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在中国EU商工会議所、コロナ政策の修正提言 「企業が苦境に」
[上海 11日 ロイター] - 中国に進出した欧州企業で構成する在中国EU(欧州連合)商工会議所は11日、中国国務院に書簡を送り、中国の新型コロナウイルス感染防止対策により企業が陥っている苦境について説明したと明らかにした。
ロイターが入手した書簡によると、感染者の自宅での隔離を容認するなど、中国のコロナ政策の修正を提言した。
OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220411T081204+0000
2022/04/11 17:12
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為替の円安、関西経済全体としてプラス面が大きい=日銀大阪支店長
[東京 11日 ロイター] - 日銀大阪支店の高口博英支店長(理事)は11日の支店長会議後の会見で、為替円安は関西経済全体にとってプラスに作用する面が大きいとの認識を示した。
関西は電機や一般機械などの輸出産業や、海外で現地生産を行う産業の比重が高く、円安はこれら産業の収益拡大につながると指摘。輸出企業の株価上昇を通じて個人消費の下支えにもなるとした。一方、円安の影響は経済主体や企業の業種・規模によってばらつきがあることには注意が必要とも語った。
これまで国際商品市況は幅広い品目で上昇してきたが、ウクライナ情勢を受けて原油や天然ガス、一部金属等が一段と上昇していると指摘。関西でもエネルギー関連企業や素材メーカー、価格交渉力のある企業では、原材料費の上昇分の価格転嫁を進めていると述べた。
もっとも、中小企業や非製造業では価格転嫁が難しい企業が少なくなく、価格転嫁が進まない場合には企業収益を下押しし、実質所得の低下などを通じて個人消費を下押す可能性があると語った。
大阪支店は同日発表した地域経済報告(さくらリポート)で、近畿地域の景気について「全体として持ち直し基調にある」とし、前回1月の「全体として持ち直している」から判断を引き下げた。先行きはコロナ感染症や供給制約、原材料価格の上昇、地政学リスクなどの動向に注視が必要とした。
2022-04-11T071053Z_1_LYNXNPEI3A060_RTROPTP_1_BOJ-OSAKA.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220411:nRTROPT20220411071053LYNXNPEI3A060 大阪・道頓堀を行き交う人たち=12日午後、大阪市中央区 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220411T071053+0000 20220411T071053+0000
2022/04/11 16:10
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日経平均は反落、手掛かり材料難から模様眺めムード
[東京 11日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落し、大引けは前日比164円28銭安の2万6821円52銭となった。手掛かり材料難から模様眺めムードが支配した。
前週末8日の米国株式市場は、不安定な地合いの中、ダウ工業株30種が上昇。米10年債利回りが3年ぶりの高水準を付け、銀行株が回復した。一方、S&P総合500種とナスダック総合は下落した。
これを受けた日本株は前場は一時プラスとなる場面があったものの、中盤以降は総じて「月曜ボケ」のような状態となり、安値圏で一進一退。手掛かり材料に乏しい中、フィラデルフィア半導体(SOX)指数の大幅下落を受け、半導体関連株などが上値を抑える格好となった。
個別では、前週末に好決算を発表した安川電機の動きが注目されたものの、中盤から失速。指数寄与度が大きいファーストリテイリングの下落も日経平均の動きを重くした。
半面、岸田文雄首相が8日の会見で、対ロシア制裁を巡って懸念される日本のエネルギー不足の可能性について「夏や冬の電力逼迫を回避するため再生エネルギーや原子力など脱炭素の効果の高い電源を最大限活用する」と述べたことを受け、東京電力ホールディングスが東証プライム市場で値上がり率第1位となるなど、電力株や再生エネルギー関連株が幅広く物色された。
市場では「原油高、米金利上昇が意識される一方で、下値も底堅い。当面は上値、下値ともに行きづらい展開となるのではないか」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声が聞かれる。
TOPIXは0.38%安。東証プライム市場の売買代金は、2兆5014億8100万円だった。東証33業種では、精密機器、情報・通信業、電気機器などハイテク系が下落した一方、電気・ガス業の上昇が目立つ。
プライム市場の騰落数は、値上がり600銘柄(32%)に対し、値下がりが1189銘柄(64%)、変わらずが50銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 26821.52 -164.28 26877.60 26720.46
─27004.50
TOPIX 1889.64 -7.15 1892.70 1881.82
─1897.55
東証出来高(万株) 114889 東証売買代金(億円) 25014.81
2022-04-11T064010Z_1_LYNXNPEI3A05K_RTROPTP_1_JAPAN-STOCKS-TSE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220411:nRTROPT20220411064010LYNXNPEI3A05K 日経平均は反落、手掛かり材料難から模様眺めムード OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220411T064010+0000 20220411T064010+0000
2022/04/11 15:40
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午後3時のドル買い進む、125円前半 米長期金利上昇で
[東京 11日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末のニューヨーク市場終盤(124.32/35円)に比べてドル高/円安の124.99/01円。時間外取引での米金利上昇を材料にドル買いが進んだ。その後、直近高値の125.105円を上抜け、2015年8月以来の円安水準を付けた。
足元では米10年債利回りが2.76%台、米5年債利回りが2.81%台と、いずれも高水準で推移している。先週はドルの調整ムードが続いていたが、「きょうは金利上昇に沿う形でドル/円が上昇している」(SMBC信託銀行のマーケットアナリスト・合澤史登氏)との声が聞かれた。
ニッセイ基礎研究所の上席エコノミスト、上野剛志氏は「明日米国で消費者物価指数(CPI)が発表予定となっており、今回も強い伸びが予想されている中、(CPIへの)期待感を先取りしてドル買いが進んでいるのではないか」と話した。
節目として意識された直近高値の125.10円を抜けたことでドル買いに弾みがつくか、注目されている。
ニッセイ基礎研の上野氏は「FRBはタカ派姿勢を強めているが、米経済が利上げについてこられるかが今後の焦点になる」と指摘。目先は明日公表の米CPIに注目が集まるが、その後は14日の米小売売上高に市場の関心が移っていくのではないかという。
ユーロ/ドルは1.0891ドル付近で、一進一退の展開が続いた。ユーロ/円は136.13円付近で堅調。3月31日以来の高値で取引されている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 124.99/01 1.0891/95 136.13/17
午前9時現在 124.39/41 1.0883/87 135.38/42
NY午後5時 124.32/35 1.0876/80 135.14/18
