利益確定売り (りえきかくていうり)

現在所有している株式が含み益の状態において、儲けを確定させる目的で株式を売却することを利益確定売りと言います。 一口に株式投資における売却といってもその種類は様々であり、損失拡大を防ぐための損切りや、現金を確保する為の換金売りなどがありますが、それらの中で最もポジティブな売却方法が利益確定売りです。更に大きく利益を伸ばすことは出来なくなりますが、利益を確定させることによって精神的な段取りを付け、新しい有望な投資先を見つけ出す際の原動力を得られます。 魚の頭と尾はくれてやれ、という株式相場の格言があります。これは相場の最安値から最高値を魚に見立てたもので、リスクの高い上値と下値は無視して、真ん中を食べ続けることが利益を安定させる秘訣という意味です。 利益確定売りは、損切り時以上に感情的になりやすいものです。たとえば、相場が明らかに値上がり気配を見せているときに売却することは難しいものですが、その感情を極力廃してこそ、株式相場の世界で生き残ることが出来ます。