注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は小動き、ドル売りは後退 *14:45JST 東京為替:ドル・円は小動き、ドル売りは後退 22日午後の東京市場でドル・円は小動きとなり、154円70銭付近でもみ合い。早朝からリスクオフのムードでドル売りが先行したが、午後はドル売り後退。米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め的な政策が続くとの思惑で、ドルの底堅さが目立つ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円51銭から154円73銭、ユーロ・円は164円70銭から165円05銭、ユーロ・ドルは1.0653ドルから1.0670ドル。 <TY> 2024/04/22 14:45 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は動意薄、ユーロ・円は高値圏 *14:04JST 東京為替:ドル・円は動意薄、ユーロ・円は高値圏 22日午後の東京市場でドル・円は154円70銭付近と、動意の薄い値動きが続く。具体的な手がかりが乏しく、積極的に動きづらい。一方、ユーロ・円は日本株高を受けた円売りで165円付近に浮上しているものの、高値圏で売りが出やすく上値が重い。ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円51銭から154円73銭、ユーロ・円は164円70銭から165円05銭、ユーロ・ドルは1.0653ドルから1.0670ドル。 <TY> 2024/04/22 14:04 注目トピックス 市況・概況 米国株見通し:伸び悩みか、中東にらみ買戻しは限定的 *13:50JST 米国株見通し:伸び悩みか、中東にらみ買戻しは限定的 (13時30分現在)S&P500先物      5,017.50(+13.75)ナスダック100先物  17,248.50(+67.75)米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は80ドル高。アジア株はやや堅調となり、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ19日の主要3指数はまちまち。下げ幅拡大のナスダックとS&Pは6日続落、逆にダウは211ドル高の37986ドルと続伸で取引を終えた。イスラエルとイランの緊張で中東情勢の混迷は深まり、週末に向け幅広い売りが相場を圧迫。また、金融当局者から引き続きタカ派的な見解が示されたほか半導体需要予測の下方修正を受け、ハイテク売りが加速した。半面、好業績のアメリカン・エキスプレスが買われ、指数をサポートした。本日は伸び悩みか。前週までの軟調地合いで割安感が生じ、買戻しが指数を押し上げる可能性もあろう。ただ、中東情勢は引き続き先行き不透明感が広がり、売りが出やすい地合いに変わりはない。現時点で両国の被害は限定的とはいえ、積極的な買いは抑制される見通し。一方で、連邦準備制度理事会(FRB)の複数回の利下げ期待は後退しつつある。長期金利が底堅く推移すれば、主力ハイテク企業の決算発表に向け買いは後退しそうだ。 <TY> 2024/04/22 13:50 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は伸び悩み、材料難で様子見 *13:37JST 東京為替:ドル・円は伸び悩み、材料難で様子見 22日午後の東京市場でドル・円は伸び悩み、154円70銭付近でのもみ合い。中東情勢への過度な懸念はいったん収束し、日経平均株価の堅調地合いを背景とした円売りが主要通貨を押し上げている。ただ、材料難で様子見ムードとなり値動きは限定的。ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円51銭から154円73銭、ユーロ・円は164円70銭から165円03銭、ユーロ・ドルは1.0653ドルから1.0670ドル。 <TY> 2024/04/22 13:37 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は高値もみ合い、日本株は上げ幅縮小 *13:12JST 東京為替:ドル・円は高値もみ合い、日本株は上げ幅縮小 22日午後の東京市場でドル・円は154円70銭付近と、高値圏でのもみ合い。中東情勢への過度な懸念は和らぎ、円買いは後退。ただ、週明け東京株式市場で日経平均株価は上げ幅を縮小しており、リスク選好的な円売りの一服によりドルは上値が重い。ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円51銭から154円73銭、ユーロ・円は164円70銭から165円03銭、ユーロ・ドルは1.0653ドルから1.0670ドル。 <TY> 2024/04/22 13:12 注目トピックス 市況・概況 後場に注目すべき3つのポイント~全面高だが半導体株の下落が重しに *12:47JST 後場に注目すべき3つのポイント~全面高だが半導体株の下落が重しに 22日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は反発、全面高だが半導体株の下落が重しに・ドル・円は底堅い、早朝から持ち直す展開・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954>■日経平均は反発、全面高だが半導体株の下落が重しに日経平均は反発。前営業日比266.62円高(+0.72%)の37334.97円(出来高概算8億7000万株)で前場の取引を終えている。週末の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は211.02ドル高(+0.56%)の37986.40ドル、ナスダックは319.49ポイント安(-2.05%)15282.01、S&P500は43.89ポイント安(-0.88%)の4967.23で取引を終了した。イスラエルの対イラン報復攻撃が限定された規模でイランも損害はないと主張するなど中東情勢の一段の緊迫化を警戒した売りが後退し、寄り付き後、上昇。ダウは安心感から買戻しが継続したほか主要企業決算への期待を受けた買いに、終日堅調に推移した。一方、ハイテクで利下げ期待を受けた買いが後退したほか、動画配信のネットフリックスの下落に押され、ナスダックは大幅下落。まちまちで終了した。週末の中東情勢は小康状態となったことなどから、過度な警戒感が後退し、東京市場は反発で取引を開始した。全面高のなか、日経平均は反発でスタートし37500円台まで上昇したが、投資判断引き下げ観測などを背景に東京エレクトロン<8035>が大幅続落となったことで、一時前営業日比マイナス圏に入る場面も見られた。その後はプラス圏に戻したが、半導体株が重しとなりTOPIX優位の地合いとなった。日経平均採用銘柄では、ネクソン<3659>が先週末の下落以上の大幅反発となったほか、関西電力<9503>、中部電力<9502>など電力株も強い。また、住友ファーマ<4506>、中外製薬<4519>、住友化学<4005>、オリンパス<7733>、セイコーエプソン<6724>も買われた。一方、東京エレクトロンが弱いほか、ディスコ<6146>、ソシオネクスト<6526>、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>など半導体株が前場総崩れとなった。このほか、ソフトバンクグループ<9984>、フジクラ<5803>も売り優勢。セクター別では、電気・ガス業、海運業、空運業、証券・商品先物取引業、サービス業などが上昇した一方、鉱業のみ下落した。東京エレクトロンが6日続落となっており、足元の日経平均の下押し要因となっている。3月25日に算出を開始した日経半導体株指数は先週末6.24%下落し10307.60ポイントまで下落。前場、引き続き半導体株が総崩れしていたことから、10000ポイントを割り込む公算は大きい。まだ、この指数に連動した金融商品は誕生していないことから参考程度の指数ではあるが、1月以降の東京市場をけん引していた業種のため、投資家マインドは悪化しそうだ。半導体株が下げ幅を縮小するような材料はとくに観測されていないことから、後場もTOPIX優位の地合いとなると考える。■ドル・円は底堅い、早朝から持ち直す展開22日午前の東京市場でドル・円は底堅く推移し、154円51銭から154円73銭まで値を上げた。日銀の追加利上げ観測で早朝に円買いに振れ、ドルを下押し。ただ、日経平均株価の堅調地合いで日本株高を好感した円売りがドルを支え、小幅に押し上げた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円51銭から154円73銭、ユーロ・円は164円70銭から165円03銭、ユーロ・ドルは1.0653ドルから1.0670ドル。■後場のチェック銘柄・テックファームホールディングス<3625>、コムシード<3739>など、4銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値下り寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>■経済指標・要人発言【経済指標】・特になし【要人発言】・ブリンケン米国務長官「米国はイスラエルの安全や紛争の深刻化を回避することを公約」「米国はラファでの大規模オペレーションは支持できない」・関係筋「バイデン米政権、イスラエル向けに新たに10億ドル規模の新規兵器供給を検討」=WSJ<国内>特になし<海外>特になし <CS> 2024/04/22 12:47 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は底堅い、早朝から持ち直す展開 *12:14JST 東京為替:ドル・円は底堅い、早朝から持ち直す展開 22日午前の東京市場でドル・円は底堅く推移し、154円51銭から154円73銭まで値を上げた。日銀の追加利上げ観測で早朝に円買いに振れ、ドルを下押し。ただ、日経平均株価の堅調地合いで日本株高を好感した円売りがドルを支え、小幅に押し上げた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円51銭から154円73銭、ユーロ・円は164円70銭から165円03銭、ユーロ・ドルは1.0653ドルから1.0670ドル。 <TY> 2024/04/22 12:14 注目トピックス 市況・概況 注目銘柄ダイジェスト(前場):中部飼料、フリュー、クリアルなど *11:39JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):中部飼料、フリュー、クリアルなど 中部飼料<2053>:1177円(+85円)大幅反発。先週末に24年3月期の業績修正を発表している。営業利益は従来予想の30億円から39億円、前期比2.3倍に上方修正。飼料事業において第4四半期に畜産飼料の原料ポジションが想定以上に改善したほか、電力費・燃料費など変動費の増加が想定を下回ったことか上振れの背景に。第3四半期までは2ケタの減益であった。年間配当金も従来計画の34円から40円に引き上げ、前期比でも6円の増配となる。日産自<7201>:546.7円(-14.7円)大幅続落。先週末に24年3月期の業績下方修正を発表している。営業利益は従来予想の6200億円から5300億円に引き下げ、市場コンセンサスも従来会社予想水準であったとみられる。下方修正の要因は、販売台数の減少、並びに、インフレの影響などによるサプライヤーのコスト負担を軽減する取り組みなどによるものとしている。足元で為替相場が円安水準となっていたため、下振れには意外感も強いようだ。フリュー<6238>:1173円(-89円)大幅続落。先週末に3月の月次動向を発表している。売上高は前年同月比3.9%増となったが、伸び率は8月以来の1ケタ台にとどまっており、マイナス材料視される形になっている。主力の世界観ビジネスは高成長続くが、直近との比較で増収率はやや鈍化。ガールズトレンドビジネス、フリューニュービジネスなどは前年比減少に転じる状況となっている。SBIアルヒ<7198>:848円(-53円)大幅続落。先週末に業績予想の下方修正を発表、24年3月期税引前利益は従来予想の30億円から23億円、前期比44.2%減に引き下げ。固定金利と変動金利の金利差等を背景にフラット35市場が引き続き低調、期待していた「フラット35」子育てプラスに関しても、期中に実行される新規案件が想定よりも少なかったようだ。新年度業績対する期待感などもやや後退の方向とみられる。東エレク<8035>:32170円(-1360円)続落。先週末の米国市場では、エヌビディアが10%安となるなど、SOX指数が4%超の下落となっている。TSMCの業界見通し下方修正などが響く形となっているようだ。本日の日経平均は地政学リスクの緩和では反発に転じているものの、同社など半導体関連には引き続き売りが優勢となっている。なお、同社に関しては、UBS証券が現在想定できるプラス要因の殆どを株価は織り込んだとして、投資判断を「ニュートラル」に格下げしている。UNITED<2497>:847円(+13円)大幅に反発。空間音響技術「Re:Sense」を開発するクレプシードラ(東京都大田区)へ出資したと発表している。鼓膜の振動を再現する空間録音技術とAIによる独自の音声補正技術で、音の臨場感や質感、人の気配感を忠実に再現する技術。また、VR店員ソリューション「xR Cast」を提供するkiwami(東京都千代田区)にも出資する。オペレーターが遠隔でバーチャルキャラクターを担当し、少人数で複数店舗の対応が可能という。アジャイル<6573>:162円(-11円)大幅に反落。東証が22日から信用取引に関する規制措置を強化したことが嫌気され、売り優勢となっている。新規の売付及び買付に係る委託保証金率が50%以上(うち現金20%以上)となった。日証金も増担保金徴収措置を実施している。アジャイルメディア・ネットワーク株は2日に上場来安値を付けた後は大きく買われる場面があり、前営業日の19日も12%以上上昇したため、値幅取りの売りも出ているとみられる。クリアル<2998>:4255円(+365円)大幅に反発。オーストラリア・シドニー近郊の総額3950万豪ドルの物流施設開発プロジェクトにプライベートクレジットによる投資を実行したと発表している。投資金額は非開示。シドニー近郊のキラウィーでのセルフストレージ及び倉庫の開発プロジェクトへの投資で、クリアルとして初の海外案件。将来的には、海外のプライベートクレジット投資商品と自社のクラウドファンディングプラットフォームを融合させることを目指す。 <ST> 2024/04/22 11:39 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は154円74銭まで戻す *10:21JST 東京為替:ドル・円は154円74銭まで戻す 22日午前の東京市場でドル・円は154円60銭台で推移。154円46銭から154円74銭で推移。リスク回避のドル売りは一巡しており、ドルは154円74銭まで戻している。ここまでの取引レンジは154円46銭-154円74銭、ユーロ・ドルは弱含み。1.0653ドルから1.0665ドルまで反発。ユーロ・円は強含み。164円63銭から164円95銭まで値上り。 <MK> 2024/04/22 10:21 注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:中部飼料やDDグループなどに注目 *09:08JST 個別銘柄戦略:中部飼料やDDグループなどに注目 先週末19日の米株式市場でNYダウは211.02ドル高の37986.40、ナスダック総合指数は319.49pt安の15282.01、シカゴ日経225先物は大阪日中比変わらずの37100円。為替は1ドル=154.50-60円。今日の東京市場では、24年3月期利益と配当見込みを上方修正した中部飼料<2053>、24年3月期決算速報で営業利益が59.3%増となったと発表した岩井コスモ<8707>、中期経営計画の数値目標を補正し26年2月期営業利益目標を28億円から40億円に引き上げたDDグループ<3073>、発行済株式数の5.3%上限の自社株買いと消却を発表したフジコーポ<7605>、発行済株式数の1.09%の自社株消却を発表した味の素<2802>、発行済株式数の5.18%の自社株消却を発表したヨータイ<5357>、シンガポール航空とのジョイントベンチャー(共同事業)について国交省より条件付きでATI(独占禁止法適用除外)認可を受けたと発表したANA<9202>、東証スタンダードでは、24年3月期決算速報で営業利益が67.0%増となったと発表した今村証券<7175>、25年3月期営業利益が20.5%増予想と発表したゲンダイAG<2411>、24年3月期業績と配当見込みを上方修正したダイハツデイ<6023>などが物色されそうだ。一方、24年3月期業績見込みを下方修正した日産自<7201>、新光電工<6967>、SBIアルヒ<7198>、東証スタンダードでは、24年3月期業績見込みを下方修正したタカノ<7885>、リバーエレテク<6666>などは軟調な展開が想定される。 <CS> 2024/04/22 09:08 注目トピックス 市況・概況 日経平均は247円高、寄り後は堅調 *09:06JST 日経平均は247円高、寄り後は堅調 日経平均は247円高(9時5分現在)。今日の東京市場は買いが先行した。先週末の米株式市場でダウ平均が続伸したことが東京市場の株価を支えた。また、先週末に日本株が大幅下落となった要因の一つである中東の地政学リスクの高まりに対する警戒感がやや後退したことが安心感となった。一方、先週末の米株式市場では、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が2.05%下落、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4.12%下落と大きく下げており、東京市場でハイテク株や半導体関連株の重しとなった。また、今週は日銀金融政策決定会合を控えており、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均は堅調に推移している。 <SK> 2024/04/22 09:06 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~いったんは自律反発狙いの買いが入りやすい~ *08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~いったんは自律反発狙いの買いが入りやすい~ 22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■いったんは自律反発狙いの買いが入りやすい■日産自、24/3下方修正 営業利益 5300億円←6200億円■前場の注目材料:SUBARU、米AMDと次世代アイサイト開発で協業■いったんは自律反発狙いの買いが入りやすい22日の日本株市場は、前週の大幅な下落に対する自律反発狙いの動きが意識されそうだ。19日の米国市場は、NYダウが211ドル高、ナスダックは319ポイント安だった。イスラエルの対イラン報復攻撃が限定された規模でイランも損害はないと主張するなど、中東情勢の一段の緊迫化を警戒した売りが和らいだ。NYダウは主要企業決算への期待を受けた買いに、終日堅調に推移した。一方でネットフリックスの下落に押され、他のハイテク株に売りが広がるなか、ナスダックは下落した。シカゴ日経225先物は大阪比変わらずの37100円。円相場は1ドル154円60銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする形から、小動きで始まることになりそうだ。先週の日経平均株価は1週間で2450円ほど下げており、いったんは自律反発狙いの買いが入りやすいだろう。ただし、米国ではハイテク株の弱い値動きが目立っており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の戻りの鈍さが意識されるなか、日経平均株価の重荷になりそうだ。また、米国では決算に大きく振らされやすいなか、国内においても今週から決算発表が本格化する。自律反発狙いの買いが入ったとしても積極的な売買は手控えられやすく、決算を手掛かりとした個別対応に向かわせよう。また、ハイテク株への物色が手控えられるなか、ディフェンシブ株へのリスク回避的な物色に向かわせやすく、相対的にTOPIX型優位の展開が見込まれる。また、日経平均株価は先週末の急落によって、75日線を明確に下放れてきた。一時36733円まで下げていたが、価格帯別出来高では36000円辺りでの商いが積み上がっている。