2022-04-11T063838Z_1_LYNXNPEI3A05G_RTROPTP_1_GLOBAL-FOREX.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220411:nRTROPT20220411063838LYNXNPEI3A05G 午後3時のドル買い進む、125円前半 米長期金利上昇で OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220411T063838+0000 20220411T063838+0000
2022/04/11 15:38
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英GDP、2月は前月比+0.1% 予想下回る
[ロンドン 11日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が11日発表した2月の国内総生産(GDP)は前月比0.1%増と、市場予想の0.3%増を下回った。
新型コロナウイルス流行前の2年前との比較では1.5%増。
2022-04-11T062126Z_1_LYNXNPEI3A04Z_RTROPTP_1_HEALTH-CORONAVIRUS-BRITAIN.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220411:nRTROPT20220411062126LYNXNPEI3A04Z 英GDP、2月は前月比+0.1% 予想下回る OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220411T062126+0000 20220411T062126+0000
2022/04/11 15:21
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3月工作機械受注は前年比30.2%増、17カ月連続プラス=工作機械工業会
[東京 11日 ロイター] - 日本工作機械工業会が11日発表した3月の工作機械受注(速報値)は前年比30.2%増の1664億8400万円だった。前年比でのプラスは17カ月連続。前月比では19.8%増だった。
内需は前年比48.3%増(前月比22.9%増)の600億5000万円。外需は同21.8%増(前月比18.1%増)の1064億3400万円。
2022-04-11T061158Z_1_LYNXNPEI3A04S_RTROPTP_1_JAPAN-ECONOMY-TRADE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220411:nRTROPT20220411061158LYNXNPEI3A04S 3月工作機械受注は前年比30.2%増、17カ月連続プラス=工作機械工業会 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220411T061158+0000 20220411T061158+0000
2022/04/11 15:11
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グロース株に買いも、決算やCPIに注目=今週の米株式市場
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 11日からの週の米株式市場は、このところ下落しているグロース(成長)株やハイテク株に買いが入る可能性がある。米連邦準備理事会(FRB)によるインフレ抑制の取り組みで景気が減速すれば、グロース株がアウトパフォームするとの思惑がある。
グロース株は今年、FRBのタカ派転換の打撃を受けており、ラッセル1000グロース指数は年初来の下落率が11%超と、S&P総合500種の5%強を上回っている。一方、景気に敏感なバリュー(割安)株はほぼ横ばいとなっている。
FRBのインフレ抑制策で金利上昇が続き、将来のキャッシュフローにバリュエーションが大きく左右されるグロース株のマイナス要因になるとの見方が背景にある。一方、バリュー株は堅調な経済や商品価格上昇が支援材料となっている。
金融引き締めで景気が減速すれば、こうした流れが転換する可能性がある。そうなれば、一部投資家にとってグロース株の投資妙味が増すことになる。
FRBの積極的な引き締め観測を背景に、米国債市場では2年債利回りが10年債利回りを一時上回り、景気への懸念を示すとされる「逆イールド」が見られた。
フローバンクの最高投資責任者エスティー・ドゥウェック氏は「リセッション(景気後退)懸念が強まれば、バリュー株から資金が大きくシフトする」とし、「持続的な収益の伸びが再びより重要になる」と述べた。自身のポートフォリオではハイテク株の比重を増やしているという。
CFRAのデータによると、逆イールド発生後の半年間はグロース株がアウトパフォームする傾向があり、ラッセル1000グロース指数は1978年以降のそうした期間に平均6.4%上昇、バリュー株は4.4%上昇した。また、景気後退局面でバリュー株が平均6.8%下落したのに対し、グロース株の下落は平均0.6%だったという。
一方、米国債利回りの上昇が続く中で、一部のアナリストはグロース株の回復に懐疑的な見方を示している。
このほか、11日からの週には決算シーズンが始まる。地政学的な不透明感の高まりや商品価格上昇の中で、企業業績の動向を精査する機会になる。12日発表の3月の米消費者物価指数(CPI)も注目される。
2022-04-11T053731Z_1_LYNXNPEI3A04B_RTROPTP_1_USA-STOCKS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220411:nRTROPT20220411053731LYNXNPEI3A04B グロース株に買いも、決算やCPIに注目=今週の米株式市場 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220411T053731+0000 20220411T053731+0000
2022/04/11 14:37
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景気判断、9地域中8地域で下げ コロナや供給制約影響=日銀地域経済報告
[東京 11日 ロイター] - 日銀は11日に公表した地域経済報告(さくらリポート)で、全9地域中、中国を除く8地域で判断を引き下げた。中国は据え置いた。
多くの地域で引き続き持ち直し方向の判断ながら、新型コロナウイルス感染症の再拡大や一部の供給制約の影響もあって8地域の判断が引き下げられた。
新型コロナの変異株「オミクロン株」の感染拡大で個人消費は全9地域で引き下げ。供給制約が影響し、生産は東北・北陸・東海・九州沖縄の4地域で引き下げとなった。
(和田崇彦)
2022-04-11T053414Z_1_LYNXNPEI3A049_RTROPTP_1_HEALTH-CORONAVIRUS-VARIANT-JAPAN.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220411:nRTROPT20220411053414LYNXNPEI3A049 景気判断、9地域中8地域で下げ コロナや供給制約影響=日銀地域経済報告 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220411T053414+0000 20220411T053414+0000
2022/04/11 14:34
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中国不動産開発の正栄地産、オフショア債2本でデフォルト
[香港 11日 ロイター] - 中国の不動産開発会社、正栄地産集団は、上海市の都市封鎖(ロックダウン)が理由で、オフショア債2本の利払いでデフォルト(債務不履行)を起こし、今後数カ月でさらに4件のデフォルトを見込んでいると明らかにした。ただ、5月末までに全ての支払いを実施する方針だとした。
株価は香港市場の前場に10%下げた。社債価格も急落した。
同社は10日付の提出資料で、上海のロックダウンが原因で過去数週間にわたり業務の一部が停止しており、販売や資産売却にも遅れが出ていると説明。
