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Reuters Japan Online Report Business News 賃金・物価の好循環、十分達成と言える段階にない=安達日銀委員 Takahiko Wada [松山市 29日 ロイター] - 日銀の安達誠司審議委員は29日、愛媛県金融経済懇談会であいさつし、賃金と物価の好循環の「芽」が出始めているかもしれないが「十分に達成したと言える段階にはまだない」と述べ、現時点では粘り強く金融緩和を継続していくことが適当だとの見解を示した。 10月までの一連のイールドカーブ・コントロール(YCC、長短金利操作)の運用柔軟化については、市場機能の改善や緩和の持続性を高めるメリットがあり、「出口政策への地ならしを行っているのではない」と強調、まだ出口政策の議論を行う段階にはないと語った。 <賃上げの持続性、「見通し立たない」> 安達委員は、足元までの物価の実勢を見る限り、物価は「上振れリスクが高い」と述べた。財を中心に価格改定が多い「伸縮的な消費者物価」は、輸入物価が低下する中でも「伸びの縮小幅が予想以上に鈍い」と指摘。その背景には、需要段階の川上から川下まで価格転嫁が進んでいることがあると説明した。価格転嫁の予想以上の広がりは「価格競争が優位だったデフレ環境が大きく変わりつつあることを示唆しているように感じる」とも述べた。 サービス価格が多く含まれ、改定頻度が少ない「粘着的な消費者物価」についても、今春の春闘結果を受けて上昇していくと予想した。 もっとも、物価の先行きを見る上で重要となる来年度の賃上げについては「現時点では見通しが立たない」と述べた。 <長期金利、非常に高い「情報的価値」> 安達委員は長期金利について「市場参加者が将来の金融政策の予想だけでなく、内外経済や金融市場の動向・先行き見通しなどを総合的に判断した結果が反映される指標」と位置づけ、金融政策運営に当たって「非常に高い情報的価値を有する」と述べた。 YCCの運用柔軟化には、金利形成をある程度市場に委ねることで、長期金利の情報的価値を利用する観点から「非常に意味があったのではないか」と話した。 安達委員は、現在の海外情勢や地政学リスクを踏まえると「今後は以前にも増して内外経済や物価の不確実性が大きくなることが想定される」とし、金融政策運営におけるリスクマネジメントの観点が重要になってくると述べた。 コロナ禍では物価の下振れリスクへの対応に重きが置かれてきたが、足元では上振れリスクへの配慮も必要になっているとし、YCCの運用柔軟化には市場機能の改善や金融緩和の持続性を高める点でメリットがあったと総括した。 *安達委員の発言を追加しました。 (和田崇彦) 2023-11-29T021023Z_1_LYNXMPEJAS02B_RTROPTP_1_GLOBAL-INVESTORS-JAPAN.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231129:nRTROPT20231129021023LYNXMPEJAS02B 賃金・物価の好循環、十分達成と言える段階にない=安達日銀委員 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231129T021023+0000 20231129T021023+0000 2023/11/29 11:10 Reuters Japan Online Report Business News 英サイバーウィーク、週末のオンライン支出は前年比5.6%増=アドビ [ロンドン 28日 ロイター] - 分析ツールのアドビ・アナリティクスによると、「サイバーウイーク」の週末(24─27日)の英国におけるオンライン支出は5.6%増の34億5000万ポンド(43億5000万ドル)だった。 24日のブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜日)の支出は10億4000万ポンド、その後3日間の支出は24億1000万ポンドだった。 後払い決済サービスを通じた支出は4億7500万ポンドで、オンライン支出全体の13.8%を占め、前年同期を15.8%上回った。 11月1日からの累計支出は120億ポンドで前年比5.1%増だった。 2023-11-29T013014Z_1_LYNXMPEJAS01G_RTROPTP_1_TOTW-BLACKFRIDAY.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231129:nRTROPT20231129013014LYNXMPEJAS01G 英サイバーウィーク、週末のオンライン支出は前年比5.6%増=アドビ OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231129T013014+0000 20231129T013014+0000 2023/11/29 10:30 Reuters Japan Online Report Business News トヨタ株が逆行高、資本効率向上の思惑 政策保有株見直しの報道 [東京 29日 ロイター] - 東京証券取引所でトヨタ自動車株が逆行高となっている。同社を含む複数のグループ企業が保有するデンソー株を売却する方向で調整していることが分かったと前日に報じられ、政策保有株の見直しが資本効率向上につながるとの思惑が支援している。 株価はトヨタは1%、豊田自動織機株は約7%、アイシンは2%近く、それぞれ一時上昇した。ドル/円が147円付近へと円高方向に触れる中、日経平均は小幅安。完成車メーカーでは、日産自動車やホンダは軟調となっているのに対し、逆行高となっている。 ロイター報道によると、トヨタと豊田自動織機、アイシンが合計でデンソー株の約10%を売却する。デンソー株を売却する各社は「資本効率向上への思惑が支援しているのだろう」(東海東京調査センターの杉浦誠司シニアアナリスト)との声がある。 一方、デンソーは軟調で、一時2%超安に下落した。需給悪化の懸念が下押し圧力になっているとみられる。トヨタ紡織、ジェイテクト、豊田合成といった御三家以外のグループ企業では軟調な銘柄が目立っており「政策保有株の見直し対象が広がるとの思惑から、需給悪化懸念が先立っているのではないか」(杉浦氏)との見方がある。 グループ内での政策保有株を見直す動きは、今後も継続すると見込まれている。アイシンは、9月に発表した中期経営計画で、25年度までに政策保有株を1000億円以上売却し「ゼロ化を目指す」との方針を示した。ジェイテクトも、政策保有株式ゼロに向けた縮減を継続・加速する方針を示している。 2023-11-29T010856Z_1_LYNXMPEJAS017_RTROPTP_1_TOYOTA-DATAPROTECTION.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231129:nRTROPT20231129010856LYNXMPEJAS017 トヨタ株が大幅続伸、EV巻き返しの思惑継続 株主総会にも関心 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231129T010856+0000 20231129T010856+0000 2023/11/29 10:08 Reuters Japan Online Report Business News 著名投資家アックマン氏、来年1─3月にも米利下げと予想=BBG [28日 ロイター] - 著名投資家ビル・アックマン氏は米連邦準備理事会(FRB)が来年第1・四半期にも利下げを開始するとの予想を示した。ブルームバーグが28日に報じた。大方の予想より早い時期での利下げ開始を見込んだ。 今後放送予定の米公共放送(PBS)の番組で発言したという。アックマン氏はヘッジファンドのパーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントを率いる。 CMEのフェドウオッチによると、金利先物市場はFRBが来年第2・四半期に利下げを開始するとの見方をおおむね織り込んでいる。 