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注目トピックス 市況・概況 国内株式市場見通し:米国の利下げ幅拡大の可能性からインフレ指標への関心高まる状況に *14:13JST 国内株式市場見通し:米国の利下げ幅拡大の可能性からインフレ指標への関心高まる状況に ■米ハイテク株の反発を受けて週後半にかけ切り返す展開に今週の日経平均は週間で300.28円高(+0.70%)の43018.75円で取引を終了。週前半は売り先行となったものの、週後半にかけて切り返す展開になった。先週末の米ハイテク株安を映して、週初は半導体関連を中心に大幅下落となった。財政不安を背景とした米国の長期金利上昇なども売り材料視された。ただ、週後半は米ハイテク株の反発を受けて、半導体・AI関連を中心に押し目買いの動きが優勢となった。米雇用統計を控えた週末も、米ブロードコムの好決算発表などが買い安心感を誘い、半導体関連の強い動きが継続した。また、トランプ米大統領による自動車関税引き下げの大統領令への署名を受け、関税の引き下げ時期を巡る不透明感が後退したことも買い材料視される形となった。なお、8月第4週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を2867億円売り越したほか、先物を2200億円売り越し、合計5067億円の売り越しで、4週ぶりの売り越しとなった。一方、個人投資家は現物を3810億円買い越すなど、合計4198億円の買い越しとなった。ほか、事法が4148億円、自己が2776億円の買い越しとなっている。■国内イベントでは臨時総裁選の実施有無などが焦点に今週末の米国株式市場は反落。ダウ平均は前日比220.43ドル安の45400.86ドル、ナスダックは同7.30ポイント安の21700.39で取引を終了した。225ナイト・セッションは日中終値比200円安の42870円。8月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が2.2万人の増加にとどまり、7万5000人増だった市場予想を下回った。さらに、6月分の雇用者数が1万3000人減に下方修正され、4年半ぶりの減少となっている。9月利下げは確実視される一方、景気の減速懸念が売り材料視される形になった。雇用統計を受けて、9月16-17日に開催予定の連邦公開市場委員会(FOMC)では、利下げの決定が確実視されることとなっている。むしろ、0.50%への利下げ幅拡大も視野に入るため、来週発表予定の生産者物価指数(PPI)や消費者物価指数(CPI)への関心はより強まることになろう。週末こそ景気減速への警戒感が先行したが、今後は大幅利下げへの期待感が高まる形ともなりそうだ。東京市場においても、週明けの売り先行後は米国の大幅利下げ期待を反映するような動きが期待され、特にグロース株の支援材料とされてこよう。ただ、ドル安・円高が進む可能性はあり、為替市場を睨みながらの展開にはなろう。なお、米国でインフレ率の上昇が確認される場合は、FOMC後の出尽くし感が警戒されることになる。国内における注目材料としては、石破首相の去就が挙げられる。今秋の経済対策策定表明、トランプ米大統領の来日招請など、続投に意欲を表明する石破首相だが、8日には臨時総裁選の実施有無の確認が行われ、実施要求が過半数に達すれば、総裁選が前倒しで行われることになる。次期首相候補への期待感が高まっていく可能性もあるが、一方で、過半数に達せずに続投が決まり、今後の求心力低下が懸念される事態に陥ることのほか、過半数に達しても、石破首相が次期総裁選へ出馬表明したり衆院解散に打って出たりする可能性などは、政局の混乱につながるためリスク要因となる。政局の混乱は、海外投資家の資金流出を促すことにもなるだろう。■欧州情勢やアップルイベントなどにも関心来週末にはメジャーSQの算出日を迎える。週前半はロールオーバーに終始して方向感が定まりにくい状況となる可能性が高いが、値嵩株の一角などは仕掛け的な動きに翻弄される余地も残すため注意が必要となる。需給面でいえば、これまで大幅な上昇を続けてきた日本ヒューム<5262>が今週末ストップ安となっている。プライム市場の時価総額500億円以上の銘柄に限っても、8月以降50%以上株価が上昇している銘柄は8銘柄を数えている(5日終値時点)。こうした水準訂正銘柄に対する利益確定売りの流れが強まる可能性などには警戒しておきたい。来週は8日に予定されているフランスの内閣信任投票、11日の欧州中央銀行(ECB)理事会など、欧州情勢にも関心を払いたい。