3月10日が期日だった社債2本の利払い計2040万ドルについて、30日間の猶予期間が終了するまでに履行できなかったと明らかにした。また、4月10日と14日、5月14日に利払いの猶予期間が終了する社債についても利払いができず、4月13日が期日の2021年4月発行債の2340万ドルの元本償還も不履行となる恐れがあるとした。
これら4本の社債の発行額は8億6000万ドルを超えている。
2022-04-11T052605Z_1_LYNXNPEI3A045_RTROPTP_1_BRITAIN-EU.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220411:nRTROPT20220411052605LYNXNPEI3A045 中国不動産開発の正栄地産、オフショア債2本でデフォルト OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220411T052605+0000 20220411T052605+0000
2022/04/11 14:26
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自動車用半導体不足、23年も続く公算=独BMWトップ
[ベルリン 11日 ロイター] - 独高級自動車メーカーBMWのオリバー・ツィプセ最高経営責任者(CEO)は、2023年も半導体不足が自動車業界で問題になる公算が大きいとの認識を示した。ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング紙が11日、インタビュー記事を掲載した。
ツィプセ氏は「まだ半導体不足の真っただ中にいる」と指摘し、「遅くとも来年には改善が見られると予想しているが、23年は根本的な不足に対処する必要がある」と述べた。
2022-04-11T044411Z_1_LYNXNPEI3A03F_RTROPTP_1_GERMANY-ECONOMY-BMW.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220411:nRTROPT20220411044411LYNXNPEI3A03F 自動車用半導体不足、23年も続く公算=独BMWトップ OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220411T044411+0000 20220411T044411+0000
2022/04/11 13:44
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米テスラ、3月の中国自動車販売台数は前月比16%増=業界団体
[上海 11日 ロイター] - 中国乗用車協会(CPCA)が11日発表したデータによると、米電気自動車(EV)大手テスラの3月中国販売台数は、前月比16%増の6万5814台台だった。
テスラの上海工場での生産台数は5万5462台と前月比154台の増加にとどまった。
3月の総EV生産台数は各地での新型コロナウイルス対策により、予想を大幅に下回ったと指摘した。
乗用車販売台数は全体で161万台と前年同月比10.9%減少した。
2022-04-11T043513Z_1_LYNXNPEI3A03A_RTROPTP_1_HEALTH-CORONAVIRUS-TESLA-CHINA.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220411:nRTROPT20220411043513LYNXNPEI3A03A 米テスラ、3月の中国自動車販売台数は前月比16%増=業界団体 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220411T043513+0000 20220411T043513+0000
2022/04/11 13:35
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原油先物は下落、上海封鎖やIEA加盟国の備蓄放出が重荷
[11日 ロイター] - アジア時間の原油先物は急落。国際エネルギー機関(IEA)加盟国による過去最大規模の石油備蓄放出や中国の上海市などのロックダウン(都市封鎖)が引き続き相場の弱材料として意識されている。
0139GMT(日本時間午前10時39分)時点の北海ブレント先物は2.04ドル(2%)安の1バレル=100.74ドル。その後下げ足を速め、100ドルを割り込んだ。
米WTIは1.94ドル(2%)安の96.32ドル。その後、下げ幅が3ドル超に広がった。
上海市の新型コロナウイルス感染拡大を受けたロックダウンが続いており、市場は世界最大の原油輸入国である中国の動向を依然、注視している。
IEAは今月、米国以外の加盟国が向こう6カ月に6000万バレルを石油備蓄から放出し、米国は発表済みの1億8000万バレルのうち、6000万バレルを協調的に放出すると発表した。
合わせて2億4000万バレルの備蓄放出は前例がなく、日量100万バレル強に相当する。これが相場の沈静化につながっており、期先ほど安くなるバックワーデーション(逆ざや)が急速に縮小している。
2022-04-11T031423Z_1_LYNXNPEI3A02G_RTROPTP_1_UKRAINE-CRISIS-IEA-OIL.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220411:nRTROPT20220411031423LYNXNPEI3A02G 原油先物は下落、上海封鎖やIEA加盟国の備蓄放出が重荷 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220411T031423+0000 20220411T031423+0000
2022/04/11 12:14
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前場の日経平均は反落、米株やアジア株の軟調な動きを嫌気
[東京 11日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比192円34銭安の2万6793円46銭と、反落して午前の取引を終えた。前場中盤ではプラス圏に浮上する場面があったが、心理的節目の2万7000円回復後は利益確定売りに押され、再びマイナス圏に転落した。米長期金利が上昇する中、ハイテク株安となった米市場の動向を嫌気したほか、このところのアジア株の軟調な値動きも重しとなった。
前週末の米国株式市場は、不安定な地合いの中、ダウ工業株30種が上昇した。米10年債利回りが3年ぶりの高水準を付け、銀行株が回復した。一方、S&P総合500種とナスダック総合は下落した。
日経平均は前週末の米ナスダック安が嫌気され、108円安と反落スタート。その後はプラス圏に浮上し18円70銭高の2万7004円50銭で高値をつけたが、アジア市場での軟調な展開を受け再びマイナス圏に転落した。
市場では「上海でのロックダウン(都市封鎖)やウクライナ情勢などの懸念材料がある中で決算シーズンが始まり、積極的に買いづらい。ただ、25日移動平均線(2万6800円近辺)近辺では押し目買いも入り、下値は堅い」(東洋証券・大塚竜太ストラテジスト)との声が聞かれた。
TOPIXも反落し0.61%安の1885.18ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆1754億9700万円だった。東証33業種では、精密機器、電気機器、情報・通信業などの18業種が値下がり。半面、電気・ガス業、鉱業、銀行業などの15業種が値上がりした。
個別では、前週末8日に企業決算を発表した安川電機が2.31%安。朝方は続伸スタートとなったが、その後マイナス圏に沈んだ。2023年2月期通期(国際会計基準)の連結営業利益は720億円と前期に続き最高益を更新する見込みだが、市場では「やや楽観的な予想かもしれない」(国内証券)との指摘があった。
