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KBW2025:IMPACT レポート-韓国主導で拡がる Web3 コミュニティの軸
配信日時:2025/10/10 16:03
配信元:FISCO
*16:03JST KBW2025:IMPACT レポート-韓国主導で拡がる Web3 コミュニティの軸
以下は、フィスコ・マーケットレポーターのソイキナ・タマラ(X@web3tama / 以下、タ)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2025年10月3日執筆
2025年9月23日〜24日に、ソウルにあるWalkerhill Hotel & Resort を会場に、KBW2025 の中核をなすメインカンファレンス IMPACT が開催されました。KBW(Korea Blockchain Week)は、毎年9月にソウルで行われるアジア最大級の Web3/ブロックチェーンイベントで、2025年度は9月22日〜28日の日程で行われました。IMPACT はその中で最も注目を集めるステージとして位置づけられています。
さらに、IMPACTに加えて700を超えるサイドイベントが同時開催され、ソウル全体が一週間にわたりWeb3一色に染まりました。韓国発の Web3 / ブロックチェーン界隈における「コミュニティ力」の強さと、国内ユーザー重視・韓国市場戦略が改めて浮き彫りとなった2日間でした。
「コミュニティ色」が強いイベント構成
KBW2025 は、単なるビジネス・展示中心ではなく、一般ユーザー・クリプト愛好家・Web2/Web2.5層も巻き込む構成が採用されていました。トーク・ワークショップ・展示ブースだけでなく、コミュニティ間交流、ファン参加型企画などが目立ち、韓国国内ユーザーに向けた恩恵が体感できるような仕掛けが多く見られました。
Bithumbがチケット配布、専用登録列を設置
今回Bithumbがユーザー向けにチケットを配布し、専用の登録ラインを設けました。これにより、Web2/Web2.5 層の一般ユーザーも比較的スムーズに参加できるようになり、コアなブロックチェーン関係者だけでなく幅広い層の参加を促進しました。
多くのブースが参加者を韓国コミュニティへ誘導
IMPACT 会場の展示ブースでは、「韓国 Telegram コミュニティ」「韓国専用チャットグループ」「韓国語限定 Discord」など、より韓国国内ユーザー層を強く意識した誘導が散見され、スポンサー/主催側が韓国ユーザーを重視している姿勢が見て取れました。
来場者数は前年・前々年を上回る
主催発表によれば、2024年には17,000名以上の参加者を記録したとの報道がありました。本年は、展示社・スピーカー数とも拡充され、さらに多くの来場者が訪れた模様です。スポンサー企業として、Sui(ゲーム関連注力)、0G Labs等の名前も目立っていました。
会期中にNaver が Upbit 運営会社買収を発表
KBW2025 会期中、韓国最大ポータル企業 Naver が、暗号資産取引所 Upbit を運営する Dunamu を買収するというニュースが報じられ、韓国の Web3/暗号資産市場の根幹が揺らぐ動きとなりました。このタイミングでの発表は、会場の参加者や報道関係者に強いインパクトを与えていました。
新たなソーシャルメディアが台頭
IMPACT 会場では、多くの韓国KOLたちが X上で活発に “Yapper” として発言をしており、リアル参加だけでなくオンライン発信・拡散が見られました。これによりXが韓国ユーザー間で再び注目を集めているようです。また最近ではWeb3配信プラットフォームであるSidekickを利用するユーザーもいるようです。
そして最後に、現地リサーチチーム、Catalyze Research 共同創業者兼CEO Jay Lee様からのコメントを紹介します。
韓国金融委員会(FSC)によれば、2025年上半期の平均日次取引量は約6.4兆ウォン(約46億米ドル)に達し、韓国市場が依然として高い関心を集めていることが示されています。新政権の親クリプト政策により、これまで個人投資家中心だった市場は機関や企業にも拡大。こうした背景のもと、今年のKBWは来場者が昨年を大きく上回り、開発者中心からユーザー・コミュニティ重視へと焦点が移った点が特徴的でした。
以上
<FA>
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※2025年10月3日執筆
2025年9月23日〜24日に、ソウルにあるWalkerhill Hotel & Resort を会場に、KBW2025 の中核をなすメインカンファレンス IMPACT が開催されました。KBW(Korea Blockchain Week)は、毎年9月にソウルで行われるアジア最大級の Web3/ブロックチェーンイベントで、2025年度は9月22日〜28日の日程で行われました。IMPACT はその中で最も注目を集めるステージとして位置づけられています。
さらに、IMPACTに加えて700を超えるサイドイベントが同時開催され、ソウル全体が一週間にわたりWeb3一色に染まりました。韓国発の Web3 / ブロックチェーン界隈における「コミュニティ力」の強さと、国内ユーザー重視・韓国市場戦略が改めて浮き彫りとなった2日間でした。
「コミュニティ色」が強いイベント構成
KBW2025 は、単なるビジネス・展示中心ではなく、一般ユーザー・クリプト愛好家・Web2/Web2.5層も巻き込む構成が採用されていました。トーク・ワークショップ・展示ブースだけでなく、コミュニティ間交流、ファン参加型企画などが目立ち、韓国国内ユーザーに向けた恩恵が体感できるような仕掛けが多く見られました。
Bithumbがチケット配布、専用登録列を設置
今回Bithumbがユーザー向けにチケットを配布し、専用の登録ラインを設けました。これにより、Web2/Web2.5 層の一般ユーザーも比較的スムーズに参加できるようになり、コアなブロックチェーン関係者だけでなく幅広い層の参加を促進しました。
多くのブースが参加者を韓国コミュニティへ誘導
IMPACT 会場の展示ブースでは、「韓国 Telegram コミュニティ」「韓国専用チャットグループ」「韓国語限定 Discord」など、より韓国国内ユーザー層を強く意識した誘導が散見され、スポンサー/主催側が韓国ユーザーを重視している姿勢が見て取れました。
来場者数は前年・前々年を上回る
主催発表によれば、2024年には17,000名以上の参加者を記録したとの報道がありました。本年は、展示社・スピーカー数とも拡充され、さらに多くの来場者が訪れた模様です。スポンサー企業として、Sui(ゲーム関連注力)、0G Labs等の名前も目立っていました。
会期中にNaver が Upbit 運営会社買収を発表
KBW2025 会期中、韓国最大ポータル企業 Naver が、暗号資産取引所 Upbit を運営する Dunamu を買収するというニュースが報じられ、韓国の Web3/暗号資産市場の根幹が揺らぐ動きとなりました。このタイミングでの発表は、会場の参加者や報道関係者に強いインパクトを与えていました。
新たなソーシャルメディアが台頭
IMPACT 会場では、多くの韓国KOLたちが X上で活発に “Yapper” として発言をしており、リアル参加だけでなくオンライン発信・拡散が見られました。これによりXが韓国ユーザー間で再び注目を集めているようです。また最近ではWeb3配信プラットフォームであるSidekickを利用するユーザーもいるようです。
そして最後に、現地リサーチチーム、Catalyze Research 共同創業者兼CEO Jay Lee様からのコメントを紹介します。
韓国金融委員会(FSC)によれば、2025年上半期の平均日次取引量は約6.4兆ウォン(約46億米ドル)に達し、韓国市場が依然として高い関心を集めていることが示されています。新政権の親クリプト政策により、これまで個人投資家中心だった市場は機関や企業にも拡大。こうした背景のもと、今年のKBWは来場者が昨年を大きく上回り、開発者中心からユーザー・コミュニティ重視へと焦点が移った点が特徴的でした。
以上
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