注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:山崎製パンや三越伊勢丹などに注目 先週末10日の米国市場ではNYダウが271.66ドル安の34607.72、ナスダック総合指数が132.76pt安の15115.49、シカゴ日経225先物が大阪日中比225円安の29935円といずれも軟化した。13日早朝の為替は1ドル=109.80-90円(昨日午後3時は109.90円)。本日の東京市場では、原油価格の上昇を受けてINPEX<1605>などの鉱業株の堅調が予想される。そのほか、食料品や医薬品といったディフェンシブ性の高い銘柄がしっかりとした動きとなりそうだ。一方、全般軟調だった米株市場を背景に、東証1部の主力株には広く利益確定売りが先行しそうだ。米ボーインクの下落を材料に川崎重工<7012>などの関連銘柄の軟化が予想される。また、先週末に急伸劇が見れらたルネサス<6723>をはじめ、東エレク<8035>やアドバンテス<6857>といった半導体関連株には目先の利益確定を確保する売りが先行しそうだ。しかし、フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)は上昇していることから、売り一巡後は押し目買いで下げ渋りそうだ。そのほか、13日早朝の北朝鮮の長距離巡航ミサイル発射で石川製作所<6208>や大豊工業<6470>など防衛関連株に思惑が向かうことが想定される。なお、強気の投資判断や目標株価の引き上げなどが観測されたINPEX、山崎製パン<2212>、三越伊勢丹<3099>、住友ベークライト<4203>、OLC<4661>、トレンド<4704>、コスモエネHD<5021>、日本製鉄<5401>、神戸製鋼所<5406>、DOWA<5714>、ニコン<7731>、三井物産<8031>、アイフル<8515>、アコム<8572>、東武<9001>、イーレックス<9517>などに注目。 <FA> 2021/09/13 09:14 注目トピックス 市況・概況 日経平均は18円高、寄り後は上げに転じる 日経平均は18円高(9時5分現在)。今日の東京株式市場は、やや売りが先行した。先週末までの日経平均の上げピッチが速く、25日移動平均線からの乖離率が7%を超すなど、目先過熱感が強くなっていることに加え、米株式市場でダウ平均が先週末までの5日続落で800ドルを超す下げとなったことなどが東京市場の株価の重しとなった。一方、引き続き自民党総裁選の候補予定者が打ち出す政策への期待感や、国内で新型コロナ新規感染者数が減少傾向となっていることが買い手掛かり材料となり、寄り後、日経平均は上げに転じた。 <FA> 2021/09/13 09:06 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~利食い優勢のなか出遅れているセクターや銘柄への物色に~ 13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■株式見通し:利食い優勢のなか出遅れているセクターや銘柄への物色に■三井ハイテ、2Q営業利益720.3%増 59.62億円、コンセンサス上回る■前場の注目材料:維持費年3億~300億円、公共施設の総面積、震災前から2割増■利食い優勢のなか出遅れているセクターや銘柄への物色に13日の日本株市場は、利食い優勢の動きとなろうが、売り一巡後は底堅い相場展開が見込まれる。10日の米国市場ではNYダウが271ドル安だった。8月生産者物価指数(PPI)の引き続き大幅な伸びで、高インフレへの警戒感に売りに拍車がかかり下落に転じた。また、民主党が企業の自社株買いに対する課税案を検討しているなどの報道や2001年9月11日の同時多発テロから20周年を迎え、地政学的リスクなどを懸念し引けにかけて下げ幅を拡大。シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円安の29935円。円相場は1ドル109円80銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食い優勢の展開から始まろう。ただし、急ピッチの上昇に対する過熱感が警戒されていることもあり、当然の一服といった見方から、売り一巡後の底堅さは意識されそうである。また、9月限のSQ値(30085.93円)が心理的な支持線となるため、同水準を上回って推移するようであれば、次第に押し目を拾う動きが強まってくる可能性はありそうだ。また、先週末はSQ通過後の強い基調が続いたことにより、海外勢による日本株比率を引き上げる動きとの見方がされている。これまで先進国で日本株の比率は相当低かったと見られており、政策期待が高まるなかで出遅れている日本株に対して比率を引き上げる動きが強まる可能性がある。足元で米国市場の調整が本格化してきているなか、より日本株への資金シフトへの思惑に繋がることになりそうだ。また、本日は利食い優勢の展開ながらも、TOPIXが年初来高値を更新するなか、日経平均についても年初来高値が射程に入ってきていることも押し目買い意欲の強さに繋がる。また、同様に出遅れているマザーズ銘柄への物色も次第に高まってくることになりそうだ。急ピッチの上昇に対する過熱感が警戒されるものの、政策期待から先高感が根強いこともあり、出遅れているセクターや銘柄への物色に向かわせそうである。■三井ハイテ、2Q営業利益720.3%増 59.62億円、コンセンサス上回る三井ハイテ<6966>は第2四半期決算を発表。営業利益は前年同期比720.3%増の59.62億円だった。コンセンサス(53億円程度)を上回る。あわせて2022年1月期の業績予想を修正しており、営業利益は80億円から116億円(コンセンサス:90億円程度)に上方修正している。電子部品事業では情報通信機器向けや車載向け半導体用リードフレーム、電機部品事業では電動車向け駆動・発電用モーターコアの受注がそれぞれ想定以上に伸張している。■前場の注目材料・日経平均は上昇(30381.84、+373.65)・SOX指数は上昇(3416.66、+25.82)・米原油先物は上昇(69.72、+1.58)・次期首相による大型経済対策への期待・海外コロナワクチン接種の進展・日銀は金融緩和を長期化・株価急落時の日銀ETF買い・維持費年3億~300億円、公共施設の総面積、震災前から2割増・ガニ政権幹部の親族殺害、タリバン「恩赦」一転、報復・県庁所在地ワクチン状況、9割が若者接種促進・アップルに規約撤廃命令、米地裁、アプリ課金巡り・自民総裁選、省庁再編3氏が意欲「厚労省分割」「情報通信☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 8月国内企業物価指標(前年比予想:+5.7%、7月:+5.6%)・08:50 7-9月期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断指数(4-6月期:-4.7)<海外>・03:00 米・8月財政収支(20年8月:-2000.12億ドル) <FA> 2021/09/13 08:46 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低い見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)まで戻し、さらに137円50銭(2018/2/2)まで買われた。欧州中央銀行(ECB)による債券買い入れのぺースは今後減速するが、債券買い入れは長期間継続される見込み。新たなユーロ買い材料が提供されない場合、リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・米量的緩和策の縮小は年内開始の可能性・ECBの量的緩和策は長期間継続の公算・新型コロナウイルス変異株の感染流行【ユーロ買い要因】・4-6月期のユーロ圏経済成長率は予想を上回る・域内雇用情勢の改善・米雇用拡大ペースの減速 <FA> 2021/09/13 08:29 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:米国株安を意識してドル買い抑制も 10日のドル・円は、東京市場では109円70銭から109円99銭まで反発。