2023-11-29T010305Z_1_LYNXMPEJAS014_RTROPTP_1_SPARC-DEALS-FUNDING.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231129:nRTROPT20231129010305LYNXMPEJAS014 著名投資家アックマン氏、来年1─3月にも米利下げと予想=BBG OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231129T010305+0000 20231129T010305+0000 2023/11/29 10:03 Reuters Japan Online Report Business News 中国の美団、7─9月は増収増益 今期は中核事業の売上鈍化見込む Casey Hall [上海 28日 ロイター] - 中国の料理宅配アプリ大手、美団は28日、中核となる料理宅配事業の売上高について、第4・四半期には前期比で伸びが鈍化するとの見通しを示した。消費者の慎重姿勢が続いていることや暖冬により顧客の注文が抑えられるため。 同社の最高財務責任者(CFO)は第4・四半期の宅配事業について、新型コロナウイルスの感染を防止するための移動制限で需要が支えられた前年同期から落ち込む公算が大きいと説明した。 美団が28日発表した第3・四半期決算は、売上高が前年同期比22.1%増の764億7000万元(106億9000万ドル)だった。LSEGが集計したアナリスト15人の予想平均は755億9000万元となっていた。 第3・四半期の利益は35億9000万元。前年同期は12億2000万元だった。 2023-11-29T004041Z_1_LYNXMPEJAS00Y_RTROPTP_1_MEITUAN-RESULTS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231129:nRTROPT20231129004041LYNXMPEJAS00Y 中国の美団、7─9月は増収増益 今期は中核事業の売上鈍化見込む OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231129T004041+0000 20231129T004041+0000 2023/11/29 09:40 Reuters Japan Online Report Business News アップル、ゴールドマンとのクレジットカード提携解消へ=WSJ [28日 ロイター] - 米アップルが米金融大手ゴールドマン・サックス・グループとのクレジットカード事業での提携を解消する見通しだと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が28日に報じた。 このほど、今後1年から1年3カ月の間に提携契約を解消することをゴールドマンに提案したという。 アップルとゴールドマンは2019年にバーチャルクレジットカードの提供を開始していた。クレジットカードのほか、アップルが今年提供を開始した高金利の預金口座など、消費者向けサービスでの提携を全面的に解消する。 2023-11-29T003830Z_1_LYNXMPEJAS00X_RTROPTP_1_EU-APPLE-FACEBOOK-MICROSOFT.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231129:nRTROPT20231129003830LYNXMPEJAS00X アップル、ゴールドマンとのクレジットカード提携解消へ=WSJ OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231129T003830+0000 20231129T003830+0000 2023/11/29 09:38 Reuters Japan Online Report Business News アムンディがトルコリラ強気方向に転換、政権の経済政策好感 Marc Jones [ロンドン 28日 ロイター] - 欧州資産運用最大手アムンディは、トルコリラに対する見方を強気方向に転換し始めた。5月下旬に再選を決めたエルドアン大統領の政権が、その後進めてきた経済政策を好感しているためだ。 エルドアン氏は、伝統的な経済理論に反するような政策を改め、積極的な利上げを容認。外資呼び込みに向けて、金融市場をがんじがらめにしていた規制の解除に動き、外貨準備の拡充にも乗り出した。 こうした中でアムンディは、全面的なリラ買いにまでは踏み込んでいないものの、長らく堅持していたリラ売り持ちを巻き戻しつつある。 同社の新興国市場債券共同責任者セルゲイ・ストリゴ氏は、トルコ中央銀行が先週500ベーシスポイント(bp)の利上げを実施したことは「非常に好ましい材料」で、インフレ対応に真剣な姿勢の表れだと評価した。 ストリゴ氏はロイターに「数週間前にトルコリラのアンダーウエートのカバーを開始した」と明かし、まだ資金配分を増やす態勢は整っていないが、その時期が視界に入ってきたのは間違いないと付け加えた。 アムンディ以外にも、リラ建て資産投資の「瀬踏み」を始めた外国の投資家や銀行が出現している。 JPモルガンはここ数週間で、トルコの為替フォワード取引を推奨。同社とゴールドマン・サックスはいずれも、残存1―10年のトルコ政府債を積極的にセールスしていることが、複数の投資家の話で判明した。 過去4年で中銀総裁を4人も更迭するなど、エルドアン氏の行動には予測不能な面があるため、現時点ではリラ建て政府債の外国人保有比率は極めて低い。ただストリゴ氏は、政策の一貫性が保たれるなら、来年は外国資金が大量に戻ってくる可能性があるとの見方を示した。 2023-11-28T234706Z_1_LYNXMPEJAR10V_RTROPTP_1_AMUNDI-RESULTS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128234706LYNXMPEJAR10V アムンディがトルコリラ強気方向に転換、政権の経済政策好感 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T234706+0000 20231128T234706+0000 2023/11/29 08:47 Reuters Japan Online Report Business News 中国ピンドゥオドゥオ、7─9月売上が予想超え 大幅値引きなどで Casey Hall [28日 ロイター] - 中国ネット通販大手のピンドゥオドゥオ(拼多多)が28日発表した第3・四半期売上高は、前年同期比94%増の688億4000万元(96億2000万ドル)で、LSEGデータに基づく市場予想平均の545億9000万元を大きく上回った。 「独身の日」を前に大幅な値引きを実施し、価格に敏感な消費者の需要を幅広く取り込むことに成功。昨年9月に立ち上げた海外市場向け越境電子商取引(EC)アプリ「テム」の人気上昇も追い風になった。米国で始まったサービスは現在、欧州全域や中東、東南アジア、オーストラリアなどにも拡大している。 アナリストの1人は「テムは売上高を伸ばす大きな力になった」と指摘した。 ピンドゥオドゥオの第3・四半期の普通株主帰属純利益は、前年同期の105億9000万元から155億4000万元に増加した。 2023-11-28T233305Z_1_LYNXMPEJAR109_RTROPTP_1_PDD-HLDG-RESULTS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128233305LYNXMPEJAR109 中国ピンドゥオドゥオ、7─9月売上が予想超え 大幅値引きなどで OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T233305+0000 20231128T233305+0000 2023/11/29 08:33 Reuters Japan Online Report Business News バークレイズ、英国で最大900人削減も=労組 [ロンドン 28日 ロイター] - 英銀大手バークレイズの従業員が加入する労働組合ユナイトは28日、収益改善に向け大幅なコスト削減を進める同行が英国で900人を削減する可能性があると明らかにした。 