同水準に接近する局面では持ち高調整の売りが強まりやすいと考えられ、よりリスク回避姿勢に向かわせる可能性があり、戻り待ち狙いのショートスタンスに向かわせそうである。なお、前週末に決算を発表したところでは、ラピーヌ<8143>、ケミプロ化成<4960>、ひらまつ<2764>、WDI<3068>、ダイハツデイ<6023>、マルタイ<2919>、岩井コスモ<8707>、アビックス<7836>、中部飼料<2053>などの動向が注目される。■日産自、24/3下方修正 営業利益 5300億円←6200億円日産自<7201>は2024年3月期業績予想の修正を発表。売上高は13兆円から12兆6000億円、営業利益を6200億円から5300億円に下方修正した。販売台数が344万台と前回見通しから減少したことによるものと、インフレの影響などによるサプライヤーのコスト負担を軽減する取り組み等によるもの。■前場の注目材料・日経平均は上昇(38079.70、+117.90)・NYダウは上昇(37775.38、+22.07)・VIX指数は低下(18.00、-0.21)・米原油先物は上昇(82.73、+0.04)・米国のインフレ沈静化期待・東証による企業価値向上の要請・SUBARU<7270>米AMDと次世代アイサイト開発で協業・ホンダ<7267>ブラジルに1200億円投資、エタノール燃料活用のHV投入・クボタ<6326>一部鋳物部品から撤退、年内にも製鉄所・製紙向け・ソニーG<6758>米アポロと、米パラマウントの買収共同提案で協議・住友商事<8053>チリ社に出資、バイオ農薬中南米開拓・ロイヤルHD<8179>双日と、シンガポールに「ロイヤルホスト」、海外直営1号店・日産自<7201>世界販売苦戦、昨年度344万台に下方修正・パナソニックHD<6752>日産とパナソニックオートモーティブ、車と家電つなぐ新サービス・トヨタ自<7203>ダイハツ、全車種の出荷停止解除・アネスト岩田<6381>中国で真空ポンプ開発、大学と共同で・日本ガイシ<5333>アンモニアから水素精製、三菱重工と、膜分離式システム開発・HPCシステムズ<6597>社長・小野鉄平氏、和製ソフトを世界標準に・NEC<6701>MIXIのサービス基盤強化を支援、AWS専用線接続を活用・岡本硝子<7746>BツーC参入、ブランド新設、第1弾はユラグラス・北川鉄工所<6317>鹿島などと、CO2固定・吸収コンクリ実証、兵庫に製造設備・鹿島<1812>藻場再生技術を確立・三菱ケミカルG<4188>環境配慮+高品質の服に入門モデル・ダイセル<4202>ITRIと台湾新興支援、事業化へ協業探る・旭有機材<4216>現場発泡ウレタン開発、断熱材の薄肉化に貢献☆前場のイベントスケジュール<国内>・特になし<海外>・10:15 中・1年物ローンプライムレート(現行3.45%) <ST> 2024/04/22 08:44 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いが拡大する可能性は低い見通し *08:18JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いが拡大する可能性は低い見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、欧州銀行(ECB)による複数回の利上げ後に165円35銭(2024/3/20)まで上昇。中東情勢の進展は予測困難だが、大規模な戦闘に発展する可能性は低下しつつあることから、目先的にリスク回避的なユーロ売り・円買いが拡大する可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・ECBの6月利下げ観測・中東情勢の進展は予測困難、ユーロ圏経済の減速懸念・日本銀行は政策金利を0.00-0.10%に引き上げ【ユーロ買い要因】・欧州の景気回復期待・日本銀行は緩和的な金融環境を長期間維持する計画・米欧金利差縮小の可能性 <CS> 2024/04/22 08:18 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:中東情勢の進展については予測困難な状態が続く *08:12JST 今日の為替市場ポイント:中東情勢の進展については予測困難な状態が続く 19日のドル・円は、東京市場では154円67銭から153円59銭まで下落。欧米市場では154円35銭から154円65銭まで反発し、154円63銭で取引終了。本日22日のドル・円は主に154円台で推移か。中東情勢の進展については予測困難な状態が続いており、ドルは下げ渋る可能性がある。一部報道によると、国際通貨基金(IMF)の日本ミッションチーフであるナダ・シュエイリ氏はロイターとの会見で「柔軟な為替相場が世界経済に役立っていると確信している」と述べた。また、同氏は「主要7カ国(G7)の全ての国が柔軟な為替相場の重要性を理解していると確信している」、「力強い賃金の伸びが中小企業にも波及すると見込まれ、日本の消費は今年後半に堅調になる」との見方を示した。一方、日本銀行の金融政策については「日銀には利上げ余地があるが、経済見通しを巡る様々なリスクを踏まえると、利上げの時期とペースは今後のデータ次第になる」と述べた。市場参加者の間からは「IMFは日銀が緩和的な金融環境を長期間維持することを期待しているようだが、金融政策の方向性については米国と同様にデータ次第となりそう」との声が聞かれている。 <CS> 2024/04/22 08:12 注目トピックス 市況・概況 今日の注目スケジュール:中1年物LPR、中5年物LPR、欧ユーロ圏消費者信頼感指数など *06:30JST 今日の注目スケジュール:中1年物LPR、中5年物LPR、欧ユーロ圏消費者信頼感指数など <国内><海外>10:15 中・1年物ローンプライムレート(LPR) 3.45% 3.45%10:15 中・5年物ローンプライムレート(LPR) 3.95% 3.95%23:00 欧・ユーロ圏消費者信頼感指数(4月) -14.3 -14.927:00 ブ・貿易収支(先週)  19.61億ドル欧・欧州連合(欧)外相理事会米国とフィリピンの定例合同軍事演習「バリカタン」(5月10日まで)独・ハノーバーメッセ(国際産業技術見本市、26日まで)印・イーロン・マスク氏が訪問の見通し注:数値は市場コンセンサス、前回数値 <CS> 2024/04/22 06:30 注目トピックス 市況・概況 19日の米国市場ダイジェスト:NYダウは211ドル高、ハイテクが重し、企業決算への期待が下支え *06:04JST 19日の米国市場ダイジェスト:NYダウは211ドル高、ハイテクが重し、企業決算への期待が下支え ■NY株式:NYダウは211ドル高、ハイテクが重し、企業決算への期待が下支え米国株式市場はまちまち。ダウ平均は211.02ドル高の37,986.40ドル、ナスダックは319.49ポイント安の15,282.01で取引を終了した。イスラエルの対イラン報復攻撃が限定された規模でイランも損害はないと主張するなど中東情勢の一段の緊迫化を警戒した売りが後退し、寄り付き後、上昇。ダウは安心感から買戻しが継続したほか主要企業決算への期待を受けた買いに、終日堅調に推移した。一方、ハイテクで利下げ期待を受けた買いが後退したほか、動画配信のネットフリックス(NFLX)株の下落に押され、ナスダックは大幅下落。まちまちで終了した。セクター別では、保険・銀行が上昇した一方で半導体・同製造装置が下落。メディアのパラマウントグローバル(PARA)は、日本の電子製品メーカー、ソニーグループが投資会社アポロ・グローバルと同社に対し共同買収提案で交渉中との報道を受けて、上昇。地銀のフィフス・サード・バンコープ(FITB)は第1四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったほか、強い見通しが好感され、買われた。また、クレジットカード会社のアメリカン・エクスプレス(AXP)は四半期決算で1株利益が予想を上回り、上昇。動画配信のネットフリックス(NFLX)は第1四半期決算で、売上高、利益が予想を上回ったものの、低調な見通しが嫌気されたほか、四半期ごとの有料会員数と1会員当たりの売上高の発表を来年から停止する計画が失望感につながり、売られた。サーバーソリューション会社のスーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)は第3四半期の暫定決算発表をしなかったため、結果を警戒し、下落。宇宙旅行ビジネスを行うヴァージン・ギャラクテック(SPCE)は株式併合計画が警戒され、下落した。シカゴ連銀のグールズビー総裁は講演原稿の中で、インフレの進展失速を指摘し、利下げ前に一段の時間が必要だとの考えを示した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:中東情勢の一段の悪化懸念緩和、リスクオフは一段落19日のニューヨーク外為市場でドル・円は154円46銭から154円64銭まで上昇し、154円63銭で引けた。イランはイスラエルによる無人機攻撃を確認、試みは失敗と主張し、損害はないとしたため中東情勢の一段の悪化への懸念が後退し、円の売り戻しが優勢となった。さらに、ハト派として知られる米シカゴ連銀のグールズビー総裁がインフレを巡る進展が停滞しているため利下げ前にさらなる時間が必要と、想定以上に長期間高金利を維持する可能性を示唆したためドル買いも強まった。ユーロ・ドルは1.0677ドルまで上昇後、1.0640ドルまで反落し、1.0654ドルで引けた。ユーロ・円は、165円03銭まで上昇後、164円50銭まで弱含んだ。ポンド・ドルは1.2468ドルまで上昇後、1.2367ドルまで下落。英中銀のラムスデン副総裁が根強いインフレの緩和を一段と確信したとの発言を受けて、6月の利下げ観測に伴うポンド売りに拍車がかかった。ドル・スイスは0.9072フランから0.9103フランまでじり高推移した。■NY原油:強含み、中東情勢緊迫化で供給不安は解消されずNYMEX原油5月限終値:83.14 ↑0.4119日のNY原油先物5月限は強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比+0.41ドル(+0.50%)の83.14ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは81.80ドル-86.28ドル。イスラエル軍によるイランへの反撃を受けて供給不安が急速に高まり、アジア市場で82ドル台から86.26ドルまで急騰。