欧米市場では、109円98銭から109円80銭まで下落し、109円90銭で取引終了。本日13日のドル・円は主に109円台後半で推移か。米国株安を意識して、リスク選好的なドル買いは引き続き抑制される可能性がある。10日付け米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道によると、米連邦準備制度理事会(FRB)は11月に量的緩和の縮小開始を計画しており、今月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で合意を目指しているようだ。市場参加者の間では、量的緩和策の縮小は11月または12月に開始されるとの見方が多いようだ。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は9月8日、「今年のうちに資産購入の段階的縮小(テーパリング)を開始するのが適切となり得る」との見方を伝えており、11月にテーパリングが開始される可能性があると言及している。市場参加者の間からは「雇用情勢のさらなる改善が見込める状況になれば、FRBはテーパリングの開始をすみやかに決定する可能性が高い」との声が聞かれている。そのため、10月8日発表予定の9月米雇用統計は大変重要な手掛かり材料になるとみられており、「雇用統計発表後にFRBはテーパリング開始と詳細な情報について発表する」との声が聞かれている。 <FA> 2021/09/13 08:27 注目トピックス 市況・概況 マザーズ先物見通し:反落、不動産関連銘柄が下支え、75日線が争点 本日のマザーズ先物は反落が予想される。10日の米国株式市場は、押し目買いが強まり、上昇して寄り付いた。しかし、8月のPPIの大幅な伸びで、高インフレへの警戒感に売りに拍車がかかり下落に転じた。民主党が企業の自社株買いに対する課税案を検討しているなどの報道や2001年9月11日の同時多発テロから20周年となり、地政学的リスクなどを懸念し、引けにかけて下げ幅を拡大、ナスダックも下落した。本日のマザーズ先物は米国市場やナイトセッションが下落した流れを引き継ぎ、反落でのスタートが予想される。国内では、バルニバービ<3418>やモルフォ<3653>が下方修正を発表しており、飲食関連やAI関連銘柄が相場の重しとなる可能性があろう。なお、アールプランナー<2983>が上方修正を発表しており、不動産関連銘柄は相場の下支え要因となりそうだ。日足チャートでは、1125.0pt近辺にある75日線を維持できるかが争点となりそうだ。本日の上値のメドは1170.0pt、下値のメドは1110.0ptとする。 <FA> 2021/09/13 08:16 注目トピックス 市況・概況 大阪金見通し:下落か、米長期金利上昇など反映へ 大阪取引所金標準先物 22年8月限・夜間取引終値:6315円(前日日中取引終値↓50円)・想定レンジ:上限6340円-下限6260円13日の大阪取引所金標準先物(期先:22年8月限)は下落しそうだ。先週末に米国で発表された8月の米卸売物価指数(PPI)の伸びが市場予想を上回り、インフレ懸念が意識され、米長期金利が上昇した。これを受け、金利のつかない資産である金の魅力が低下するとの見方から金が売られやすくなり、先週末のナイトセッションで金先物は下落しており、今日の金先物はこの流れを引き継ぎ、売りが優勢の展開となりそうだ。 <FA> 2021/09/13 07:45 注目トピックス 市況・概況 10日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は続落、高インフレを警戒 ■NY株式:米国株式市場は続落、高インフレを警戒10日のNY市場は続落。ダウ平均は271.66ドル安の34,607.72ドル、ナスダックは132.75ポイント安の15,115.50で取引を終了した。押し目買いが強まり、上昇して寄り付いた。しかし、8月生産者物価指数(PPI)の引き続き大幅な伸びで、高インフレへの警戒感に売りに拍車がかかり下落に転じた。民主党が企業の自社株買いに対する課税案を検討しているなどの報道や2001年9月11日の同時多発テロから20周年を迎え地政学的リスクなどを懸念し、引けにかけて下げ幅を拡大。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:インフレ高止まりを警戒してドル買い強まる10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円80銭から109円95銭まで上昇して、109円90銭で引けた。8月米生産者物価指数(PPI)は前月比で伸び率は鈍化したが、前年比では一段と上昇し、インフレが高止まりしていることが示されたほか、メスター・クリーブランド連銀総裁が「デルタ株リスクが存在するものの、経済への影響は限定的」との見方で、年内の緩和縮小開始を支持する発言を受けて長期金利が上昇。ドル買いが優勢となった。ユーロ・ドルは1.1841ドルまで上昇後、1.1810ドルまで下落し、1.1812ドルで引けた。■NY原油:反発、供給不安を意識した買いが入る10日のNY原油先物10月限は反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+1.58ドルの69.72ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは67.68ドル-69.96ドル。アジア市場で67.68ドルまで売られたが、供給不安などで反転し、ニューヨーク市場の序盤にかけて69.96ドルまで上昇した。米国株安を意識してやや上げ渋ったが、通常取引終了後の時間外取引では主に69ドル台後半で推移した。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  40.27ドル   -0.66ドル(-1.61%)モルガン・スタンレー(MS) 103.62ドル  -0.22ドル(-0.21%)ゴールドマン・サックス(GS)403.48ドル  -1.10ドル(-0.27%)インテル(INTC)        53.84ドル   +0.44ドル(+0.82%)アップル(AAPL)        148.97ドル  -5.10ドル(-3.31%)アルファベット(GOOG)    2838.42ドル -59.85ドル(-2.07%)フェイスブック(FB)     378.69ドル  +0.69ドル(+0.18%)キャタピラー(CAT)      205.01ドル  -0.41ドル(-0.20%)アルコア(AA)         49.50ドル   +1.99ドル(+4.19%)ウォルマート(WMT)      145.89ドル  -0.53ドル(-0.36%) <FA> 2021/09/13 07:44 注目トピックス 市況・概況 今日の注目スケジュール:国内企業物価指数、米財政収支、石油輸出国機構(OPEC)月報など <国内>08:50 景況判断BSI大企業全産業(7-9月)  -4.708:50 景況判断BSI大企業製造業(7-9月)  -1.408:50 国内企業物価指数(8月) 5.5% 5.6%Geolocation Technologyが福証Q-Boardに新規上場(公開価格:2240円)<海外>21:00 印・CPI(8月)27:00 ブ・貿易収支(先週)  6.73億ドル27:00 米・財政収支(8月)  -2000億ドル中・資金調達総額(8月、15日までに) 2兆8000億元 1兆566億元中・マネーサプライ(8月、15日までに)中・元建て新規貸出残高(8月、15日までに) 1兆4000億元 1兆832億元ノルウェー・総選挙石油輸出国機構(OPEC)月報オーストリア・国際原子力機関 (IAEA )理事会(17日まで)注:数値は市場コンセンサス、前回数値 <FA> 2021/09/13 06:30 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:半導体関連は底堅く推移!