注目トピックス 市況・概況ニュース一覧
注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~本格化する決算を前に持ち高調整の動きも入りやすい~
*08:46JST 前場に注目すべき3つのポイント~本格化する決算を前に持ち高調整の動きも入りやすい~
15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■本格化する決算を前に持ち高調整の動きも入りやすい■イオン、24/2上方修正 営業利益2400億円←2200億円■前場の注目材料:ファナック、VRでロボ設計支援、ツール刷新、米メタ製端末使用■本格化する決算を前に持ち高調整の動きも入りやすい15日の日本株市場は、やや利食い優勢ながらも押し目買い意欲の強い相場展開が継続しそうだ。12日の米国市場は、NYダウが118ドル安、ナスダックは2ポイント高だった。12月の卸売物価指数(PPI)が予想を下回り、早期の利下げ期待から買い先行となった。しかし、ヘルスケアのユナイテッドヘルス・グループは、第4四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったがコストの上昇が警戒されて大幅に下落しており、NYダウの重荷となった。JPモルガンは予想を上回る決算だったが、利食いに押された。バンク・オブ・アメリカやウェルズ・ファーゴも弱く、決算期待がやや後退する格好だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の35545円、円相場は1ドル144円90銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まることになりそうだ。先週の大幅な上昇に対する過熱感が意識されやすいなか、本格化する決算を前に持ち高調整の動きも入りやすいだろう。日経平均は連日でマドを空けての上昇となり、12日は十字足を残していることもあり、いったんは調整を挟みたいところである。また、先週はファーストリテ<9983>の急伸が日経平均を押し上げる格好だった。ファーストリテが落ち着いた値動きをみせてくるようだと、指数インパクトの大きい値がさ株への利食いが意識されてくる可能性もありそうだ。また、米国ではJPモルガンが予想を上回る決算ながら買い一巡後は利食いに押されており、他の金融株ついても利食いの動きが目立っていた。次第に本格化する決算を見極めたいとする模様眺めムードも強まりそうだ。とはいえ、新NISAによる需給要因のほか、チャイナマネーの流入が観測されるなか、インデックスに絡んだ資金は断続的に入りやすいだろう。相場全体の底堅さが意識されやすいなか、相対的には日経平均型優位の展開を想定しておきたい。そのため、東エレク<8035>など半導体株など指数インパクトの大きい値がさ株が利食いに押される局面においては、押し目狙いのスタンスとなろう。■イオン、24/2上方修正 営業利益2400億円←2200億円イオン<8267>は2024年2月期業績予想の修正を発表。売上高は9兆9000億円から9兆5000億円、営業利益を2200億円から2400億円に上方修正した。物価高の中で消費者の節約志向を捉え、プライベートブランド(PB)商品の「トップバリュ」の販売が伸びる。■前場の注目材料・日経平均は上昇(35577.11、+527.25)・ナスダック総合指数は上昇(14972.76、+2.58)・米原油先物は上昇(72.68、+0.66)・米長期金利は低下・米国のインフレ沈静化観測・ファナック<6954>VRでロボ設計支援、ツール刷新、米メタ製端末使用・パナソニックHD<6752>パナインダストリー、成形材料などで品質不正、外部調査委立ち上げ・丸紅<8002>ベトナムで蓄電池リユース、現地EV社と覚書・伊藤忠<8001>環境配慮床材を国内投入、欧州工場で再原料化・三井物産<8031>社長・堀健一氏、食・医療でエコシステム・SUBARU<7270>新車のサブスクサービス今夏開始、キントと提携・マツダ<7261>ロータリーエンジン開発組織、6年ぶり再結成・トヨタ自<7203>新エンジン開発プロ始動、脱炭素へ技術進化・IHI<7013>1000kW級電動機、航空機エンジンをハイブリッド化・川崎重<7012>液化水素供給網構築へエンジ3社と協定・村田製作所<6981>車載向け右肩上がり、売上高比率、スマホと同等へ・ニデック<6594>社長・小部博志氏、生成AIビジネス強化・NTT<9432>NTTコム、ドラレコ映像収集し利活用、道路工事を検知・楽天G<4755>減損損失160億円、ネットスーパー運営体制変更で・横河電機<6841>「デジタル人材育成」異業種大手が連携、旭化成など9社参画・三協立山<5932>EV用アルミ材で新ライン、120億円投資・西部ガスHD<9536>社長・道永幸典氏、3月めどLNG増設判断・三井不動産<8801>最高層の木造ビル着工、東京・日本橋に26年竣工☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 12月マネーストックM3(11月:前年比+1.7%)<海外>・特になし
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2024/01/15 08:46
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆ユーロ・円は160円台で上げ渋る状態が続く見通し
*08:14JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆ユーロ・円は160円台で上げ渋る状態が続く見通し
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、欧州銀行(ECB)による複数回の利上げ後に164円30銭(2023/11/16)まで上昇。日欧金利差の早期縮小観測は後退しており、リスク回避的なユーロ売り・円買いは一服している。ただ、新たなユーロ買い材料が提供されない場合、ユーロ・円は160円台で上げ渋る状態が続くとみられる。【ユーロ売り要因】・ECBの主要政策金利による早期利下げ観測・中東情勢の悪化、ユーロ圏経済の減速懸念・日欧金利差の縮小観測【ユーロ買い要因】・2024年に複数回の米利下げ予想・ドイツなどユーロ圏諸国のインフレ率は高止まりの可能性・米欧金利差縮小の可能性
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2024/01/15 08:14
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:米国市場休場のため主要通貨の為替取引は動意薄と見込み
*08:11JST 今日の為替市場ポイント:米国市場休場のため主要通貨の為替取引は動意薄と見込み
12日のドル・円は、東京市場では144円85銭から145円29銭まで反発。欧米市場では145円57銭まで買われた後、一時144円36銭まで下落し、144円90銭で取引終了。本日15日のドル・円は主に145円を挟んだ水準で推移か。米国市場休場のため、ドル・円を含めた主要通貨の為替取引は動意薄となる可能性がある。1月13日に行われた台湾総統選で与党・民主進歩党(民進党)の頼清徳副総統が当選した。中国政府は選挙結果を受けて、「台湾世論の主流を民進党は反映していないことを示した」、「台湾との関係を巡る方向性が変化することはない」との見方を伝えた。一方、バイデン米大統領は13日、米国は台湾の独立を支持しないとの考えを伝えた。また、ブリンケン米国務長官は、「米国は台湾海峡の平和と安定を維持し、相違点を強制や圧力によってではなく、平和的に解決できるよう取り組む」との見方を伝えた。なお、当選した頼氏は、対立に代わる対等な立場での中国との協力と対話の必要性について言及したが、民進党が議会で過半数を失っているため、最大野党・国民党と法案や予算成立などで協調するとみられている。そのようなことから、市場参加者の間からは「中国と台湾との関係が悪化し、東アジアにおける地政学的リスクがただちに高まる可能性は低い」との声が聞かれている。
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2024/01/15 08:11
注目トピックス 市況・概況
今日の注目スケジュール:工作機械受注、欧ユーロ圏鉱工業生産指数、欧ユーロ圏貿易収支など
*06:30JST 今日の注目スケジュール:工作機械受注、欧ユーロ圏鉱工業生産指数、欧ユーロ圏貿易収支など
<国内>08:50 マネーストック(12月)10:10 国債買い入れオペ(残存1-3年、残存5-10年、残存10-25年)(日本銀行)15:00 工作機械受注(12月) -13.6%<海外>10:20 中・1年物中期貸出ファシリティ金利 2.40% 2.50%15:30 印・卸売物価指数(12月) 1.24% 0.26%18:00 独・GDP(2023年) 1.8%19:00 欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(11月) -0.7%19:00 欧・ユーロ圏貿易収支(11月) 111億ユーロ27:00 ブ・貿易収支(先週) 22.17億ドル中・資金調達総額(12月、15日までに) 2兆1620億元 2兆4547億元中・マネーサプライ(12月、15日までに)中・元建て新規貸出残高(12月、15日までに) 1兆3500億元 1兆887億元印・輸出(12月) -2.8%印・輸入(12月) -4.3%印・貿易収支(12月) -200.4億ドル -205.8億ドル米・株式市場は祝日のため休場(キング牧師生誕記念日)注:数値は市場コンセンサス、前回数値
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2024/01/15 06:30
注目トピックス 市況・概況
12日の米国市場ダイジェスト:NYダウは118ドル安、早期の利下げ期待強まる
*06:07JST 12日の米国市場ダイジェスト:NYダウは118ドル安、早期の利下げ期待強まる