買い一巡後は利食い売りが強まり、ロンドン市場で81.80ドルまで反落した。しかしながら、中東情勢の緊迫化を背景に供給不安はくすぶっており、米国市場で83.76ドルまで反発。通常取引終了後の時間外取引では主に83ドル台前半で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  36.97ドル   +1.20ドル(+3.35%)モルガン・スタンレー(MS) 90.66ドル   +0.40ドル(+0.44%)ゴールドマン・サックス(GS)404.00ドル  +0.89ドル(+0.22%)インテル(INTC)        34.20ドル   -0.84ドル(-2.39%)アップル(AAPL)        165.00ドル  -2.04ドル(-1.22%)アルファベット(GOOG)    155.72ドル  -1.74ドル(-1.10%)メタ(META)           481.07ドル  -20.73ドル(-4.13%)キャタピラー(CAT)      354.66ドル  -3.27ドル(-0.91%)アルコア(AA)         35.53ドル   +0.06ドル(+0.16%)ウォルマート(WMT)      59.53ドル   +0.27ドル(+0.45%) <ST> 2024/04/22 06:04 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:水素社会推進法案の衆院通過で人気化なるか!?注目の関連株【FISCOソーシャルレポーター】 *10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:水素社会推進法案の衆院通過で人気化なるか!?注目の関連株【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年4月15日15時に執筆あれだけ持て囃されていたEVの雲行きが怪しくなってきたところに、水素関連で希望が持てるニュースが飛び込んできましたな。政府が裏金問題でバタバタしている最中に、水素関連の法案が可決したようです。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。4月9日、低炭素水素の供給・利用を促す「水素社会推進法案」が衆院本会議で可決されました。数年前から日本は海外勢に先駆けて水素分野で尽力してきましたので、当法案の可決が水素分野の更なる発展に繋がって欲しいもんですな。いくら脱炭素の環境の為とはいえ価格が高過ぎると普及しませんので、政府の手を借りながら安価で安全に多くの人が使えるようなサービスになればいいですねぇ。地下エネルギー資源に乏しい我が国にとっては水素は最適なエネルギー資源とも言えますので。水素トラックのようなものから宇宙ロケットの燃料にも水素が使われており、最近では水素調理といった使われ方もあるようです。コロナ前までは「これからはEVの時代だ!」と意気込んでいました。しかし、日本自動車販売協会連合会の発表によると、2023年通年の新車販売台数のうちEV(普通乗用車)が占める割合は約1.66%との事です。この結果を見ると、水素も同じ結末を迎える可能性も十分にありますので…水素はEVとは違った別の方向からのアプローチが必要になるでしょうな。あたくし達は個人投資家ですので、漠然とした将来像ではなく具体的な根拠を持って投資判断をしなければなりません。その根拠が詳細であるほど、株価上昇や損切りのタイミングもイメージしやすいはずです…と、いうわけで今回は、あたくしが注目する水素関連株を中心にチェックして参ります。水素と言えば岩谷産業<8088>を思い浮かべる人も多いでしょう。4月8日にコスモエネルギーHD<5021>との初の水素ステーション開業が話題となりました。燃料電池トラック向け水素ステーションの需要は今後拡大すると予想で、自動車用オイルシール大手NOK<7240>の水素ガス圧力を調整するバルブ等も注視ですな。業績も好調で、低PBR銘柄となっています。業績は不調ながらもテクニスコ<2962>は、昨年に岡山大学と高感度水素センサーを共同開発したとの発表が材料視されました。また、圧力計・圧力センサー大手の長野計器<7715>は水素ステーション向け圧力計測器で高シェアを誇っております。日本にはこれほどの水素に関する技術があるのだから、政府も使わない手はないというわけですねぇ。貴金属メッキ技術を応用した水素透過膜の事業化に取り組んでいる山王<3441>や、水素吸蔵合金システムを手掛ける那須電機鉄工<5922>も、小型株ながら水素関連として注目します。これらは水素を社会に普及させようと丁度スタートラインに立ったところですので、長期目線でも面白味はあるのではないでしょうかねぇ。さて、ここからは地合い悪化でもディフェンシブに業績期待のある銘柄として3社ピックアップしてきました。結婚式場の運営を手掛けるツカダGHD<2418>は、インバウンドの恩恵を受けてホテル事業が伸長している模様。PER・PBRが割安で値ごろ感がありますねぇ。5月10日が決算発表です。下水道用機械を手掛ける前澤工業<6489>も低PER・PBRとなっています。4月12日の3Q決算で経常の進捗率は79.1%に達しており、上振れ期待も高まっている様子。25日線を上回ってどこまで上昇トレンドを形成するか監視中。最後は75日線を上回って推移しているヤマダコーポレーション<6392>です。24年3月期は過去最高益を更新する見通しで、25年3月期予想も気になるところ。5月13日の決算発表を注視しております。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2024/04/21 10:00 注目トピックス 市況・概況 選挙後も電力不足でランド売り【フィスコ・コラム】 *09:00JST 選挙後も電力不足でランド売り【フィスコ・コラム】 南アフリカで来月行われる総選挙に向け、通貨ランドに動意がみられます。政権与党のアフリカ民族会議(ANC)は結党30年で初の過半数割れが予想され、弱含む展開。ただ、選挙を通じても電力問題は解消されず、引き続きランドの下押し要因となりそうです。足元のドル・ランド相場は堅調地合いを強め、18.40ランド付近から19ランド台前半に値を上げています(ランドは下落)。5月29日の総選挙に向けた直近の世論調査で、ラマポーザ政権の支持が一段と低下し、ANCの過半数割れが現実的になったためです。同党は1994年以来、国民政党として君臨してきたものの、汚職の蔓延や電力不足による低成長で、選挙のたびに議席を減らし続けています。コロナ禍後の2021年に行われた統一地方選でANCの得票率は初めて50%を下回り、退潮傾向が鮮明になりました。今回の総選挙で過半数を割り込んだとしてもなお第1党を維持し、ラマポーザ政権も存続の見通しです。ただ、今後は他党との連立政権が避けられないでしょう。その際には政治の安定性が失われることで財政規律は緩慢になり、格下げにつながる可能性もあります。一方、アメリカのインフレ再加速が鮮明になり、ドル選好地合いがランドを下押しするものの、ランドの下げは想定内とも言えます。南ア経済は減速している一方、商品やエネルギーの価格上昇でインフレ再燃の兆しがあるためです。南ア準備銀行(中銀)は利上げを一時休止しつつ、物価は上方シフトと認めています。中銀が今後の利上げを視野に置いているとの見方が、ランドを支えているようです。金相場の堅調地合いもランド買い要因として見逃せません。南アの金生産は1990年代に比べればシェアを縮小しているものの、主要生産国であることに変わりはありません。中東情勢の混迷により金は足元で安全資産として保有されるほか、不透明な米インフレのリスクヘッジとして買いが入りやすく最高値を更新中。割安になったプラチナが連れ高すれば、ランドの底堅さが増すでしょう。もっとも、選挙戦の争点になっている電力問題は長年にわたる課題でありながら、長期にわたり放置されてきました。ラマポーザ政権は電力担当相のポストを創設したものの、慢性的な停電は解消されず、成長を阻害する最大の要因。とはいえ、打開策は現時点で乏しいのが実情です。一部の野党はマニフェストに民営化を掲げるものの、実現は困難とみられます。電力不足がランドを圧迫する状況は続くとみられます。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。 <TY> 2024/04/21 09:00 注目トピックス 市況・概況 来週の相場で注目すべき3つのポイント:日銀金融政策決定会合、米PCEデフレーター、ディスコ決算 *18:44JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:日銀金融政策決定会合、米PCEデフレーター、ディスコ決算 ■株式相場見通し予想レンジ:上限37500円-下限36500円今週末の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は前日比211.02ドル高(+0.56%)の37986.40ドル、ナスダックは319.49ポイント安(-2.05%)の15282.01、S&P500は43.89ポイント安(-0.88%)の4967.23で取引を終了した。大証ナイト・セッションの日経225先物は、通常取引終値と変わらずの37100円。日経平均の日足チャートは、3月7日高値の40472.11円と3月22日高値の41087.75円の二つの山の間にある3月12日安値の38271.38円を割り込んだことで、きれいなダブルトップを形成した。17日にネックラインである3月12日安値38271.38円を割り込んだ後は下げ足を強めており、75日移動平均線37889円水準も下回った。19日の1300円超下げ時点で、25日移動平均線との下方乖離率が7%を超えたことから、短期的な売られ過ぎ感は意識されそうだ。ただ、週末に半導体株の東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>の投資判断格下げ観測も伝わっていることから、半導体株の調整が長引けば、指数ウェートの高さを考慮すると日経平均は一段安の可能性もある。中東情勢、為替など外部環境にふられやすい地合いが続く展開が想定されるため、相対的にTOPIX優位の展開となろう。14.1倍まで低下したNT倍率は、13倍台に入る可能性も出てきた。週末の為替はやや円高に振れる場面もあったが、1ドル=154円台で推移している。