注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 10月のくりっく365、ドル・円は強含む展開、豪ドル・円は堅調な推移か *16:51JST 10月のくりっく365、ドル・円は強含む展開、豪ドル・円は堅調な推移か 東京金融取引所(TFX)が手掛ける取引所為替証拠金取引「くりっく365」は、9月の取引数量が前月比19.6%増の142万3149枚、1日の平均取引数量は6万4689枚と前月比で増加した。9月末時点の証拠金預託額は5325.46億円と前月比で11.58億円増加した。取引通貨量では、米ドル、トルコリラ、メキシコペソ、英ポンド、南アフリカランドの順となった。一方、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」は、9月の取引数量が前月比17.1%増の375万8317枚、1日の平均取引数量は21万1494枚と前月比で増加した。月末時点の証拠金預託額は1003.77億円となり、前月比で15.35億円の増加となった。取引数量トップは米ドル・円で45万6900枚(前月比26.8%増)であった。月半ばに控える日米金融イベントを前に、前半は方向感のない動きが続いた。9月17-18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では市場予想通り25bpの利下げが決定。声明発表直後に米長期金利が急低下し、ドル売り・円買いが一気に進行、ドル・円は一時1ドル=145円台へ突入した。その後はパウエル議長の会見で冷静さを取り戻す形に。日銀金融政策決定会合は市場予想通り政策金利据え置きとなり無難に通過したものの、月末にかけて自民党総裁選へ意識が向かい、新政権政策への思惑で乱高下した。トルコリラ・円は27万8011枚(前月比39.9%増)であった。トルコ中央銀行は9月11日に政策金利を250bp引き下げると決定。市場では利下げペースの減速を見込んでいたが、予想に反し2会合連続の利下げとなったため、リラ売り・円買いが進んだ。国内景気や政治情勢の先行き不透明感なども重しとなり、上値の重い展開が続いた。10月のドル・円は強含む展開か。月初めの自民党総裁選で予想外に高市候補が勝利し、新政権の財政拡張的な政策期待を背景に円安基調が続いている。小泉候補優勢との見方が多かった反動もあり、総裁選後は大きくドル買い・円売りに振れた。足元では150円台前半での推移が続いており、節目の155円を超えてくると政府・日銀による為替介入への警戒感も強まりそうだ。豪ドル・円は堅調な推移か。高市候補の勝利を受け、財政拡張的な政策が意識されるなか、日銀の早期追加利上げ期待は後退している。10月29-30日の日銀金融政策決定会合での利上げは先送りされるとの見方が広がれば、豪ドルに対する円キャリートレードが再び活発化する可能性がある。オーストラリア準備銀行(中央銀行)は利下げに慎重な姿勢を示しており、追加利下げ期待も後退していることから、高金利通貨としての豪ドルへの注目は続きそうだ。一方、米景気や中国経済の不透明感が豪ドルの上値を抑えるリスクには注意したい。 <CN> 2025/10/10 16:51 注目トピックス 市況・概況 米国株安や国内政局の不透明感から利食い優勢に【クロージング】 *16:51JST 米国株安や国内政局の不透明感から利食い優勢に【クロージング】 10日の日経平均は反落。491.64円安の48088.80円(出来高概算24億9000万株)で取引を終えた。前日の米国株安や国内政局の先行き不透明感から幅広い銘柄に利益確定売りが先行した。ただ、前日の取引終了後に市場予想を上回る決算を発表したファーストリテ<9983>が大幅に続伸したことが相場を支えた。引けにかけて下へのバイアスが強まり、一時47962.61円まで下げる場面もみられたが、全体としては48000円水準での底堅さは意識されていた。為替市場で円安が一服したほか、国内長期金利が2008年7月以来約17年ぶりに1.7%台へと上昇したことも重荷になった。東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄数が1400を超え、全体の9割近くを占めた。セクター別では、小売を除く32業種が下落し、証券商品先物、鉱業、石油石炭、鉄鋼の下落が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ、中外薬<4519>、ファナック<6954>、キーエンス<6861>、良品計画<7453>が堅調で、ファーストリテ1銘柄で日経平均を約259円支えた。半面、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、TDK<6762>、ソニーG<6758>が軟調だった。前日の米国市場は、利益確定売りに主要株価指数は下落した。東京市場でもこの流れが波及したほか、東京市場においてもこのところ上昇が目立っていた銘柄を中心に値を消す銘柄が増え、日経平均の下げ幅は一時600円を超えた。また、首相指名選挙を前に、公明党が自公連立から離脱する可能性が警戒されるなか、きょう午後に与党党首会談が行われるため、政局に対する先行き不透明さも売りを誘う要因につながったようだ。きょうは反落したものの、中長期的な相場の上昇トレンドに変化はないとの見方は多い。また、直近の相場上昇が急激だっただけに、きょうの下落でも日経平均の調整幅は限定的で、相場の地合いは強いと捉えられるだろう。ただ、新政権に対する政策期待を先取りする形で相場は上昇してきただけに、ここからさらに上値を目指すには、新政権が実際に打ち出す具体的な政策の中身などを吟味することになりそうだ。 <CS> 2025/10/10 16:51 注目トピックス 市況・概況 日経VI:小幅に低下、高値警戒感緩むが次期政権の枠組みの不透明感など警戒 *16:35JST 日経VI:小幅に低下、高値警戒感緩むが次期政権の枠組みの不透明感など警戒 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は10日、前日比-0.02(低下率0.07%)の30.11と小幅に低下した。なお、高値は32.48、安値は26.53。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。日経225先物はこのところの上昇で高値警戒感が強まっており、今日は株価下落で警戒感が緩み、日経VIは大幅に低下して始まった。ただ、政治空白が長期化していることに加え、次期政権の枠組みに不透明感が強まっていることが警戒材料となり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードの緩和は次第に限定的となり、日経VIは午後は上昇に転じて推移する時間が長かった。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。 <SK> 2025/10/10 16:35 注目トピックス 市況・概況 東証グロース市場250指数先物概況:公明党の連立離脱リスクと連休前の売りで大幅反落 *16:30JST 東証グロース市場250指数先物概況:公明党の連立離脱リスクと連休前の売りで大幅反落 10月10日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比23pt安の729pt。なお、高値は750pt、安値は727pt、日中取引高は3052枚。前日9日の米国市場のダウ平均は4日続落。一部主要企業決算で消費の底堅さが示され、寄り付き後、上昇。しかし、政府機関の閉鎖が長期化し成長を妨げるとの懸念や、過去最高値付近でバブル警戒感も根強く売りに押され、下落に転じた。金利上昇も嫌気されたが、半導体が支え、ナスダックは終盤にかけ下げ幅を縮小し、終了。本日の東証グロース市場250指数先物は、前営業日比4pt安の748ptからスタートした。米株安を受けて小幅安で始まり、その後は下げ幅を拡大する動き。一部で公明党の連立離脱リスクが報じられたため、警戒感が高まり、日本市場全般に売りが広がった。テクニカルにおいても、5日・25日・75日の各移動平均線を下回ったことで投資家心理が悪化し、引けにかけて下げ幅を拡大。3連休前のポジション調整も重なり、大幅反落となる729ptで取引を終了した。東証グロース市場の主力株では、アストロスケールHD<186A>やコンヴァノ<6574>などが下落した。 <SK> 2025/10/10 16:30 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は軟調、公明離脱で円買い *16:23JST 東京為替:ドル・円は軟調、公明離脱で円買い 10日午後の東京市場でドル・円は下軟調地合いとなり、152円41銭まで下げる場面があった。公明党の連立離脱方針が伝えられ、政治情勢の不透明感からリスク回避の円買いに振れた。ただ、円買いは短期的で、ドル・円はその後値を戻す方向に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は152円41銭から153円27銭、ユ-ロ・円は176円34銭から177円15銭、ユ-ロ・ドルは1.1557ドルから1.1577ドル。 <TY> 2025/10/10 16:23 注目トピックス 市況・概況 東証業種別ランキング:証券業が下落率トップ *16:18JST 東証業種別ランキング:証券業が下落率トップ 証券業が下落率トップ。そのほか鉱業、石油・石炭製品、鉄鋼、銀行業、化学工業なども下落。一方、小売業が上昇率トップ。そのほか上昇はなし。業種名/現在値/前日比(%)1. 小売業 / 2,096.23 / 0.572. 食料品 / 2,375.75 / -0.183. 空運業 / 230.24 / -0.394. サービス業 / 3,169.82 / -0.445. 海運業 / 1,696.37 / -0.746. 陸運業 / 2,274.22 / -0.867. 倉庫・運輸関連業 / 4,154.64 / -0.948. 保険業 / 2,972.08 / -1.079. 水産・農林業 / 654.62 / -1.2710. 卸売業 / 4,550.69 / -1.3711. パルプ・紙 / 563.64 / -1.5112. 精密機器 / 12,257.33 / -1.6413. 情報・通信業 / 7,924.94 / -1.7114. 輸送用機器 / 4,658.72 / -1.7215. ガラス・土石製品 / 1,578.61 / -1.8016. その他金融業 / 1,144.73 / -1.8217. 繊維業 / 804.8 / -1.8918. 医薬品 / 3,619.01 / -1.9919. その他製品 / 7,262.62 / -2.0620. 電気機器 / 5,916.15 / -2.1121. 建設業 / 2,255.98 / -2.2122. 不動産業 / 2,357.25 / -2.3123. 非鉄金属 / 2,959.97 / -2.3924. 機械 / 4,151.87 / -2.4525. 金属製品 / 1,620.02 / -2.4726. ゴム製品 / 5,247.16 / -2.4827. 電力・ガス業 / 597.81 / -2.6628. 化学工業 / 2,538.14 / -2.7229. 銀行業 / 443.36 / -2.7430. 鉄鋼 / 717.37 / -3.6431. 石油・石炭製品 / 2,070.87 / -3.9032. 鉱業 / 779.04 / -4.1633. 証券業 / 749.21 / -5.09 <CS> 2025/10/10 16:18 注目トピックス 市況・概況 KBW2025:IMPACT レポート-韓国主導で拡がる Web3 コミュニティの軸 *16:03JST KBW2025:IMPACT レポート-韓国主導で拡がる Web3 コミュニティの軸 以下は、フィスコ・マーケットレポーターのソイキナ・タマラ(X@web3tama / 以下、タ)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。---※2025年10月3日執筆2025年9月23日〜24日に、ソウルにあるWalkerhill Hotel & Resort を会場に、KBW2025 の中核をなすメインカンファレンス IMPACT が開催されました。KBW(Korea Blockchain Week)は、毎年9月にソウルで行われるアジア最大級の Web3/ブロックチェーンイベントで、2025年度は9月22日〜28日の日程で行われました。IMPACT はその中で最も注目を集めるステージとして位置づけられています。さらに、IMPACTに加えて700を超えるサイドイベントが同時開催され、ソウル全体が一週間にわたりWeb3一色に染まりました。韓国発の Web3 / ブロックチェーン界隈における「コミュニティ力」の強さと、国内ユーザー重視・韓国市場戦略が改めて浮き彫りとなった2日間でした。「コミュニティ色」が強いイベント構成KBW2025 は、単なるビジネス・展示中心ではなく、一般ユーザー・クリプト愛好家・Web2/Web2.5層も巻き込む構成が採用されていました。トーク・ワークショップ・展示ブースだけでなく、コミュニティ間交流、ファン参加型企画などが目立ち、韓国国内ユーザーに向けた恩恵が体感できるような仕掛けが多く見られました。Bithumbがチケット配布、専用登録列を設置今回Bithumbがユーザー向けにチケットを配布し、専用の登録ラインを設けました。これにより、Web2/Web2.5 層の一般ユーザーも比較的スムーズに参加できるようになり、コアなブロックチェーン関係者だけでなく幅広い層の参加を促進しました。多くのブースが参加者を韓国コミュニティへ誘導IMPACT 会場の展示ブースでは、「韓国 Telegram コミュニティ」「韓国専用チャットグループ」「韓国語限定 Discord」など、より韓国国内ユーザー層を強く意識した誘導が散見され、スポンサー/主催側が韓国ユーザーを重視している姿勢が見て取れました。