従業員に人員削減の可能性に関する通知があったという。 バークレイズの広報担当者は人員削減数についてコメントを控えたが、先月の第3・四半期決算発表の際にコスト削減を示唆したことに言及。 「事業の簡素化と再構築、サービス向上、収益改善を実現するために当行は多くの行動を取っている。これには管理職層の削減やテクノロジーと自動化能力の向上に伴う人員数の変更も含まれる」と述べた。 ロイターは先週、バークレイズが最大10億ポンド(12億5000万ドル)の経費節減に取り組んでおり、主に間接部門で最大2000人の人員削減に乗り出す可能性があると報じた。 2023-11-28T231442Z_1_LYNXMPEJAR102_RTROPTP_1_TESCOBANK-M-A-BARCLAYS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128231442LYNXMPEJAR102 バークレイズ、英国で最大900人削減も=労組 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T231442+0000 20231128T231442+0000 2023/11/29 08:14 Reuters Japan Online Report Business News 米バークシャーのマンガー副会長死去、バフェット氏最側近 99歳 [28日 ロイター] - 著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイで長年副会長を務め、バフェット氏を最も身近で支えてきたチャーリー・マンガー氏(99)が28日、カリフォルニア州の病院で死去した。死因は公表されていないが、バークシャーによると安らかな最期だった。 会長兼最高経営責任者(CEO)のバフェット氏は声明で「バークシャー・ハサウェイはチャーリー(マンガー氏)のインスピレーションや賢明さ、関与がなければ、今の地位に達することは決してできなかった」と故人をたたえた。 マンガー氏は1978年から副会長としてバフェット氏とほぼ一心同体となってバークシャーの最適な資金配分に取り組み、バフェット氏が間違えればすぐにそれを指摘する役割も担っていた。 バークシャーの日常的な業務は、別の2人の副会長であるグレッグ・アベル氏とアジット・ジェイン氏が担当しており、マンガー氏の死去による事業運営への大きな影響はない見込み。 バフェット氏が職務を遂行できなくなった場合は、アベル氏が後継者として経営トップに就任すると目されている。 2023-11-28T222956Z_1_LYNXMPEJAR0ZB_RTROPTP_1_BERKSHIRE-MUNGER.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128222956LYNXMPEJAR0ZB 米バークシャーのマンガー副会長死去、バフェット氏最側近 99歳 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T222956+0000 20231128T222956+0000 2023/11/29 07:29 Reuters Japan Online Report Business News NY市場サマリー(28日)ドル3カ月超ぶり安値、利回り低下 株小幅高 <為替> ドルが3カ月超ぶりの安値に沈んだ。米経済の成長が鈍化し始めているとの見方が広がり、市場は来年前半の利下げを織り込み始めた。 CMEのフェドウオッチによると、米金利先物市場では3月の利下げ確率を33%、5月は約65%と想定。27日時点ではそれぞれ21%、約50%だった。 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は28日、インフレ率が低下し続ければ、数カ月先に政策金利を引き下げる可能性を示唆。これを受け、ドルは下げ幅を拡大した。 ウォラー氏は「標準的なテイラールールに基づけば、あと数カ月─3カ月か4カ月か5カ月か分からないが─ディスインフレが続き、インフレ率が本当に低下方向に向かっていると確信が持てれば、景気回復などとは無関係に、インフレ率が低下したという理由のみで政策金利を引き下げ始めることができる」と述べた。 ドル指数は一時102.60まで下落し、8月中旬以来の安値を付けた。終盤は0.3%安の102.82。月間では3.6%安と2022年11月以来の大幅な下げを記録する勢い。 ユーロ/ドルは一時1.1009ドルと3カ月半ぶりの高値まで上昇。終盤は0.3%高の1.0981ドル。 ポンド/ドルも上昇し、9月1日以来の高値を付けた。終盤は0.4%高の1.2685ドル。 ドル/円は0.8%安の147.49円。 ドル/スイスフランは0.2%安の0.8762フラン。9月初旬以来の安値水準となった。豪ドル/米ドルは一時0.6665米ドルと約4カ月ぶりの高値を付けた。 ニュージーランドドル/米ドルは0.6147米ドルと8月以来の高値を付けた。終盤は0.5%高の0.6127米ドル。ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は29日に金融政策決定会合を開き、4回連続で政策金利を5.50%に据え置くと予想されている。 暗号資産(仮想通貨)では、ビットコインが2.7%高の3万8228ドル。 <債券> 大半の米債利回りが低下。指標10年債利回りは2カ月ぶりの低水準を付けた。FRBの発言で、FRBの利下げが視野に入っている可能性が示唆されたことを受けた。 FRBのウォラー理事は28日、インフレ率が低下し続ければ、数カ月先に政策金利を引き下げる可能性を示唆した。 これを受け2年債利回りは9ベーシスポイント(bp)低下の4.765%となった。 また、米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は28日、全体的なインフレ率が1950年代以来のペースで低下しているとの見方を示した。 390億ドルの7年債入札が不調だったことを受け、米債利回りは一時、低下幅を縮小した。応札倍率は2.44倍と4月以来の低水準だった。 10年債利回りは4bp低下の4.348%。一時4.332%と9月20日以来の低水準を付けた。 30年債利回りは横ばいの4.536%。 2・10年債の利回り格差はマイナス41.5bp。27日はマイナス50.2bpだった。 物価連動国債(TIPS)と通常の国債の利回り差で期待インフレを示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は5年物が2.191%、10年物は2.246%だった。 <株式> 狭いレンジで推移した後、わずかに上昇して取引を終えた。相反する内容となったFRB当局者の発言を投資家が精査する中、堅調な消費者データが幾分の支援となった。 主要3指数はいずれも取引が進むにつれて勢いを失った。 市場参加者は現在、来月の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に政策当局者の発言を注視している。 ウォラーFRB理事は28日、現在の金利水準が十分に制限的であると「ますます確信している」と述べ、インフレ率が低下し続ければ、数カ月先に政策金利を引き下げる可能性を示唆した。 一方、ボウマン理事は同日、インフレ率を妥当な期間内に2%の目標まで引き下げるためには、FRBは借入コストをさらに引き上げる必要がありそうだと言及した。 <金先物> 米利上げ打ち止め観測を後押しするFRB高官の発言をはやし、3営業日続伸した。 中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比27.60ドル(1.37%)高の1オンス=2040.00ドルと、前日に続き今年5月上旬以来、約6カ月半ぶりの高値となった。 <米原油先物> 対ユーロでのドル安などを背景に買われ、5営業日ぶりに反発した。