また、9日にはアップルの新製品発表イベントが開催予定であり、内容次第ではアップル関連銘柄などの関心につながる公算もある。9月も中旬を迎えることで、9月末の配当・株主優待権利取りの動きなども強まっていく可能性はあろう。■11日の消費者物価指数など米インフレ指標に注目来週、国内では、8日に4-6月期GDP(改定値)、8月景気ウォッチャー調査、7月経常収支、9日に8月マネーストック、11日に7-9月期法人企業景気予測調査、8月国内企業物価指数、8月都心オフィス空室率などの発表が予定されている。なお、12日はメジャーSQ算出日となっている。海外では、8日に中・8月貿易収支、独・7月鉱工業生産、米・7月消費者信用残高、9日に中・マネーストック、10日に中・8月生産者物価、8月消費者物価、米・8月生産者物価、11日に欧・ECB理事会、米・8月消費者物価、8月財政収支、新規失業保険申請件数、12日に米・9月ミシガン大学消費者マインド指数などが発表予定。なお、8日にはフランスで内閣の信任投票が実施され、9日には米アップルのイベントが開催される。 <FA> 2025/09/06 14:13 注目トピックス 市況・概況 新興市場見通し:低位銘柄での短期的な値幅取り狙いは活発 *14:12JST 新興市場見通し:低位銘柄での短期的な値幅取り狙いは活発 ■グロース市場コア指数は弱い基調今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が+0.70%だったのに対して、グロース市場指数は-1.54%、グロース市場250指数は-1.75%。日経平均株価は42000円を割り込む場面もみられたが、週後半にハイテク株やAI関連株などを中心に買い戻す動きが強まり、43000円を回復した。半面、グロース指数、グロース250指数は、週前半の下落の影響が大きかった。時価総額が大きい銘柄で構成されているグロース市場コア指数は弱い基調が続き、週間ベースで-2.57%だった。時価総額上位銘柄では、コンヴァノ<6574>の週間下落率が34%を超えた。新たに総額25億円のビットコインを購入することを決定したほか、新規事業として「AIマーケティング、データ分析事業」を開始すると発表したが、換金売りの流れが続いた。トライアルホールディングス<141A>は、先週の上昇を帳消しにする同9%超の下落となった。HENNGE<4475>、グローバルセキュリティエキスパート<4417>の下落率も7%を超えた。一方、足もとで調整が続いていた弁護士ドットコム<6027>は、リバウンド基調を強めて同13%超の上昇。サンバイオ<4592>、Heartseed<219A>などバイオ関連の一角が買われ、いずれも上昇率が7%を超えた。その他、窪田製薬ホールディングス<4596>が週間で129%超の上昇。同社が販売している「Kubota Glass」に関して、中国の多元奇夢と福豪光学、エバーライトと販売特約店契約と売買契約を締結したとの発表が材料視された。下落基調を継続していたイメージ情報開発<3803>は、自律反発狙いとみられる買いから週末はストップ高をつけ、同48%超の上昇となった。一方で、ジェリービーンズグループ<3070>の下落率は40%を超えた。今週はIPOがなかった。■低位銘柄などで短期的な値幅取り狙いか来週の新興市場は、引き続き方向感の定まらない相場展開の中、低位銘柄などでの短期的な値幅取り狙いに向かいそうだ。ただ、低位銘柄においても資金の逃げ足の速さから対象銘柄の変化は激しいだろう。暗号資産(仮想通貨)に投資する企業の一角で弱い値動きが目立つ中で、個人投資家の需給状況が悪化している可能性が警戒される。また、自民党の麻生最高顧問は次の衆議院選挙で勝利できる体制を整えるとして、総裁選前倒しの実施を求める考えを明らかにした。実施を求める国会議員は8日までに書面を提出することになっているため、国内の政治空白への警戒感、若しくは政策期待が高まる状況次第で、市場のトレンドが大きく転換する可能性がありそうだ。「東京ゲームショウ2025」が9月25日(ビジネスデイ)から開催される。7月発表時点での出展社数は772社(国内473社、海外299社)となる。CRI・ミドルウェア<3698>や日本ファルコム<3723>、ワンダープラネット<4199>、バンク・オブ・イノベーション<4393>、ブシロード<7803>、GENDA<9166>、Aiming<3911>などゲーム関連銘柄へは、来週から再来週にかけて投資家の関心が集まる可能性がありそうだ。