■NY株式:NYダウは118ドル安、早期の利下げ期待強まる米国株式市場はまちまち。ダウ平均は118.04ドル安の37,592.98ドル、ナスダックは2.58ポイント高の14,972.76で取引を終了した。12月生産者物価指数(PPI)が予想を下回り早期の利下げ期待に買われ、寄り付き後、上昇。その後、決算を受けた銀行株の下落が重しとなり、下落に転じた。ただ、金利先安観にハイテクは底堅く推移し、相場全体の下値を支えた。ダウは終日軟調に推移したが、ナスダックは終盤にかけプラス圏を回復しまちまちで終了。セクター別では、電気通信サービスが上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落した。防衛のロッキード・マーチン(LMT)や総合軍事会社のゼネラル・ダイナミクス(GD)は米英軍のフーシ派拠点空爆を受けた緊張拡大に連れ需要拡大の思惑にそれぞれ上昇。金融のシティグループ(C)は第4四半期決算で赤字に転落したものの、従業員2万人削減し収益強化を目指す組織改編計画が好感され、上昇。同業のJPモルガン(JPM)は第4四半期決算で純金利収入が7四半期連続過去最高となったほか、24年通年で増加すると強気見通しを示したが利益確定売りなどにおされ、下落。バンク・オブ・アメリカ(BAC)は第4四半期の決算で純金利収入低下や昨年の地銀破綻関連の費用計上が業績を圧迫、減収減益となり、下落。また、ウェルズ・ファーゴ(WFC)は第4四半期決算で昨年の地銀破綻を受けた連邦預金保険公社(FDIC)の基金補充への拠出金などを含めコストの予想以上の拡大が重しとなったほか、通期の純金利収入について最大で9%減少する可能性があると警告し、下落。ヘルスケアのユナイテッドヘルス・グループ(UNH)は第4四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったがコストの上昇が警戒され、売られた。航空会社のデルタ(DAL)は第4四半期決算でホリデーシーズンの需要が強く調整後の1株利益が予想を上回ったものの、コスト高が影響し24年の1株利益目標を引き下げたため下落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は中国での値下げ、さらに、紅海混乱を受けた部品不足でドイツ工場で大半の生産を停止、レンタカー会社のハーツ(HTZ)による電気自動車の売却が嫌気され下落した。投資家の恐怖心理を示すVIX指数は一時13.08まで上昇した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:米PPI予想下振れで早期利下げ観測強まる12日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円57銭へ上昇後、144円36銭まで下落し、144円88銭で引けた。米12月消費者物価指数(CPI)を受けて米12月生産者物価指数(PPI)も予想上回ることを警戒し金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。しかし、米PPIが前月比で予想外のマイナスに落ち込むと早期の利下げを織り込み金利が低下に転じ、ドル売りが優勢となった。ユーロ・ドルは1.0936ドルへ下落後、1.0987ドルまで上昇し、1.0951ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミスト、レーン理事が「利下げは近い将来のトピックではない」と述べ、安値からユーロの買戻しが優勢となった。ユーロ・円は159円30銭へ上昇後、158円55銭へ反落。ポンド・ドルは1.2726ドルから1.2786ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8551フランへ上昇後、0.8489フランまで反落した。■NY原油:続伸、ロンドン市場で75.25ドルまで値上りNYMEX原油2月限終値:72.68 ↑0.6612日のNY原油先物2月限は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比+0.66ドルの72.68ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは72.36ドル-75.25ドル。供給不安の高まりを受けてロンドン市場で75.25ドルまで買われたが、利益確定を狙った売りが増えており、米国市場の後半にかけて72.36ドルまで値を下げた。通常取引終了後の時間外取引では主に73ドルを挟んだ水準で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 32.80ドル -0.35ドル(-1.05%)モルガン・スタンレー(MS) 89.70ドル -0.81ドル(-0.89%)ゴールドマン・サックス(GS)377.75ドル -2.00ドル(-0.52%)インテル(INTC) 47.12ドル -0.52ドル(-1.09%)アップル(AAPL) 185.92ドル +0.33ドル(+0.17%)アルファベット(GOOG) 144.24ドル +0.57ドル(+0.39%)メタ(META) 374.49ドル +4.82ドル(+1.30%)キャタピラー(CAT) 290.41ドル -1.65ドル(-0.56%)アルコア(AA) 30.03ドル -0.85ドル(-2.75%)ウォルマート(WMT) 161.32ドル +0.21ドル(+0.13%)
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2024/01/15 06:07
注目トピックス 市況・概況
個人投資家・有限亭玉介:市場の思惑を集める株に注目も…横目で見る業績期待株【FISCOソーシャルレポーター】
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:市場の思惑を集める株に注目も…横目で見る業績期待株【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年1月9日14時に執筆2024年の始まりは、石川県の能登地震のニュースでもちきりとなりました。被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げたく存じます。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。1月4日の大発会での日経平均の終値は、昨年末の大納会終値から175円安となりました。株式市場のムードとしては震災もあり、おめでたい雰囲気ではありません。東日本大震災を想起させたのか、一時は700円以上の下落から押し戻した形となりました。いやはや、2024年は乱高下する事無く落ち着いた相場になるかと思いきや、年始早々から荒れましたな。しかし、波乱だったのは2023年も同じでした…特にグロース市場を主戦場にしてきた個人投資家にとっては厳しかったのではないでしょうか。それらの経験と反省を活かしつつ、2024年で取り返しにいく、さらに勝ちにいく…ぐらいの気概で臨みたいもんですな。そもそも1月のような年始めは、成長が見込まれる話題性のある銘柄が注目される傾向があります。昨年は比較的安心感の強い大型・バリュー株への物色が目立ちました。グロースやIPOなどは過小評価されたまま放置されている状況とも言えますな。逆に年始めは心機一転で、それら銘柄に突如として買いが入ったりする事も、まま、あります。今回はそういった銘柄…にもスポットを当てていきますが、「1月のみならずしばらく見ていくのもありかな…」と思うものを中心に見ていきたいと思います。さて、まずは直近IPOからラーメン店を全国展開する魁力屋<5891>です。12月15日に上場後は高値を更新しておりますよ。インバウンド関連として外食業界への関心が高まっており底堅いですな。テーマ性だけでなく、しっかりと業績期待のある銘柄は昨年から引き続き注視して参ります。昨年12月26日に上方修正を発表した東京ラヂエーター製造<7235>は、窓を開けて動意しました。熱交換器メーカーである同社はいすゞ系トラックなど自動車に採用されており、脱炭素関連でも物色される可能性があるか。PER・PBRはかなり割安水準ですので、チャート(日足)はトレンドを形成できるか監視中。映像・音響機器の販売やイベントへ設備提供を行うヒビノ<2469>も業績好調で注視しております。昨年12月に岩井コスモ証券が同社の投資判断を新規に「A」、目標株価を2600円に設定した事も株価を刺激した模様。アフターコロナでイベント・レジャー関連復調への思惑もあり、24年3月期は売上高が過去最高を更新する予想となっております。電設資材商社の藤井産業<9906>は、75日線を下値に鮮やかな上昇トレンドです。同社もPBR1倍割れで割安感が目立ちますな。24年3月期は過去最高益を更新する見通しで、チャートはどこまで下値を切り上げるか注視したいですねぇ。発電用バルブを手掛ける岡野バルブ製造<6492>は、次世代の原発と言われる小型モジュール炉(SMR)への思惑もあります。昨年12月に上方修正を発表し、業績は想定より上振れしている様子。1月12日の決算発表を受けてチャートはどうなるか注視です。最後は三井海洋開発<6269>です。FPSO建造工事が想定以上に好調との事。洋上風力発電などのテーマ性でも思惑がある同社は、技術の進捗に合わせて長期的に監視を続けていきたいですねぇ。もちろん業績も好調で、およそ4年ぶりに2400円台を付けました。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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2024/01/14 10:00
注目トピックス 市況・概況
米大統領選とドルの行方【フィスコ・コラム】
*09:00JST 米大統領選とドルの行方【フィスコ・コラム】