米国産標準油種WTIの中心限月1月物は前日清算値(終値に相当)比1.55ドル(2.07%)高の1バレル=76.41ドルだった。2月物は1.50ドル高の76.59ドル。 前日まで4営業日続落した反動から、安値を狙った買いも入りやすかった。原油在庫の取り崩しが予想されていることも相場の支援材料。 一方、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」が30日に予定している閣僚級会合を巡り、減産措置の期間延長や会合再延期の可能性が浮上。目先に追加減産で合意できなければ需給が緩むとの見方もあり上値は重かった。 ドル/円 NY午後4時 147.47/147.50 始値 148.58 高値 148.69 安値 147.33 ユーロ/ドル NY午後4時 1.0986/1.0990 始値 1.0948 高値 1.1008 安値 1.0946 米東部時間 30年債(指標銘柄) 16時39分 103*29.50 4.5099% 前営業日終値 103*17.00 4.5330% 10年債(指標銘柄) 16時35分 101*11.50 4.3303% 前営業日終値 100*28.50 4.3880% 5年債(指標銘柄) 16時38分 100*12.50 4.2874% 前営業日終値 99*29.88 4.3900% 2年債(指標銘柄) 16時38分 100*07.63 4.7487% 前営業日終値 100*01.13 4.8570% 終値 前日比 % ダウ工業株30種 35416.98 +83.51 +0.24 前営業日終値 35333.47 ナスダック総合 14281.76 +40.73 +0.29 前営業日終値 14241.02 S&P総合500種 4554.89 +4.46 +0.10 前営業日終値 4550.43 COMEX金 12月限 2040.0 +27.6 前営業日終値 2012.4 COMEX銀 12月限 2493.5 +25.4 前営業日終値 2468.1 北海ブレント 1月限 81.68 +1.70 前営業日終値 79.98 米WTI先物 1月限 76.41 +1.55 前営業日終値 74.86 CRB商品指数 273.6740 +3.1935 前営業日終値 270.4805 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T222246+0000 2023/11/29 07:22 Reuters Japan Online Report Business News NY外為市場=ドル3カ月超ぶり安値、来年前半の利下げ視野 [ニューヨーク 28日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが3カ月超ぶりの安値に沈んだ。米経済の成長が鈍化し始めているとの見方が広がり、市場は来年前半の利下げを織り込み始めた。 CMEのフェドウオッチによると、米金利先物市場では3月の利下げ確率を33%、5月は約65%と想定。27日時点ではそれぞれ21%、約50%だった。 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は28日、インフレ率が低下し続ければ、数カ月先に政策金利を引き下げる可能性を示唆。これを受け、ドルは下げ幅を拡大した。 ウォラー氏は「標準的なテイラールールに基づけば、あと数カ月─3カ月か4カ月か5カ月か分からないが─ディスインフレが続き、インフレ率が本当に低下方向に向かっていると確信が持てれば、景気回復などとは無関係に、インフレ率が低下したという理由のみで政策金利を引き下げ始めることができる」と述べた。 ドル指数は一時102.60まで下落し、8月中旬以来の安値を付けた。終盤は0.3%安の102.82。月間では3.6%安と2022年11月以来の大幅な下げを記録する勢い。 バノックバーン・グローバル・フォレックスのチーフマーケットストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「ドルは夏季の間、ダイバージェンス、つまり米経済のアウトパフォームの恩恵を受けて反発した。現在は新たなコンバージェンスでドルが下落している」と指摘。「欧州や中国が大幅に良くなっているわけではない。欧州や中国は減速しており、米国も減速しているように見える」と述べた。 28日に発表された米経済指標はまちまちとなった。 コンファレンス・ボード(CB)が28日発表した11月の米消費者信頼感指数は102.0と10月改定値の99.1から4カ月ぶりに上昇した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は101.0だった。 米連邦住宅金融庁(FHFA)が28日発表した9月の米住宅価格指数(季節調整済み)は前年同月比で6.1%上昇と、8月の5.8%上昇(上方改定)から伸びが加速した。住宅市場の回復を浮き彫りにした。 一方、11月の米リッチモンド連銀製造業景況指数はマイナス5とマイナス圏に落ち込んだ。 ユーロ/ドルは一時1.1009ドルと3カ月半ぶりの高値まで上昇。終盤は0.3%高の1.0981ドル。 ポンド/ドルも上昇し、9月1日以来の高値を付けた。終盤は0.4%高の1.2685ドル。 ドル/円は0.8%安の147.49円。 ドル/スイスフランは0.2%安の0.8762フラン。9月初旬以来の安値水準となった。豪ドル/米ドルは一時0.6665米ドルと約4カ月ぶりの高値を付けた。 ニュージーランドドル/米ドルは0.6147米ドルと8月以来の高値を付けた。終盤は0.5%高の0.6127米ドル。ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は29日に金融政策決定会合を開き、4回連続で政策金利を5.50%に据え置くと予想されている。 暗号資産(仮想通貨)では、ビットコインが2.7%高の3万8228ドル。 ドル/円 NY午後4時 147.47/147.50 始値 148.58 高値 148.69 安値 147.33 ユーロ/ドル NY午後4時 1.0986/1.0990 始値 1.0948 高値 1.1008 安値 1.0946 2023-11-28T214327Z_1_LYNXMPEJAR0XR_RTROPTP_1_GLOBAL-FOREX.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128214327LYNXMPEJAR0XR NY外為市場=ドル3カ月超ぶり安値、来年前半の利下げ視野 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T214327+0000 20231128T214327+0000 2023/11/29 06:43 Reuters Japan Online Report Business News 米国株式市場=小幅に上昇、FRB当局者発言を精査 Stephen Culp [ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国株式市場は狭いレンジで推移した後、わずかに上昇して取引を終えた。相反する内容となった米連邦準備理事会(FRB)当局者の発言を投資家が精査する中、堅調な消費者データが幾分の支援となった。 主要3指数はいずれも取引が進むにつれて勢いを失った。 ウェルススパイア・アドバイザーズのオリバー・パーシェ上級副社長は「マラソンランナーでさえ、一息ついたり水を飲んだりするが、レースが終わったわけではない。11月は非常に好調で、投資家は年末に向けて楽観的になる十分な理由がある」と語った。 市場参加者は現在、来月の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に政策当局者の発言を注視している。 ウォラーFRB理事は28日、現在の金利水準が十分に制限的であると「ますます確信している」と述べ、インフレ率が低下し続ければ、数カ月先に政策金利を引き下げる可能性を示唆した。 一方、ボウマン理事は同日、インフレ率を妥当な期間内に2%の目標まで引き下げるためには、FRBは借入コストをさらに引き上げる必要がありそうだと言及した。 