そのほか、東京電力ホールディングスが12.82%高で年初来高値を更新。東証プライム市場の値上がり率トップとなった。8日、岸田文雄首相が懸念される日本のエネルギー不足の可能性について「再生エネルギーや原子力など脱炭素の効果の高い電源を最大限活用する」と述べたことなどが手掛かりとなった。レノバ、ウエストホールディングス、イーレックスなどの再生可能エネルギー関連の一角もしっかりだった。
そのほか、リクルートホールディングス、オムロン、テルモが軟調。アステラス製薬、第一三共は買われた。
プライム市場の騰落数は、値上がり463銘柄(25%)に対し、値下がりが1333銘柄(72%)、変わらずが43銘柄(2%)だった。
2022-04-11T030801Z_1_LYNXNPEI3A02F_RTROPTP_1_JAPAN-STOCKS-TSE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220411:nRTROPT20220411030801LYNXNPEI3A02F 前場の日経平均は反落、米株やアジア株の軟調な動きを嫌気 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220411T030801+0000 20220411T030801+0000
2022/04/11 12:08
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エアバス、「A330ネオ」受注減 エアアジアXのキャンセルで
[パリ 8日 ロイター] - 欧州航空機大手エアバスが8日に公表した月間データによると、主要顧客であるマレーシアのエアアジア・エックス(AAX)が中型機「A330ネオ」を63機キャンセルしたため、同機の受注が3月に約5分の1減少した。
AAXは債務再編を進める中、「A321neo」も10機キャンセルした。
第1・四半期の引き渡しは142機で前年同期比13%超増加した。ただ、対ロシア制裁の影響でアエロフロート向け2機がキャンセルとなったため、実質140機だった。
エアバスは、アエロフロート向け「A350」2機を12月末時点の引き渡し数に入れていたが、実際には引き渡しが行われなかったという。
2022-04-11T030228Z_1_LYNXNPEI3A02D_RTROPTP_1_FRANCE-AIRSHOW-MACRON.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220411:nRTROPT20220411030228LYNXNPEI3A02D エアバス、「A330ネオ」受注減 エアアジアXのキャンセルで OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220411T030228+0000 20220411T030228+0000
2022/04/11 12:02
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中国PPI、3月は前年比+8.3% 予想上回る
[北京 11日 ロイター] - 中国国家統計局が11日発表した3月の生産者物価指数(PPI)は前年比8.3%上昇と、伸び率は前月の8.8%から鈍化したが、市場予想の7.9%を上回った。
ロシアのウクライナ侵攻や供給網の制約が物価上昇要因となっている。
3月の消費者物価指数(CPI)は前年比1.5%上昇と、2月の0.9%から伸びが加速し、市場予想の1.2%上昇も上回った。
3月の食品価格は1.5%低下し、CPI全体を0.28%ポイント下押しした。2月は3.9%低下していた。
INGのチーフエコノミスト、アイリス・パン氏は、新型コロナウイルスのロックダウン(都市封鎖)が続けば、上海市の経済は今月だけでも6%縮小し、その規模は中国経済全体で2%の縮小になると指摘した。
大半のアナリストは、人民銀行が景気下支えに向け借り入れコストや預金準備率を引き下げたり、流動性を拡大すると予想している。
2022-04-11T020425Z_1_LYNXNPEI3A01I_RTROPTP_1_CHINA-ENERGY-CONSUMPTION.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220411:nRTROPT20220411020425LYNXNPEI3A01I 中国PPI、3月は前年比+8.3% 予想上回る OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220411T020425+0000 20220411T020425+0000
2022/04/11 11:04
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国内景気、資源高の影響受けつつも回復していく=黒田日銀総裁
[東京 11日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は11日に開いた支店長会議で挨拶し、景気の先行きについて、新型コロナウイルス感染症によるサービス消費への下押し圧力や供給制約の影響が和らぐもとで、資源高の影響を受けつつも回復していくとの見通しを示した。消費者物価指数(除く生鮮食品、コアCPI)は当面、エネルギー価格の大幅上昇などでプラス幅をはっきりと拡大すると指摘。当面はコロナの影響を注視し、必要があれば躊躇なく追加緩和すると改めて強調した。
黒田総裁は景気の現状について「新型コロナウイルス感染症の影響などから一部に弱めの動きもみられるが、基調としては持ち直している」との見方を示した。物価については「マクロ的な需給ギャップの改善や中長期的な予想物価上昇率の高まりなど背景に、基調的な物価上昇圧力が高まっていく」とも述べた。
リスク要因に感染症の動向とウクライナ情勢を挙げ、ウクライナ情勢については国際金融資本市場や資源価格、海外経済の動向などを通じて「日本の経済・物価に及ぼす影響についてもきわめて不確実性が高い」と話した。
黒田総裁は、2%の物価安定目標の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで長短金利操作付き量的・質的金融緩和を継続すると改めて表明。マネタリーベースは、コアCPIの前年比上昇率の実績値が安定的に2%超えるまで拡大方針を継続するとした。政策金利については、現在の長短金利の水準またはそれを下回る水準で推移することを想定しているとした。「企業等の資金繰り支援と金融市場の安定維持に努めていく」とも述べた。
(和田崇彦)
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2022/04/11 10:33
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清水日銀企画局長、午後1時から参院決算委に出席=国会筋
[東京 11日 ロイター] - 国会筋によると、日銀の清水誠一企画局長が11日の参議院決算委員会に出席する。午後1時から同30分まで西田昌司委員(自由民主党・国民の声)の質問に答える予定。
OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220411T012819+0000
2022/04/11 10:28
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内田日銀理事、午前11時12分から衆院決算行政監視委に出席=国会筋
[東京 11日 ロイター] - 国会筋によると、日銀の内田真一理事が11日の衆院・決算行政監視委員会に出席する。午前11時12分から同30分まで、多ケ谷亮議員(れいわ新選組)の質問に答える予定。
OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220411T004109+0000
2022/04/11 09:41
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安川電機株が逆行高、市場予想上回る営業益見通し 「楽観的」の声も
[東京 11日 ロイター] - 11日の株式市場で安川電機が逆行高となり、続伸している。2023年2月期通期(国際会計基準)の連結営業利益が720億円になりそうだと8日に発表し、手掛かりになっている。IBESがまとめたアナリスト23人のコンセンサス予想の平均値661億円を上回り、前期に続き最高益を更新する見込み。