トランプ前米大統領が返り咲きに向け、重大な岐路に立たされています。次期大統領選の出馬資格をめぐり、複数の州で訴訟が提起されているためです。今後の司法判断によっては政治情勢への影響も避けられず、ドルの行方は読み切れなくなってきました。トランプ氏は今年11月の大統領選で共和党の最有力候補とみられ、今後同党の予備選に進む方針。しかし、コロラド州最高裁は昨年12月、3年前の連邦議会襲撃事件に同氏が主導的な役割を果たしたとし、国家への反乱や暴動に関与した者は「国または州の官職に就けない」との規定によりその資格を認めない判決を下しました。それを受け、米連邦最高裁は1月5日、是非を審理する方針を決めました。トランプ氏の立候補については、コロラド州に続きメイン州も同様の判決でした。両州を含め20州で同氏に出馬資格を認めるかどうかについて係争中ですが、ミシガン、ミネソタ両州では認められています。共和党の予備選は1月15日のアイオワ州を皮切りにスタートの予定。連邦最高裁は多くの州で指名候補を決める3月のスーパーチューズデー前に司法判断を下すとみられ、他州への影響も注目されます。バイデン米大統領は3年前の議事堂襲撃事件に合わせ演説し、民主主義の防衛と保護、維持に務めると強調しました。ただ、世論調査によると、バイデン大統領の昨年12月時点での支持率は34%と過去最低水準に落ち込み、4年前のトランプ氏の41%を下回りました。昨年1年間で銃乱射事件が600件超と社会不安が強まったほか、インフレ高進で経済政策の失点が大きく響いています。共和党内ではヘイリー元国連大使やデサンティス・マイアミ州知事が指名候補争いに参戦。反トランプの有権者も依然として多い半面、同氏は今なお熱烈な支持者に支えられており、党内での影響力は衰えていないようです。仮にトランプ氏の出馬資格が失われた場合、米国社会の分断が一層激化する状況が予想されます。専門家は大統領選に向け、内戦や暴動に発展しかねないとの見方を示しています。その際、ドルはどのような値動きになるでしょうか。昨年10月にハマス・イスラエル紛争が勃発した時に安全資産の象徴だった米国債が選好されず、「悪い金利高」でドル高に振れました。その後、ムーディーズは米国債の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げました。政治の二極化により、財政政策が行き詰まるリスクがあると指摘し、金利高・ドル高を後押ししました。しかし、南北戦争以来の「有事」に、ドル買いが優勢になるとの想定は困難です。ドルは上昇後に急落するシナリオも考える必要がありそうです。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。
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2024/01/14 09:00
注目トピックス 市況・概況
来週の相場で注目すべき3つのポイント:消費者物価コア指数、中GDP、TSMC決算
*18:45JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:消費者物価コア指数、中GDP、TSMC決算
■株式相場見通し予想レンジ:上限36300円-下限34900円昨年、日経平均のけん引役だった東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体株はしっかりだが、相対的には伸び悩んでいる。また、年末にかけて上場来高値を更新するなど強い動きが目立っていた海運株も足元一服。今週は、ソニーグループ<6758>、HOYA<7741>、SMC<6273>、キーエンス<6861>などTOPIXコア30銘柄の上げが目立った。一方、個人投資家の少額投資非課税制度(NISA)資金が流入しやすいと見られているトヨタ自<7203>や三菱UFJ<8306>などは週末に反落した。時価総額が大きく投資単位が100万円を超える銘柄が買われたことから、足元の日本株を押し上げている投資主体は海外投資家と推測する。今週末の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は前日比118.04ドル安(-0.31%)の37592.98ドル、ナスダックは2.58ポイント高(+0.02%)の14972.76ポイント、S&P500は3.59ポイント高(+0.08%)の4783.83ポイントで取引を終了した。12日の大証ナイト・セッションの日経225先物は、日中取引終値比70円安の35540円。週明けの東京市場は横ばいでスタートする公算が大きい。来週のポイントは、時価総額が大きい銘柄への資金流入が続くかどうかである。今週末、バブル後の高値圏の36000円手前で長い上影(上ヒゲ)を残したことから、テクニカル的には買い一服となりやすい状況にある。また、「幻のSQ値」が示現したことも投資家心理にはマイナスとなろう。一方、東京証券取引所が主導するコーポレートガバナンス改革の一環として、週明けの15日に「資本コストや株価を意識した経営の実現」に対応した企業の一覧表を東証が開示する。この開示は毎月更新されることから、「バブル後の高値を更新する日本株を持たざるリスク」を意識した海外投資家の投資マネー流入継続は期待されるところだ。国内では来週、19日に12月消費者物価指数(CPI)の発表を控えている。市場予想は前年比2.6%上昇と11月の同2.8%上昇より鈍化する見通しだ。生鮮食品除くコアの市場予想も同2.3%上昇と11月の同2.5%上昇を下回っている。既に1月末に開催される日本銀行の金融政策決定会合(日銀会合)での「金融政策の正常化」への思惑は後退していることから、市場予想通りの鈍化が確認された場合、為替市場および株式市場への影響は限定的だろう。一方、3月の春闘の結果後に、4月の日銀会合で「金融政策の正常化」に踏み出すとの思惑は根強く残っている。仮に19日の12月CPIが市場予想を上回る強い数字になった際、「金融政策の正常化」思惑が高まることで、為替市場では円高が進行し、足元の株高のはしごが外される可能性はあろう。もっとも、東証によるコーポレートガバナンス改革を期待した海外投資家の買いが根底にあると考えていることから、TOPIXコア30銘柄や日経平均などの強いトレンドが転換するほど売り込まれる想定はしていない。ただ、足元の日本株買いの背景には「金融政策の正常化」の後ろ倒しの思惑が存在することから、週末の12月CPIの結果は注目したい。■為替市場見通し来週のドル・円は下げ渋りか。1月11日に発表された米12月消費者物価指数(CPI)は前年比で総合が+3.4%、コア指数は+3.9%と市場予想を上回った。ボウマンFRB理事は「インフレの低下が停滞した場合には引き続き利上げの用意がある」と発言。金融引き締めを緩める方針は示されず、今後の連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定に思惑が広がりやすい。ただ、今後発表される米経済指標がさえない内容だった場合、景気減速懸念でリスク選好的なドル買い・円売りは縮小するとみられる。また、日本銀行金融政策決定会合を今月下旬に控え、現行の大規模緩和政策を堅持するとの思惑が広がりやすい。日銀の金融緩和策修正への期待は一段と低下しており、本格化する米決算発表で企業業績の改善が示された場合、米国株高を意識して英ポンド、豪ドルなどに対するリスク選好的な円売りが増える可能性があることもドル・円相場を下支えするとみられる。■来週の注目スケジュール1月15日(月):工作機械受注(12月)、独・GDP(2023年)、欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(11月)、米・株式市場は祝日のため休場(キング牧師生誕記念日)、など1月16日(火):国内企業物価指数(12月)、独・CPI(12月)、独・ZEW期待指数(1月)、米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(1月)、米・ウォラー連邦準備制度理事会(FRB)理事が講演、など1月17日(水):中・GDP(10-12月)、中・小売売上高(12月)、欧・ユーロ圏CPI(12月)、米・小売売上高(12月)、米・鉱工業生産指数(12月)、米・地区連銀経済報告(ベージュブック)公表、など1月18日(木):コア機械受注(11月)、設備稼働率(11月)、鉱工業生産(11月)、米・住宅着工件数(12月)、米・住宅建設許可件数(12月)、米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(1月)、米・大統領選共和党候補の討論会、TSMC決算、など1月19日(金):消費者物価コア指数(12月)、米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(1月)、米・サンフランシスコ連銀総裁が座談会に参加、米・つなぎ予算一部失効期限、など
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2024/01/13 18:45
注目トピックス 市況・概況
株ブロガー・さなさえ: 2024年もイノベーション・AIは継続!気になる銘柄一挙公開!【FISCOソーシャルレポーター】
*17:00JST 株ブロガー・さなさえ: 2024年もイノベーション・AIは継続!気になる銘柄一挙公開!【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年1月11日15時に執筆皆様、おはこんばんちは。昨年末、わたしの青春期を圧倒したバンド、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT、The Birthdayを率いたチバユウスケさんの訃報に衝撃を受けていたら…年始から演歌のみならず、ジャズやシャンソンでも、その歌声に魅了された八代亜紀さんの訃報が届きました。本当に残念です。多くのファンの方々と共に、そのご冥福をお祈りしたいと思います。年始から震災や事件も続いていますが、今はただ、ただ、心を落ち着けて、自らの日々に向き合いたいと思う今日この頃…さなさえです。さて、夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も、2年目突入…はや52回目。今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。<2024年はAIを中心にしたテック相場へ>アラフォーに至ると以前にも増して、時代と共にがイノベーション(革新)が急ピッチで進んでいると、ひしひしと感じるものです。年末のNHK『紅白歌合戦』を見ながら今尚、色褪せない鈴木雅之さん、薬師丸ひろ子さん、寺尾聰さん、さだまさしさん、石川さゆりさんら、往年のスター達に涙しつつも…わたし自身、令和世代の色とりどりの若手ユニットにいよいよ「?」マークばかり頭に浮かぶようになってきていますので。