なお、来週はIPOが予定されていない。 <FA> 2025/09/06 14:12 注目トピックス 市況・概況 米国株式市場見通し:大幅利下げ期待高まるか、インフレ指標に関心強まる状況へ *14:10JST 米国株式市場見通し:大幅利下げ期待高まるか、インフレ指標に関心強まる状況へ 雇用統計の下振れを受けて、9月16-17日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.50%までの利下げ幅拡大の可能性も浮上してきている。10日発表の生産者物価指数(PPI)、11日の消費者物価指数(CPI)の落ち着き次第では、その可能性が高まることにもなろう。売り一巡後、短期的に大幅利下げへの期待がハイテク株中心に高まる展開も想定しておきたい。ただ、こうしたインフレ指標が上振れした場合、9月利下げ自体は完全に織り込まれている中、FOMCが当面の出尽くし感へとつながってしまう公算も大きくなる。先週末にかけては、シカゴ購買部協会景気指数やミシガン大学消費者マインド指数が予想以上に悪化していたが、今週も、雇用統計のほか、ISM製造業景気指数、ベージュブックなど景気の減速を示すものが多くなっている。今後、景気の悪化に対する警戒感が優勢になってくる余地もあろう。来週のミシガン大学消費者マインド指数のほか、翌週16日に予定されている小売売上高なども警戒すべき経済指標となろう。ちなみに、16日には輸出入物価も発表予定だが、仮に輸入物価の上昇が顕著となれば、関税政策によるインフレ高進があらためて意識されることとなり、長期金利の上昇を促すものとなる公算がある。ほか、来週は、8日に予定されているフランスの内閣信任投票などもリスク要因となる。9日にはアップルの新製品発表イベントが開催予定であり、内容次第ではアップルはじめ関連銘柄などへの関心が高まっていく可能性もあろう。経済指標は、8日に7月消費者信用残高、10日に8月生産者物価、11日に8月消費者物価、8月財政収支、新規失業保険申請件数、12日に9月ミシガン大学消費者マインド指数などが発表予定。なお、9日には米アップルの新製品発表イベントが開催される。企業決算発表は、9日にフュエルセル・エナジー、セールポイント・テクノロジーズ、シルバーゲート・キャピタル、エアロバイロメント、ゲームストップ、オラクル、シノプシス、11日にクローガー、アドビ、RHなどが予定されている。 <FA> 2025/09/06 14:10 注目トピックス 市況・概況 5日の米国市場ダイジェスト:NYダウは220ドル安、リセッションを警戒 *08:12JST 5日の米国市場ダイジェスト:NYダウは220ドル安、リセッションを警戒 ■NY株式:NYダウは220ドル安、リセッションを警戒米国株式市場は反落。ダウ平均は220.43ドル安の45400.86ドル、ナスダックは7.30 ポイント安の21700.39で取引を終了した。雇用統計を受け早期利下げ期待が強まり、寄り付き後、上昇。同時に、予想を大幅に下回った結果で、景気後退入りを警戒した売りに押され、相場は下落に転じた。終日売り買いが交錯し、終盤にかけて下げ幅を縮小し、終了。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方、エネルギーが下落した。半導体のブロードコム(AVGO)は人工知能(AI)開発企業のオープンAIとの提携でカスタムAIチップを開発することが報じられ、買われた。競合のエヌビディア(NVDA)は下落。ソフトウエア会社で、ビットコインの保有で知られるストラティジー(MSTR)はS&P500種指数構成銘柄に採用されるとの憶測で上昇。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は取締役会がマスク最高経営責任者(CEO)に対し、今後10年間での野心的な業績目標に連動する超巨額報酬パッケージを発表、業績拡大を期待し買われた。消費者向け健康企業のケンビュー(KVUE)は保健福祉省(HHS)のロバート・ケネディ・ジュニア長官が同社販売のアセトアミノフェンを単一成分とする解熱鎮痛剤タイレノールの妊婦による服用と自閉症の関連性を疑っているとのウォ―ル・ストリート・ジャーナル紙報道で警戒感が強まり、売られた。ヨガアパレルのルルレモン(LULU)は四半期決算で、競争激化に加え、関税と最低限度免除制度の撤廃を受けたコスト上昇が響き、通期見通しを引き下げ、下落。