来場者数は前年・前々年を上回る主催発表によれば、2024年には17,000名以上の参加者を記録したとの報道がありました。本年は、展示社・スピーカー数とも拡充され、さらに多くの来場者が訪れた模様です。スポンサー企業として、Sui(ゲーム関連注力)、0G Labs等の名前も目立っていました。会期中にNaver が Upbit 運営会社買収を発表KBW2025 会期中、韓国最大ポータル企業 Naver が、暗号資産取引所 Upbit を運営する Dunamu を買収するというニュースが報じられ、韓国の Web3/暗号資産市場の根幹が揺らぐ動きとなりました。このタイミングでの発表は、会場の参加者や報道関係者に強いインパクトを与えていました。新たなソーシャルメディアが台頭IMPACT 会場では、多くの韓国KOLたちが X上で活発に “Yapper” として発言をしており、リアル参加だけでなくオンライン発信・拡散が見られました。これによりXが韓国ユーザー間で再び注目を集めているようです。また最近ではWeb3配信プラットフォームであるSidekickを利用するユーザーもいるようです。そして最後に、現地リサーチチーム、Catalyze Research 共同創業者兼CEO Jay Lee様からのコメントを紹介します。韓国金融委員会(FSC)によれば、2025年上半期の平均日次取引量は約6.4兆ウォン(約46億米ドル)に達し、韓国市場が依然として高い関心を集めていることが示されています。新政権の親クリプト政策により、これまで個人投資家中心だった市場は機関や企業にも拡大。こうした背景のもと、今年のKBWは来場者が昨年を大きく上回り、開発者中心からユーザー・コミュニティ重視へと焦点が移った点が特徴的でした。以上 <FA> 2025/10/10 16:03 注目トピックス 市況・概況 10月10日本国債市場:債券先物は135円90銭で取引終了 *15:43JST 10月10日本国債市場:債券先物は135円90銭で取引終了 [今日のまとめ]<円債市場>長期国債先物2025年12月限寄付135円72銭 高値135円96銭 安値135円72銭 引け135円90銭2年 476回  0.902%5年 180回  1.205%10年 379回  1.672%20年 193回  2.693%10日の債券先物12月限は135円72銭で取引を開始し、135円90銭で引けた。<米国債概況>2年債は3.58%、10年債は4.12%、30年債は4.70%近辺で推移。債権利回りは低下。(気配値)。<その他外債市況・10年債>ドイツ国債は2.68%、英国債は4.74%、オーストラリア10年債は4.36%、NZ10年債は4.12%近辺で推移。(気配値)[本日の主要政治・経済イベント]・21:30 加・9月失業率(予想:7.2%、8月:7.1%)・23:00 米・10月ミシガン大学消費者信頼感指数速報(予想:54.1、9月:55.1)海外のスケジュールで表示されている時間は日本時間 <CS> 2025/10/10 15:43 注目トピックス 市況・概況 日経平均大引け:前日比491.64円安の48088.80円 *15:41JST 日経平均大引け:前日比491.64円安の48088.80円 日経平均は前日比491.64円安の48088.80円(同-1.01%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前日比60.18pt安の3197.59pt(同-1.85%)。 <CS> 2025/10/10 15:41 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は小動き、材料難で様子見 *14:54JST 東京為替:ドル・円は小動き、材料難で様子見 10日午後の東京市場でドル・円は小動きとなり、152円80銭付近でのもみ合いが続く。手がかりが乏しく様子見ムードが広がり、全般的に動きづらい。ただ、日経平均株価は前日比約400円安と下げ幅を縮小し、株価にらみの円買いは後退したもよう。ここまでの取引レンジは、ドル・円は152円63銭から153円27銭、ユ-ロ・円は176円65銭から177円15銭、ユ-ロ・ドルは1.1557ドルから1.1574ドル。 <TY> 2025/10/10 14:54 注目トピックス 市況・概況 日経平均は414円安、米経済指標に関心 *14:51JST 日経平均は414円安、米経済指標に関心 日経平均は414円安(14時50分現在)。日経平均寄与度では、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>などがマイナス寄与上位となっており、一方、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、中外薬<4519>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、証券商品先物、鉱業、鉄鋼、石油石炭製品、化学が値下がり率上位、小売業が値上がりしている。日経平均は48000円近辺で下げ渋る展開となっている。米国では今晩、10月の米消費者態度指数(ミシガン大学調べ、速報値)が発表される。 <SK> 2025/10/10 14:51 注目トピックス 市況・概況 日経平均VIは上昇、次期政権の枠組みの不透明感など警戒 *14:06JST 日経平均VIは上昇、次期政権の枠組みの不透明感など警戒 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.78(上昇率2.59%)の30.91と上昇している。なお、今日ここまでの高値は30.96、安値は26.53。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。日経225先物はこのところの上昇で高値警戒感が強まっており、今日は株価下落で警戒感が緩み、日経VIは大幅に低下して始まった。ただ、政治空白が長期化していることに加え、次期政権の枠組みに不透明感が強まっていることが警戒材料となり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードの緩和は次第に限定的となり、日経VIは午後は上昇に転じている。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。 <SK> 2025/10/10 14:06 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は戻りが鈍い、日本株の下げ幅拡大で *14:01JST 東京為替:ドル・円は戻りが鈍い、日本株の下げ幅拡大で 10日午後の東京市場でドル・円は戻りが鈍く、152円63銭まで下落後の戻りは小幅にとどまっている。米金利の小幅低下を受け、ドル買いは後退したもよう。一方、日経平均株価は前日比600円超安と下げ幅を拡大し、円買いがドルの上値を抑える。