長が顕著である。稼働店舗数(店舗リース、不動産管理)も着実に増やしストック型の利益成長を実現している。また、所有不動産を適切なタイミングで売却することでフロー型の利益が得られている。■Key Points・2026年3月期中間期の売上高・営業利益・経常利益は、過去5年間で最高値・2026年3月期は営業利益19億円予想。中間期進捗率約55%で上振れも期待・過去の売上高・利益の成長性の高さに注目。2028年3月期の当期純利益目標は25億円(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) <HN> 2025/12/12 11:01 みんかぶニュース 個別・材料 アシロは4日続落、26年10月期は5.7%営業増益予想も伸び率鈍化  アシロ<7378.T>が大幅安で4日続落している。11日の取引終了後に発表した26年10月期の連結業績予想で、売上高70億円(前期比5.3%増)、営業利益15億円(同5.7%増)、純利益9億8000万円(同4.3%減)を見込み、年間配当予想を前期比1円87銭減の40円33銭としたが、本業である営業利益の伸び率鈍化と最終減益が嫌気されているようだ。同社では今期を成長のための準備期間と位置づけており、予算自体を保守的に設定したとしている。  主力のリーガルメディアは、前期からの高単価商品の広告予算調整の影響が残るものの、「ベンナビ」など既存サービスが順調に拡大していることに加えて、リーガルメディアの関連ニーズに対応した派生メディアや、弁護士などの士業や管理部門人材の人材紹介を行うHR事業が堅調に推移する見通し。なお、25年10月期決算は、売上高66億4700万円(前の期比41.6%増)、営業利益14億1900万円(同3.6倍)、純利益10億2400万円(同7.2倍)だった。  同時に、上限を45万株(自己株式を除く発行済み株数の6.17%)、または5億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は12月23日から来年6月30日までで、配当と自社株取得を機動的に検討する方針の一環として実施する。 出所:MINKABU PRESS 2025/12/12 10:59 みんかぶニュース 個別・材料 トーホーが急反騰し年初来高値を更新、8~10月営業益15%増を評価  トーホー<8142.T>が急反騰し、8月26日につけた年初来高値を更新している。11日の取引終了後、26年1月期第3四半期累計(2~10月)の連結決算を発表した。売上高が1893億4000万円(前年同期比4.1%増)、営業利益が55億5300万円(同4.8%増)だった。直近3カ月間となる8~10月期の営業利益は同14.9%増の20億9900万円と2ケタの伸びを示しており、業況を好感した買いが集まった。  2~10月期において業務用食品卸売を手掛ける主力のディストリビューター事業ではシンガポール子会社の粗利率の低下や運賃・荷造費の増加が利益を圧迫する要因となったが、食材販売店を展開するキャッシュアンドキャリー事業の粗利率は改善傾向となり、8~10月期では増益を確保。外食産業向けサービスのフードソリューション事業は業務支援システムの販売などが好調で前年同期に本社改修費用を計上していた反動も出た。同時に発表した11月売上高は前年同月比4.8%増と7カ月連続の増収となった。 出所:MINKABU PRESS 2025/12/12 10:59 注目トピックス 日本株 セルソース---急落、今期の営業赤字・無配転落見通しを嫌気 *10:57JST セルソース---急落、今期の営業赤字・無配転落見通しを嫌気 セルソース<4880>は急落。前日に25年10月期の決算を発表、営業利益は1.7億円で従来予想の2億円を下振れ。主力事業である加工受託サービスや医療機器販売において受注が計画に届かなかったもよう。加えて、26年10月期は1.7億円の赤字に転じる見通しで、年間配当金も無配を計画している。既存事業の構造転換に伴う売上減や先行投資が膨らむもよう。加えて、スタンダード市場への市場区分変更に向けた方針も発表。 <HM> 2025/12/12 10:57

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