今年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を有するシカゴ連銀のグールズビー総裁は9月会合での政策を決めかねており、消費者物価指数(CPI)を確認したいと述べた。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:米8月雇用統計のネガティブサプライズで年内利下げ観測強まる5日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円20銭から146円82銭まで下落し、147円48銭で引けた。米8月雇用統計で失業率が上昇、非農業部門雇用者数の伸びが予想を大幅に下回ったほか、賃金の伸び鈍化で年内の連邦準備制度理事会(FRB)利下げ観測が強まりドル売りが加速。ユーロ・ドルは1.1686ドルから1.1760ドルまで上昇し、1.1716ドルで引けた。欧州連合(EU)が米国ハイテク企業に課した制裁に対し、トランプ大統領が報復を警告し、伸び悩んだ。ユーロ・円は173円27銭から172円49銭まで下落。低調な雇用統計を受けて米リセッション懸念も浮上しリスク回避の動きが優勢となった。ポンド・ドルは1.3460ドルから1.3555ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.8040フランから0.7956フランまで下落した。■NY原油:続落、米雇用情勢の悪化を嫌気NYMEX原油10月限終値:61.87 ↓1.615日のNY原油先物10月限は続落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比-1.61ドル(-2.54%)の61.87ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは61.45ドル-63.49ドル。米雇用情勢の悪化を嫌気した売りが観測された。需要減少を意識した売りも入ったようだ。一時61.45ドルまで下落。通常取引終了後の時間外取引では主に62ドルを挟んだ水準で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  49.77ドル   -0.85ドル(-1.67%)モルガン・スタンレー(MS) 148.09ドル  -2.44ドル(-1.62%)ゴールドマン・サックス(GS)738.21ドル  -10.69ドル(-1.42%)インテル(INTC)        24.49ドル   -0.12ドル(-0.48%)アップル(AAPL)        239.69ドル  -0.09ドル(-0.03%)アルファベット(GOOG)    235.17ドル  +2.51ドル(+1.07%)メタ(META)           752.45ドル  +3.80ドル(+0.50%)キャタピラー(CAT)      423.08ドル  +2.86ドル(+0.68%)アルコア(AA)         31.83ドル   +0.54ドル(+1.72%)ウォルマート(WMT)      100.51ドル  -0.42ドル(-0.41%) <ST> 2025/09/06 08:12 注目トピックス 市況・概況 NY金:反発、8月米雇用統計内容を意識した買いが入る *07:10JST NY金:反発、8月米雇用統計内容を意識した買いが入る COMEX金12月限終値:3653.30 ↑46.605日のNY金先物12月限は反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比+46.60ドル(+1.29%)の3653.30ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは3595.40-3655.50ドル。8月米雇用統計内容を意識した買いが入ったようだ。2026年も米利下げの可能性があることから、押し目買いも増えた。 <MK> 2025/09/06 07:10 注目トピックス 市況・概況 NY原油:続落、米雇用情勢の悪化を嫌気 *07:07JST NY原油:続落、米雇用情勢の悪化を嫌気 NYMEX原油10月限終値:61.87 ↓1.615日のNY原油先物10月限は続落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比-1.61ドル(-2.54%)の61.87ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは61.45ドル-63.49ドル。