(それでも投資家は若者のトレンドを理解する事も重要です。)特に昨今の株式市場では「ChatGPT」、「生成AI」という言葉が飛び交ってきていますが、いよいよ身近なネット上にもAI(人工知能)によって作成された記事やイラスト、音声、映像などが様々なメディアで散見されるようになってきました。特にこういった先端技術をいち早く導入しがちなアダルトコンテンツには毎度脱帽しますね。殿方のみならず、奥方たちの願望さえもAIが叶えてくれる時代です…(遠い目)。いずれにせよ、「イノベーション・AI」への期待は2024年も継続であり、むしろ今年から爆発的に急進していく予想する市場関係者も多いようです。事実、先の1月8日に「エヌビディアが対中規制強化に対応したAI用半導体の量産を7~8月期に予定している」とロイター通信が報じたところ、半導体関連株への物色が再燃し、日経平均株価は急連騰して心理的節目である3万5000円を一気に上抜き、昨年来高値を更新してきています。このAIを取り巻く半導体関連株などについてはこれまで何度も当記事で特集してきたので詳細は割愛しますが、まだまだ出遅れ的に買われる株もあるようです。今回はそれらを中心にご紹介していきます。<出遅れの半導体関連株に注目中>直近では半導体向け逆浸透膜用部材を手掛けている事から物色された阿波製紙<3896>が連騰して注目されていましたね。それ以外でも、半導体集積回路の組立や検査を手掛けるアオイ電子<6832>、監視・車載カメラ用半導体のテックポイント・インク<6697>、電子部品向け塗工機器のテクノスマート<6246>は、合間に調整を挟んでも上昇トレンドをキープしています。シリコンウエハの研磨加工や再生処理などを手掛ける三益半導体工業<8155>は、先月26日の決算内容から業績上振れへの期待もあって買いが続いています。さらに言えば半導体用テスターのテセック<6337>、パワー半導体向けSiC材料切断加工装置の受注が相次いでいるタカトリ<6338>も、今後チャートが持ち直してくれば面白いかなぁ…と監視中です。そして年始に一部の半導体商社をご紹介しましたが、内外テック<3374>も今週、保ち合いを上抜こうとする動きが見られましたのでチェックしました。そうともなれば昨年2月にも配信した加賀電子<8154>、電子部品の萩原電気HD<7467>、ルネサス製品を手掛ける新光商事<8141>なども今後のチャート動きに期待したいと見ていまっす♪今回は以上です。ここ最近のわたしのブログでは、上記でご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の『注目3銘柄』をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。もちろん株以外のネタも多種多様…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)。ではでは。Have a nice trade.----執筆者名:さなさえブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』
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2024/01/13 17:00
注目トピックス 市況・概況
ユーロ週間見通し:下げ渋りか、日本のインフレ見通し引き下げの可能性も
*14:32JST ユーロ週間見通し:下げ渋りか、日本のインフレ見通し引き下げの可能性も
■上げ渋り、ECBによる早期利下げの思惑残る今週のユーロ・ドルは上げ渋り。米国金利の先安観が強まり、ユーロ売り・米ドル買いの取引はやや縮小したが、欧州中央銀行(ECB)による早期利下げ観測が再浮上し、ユーロ・ドルは1.10ドル手前で上げ渋った。中東情勢のすみやかな改善は期待できないこともユーロの上昇を抑える一因となった。取引レンジ:1.0911ドル-1.0996ドル。「伸び悩みか、ユーロ圏のインフレ緩和への思惑残る来週のユーロ・ドルは伸び悩みか。ドイツの低調な経済指標が目立ち、ユーロは積極的に買いづらい。欧州中央銀行(ECB)の議事要旨でインフレ緩和を予想する意見が目立った場合、早期利下げを見込んだユーロ売り・米ドル買いが優勢となりそうだ。中東情勢の悪化が警戒されていることもユーロの上昇を抑える一因となる。予想レンジ:1.0800ドル-1.1100■やや強含み、日銀緩和継続予想が支援材料に今週のユーロ・円はやや強含み。日本銀行は現行の金融緩和策を当面維持する可能性は高いと予想されており、日欧金利差縮小の思惑は後退していることから、リスク回避的なユーロ売り・円買いは縮小した。ただ、欧州中央銀行(ECB)による早期利下げ観測は消えていないため、ユーロ・円の上げ幅は週末前に縮小した。取引レンジ:157円21銭-160円18銭。■下げ渋りか、日本のインフレ見通し引き下げの可能性も来週のユーロ・円は下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)による早期利下げ観測は消えていないため、リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。ただ、日本銀行は今月開催の金融政策決定会合で現行の金融緩和策の継続を決める公算。2024年度の日本のインフレ見通しは下方修正される可能性があることから、ユーロは対円で下げ渋る状態が続くとみられる。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・15日:11月鉱工業生産(10月:前月比-0.7%)予想レンジ:157円00銭-160円00銭
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2024/01/13 14:32
注目トピックス 市況・概況
豪ドル週間見通し:下げ渋りか、12月雇用統計に注目
*14:31JST 豪ドル週間見通し:下げ渋りか、12月雇用統計に注目
■伸び悩み、インフレ緩和で豪ドル買い縮小今週の豪ドル・円は伸び悩み。日本銀行による早期政策修正観測は後退し、リスク選好的な豪ドル買い・円売りが一時優勢となった。しかしながら、11月消費者物価指数の伸び率鈍化を受けて豪ドル買い・米ドル売りは縮小し、この影響で豪ドル・円の上値はやや重くなった。取引レンジ:96円15銭-97円80銭。■下げ渋りか、12月雇用統計に注目来週の豪ドル・円は下げ渋りか。豪準備銀行(中央銀行)の追加利上げ観測が後退するなか、12月雇用統計の発表が注目される。11月雇用統計では失業率は予想を上回り2カ月連続上昇となったが、求職者数の増加が背景とされ、追加利上げ観測の再燃につながった。一方、日本銀行の早期政策修正観測は後退しており、引き続き円売りに振れやすい面がある。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・18日:12月雇用統計(11月:失業率3.9%、雇用者数増減+6.15万人)予想レンジ:95円50銭-98円50銭
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2024/01/13 14:31
注目トピックス 市況・概況
英ポンド週間見通し:下げ渋りか、日銀の緩和継続予想で円買い抑制も
*14:30JST 英ポンド週間見通し:下げ渋りか、日銀の緩和継続予想で円買い抑制も
■強含み、日英金利差縮小観測後退でポンド売りは縮小今週のポンド・円は強含み。日英金利差縮小観測は後退し、リスク回避的なポンド売り・円買いは縮小。英国経済の先行きについて慎重な見方は多いものの、原油先物の下げ幅は縮小し、日経平均株価は大幅に上昇したことからポンド買い・円売りの取引が増えた。取引レンジ:182円76銭-186円16銭。■下げ渋りか、日銀の緩和継続予想で円買い抑制も来週のポンド・円は下げ渋りか。英中央銀行は早期利下げについて引き続き否定的な見解を示し、ポンドは売りづらい。ただ、1月17日発表の12月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回った場合、ポンドに下押し圧力が強まる。一方、日本銀行は今月開催の金融政策決定会合で緩和方針を堅持する公算。円買い興味が強まる状況ではないとみられる。○発表予定の英主要経済指標・注目イベント・17日:12月消費者物価コア指数(11月:前年比+5.1%)予想レンジ:183円50銭-186円00銭
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2024/01/13 14:30
注目トピックス 市況・概況
為替週間見通し:ドルは下げ渋りか、米インフレ持続や株高の影響残る
*14:26JST 為替週間見通し:ドルは下げ渋りか、米インフレ持続や株高の影響残る
【今週の概況】■日米金利差の維持予想でドルは底堅い動きを保つ今週のドル・円は底堅い動きを保った。米連邦準備制度理事会(FRB)は5月に利下げを開始するとの見方が強まり、1月9日に143円42銭までドル安円高に振れたが、日本銀行は2024年度の物価見通しを下方修正するとの思惑が浮上し、日米金利差は当面維持される可能性があることから、リスク回避のドル売りは縮小した。日経平均株価の上昇もドル買い材料となった。さらに、11日発表の12月米消費者物価指数は市場予想を上回ったことからドル・円は一時146円41銭まで買われた。ただ、米国の5月利下げの確率は変わらず、米長期金利は弱含みとなったことから、リスク選好的なドル買いは縮小し、ドル・円は145円台前半まで値を下げた。12日のニューヨーク外為市場でドル・円は一時144円台前半まで売られた。この日発表された2月米生産者物価指数(PPI)は前月比-0.1%と予想外のマイナスを記録したことから、米国債利回りは全般的に低下し、5月利下げは完全に織り込まれた。原油高を受けてドル売りはやや一服したが、144円90銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:143円42銭-146円41銭。【来週の見通し】■ドルは下げ渋りか、米インフレ持続や株高の影響残る来週のドル・円は下げ渋りか。1月11日に発表された米12月消費者物価指数(CPI)は前年比で総合が+3.4%、コア指数は+3.9%と市場予想を上回った。ボウマンFRB理事は「インフレの低下が停滞した場合には引き続き利上げの用意がある」と発言。金融引き締めを緩める方針は示されず、今後の連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定に思惑が広がりやすい。ただ、今後発表される米経済指標がさえない内容だった場合、景気減速懸念でリスク選好的なドル買い・円売りは縮小するとみられる。また、日本銀行金融政策決定会合を今月下旬に控え、現行の大規模緩和政策を堅持するとの思惑が広がりやすい。日銀の金融緩和策修正への期待は一段と低下しており、本格化する米決算発表で企業業績の改善が示された場合、米国株高を意識して英ポンド、豪ドルなどに対するリスク選好的な円売りが増える可能性があることもドル・円相場を下支えするとみられる。【米・12月小売売上高】(17日発表予定)1月17日発表の米12月小売売上高は前月比+0.4%と、前回の+0.3%を上回る見通し。個人消費の弱さが警戒されるなか、同指標が低調なら金利安・ドル安の手がかりに。【米・12月住宅着工件数】(18日発表予定)18日発表の12月住宅着工件数は11月実績を下回る見込み。金利上昇の影響は消えていないため、市場予想と一致、または上回った場合はドル売り材料にならないとみられる。予想レンジ:143円00銭-147円00銭