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30種 35416.98 +83.51 +0.24 35332.13 35518.67 35307.73 前営業日終値 35333.47 ナスダック総合 14281.76 +40.73 +0.29 14224.63 14303.66 14195.72 前営業日終値 14241.02 S&P総合500種 4554.89 +4.46 +0.10 4545.55 4568.14 4540.51 前営業日終値 4550.43 ダウ輸送株20種 14816.24 -87.74 -0.59 ダウ公共株15種 867.83 +2.32 +0.27 フィラデルフィア半導体 3718.35 -20.96 -0.56 VIX指数 12.69 0.00 0.00 S&P一般消費財 1343.90 +7.19 +0.54 S&P素材 510.33 +1.00 +0.20 S&P工業 890.49 -2.16 -0.24 S&P主要消費財 744.14 +2.98 +0.40 S&P金融 584.95 -0.60 -0.10 S&P不動産 229.43 +1.18 +0.52 S&Pエネルギー 642.89 +0.37 +0.06 S&Pヘルスケア 1507.92 -7.63 -0.50 S&P通信サービス 239.86 +0.78 +0.32 S&P情報技術 3275.35 +6.25 +0.19 S&P公益事業 317.79 +0.99 +0.31 NYSE出来高 8.74億株 シカゴ日経先物12月限 ドル建て 33295 - 85 大阪比 シカゴ日経先物12月限 円建て 33290 - 90 大阪比 2023-11-28T212621Z_1_LYNXMPEJAR0XC_RTROPTP_1_USA-STOCKS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128212621LYNXMPEJAR0XC 米国株式市場=小幅に上昇、FRB当局者発言を精査 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T212621+0000 20231128T212621+0000 2023/11/29 06:26 Reuters Japan Online Report Business News 米長期インフレ期待は安定、物価圧力低下を歓迎=NY連銀総裁 Michael S. Derby [ニューヨーク 28日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は28日、長期インフレ期待は心強く安定しているとし、インフレ圧力の低下を歓迎すると述べた。 ウィリアムズ総裁は国際決済銀行(BIS)報告書の中で「米国のインフレ期待の安定化に関するこのところのニュースに安心感を覚えている。長期インフレ期待を示す指標は極めて安定している」と述べた。 2023-11-28T200432Z_1_LYNXMPEJAR0VA_RTROPTP_1_USA-FED-WILLIAMS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128200432LYNXMPEJAR0VA 米長期インフレ期待は安定、物価圧力低下を歓迎=NY連銀総裁 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T200432+0000 20231128T200432+0000 2023/11/29 05:04 Reuters Japan Online Report Business News FRB、利上げ終了の公算 ウォラー理事は利下げの可能性示唆 Howard Schneider Ann Saphir [ワシントン 28日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)当局者は、米経済の「ソフトランディング(軟着陸)」を図るため、年内は金利を据え置き、2024年に入ってから初めて利下げ時期を検討する可能性が高まっている。 FRB内でタカ派として知られるウォラー理事は28日、インフレ率が低下し続ければ、数カ月先に政策金利を引き下げる可能性を示唆。「標準的なテイラールールに基づけば、あと数カ月─3カ月か4カ月か5カ月か分からないが─ディスインフレが続き、インフレ率が本当に低下方向に向かっていると確信が持てれば、景気回復などとは無関係に、インフレ率が低下したという理由のみで政策金利を引き下げ始めることができる」と述べた。 また、FRBの目標であるインフレ率2%への回帰には、現在の金利水準が適切だと「ますます確信している」と語った。 ウォラー氏の発言を受け、市場が織り込む来年の利下げ確率が上昇し、米債利回りは低下した。 もっともウォラー氏のコメントには、FRB高官が公の場で発言する際の定番となっている表現が含まれていた。「インフレ率はまだ高すぎ、現在見られている鈍化が持続するかどうか判断するのは時期尚早だ。将来の経済活動のペースにはまだ大きな不確実性があり、FRBが物価安定を達成するために十分なことをしてきたかどうか明言することはできない」とも述べた。 <かなり逼迫した労働市場> ボウマン理事は28日、インフレ率を妥当な期間内に2%の目標まで引き下げるためには、FRBは借入コストをさらに引き上げる必要がありそうだと言及。「私の基本的な経済見通しでは、インフレ率を2%目標まで適時に低下させるために、十分に制約的な政策を維持するようフェデラル・ファンド(FF)金利をさらに引き上げる必要があると引き続き予想している」とした。 しかし、ウォラー理事のようにFRB内で最もタカ派的とされるボウマン理事でさえ、追加利上げは経済データ次第とし、追加利上げを明確に求めるには至らなかった。 米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は28日、全体的なインフレ率が1950年代以来のペースで低下しているとの見方を示した。 ウォラー氏は、10月の消費者物価指数(CPI)は前月比横ばい、小売売上高は前月比0.1%減、賃金の伸びも緩やかになっているなど、すでに望ましい方向へ動いている最近の健全なデータを列挙した。 一方、雇用市場は依然として「かなり逼迫」しており注視が必要だと述べたほか、最近の長期金利の低下は信用の引き締まりをいくらか低減したとも指摘した。 2023-11-28T185231Z_1_LYNXMPEJAR0TK_RTROPTP_1_USA-FED-CREDIT.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128185231LYNXMPEJAR0TK FRB、利上げ終了の公算 ウォラー理事は利下げの可能性示唆 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T185231+0000 20231128T185231+0000 2023/11/29 03:52 Reuters Japan Online Report Business News サイバーウイーク売上高が380億ドルと過去最高、大幅値引き寄与 Deborah Mary Sophia [28日 ロイター] - 分析ツールのアドビ・アナリティクスによると、今年の「サイバーウイーク」(感謝祭からサイバーマンデーまでの5日間)のオンライン消費支出は7.8%増の約380億ドルと、予想の5.4%増を上回り、過去最高を記録した。経済不安が渦巻く中でも年末商戦は好調が見込まれることを示唆した。 また、全米小売業協会(NRF)の28日の発表によると、感謝祭の週末には2億人以上の買い物客が店舗とオンラインの双方でキャンペーンを利用。昨年の1億9600万人から急増し、予想の1億8200万人を上回った。 NRFのマシュー・シェイ社長兼最高経営責任者(CEO)は「予想を上回る好調な出足となった。大小の小売業者は消費者が必要とする商品やサービスを、安全で便利、かつ手頃な価格で提供する準備を整えた」と述べた。 