米雇用情勢の悪化を嫌気した売りが観測された。需要減少を意識した売りも入ったようだ。一時61.45ドルまで下落。通常取引終了後の時間外取引では主に62ドルを挟んだ水準で推移。 <MK> 2025/09/06 07:07 注目トピックス 市況・概況 NY債券:米長期債相場は強含み、雇用情勢悪化で年内複数回の利下げ観測強まる *06:58JST NY債券:米長期債相場は強含み、雇用情勢悪化で年内複数回の利下げ観測強まる 5日の米国長期債相場は強含み。米労働省がこの日発表した8月雇用統計で、失業率は4.3%と7月4.2%から上昇。非農業部門雇用者数は前月比+2.2万人にとどまり、市場予想を下回ったことが長期債利回りの低下につながった。非農業部門雇用者増加数の3カ月平均は+2.9万人となり、2020年6月以降で最低の伸びとなった。平均時給は前月比+0.3%、前年比+3.7%。労働参加率は62.3%で7月の62.2%から上昇。年内複数回の利下げ観測が強まり、イールドカーブはフラットニング気配で推移。CMEのFedWatchツールによると、5日時点で10月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.75-4.00%となる確率は70%程度。12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.50-3.75%以下となる確率は72%程度。10年債利回りは4.153%近辺で取引を開始し、4.166%近辺まで上昇したが、米雇用統計発表後に4.061%近辺まで低下し、取引終了時点にかけて4.072%近辺で推移。イールドカーブはフラットニング気配。2年-10年は57.10bp近辺、2-30年は125.80bp近辺で引けた。2年債利回りは3.51%(前日比:-7bp)、10年債利回りは4.07%(前日比-9bp)、30年債利回りは、4.76%(前日比:-9bp)で取引を終えた。 <MK> 2025/09/06 06:58 注目トピックス 市況・概況 NY為替:米8月雇用統計のネガティブサプライズで年内利下げ観測強まる *06:23JST NY為替:米8月雇用統計のネガティブサプライズで年内利下げ観測強まる 5日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円20銭から146円82銭まで下落し、147円48銭で引けた。米8月雇用統計で失業率が上昇、非農業部門雇用者数の伸びが予想を大幅に下回ったほか、賃金の伸び鈍化で年内の連邦準備制度理事会(FRB)利下げ観測が強まりドル売りが加速。ユーロ・ドルは1.1686ドルから1.1760ドルまで上昇し、1.1716ドルで引けた。欧州連合(EU)が米国ハイテク企業に課した制裁に対し、トランプ大統領が報復を警告し、伸び悩んだ。ユーロ・円は173円27銭から172円49銭まで下落。低調な雇用統計を受けて米リセッション懸念も浮上しリスク回避の動きが優勢となった。ポンド・ドルは1.3460ドルから1.3555ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.8040フランから0.7956フランまで下落した。 <MK> 2025/09/06 06:23 注目トピックス 市況・概況 NY株式:NYダウは220ドル安、リセッションを警戒 *05:49JST NY株式:NYダウは220ドル安、リセッションを警戒 米国株式市場は反落。ダウ平均は220.43ドル安の45400.86ドル、ナスダックは7.30 ポイント安の21700.39で取引を終了した。雇用統計を受け早期利下げ期待が強まり、寄り付き後、上昇。同時に、予想を大幅に下回った結果で、景気後退入りを警戒した売りに押され、相場は下落に転じた。終日売り買いが交錯し、終盤にかけて下げ幅を縮小し、終了。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方、エネルギーが下落した。半導体のブロードコム(AVGO)は人工知能(AI)開発企業のオープンAIとの提携でカスタムAIチップを開発することが報じられ、買われた。競合のエヌビディア(NVDA)は下落。ソフトウエア会社で、ビットコインの保有で知られるストラティジー(MSTR)はS&P500種指数構成銘柄に採用されるとの憶測で上昇。