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2024/01/13 14:26
注目トピックス 市況・概況
国内株式市場見通し:バブル後高値更新だが「幻のSQ値」が示現、TOPIXコア30銘柄への資金流入継続なるか
*14:00JST 国内株式市場見通し:バブル後高値更新だが「幻のSQ値」が示現、TOPIXコア30銘柄への資金流入継続なるか
■時価総額が大きい株が買われる展開に今週の日経平均は週間で2199.69円高(+6.59%)の35577.11円と大幅高。連休明け9日の東京市場は、米国株式市場で、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が強い動きを見せたことから、買い優勢で取引を開始。日経平均は取引時間中の昨年来高値(33853.46円)を突破した。その後、半導体株だけではなく、TOPIXコア30銘柄などの時価総額が大きい銘柄をはじめ幅広い銘柄に買いが入ったことから、日経平均は連日でバブル後の高値を更新。為替市場でも、円安ドル高傾向が続いたことで、輸出関連銘柄も買われた。11日が1月限日経平均先物ミニ・オプションの取引最終日であったことから特別清算指数(SQ値)に絡んだ思惑なども影響したもよう。TOPIXも一段高の展開となった。12日は好決算を材料にファーストリテ<9983>が急伸したことから、日経平均は寄り付き直後に35800円台まで上昇。さすがに短期的な過熱感などが意識されて、その後は上げ幅を縮小したが、プライム市場の時価総額が大きい銘柄を中心とした強い地合いは継続した。なお、週末に算出されたSQ値は一度も12日の取引時間中に付けることができなかったため「幻のSQ値」となった。■15日には東証が「PBR改革」対応リストを開示昨年、日経平均のけん引役だった東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体株はしっかりだが、相対的には伸び悩んでいる。また、年末にかけて上場来高値を更新するなど強い動きが目立っていた海運株も足元一服。今週は、ソニーグループ<6758>、HOYA<7741>、SMC<6273>、キーエンス<6861>などTOPIXコア30銘柄の上げが目立った。一方、個人投資家の少額投資非課税制度(NISA)資金が流入しやすいと見られているトヨタ自<7203>や三菱UFJ<8306>などは週末に反落した。時価総額が大きく投資単位が100万円を軽く超える銘柄が買われたことから、足元の日本株を押し上げている投資主体は海外投資家と推測する。今週末の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は前日比118.04ドル安(-0.31%)の37592.98ドル、ナスダックは2.58ポイント高(+0.02%)の14972.76ポイント、S&P500は3.59ポイント高(+0.08%)の4783.83ポイントで取引を終了した。12日の大証ナイト・セッションの日経225先物は、日中取引終値比70円安の35540円。週明けの東京市場は横ばいスタートでスタートする公算が大きい。来週のポイントは、時価総額が大きい銘柄への資金流入が続くかどうかである。週末、バブル後の高値圏の36000円手前で長い上影(上ヒゲ)を残したことから、テクニカル的には買い一服となりやすい状況にある。また、「幻のSQ値」が示現したことも投資家心理にはマイナスとなろう。一方、東京証券取引所が主導するコーポレートガバナンス改革の一環として、週明けの15日に「資本コストや株価を意識した経営の実現」に対応した企業の一覧表を東証が開示する。この開示は毎月更新されることから、「バブル後の高値を更新する日本株を持たざるリスク」を意識した海外投資家の投資マネー流入継続は期待されるところだ。■CPIの結果に注目国内では来週、19日に12月消費者物価指数(CPI)の発表を控えている。市場予想は前年比2.6%上昇と11月の同2.8%上昇より鈍化する見通しだ。生鮮食品除くコアの市場予想も同2.3%上昇と11月の同2.5%上昇を下回っている。既に1月末に開催される日本銀行の金融政策決定会合(日銀会合)での「金融政策の正常化」への思惑は後退していることから、市場予想通りの鈍化が確認された場合、為替市場および株式市場への影響は限定的だろう。一方、3月の春闘の結果後に、4月の日銀会合で「金融政策の正常化」に踏み出すとの思惑は根強く残っている。仮に19日の12月CPIが市場予想を上回る強い数字になった際、「金融政策の正常化」思惑が高まることで、為替市場では円高が進行し、足元の株高のはしごが外される可能性はあろう。もっとも、東証によるコーポレートガバナンス改革を期待した海外投資家の買いが根底にあると考えていることから、TOPIXコア30銘柄や日経平均などの強いトレンドが転換するほど売り込まれる想定はしていない。ただ、足元の日本株買いの背景には、「金融政策の正常化」の後ろ倒しの思惑が存在することから週末の12月CPIの結果は注目したいところだ。■中国10-12月期GDPなどが予定来週、国内では、16日に12月国内企業物価指数、18日に11月機械受注、11月鉱工業生産(確報値)、19日に12月消費者物価指数などが予定されている。海外では、15日に欧・11月鉱工業生産指数、16日に英・12月雇用統計、米・1月ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に中・10-12月期GDP、中・12月小売売上高/鉱工業生産指数、英・12月消費者物価指数、米・12月小売売上高/鉱工業生産指数、18日に米・1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数などが予定されている。
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2024/01/13 14:00
注目トピックス 市況・概況
新興市場見通し:売買代金増加には昨年11月高値水準をクリアが必要か
*13:59JST 新興市場見通し:売買代金増加には昨年11月高値水準をクリアが必要か
■東証グロース市場の売買代金はさほど変化が見られず今週の新興市場は上昇したものの、売買代金は膨らまず、迫力に欠ける展開となった。同時期の騰落率は、日経平均が+6.59%だったのに対し、東証グロース市場指数は+1.33%、東証グロース市場250指数は+2.09%だった。米国株上昇など外部環境を材料に東証プライム市場の大型株が強い動きを見せるなか、新興市場も買い優勢となったが、上げ幅は限定的となった。時価総額が大きいソニーグループ<6758>やキーエンス<6861>などTOPIXコア30銘柄を中心に海外投資家と思われる投資資金が向かう一方、東証グロース市場の売買代金はさほど変化が見られず。日経平均がバブル後の高値を連日更新するなか、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに昨年末水準で上値は重かった。個別では、決算発表を材料にプログリット<9560>が急伸したほか、25万株(2.00億円)を上限として自社株買いを実施すると発表したさくらさくプラス<7097>も大幅高となった。また、中国のバイオ医薬品企業JIXINGなどと資本業務提携すると発表したティムス<4891>が週末大幅高。そのほか、アクアライン<6173>、リニューアルJ<9522>が買われた。一方、直近IPO銘柄の雨風太陽<5616>、yutori<5892>、QPS研究所<5595>は利益確定売りに押された。また、能登半島地震に関連する思惑で買われていた地盤ネット<6072>も売り優勢となった。なお、東証グロース市場Core指数20の採用銘柄では、BASE<4477>、ジーエヌアイ<2160>が上昇した一方、ウェルスナビ<7342>が下落した。■引き続き決算関連銘柄の値幅取りなど短期資金の流出入中心か来週の新興市場はもみ合いか。海外投資家と思われる買いはTOPIXコア30銘柄など時価総額10兆円前後の大型株に向かっており、東証グロース市場は物色の蚊帳の外となっている。今週末の日経平均は「幻のSQ値」および36000円手前で上影(上ヒゲ)を残したことから、短期的な過熱感が意識されて売りに押される可能性がある。利益確定売り後の資金は、プライム市場の出遅れ銘柄に回る可能性はあるが、アナリストレポートなどが少なく国際的に知名度が低い新興市場に海外投資家の投資資金が向かう展開は想定しにくい。引き続き、決算関連銘柄の値幅取りなど短期資金の流出入中心で、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに方向感は乏しくなろう。両指数ともに昨年11月の戻り高値水準を上回らない限り、主力株を中心に出来高を伴う展開は難しい。TOPIXコア30銘柄に関心が向かっている状況下、新興市場は静かな相場展開となりそうだ。昨年12月18日に東京証券取引所は、「グロース市場の機能発揮に向けた今後の対応について」を公表した。市場の反応は限定的だったが、1月15日、東証が主導するコーポレートガバナンス改革の一環として「資本コストや株価を意識した経営の実現」に対応した企業の一覧表を東証が開示することで、今後、「企業統治」に絡んだ思惑が東証グロース市場に向かうかもしれない。海外の機関投資家も対象としたIR活動や、アナリストによるカバレッジなど東証グロース市場の企業統治の観点で対応するべき項目は多々ある。仮に物色が入った場合、GENDA<9166>、ウェルスナビ<7342>、ispace<9348>など東証グロース市場Core指数20の採用銘柄など主力どころに資金が向かうと考える。可能性は非常に低いものの、「企業統治」への期待感はもっておきたい。