市場では「中国景気の減速が製造業の懸念材料となる中、前向きな見通しが示され、関連銘柄にポジティブ」(国内証券)との声が出ている。一方、会社が想定するドル/円レートは足元の為替水準に近い120円となっており「やや楽観的な予想かもしれない」(別の国内証券)との指摘も聞かれる。
安川電は、各事業部門、各地域で好調が続くと見通す。EV(電気自動車)や5G、環境関連などで好調を維持しており「市場の投資意欲は落ちていない」(同社)という。原料高には値上げで対応する。
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2022/04/11 09:18
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日経平均は反落スタート、米長期金利上昇を警戒 半導体関連は安い
[東京 11日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比108円20銭安の2万6877円60銭と、反落してスタートした。米長期金利が上昇する中、ハイテク株安となった米市場の動向を嫌気する形となっている。
東京エレクトロンなど半導体関連株や電子部品株は弱い銘柄が目立つ。主力株では、トヨタ自動車が小安いほか、ソニーグループは軟調となっている。指数寄与度の大きいファーストリテイリング、ソフトバンクグループもさえない。
一方、三菱UFJフィナンシャル・グループなどの銀行株は小じっかり。
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2022/04/11 09:15
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高インフレ、勢い鈍っても来年まで継続=クリーブランド連銀総裁
[ワシントン 10日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は10日、インフレ率は今年から来年にかけて下落軌道を描きながらも、2%を上回る高い水準にとどまるとの見通しを示した。
米CBSの番組で、連邦準備理事会(FRB)の利上げは住宅や自動車などのローンの金利を押し上げることで、「供給を上回るペースで伸びている過剰な需要の低下につながり、物価上昇圧力を押し下げることになる」と説明した上で、「そうなるまでにはいくらか時間がかかる」との見方を示した。
また、現在の経済成長と力強い労働市場は金融引き締め局面でも継続すると「楽観的」に捉えていると語った。
「われわれはリセッション(景気後退)を招くことなく、供給に比較して過剰な需要を低下させることができる」と述べた。「インフレをコントロール下に置くことが非常に重要だ。現時点で、それが最大の課題だ」と語った。
FRBが重視する物価指標は年率で6.4%の伸びを示しており、メスター氏は多くの家計に「真の痛み」をもたらしていると指摘。失業率は3.6%と歴史的低水準にあり、多くの労働者は賃金が大きく増えているが、物価は多くのケースで賃金より速いペースで伸びているとの認識を示した。
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2022/04/11 07:25
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S&P、ロシアの外貨建て格付けを「選択的債務不履行」に
[メルボルン 8日 ロイター] - S&Pグローバル・レーティングは、ロシアの外貨建て格付けを「選択的債務不履行(SD)」に引き下げた。海外の債券保有者に対する返済能力と返済意欲が失われるリスクが高まったとしている。
同社はロシアが4日にドル建てユーロ債の元利をルーブル建てで支払ったと理解していると表明。「投資家が受け取ったルーブルを当初の支払額に相当するドルに両替することは不可能で、政府が30日間の猶予期間中にそうした両替を行うこともないと現時点で予想している」と述べた。
ロシアに対する制裁は今後さらに拡大する見通しで「海外の債券保有者に対する支払い条件を順守する意思と技術的な能力が妨げられる」可能性が高いとしている。
2022-04-10T083016Z_1_LYNXNPEI3903V_RTROPTP_1_UKRAINE-CRISIS-RUSSIA-ROUBLE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220410:nRTROPT20220410083016LYNXNPEI3903V S&P、ロシアの外貨建て格付けを「選択的債務不履行」に OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220410T083016+0000 20220410T083016+0000
2022/04/10 17:30
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スリランカ、インフレ対応で7%大幅利上げ 経済危機で物資不足
[コロンボ 8日 ロイター] - スリランカ中央銀行は8日、主要政策金利を7%ポイント引き上げた。インフレの抑制が狙い。前例のない大幅利上げとなった。
同国は経済危機に見舞われており、輸入への支払い資金が枯渇状態。生活必需品の不足で物価が高騰。現地では1カ月以上にわたって抗議活動が続いている。
常設貸出金利を14.50%に、常設預金金利を13.50%にそれぞれ引き上げた。
中銀は、総需要の高まり、国内の供給混乱、自国通貨の急落、世界的なコモディティー価格高を背景にインフレ圧力が続く可能性があると表明。「今回の利上げを通じ、できる限り早期にこうした状況から脱するとの強いメッセージを投資家と市場に送る」としている。
2022-04-10T082711Z_1_LYNXNPEI3903S_RTROPTP_1_SRI-LANKA-RUPEE-EXCHANGERATE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220410:nRTROPT20220410082711LYNXNPEI3903S スリランカ、インフレ対応で7%大幅利上げ 経済危機で物資不足 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220410T082711+0000 20220410T082711+0000
2022/04/10 17:27
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カナダ3月失業率、過去最低の5.3% 労働市場の引き締まり鮮明
[オタワ 8日 ロイター] - カナダ統計局が8日発表した3月の失業率は5.3%となり、過去最低を更新した。労働市場が引き締まっていることが鮮明となった。雇用者数は7万2500人増だった。
雇用者数の増加はアナリスト予想の8万人をわずかに下回った。失業率は予想通りだった。
正規雇用者の時間当たり賃金は3.7%増と、2月の3.3%増から増加幅が拡大した。
デジャルダン・グループのチーフエコノミスト、ジミー・ジーン氏は「『完全雇用』を超えた。労働市場が過熱していることが賃金の伸びに表れている」と指摘した。
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2022/04/09 06:56
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ロシア中銀、ルーブル下落阻止目的の資本規制を緩和
[8日 ロイター] - ロシア中央銀行は8日、ルーブル相場の下落阻止に向け暫定的に導入した資本規制を緩和すると発表した。
個人による現金外貨購入を認めるほか、証券会社を通じて外貨を購入する際の手数料を廃止する。
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2022/04/09 06:53
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NY市場サマリー(8日)株価まちまち、ドル指数一時2年ぶり高値 10年債利回り上昇