政府・日銀による円買い介入への警戒感は非常に高いものの、中東情勢の緊迫化という不透明要因にスポットが当たっており、投機筋も様子見ムードを強めることで、円安加速は一服しそうな状況だ。来週末の25-26日には日銀の金融政策決定会合が開催されることから、様々な思惑が高まりやすい地合いだが、まずは中東情勢を見極めたいとするムードが強まるだろう。ただ、4月16日時点の投機筋の円売りポジションは16万5619枚(前週比3468枚増加)と2007年以来の円安ポジション(約18万枚)を積み上げていることから、アンワインド(ポジション解消)の動きが入った場合、円高・ドル安の流れは加速するだろう。円高加速は輸出関連銘柄の重しとなることから、中東情勢に絡んだ為替市場を睨んだ地合いは、積極的な押し目買いを手控えさせる要因となる。来週は決算発表が徐々に増えることから、日経平均やTOPIXを対象とした売買よりも個別物色の展開が強まるだろう。■為替市場見通し来週のドル・円は底堅い値動きか。中東情勢の緊迫化が足元の為替相場に与える影響は予測困難との見方が多い。米長期金利の低下や株安を受けてリスク回避的な円買いが強まる可能性はあるが、原油価格の上昇が円売りを誘うケースもある。現時点では米長期金利の低下が、ドル安円高を促す要因になるとみられている。ただし、リスク回避的な円買いが一巡した後は引き締め的な米金融政策の堅持を見込んだドル買いが再び強まる可能性がある。日本銀行は金融政策の正常化を慎重に進める姿勢を維持していることはドル買い材料となり得る。中東情勢の行方を注視しつつ、時に日本の為替介入を警戒しながらも、ドル・円は底堅い値動きを保つとみられる。4月25日発表の1-3月期米国内総生産(GDP)速報値は前回から減速が予想されるものの、欧州中央銀行(ECB)や英中央銀行など主要中銀は早期利下げを模索しており、金利要因でドルに買いが入りやすい。一方、日銀は25-26日に金融政策決定会合を開催し、現行政策を維持する見通し。2024年度のインフレ見通しについて上方修正の可能性が報じられているが、現行の緩和的な金融政策をただちに修正する計画はないため、金融政策決定会合の前後でリスク回避的なドル売り・円買いが急拡大する可能性は低いとみられる。■来週の注目スケジュール4月22日(月):中・1年物ローンプライムレート(LPR)、中・5年物ローンプライムレート(LPR)、欧・ユーロ圏消費者信頼感指数(4月)、欧・欧州連合(欧)外相理事会、など4月23日(火):基調的なインフレ率を捕捉するための指標(日本銀行)、印独欧英米・製造業/サービス業/総合PMI(4月)、中・全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会会議(26日まで)、テスラ決算など4月24日(水):企業向けサービス価格指数(3月)、ファナック決算、独・IFO企業景況感指数(4月)、米・耐久財受注(3月)、メタ・プラットフォームズ決算など4月25日(木):日銀政策委員会・金融政策決定会合(1日目)、ディスコ決算、トルコ・中央銀行が政策金利発表、米・GDP速報値(1-3月)、マイクロソフト決算など4月26日(金):東京CPI(4月)、日銀政策委員会・金融政策決定会合(2日目)終了後決定内容発表、植田日銀総裁が会見、アドテスト決算、欧・欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏CPI予想、米・個人消費支出(PCE)価格コア指数(3月)、米・ミシガン大学消費者マインド指数(4月)など <CN> 2024/04/20 18:44 注目トピックス 市況・概況 株ブロガー・さなさえ:軟調相場でも国策「ペロブスカイト太陽電池関連株」を見ておきたい!【FISCOソーシャルレポーター】 *17:00JST 株ブロガー・さなさえ:軟調相場でも国策「ペロブスカイト太陽電池関連株」を見ておきたい!【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年4月17日17時に執筆皆様、おはこんばんちは。軟調な相場が続いていますが、そんな中でこれまで堅調と思われた半導体株の一部が崩れるなど、目まぐるしく物色テーマが変わっていくようでクラクラしちゃいますね(涙)。つくづく、「休むも相場」という相場格言は本当なんだなぁと思う今日この頃…さなさえです。さて、夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も、2年目へ…はや66回目。今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。<国策・ペロブスカイト太陽電池関連株>今週、米国のFRB要人達の発言などで利下げ期待に水が差されたように、これまでの株式市場の過熱感を一気に冷ますかのような調整が起きていますね。それに加えてイラクのイスラエルへの攻撃もあって地政学リスクが急激に高まってきています。果たして日経平均株価は75日線(3万7780円)付近からは反発できるのか…もしそうでなければ26週線、はたまた9月線という3万5000円台までの調整も余儀なくされるか…それでもわたしは押し目を狙いたい株を虎視眈々と精査しています(ぬらりと光る眼光)…。さて、そんなわたしが池波正太郎的な熱い眼差し送っているのが、ペロブスカイト太陽電池関連です。3月7日付の日経新聞には「経済産業省再生可能エネルギーの電力を高く買う固定価格買い取り制度(FIT)で、軽くて曲がる次世代の太陽光発電装置『ペロブスカイト型』を優遇する」と報じ、改めて【国策】としてその関連株へと買いが入っていましたね。さらに言えば、東京都が早期実用化と普及を後押しするなど、国内においてはこの再生エネルギーへの期待値はかなり高い事がわかります。ペロブスカイト太陽光電池は、従来のシリコン系太陽電池と違い、塗布(スピンコート)技術で安価で容易に作製できる事に加え、薄くて曲がる特性から、あらゆるところに設置が可能です。いずれこの太陽電池の、水分や酸素の影響を受けて発電効率が落ちる、熱に弱く耐用年数が短いなどの弱点がクリアになれば、日本中のビル群がこれで覆われ、さらには車や電車にまでこの電池が…なんて事もあるかもしれませんね。と、いうわけで今回は個人的に期待値が高いと見る、そんな関連株をご紹介していきます。<さなさえが厳選!ペロブスカイト太陽電池関連株>まずは代表的な銘柄と言えば、昨年NTTデータ<9613>と共同でフィルム型ペロブスカイト太陽電池を建物外壁に設置する国内初の実証実験を開始した事で話題となった積水化学工業<4204>です。こちらは現在も東京都とガッチリ組んで開発を進めています。続いてその実用化技術を急ピッチで推進しているカネカ<4118>は、業績の割にはチャートもしっかりしていて、株価も割安です。同じく21年4月の時点でこの事業に参入を発表しているホシデン<6804>は、同太陽電池の量産に向けて邁進中。業績もここまで良好ですし、株価もまだまだ割安ですね!そして個人投資家を中心に人気化しているエヌ・ピー・シー<6255>と倉元製作所<5216>は、小型株ゆえもありますが、その値動きにも注目したいですね。前者は太陽電池の再生事業においても期待がありましたが、薄膜型の太陽電池の製造装置においても実績を有している事から、ここ最近はペロブスカイト太陽電池の開発においても思惑が動いているようです。また後者においては直近で同社社長が、一部メディアへのインタビューに対して半導体製造に関わる石英加工事業の拡大と共に、このペロブスカイト型太陽電池の開発に乗り出すと答えて好感されたようです。また、ペロブスカイト電池で必要なヨウ素生産の大手である伊勢化学工業<4107>。同じくヨウ素のK&Oエナジーグループ<1663>と、その子会社へと出資している豊田通商<8015>、最後に値がさ株ではありますが、まだまだ割安感のあるINPEX<1605>は、ヨウ素だけに要チェックです。はい、今回は以上です。ここ最近のわたしのブログでは、上記でご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の『注目3銘柄』をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。もちろん株以外のネタも多種多様…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)。ではでは。Have a nice trade.----執筆者名:さなさえブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』 <TY> 2024/04/20 17:00 注目トピックス 市況・概況 国内株式市場見通し:外部環境や半導体株が重しとなりTOPIX優位の地合い継続か *14:50JST 国内株式市場見通し:外部環境や半導体株が重しとなりTOPIX優位の地合い継続か ■日経平均は一時2月9日以来の37000円割れ今週の日経平均は週間で2455.20円安(-6.21%)の37068.35円と大幅下落となった。NYダウやナスダックなど米国市場の弱さが日本株の下押し圧力となり、週を通して厳しい局面となった。日米金利差拡大への思惑から為替は1ドル=154円台後半まで円安ドル高が進行。輸出関連銘柄には追い風の地合いとなったが、政府・日本銀行による円買い介入実施への警戒感が高まったこともあり、株式市場で積極的な買いは手控えられた。また、注目されたオランダ半導体露光装置のASMLホールディングの決算では、受注額が市場予想を下回ったことで、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も下落。加えて、台湾の半導体受託生産世界再大手TSMCの決算は良好な内容だったが、2024年の半導体市場全体の成長見通しをこれまでよりも少し引き下げたことが嫌気されて、SOX指数は2月下旬の水準まで低下。週末の東京市場は半導体株が総崩れのなか、「イランの複数個所で爆発音」といったニュースが流れると、投資家心理はより悪化。半導体株全面安と中東情勢の緊迫化を受けて、日経平均は一時1300円超の急落となり、一時2月9日以来の37000円割れとなった。なお、4月第2週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物6138億円買い越したほか、TOPIX先物を2603億円買い越し、225先物は1880億円売り越したことから、合計6861億円の買い越しとなった。個人投資家は現物を2372億円売り越すなど合計で3340億円売り越し。