本日の注目個別銘柄
大平洋金、ユーグレナ、商船三井など
配信日時:2022/03/24 15:25
配信元:FISCO
<7272> ヤマハ発 2687 +71大幅続伸。前日に発表した自己株式の取得実施が買い材料視されている。発行済み株式数の3.18%にあたる1100万株、200億円を取得上限としており、取得期間は4月1日から6月23日まで。株主還元と資本効率の向上を図ることを目的としており、当面の需給面での下支え材料につながると期待されている。同社の自社株買いは21年11月から12月にかけて110億円を上限として行って以来となる。
<9142> JR九州 2669 +48堅調。前日に新中期経営計画を発表。25年3月期の数値目標として、営業収益4400億円。営業利益570億円などを掲げている。22年3月期見込みの3328億円、27億円などとの比較でアグレッシブな計画となっており、ポジティブに捉える動きが優勢になっているようだ。なお、株主還元に関しては、下限配当93円、連結配当性向35%目安の方針に変更はなかった。
<9104> 商船三井 10240 -860急落。本日は海運大手3社の下げが目立つ展開になっている。前日に持分法適用会社ONEの事業説明会が開催された。船のカーボンニュートラルや新規造船投資の推進など、船隊整備などが主眼であったもよう。野村證券では、株主還元方針など含め、数値目標としては物足りない内容であったと指摘している。目先の出尽くし感が優勢の展開に。また、年度末が接近するなか、権利落ち後の株価動向への不透明感なども強まる形に。
<8227> しまむら 11050 +210続伸。前日に3月の月次動向を発表。既存店売上高は前年同月比2.9%増、5カ月連続のプラス成長となった。客数が同0.6%増加したほか、客単価も同1.8%上昇した。後半になっての気温の上昇により、アウター衣料の春・初夏物が売上を伸ばしたほか、春の新生活需要で婦人・紳士のビジネス関連商品や肌着・靴下なども好調だったもよう。今後はまん延防止等重点措置の終了も押し上げ要因になると期待されている。
<9843> ニトリHD 16310 -175反落。前日に3月の月次動向を発表。既存店売上高は前年同月比3.6%減で、2カ月連続のマイナス成長となった。客単価が同2.4%上昇した一方、客数は同5.8%減少した。
まん延防止等重点措置や福島県沖を震源とする地震の影響が客数の減少につながったようだ。株価は安値圏での推移が続いているが、足元でのコスト増につながる円安進行もあって、目先のあく抜け感には至っていない。
<7280> ミツバ 371 -10大幅反落。前日に業績予想の下方修正を発表、営業利益は従来の90億円から50億円、前期比41.5%減と、一転減益見通しに引き下げ。最終損益は12億円の黒字から30億円の赤字になるとしている。自動車メーカーの生産回復の遅れ、材料費や輸送費の上昇が響くほか、子会社譲渡に伴う特別損失約20億円を計上する。1-3月期営業減益幅が一段と拡大することなどをネガティブ視する動きが優勢。
<5928> アルメタックス 281 +9大幅反発。前日に22年3月期の業績修正を発表している。営業利益は従来の2億円から2.7億円に上方修正、前期は0.7億円の赤字であった。売上高は下振れとなる見込みだが、生産性の改善や費用の削減が想定以上に進んだもよう。第3四半期までの進捗から業績上振れは想定線と考えられるが、昨年10月の業績上方修正後も株価のさえない動きが続いていたため、見直しの動きのきっかけにつながっているようだ。
<2931> ユーグレナ 835 +66大幅続伸。商船三井ロジスティクスのグループ会社であるハーモニートランスポートが1都6県で運行する輸出入航空・海上貨物の国内集荷・配送用トラックに、同社の次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を導入すると発表している。成長過程でCO2を吸収するユーグレナを原料に使用していることで、カーボンニュートラル実現につながるようだ。ユーグレナの採用の広がりによる同事業の成長期待などが高まる形に。
<7203> トヨタ自 2200 +63大幅続伸。前日に発表した自社株買いが好材料視されている。発行済み株式数の0.58%に当たる8000万株、1000億円を取得上限としており、取得期間は3月24日から5月10日まで。短期的な需給の改善につながるとの期待が先行している。同社としては、ここ1年間で3回目の自社株買い実施となる。継続的な株主還元策への評価に加え、今後の業績に対する自信の表れなどとも捉えられているようだ。