[8日 ロイター] -
<為替> 主要6通貨に対するドル指数が約2年ぶりに100台に乗せた。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ対応に積極的に動くとの観測から、週間ベースでの上昇率は約1カ月ぶりの大きさとなった。
ドル指数は100.19まで上昇し、2020年5月以来の高値を更新。終盤の取引ではほぼ横ばいの99.822となったが、週初からは約1.3%上昇した。
ユーロがウクライナ戦争の経済コストや仏大統領選を巡る懸念で圧迫される中、ドル指数は過去1カ月にわたり上昇している。
ユーロは一時、1.0837ドルと、1カ月ぶり安値を更新。終盤の取引で0.3%安の1.0853ドル。7営業日連続で下落した。
欧州中央銀行(ECB)が7日に公表した3月理事会の議事要旨で、利上げの条件が満たされたか、もしくは近く満たされるとの見方から、一部当局者が一段と踏み込んだ行動を促していたことがことが判明。
ドルは対円でも上昇。124.67円と、約1週間ぶりの高値を付けた。終盤の取引では0.3%高の124.355円。週初からは1.5%上昇した。
<債券> 連邦準備理事会(FRB)がタカ派姿勢を強めるとの見方から国債利回りが上昇し、10年債利回りは一時2.7%台に乗せた。
10年債利回りは一時、2019年3月以来の高水準となる2.73%に上昇。10年物インフレ連動債利回りはプラス圏回復まで15ベーシスポイント(bp)に迫った。
国債利回りは5日のブレイナードFRB理事の発言を受け上昇。ブレイナード氏は、FRBは「系統的に」利上げを行い、早ければ来月にも約9兆ドルのバランスシートの縮小に着手し、前回の縮小時よりも「かなり」早いペースで縮小を進めると述べた。
今週は10年債に加え、2年債と5年債の利回りも大きく上昇。2年債と10年債の利回り逆転は解消した。
終盤の取引で10年債利回りは5.2bp上昇の2.706%。月初からは36bp上昇し、4月に入ってからまだ日が浅いにもかかわらず、月次ベースでの上昇幅としては約5年ぶりの大きさになっている。
2年債利回りは5.8bp上昇の2.520%。
2年債と10年債の利回り格差は18.41bp。
30年債利回りは3.7bp上昇の2.726%。一時は2.76%と、19年5月以来の高水準を付けた。
<株式> 不安定な地合いの中、ダウ工業株30種が上昇した一方、S&P総合500種が下落した。売られていた銀行株が回復した。
米指標10年債利回りが2.73%と3年ぶりの高水準を付けたことを受け、前日に13カ月ぶりの安値を付けていたS&P銀行指数が1.18%高となった。年初来では10.8%安。
銀行大手が軒並み上昇。JPモルガン・チェースが1.8%、バンク・オブ・アメリカが0.7%、シティグループが1.7%、ゴールドマン・サックスが2.3%それぞれ上昇した。
ラッセル1000バリュー・インデックスが0.51%上昇した一方、ラッセル1000グロース・インデックスが1.09%下落した。
米銀大手は来週、第1・四半期の決算発表シーズンを迎える。前年同期がトレーディングなどが例外的に好調だったことから大幅な減益が見込まれている。
米取引所の合算出来高は約103億7000万株だった。
週間ではS&Pが1.16%、ダウが0.28%、ナスダック総合が3.86%それぞれ下落した。急速な利上げが景気後退を招くとの見方が広がった。
8日はテスラ、エヌビディア、アルファベットが1.9─4.5%安。米債利回りの上昇が重しとなり、大型株は今週の下げを広げた。
アマゾン・ドット・コムやアップルなどテクノロジー関連の大型株で構成される「NYSE FANG+(ファングプラス)指数」は1.76%安。フィラデルフィア半導体(SOX)指数も2.42%下げた。
個別銘柄では、米オンライン取引プラットフォームのロビンフッド・マーケッツが6.88%安。ゴールドマン・サックスが投資判断を引き下げた。一方、投資判断が引き上げられた米スーパーマーケットチェーン大手のクローガーは2.99%上昇した。
<金先物> 白金・パラジウムへの買いが波及し、続伸した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比7.80ドル(0.40%)高の1オンス=1945.60ドル。週間では1.14%上昇した。
強弱要因が交錯し、朝方までは前日終盤の水準付近でもみ合い。米金融引き締め加速観測を背景とした金利・ドルの上昇が重しとなる一方、インフレ高進懸念に伴うヘッジ買いが相場を支えた。しかし、午前の中ごろに買いが優勢となり、6月物は一時1952.20ドルまで上昇。 ロンドン白金・パラジウム(LPPM)市場がロシアの2業者の登録停止を発表したことがきっかけとなった。両貴金属の主要生産国であるロシアからの供給が停滞するとの懸念から白金・パラジウム先物相場で買いが活発化し、金塊相場も連れ高となった。ロンドン貴金属市場協会(LBMA)は3月7日に、ロシアの精錬業者6社の登録停止を発表している。
<米原油先物> 終盤にかけて買いが広がり、4日ぶりに反発した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値(終値に相当)は前日比2.23ドル(2.32%)高の1バレル=98.26ドル。6月物は2.22ドル高の97.73ドルだった。
石油の主要消費国による備蓄の協調放出を受けた売りの流れに一服感が出ており、この日の相場はおおむねプラス圏で上下する展開となった。ウクライナ情勢が悪化する中で日米欧が対ロシア制裁を強めていることが相場を下支えしている。また、ドル相場の上昇が一服したことも追い風となり、原油相場は終盤にかけて上げ幅を広げた。一方、中国最大の経済都市・上海で新型コロナウイルスの感染拡大に伴う都市封鎖(ロックダウン)が続き、需要鈍化観測が広がっていることなどを背景に、上げ幅は限られた。
ドル/円 NY終値 124.32/124.35
始値 124.09
高値 124.67
安値 124.1
ユーロ/ドル NY終値 1.0876/1.0880
始値 1.0885
高値 1.0887
安値 1.0837
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 90*13.50 2.7206%
前営業日終値 91*01.00 2.6890%
10年債(指標銘柄) 17時05分 92*28.00 2.7038%
前営業日終値 93*09.00 2.6540%
5年債(指標銘柄) 17時05分 98*26.25 2.7555%
前営業日終値 99*03.75 2.6910%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*15.75 2.5156%
前営業日終値 99*19.00 2.4620%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 34721.12 +137.55 +0.40
前営業日終値 34583.57
ナスダック総合 13711.00 -186.30 -1.34
前営業日終値 13897.30
S&P総合500種 4488.28 -11.93 -0.27
前営業日終値 4500.21
COMEX金 6月限 1945.6 +7.8
前営業日終値 1937.8
COMEX銀 5月限 2482.3 +8.8
前営業日終値 2473.5
北海ブレント 6月限 102.78 +2.20
前営業日終値 100.58
米WTI先物 5月限 98.26 +2.23
前営業日終値 96.03
CRB商品指数 298.2069 +3.6277
前営業日終値 294.5792
OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220408T213935+0000
2022/04/09 06:39
Reuters Japan Online Report Business News
NY外為市場=ドル指数2年ぶりに100台、FRBタカ派姿勢が支援
[ニューヨーク 8日 ロイター] - ニューヨーク外為市場で、主要6通貨に対するドル指数が約2年ぶりに100台に乗せた。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ対応に積極的に動くとの観測から、週間ベースでの上昇率は約1カ月ぶりの大きさとなった。