ここまでの取引レンジは、ドル・円は152円63銭から153円27銭、ユ-ロ・円は176円65銭から177円15銭、ユ-ロ・ドルは1.1557ドルから1.1574ドル。 <TY> 2025/10/10 14:01 注目トピックス 市況・概況 日経平均は495円安、48000円近辺では押し目買いも *13:52JST 日経平均は495円安、48000円近辺では押し目買いも 日経平均は495円安(13時50分現在)。日経平均寄与度では、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、TDK<6762>などがマイナス寄与上位となっており、一方、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、中外薬<4519>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、証券商品先物、石油石炭製品、鉄鋼、鉱業、化学が値下がり率上位、小売業が値上がりしている。日経平均はやや下げ幅を縮めている。日経平均48000円近辺では押し目買いも見られる。一方、政治空白が長期化していることに加え、次期政権の枠組みに不透明感が強まっていることが警戒材料となっているとの見方もある。 <SK> 2025/10/10 13:52 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は下げ一服、円売りは後退 *13:37JST 東京為替:ドル・円は下げ一服、円売りは後退 10日午後の東京市場でドル・円は下げが一服し、足元は152円80銭付近に戻しつつある。米10年債利回りの緩やかな低下を受けたドル売りで、ユーロ・ドルは底堅く推移。一方、日経平均株価は後場も軟調地合いが続き、円売り後退でドルの戻りは鈍い。ここまでの取引レンジは、ドル・円は152円63銭から153円27銭、ユ-ロ・円は176円65銭から177円15銭、ユ-ロ・ドルは1.1557ドルから1.1574ドル。 <TY> 2025/10/10 13:37 注目トピックス 市況・概況 米国株見通し:伸び悩みか、緩和期待継続も週末控え調整 *13:33JST 米国株見通し:伸び悩みか、緩和期待継続も週末控え調整 (13時30分現在)S&P500先物      6,786.75(+7.50)ナスダック100先物  25,323.25(+34.00)米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は54ドル高、米金利は弱含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。9日のNY株式市場で主要3指数はそろって下落。ダウは243ドル安の46358ドルと4日続落。S&P500とナスダックはいずれも前日の最高値圏から反落した。米長期金利の上昇が重荷となり、投資家の利益確定売りが優勢となった。AI関連銘柄を中心とした過熱感への警戒やボーイングの受注減観測で大きく下げ、ダウを圧迫。一方、エヌビディアはUAE向けAI半導体輸出が認可され上昇。全般的に高値警戒感が意識されやすい地合いとなった。本日は伸び悩みか。連邦準備制度理事会(FRB)の利下げに前向きなスタンスを背景に、金利上昇一服への期待が支えとなりそうだ。今晩のミシガン大学消費者態度指数は低下が見込まれ、インフレ鈍化を背景に緩和的な政策姿勢を後押しする材料になりやすい。ただ、連邦政府の一部閉鎖が続く中で経済指標の発表遅延が続き、市場には不透明感が残る。来週から本格化する四半期決算の発表を前に、週末を控えたポジション調整の売りも出やすいだろう。 <TY> 2025/10/10 13:33 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は弱含み、ドル売り・円買いで *13:18JST 東京為替:ドル・円は弱含み、ドル売り・円買いで 10日午後の東京市場でドル・円は弱含み、一時152円63銭まで下値を切り下げた。米10年債利回りの小幅低下でややドル売りに振れ、ユーロ・ドルはじり高で1.1570ドル付近に戻した。一方、日本株高で円買いに傾き、主要通貨は対円で軟調地合いに。ここまでの取引レンジは、ドル・円は152円63銭から153円27銭、ユ-ロ・円は176円65銭から177円15銭、ユ-ロ・ドルは1.1557ドルから1.1574ドル。 <TY> 2025/10/10 13:18 注目トピックス 市況・概況 後場に注目すべき3つのポイント~直近の過熱感に対する利食い売り優勢 *12:37JST 後場に注目すべき3つのポイント~直近の過熱感に対する利食い売り優勢 10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は大幅反落、直近の過熱感に対する利食い売り優勢・ドル・円はやや軟調、日本株の反落で・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はアドバンテスト<6857>■日経平均は大幅反落、直近の過熱感に対する利食い売り優勢日経平均は大幅反落。492.69円安の48087.75円(出来高概算13億733万株)で前場の取引を終えている。米国株式市場は下落。ダウ平均は243.36ドル安の46358.42ドル、ナスダックは18.75ポイント安の23024.63で取引を終了した。一部主要企業決算で消費の底堅さが示され、寄り付き後、上昇。しかし、政府機関の閉鎖が長期化し成長を妨げるとの懸念や、過去最高値付近でバブル警戒感も根強く売りに押され、下落に転じた。金利上昇も嫌気されたが、半導体が支え、ナスダックは終盤にかけ下げ幅を縮小し、終了。米株式市場の動向を横目に、10日の日経平均は69.72円安の48510.72円と反落して取引を開始。その後は、想定以上の好決算発表で安心感が優勢となったファーストリテ<9983>が下支えしたが、売り優勢の展開が続いて下げ幅を広げた。日経平均は昨日大幅高となり、25日移動平均線との乖離率が7.73%に拡大するなど高値警戒感が強まっていたため、幅広い銘柄で利益確定売りが出やすかった。さらに、政治空白が長期化していることに加え、次期新政権の枠組みが不透明なことなども投資家心理を慎重にさせた。個別では、ファーストリテ、ファナック<6954>、良品計画<7453>、テルモ<4543>、ベイカレント<6532>、安川電<6506>、SMC<6273>、荏原<6361>、キーエンス<6861>、中外薬<4519>、資生堂<4911>、横河電<6841>、楽天グループ<4755>、OLC<4661>といった銘柄が上昇。一方、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、TDK<6762>、日東電<6988>、信越化<4063>、富士フイルム<4901>、第一三共<4568>、KDDI<9433>、HOYA<7741>、フジクラ<5803>、コナミG<9766>、京セラ<6971>、ダイキン<6367>などは下落。