監視中の銘柄群【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2021年9月6日14時に執筆調整していた半導体関連が、ここに来て再び盛り上がりを見せております。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も上昇トレンドであり、代表的な米国の半導体企業の動向をチェックしながら日本の半導体関連企業も注視していきたいですな。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。日本の自動車業界では半導体不足や部材不足によって生産がストップする事態が度々起こっています。自動車業界にとっては不運ですが、半導体業界にとっては需要が拡大して引く手あまたと言える状況です。半導体業界は技術革新のスピードが早いので、個別銘柄の先行きを長期で見通す事は容易ではありません。しかし、半導体業界の市場規模は今後も拡大していくと考えて良いでしょう。新たな半導体技術に思惑がある銘柄もチェックしておきたいところです。世界の半導体市場の中でも、日本が強みを持つ半導体製造装置やシリコンウエハの素材分野などは依然として高いシェアを誇っています。米中の政治的な思惑に影響されやすい業界ですので、日本の技術を守りながら海外に打って出て欲しいですな。さて、今回は調整一巡となって復調し始めている半導体関連を改めてピックアップしたいと思います。年初来高値を更新しているレーザーテック<6920>は、マスクブランクス検査装置で圧倒的な高シェアを誇っております。22年6月期も増益予想で、6期連続での最高益更新をする見込み。売買代金トップになる日もあり、市場での同社の注目度は非常に高いですな。そして「第二のレーザーテック」とも呼び声高い日本電子<6951>は、4月の当記事でもご紹介しましたが、その後も底強いトレンドを継続しています。半導体向けマルチビーム描画装置では世界トップシェアで、GS証券も投資判断を「買い」継続です。8月13日の決算発表も好調で、じわじわと25日線を下値に上昇基調となっています。半導体製造装置を手掛けるフェローテックHD<6890>は、半導体製造装置向けの真空部品やマテリアル製品の販売、精密再生洗浄サービスなどが需要拡大すると、22年3月期の業績を上方修正して過去最高益を更新する予想です。決算が嫌気され売られていたジェイテックコーポレーション<3446>ですが、研究機関向けX線ナノ集光ミラーを手掛ける同社の技術は、次世代のEUV露光装置の素地があります。オランダASMLに採用される可能性もあり、監視を強めておりますよ。半導体レーザー技術を使ったデバイス開発を展開するQDレーザ<6613>は8月下旬に底を打って切り返した模様です。究極の半導体レーザーである「量子ドットレーザー」の先駆者としての注目度も高く、業績も黒字化まであと少しと待ち遠しいですな。半導体の各種テストサービスを提供するテラプローブ<6627>は、8月13日の決算発表で経常利益が前年同期の6.0倍に拡大しました。この先も車載向けやフラッシュメモリコントローラなどのロジック製品の需要拡大を見込んでいるとの事で、再び高値を目指せるかと監視しております。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <RS> 2021/09/12 10:00 注目トピックス 市況・概況 日経平均の「次の節目」【フィスコ・コラム】 日本株の強気相場が鮮明になり、その勢いを維持しています。背景にあるのは、政治の手詰まり感の打開でしょう。コロナ禍という特殊要因のもと、自民党総裁選で発足する新政権が斬新な政策を打ち出せれば、日経平均株価は「次の節目」の到達も夢ではありません。日経平均の異変は8月末にありました。今年は月末になると売られ、月初には逆に買われるパターンが続いていました。ところが、8月31日に取引最終日としては久々にプラスで取引を終え、その後6連騰に。9月3日に菅義偉首相が自民党総裁選に出馬せず任期切れによる退陣を決めると、株価はいったん下げた後に切り返します。そして、翌週には今年4月以来となる30000円台に浮上しました。株高の主要因は、やはり政治情勢の先行き不透明感が払しょくされるとの期待感とみられます。自民党は8月22日の横浜市長選において、菅首相のおひざ元で旧知の小此木八郎元国家公安委員長を擁立したものの、大敗。菅政権の支持率も急落し、来る衆院選は与党惨敗の可能性が浮上します。新型コロナウイルス対策も一貫性が感じられず、菅政権による政策運営の行き詰まりで支持率は急落していました。そうした背景での菅政権退陣は株式市場で素直に好感され、新政権への政策期待が買いを誘発しました。NY株式市場ではNYダウやS&P500指数、ナスダック総合指数が日替わりで、あるいは同時に最高値を更新する一方、日本株はさえない値動きが続いたことによる出遅れ感を一気に取り戻す好機でもあります。政治の刷新を見込んだ株式市場の高揚感は、2012年の民主党(当時)からの政権交代以来のことではないでしょうか。衆院選で野党が政権を奪還するシナリオは想定できず、今月17日告示、29日投開票の自民党総裁選が事実上の「次の首相」を決める選挙として注目されます。現時点で意欲を示す岸田文雄前政調会長や河野太郎行革担当相、高市早苗前総務相らが有力視されています。コロナ対策が最優先課題のため金融緩和は継続、財政再建よりも経済の正常化が重要テーマとなりそうです。株式市場がいつも政治に求めるのは、斬新な政策とそれを実行する手腕でしょう。日経平均は2009年3月にバブル後最安値の7000円付近に下げ、リーマンショック後の低迷に悩まされた麻生政権がその年の夏に退陣。民主党が初めて政権与党となったものの、「仕分け」など結局は掛け声倒れに終わります。今の株高につながったのは、民主党政権の後に発足した第2次安倍政権による「アベノミクス」でした。今後の政策論戦では、そうした政策の中身や実行力が問われることになります。候補者が前政権の色を残すようでは、期待は後退し株高を抑えてしまうでしょう。日経平均7000円台の時代を知る筆者にとって、足元の水準をみると不思議な気分になります。同時に、今回の自民党総裁選の結果によっては、22世紀のテーマとみていた日経平均の最高値更新も不可能ではないと思えてきます。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。 <YN> 2021/09/12 09:00 注目トピックス 市況・概況 来週の相場で注目すべき3つのポイント:米8月CPI、米中8月小売売上高、米アップル新製品発表会など ■株式相場見通し予想レンジ:上限30800-下限29800円来週の日経平均は堅調か。次期政権への期待を背景に引き続き底堅い展開が想定される。8月27日以降の日経平均の上げ幅は2500円を優に超えた。急ピッチの上昇からテクニカル面では短期的な過熱感を指摘する声も聞かれるが、長かった日本株の欧米対比での独り負け状態を踏まえれば、まだキャッチアップの序盤に過ぎないだろう。上昇相場の初期は、グローバルマクロ系のヘッジファンドの買いや、商品投資顧問(CTA)の追随買いなどが主体だったが、足元では長期目線の実需筋も買いを入れてきているとの声が聞かれる。今後も押したところではこうした実需筋の買いや、これまで逆張りで売り方に回っていた個人投資家による買いが入ってくると思われ、全員参加型の買いから総じて底堅い展開が想定される。