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2024/01/13 13:59
注目トピックス 市況・概況
米国株式市場見通し:小売売上高や金融決算に注目
*13:58JST 米国株式市場見通し:小売売上高や金融決算に注目
来週は引き続き金融決算に注目だ。さらに、年末年始の消費動向を確認する上で鍵を握る指標となる12月小売売上高にも注目したい。また、FRBは17日に地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表する。この結果は次回1月末に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)での金融政策決定において、参考材料となるため注目だ。雇用状況や物価、消費動向、景気を巡る言及に特に焦点をあてたい。FRBはこの会合で、政策金利を据え置く見込み。来週末には再び議会は歳出を巡る交渉期限に直面、政府機関閉鎖懸念がくすぶり上値を抑制するだろう。下院共和党のジョンソン議長はすでに民主党シューマー上院院内総務と今週まとめた超党派合意を引き続き支持する姿勢だが、依然見解にずれが見られることや共和党内部で超保守強硬派がこの合意に反対し議長解任に向けた動きも示唆しており、政府機関閉鎖のリスクには警戒だ。スイス、ダボスでは世界経済フォーラムが15日から19日まで開催予定。各国首脳や各国中銀関係者、企業の幹部などが出席予定で、経済や金融政策を巡る発言に注目だ。さらに、大統領選挙を11月に控え、15日に大統領選の共和党候補指名争い初戦となる党員集会がアイオワ州で開催される。依然トランプ氏が優勢と見られているが、前国連大使のヘイリー氏がバイデン大統領を支持しない一部民主党員の支持を得ているほか、保守派の重鎮などの支持を獲得し、その差を縮めており、動向に注目だ。今週発表された12月CPIは予想を上回る伸びとなり、インフレ改善基調が停滞した可能性も示唆された。しかし、12月PPIは予想を下回る伸びに留まり市場の利下げ予想を後押しする結果になった。市場は3月の利下げ開始を9割近く織り込んでおり、引き続き株式相場の支援材料になるだろう。NY連銀のウィリアムズ総裁は緩和にはインフレが2%目標に向けて改善する確信を持つ必要があると主張しておりさらなるデータで判断していくことになりそうだ。12月小売売上高は前月比で0.4%増と11月から伸びが拡大する見込み。ただ、国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車/建材/給油/食品を除いたコア指数は伸びが鈍化する見通し。予想通り消費の抑制が確認されると、需要鈍化懸念が主に小売、ハイテクにも重しとなる可能性がありそうだ。同時に利下げ期待が強まると、下値も限定的になるだろう。経済指標では、1月ニューヨーク連銀製造業景気指数(16日)、12月小売売上高・輸入物価指数・鉱工業生産指数・設備稼働率、11月企業在庫、1月NAHB住宅市場指数(17日)、12月住宅着工・建設許可件数、週次新規失業保険申請件数(18日)、1月ミシガン大学消費者信頼感指数、12月中古住宅販売件数、11月対米証券投資(19日)、などが予定されている。また、FRBは17日にベージュブックを公表する。なお、15日はキング牧師記念日の祝日で金融市場は休場となる。主要企業決算では、金融でゴールドマンサックスやモルガンスタンレー、地銀のPNC(16日)、クレジットカード会社のディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ、地銀のUSバンコープやシチズンズ・フイナンシャル・グループ、金融サービスのチャールズ・シュワブ(17日)、地銀のキーコープ(18日)、自動車関連の金融サービス会社アライ・ファイナンシャル、地銀のフィフスサードやコメリカ(19日)、などが予定されている。昨年危機に直面した地銀の決算では預金状況に注目だ。また、ゴールドマンサックスは2024年の業績で強気見通しを示すと期待されている。(Horiko Capital Management LLC)
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2024/01/13 13:58
注目トピックス 市況・概況
個人投資家・有限亭玉介:注目の≪海運株≫まとめ!昨年末のバルチック海運指数の上昇で思惑【FISCOソーシャルレポーター】
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:注目の≪海運株≫まとめ!昨年末のバルチック海運指数の上昇で思惑【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年1月9日10時に執筆コロナが落ち着いたら海運株の高騰も落ち着くのでは…なんて言われていましたが、どうも海運株への物色は2024年も続いているようです。この勢いはどこまで続くのか、しっかりと注視して参ります。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。昨年12月に、ばら積み船の総合的な市況を表すバルチック海運指数が急上昇してきた事を受けて、海運株が改めて物色されました。海運大手を見てみますと、上昇トレンドで高値を更新しているにもかかわらず、低PER・PBRで高配当の銘柄もありますな。イスラエルなど中東が戦争で荒れている事もあり、紅海で武装組織が商業船を襲撃する事件が報告されました。船への襲撃は許されない犯罪ですが、迂回ルートの選択を強いられた事で輸送コストが上昇する結果となりました。それによって投資家からの利益の上振れ期待が高まり、資金が集中しているようです。代表的な海運株で売上国内首位の日本郵船<9101>は、年が明けて1月5日に高値を更新しました。商船三井<9104>も似たようなチャートを描いております。日立造船系の中型ばら積み船を手掛ける内海造船<7018>は小型株らしく足が軽いですな。外部環境に振り回された2023年でしたが、海運株は堅調なチャートを形成しております。既に値上がりしている銘柄にエントリーするのは投資家としての勇気がいりますが、「まだ上値を目指せるはず」と予想するのもまた、投資家の醍醐味とも言えます。まして海運や造船に関連する銘柄は数多ありますので、出遅れ感から思惑買いを誘因する余地はまだ残っているようには思えますし、あたくし自身、目先の相場ではしばらく監視を強めていくつもりです。例えば船舶ディーゼル発電用補機の大手であるダイハツディーゼル<6023>は海運・造船関連として注視したいですな。直近では米運用会社のカナメキャピタルの買い増しが伝わると、思惑買いが流入しました。PBRは1倍割れが続いている事から、配当方針について「配当性向30%を目途に下限1株当たり15円を基準とする」と発表しております。中大型のばら積み船を主力とする名村造船所<7014>は、直近の社長の記者会見が好材料となった模様。新造船事業が新たな成長局面に入ったとの発表が好感されました。PERは割安で、チャートはどこまで下値を切り上げるか監視です。同じく底堅く上昇トレンドを形成している飯野海運<9119>も注視しております。24年3月期の決算は過去最高益というわけではありませんが、10月31日の決算発表では上方修正に加えて増配しており、次の決算でも何かサプライズがあるか監視中。日本郵船が大株主の共栄タンカー<9130>は、直近の業績は軟調ながらも思惑買いが流入し、株価を刺激しているようです。PBRは1倍割れで、時価総額も100億以下ですので個人投資家の買いを呼び込むか…。船主業を主力とする明海グループ<9115>は、底を打ってじわじわと切り返しております。業績に関しても24年3月期の営業利益は、過去最高益を更新する見通しですな。為替変動リスクを想定しながら、同社のチャートを注視しております。最後は栗林商船<9171>です。昨年11月に、同社等が特許を持つ新型舵「ゲートラダー」によって燃費性能が向上したとの報道は好材料となりました。年が明けてからも海運関連への物色から短期資金が流入すると、一時的に1000円台を付けました。中長期で見れば上昇トレンドを形成しており、低PBRは要チェックですな。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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2024/01/13 10:00
注目トピックス 市況・概況
12日の米国市場ダイジェスト:NYダウは118ドル安、早期の利下げ期待強まる
*09:28JST 12日の米国市場ダイジェスト:NYダウは118ドル安、早期の利下げ期待強まる