業種別では、証券・商品先物取引業、石油・石炭業、鉱業などが下落した一方で、小売業のみが上昇した。後場の日経平均株価は、円安一服感も台頭する中、引き続き直近の上昇に対する利食い売りが優勢となりそうだ。ただ、米国での根強い利下げ継続期待に加えて、国内では高市新総裁の今後に期待する動きもあり、積極的に売り進む材料は乏しい。下落基調が継続する可能性を伴いつつも、主力株を中心とした物色が支えに入る可能性も残っている。■ドル・円はやや軟調、日本株の反落で10日午前の東京市場でドル・円はやや軟調地合いとなり、153円27銭まで上昇後は152円83銭まで値を下げた。米10年債利回りはほぼ横ばいとなり、ドル買いは入りづらい。一方、日経平均株価は前日比約500円安となり、円買いが主要通貨を下押し。ここまでの取引レンジは、ドル・円は152円83銭から153円27銭、ユ-ロ・円は176円85銭から177円15銭、ユ-ロ・ドルは1.1557ドルから1.1572ドル。■後場のチェック銘柄・わらべや日洋ホールディングス<2918>、ウリドキ<418A>など、7銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はアドバンテスト<6857>■経済指標・要人発言【経済指標】・日・9月国内企業物価指数:前年比+2.7%(予想:前年比+2.5%、8月:+2.7%)【要人発言】・加藤財務相「為替は足もとで一方的、急激な動きがみられる」「円安にはプラス面とマイナス面双方がある」「為替相場はファンダメンタルズを反映した安定推移が重要」「為替市場の過度な変動をしっかり見極める」<国内>・特になし<海外>・特になし <CS> 2025/10/10 12:37 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円はやや軟調、日本株の反落で *12:22JST 東京為替:ドル・円はやや軟調、日本株の反落で 10日午前の東京市場でドル・円はやや軟調地合いとなり、153円27銭まで上昇後は152円83銭まで値を下げた。米10年債利回りはほぼ横ばいとなり、ドル買いは入りづらい。一方、日経平均株価は前日比約500円安となり、円買いが主要通貨を下押し。ここまでの取引レンジは、ドル・円は152円83銭から153円27銭、ユ-ロ・円は176円85銭から177円15銭、ユ-ロ・ドルは1.1557ドルから1.1572ドル。【要人発言】・加藤財務相「為替は足もとで一方的、急激な動きがみられる」「円安にはプラス面とマイナス面双方がある」「為替相場はファンダメンタルズを反映した安定推移が重要」「為替市場の過度な変動をしっかり見極める」【経済指標】・日・9月国内企業物価指数:前年比+2.7%(予想:前年比+2.5%、8月:+2.7%) <TY> 2025/10/10 12:22 注目トピックス 市況・概況 注目銘柄ダイジェスト(前場):三光合成、ファーストリテ、吉野家HDなど *11:38JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):三光合成、ファーストリテ、吉野家HDなど 三光合成<7888>:835円(-71円)大幅反落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は11.9億円で前年同期比16.8%増となっている。通期予想は61億円、前期比7.8%増を据え置いている。順調なスタートと捉えられるが、25年5月期も各四半期で2ケタ増益ペースを続けており、業績推移にはサプライズも乏しいもよう。25年5月期決算がポジティブサプライズでその後の株価も上昇していたことから、短期的な出尽くし感が優勢ともなっているようだ。<3382> 7&iHD:1916円(-64円)大幅続落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は2084億円で前年同期比11.4%増となり、従来計画の1970億円を上振れ。一方、通期予想は従来の4240億円から4040億円、前期比4.0%減に下方修正している。国内既存店販売や商品粗利益率の想定を引き下げているもよう。上期の上振れに関しては、システム関係費用の計上後ろ倒しもあったようだ。通期下方修正値はコンセンサスの4150億円程度も下振れており、ネガティブな反応に。吉野家HD<9861>:3180円(+136円)大幅続伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は44.4億円で前年同期比19.5%増となり、従来予想33億円を上振れて一転2ケタ増益での着地に。つれて、通期予想は従来の74億円から82億円、前期比12.2%増に上方修正している。主幹事業である吉野家、はなまるにおいて集客施策等が奏功したほか、増収に伴う変動費の増加を適切にコントロールすることもできたもよう。年間配当金も従来計画の20円から22円に引き上げ。ファーストリテ<9983>:51350円(+3060円)大幅続伸。前日に25年8月期の決算を発表、営業利益は5643億円で前期比12.6%増となり、従来計画の5450億円を上振れる着地に。年間配当金も480円から500円に引き上げ、前期比100円の増配に。また、26年8月期営業利益は6100億円で同8.1%増の見通し、コンセンサスを200億円程度上回る水準となっている。円安のマイナス影響に加え、米国関税や中国景気低迷の影響懸念があった中、想定以上の好決算にポジティブ評価が優勢。エアウォーター<4088>:2076.5円 ウ -ストップ安売り気配。11月14日に予定していた上半期の決算発表を延期すると発表している。7月に子会社の日本ヘリウムで損失の先送りが自主点検で発覚し、その後の調査ではエア・ウォーター社内や別の子会社2社でも不適切な会計処理をしていたことが分かったようだ。特別調査委員会の設置を決めているが、その調査に時間がかかるためとしている。不正のあった金額、今後の信頼性低下など先行きの不透明感が強まる形に。セルシード<7776>:518円 カ -ストップ高買い気配。同種軟骨細胞シート(CLS2901C)第3相試験において第1例目の症例が登録された。同社は「同種軟骨細胞シート(CLS2901C)の治験届提出に関するお知らせ」(23年9月20日付)のとおり、同製品の治験届を独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出し、その後、「同種軟骨細胞シート(CLS2901C)の治験開始に関するお知らせ」(25年3月24日付)のとおり、東海大学と支払金額等について合意、各治験実施施設での症例登録に向けた準備を進めていた。グリーンエナ<1436>:2415円(+2円)続伸。9日の取引終了後に、系統用蓄電所の全国展開加速に向けて福知山土師蓄電所を設立したことを発表し、好材料視されている。同社は、京都府福知山市において開発を予定している「福知山土師蓄電所」の運営を担う事業会社である。