一方、足元やや軟調な米株市場については、新型コロナ感染再拡大や高バリュエーションを背景に、米国経済や米国株の見通しを引き下げる専門家が増えてきており、やや気掛かり。週末には、8月生産者物価指数(PPI)をきっかけにインフレ懸念が再燃し、ダウは5日続落している。今月は債務上限引き上げや財政支出法案を巡る与野党の駆け引きが想定され、米国の政治不透明要因から短期的な調整も警戒される。また、米中の経済指標にも注目。直近、欧州でも高いインフレ率が確認されていることから、欧州中央銀行(ECB)が債券購入ペースを減速させる計画を明らかにするなど、世界的にインフレが懸念されている。米連邦準備理事会(FRB)はインフレについて「一時的」とのスタンスを維持しており、米消費者物価指数(CPI)も前回7月は前月比で減速するなど、鈍化の兆しも見られているが、8月分の結果次第では再びインフレへの警戒感が高まりかねない。さらに、米国及び中国では鉱工業生産や小売売上高が発表される。景気減速懸念がくすぶるなか、指標の結果次第では最高値圏にある米株価指数の下押しにつながりかねない。加えて、前回約10年ぶりの低水準となったミシガン大学消費者信頼感指数が週末に控えており、こちらも米消費者心理の低下基調が継続しているかどうかを確認するうえで注目される。半年以上、日経平均が調整を続けている間に最高値更新を続けていた米国株が、9月特有の季節性要因も意識されるなか、上述したような要因で短期的に調整すると、さすがに足元好調の日本株も一時的に連れ安する場面があるかもしれない。しかし、欧米対比でバリュエーションに割安感が強く、見直し機運が高まり始めたばかりの日本株の調整は限定的になりそうだ。自民党総裁選の告示は17日、投開票は29日の予定。今後は各候補者のメディア露出も増えはじめ、政策への言及なども増えてくる。材料は豊富とみられ、「脱炭素」や「DX」といったテーマ株物色も引き続き旺盛となりそうだ。新型コロナ感染動向も、東京都での新規感染者数の前週比減少傾向が継続しており、感染ピークアウトが鮮明になってきている。9日、政府は東京都などに発令中の緊急事態宣言の9月末までの延長を決定したが、同時に、段階的に行動制限を緩和していく方針を決めた。具体的な内容などが分かってくれば、経済活動再開銘柄の株価反転へとつながっていきそうだ。そのほか、米アップルが製品発表イベントを現地時間14日に開催する。村田製作所<6981>やイビデン<4062>など関連銘柄の刺激材料となることが期待される。■為替市場見通し来週のドル・円は底堅い値動きか。市場参加者の間では、今年の米経済成長見通しを引き下げる動きが広がっている。米国経済の早期正常化への期待は弱まりつつある。8月非農業部門雇用者数は予想を大きく下回るなど、雇用情勢が改善しているとは言い切れない部分もある。ただ、今月21−22日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け、インフレ指標が高水準なら、量的緩和策の早期縮小観測が広がることでドル買い意欲が強まりそうだ。来週発表される経済指標では9月14日発表の消費者物価コア指数(CPI)が有力な手掛かり材料となりそうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は、インフレ高進は一時的との見解を変えていないが、参考指標となる8月生産者物価コア指数は市場予想を上回った。8月消費者物コア価指数が7月実績並みかそれ以上の水準(前年比+4.3%以上)だった場合、金利先高観がやや強まり、ドル買い材料になるとみられる。また、16日発表の8月小売売上高が改善すれば、景気減速懸念は後退し、量的緩和策の早期縮小を想定したドル買いが強まる可能性もある。米国株式の上昇は一服しているが、8月小売売上高などの経済指標が改善した場合、米国株式はしっかりとした値動きを見せる可能性があるため、株高を意識したドル買い・円売りが増えることも予想される。■来週の注目スケジュール9月13日(月):7-9月期法人企業景気予測調査、国内企業物価指数(8月)、Geolocation Technologyが福証Q-Boardに新規上場、決算発表:神戸物産、米・財政収支(8月)、石油輸出国機構(OPEC)月報など9月14日(火):鉱工業生産(7月)、米・消費者物価コア指数(8月)、米・アップルが製品発表イベント、国際エネルギー機関(IEA)月報など9月15日(水):コア機械受注(7月)、米・中・鉱工業生産指数(8月)、中・小売売上高(8月)、米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(9月)など9月16日(木):貿易収支(8月)、月例経済報告(9月)、米・小売売上高(8月)、米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(9月)など9月17日(金):自民党総裁選告示、欧・ユーロ圏CPI(8月)、米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(9月)など <YN> 2021/09/11 17:58 注目トピックス 市況・概況 新興市場見通し:「相場の地合い」だけでないIT株上昇の理由、IPOは今週1社 今週の新興市場では、日経平均とともにマザーズ指数も大きく上昇し、終値としては7月14日以来の高値を付けて週末の取引を終えた。自民党総裁選を前に次期政権への期待から日経平均が3万円台を回復するなど大きく上昇し、新興市場でも投資家心理が一段と上向いた。また、以前当欄で取り上げた海外投資家の買い観測に加え、証券各社の強気の投資判断などを手掛かりに見直しの動きが強まったIT株も多く、マザーズ指数の押し上げに寄与したと考えらえる。なお、週間の騰落率は、日経平均が+4.3%であったのに対して、マザーズ指数は+5.4%、日経ジャスダック平均は+2.0%だった。個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が週間で11.1%高、JTOWER<4485>が同15.8%高と大きく上昇。次期政権を巡る思惑が広がるとして前回取り上げた弁護士ドットコム<6027>は同16.3%高、一部証券会社の投資判断付与が観測されたBASE<4477>は同19.0%高となった。売買代金上位では、海外投資家の買いが相次ぎ観測されているHENNGE<4475>が大幅高。また、和心<9271>などが週間のマザーズ上昇率上位に顔を出した。一方、ビジョナル<4194>は同1.9%安。前期業績の上方修正を発表したが、利益確定売りに押された。また、モビルス<4370>などの直近IPO銘柄に売りが出て、メディア総研<9242>が下落率トップだった。ジャスダックでは東映アニメーション<4816>が同27.8%高。投資判断引き上げ観測もあって上場来高値を大幅更新した。セリア<2782>が同7.8%高となるなど、その他主力株も全般堅調。売買代金上位では、再生可能エネルギー関連として政策期待の高いウエストHD<1407>、半導体株人気の追い風を受けたフェローテックHD<6890>が賑わった。また、三ッ星<5820>が週間のジャスダック上昇率トップだった。一方、プロルート丸光<8256>やネオマーケティング<4196>が下落率上位に顔を出した。来週の新興市場では、マザーズ指数が利益確定の売りをこなしつつ、引き続きしっかりした動きとなることに期待したい。米ナスダック総合指数が調整の兆しを見せるなか、マザーズ指数も日足チャートで1180pt近辺に位置する200日移動平均線に迫るまで上昇し、目先の利益を確定する売りが出やすいかもしれない。しかし、日本株全般に次期政権への期待が高まるのみならず、機関投資家の買い観測や証券各社の調査開始などからは、新興IT株への関心も国内外で広がっていることがわかる。