なお、信託が1月第1週以来となる現物買い越し(404億円)となった。■日経平均はダブルトップを形成今週末の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は前日比211.02ドル高(+0.56%)の37986.40ドル、ナスダックは319.49ポイント安(-2.05%)の15282.01、S&P500は43.89ポイント安(-0.88%)の4967.23で取引を終了した。大証ナイト・セッションの日経225先物は、通常取引終値と変わらずの37100円。日経平均の日足チャートは、3月7日高値の40472.11円と3月22日高値の41087.75円の二つの山の間にある3月12日安値の38271.38円を割り込んだことで、きれいなダブルトップを形成した。17日にネックラインである3月12日安値38271.38円を割り込んだ後は下げ足を強めており、75日移動平均線37889円水準も下回った。19日の1300円超下げ時点で、25日移動平均線との下方乖離率が7%を超えたことから、短期的な売られ過ぎ感は意識されそうだ。ただ、週末に半導体株の東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>の投資判断格下げ観測も伝わっていることから、半導体株の調整が長引けば、指数ウェートの高さを考慮すると日経平均は一段安の可能性もある。中東情勢、為替など外部環境に降らされやすい地合いが続く展開が想定されるため、相対的にTOPIX優位の展開となろう。14.1倍まで低下したNT倍率は、13倍台に入る可能性も出てきた。■為替の急変動は売買手控え材料に週末の為替はやや円高に振れる場面もあったが、1ドル=154円台で推移している。政府・日銀による円買い介入への警戒感は非常に高いものの、中東情勢の緊迫化という不透明要因にスポットが当たっており、投機筋も様子見ムードを強めることで、円安加速は一服しそうな状況だ。来週末の25-26日には日銀の金融政策決定会合が開催されることから、様々な思惑が高まりやすい地合いだが、まずは中東情勢を見極めたいとするムードが強まるだろう。ただ、4月16日時点の投機筋の円売りポジションは16万5619枚(前週比3468枚増加)と2007年以来の円安ポジション(約18万枚)を積み上げていることから、アンワインド(ポジション解消)の動きが入った場合、円高・ドル安の流れは加速するだろう。円高加速は輸出関連銘柄の重しとなることから、中東情勢に絡んだ為替市場を睨んだ地合いは、積極的な押し目買いを手控えさせる要因となる。来週は決算発表が徐々に増えることから、日経平均やTOPIXを対象とした売買よりも個別物色の展開が強まるだろう。■25-26日に日銀金融政策決定会合来週は、国内では24日に3月企業向けサービス価格指数、25日に2月景気動向指数(確報値)、26日に4月東京消費者物価指数(CPI)などが予定されている。なお、日本銀行金融政策決定会合は25-26日に開催。海外では、22日に中・4月最優遇貸出金利(LPR)、23日に独・4月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)、サービス業PMI(速報値)、欧・4月ユーロ圏製造業PMI(速報値)、サービス業PMI(速報値)、英・4月製造業PMI(速報値)、米・4月製造業PMI(速報値)、サービス業PMI(速報値)、4月リッチモンド連銀製造業指数、3月新築住宅販売件数、24日に豪・1-3月期消費者物価指数、独・4月IFO景況感指数、米・3月耐久財受注(速報値)、週次原油在庫、25日にトルコ・中央銀行が政策金利発表、米・週次新規失業保険申請件数、1-3月期GDP(速報値)、3月中古住宅販売成約指数、26日に豪・1-3月期生産者物価指数(PPI)、米・3月PCEデフレーター、4月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)などが予定されている。 <FA> 2024/04/20 14:50 注目トピックス 市況・概況 新興市場見通し:売買代金も減少し厳しい地合いが続くか *14:49JST 新興市場見通し:売買代金も減少し厳しい地合いが続くか ■昨年の安値圏にせまる今週の新興市場は大幅下落。同時期の騰落率は、日経平均が-6.21%だったのに対して、グロース市場指数は-6.55%、グロース市場250指数は-7.07%と日経平均を上回る下落となった。プライム市場同様、半導体株下落に伴う米株安や中東情勢の緊迫化などが影響して投資家のモメンタムは急速に悪化。グロース市場Core指数構成銘柄など主力株が総じて売り優勢となった。下落時にも売買代金が膨らまず、押し目を狙う投資家が不在となったことで、グロース市場指数、グロース250指数ともに年初来安値を連日で更新する弱い相場展開に。週末のグロース250指数は昨年の安値圏(昨年安値は618.70)に迫る629.46まで一時売られた。個別銘柄では、コンヴァノ<6574>が、筆頭株主の青木剛志氏が保有する同社株の全てを青木氏が社長を務める資産管理会社のNTに譲渡したと発表し買われた。また、エコモット<3987>は連結子会社のGRIFFY社(東京都)が大林組<1802>と共同で現場作業員の体調管理ソリューション「GenVital」を開発したと発表し買われた。決算関連銘柄ではギックス<9219>、GRCS<9250>が買われた一方、ジェイドグループ<3558>、バリュエンスホールディングス<9270>が売られた。そのほか、エフ・コード<9211>は、公募・売出による株式価値の希薄化などが嫌気され売りに押された。■引き続き手掛かり材料難か、IPOは2社来週の新興市場は、引き続き手掛かり材料難の地合いとなり厳しい展開となりそうだ。来週はシーユーシー<9158>が4月24日に決算発表を控えているものの、グロース市場Core指数構成銘柄など主力処の決算発表は5月中旬に集中している。なお、シーユーシーは難病患者向けホスピスや訪問看護などを手掛けており、テーマ性を考慮すると物色の核とはなりにくいとみられる。米ハイテク株中心に調整局面を迎えており、プライム市場の主役でもあった半導体株は売り優勢の地合いとなっている。プライム市場の調整入りでグロース市場に資金流入といった展開を期待したいところだが、今週18日のグロース市場の売買代金は955億円と昨年12月11日の937億円以来の低水準となった。投資家のマインド悪化に伴い、下落している主力株への押し目買いは手控えられ、足元急落していたアンジェス<4563>やキャンバス<4575>への自律反発狙いの短期的な売買に留まっている。核となる銘柄が存在しないことから物色は広がらず。来週も、足元の急落銘柄の自律反発か、データセクション<3905>やLaboro.AI<5586>など値動きの大きい銘柄への短期資金流出入といった消去法的な売買が中心となりそうだ。グロース市場指数、グロース市場250指数の年初来安値圏での推移はしばらく続くと考える。なお、24日に電力供給エネルギー事業者へのBPOなどを通じたDX支援を手掛けるレジル<176A>、25日に細胞加工物の製造受託などを手掛けるコージンバイオ<177A>がグロース市場にそれぞれ上場する。初値形成後のパフォーマンスが厳しい直近IPOが多いことからセカンダリー投資には注意が必要だ。 <FA> 2024/04/20 14:49 注目トピックス 市況・概況 米国株式市場見通し:投資家心理の悪化で半導体関連からの資金流出は継続か *14:48JST 米国株式市場見通し:投資家心理の悪化で半導体関連からの資金流出は継続か 来週の米国株は、中東情勢の緊迫化が引き続き重しとなる一方、決算発表銘柄中心の物色となり、NYダウやナスダックは方向感に乏しい展開となりそうだ。今週末、イスラエルがイランを攻撃したことで両国の報復は続いている。「イスラエル、イランともに本格的な紛争は望んでいないが、両者の歩み寄りは見られない。また、歩み寄りを促す国も見当たらない」といった状況下、今週末、恐怖指数であるVIX指数は、不安心理を示すとされる節目の20を約半年ぶりに上回る場面がみられ、投資家心理は委縮している。中東情勢の緊迫化で買い手控えムードが強まるなか、半導体関連からの資金流出は継続。1-3月のフィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇率は17%とナスダックのほぼ倍だったことから、まだ下落余地は残っているとの考えもある。既に75日移動平均線を大きく割り込んでいるナスダックは一段安を警戒したいところだ。今週は25日にアマゾン、アルファベット、インテル、マイクロソフトなどの決算発表を控えている。投資家のマインドが悪化していることから、決算に対する期待感よりも警戒感を強めるだろう。好決算にも関わらず売られたTSMCは、期待感が非常に高く株価が既に上昇していたために売られたという指摘はあるが、投資家のマインド悪化は深刻だ。5月末と見られるエヌビディアの決算まで、市場の懐疑的な見方は続く可能性もあろう。経済指標では、23日に4月製造業PMI(速報値)、サービス業PMI(速報値)、4月リッチモンド連銀製造業指数、3月新築住宅販売件数、24日に3月耐久財受注(速報値)、週次原油在庫、25日に週次新規失業保険申請件数、1-3月期国内総生産(GDP、速報値)、3月中古住宅販売成約指数、26日に3月PCEデフレーター、4月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)などが予定されている。主要企業決算では、22日にベライゾン・コミュニケーションズ、23日にGEエアロスペース、ハリバートン、ムーディーズ、フィリップ・モリス・インターナショナル、ゼネラル・モーターズ、インベスコ、ロッキード・マーチン、ノバルティス、スポティファイ・テクノロジー、ビザ、テスラ、24日にボーイング、バイオジェン、CMEグループ、AT&T、フォード・モーター、IBM、ロイズ・バンキング・グループ、メタ・プラットフォームズ、25日にアメリカン航空グループ、キャタピラー、ダウ、アストラゼネカ、アマゾン・ドット・コム、アルファベット、インテル、マイクロソフト、T-モバイル、26日にシェブロン、エクソン・モービルなどが予定されている。 <FA> 2024/04/20 14:48 注目トピックス 市況・概況 英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英早期利下げ観測は後退 *14:44JST 英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英早期利下げ観測は後退 ■強含み、原油高を意識したポンド買いも今週のポンド・円は強含み。