今回のプロジェクトは、九州エリアの霧島蓄電所および関東エリアの印西蓄電所で培った運営ノウハウを基に、関西エリアへと事業展開を拡大するものであり、GECグループとして全国的な蓄電池ネットワークの構築を進めていくとしている。CANBAS<4575>:1059円(+23円)反発。同社が創出し臨床試験段階にある抗がん剤候補化合物CBP501について、免疫チェックポイント阻害薬等との併用投与に関する特許査定を欧州特許庁から受領した。CBP501の物質特許は既に特許権の存続期間を過ぎているため、既に日米欧で成立している投与対象を白血球数で絞り込む特許や同特許によって、CBP501が特許によって保護される実質的な期間(いわゆる特許寿命)の戦略的確保を図っている。今後も開発中の他の抗癌剤候補化合物も含め、このような戦略的な特許展開を実施するとしている。 <ST> 2025/10/10 11:38 注目トピックス 市況・概況 東京為替:米ドル・円は153円近辺で下げ渋る展開か *09:43JST 東京為替:米ドル・円は153円近辺で下げ渋る展開か 10日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り、153円10銭台で推移。152円95銭から153円27銭まで強含み。ユーロ・ドルは1.1556ドルから1.1567ドルまで値上り。ユーロ・円は176円79銭から177円16銭まで買われたが、その後は伸び悩み。 <MK> 2025/10/10 09:43 注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:乃村工芸や吉野家HDに注目 *09:20JST 個別銘柄戦略:乃村工芸や吉野家HDに注目 昨日9日の米株式市場でNYダウは243.36ドル安の46,358.42ドル、ナスダック総合指数は18.75pt安の23,024.63pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比140円安の48,660円。為替は1ドル=153.00-10円。今日の東京市場では、前期営業利益が12.6%増と従来予想の8.8%増を上回り今期10.7%増予想と発表したファーストリテ<9983>、上期営業利益が4.3%増と第1四半期の14.8%減から増益に転じたイオンFS<8570>、26年2月期業績と配当予想を上方修正した乃村工芸<9716>、26年2月期利益予想を上方修正した吉野家HD<9861>、26年2月期業績予想は下方修正だが発行済株式数の4.52%上限の自社株買いを発表した松屋<8237>、東証スタンダードでは、上期営業利益が45.9%増となったスリーエフ<7544>発行済株式数の3.39%上限の自社株買いを発表したアルバイトタイ<2341>などが物色されそうだ。一方、第1四半期営業利益が36.2%減となったオオバ<9765>、上期営業利益が16.8%増と第1四半期の27.9%増から増益率が縮小したスギHD<7649>、東証スタンダードでは、第3四半期累計の営業損益が1.04億円の赤字と上期の0.99億円の赤字から赤字幅が拡大したアルテック<9972>、営業利益が前期7.3%減・今期6.6%減予想と発表したBS11<9414>、営業損益が前期黒字転換だが今期41.3%減予想と発表したトーセ<4728>などは軟調な展開が想定される。 <CS> 2025/10/10 09:20 注目トピックス 市況・概況 日経平均は184円安、寄り後は軟調 *09:13JST 日経平均は184円安、寄り後は軟調 日経平均は184円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は昨日大幅高となり、25日移動平均線との乖離率が7.73%に拡大するなど高値警戒感が強まっており、利益確定売りが出やすかった。さらに、政治空白が長期化していることに加え、次期新政権の枠組みが不透明なことなども投資家心理を慎重にさせた。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したが、一時140ptあまり下げたナスダック総合指数が下げ渋り小幅安で取引を終えたことが東京市場で一定の安心感となった。また、外為市場で1ドル=153円00銭台と引き続き円安・ドル高水準で推移していることが東京市場で輸出株などの株価を支える要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均は軟調な動きとなっている。 <SK> 2025/10/10 09:13 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~ファーストリテイリングが日経平均株価をけん引する可能性~ *08:28JST 前場に注目すべき3つのポイント~ファーストリテイリングが日経平均株価をけん引する可能性~ 10日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■ファーストリテイリングが日経平均株価をけん引する可能性■ファーストリテ、25/8営業利益 12.6%増 5642億円、26/8予想 8.1%増 6100億円■前場の注目材料:明電舎、欧で変電機器事業、遮断器など製品拡充■ファーストリテイリングが日経平均株価をけん引する可能性10日の日本株市場は、前日の大幅上昇に対する利益確定が入りやすいだろうが、底堅さは意識されそうだ。9日の米国市場はNYダウが243ドル安、ナスダックは18ポイント安だった。米政府機関の一部閉鎖が長期化すれば米経済に大きく影響を与えるとの懸念から利益確定の売りが入りやすかった。ただし、半導体株の一角が買われており、ナスダック指数は引けにかけて下落幅を縮めている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円安の48660円、円相場は1ドル=153円00銭台で推移している。日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや売りが先行して始まりそうだ。米国市場では、NY連銀のウィリアムズ総裁が年内の追加利下げを支持する考えを示したと伝えられ、朝方は買われる場面もあった。ただ、最高値圏で推移するなかで利益確定の売りが入りやすかった。もっとも、半導体やAI関連株への物色は根強いことで、東京市場においても売り一巡後は半導体株への押し目狙いに向かわせそうだ。また、前日の取引終了後に決算を発表したファーストリテイリング<9983>は予想を上回る結果だったことで、日経平均株価をけん引する可能性はありそうだ。また、11%を超える上昇で日経平均株価の押し上げ役となったソフトバンクG<9984>については、反動安が意識されそうだが高値更新で需給状況は良好であり、押し目買い意欲は強そうである。ソフトバンクGの底堅さがみられるようだと、半導体やAI関連株への資金流入が続きやすいだろう。3連休前で利益確定の売りが入りやすい一方で、新政権への期待感から先回り的に買いが入りやすいほか、前日の大幅上昇でレバレッジ型ETFなどのヘッジ対応の調整買いも入りやすいだろう。