来週は、9月13日にビジョナル、サーキュレーション<7379>、14日にGA technologies<3491>、スマレジ<4431>、サンバイオ<4592>、プレミアアンチエイジング<4934>、Macbee Planet<7095>などが決算発表を予定している。サーキュレーションは上場後初の決算発表で、成長期待の高さから賑わっている直近IPO銘柄の1つ。前期業績を修正済みのビジョナルの今期見通しに加え、PアンチエイジやMacbeePの好調が続くかなどが注目される。IPO関連では、9月13日にGeolocation Technology<4018>が福証Q-Boardへ新規上場する。IPアドレス(インターネット上での住所)データベースをもとにした技術・サービスを提供し、地方市場上場ながら公開規模は相応に小さい。なお、今週は医療機器のPHCHD<6523>(10月14日、東証1部)など2社の新規上場が発表されている。 <FA> 2021/09/11 14:40 注目トピックス 市況・概況 国内株式市場見通し:全員参加型の買い相場へ ■続伸劇で3万円回復今週の日経平均は大幅続伸で3万円を回復。政局流動化に伴う政策期待を背景とした日経平均の躍進劇が続いた。前の週末に発表された8月米雇用統計の非農業部門雇用者数の伸びは市場予想を大幅に下回った。しかし、単月の指標のブレは想定内として捉える向きが多かった。むしろ、量的緩和縮小(テーパリング)の開始が遅れるのではとの金融緩和長期化への期待から米株の反応もまちまちな中、週明けの日経平均は次期政権への期待感継続で531.78円高と急伸。その後も経済対策への期待、東京都での新型コロナウイルス新規感染者数の前週比減少などを背景に、日経平均の上値追いは継続。7日、8日と2日連続で250円超上昇し、8日には30181.21円と終値で3万円を回復した。週末の先物・オプション9月物の特別清算指数算出(メジャーSQ)に向けた買い戻しもそろそろ一服との声も聞かれると、日経平均は週後半9日には9日ぶりに反落。ただ、引けにかけては3万円に戻すなど依然買い意欲は強かった。週末10日も、NYダウの軟調が続いていた中ではあったが、日本株見直し機運は根強かった。SQ算出に絡んだ買いも入り、日経平均は81円高からスタート。香港株の反発などを追い風に急伸すると前場は30378.24円まで上昇。後場は利益確定売りで上げ幅を縮めたが、大引けにかけては改めて騰勢を強め、30381.84円(373.65円高)と高値引けとなった。■底堅い展開も米株動向に注意来週の日経平均は堅調か。次期政権への期待感を背景に引き続き底堅い展開が想定される。8月27日以降の日経平均の上げ幅は2500円を優に超えた。急ピッチでの上昇からテクニカル面では短期的な過熱感を指摘する声も聞かれるが、長かった日本株の欧米対比での独り負け状態を踏まえれば、まだキャッチアップの序盤に過ぎないだろう。上昇相場の初期は、グローバルマクロ系のヘッジファンドの買いや、商品投資顧問(CTA)の追随買いなどが主体だったが、足元では長期目線の実需筋も買いを入れてきているとの声が聞かれる。今後も押したところでは、こうした実需筋の買いや、これまで逆張りで売り方に回っていた個人投資家による買いが入ってくると思われ、全員参加型の買い相場から総じて底堅い展開が想定される。一方、足元やや軟調な米株市場については、新型コロナ感染再拡大や高バリュエーションを背景に、米国経済や米国株の見通しを引き下げる専門家が増えてきており、やや気掛かり。週末には、8月生産者物価指数をきっかけにインフレ懸念が再燃し、ダウは5日続落している。今月は債務上限引き上げや財政支出法案を巡る与野党の駆け引きが想定され、米国の政治不透明要因から短期的な調整も警戒される。また、米中の経済指標にも注目。直近、欧州でも高いインフレ率が確認されていることから、欧州中央銀行(ECB)が債券購入ペースを減速させる計画を明らかにするなど、世界的にインフレが懸念されている。米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレについて「一時的」とのスタンスを維持しており、米消費者物価指数(CPI)も前回7月は前月比で減速するなど、鈍化の兆しも見られているが、8月分の結果次第では再びインフレへの警戒感が高まりかねない。さらに、米国および中国では鉱工業生産や小売売上高が発表される。景気減速懸念がくすぶるなか、指標の結果次第では最高値圏にある米株価指数の下押しにつながりかねない。加えて、前回約10年ぶりの低水準となったミシガン大学消費者信頼感指数が週末に控えており、こちらも米消費者心理の低下基調が継続しているかどうかを確認するうえで注目される。半年以上、日経平均が調整を続けている間に最高値更新を続けていた米国株が、9月特有の季節性要因も意識されるなか、上述したような要因で短期的に調整すると、さすがに足元好調の日本株も一時的に連れ安する場面があるかもしれない。しかし、欧米対比でバリュエーションに割安感が強く、見直し機運が高まり始めたばかりの日本株の調整は限定的になりそうだ。■自民党総裁選向け政策銘柄人気継続自民党総裁選の告示は17日、投開票は29日の予定。今後は各候補者のメディア露出も増えはじめ、政策への言及なども増えてくる。材料は豊富とみられ、「脱炭素」や「DX」といったテーマ株物色も引き続き旺盛となりそうだ。新型コロナ感染動向も、東京都での新規感染者数の前週比減少傾向が継続しており、感染ピークアウトが鮮明になってきている。9日、政府は東京都などに発令中の緊急事態宣言の9月末までの延長を決定したが、同時に、段階的に行動制限を緩和していく方針を決めた。具体的な内容などが分かってくれば、経済活動再開銘柄の株価反転へとつながっていきそうだ。■米CPI、米中小売売上高・鉱工業生産など来週は13日に7-9月期法人企業景気予測調査、8月企業物価指数、米8月財政収支、14日に米8月消費者物価指数(CPI)、15日に7月機械受注、中国8月鉱工業生産、中国8月小売売上高、米9月ニューヨーク連銀景気指数、米8月鉱工業生産、16日に8月貿易収支、米8月小売売上高、米9月フィラデルフィア連銀景気指数、17日に自民党総裁選告示日、米9月ミシガン大学消費者信頼感指数などが予定されている。 <FA> 2021/09/11 14:36 注目トピックス 市況・概況 米国株式市場見通し:アップルイベントに注目 新型コロナウイルスデルタ変異株の感染拡大が消費を圧迫し、景気回復や企業収益の伸びに影響を与えるとの懸念が引き続き相場の重しになりそうだ。債務問題に絡んだ政府機関閉鎖のリスク、バイデン政権が計画している増税への脅威も投資家心理に影響しそうだ。イエレン財務長官は10月には資金が枯渇すると議会の速やかな対応を要請したが、今月末までに債務上限が引き上げられなければ政府機関閉鎖のリスクに直面する。また、2001年9月11日の同時多発テロから20周年を迎えることで、国内の地政学的リスクの上昇も警戒される。どちらにしても、9月、10月相場は例年、相場が荒れる傾向が強く注意が必要だ。来週は、8月の小売売上高の発表も予定されており、消費動向を確認する上で注目だ。7月に続き2カ月連続のマイナス成長が予想されており、予想通りとなると景気回復ペースの減速懸念をさらに強め、特に景気循環株をさらに押し下げる材料になりそうだ。来週はまた、携帯端末のアップルが今年最大の製品発表イベント「California streaming」を14日に開催する。新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、バーチャル形式で行われる予定。アップルはこのイベントで新型アイフォーン、ディスプレーを大型化したアップルウォッチ、イヤホンのエアポッドやノートパソコンのマックブックプロの刷新化が期待されている。世界的な新型コロナウイルスのデルタ変異株流行の影響で回復や相場に悲観的な見方も浮上する中、投資家心理の押し上げや年末商戦を盛り上げることができるかに注目だ。