オンラインの利用客は3.1%増の1億3420万人。一方、この週末に店頭に出向いた客数は約1億2140万人で昨年の1億2270万人から減少した。 アドビ・デジタル・インサイツのリードアナリスト、ヴィヴェック・パンディヤ氏は「サイバーウィーク期間中のオンライン消費は過去最高で、割引が消費者の需要に与える影響を示している。特に多くの衝動買いを引き起こしたのは高品質の商品だった」と述べた。 NRFのデータによると、おもちゃ、電化製品、ギフトカードなどホリデー関連の平均消費額は321.41ドル。昨年は325.44ドルだった。 アドビによると、サイバーマンデーの割引率は電化製品で31%、おもちゃで27%だった。 また、サイバーマンデーの後払い決済サービス(BNPL)を通じた消費額は前年比42.5%急増の9億4000万ドルと過去最高を記録。アドビの予想18.8%増を上回った。 2023-11-28T174952Z_1_LYNXMPEJAR0S0_RTROPTP_1_USA-HOLIDAYSHOPPING.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128174952LYNXMPEJAR0S0 サイバーウイーク売上高が380億ドルと過去最高、大幅値引き寄与 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T174952+0000 20231128T174952+0000 2023/11/29 02:49 Reuters Japan Online Report Business News 香港取引所、24年第1四半期に中国国債の先物取引開始 [香港 28日 ロイター] - 香港先物取引所は28日、2024年第1・四半期に10年物オフショア中国国債の先物取引を始める計画を発表した。実際の取引開始日は規制当局の承認と市場の準備状況で決まると説明した。 香港先物取引所は「オフショア市場で唯一の中国国債先物取引となり、オフショア投資家の金利リスク管理への関心の高まりと取引需要に対応することを目指している」と表明した。 香港先物取引所の親会社、香港取引所(HKEX)のニコラス・アグジン最高経営責任者(CEO)は先週、国債先物取引の導入は香港の取引所の中国関連リスク管理ツールを拡充し、「市場の流動性を促進し、香港の人民元のエコシステムのさらなる発展を支援する」と述べた。 HKEXは17年4―12月に5年物中国国債先物の取引を試験的に実施しており、中国国債先物の取引を手がけるのは約6年ぶりとなる。 中国の債券市場は19年に日本を抜いて世界2位になった。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T173422+0000 2023/11/29 02:34 Reuters Japan Online Report Business News 米CB消費者信頼感、11月は102.0 4カ月ぶりに上昇 [ワシントン 28日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が28日発表した11月の米消費者信頼感指数は102.0と10月改定値の99.1から4カ月ぶりに上昇した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は101.0だった。 現況指数は138.2と前月の138.6からやや低下。一方、期待指数は77.8と72.7から上昇した。 物価情勢については、向こう1年間の期待インフレ率が5.7%だった。 2023-11-28T173057Z_1_LYNXMPEJAR0RG_RTROPTP_1_USA-ECONOMY.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128173057LYNXMPEJAR0RG 米CB消費者信頼感、11月は102.0 4カ月ぶりに上昇 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T173057+0000 20231128T173057+0000 2023/11/29 02:30 Reuters Japan Online Report Business News ウォラーFRB理事、数カ月後の利下げの可能性を示唆 [28日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は28日、インフレ率が低下し続ければ、数カ月先に政策金利を引き下げる可能性を示唆した。 ウォラー氏は「標準的なテイラールールに基づけば、あと数カ月─3カ月か4カ月か5カ月か分からないが─ディスインフレが続き、インフレ率が本当に低下方向に向かっていると確信が持てれば、景気回復などとは無関係に、インフレ率が低下したという理由のみで政策金利を引き下げ始めることができる」と述べた。 また、インフレが一貫して低下するなら、金利の「非常に高い」水準への据え置きを主張する「理由はない」とした。 米経済がソフトランディング(軟着陸)軌道を離れるようなショックが起こる可能性はあるが、それは予測できないとした。商業用不動産の価格再評価は起こり得るが、それは十分に予測されていたことであり、「ショック」ではないと述べた。 2023-11-28T163053Z_1_LYNXMPEJAR0PN_RTROPTP_1_USA-FED-BARCLAYS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128163053LYNXMPEJAR0PN ウォラーFRB理事、数カ月後の利下げの可能性を示唆 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T163053+0000 20231128T163053+0000 2023/11/29 01:30 Reuters Japan Online Report Business News FRBの追加利上げなお必要、インフレ鈍化に向け=ボウマン理事 [28日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事は28日、インフレ率を妥当な期間内に2%の目標まで引き下げるためには、FRBは借入コストをさらに引き上げる必要がありそうだと述べた。 ユタ州ソルトレークシティーで開催された銀行協会向けの講演で「私の基本的な経済見通しでは、インフレ率を2%目標まで適時に低下させるために、十分に制約的な政策を維持するようフェデラル・ファンド(FF)金利をさらに引き上げる必要があると引き続き予想している」と指摘。インフレ率は依然として高く、その進展は「不均一」であり、経済見通しについて「異例なほど高いレベルの不確実性」があるとした。 ボウマン理事は消費者の支出増、エネルギー価格の上昇、海外からの製造業回帰の流れに伴う今後数年間の新たな労働力不足の可能性などを考慮すると、財および労働の供給におけるさらなる緩和がインフレ率を低下させ続けるかどうかは依然として不透明」と言及。 さらに、金利に対する企業の反応が鈍化している兆候があり、これが金融引き締めや金融環境が経済活動やインフレに及ぼす影響を鈍らせる可能性があるため、全体かつ長期的な経済状況はFRBの政策金利をパンデミック(世界的大流行)以前の水準よりも高くする必要があることを意味するかもしれないとした。 2023-11-28T162857Z_1_LYNXMPEJAR0PK_RTROPTP_1_USA-FED-BOWMAN.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128162857LYNXMPEJAR0PK FRBの追加利上げなお必要、インフレ鈍化に向け=ボウマン理事 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T162857+0000 20231128T162857+0000 2023/11/29 01:28 Reuters Japan Online Report Business News 金融政策が正しい水準にあること「ますます確信」=ウォラー理事 Howard Schneider Ann Saphir [ワシントン 28日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は28日、FRBの目標であるインフレ率2%への回帰には、現在の金利水準が適切だと「ますます確信している」と述べた。 