日本政府による為替介入に対する警戒感は消えていないこと、中東情勢の緊迫化を警戒してリスク回避的なポンド売り・円買いが一時優勢となった。しかしながら、原油高は円売り材料になるとの見方が多いこと、米ドル・円相場は週末前に円安方向に再度振れた関係でポンド買い・円売りの動きが広がり、ポンド・円は191円台を回復した。取引レンジ:190円31銭-192円84銭。■底堅い値動きか、英早期利下げ観測は後退来週のポンド・円は底堅い値動きか。英消費者物価指数(CPI)は想定ほど鈍化せず、英国経済の回復も期待されていることから、英中央銀行による早期利下げを見込んだポンド売りは後退しそうだ。中東情勢の進展を注視しつつ、ポンド買い・円売りがやや強まる可能性は残されている。日本銀行は早期の金融正常化には引き続き慎重とみられていることもポンド・円相場をサポートしよう。○発表予定の英国の主要経済指標・注目イベント・23日:4月製造業PMI(3月:50.3)・23日:4月サービス業PMI(3月:53.1)予想レンジ:190円00銭-193円00銭 <FA> 2024/04/20 14:44 注目トピックス 市況・概況 豪ドル週間見通し:伸び悩みか、3月消費者物価指数に注目 *14:43JST 豪ドル週間見通し:伸び悩みか、3月消費者物価指数に注目 ■上げ渋り、雇用者数減少による豪ドル売りの影響も今週の豪ドル・円は上げ渋り。イランとイスラエルの対立激化への懸念はやや後退し、リスク回避的な円買いは縮小した。しかしながら、米国の利下げ開始後ずれ観測の高まり、中東情勢の緊迫化、豪雇用者数の減少を受けてリスク回避的な豪ドル売りが強まり、この影響で週後半の豪ドル・円は99円台後半で上げ渋る展開となった。取引レンジ:97円78銭-100円02銭。■伸び悩みか、3月消費者物価指数に注目来週の豪ドル・円は伸び悩みか。3月雇用統計で失業率は前月から上昇、また、雇用者数は減少したことで、豪準備銀行(中央銀行)は利下げを急がない姿勢から利下げ考慮に向かうとの見方が浮上し、豪ドルは買いづらくなりそうだ。3月期消費者物価指数が注目され、市場予想を下回った場合は利下げ検討への期待が高まり、豪ドル売りになる可能性がある。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・24日:3月消費者物価指数(2月:前年比+3.4%)・24日:1-3月期消費者物価指数(10-12月期:前年比+4.1%)予想レンジ:98円00銭-100円00銭 <FA> 2024/04/20 14:43 注目トピックス 市況・概況 ユーロ週間見通し:もみ合いか、ユーロ圏製造業PMIなどの経済指標が手掛かり材料に *14:42JST ユーロ週間見通し:もみ合いか、ユーロ圏製造業PMIなどの経済指標が手掛かり材料に ■もみ合い、ユーロ圏経済の緩やかな回復への期待残る今週のユーロ・ドルはもみ合い。米国の利下げ開始時期は9月以降になるとの見方が浮上したこと、欧州中央銀行(ECB)による6月利下げ観測は後退していないことから、週前半はリスク回避的なユーロ売り・米ドル買いが優勢となった。しかしながら、ユーロ圏経済の緩やかな回復への期待は残されており、週後半にはユーロ売りは一服し、主に1.06ドル台半ば近辺で推移した。取引レンジ:1.0601ドル-1.0690ドル「伸び悩みか、引き続き中東情勢を警戒来週のユーロ・ドルは伸び悩みか。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はインフレ抑止に時間を要するとの見解を示しており、引き締め的な現行政策の維持を想定してユーロ買い・ドル売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。中東情勢は予断を許さない状況が続いていることもユーロ買いを抑制する一因となりそうだ。予想レンジ:1.0550ドル-1.0750■強含み、日銀緩和継続の思惑残る今週のユーロ・円は強含み。欧州中央銀行(ECB)による6月利下げの可能性が高まったことや中東情勢の悪化が嫌気されたことでリスク回避的なユーロ売り・円買いが一時活発となった。しかしながら、ユーロ圏経済の緩やかな回復への期待は持続していること、日本銀行は現行の金融政策を当面維持する可能性は高いことから、ユーロ売り・円買いは縮小した。取引レンジ:162円71銭-165円03銭。■もみ合いか、ユーロ圏製造業PMIなどの経済指標が手掛かり材料に来週のユーロ・円はもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)は6月の利下げを模索しているとみられ、ユーロ買い・円売りがさらに拡大する可能性は低いとみられる。中東情勢の緊迫化もユーロ買いを弱めているとみられる。ただ、ユーロ圏4月製造業・サービス業PMIなど経済指標で景況感の回復が示された場合、リスク回避のユーロ売り・円買いは縮小する可能性がある。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・23日:4月製造業PMI(3月:46.1)・23日:4月サービス業PMI(3月:51.5)予想レンジ:163円00銭-166円00銭 <FA> 2024/04/20 14:42 注目トピックス 市況・概況 為替週間見通し:底堅い値動きか、リスク回避の円買いは一巡した可能性 *14:41JST 為替週間見通し:底堅い値動きか、リスク回避の円買いは一巡した可能性 【今週の概況】■米利下げ先送り予想でドル・円は一時154円79銭今週のドル・円は強含み。米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを開始するのは7月以降となる可能性が高まり、週初からドル買い・円売りが優勢となった。4月15日発表の3月米小売売上高は前月比+0.7%と、市場予想を上回ったことから、ドル・円は154円台に上昇した。16日の取引では日本政府による為替介入が実施されるとの思惑が広がり、ドルはやや伸び悩んだが、米国の利下げは年内2回にとどまるとの見方が広がったことでドルは154円79銭まで買われた。その後、中東情勢の緊迫化を背景にドル買いはやや一服し、イスラエルのミサイルがイランの拠点を直撃との報道を受けて19日の東京市場でリスク回避的なドル売り・円買いが活発となり、一時153円台半ばまでドルは反落した。しかしながら、大規模な攻撃ではないと報じられたことでリスク回避的ドル売りは縮小。ドル・円は短時間で154円台に戻した。19日のニューヨーク外為市場でドル・円は一時154円65銭まで買われた。イランはイスラエルによる無人機攻撃を確認し、イスラエルの企ては失敗し、損害はないと発表したため、中東情勢の一段の悪化への懸念は後退し、リスク回避の円買いは縮小した。また、米シカゴ連銀のグールズビー総裁は「インフレを巡る進展が停滞しているため利下げ前にさらなる時間が必要」との見方を伝えており、現在の政策金利が長期間維持される可能性があることもドル買い・円売りにつながったようだ。ドル・円は154円63銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:152円98銭-154円79銭。【来週の見通し】■底堅い値動きか、リスク回避の円買いは一巡した可能性来週のドル・円は底堅い値動きか。中東情勢の緊迫化が足元の為替相場に与える影響は予測困難との見方が多い。米長期金利の低下や株安を受けてリスク回避的な円買いが強まる可能性はあるが、原油価格の上昇が円売りを誘うケースもある。現時点では米長期金利の低下が、ドル安円高を促す要因になるとみられている。ただし、リスク回避的な円買いが一巡した後は引き締め的な米金融政策の堅持を見込んだドル買いが再び強まる可能性がある。日本銀行は金融政策の正常化を慎重に進める姿勢を維持していることはドル買い材料となり得る。中東情勢の行方を注視しつつ、時に日本の為替介入を警戒しながらも、ドル・円は底堅い値動きを保つとみられる。4月25日発表の1-3月期米国内総生産(GDP)速報値は前回から減速が予想されるものの、欧州中央銀行(ECB)や英中央銀行など主要中銀は早期利下げを模索しており、金利要因でドルに買いが入りやすい。一方、日銀は25-26日に金融政策決定会合を開催し、現行政策を維持する見通し。2024年度と2025年度のインフレ見通しについて上方修正の可能性が報じられているが、現行の緩和的な金融政策をただちに修正する計画はないため、金融政策決定会合の前後でリスク回避的なドル売り・円買いが急拡大する可能性は低いとみられる。【米・1-3月期国内総生産(GDP)速報値】(25日発表予定)25日発表の米1-3月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率+2.0%と、10-12月期の3.4%から減速の見通し。ただ、現行政策への影響は限定的で市場予想と一致してもドル売り要因にはなりづらい。【日本銀行金融政策決定会合】(25-26日開催)日銀は25-26日に金融政策決定会合を開催し、現行政策を据え置く公算。2024年度のインフレ見通しの上方修正は織り込み済みだが、今後の緩和継続方針が示された場合は円売り材料となりそうだ。予想レンジ:153円00銭-156円50銭 <FA> 2024/04/20 14:41 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:徹底的に好業績でチャートが強い個別株にこそ注視すべき【FISCOソーシャルレポーター】 *10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:徹底的に好業績でチャートが強い個別株にこそ注視すべき【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年4月15日15時に執筆なかなか難しい相場が続いておりますが、結局のところ相場を動かすのは米国の金利であるように思えます。3月分の米消費者物価指数は市場予想を上回ったとの事ですから、また利下げ期待が後退ですな…。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。4月10日、米労務省が発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.5%上昇し、市場予想を上回りました。