■NY株式:NYダウは118ドル安、早期の利下げ期待強まる米国株式市場はまちまち。ダウ平均は118.04ドル安の37,592.98ドル、ナスダックは2.58ポイント高の14,972.76で取引を終了した。12月生産者物価指数(PPI)が予想を下回り早期の利下げ期待に買われ、寄り付き後、上昇。その後、決算を受けた銀行株の下落が重しとなり、下落に転じた。ただ、金利先安観にハイテクは底堅く推移し、相場全体の下値を支えた。ダウは終日軟調に推移したが、ナスダックは終盤にかけプラス圏を回復しまちまちで終了。セクター別では、電気通信サービスが上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落した。防衛のロッキード・マーチン(LMT)や総合軍事会社のゼネラル・ダイナミクス(GD)は米英軍のフーシ派拠点空爆を受けた緊張拡大に連れ需要拡大の思惑にそれぞれ上昇。金融のシティグループ(C)は第4四半期決算で赤字に転落したものの、従業員2万人削減し収益強化を目指す組織改編計画が好感され、上昇。同業のJPモルガン(JPM)は第4四半期決算で純金利収入が7四半期連続過去最高となったほか、24年通年で増加すると強気見通しを示したが利益確定売りなどにおされ、下落。バンク・オブ・アメリカ(BAC)は第4四半期の決算で純金利収入低下や昨年の地銀破綻関連の費用計上が業績を圧迫、減収減益となり、下落。また、ウェルズ・ファーゴ(WFC)は第4四半期決算で昨年の地銀破綻を受けた連邦預金保険公社(FDIC)の基金補充への拠出金などを含めコストの予想以上の拡大が重しとなったほか、通期の純金利収入について最大で9%減少する可能性があると警告し、下落。ヘルスケアのユナイテッドヘルス・グループ(UNH)は第4四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったがコストの上昇が警戒され、売られた。航空会社のデルタ(DAL)は第4四半期決算でホリデーシーズンの需要が強く調整後の1株利益が予想を上回ったものの、コスト高が影響し24年の1株利益目標を引き下げたため下落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は中国での値下げ、さらに、紅海混乱を受けた部品不足でドイツ工場で大半の生産を停止、レンタカー会社のハーツ(HTZ)による電気自動車の売却が嫌気され下落した。投資家の恐怖心理を示すVIX指数は一時13.08まで上昇した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:米PPI予想下振れで早期利下げ観測強まる12日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円57銭へ上昇後、144円36銭まで下落し、144円88銭で引けた。米12月消費者物価指数(CPI)を受けて米12月生産者物価指数(PPI)も予想上回ることを警戒し金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。しかし、米PPIが前月比で予想外のマイナスに落ち込むと早期の利下げを織り込み金利が低下に転じ、ドル売りが優勢となった。ユーロ・ドルは1.0936ドルへ下落後、1.0987ドルまで上昇し、1.0951ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミスト、レーン理事が「利下げは近い将来のトピックではない」と述べ、安値からユーロの買戻しが優勢となった。ユーロ・円は159円30銭へ上昇後、158円55銭へ反落。ポンド・ドルは1.2726ドルから1.2786ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8551フランへ上昇後、0.8489フランまで反落した。■NY原油:続伸、ロンドン市場で75.25ドルまで値上りNYMEX原油2月限終値:72.68 ↑0.6612日のNY原油先物2月限は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比+0.66ドルの72.68ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは72.36ドル-75.25ドル。供給不安の高まりを受けてロンドン市場で75.25ドルまで買われたが、利益確定を狙った売りが増えており、米国市場の後半にかけて72.36ドルまで値を下げた。通常取引終了後の時間外取引では主に73ドルを挟んだ水準で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 32.80ドル -0.35ドル(-1.05%)モルガン・スタンレー(MS) 89.70ドル -0.81ドル(-0.89%)ゴールドマン・サックス(GS)377.75ドル -2.00ドル(-0.52%)インテル(INTC) 47.12ドル -0.52ドル(-1.09%)アップル(AAPL) 185.92ドル +0.33ドル(+0.17%)アルファベット(GOOG) 144.24ドル +0.57ドル(+0.39%)メタ(META) 374.49ドル +4.82ドル(+1.30%)キャタピラー(CAT) 290.41ドル -1.65ドル(-0.56%)アルコア(AA) 30.03ドル -0.85ドル(-2.75%)ウォルマート(WMT) 161.32ドル +0.21ドル(+0.13%)
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2024/01/13 09:28
注目トピックス 市況・概況
NY為替:米PPI予想下振れで早期利下げ観測強まる
*07:33JST NY為替:米PPI予想下振れで早期利下げ観測強まる
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円57銭へ上昇後、144円36銭まで下落し、144円88銭で引けた。米12月消費者物価指数(CPI)を受けて米12月生産者物価指数(PPI)も予想上回ることを警戒し金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。しかし、米PPIが前月比で予想外のマイナスに落ち込むと早期の利下げを織り込み金利が低下に転じ、ドル売りが優勢となった。ユーロ・ドルは1.0936ドルへ下落後、1.0987ドルまで上昇し、1.0951ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミスト、レーン理事が「利下げは近い将来のトピックではない」と述べ、安値からユーロの買戻しが優勢となった。ユーロ・円は159円30銭へ上昇後、158円55銭へ反落。ポンド・ドルは1.2726ドルから1.2786ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8551フランへ上昇後、0.8489フランまで反落した。
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2024/01/13 07:33
注目トピックス 市況・概況
NY金:堅調推移、一時2067.30ドルまで値上り
*07:22JST NY金:堅調推移、一時2067.30ドルまで値上り
COMEX金2月限終値:2051.60 ↑32.4012日のNY金先物2月限は堅調推移。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は、前営業日比+32.40ドルの2051.60ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは2033.10-2067.30ドル。アジア市場の序盤に2033.10ドルまで下げたが、米長期金利の伸び悩みを意識した買いが入ったことでじり高となり、米国市場の前半にかけて2067.30ドルまで上昇した。ただ、その後は利食い売りが増えたことで後半にかけて2045.70ドルまで下げており、通常取引終了後の時間外取引では2052ドルを挟んだ水準で推移した。
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2024/01/13 07:22
注目トピックス 市況・概況
NY原油:続伸、ロンドン市場で75.25ドルまで値上り
*07:19JST NY原油:続伸、ロンドン市場で75.25ドルまで値上り
NYMEX原油2月限終値:72.68 ↑0.6612日のNY原油先物2月限は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比+0.66ドルの72.68ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは72.36ドル-75.25ドル。供給不安の高まりを受けてロンドン市場で75.25ドルまで買われたが、利益確定を狙った売りが増えており、米国市場の後半にかけて72.36ドルまで値を下げた。通常取引終了後の時間外取引では主に73ドルを挟んだ水準で推移。
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2024/01/13 07:19
注目トピックス 市況・概況
NY債券:米長期債相場は強含み、5月利下げを完全に織り込む
*07:16JST NY債券:米長期債相場は強含み、5月利下げを完全に織り込む
12日の米国長期債相場はやや強含み。米労働省がこの日発表した昨年12月の生産者物価指数(PPI)は前月比-0.1%と、市場予想に反して下落したことから、債券利回りは低下。金融市場では3月利下げの確率が上昇し、5月利下げは完全に織り込まれた。主に2年債利回りが低下し、イールドカーブはスティープニング。30年債利回りは2年債利回りを上回った。CMEのFedWatchツールによると、12日時点で3月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は79%程度。5月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.75-5.00%以下となる確率は83%程度。10年債利回りは3.960%近辺で取引を開始し、一時4.005%近辺まで上昇した後、3.915%近辺まで反落し、取引終了時点にかけて3.943%近辺で推移した。イールドカーブはスティープニング気配。2年-10年は-20.80bp近辺、2-30年は2.80bp近辺で引けた。2年債利回りは4.15%(前日比:-10bp)、10年債利回りは3.94%(前日比-3bp)、30年債利回りは、4.18%(前日比:0bp)で取引を終えた。
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2024/01/13 07:16
注目トピックス 市況・概況
NY株式:NYダウは118ドル安、早期の利下げ期待強まる
*06:52JST NY株式:NYダウは118ドル安、早期の利下げ期待強まる