経済指標では、8月消費者物価指数(CPI)(14日)、ニューヨーク連銀製造業景気指数、8月輸入物価指数、8月鉱工業生産・設備稼働率(15日)、8月小売売上高、週次新規失業保険申請件数、9月フィラデルフィア連銀景況指数、7月企業在庫、7月対米証券投資(16日)、9月ミシガン大消費者信頼感指数(17日)、などが予定されている。企業決算では、ソフトウェアメーカーのオラクル(13日)が予定されている。(Horiko Capital Management LLC) <FA> 2021/09/11 14:35 注目トピックス 市況・概況 為替週間見通し:ドルは底堅い動きか、インフレ指標が手掛かり材料に 【今週の概況】■米インフレ懸念でドルは下げ渋る今週のドル・円は下げ渋り。9月8日発表の7月米JOLT求人件数は過去最高を記録したことを受けて、8月13日以来となる110円45銭まで買われた。しかしながら、新型コロナウイルスの感染再拡大などの影響で米国経済の減速が警戒されたことから、リスク選好的なドル買いは縮小。9日に109円62銭まで反落する場面があった。10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円80銭から109円95銭まで戻した。この日発表された8月米生産者物価指数(PPI)は、前年比+8.3%、同コア指数は前年比+6.7%で上昇率は比較可能な2010年11月以降で最高を記録した。インフレ率の高止まりを意識してドル買いが再び優勢となった。メスター米クリーブランド連銀総裁が「デルタ株リスクが存在するものの経済への影響は限定的」との見方を示したことも、ドル買い材料となった。ドル・円は109円90銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:109円62銭−110円45銭。【来週の見通し】■ドルは底堅い動きか、インフレ指標が手掛かり材料に来週のドル・円は底堅い値動きか。市場参加者の間では、今年の米経済成長見通しを引き下げる動きが広がっている。米国経済の早期正常化への期待は弱まりつつある。8月非農業部門雇用者数は予想を大きく下回るなど、雇用情勢が改善しているとは言い切れない部分もある。ただ、今月21−22日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け、インフレ指標が高水準なら、量的緩和策の早期縮小観測が広がり、リスク選好的なドル買いが強まりそうだ。来週発表される経済指標では9月14日発表の消費者物価コア指数(CPI)が有力な手掛かり材料となりそうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は、インフレ高進は一時的との見解を変えていないが、参考指標となる8月生産者物価コア指数は市場予想を上回った。8月消費者物価コア指数が7月実績並みの水準(前年比+4.3%)だった場合、金利先高観はやや強まり、ドル買い材料になるとみられる。また、16日発表の8月小売売上高が改善すれば、景気減速懸念は後退し、量的緩和策の早期縮小を想定したドル買いが強まる可能性がある。米国株式の上昇は一服しているが、8月小売売上高などの経済指標が改善した場合、米国株式はしっかりとした値動きを見せる可能性があるため、株高を意識したドル買い・円売りが増えることも予想される。【米・8月消費者物価コア指数(コアCPI)】(14日発表予定)14日発表の米8月消費者物価コア指数(コアCPI)は、7月の前年比+4.3%と同水準となる可能性がある。インフレ高進は一時的と見方がFRBの公式見解だが、市場予想に沿った内容なら引き締め期待のドル買いに振れやすい。【米・8月小売売上高】(16日発表予定)16日発表の8月小売売上高は、7月実績の前月比-1.1%との比較でやや改善する見込みだが、前月比プラスとなる可能性は低いとみられている。市場予想を下回った場合、経済正常化への期待は後退し、ドル売り材料となる。予想レンジ:108円80銭−111円00銭 <FA> 2021/09/11 14:35 注目トピックス 市況・概況 ユーロ週間見通し:もみ合いか、米量的緩和策縮小の思惑残る ■弱含み、ECBによる量的緩和策は長期継続との見方今週のユーロ・ドルは弱含み。量的緩和策の長期継続の思惑が広がったことから、ユーロ買いは縮小した。欧州中央銀行(ECB)は9月9日開催の理事会で、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の債券購入ペースを10−12月期に減速することを決定した。ただ、ラガルドECB総裁は記者会見で「景気支援の段階的な縮小を意図していない」との見方を伝えた。米国のインフレ率は予想を上回っていることもユーロ売り材料となった。取引レンジ:1.1802ドル-1.1886ドル。■もみ合いか、米インフレ関連指標が手掛かり材料に来週のユーロ・ドルは、もみ合いか。欧州中央銀行(ECB)理事会でパンデミック特別購入プログラム(PEPP)の縮小が議論されたが、量的緩和策の大幅な縮小は想定されていないこと、緩和策の長期継続が予想されていることから、ユーロ買い・米ドル売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。米国のインフレ率は予想を上回っていることも引き続き材料視されそうだ。予想レンジ:1.1700ドル−1.1900ドル■弱含み、ECB量的緩和策は長期継続の可能性今週のユーロ・円は弱含み。欧州中央銀行(ECB)による量的緩和策は多少縮小されるものの、一定規模の緩和策は長期間維持されるとの見方が強まり、リスク選好的なユーロ買いは縮小した。米国のインフレ関連指標が市場予想を上回り、ユーロ売り・米ドル買いが活発となったこともユーロ・円相場に影響を与えたようだ。取引レンジ:129円67銭−130円70銭。■もみ合いか、米量的緩和策縮小の思惑残る来週のユーロ・円は、もみ合いか。欧州中央銀行(ECB)はパンデミック特別購入プログラム(PEPP)の縮小を決めたが、微調整にとどまっている。米量的緩和策の年内縮小の可能性は残されており、新たなユーロ買い材料が提供されない場合、ユーロ・円は主に129円台後半でもみ合う状態が続くとみられる。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・15日:7月鉱工業生産(6月:前月比-0.3%)予想レンジ:128円80銭−130円80銭 <FA> 2021/09/11 14:33 注目トピックス 市況・概況 豪ドル週間見通し:弱含みか、8月雇用統計などに注目 ■下落、緩和縮小ペース減速の思惑強まる今週の豪ドル・円は下落。豪準備銀行(中央銀行)は、9月から債券購入減額を実施するが、「少なくとも来年2月半ばまで続ける」と表明したことで、緩和縮小ペース減速との見方から豪ドル売りになった。また、「国内総生産(GDP)は7-9月期に著しく減速すると予想」との見通しも豪ドル売りにつながった。取引レンジ:80円75銭-81円99銭。■弱含みか、8月雇用統計などに注目来週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)の緩和縮小ペース減速により、豪ドルは引き続き買いづらい。8月雇用統計の発表が注目されるが、7-9月期の経済見通しから悪化が見込まれ、豪ドル売りにつながる可能性がある。首都キャンベラの都市封鎖措置の行方などにも注目が集まりそうだ。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・16日:8月雇用統計(7月:失業率4.6%、雇用者数増減+0.22万人)予想レンジ:79円50銭-81円50銭 <FA> 2021/09/11 14:32 注目トピックス 市況・概況 英ポンド週間見通し:もみ合いか、英政府の増税計画を警戒 ■下げ渋り、英中央銀行による金融緩和策縮小の思惑広がる今週のポンド・円は下げ渋り。新型コロナウイルスの感染再拡大の懸念は消えていないことから、151円台半ばまでポンド安・円高に振れる場面があった。