米国が利下げへ向かうと浮き足立っていたところから、一気に失望へ変わってしまいましたねぇ。利下げが後ろ倒しになるならまだしも、また利上げを実施するような最悪の展開はもう勘弁してもらいたいもんですな。世界一の経済力を持つ米国とはいえ、これだけの利上げをしてもインフレが続くなんてパウエル議長も予想出来なかったでしょう。中東やロシアなどの地政学リスクが顕在化してくると、さらにインフレ圧力が強まる事も考えられます。ドル円の為替に関しても、一時は153円台を付けて歴史的な円安水準にまで下落してきました。円安は日本を代表するようなグローバル企業の業績を押し上げる点では問題ありません。ただ、中小企業が賃上げをする前に日銀が利上げを実施した事で、日本全体の景気が良いとは言えない状況です。日本は米国のように、利上げを跳ね返すほどのインフレにはならないでしょうな。結局、4月8日~12日の週では日経平均は4万円を割ったままでの推移となりました。25日線をしっかり上回れれば希望が見えてきますが、なんだか様子見ムードが広がっている気もします。こういう時こそ、業績期待が高く、チャートも底堅い銘柄に注目しておきたいもんですな。まずは独立系PR会社の共同ピーアール<2436>からチェックして参ります。2月13日の好決算で、しっかり窓を開けて動意しましたな。直近でも25日線を上回って、高値圏で推移しております。24年12月期も過去最高益となる見通しですから注視したいです。アルミサッシ大手の不二サッシ<5940>は、業績期待だけでなく低PBR関連としても思惑があります。小型株で一日の売買は少なくても、堅調に利益を出している優良企業と言えそうですな。昨年11月に「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」を発表し、今後は低PBRが是正されていくか監視中。力強い上昇トレンドを長期で形成しているまんだらけ<2652>は、直近で年初来高値を更新しました。3月29日には配当修正を発表し、業績も好調です。マンガ・アニメグッズ等でインバウンド関連の思惑もあり、5月15日の決算発表を注視しております。4月2日の決算と併せて増配も発表した焼肉チェーンのあみやき亭<2753>は、鮮やかな上昇トレンドを形成しております。食券機やセルフサービスの導入でコスト削減に注力した結果、業績も改善されているもよう。不動産投資ポータルサービス「リノシー」を運営するGA TECH<3491>は、インフレを追い風にして思惑が入っているようですが、地合い悪化で一気に75日線まで調整していましたね。今後しばらく上値は重い可能性はありますが、成長・拡大期待の高い『不動産テック』という分野において同社への期待は個人的には継続です。内需関連株への物色も再び強まっていけば再び思惑を誘うのではないでしょうか。最後は直近で年初来高値を更新しておりますサカタインクス<4633>です。新聞用など印刷インキ大手の同社は、PER・PBRともに割安水準となっています。5月14日の決算発表後のチャートがどうなるか監視を強めていきたいですな。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2024/04/20 10:00 注目トピックス 市況・概況 19日の米国市場ダイジェスト:NYダウは211ドル高、ハイテクが重し、企業決算への期待が下支え *07:43JST 19日の米国市場ダイジェスト:NYダウは211ドル高、ハイテクが重し、企業決算への期待が下支え ■NY株式:NYダウは211ドル高、ハイテクが重し、企業決算への期待が下支え米国株式市場はまちまち。ダウ平均は211.02ドル高の37,986.40ドル、ナスダックは319.49ポイント安の15,282.01で取引を終了した。イスラエルの対イラン報復攻撃が限定された規模でイランも損害はないと主張するなど中東情勢の一段の緊迫化を警戒した売りが後退し、寄り付き後、上昇。ダウは安心感から買戻しが継続したほか主要企業決算への期待を受けた買いに、終日堅調に推移した。一方、ハイテクで利下げ期待を受けた買いが後退したほか、動画配信のネットフリックス(NFLX)株の下落に押され、ナスダックは大幅下落。まちまちで終了した。セクター別では、保険・銀行が上昇した一方で半導体・同製造装置が下落。メディアのパラマウントグローバル(PARA)は、日本の電子製品メーカー、ソニーグループが投資会社アポロ・グローバルと同社に対し共同買収提案で交渉中との報道を受けて、上昇。地銀のフィフス・サード・バンコープ(FITB)は第1四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったほか、強い見通しが好感され、買われた。また、クレジットカード会社のアメリカン・エクスプレス(AXP)は四半期決算で1株利益が予想を上回り、上昇。動画配信のネットフリックス(NFLX)は第1四半期決算で、売上高、利益が予想を上回ったものの、低調な見通しが嫌気されたほか、四半期ごとの有料会員数と1会員当たりの売上高の発表を来年から停止する計画が失望感につながり、売られた。サーバーソリューション会社のスーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)は第3四半期の暫定決算発表をしなかったため、結果を警戒し、下落。宇宙旅行ビジネスを行うヴァージン・ギャラクテック(SPCE)は株式併合計画が警戒され、下落した。シカゴ連銀のグールズビー総裁は講演原稿の中で、インフレの進展失速を指摘し、利下げ前に一段の時間が必要だとの考えを示した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:中東情勢の一段の悪化懸念緩和、リスクオフは一段落19日のニューヨーク外為市場でドル・円は154円46銭から154円64銭まで上昇し、154円63銭で引けた。イランはイスラエルによる無人機攻撃を確認、試みは失敗と主張し、損害はないとしたため中東情勢の一段の悪化への懸念が後退し、円の売り戻しが優勢となった。さらに、ハト派として知られる米シカゴ連銀のグールズビー総裁がインフレを巡る進展が停滞しているため利下げ前にさらなる時間が必要と、想定以上に長期間高金利を維持する可能性を示唆したためドル買いも強まった。ユーロ・ドルは1.0677ドルまで上昇後、1.0640ドルまで反落し、1.0654ドルで引けた。ユーロ・円は、165円03銭まで上昇後、164円50銭まで弱含んだ。ポンド・ドルは1.2468ドルまで上昇後、1.2367ドルまで下落。英中銀のラムスデン副総裁が根強いインフレの緩和を一段と確信したとの発言を受けて、6月の利下げ観測に伴うポンド売りに拍車がかかった。ドル・スイスは0.9072フランから0.9103フランまでじり高推移した。■NY原油:強含み、中東情勢緊迫化で供給不安は解消されずNYMEX原油5月限終値:83.14 ↑0.4119日のNY原油先物5月限は強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比+0.41ドル(+0.50%)の83.14ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは81.80ドル-86.28ドル。イスラエル軍によるイランへの反撃を受けて供給不安が急速に高まり、アジア市場で82ドル台から86.26ドルまで急騰。買い一巡後は利食い売りが強まり、ロンドン市場で81.80ドルまで反落した。しかしながら、中東情勢の緊迫化を背景に供給不安はくすぶっており、米国市場で83.76ドルまで反発。通常取引終了後の時間外取引では主に83ドル台前半で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  36.97ドル   +1.20ドル(+3.35%)モルガン・スタンレー(MS) 90.66ドル   +0.40ドル(+0.44%)ゴールドマン・サックス(GS)404.00ドル  +0.89ドル(+0.22%)インテル(INTC)        34.20ドル   -0.84ドル(-2.39%)アップル(AAPL)        165.00ドル  -2.04ドル(-1.22%)アルファベット(GOOG)    155.72ドル  -1.74ドル(-1.10%)メタ(META)           481.07ドル  -20.73ドル(-4.13%)キャタピラー(CAT)      354.66ドル  -3.27ドル(-0.91%)アルコア(AA)         35.53ドル   +0.06ドル(+0.16%)ウォルマート(WMT)      59.53ドル   +0.27ドル(+0.45%) <ST> 2024/04/20 07:43 注目トピックス 市況・概況 NY債券:米長期債相場はやや強含み、安全逃避的な買いは一巡 *07:40JST NY債券:米長期債相場はやや強含み、安全逃避的な買いは一巡 19日の米国長期債相場はやや強含み。イスラエルによるイラン攻撃との報道を受けてアジア市場で安全逃避的な買いが急拡大したが、イラン側による報復行動で二国間の戦闘が激化するとの懸念はやや後退し、長期債利回りの下げ幅は縮小した。報道によると、主要7カ国(G7)外相会合は4月19日、イスラエルとイランの対立拡大の回避へ引き続き努力すると表明した。同日にはブリンケン米国務長官が、「米国は中東地域の緊張緩和に尽力しており、いかなる攻撃作戦にも関与していない」と発言している。イールドカーブはフラットニング気配。CMEのFedWatchツールによると、19日時点で7月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は43%程度。9月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は65%程度。10年債利回りは4.622%近辺で取引を開始し、一時4.494%近辺まで低下したが、4.633%近辺まで反発し、取引終了時点にかけて4.621%近辺で推移。イールドカーブはフラットニング。2年-10年は-36.50bp近辺、2-30年は-27.40bp近辺で引けた。2年債利回りは4.99%(前日比:0bp)、10年債利回りは4.62%(前日比-1bp)、30年債利回りは、4.71%(前日比:-2bp)で取引を終えた。 <MK> 2024/04/20 07:40

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