「高市トレード」を意識したテーマ株を探る動きも続きそうだ。昨夕決算を発表したところでは、ファーストリテイリングのほか、ジーイエット<7603>、7&iHD<3382>、ワンプラ<4199>、オプロ<228A>、吉野家HD<9861>、乃村工芸<9716>、レイ<4317>などが注目される。■ファーストリテ、25/8営業利益 12.6%増 5642億円、26/8予想 8.1%増 6100億円ファーストリテ<9983>が発表した2025年8月期の連結業績は、売上収益が前期比9.6%増の3兆4005億3900万円、営業利益は同12.6%増の5642億6500万円だった。国内ユニクロ事業の売上収益は1兆260億円、事業利益は1813億円と、大幅な増収増益となった。売上収益は初めて1兆円を突破し、過去最高の業績を達成した。■前場の注目材料・日経平均株価は上昇(48580.44、+845.45)・為替相場は円安・ドル高(153.00-10)・活発な自社株買い・東証による企業価値向上の要請・明電舎<6508>欧で変電機器事業、遮断器など製品拡充・日野自<7205>三菱ふそうトラック・バスと統合シナジー創出、中津工場を閉鎖・川崎重工<7012>NTTドコモビジネスと協業、人手不足など解決、ロボなどネット接続・豊田通商<8015>再生エネ合弁に追加出資、アフリカで独立系・日本郵船<9101>伊藤忠が、低炭素メタノール燃料を韓国でSTS方式供給・GSIクレオス<8101>南仏の化学品拠点稼働、開発を拡充・東レ<3402>伊藤忠などと、国内にアンモニア拠点、整備で覚書・サンデン<6444>次世代電動圧縮機で新構造採用、静粛性など大幅向上・タムラ製作所<6768>東北大学と共創拠点、先端パワエレ研究加速・NTT<9432>ドコモと慶応大学、5Gで触覚ロボ操作成功、ポテチ割らずつかむ・沖縄電力<9511>akippaなど3社で、沖縄で電力需給調整、再生エネ導入促進・旭化成<3407>細菌検査迅速30分、食品衛生現場向けキット発売・JR東日本<9020>大井町に複合施設、ウォークスルー改札実証、来年3月・JAL<9201>JR東日本と、新幹線・航空機でお届け、海外向け大幅短縮・エーザイ<4523>認知症治療薬豪で承認取得・ミルボン<4919>ロート製薬などと、三重―首都圏を共同配送、トラック台数67%減☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 9月国内企業物価指数(予想:前年比+2.5%、8月:+2.7%)<海外>・特になし <ST> 2025/10/10 08:28 注目トピックス 市況・概況 東証グロース市場250指数先物見通し:売り買い交錯か *08:05JST 東証グロース市場250指数先物見通し:売り買い交錯か 本日の東証グロース市場250指数先物は、売り買い交錯を見込む。前日9日のダウ平均は243.36ドル安の46358.42ドル、ナスダックは18.75pt安の23024.63ptで取引を終了した。一部主要企業決算で消費の底堅さが示され、寄り付き後、上昇。しかし、政府機関の閉鎖が長期化し成長を妨げるとの懸念や、過去最高値付近でバブル警戒感も根強く売りに押され、下落に転じた。金利上昇も嫌気されたが、半導体が支え、ナスダックは終盤にかけ下げ幅を縮小し、終了。下落した米株市場を横目に、本日の東証グロース市場250指数先物は売り買い交錯となりそうだ。このところリバウンド基調を強めているが、上値追いの米株やプライム市場と比べて出遅れており、見直し機運が高まっている。米国政府機関の一部閉鎖を背景に、米国株から日本株への資金流入も見込まれるほか、5日・25日の両移動平均線がゴールデンクロス形成間近となっている点も、投資家心理を後押ししそうだ。一方、連休前のポジション調整や短期資金の利食い売りには留意したい。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比4pt安の748ptで終えている。上値のメドは760pt、下値のメドは740ptとする。 <SK> 2025/10/10 08:05 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いと予想 *07:59JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いと予想 ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、日欧金利差の拡大や円安・ドル高の進行を受けて175円43銭(2024/7/11)まで上昇。その後は上げ渋っていたが、高市市の自民総裁就任を受けて177円86銭(2025/10/8)まで一段高となった。欧州の政治不安は消えていないが、日本銀行による10月利上げ観測は後退し、日本の財政悪化の懸念は消えていないため、リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いと予想される。【ユーロ売り要因】・欧州の政治不安・米長期金利の高止まり・ウクライナ戦争の継続【ユーロ買い要因】・米国の追加利下げ観測・ウクライナ戦争の終結期待・米政府機関の一部閉鎖 <CS> 2025/10/10 07:59 注目トピックス 市況・概況 9日の米国市場ダイジェスト:NYダウは243ドル安、政府機関閉鎖の長期化を警戒 *07:58JST 9日の米国市場ダイジェスト:NYダウは243ドル安、政府機関閉鎖の長期化を警戒 ■NY株式:NYダウは243ドル安、政府機関閉鎖の長期化を警戒米国株式市場は下落。ダウ平均は243.36ドル安の46358.42ドル、ナスダックは18.75ポイント安の23024.63で取引を終了した。一部主要企業決算で消費の底堅さが示され、寄り付き後、上昇。しかし、政府機関の閉鎖が長期化し成長を妨げるとの懸念や、過去最高値付近でバブル警戒感も根強く売りに押され、下落に転じた。金利上昇も嫌気されたが、半導体が支え、ナスダックは終盤にかけ下げ幅を縮小し、終了。セクター別では半導体・同製造装置が上昇した一方、耐久消費財・アパレルが下落した。半導体のエヌビディア(NVDA)はサウジアラビアへの人工知能(AI)チップ輸出をトランプ政権が許可したことが好感され、上昇。飲食品メーカーのペプシコ(PEP)は第3四半期決算で値上げが奏功し増収となったほか、ソーダやスナック菓子の需要安定でコア1株利益見通しが予想を上回り上昇。航空会社のデルタ(DAL)は第3四半期決算で、ビジネス関連の売り上げ回復で、売上高、利益とも予想を上回り、上昇した。統合型レアアース生産企業のMPマテリアルズ(MP)などレアアース関連会社は、中国がレアアース輸出規制を強化したため、買われた。航空機メーカーのボーイング(BA)は先月、トランプ大統領とエルドアン大統領の合意で成立したトルコ航空による同社737マックス機購入を巡り、もし、生産が遅れる場合、注文を欧州のエアバスに切り替える可能性を同航空の最高経営責任者(CEO)が警告し、大幅安。電気自動車会社のテスラ(TSLA)は当局が同社の自動運転支援機能を巡る安全性を巡り調査に乗り出したとの報道で下落した。