ドル指数は100.19まで上昇し、2020年5月以来の高値を更新。終盤の取引ではほぼ横ばいの99.822となったが、週初からは約1.3%上昇した。
ユーロがウクライナ戦争の経済コストや仏大統領選を巡る懸念で圧迫される中、ドル指数は過去1カ月にわたり上昇。キャピタル・エコノミクスのシニアマーケットエコノミスト、ヨナス・ゴルターマン氏は、「FRBの量的引き締めに対するタカ派姿勢や(対ロシア)制裁の欧州に対するリスクのほか、仏大統領選で極右候補マリーヌ・ルペン氏が世論調査で追い上げていることなどが圧力になっている」と述べた。
ユーロは一時、1.0837ドルと、1カ月ぶり安値を更新。終盤の取引で0.3%安の1.0853ドル。7営業日連続で下落した。
欧州中央銀行(ECB)が7日に公表した3月理事会の議事要旨で、利上げの条件が満たされたか、もしくは近く満たされるとの見方から、一部当局者が一段と踏み込んだ行動を促していたことがことが判明。
ただ、スコシアバンク(トロント)のチーフ外為ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は「FRBは5月の会合で50ベーシスポイント(bp)の利上げを決定するとみられているが、ECBの利上げ幅は年内全体で50bpを超えない」との見方を示した。
ドルは対円でも上昇。124.67円と、約1週間ぶりの高値を付けた。終盤の取引では0.3%高の124.355円。週初からは1.5%上昇した。
ドル/円 NY終値 124.32/124.35
始値 124.09
高値 124.67
安値 124.10
ユーロ/ドル NY終値 1.0876/1.0880
始値 1.0885
高値 1.0887
安値 1.0837
2022-04-08T212159Z_1_LYNXNPEI3713A_RTROPTP_1_USA-STOCKS-CASH.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220408:nRTROPT20220408212159LYNXNPEI3713A NY外為市場=ドル指数2年ぶりに100台、FRBタカ派姿勢が支援 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220408T212159+0000 20220408T212159+0000
2022/04/09 06:21
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米国株式市場=ダウ上昇もS&P下落、銀行株が回復
[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米国株式市場は不安定な地合いの中、ダウ工業株30種が上昇した一方、S&P総合500種が下落した。売られていた銀行株が回復した。
米指標10年債利回りが2.73%と3年ぶりの高水準を付けたことを受け、前日に13カ月ぶりの安値を付けていたS&P銀行指数が1.18%高となった。年初来では10.8%安。
銀行大手が軒並み上昇。JPモルガン・チェースが1.8%、バンク・オブ・アメリカが0.7%、シティグループが1.7%、ゴールドマン・サックスが2.3%それぞれ上昇した。
バーンセン・グループの最高投資責任者(CIO)、デイビッド・バーンセン氏は「バリュー株がグロース株をアウトパフォームする非常に長期的かつ重要な期間に突入している。単なるシクリカル(景気循環)な調整ではなく長期的な物語だ」と述べた。
ラッセル1000バリュー・インデックスが0.51%上昇した一方、ラッセル1000グロース・インデックスが1.09%下落した。
UBSバンクのアナリスト、エリカ・ナジャリアン氏は、米連邦準備理事会(FRB)が米経済を「ソフトランディング(軟着陸)」させ、成長が鈍化するもののプラス成長となるなら、銀行株に対する評価は「かなり売られ過ぎ」となるが、急激な景気後退が迫っているのなら、銀行株保有の魅力が薄れ、条件反射的な銀行株売りを招くかもしれないとした。
米銀大手は来週、第1・四半期の決算発表シーズンを迎える。前年同期がトレーディングなどが例外的に好調だったことから大幅な減益が見込まれている。
米取引所の合算出来高は約103億7000万株だった。
週間ではS&Pが1.16%、ダウが0.28%、ナスダック総合が3.86%それぞれ下落した。急速な利上げが景気後退を招くとの見方が広がった。
8日はテスラ、エヌビディア、アルファベットが1.9─4.5%安。米債利回りの上昇が重しとなり、大型株は今週の下げを広げた。
アマゾン・ドット・コムやアップルなどテクノロジー関連の大型株で構成される「NYSE FANG+(ファングプラス)指数」は1.76%安。フィラデルフィア半導体(SOX)指数も2.42%下げた。
個別銘柄では、米オンライン取引プラットフォームのロビンフッド・マーケッツが6.88%安。ゴールドマン・サックスが投資判断を引き下げた。一方、投資判断が引き上げられた米スーパーマーケットチェーン大手のクローガーは2.99%上昇した。
ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.20対1の比率で上回った。ナスダックでも1.66対1で値下がり銘柄数が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 34721.12 +137.55 +0.40 34569.2 34908. 34470.
4 46 19
前営業日終値 34583.57
ナスダック総合 13711.00 -186.30 -1.34 13830.4 13866. 13693.
7 06 69
前営業日終値 13897.30
S&P総合500種 4488.28 -11.93 -0.27 4494.15 4520.4 4474.6
1 0
前営業日終値 4500.21
ダウ輸送株20種 14470.72 -133.27 -0.91
ダウ公共株15種 1070.84 +3.07 +0.29
フィラデルフィア半導体 3120.16 -77.28 -2.42
VIX指数 21.16 -0.39 -1.81
S&P一般消費財 1417.79 -13.88 -0.97
S&P素材 555.39 +3.06 +0.55
S&P工業 841.81 -5.12 -0.60
S&P主要消費財 823.24 +3.24 +0.40
S&P金融 630.05 +6.27 +1.01
S&P不動産 310.87 +1.03 +0.33
S&Pエネルギー 605.71 +16.25 +2.76
S&Pヘルスケア 1664.58 +9.57 +0.58
S&P通信サービス 230.73 -1.73 -0.74
S&P情報技術 2677.04 -38.96 -1.43
S&P公益事業 390.94 +1.16 +0.30
NYSE出来高 8.88億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 27030 - 10 大阪比
シカゴ日経先物6月限 円建て 26990 - 50 大阪比
2022-04-08T212044Z_1_LYNXNPEI37139_RTROPTP_1_GLOBAL-MARKETS-DECADE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220408:nRTROPT20220408212044LYNXNPEI37139 米国株式市場=ダウ上昇もS&P下落、銀行株が回復 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220408T212044+0000 20220408T212044+0000
2022/04/09 06:20
Reuters Japan Online Report Business News
欧州市場サマリー(8日)
[8日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 反発して取引を終えた。商品株や銀行株が買われたのが相場を押し上げた。
石油大手のBP、シェル、英資源大手アングロ・アメリカンが3.7─4.8%上昇。FTSE100種は約2カ月ぶりの高値水準を付けた。