<5541> 大平洋金 4320 +465急伸し高値更新。前日のLME市場では、ニッケル価格が15%の値幅制限いっぱいまで上昇している。ニッケル相場は一時、膨大な踏み上げの動きを受けて取引が停止され、16日に取引が再開されたが、その後では初の値上がりとなる。引き続き、今後の需給ひっ迫観測などは強いようだ。フェロニッケル大手の同社は、あらためてマージンの拡大などが期待される状況になっているもよう。 <ST>
<9142> JR九州 2669 +48堅調。前日に新中期経営計画を発表。25年3月期の数値目標として、営業収益4400億円。営業利益570億円などを掲げている。22年3月期見込みの3328億円、27億円などとの比較でアグレッシブな計画となっており、ポジティブに捉える動きが優勢になっているようだ。なお、株主還元に関しては、下限配当93円、連結配当性向35%目安の方針に変更はなかった。
<9104> 商船三井 10240 -860急落。本日は海運大手3社の下げが目立つ展開になっている。前日に持分法適用会社ONEの事業説明会が開催された。船のカーボンニュートラルや新規造船投資の推進など、船隊整備などが主眼であったもよう。野村證券では、株主還元方針など含め、数値目標としては物足りない内容であったと指摘している。目先の出尽くし感が優勢の展開に。また、年度末が接近するなか、権利落ち後の株価動向への不透明感なども強まる形に。
<8227> しまむら 11050 +210続伸。前日に3月の月次動向を発表。既存店売上高は前年同月比2.9%増、5カ月連続のプラス成長となった。客数が同0.6%増加したほか、客単価も同1.8%上昇した。後半になっての気温の上昇により、アウター衣料の春・初夏物が売上を伸ばしたほか、春の新生活需要で婦人・紳士のビジネス関連商品や肌着・靴下なども好調だったもよう。今後はまん延防止等重点措置の終了も押し上げ要因になると期待されている。
<9843> ニトリHD 16310 -175反落。前日に3月の月次動向を発表。既存店売上高は前年同月比3.6%減で、2カ月連続のマイナス成長となった。客単価が同2.4%上昇した一方、客数は同5.8%減少した。
まん延防止等重点措置や福島県沖を震源とする地震の影響が客数の減少につながったようだ。株価は安値圏での推移が続いているが、足元でのコスト増につながる円安進行もあって、目先のあく抜け感には至っていない。
<7280> ミツバ 371 -10大幅反落。前日に業績予想の下方修正を発表、営業利益は従来の90億円から50億円、前期比41.5%減と、一転減益見通しに引き下げ。最終損益は12億円の黒字から30億円の赤字になるとしている。自動車メーカーの生産回復の遅れ、材料費や輸送費の上昇が響くほか、子会社譲渡に伴う特別損失約20億円を計上する。1-3月期営業減益幅が一段と拡大することなどをネガティブ視する動きが優勢。
<5928> アルメタックス 281 +9大幅反発。前日に22年3月期の業績修正を発表している。営業利益は従来の2億円から2.7億円に上方修正、前期は0.7億円の赤字であった。売上高は下振れとなる見込みだが、生産性の改善や費用の削減が想定以上に進んだもよう。第3四半期までの進捗から業績上振れは想定線と考えられるが、昨年10月の業績上方修正後も株価のさえない動きが続いていたため、見直しの動きのきっかけにつながっているようだ。
<2931> ユーグレナ 835 +66大幅続伸。商船三井ロジスティクスのグループ会社であるハーモニートランスポートが1都6県で運行する輸出入航空・海上貨物の国内集荷・配送用トラックに、同社の次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を導入すると発表している。成長過程でCO2を吸収するユーグレナを原料に使用していることで、カーボンニュートラル実現につながるようだ。ユーグレナの採用の広がりによる同事業の成長期待などが高まる形に。
<7203> トヨタ自 2200 +63大幅続伸。前日に発表した自社株買いが好材料視されている。発行済み株式数の0.58%に当たる8000万株、1000億円を取得上限としており、取得期間は3月24日から5月10日まで。短期的な需給の改善につながるとの期待が先行している。同社としては、ここ1年間で3回目の自社株買い実施となる。継続的な株主還元策への評価に加え、今後の業績に対する自信の表れなどとも捉えられているようだ。
<5541> 大平洋金 4320 +465急伸し高値更新。前日のLME市場では、ニッケル価格が15%の値幅制限いっぱいまで上昇している。ニッケル相場は一時、膨大な踏み上げの動きを受けて取引が停止され、16日に取引が再開されたが、その後では初の値上がりとなる。引き続き、今後の需給ひっ迫観測などは強いようだ。フェロニッケル大手の同社は、あらためてマージンの拡大などが期待される状況になっているもよう。 <ST>
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