アメリカン・エンタープライズ研究所での講演原稿で述べた。 第3・四半期の米国内総生産(GDP)成長率が予想を上回ったことで、インフレの着実な緩和が足踏みするとみられた時期もあったが、ウォラー氏は「ここ数週間で分かったことに勇気づけられる」とした。 ウォラー氏のコメントには、FRB高官が公の場で発言する際の定番となっている表現が含まれていた。 「インフレ率はまだ高すぎ、現在見られている鈍化が持続するかどうか判断するのは時期尚早だ。将来の経済活動のペースにはまだ大きな不確実性があり、FRBが物価安定を達成するために十分なことをしてきたかどうか明言することはできない」とした。 しかし、FRB内でもタカ派として知られ影響力のあるウォラー氏のこの発言は、今後の経済指標に予想外の展開がない限り、FRBの引き締めサイクル終了を発表することに近いとみられる。 ウォラー氏は、10月の消費者物価指数(CPI)は前月比横ばい、小売売上高は前月比0.1%減、賃金の伸びも緩やかになっているなど、すでに望ましい方向へ動いている最近の健全なデータを列挙した。 一方、雇用市場は依然として「かなり逼迫」しており注視が必要だと述べたほか、最近の長期金利の低下は信用の引き締まりをいくらか低減したとも指摘した。 2023-11-28T160942Z_1_LYNXMPEJAR0OU_RTROPTP_1_USA-FED-WALLER.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128160942LYNXMPEJAR0OU 金融政策が正しい水準にあること「ますます確信」=ウォラー理事 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T160942+0000 20231128T160942+0000 2023/11/29 01:09 Reuters Japan Online Report Business News 全体のインフレ率、1950年代以来のペースで低下=シカゴ連銀総裁 [28日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は28日、全体的なインフレ率が1950年代以来のペースで低下しているとの見方を示した。 シカゴ連銀主催の農業関連の会合で「食料品価格のインフレは平均的な米国人にとって快適なレベルをはるかに超えている。しかし、全体としては食料品以外の分野でのインフレは進展し、低下している。まだ目標値には達していないが、2023年にはインフレ率が過去71年間で最も低下する方向にある」と述べた。 2023-11-28T154548Z_1_LYNXMPEJAR0O3_RTROPTP_1_USA-FED-GOOLSBEE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128154548LYNXMPEJAR0O3 全体のインフレ率、1950年代以来のペースで低下=シカゴ連銀総裁 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T154548+0000 20231128T154548+0000 2023/11/29 00:45 Reuters Japan Online Report Business News マイクロン、第1四半期の売上総利益は収支とんとんに近づくと想定 [28日 ロイター] - 米半導体大手マイクロン・テクノロジーは28日、需給バランスの改善により、第1・四半期(9─11月)の調整後売上総利益が収支とんとんに近づく見込みと発表した。 第1・四半期の調整後1株当たり損失は約1ドルと予想。従来は1.07ドルプラスマイナス0.07ドルの損失を予想していた。 売上高は47億ドルに近づく見込み。従来予想は44億ドルプラスマイナス2億ドルだった。 一方、調整後営業費用は9億9000万ドル。従来予想の9億ドルプラスマイナス1500万ドルを上回る見込み。 同社の株価は序盤の取引で約4%下落。 2023-11-28T151557Z_1_LYNXMPEJAR0N2_RTROPTP_1_YMTC-MICRON-TECH-LAWSUIT.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128151557LYNXMPEJAR0N2 マイクロン、第1四半期の売上総利益は収支とんとんに近づくと想定 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T151557+0000 20231128T151557+0000 2023/11/29 00:15 Reuters Japan Online Report Business News 米住宅価格指数、9月は前年比6.1% 伸び加速=FHFA [28日 ロイター] - 米連邦住宅金融庁(FHFA)が28日発表した9月の米住宅価格指数(季節調整済み)は前年同月比で6.1%上昇と、8月の5.8%上昇(上方改定)から伸びが加速した。住宅市場の回復を浮き彫りにした。 第3・四半期では前年同四半期比5.5%上昇、前四半期比2.1%上昇となった。 9月の前月比は0.6%上昇。8月は0.7%上昇(上方改定)だった。 これとは別に米S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが同日発表した9月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数は、全国の住宅価格指数が前年同月比3.9%上昇した。8月は2.5%上昇だった。 都市別ではデトロイトが最も上昇。前月までシカゴが4カ月連続で最も上昇していた。 2023-11-28T144900Z_1_LYNXMPEJAR0LP_RTROPTP_1_USA-ECONOMY-HOUSING.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128144900LYNXMPEJAR0LP 米住宅価格指数、9月は前年比6.1% 伸び加速=FHFA OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T144900+0000 20231128T144900+0000 2023/11/28 23:49 Reuters Japan Online Report Business News 英労働市場、利下げ検討にはなお過熱=ハスケル中銀委員 [ロンドン 28日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のハスケル委員は、英国の労働市場はまだインフレの影響を受けているとし、中銀は15年来の高水準にある金利を直ちに引き下げることはできないと述べた。 ハスケル委員は28日に行う講演の原稿で「労働市場はなお歴史的に逼迫した状態にある。現在の変化のペースを踏まえると、逼迫の程度がパンデミック(世界的大流行)前の平均的な水準に戻るには少なくとも1年はかかる」と指摘。「金利は多くの人の予想よりも高い水準に、より長い期間にわたり維持されなければならない」と述べた。 2023-11-28T140054Z_1_LYNXMPEJAR0JJ_RTROPTP_1_BRITAIN-BOE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128140054LYNXMPEJAR0JJ 英労働市場、利下げ検討にはなお過熱=ハスケル中銀委員 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T140054+0000 20231128T140054+0000 2023/11/28 23:00 Reuters Japan Online Report Business News インベスコ、来年のアジアクレジット市場を有望視 中国債に強気 Anisha Sircar [28日 ロイター] - 米資産運用会社インベスコは、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ休止観測が高まる中、2024年のアジアクレジット市場のリターン(収益率)が過去2年を上回るとみている。 