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は118.04ドル安の37,592.98ドル、ナスダックは2.58ポイント高の14,972.76で取引を終了した。12月生産者物価指数(PPI)が予想を下回り早期の利下げ期待に買われ、寄り付き後、上昇。その後、決算を受けた銀行株の下落が重しとなり、下落に転じた。ただ、金利先安観にハイテクは底堅く推移し、相場全体の下値を支えた。ダウは終日軟調に推移したが、ナスダックは終盤にかけプラス圏を回復しまちまちで終了。セクター別では、電気通信サービスが上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落した。防衛のロッキード・マーチン(LMT)や総合軍事会社のゼネラル・ダイナミクス(GD)は米英軍のフーシ派拠点空爆を受けた緊張拡大に連れ需要拡大の思惑にそれぞれ上昇。金融のシティグループ(C)は第4四半期決算で赤字に転落したものの、従業員2万人削減し収益強化を目指す組織改編計画が好感され、上昇。同業のJPモルガン(JPM)は第4四半期決算で純金利収入が7四半期連続過去最高となったほか、24年通年で増加すると強気見通しを示したが利益確定売りなどにおされ、下落。バンク・オブ・アメリカ(BAC)は第4四半期の決算で純金利収入低下や昨年の地銀破綻関連の費用計上が業績を圧迫、減収減益となり、下落。また、ウェルズ・ファーゴ(WFC)は第4四半期決算で昨年の地銀破綻を受けた連邦預金保険公社(FDIC)の基金補充への拠出金などを含めコストの予想以上の拡大が重しとなったほか、通期の純金利収入について最大で9%減少する可能性があると警告し、下落。ヘルスケアのユナイテッドヘルス・グループ(UNH)は第4四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったがコストの上昇が警戒され、売られた。航空会社のデルタ(DAL)は第4四半期決算でホリデーシーズンの需要が強く調整後の1株利益が予想を上回ったものの、コスト高が影響し24年の1株利益目標を引き下げたため下落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は中国での値下げ、さらに、紅海混乱を受けた部品不足でドイツ工場で大半の生産を停止、レンタカー会社のハーツ(HTZ)による電気自動車の売却が嫌気され下落した。投資家の恐怖心理を示すVIX指数は一時13.08まで上昇した。(Horiko Capital Management LLC)
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2024/01/13 06:52
注目トピックス 市況・概況
1月12日のNY為替概況
*05:10JST 1月12日のNY為替概況
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円57銭へ上昇後、144円36 銭まで下落し、引けた。米12月消費者物価指数(CPI)を受けて米12月生産者物価指数(PPI)も予想上回ることを警戒し金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。しかし、米PPIが前月比で予想外のマイナスに落ち込むと早期の利下げを織り込み金利が低下に転じ、ドル売りが優勢となった。ユーロ・ドルは1.0936ドルへ下落後、1.0987ドルまで上昇し、引けた。欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミスト、レーン理事が「利下げは近い将来のトピックではない」と述べ、ユーロの買戻しが優勢となった。ユーロ・円は159円30銭へ上昇後、158円55銭へ反落。ポンド・ドルは1.2726ドルから1.2786ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8551フランへ上昇後、0.8489フランまで反落した。【経済指標】・米・12月生産者物価指数:前月比-0.1%(予想:+0.1%、11月:-0.1%←0.0%)・米・12月生産者物価コア指数:前月比0%(予想:+0.2%、11月:0.0%)・米・12月生産者物価指数:前年比+1.0%(予想:+1.3%、11月:+0.8%←+0.9%)・米・12月生産者物価コア指数:前年比+1.8%(予想:+2.0%、11月:+2.0%)
<KY>
2024/01/13 05:10
注目トピックス 市況・概況
[通貨オプション]OP売り継続、米国連休控え
*04:35JST [通貨オプション]OP売り継続、米国連休控え
ドル・円オプション市場で変動率は連日低下。米国の連休を控えオプション売りが一段と強まった。リスクリバーサルは1年物を除いて、ドル・円下値ヘッジ目的の円コール買いが再燃した。■変動率・1カ月物9.49%⇒9.47%(08年/24=31.044%)・3カ月物 9.53%⇒9.52%(08年10/24=31.044%)・6カ月物 9.51%⇒9.49%(08年10/24=25.50%)・1年物9.51%⇒9.47%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)■リスクリバーサル(25デルタ円コール)・1カ月物+1.08%⇒+1.12%(08年10/27=+10.90%)・3カ月物+1.10%⇒+1.11%(08年10/27=+10.90%)・6カ月物+0.93%⇒+0.94%(08年10/27=+10.71%)・1年物+0.60%⇒+0.60%(08年10/27=+10.71%)
<KY>
2024/01/13 04:35
注目トピックス 市況・概況
NY外為:ユーロ売り一段落、ECBのレーン理事が早期利下げの必要性を否定
*03:19JST NY外為:ユーロ売り一段落、ECBのレーン理事が早期利下げの必要性を否定
欧州中央銀行(ECB)のレーン理事は講演で、利下げは近い将来のトピックにはならないと、早期の利下げに否定的な姿勢を見せた。ユーロ売りは一段落。ラガルド総裁が11日のインタビューで、インフレ率が2%に向けて低下していることが確信されれば利下げ開始すると言及したため早期利下げ観測にユーロ売りが優勢となっていた。ユーロ・ドルは1.0987ドルまで反発後、再び1.0947ドルまで売られたが1.0955ドルで下げ止まった。ユーロ・円は158円55銭から158円84銭へじり高推移。ユーロ・ポンドは0.8588ポンドの安値から0.8603ポンドへ反発後、0.8597ポンドでもみ合いが続いた。
<KY>
2024/01/13 03:19
注目トピックス 市況・概況
NY外為:リスクオフ、中東緊張拡大を警戒、米英軍のフーシ派空爆受け
*01:35JST NY外為:リスクオフ、中東緊張拡大を警戒、米英軍のフーシ派空爆受け
NY外為市場ではリスク回避の動きが目立った。米英軍は11日、紅海での商戦攻撃報復措置として、イエメンの親イラン武装組織フーシ派軍事拠点に対し空爆を実施。空爆に先立ちフーシ派指導者は米国の武力行使に立ち向かうと主張しており、中東緊張の一段の拡大が警戒された。中東緊張拡大懸念に原油高や株安、安全資産としての国債買いにつながった。10年債利回りは引き続き4%割れで推移。ダウは200ドル超下落した。ユーロ・円は159円30銭から158円55銭まで下落し、10日来の安値を更新。ポンド・円は185円36銭から184円50銭まで下落した。ドル・円は144円70銭と、145円割れで戻りが鈍い。
<KY>
2024/01/13 01:35
注目トピックス 市況・概況
NY外為:ドル売り一服、金利も下げ止まる
*00:51JST NY外為:ドル売り一服、金利も下げ止まる
NY外為市場で利下げ観測に連れたドル売りが一服した。米10年債利回りは3.91%まで低下後、3.94%まで戻した。ドル・円は144円36銭まで下落後、144円73銭まで反発。ユーロ・ドルは1.0987ドルまで上昇し日中高値を更新後は、1.0968ドルまで反落した。ポンド・ドルは1.2786ドルから1.2764ドルへ反落した。
<KY>
2024/01/13 00:51
注目トピックス 市況・概況
NY外為:ドル反落、米3月の 利下げ確率上昇、米12月PPIが予想下回る
*23:58JST NY外為:ドル反落、米3月の 利下げ確率上昇、米12月PPIが予想下回る
NY外為市場でドルは反落した。米・12月生産者物価指数(PPI)が予想を下回り、利下げ観測が強まった。米短期金融市場では3月の利下げを9割近く織り込んだ。米10年債利回りは4%から3.91%まで低下。ドルも下落に転じ、ドル・円は145円57銭の高値から144円38銭まで下落し10日来の安値を更新した。ユーロ・ドルは1.0936ドルの安値から1.0985ドルまで上昇。ポンド・ドルは1.2730ドルから1.2782ドルまで上昇した。
<KY>
2024/01/12 23:58
注目トピックス 市況・概況
【市場反応】米12月生産者物価指数、予想下回り利下げ観測強まる、ドル買い後退
*22:58JST 【市場反応】米12月生産者物価指数、予想下回り利下げ観測強まる、ドル買い後退
米国労働統計局が発表した12月生産者物価指数(PPI)は前月比-0.1%と、予想外に3カ月連続のマイナスとなった。前年比では+1.0%と、11月+0.8%から伸び拡大も予想を下回った。燃料や食品を除いたコア指数は前月比0%と、伸び拡大予想に反し11月と同水準の伸びにとどまった。前年比+1.8%と予想外に11月+2.0%から伸びが縮小し20年12月来で最小となった。予想を下回るPPIを受け利下げ観測が強まり、米国債も下げ止まり、10年債利回りは再び4%を割り込んだ。ドル買いが後退し、ドル・円は145円57銭から144円76銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0936ドルから1.0970ドルまで上昇した。ポンド・ドルは1.2730ドルから1.2768ドルまで上昇。【経済指標】・米・12月生産者物価指数:前月比-0.1%(予想:+0.1%、11月:-0.1%←0.0%)・米・12月生産者物価コア指数:前月比0%(予想:+0.2%、11月:0.0%)・米・12月生産者物価指数:前年比+1.0%(予想:+1.3%、11月:+0.8%←+0.9%)・米・12月生産者物価コア指数:前年比+1.8%(予想:+2.0%、11月:+2.0%)
<KY>
2024/01/12 22:58