NNインベストメント・パートナーズの欧州株式責任者、マールテン・ギールディンク氏は「FTSE100の構成が、市場が好調な最大の理由だ」とし、「現在の商品の状況は大きく異なっている。もしインフレのリスクを回避したいのであれば、商品関連を買いたいのは株投資家としての自然な反応だ」と述べた。
原油や金属価格の高騰を背景に、時価総額が大きいエネルギーや鉱業株が買われていることから、FTSE100種は週間で1.75%上げて5週連続でプラスとなり、年間では3.86%上昇している。
また、今週はロシアとウクライナの紛争や、インフレ抑制のための主要中央銀行による金融引き締め加速への懸念で投資家が安全策をとった。製薬や公益事業などのディフェンシブ銘柄も買われ、相場を下支えした。
中型株で構成するFTSE250種指数は8日の取引で0.65%上げたが、週間では0.21%下げた。
ウクライナを中心に事業を展開する鉄鉱石用ペレットメーカー、フェレクスポは10.8%と急上昇。2022年第1・四半期に生産した鉄鉱石ペレットの大半を販売できたと発表したことが好感された。
<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。銀行株と商品関連株の上昇が相場を押し上げた。投資家は今週末のフランス大統領選を巡り、極右政党、国民連合(RN)のルペン候補と現職のマクロン候補の接戦の行方に注目している。
STOXX欧州600種銀行株指数は2.22%、石油・ガス株指数は3.36%、資源株指数は1.98%それぞれ上昇し、相場をけん引した。
STOXX欧州600種指数はほぼ全ての主要セクターがプラスとなった。週間ベースで0.57%上昇し、うちヘルスケア指数が6.18%と最も好調だった。
8日の個別銘柄では、イタリア第3位の銀行バンコBPMが10.24%と急上昇。フランスの大手銀行クレディ・アグリコルがバンコBPMの9.2%の株を購入したと発表したのが材料視された。
バークレイズ・プライベート・バンクのチーフ市場ストラテジスト、ジュリアン・ラファルグ氏は「欧州市場は昨日の終値以来、米国に追い付こうとしている」と述べ、投資家は来週始まる米大手銀行の決算発表に注目していると指摘した。
欧州連合(EU)は8日、ロシアに対する第5次制裁を正式に採択した。石炭や木材、化学品などの輸入禁止を盛り込んだ。
今月10日のフランス大統領選の第1回投票では、中道左派のマクロン氏が勝利すると見られているものの、ルペン氏がここ数週間の世論調査で猛追し、マクロン氏との差は誤差の範囲に縮まった。第1回投票の2人の上位候補者は、24日の決選投票に進む。
バークレイズのラファルグ氏は、世論調査にかかわらず、投票率が選挙を左右する可能性があるとの見方を示した。
フランスのCAC40指数は1.34%上昇。選挙の不透明感から週間ベースでは2.04%下落し、欧州の株式指数の中で下落が目立った。
<ユーロ圏債券> 欧州中央銀行(ECB)による利上げ観測の高まりを背景に国債利回りが上昇した。
ECBが前日に公表した3月理事会の議事要旨で、利上げの条件が満たされたか、もしくは近く満たされるとの見方から、一部当局者が一段と踏み込んだ行動を促していたことがことが判明。これを受け、7日の取引でも国債利回りは上向いていた。
市場が現在織り込む年末までの利上げ幅の見通しは65ベーシスポイント(bp)以上。議事要旨公表前は約60bpだった。
銀行の間でも見通しを修正する動きが出ており、ゴールドマン・サックスとダンスケバンクは9月と12月にそれぞれ25bpの利上げが実施されると予想。ゴールドマンのエコノミストは、ウクライナ戦争を受けた需要の減退が予想ほど大きくなく、インフレの二次的影響が明確に見られれば、ECBは7月にも利上げに踏み切る可能性があるとの見方を示している。
金利見通しを反映しやすい独2年債利回りは6bp上昇の0.036%。独10年債利回りは2.7bp上昇の0.71%。
仏10年債利回りは5.3bp上昇。一時は1.296%と、2015年半ば以来の高水準を付けた。市場では10日に第1回目の投票が実施される仏大統領選が注目されている。
イタリア10年債利回りは一時2.421%と、20年3月以来の水準に上昇。独10年債との利回り格差は169.6bpと、約1週間ぶりの水準に拡大した。
<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード
ユーロ/ドル 1.0872 1.0867
ドル/円 124.30 124.04
ユーロ/円 135.16 134.79
<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード
STOXX欧州600種 460.97 +5.95 +1.31 455.02
FTSEユーロファースト300種 1805.51 +24.62 +1.38 1780.89
ユーロSTOXX50種 3858.37 +56.36 +1.48 3802.01
FTSE100種 7669.56 +117.75 +1.56 7551.81
クセトラDAX 14283.67 +205.52 +1.46 14078.15
CAC40種 6548.22 +86.54 +1.34 6461.68
<金現物> 午後 コード
値決め 1941.4
<金利・債券>
米東部時間13時54分
*先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード
3カ月物ユーロ 100.45 0.00 100.45
独連邦債2年物 110.54 -0.09 110.63
独連邦債5年物 128.05 -0.20 128.25
独連邦債10年物 156.57 -0.26 156.83
独連邦債30年物 180.56 -0.18 180.74
*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード
独連邦債2年物 0.059 +0.047 0.000
独連邦債5年物 0.533 +0.036 0.490
独連邦債10年物 0.714 +0.020 0.686
独連邦債30年物 0.811 -0.004 0.812
OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220408T184602+0000
2022/04/09 03:46
Reuters Japan Online Report Business News
米景気後退差し迫っていない、長短金利逆転でも=ブラックロック
[ニューヨーク 8日 ロイター] - 資産運用世界最大手ブラックロックは8日、米長短金利の逆転が最近発生したものの、一部投資家による「人為的な圧力」が一因とし、米景気後退(リセッション)は差し迫っていないという考えを示した。
3月終盤の取引で、2019年以来初めて、米2年債利回りが10年債利回りを上回る「逆イールド」が発生。リセッションの前兆を示唆するかどうかを巡り議論が高まっている。
ブラックロックの米州iシェアーズ投資戦略責任者のガルギ・チャウドゥリ氏は顧客向けノートで、「過去のイールドカーブ逆転とは異なる多くの要因を確認している」とし、期間が長めの国債利回りが、資金調達環境が改善している年金基金などの投資家によって押し下げられている状況を指摘した。
今週に入り、2・10年債利回り差は拡大し、8日の取引では10年債利回りが2年債を18.8ベーシスポイント(bp)上回っている。
ガルギ・チャウドゥリ氏は、米連邦準備理事会(FRB)による一段とタカ派的なシグナルがイールドカーブのスティープ化に寄与しているとし、「長期金利にはなお小幅上昇する余地が存在する」と述べた。
2022-04-08T172230Z_1_LYNXNPEI370X7_RTROPTP_1_EXXON-MOBIL-AGM-BLACKROCK.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220408:nRTROPT20220408172230LYNXNPEI370X7 米景気後退差し迫っていない、長短金利逆転でも=ブラックロック OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220408T172230+0000 20220408T172230+0000
2022/04/09 02:22