インベスコ・フィクスド・インカムのアジア太平洋地域担当責任者フレディ・ウォン氏はロイター・グローバル・マーケッツ・フォーラム(GMF)で、FRBが追加利上げを見送る中、アジアの投資適格社債のリターンが「平均10%台半ばになる」と述べた。 アジアのクレジット市場は来年おおむね1桁台後半から2桁台前半のリターンを達成すると予想した。 バンク・オブ・アメリカ(BofA)の調査によると、今年、投資適格社債には1450億ドルの資金が流入し、ハイイールド債からは90億ドル流出している。 BofAのデータによると、アジアの投資適格社債の今年のリターンはプラス1.3%で、米国のマイナス0.9%、EMEAのマイナス1.9%、中南米のマイナス2.3%をアウトパフォームしている。 ウォン氏は、アジアのハイ・イールド債はまだ十分魅力的な投資対象ではないかもしれないとし、来年米国が不況になるとは予想していない、と付け加えた。 投資家は通常、アジアのハイ・イールド市場に投資する際、2桁台前半のリターンを求めるが、市場はまだ「資金を投入する」ほど割安ではないとの見方を示し、「投資家はすでに、投資適格クレジットを通じて6%から8%のハイイールド並みのリターンを得られる」と指摘した。 アジアでは、インドとインドネシアの現地通貨建て債券に「力強い」パフォーマンスを予想。オーストラリアと韓国の債券は米国市場との相関関係が続いているため「良い動きをするだろう」と述べた。 中国債券には今後数年間は強気とした。世界的に中国への投資配分が少ないことを背景に「見逃してはならないビッグトレード」だと指摘した。 ウォン氏は、中国が伝統的なインフラ主導から質の高い成長モデルに変わりつつあり、中国への投資配分も重点を変えなければならないと述べた。 2023-11-28T111716Z_1_LYNXMPEJAR0DH_RTROPTP_1_ASIA-MARKETS-CHINA.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128111716LYNXMPEJAR0DH インベスコ、来年のアジアクレジット市場を有望視 中国債に強気 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T111716+0000 20231128T111716+0000 2023/11/28 20:17 Reuters Japan Online Report Business News 台湾、今年のGDP予測を1.42%増に下方修正 輸出低迷 [台北 28日 ロイター] - 台湾主計総処は28日、今年の域内総生産(GDP)予測を前年比1.42%増に下方修正した。8月時点の予測は1.61%増だった。 輸出が前年比9.9%減少する見通し。従来予測は9.51%減。 昨年のGDPは2.45%増だった。 来年のGDP予測は3.32%増から3.35%増に上方修正した。輸出の予測は6.33%増。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T095804+0000 2023/11/28 18:58 Reuters Japan Online Report Business News ユーロ圏企業向け融資、10月は2015年以来の減少=ECB [フランクフルト 28日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が28日発表したユーロ圏の10月の企業向け融資は2015年以来初めて減少した。 企業向け融資は前年比0.3%減少で、9月の0.2%増からマイナスに転じた。家計向け融資は前年比0.8%増から0.6%増に鈍化した。 マネーサプライM3の前年比伸び率はマイナス1.0%。前月のマイナス1.2%からやや改善した。市場予想はマイナス0.9%だった。 2023-11-28T094948Z_1_LYNXMPEJAR0AW_RTROPTP_1_EUROPE-BONDS-AFME.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128094948LYNXMPEJAR0AW ユーロ圏企業向け融資、10月は2015年以来の減少=ECB OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T094948+0000 20231128T094948+0000 2023/11/28 18:49 Reuters Japan Online Report Business News 日本生命、介護最大手のニチイ買収へ 2100億円で [東京 28日 ロイター] - 日本生命保険は、介護最大手のニチイ学館を傘下に持つニチイホールディングスを買収する。日生の広報担当者が明らかにした。当局の認可を得るため、金融庁と協議している。 株式の99.6%を約2100億円で取得する。ニチイは2020年、経営陣による買収(MBO)の一環としてベインキャピタル系のファンドが株式を公開買い付けした。 2023-11-28T094508Z_1_LYNXMPEJAR0AR_RTROPTP_1_NIPPONLIFE-INVESTMENT.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128094508LYNXMPEJAR0AR 日本生命、介護最大手のニチイ買収へ 2100億円で OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T094508+0000 20231128T094508+0000 2023/11/28 18:45 Reuters Japan Online Report Business News ECB利上げ、必ずしも終了せず=独連銀総裁 [ニコシア 28日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は28日、インフレ見通しが悪化すれば追加利上げが必要になる可能性があると主張、早急な金融緩和は避けるべきだと述べた。 市場は来年初めの利下げを織り込んでいるが、キプロスで講演したナーゲル氏は「必ずしも現在の利上げサイクルが終わったわけではない」とし「当然、インフレ見通しが悪化すれば、再び利上げが必要になる可能性がある」と述べた。 インフレ率が予想よりも早くECBの目標である2%に戻るという下振れサプライズの「可能性はかなり低く」、利下げについて推測するのは時期尚早だとも発言した。 同氏は、来年の経済成長が上向くと予測。賃金の伸びは依然として力強く、エネルギー価格下落によるディスインフレ効果は消滅したとし、バランスシートの「大幅な」縮小を通じて金融政策を一段と引き締める論拠があると主張した。 金融緩和はインフレ率が間違いなく2%に戻りつつある場合にのみ行うべきであり、その場合でも早すぎるよりは遅すぎる方が良いとの認識も示した。 2023-11-28T091617Z_1_LYNXMPEJAR09Z_RTROPTP_1_BUNDESBANK-RESULTS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231128:nRTROPT20231128091617LYNXMPEJAR09Z ECB利上げ、必ずしも終了せず=独連銀総裁 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231128T091617+0000 20231128T091617+0000 2023/11/28 18:16

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