しかしながら、英中央銀行は金融緩和策の段階的な縮小に向かっているとの見方が広がり、リスク回避的なポンド売り・米ドル買いは縮小。この影響でポンドは対円でも底堅い動きを見せた。取引レンジ:151円43銭−152円64銭。■もみ合いか、英政府の増税計画を警戒来週のポンド・円はもみ合いか。英ジョンソン政権は増税案を提示しており、成長鈍化の思惑からポンドは積極的に買いづらい展開となりそうだ。ただ、英中央銀行金融政策委員会(MPC)の一部メンバーから、金融緩和策の縮小に関する見解が聞かれており、リスク回避的なポンド売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。○発表予定の英主要経済指標・注目イベント・15日:8月消費者物価コア指数(7月:前年比1.8%)・17日:8月小売売上高(7月:前月比-2.5%)予想レンジ:151円20銭−153円20銭 <FA> 2021/09/11 14:31 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:DX関連の物色続く!強含む銘柄をチェック【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2021年9月6日10時に執筆いよいよデジタル庁が発足した事で、今年中を目途にマイナンバーカードが健康保険証の代わりになるなど少しずつ官公庁でのデジタル化が進んでいます。民間でもDXの導入が普及しているようですねぇ。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。デロイトトーマツグループによりますと、上場企業の2752社を調査したところ485社が経営方針に「DX」を組み込んでいたと発表しました。これは前年比で4.6倍にまで増加したとの事です。もう少し増えて欲しい気持ちもありますが、確実にDXの潮流が国内で広がっていると確信できますねぇ。ポジティブに考えれば、コロナ禍で客足が遠のいている業界はアフターコロナに備えて大規模な設備投資に踏み切れるタイミングとも言えそうです。コロナ対応も兼ねたDXを導入しようとする経営者も多いようですな。デジタル庁によって行政手続きからDX化が進めば、民間企業でもそれに合わせる形でDXがより浸透していく事になるでしょう。日本企業の働き方は効率的ではないと言われ続けて長いですが、管理職の意識改革を含めた働き方改革がDXと併せて実践できるかが課題となりそうですな。さて、今回の記事ではそんなDX関連株をピックアップして参ります。今年5月から長らく調整が続いておりましたINCLUSIVE <7078>は新規メディア「ZEROICHI」(ゼロイチ)のリリースを発表すると底値から動意しました。同社の大株主には堀江貴文氏も名を連ねており、DXの潮流を受けて物色されるか監視です。こちらも調整から底を打って反発しましたヘッドウォータース<4011>です。8月13日の決算発表では嫌気されて売られましたが、デジタル庁発足による思惑からAI関連株として物色されると窓をしっかり埋めてきました。8月下旬から下値を切り上げているライトアップ<6580>は、カーコンビニ倶楽部に「Jシステム」のOEM提供を開始したと発表すると動意しました。同社の業績は好調で2期連続で過去最高益を見込んでおります。コロナ禍ではオンライン診療が規制緩和された事で関連銘柄が注目されました。オンラインで専門医に医療相談できる「first call」を提供するメドピア<6095>も底を打って切り返しております。8月12日の決算発表もしっかりと増益着地すると過去最高益を更新する見通しです。医療DX関連として注視しておりますよ。AIを活用したデータ分析に定評があるブレインパッド<3655>は、DX関連としても思惑があります。22年6月期の増益予想が好感されて窓を開けて動意すると、その後は買いが流入した模様です。8億円を上限とした自社株買いも材料視されております。最後は上場来高値を更新したSansan<4443>です。同社はChatwork<4448>とクラウド名刺管理サービス「オンライン名刺」機能の連携を発表すると好感されました。社内業務を効率化させるDX関連銘柄として、この先も監視していきたい銘柄ですな。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <RS> 2021/09/11 10:00 注目トピックス 市況・概況 NY株式:米国株式市場は続落、高インフレを警戒 ダウ平均は271.66ドル安の34,607.72ドル、ナスダックは132.75ポイント安の15,115.50で取引を終了した。押し目買いが強まり、上昇して寄り付いた。しかし、8月生産者物価指数(PPI)の引き続き大幅な伸びで、高インフレへの警戒感に売りに拍車がかかり下落に転じた。民主党が企業の自社株買いに対する課税案を検討しているなどの報道や2001年9月11日の同時多発テロから20周年を迎え地政学的リスクなどを懸念し、引けにかけて下げ幅を拡大。セクター別では、半導体・同製造装置が上昇した一方、テクノロジー・ハード・機器が下落した。在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は独自のアパレルブランド立ち上げを発表し買われた。また、レストランやエンターテインメントを運営するディブ&バスターズ・エンターテインメント(PLAY)はアナリストによる目標株価引き上げで上昇。携帯端末のアップル(AAPL)はカリフォルニア州オークランドの連邦地裁のアプリ開発業者が購入者をアップストア外の課金システムに誘導することを可能にするよう命じる判決を受け、減益懸念に大きく売られた。一方で、この決定により恩恵を受けると見られる出会い系アプリ運営するマッチグループ(MTCH)や音楽配信のスポティファイ(SPOT)が上昇。スーパーマーケットチェーンを運営するクローガー(KR)は決算で粗利益が予想を下回り売られた。保険会社のシグナはアナリストが同社の投資判断を2段階引き下げ下落。クリーブランド連銀のメスター総裁は、年内にテーパーを開始し、2022年上半期に終了することを支持する考えを示した。(Horiko Capital Management LLC) <YN> 2021/09/11 09:01 注目トピックス 市況・概況 NY為替:インフレ高止まりを警戒してドル買い強まる 10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円80銭から109円95銭まで上昇して、109円90銭で引けた。8月米生産者物価指数(PPI)は前月比で伸び率は鈍化したが、前年比では一段と上昇し、インフレが高止まりしていることが示されたほか、メスター・クリーブランド連銀総裁が「デルタ株リスクが存在するものの、経済への影響は限定的」との見方で、年内の緩和縮小開始を支持する発言を受けて長期金利が上昇。ドル買いが優勢となった。ユーロ・ドルは1.1841ドルまで上昇後、1.1810ドルまで下落し、1.1812ドルで引けた。ユーロ・円は130円07銭からまで上昇後、129円77銭まで下落した。株安を嫌気したリスク回避の円買いが優勢となった。ポンド・ドルは1.3889ドルまで上昇後、1.3827ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9165フランから0.9185フランまで上昇した。 <MK> 2021/09/11 06:51 注目トピックス 市況・概況 NY金:反落、換金目的の売りが増える COMEX金12月限終値:1792.10 ↓7.9010日のNY金先物12月限は、反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比-7.90ドルの1792.10ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは1788.30ドル-1806.00ドル。