ジーンズなどの衣料ブランド、リーバイ・ストラウス(LEVI)は取引終了後に第3四半期決算を発表。調整後の1株利益が予想を上回ったほか、通期見通しを引き上げたが、時間外取引で売られている。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:円安値圏で神経質な展開、日銀の円安是正介入警戒感や利上げ観測も再燃9日のニューヨーク外為市場でドル・円は152円14銭へ下落後153円23銭まで上昇し、153円04銭で引けた。自民・高市総裁の過剰な円安を誘発する意向はないとの発言で一時円買いが強まり反落。その後、米長期金利上昇に伴うドル買いが強まり再び上昇した。米30年債入札の順調な結果を受け、伸び悩んだ。ユーロ・ドルは1.1622ドルから1.1542ドルまで下落し、1.1565ドルで引けた。フランス政局不安が引き続きユ―ロ売り圧力となった。ユーロ・円は177円47銭から176円78銭まで下落。ポンド・ドルは1.3395ドルから1.3280ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8012フランから0.8076フランまで上昇した。■NY原油:反落で61.51ドル、一時61.25ドルまで値下がりNY原油先物11月限は反落(NYMEX原油11月限終値:61.51 ↓1.04)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比-1.04ドル(-1.66%)の61.51ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは61.25-62.87ドル。イスラエルとイスラム組織ハマスは、米国主導の和平案の最初のステップで合意し、ハマスが拘束している人質全員が週末にも解放される見通しとなったことが要因。供給不安への懸念は和らいだ。ロンドン市場で62.87ドルまで買われたが、その後はじり安となり、一時61.25ドルまで下落。通常取引終了後の時間外取引では主に61.50ドルを挟んだ水準で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  49.79ドル   -0.05ドル(-0.10%)モルガン・スタンレー(MS) 156.27ドル  +0.62ドル(+0.39%)ゴールドマン・サックス(GS)779.96ドル  +3.45ドル(+0.44%)インテル(INTC)        37.80ドル   +0.37ドル(+0.98%)アップル(AAPL)        254.04ドル  -4.02ドル(-1.55%)アルファベット(GOOG)    242.21ドル  -3.25ドル(-1.32%)メタ(META)           733.51ドル  +15.67ドル(+2.18%)キャタピラー(CAT)      500.36ドル  -1.76ドル(-0.35%)アルコア(AA)         37.00ドル   -0.06ドル(-0.16%)ウォルマート(WMT)      101.77ドル  -1.13ドル(-1.09%) <ST> 2025/10/10 07:58 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:ある程度の円安容認の思惑で円買い拡大の可能性低い *07:54JST 今日の為替市場ポイント:ある程度の円安容認の思惑で円買い拡大の可能性低い 9日のドル・円は、東京市場では152円41銭から153円22銭まで上昇。欧米市場では152円14銭まで下げた後、153円23銭まで買われており、153円06銭で取引終了。本日10日のドル・円は主に153円を挟んだ水準で推移か。高市自民総裁はある程度の円安を容認しているとの思惑は残されており、リスク回避的な円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。報道によると、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は、9日付けの米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)に掲載されたインタビューで「私の考えでは、今年の利下げはあり得るが、それが何を意味するのか正確に見極める必要がある」と述べた。ウィリアムズ総裁は年内に追加利下げが行われる可能性は高いものの、金融当局者としてインフレの持続も考慮する必要があり、追加利下げ後の政策金利見通しは不透明であることを示唆した。米金融当局者の過半数はインフレ見通しに対する上振れリスクを重視しているため、10月と12月に利下げが行われる可能性はあるものの、米政策金利見通しについては予断を許さない状況が続くとみられる。 <CS> 2025/10/10 07:54 注目トピックス 市況・概況 NY原油:反落で61.51ドル、一時61.25ドルまで値下がり *07:41JST NY原油:反落で61.51ドル、一時61.25ドルまで値下がり NY原油先物11月限は反落(NYMEX原油11月限終値:61.51 ↓1.04)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比-1.04ドル(-1.66%)の61.51ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは61.25-62.87ドル。イスラエルとイスラム組織ハマスは、米国主導の和平案の最初のステップで合意し、ハマスが拘束している人質全員が週末にも解放される見通しとなったことが要因。供給不安への懸念は和らいだ。ロンドン市場で62.87ドルまで買われたが、その後はじり安となり、一時61.25ドルまで下落。通常取引終了後の時間外取引では主に61.50ドルを挟んだ水準で推移。 <CS> 2025/10/10 07:41 注目トピックス 市況・概況 NY金:反落で3972.60ドル、米ドル高を意識した売りが強まる *07:37JST NY金:反落で3972.60ドル、米ドル高を意識した売りが強まる NY金先物12月限は反落(COMEX金12月限終値:3972.60 ↓97.90)。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比-97.90ドル(-2.41%)の3972.60ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは3957.90-4077.90ドル。米国市場の前半にかけて4077.90ドルまで買われたが、米ドル高を意識して安全逃避的な買いは縮小し、米国市場の後半にかけて節目の4000ドルを下回った。通常取引終了後の時間外取引では主に3975ドルを挟んだ水準で推移。 <CS> 2025/10/10 07:37

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