アジア市場で1806.00ドルまで買われたが、その後は伸び悩み。換金目的の売りが広がり、上値は次第に重くなった。通常取引終了後の時間外取引で1788.30ドルまで下落し、下げ幅は拡大。米長期金利の反発を意識した売りも観測された。 <MK> 2021/09/11 06:44 注目トピックス 市況・概況 NY原油:反発、供給不安を意識した買いが入る NYMEX原油10月限終値:69.72 ↑1.5810日のNY原油先物10月限は反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+1.58ドルの69.72ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは67.68ドル-69.96ドル。アジア市場で67.68ドルまで売られたが、供給不安などで反転し、ニューヨーク市場の序盤にかけて69.96ドルまで上昇した。米国株安を意識してやや上げ渋ったが、通常取引終了後の時間外取引では主に69ドル台後半で推移した。 <MK> 2021/09/11 06:43 注目トピックス 市況・概況 NY債券:米長期債相場は弱含み、8月生産者物価指数は高い伸びを記録 10日の米国長期債相場は弱含み。この日発表された8月生産者物価指数は前年比+8.3%、同コア指数は+6.7%で上昇率は市場予想を上回ったことが要因。比較可能な2010年11月以降で最大の伸びを記録した。サプライチェーン(供給網)が圧迫されている状況は変わっていないことが確認された。クリーブランド地区連銀のメスター総裁が、「米連邦準備制度理事会(FB)は年内に量的緩和の縮小に着手することを引き続き望んでいる」と述べたことも債券利回りの上昇につながった。10年債利回りは、1.310%近辺から一時1.353%近辺まで上昇した。イールドカーブは、スティープニング気配で推移。2年−10年は+113.30bp近辺、2−30年は+172.20bp近辺で引けた。2年債利回りは0.21%(前日比:0bp)、10年債利回りは1.34%(同比:+4bp)、30年債利回りは、1.93%(同比:+3bp)で取引を終えた。 <MK> 2021/09/11 06:42 注目トピックス 市況・概況 [通貨オプション]OP売り、週末要因やレンジ相場 ドル・円オプション市場で変動率は連日低下。週末要因やレンジ相場を受けてオプション売りが加速した。リスクリバーサルでは動意乏しく調整が続いた。短期物では円先安感に伴う円プット買いが強まったが、1年物ではドル・円下値をヘッジする目的の円コール買いが強まった。■変動率・1カ月物5.04%⇒4.86%(08年10/24=31.044%)・3カ月物5.40%⇒5.29%(08年10/24=31.044%)・6カ月物5.68%⇒5.58%(08年10/24=25.50%)・1年物6.09%⇒6.02%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)■リスクリバーサル(25デルタ円コール)・1カ月物+0.15%⇒+0.13% (08年10/27=+10.90%)・3カ月物+0.31%⇒+0.31%(08年10/27=+10.90%)・6カ月物+0.46%⇒+0.46%(08年10/27=+10.71%)・1年物+0.61%⇒+0.62%(08年10/27=+10.71%) <KY> 2021/09/11 04:30 注目トピックス 市況・概況 9月10日のNY為替概況  10日のニューヨーク外為市場でドル・円は109円80銭から109円95銭まで上昇して、引けた。米8月生産者物価指数(PPI)が前月比で伸び鈍化の兆しが見られたものの前年比では一段と拡大しインフレが高止まりしていることが示されたほか、メスター・クリーブランド連銀総裁がデルタ株リスクが存在するものの影響が限定的との見方で、年内の緩和縮小開始を支持する発言を受けて金利が上昇。ドル買いが優勢となった。  ユーロ・ドルは1.1841ドルまで上昇後、1.1812ドルまで下落して引けた。  ユーロ・円は130円17銭からまで上昇後、129円86銭まで下落した。  ポンド・ドルは1.3889ドルまで上昇後、1.3841ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9165フランから0.9185フランまで上昇した。[経済指標]・米・8月生産者物価指数(PPI):前月比+0.7%(予想:+0.6%、7月:+1.0%)・米・8月生産者物価コア指数:前月比+0.6%(予想:+0.6%、7月:+1.0%)・米・8月生産者物価指数:前年比+8.3%(予想:+8.2%、7月:+7.8%)・米・8月生産者物価コア指数:前年比+6.7%(予想:+6.6%、7月:+6.2%)・米・7月卸売在庫改定値:前月比+0.6%(予想:+0.6%、速報値:+0.6%)・米・7月卸売売上高:前月比+2.0%(6月⁺2.3%←+2.0%) <KY> 2021/09/11 04:20 注目トピックス 市況・概況 NY外為:加ドル買い一服、加8月失業率はパンデミック前の水準回復 NY外為市場では朝方発表された良好なカナダの雇用関連指標を好感したカナダドル買いが一段落した。ドル・カナダは1.2583カナダドルまで下落後、1.2645カナダドルまで上昇した。カナダ円は87円31銭まで上昇後、86円90銭まで反落した。カナダ8月失業率は7.1%と、7月7.5%から予想以上に低下。パンデミック前の水準を回復した。8月雇用者数増減は+9.02万人と、7月+9.40万人から伸びが縮小も予想を上回った。カナダ中銀は量的緩和(QE)を通じた金融刺激策がもはや必要ではない時期に近づいたとタカ派姿勢を維持している。[経済指標]・カナダ・8月失業率:7.1%(予想:7.2%、7月:7.5%)・カナダ・8月雇用者数増減:+9.02万人(予想:+6.82万人、7月:+9.40万人) <KY> 2021/09/11 02:38 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ドル上昇、米10年債利回り1.35%、クリーブランド連銀総裁のタカ派発言 タカ派で知られるクリーブランド連銀のメスター総裁は2021年のインフレが高止まりとなり、自分のインフレ見通しに上方リスクが見られると指摘した。懸念されているデルタ株はリスクになり得るものの、必ずしも活動を深刻に害する必要はないとしている。成長は依然比較的強く、雇用も増加していると楽観視。年内にテーパーを開始し、2022年上半期に終了することを支持する姿勢を示した。同総裁は2021年のFOMC投票権を持たない。米国債相場は続落。10年債利回りは1.298%から1.35%まで上昇。ドル・円は109円80銭から109円95銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.1840ドルから1.1816ドルまで下落した。 <KY> 2021/09/11 01:41 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ドル・円一目均衡表の雲の中でレンジ相場、米株式相場が下落に転じる NY外為市場では株安に連れリスクッ回避の円買いが再燃した。ドル・円は109円85-90銭で戻りが鈍い展開。一目均衡表の雲(109円88銭から110円19銭)の狭いレンジ内での取引が続いた。心理的節目となる110円が強いレジスタンスとなっている。ユーロ・円は130円07銭から再び130円を割り込み120円95銭まで下落した。朝方200ドル超上昇していたダウ平均株価は下落に転じ、100ドル超安で推移した。 <KY> 2021/09/11 00:15

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