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は取締役会がマスク最高経営責任者(CEO)に対し、今後10年間での野心的な業績目標に連動する超巨額報酬パッケージを発表、業績拡大を期待し買われた。消費者向け健康企業のケンビュー(KVUE)は保健福祉省(HHS)のロバート・ケネディ・ジュニア長官が同社販売のアセトアミノフェンを単一成分とする解熱鎮痛剤タイレノールの妊婦による服用と自閉症の関連性を疑っているとのウォ―ル・ストリート・ジャーナル紙報道で警戒感が強まり、売られた。ヨガアパレルのルルレモン(LULU)は四半期決算で、競争激化に加え、関税と最低限度免除制度の撤廃を受けたコスト上昇が響き、通期見通しを引き下げ、下落。今年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を有するシカゴ連銀のグールズビー総裁は9月会合での政策を決めかねており、消費者物価指数(CPI)を確認したいと述べた。(Horiko Capital Management LLC) <ST> 2025/09/06 05:49 注目トピックス 市況・概況 9月5日のNY為替概況 *04:01JST 9月5日のNY為替概況 5日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円20銭から146円82銭まで下落し、引けた。米8月雇用統計で失業率が上昇、非農業部門雇用者数の伸びが予想を大幅に下回ったほか、賃金の伸び鈍化で年内の連邦準備制度理事会(FRB)利下げ観測が強まりドル売りが加速。ユーロ・ドルは1.1686ドルから1.1760ドルまで上昇し、引けた。ユーロ・円は173円27銭から172円49銭まで下落。低調な雇用統計を受けて米リセッション懸念も浮上しリスク回避の動きが優勢となった。ポンド・ドルは1.3460ドルから1.3555ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.8040フランから0.7956フランまで下落した。[経済指標]・米・8月失業率:4.3%(・予想:4.3%、・7月:4.2%)・米・8月非農業部門雇用者数:+2.2万人(予想:+7.5万人、7月:+7.9万人←+7.3万人)・米・8月平均時給:前月比+0.3%、前年比+3.7%(予想:+0.3%、+3.8%、7月:+0.3%、+3.9%) <KY> 2025/09/06 04:01 注目トピックス 市況・概況 [通貨オプション]R/R、円コール買い強まる *03:33JST [通貨オプション]R/R、円コール買い強まる ドル・円オプション市場で変動率は3カ月物を除き低下。週末要因でオプション売りが優勢となった。リスクリバーサルで円コールスプレッドが拡大。ドル・円下値ヘッジ目的の円コール買いが強まった。■変動率・1カ月物9.85%⇒9.73%(08年=31.044%)・3カ月物9.78%⇒9.78%(08年=31.044%)・6か月物9.70%⇒9.68%(08年=23.915%)・1年物9.71%⇒9.66%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)■リスクリバーサル(25デルタ円コール)・1カ月物+0.96%⇒+1.06%(08年10/27=+10.63%)・3カ月物+1.10%⇒+1.18%(08年10/27=+10.90%)・6カ月物+0.99%⇒+1.06%(08年10/27=+10.70%)・1年物+0.78%⇒+0.84%(08年10/27=+10.71%) <KY> 2025/09/06 03:33 注目トピックス 市況・概況 NY外為:BTC反発、米利下げ観測強まる *01:15JST NY外為:BTC反発、米利下げ観測強まる 暗号通貨のビットコイン(BTC)は反発し、11.3万ドル台を回復した。米利下げ期待が強まり暗号資産市場に投資資金が向かった。米8月雇用統計が7月に続き、低調な内容となった。労働市場の減速を示す新たな証拠となり、連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利下げ観測が強まった。 <KY> 2025/09/06 01:15 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ドル続落、米年3回の利下げ観測強まる *00:17JST NY外為:ドル続落、米年3回の利下げ観測強まる NY外為市場でドルは安値を探る展開となった。米8月雇用統計の結果が予想を下回り、労働市場の減速が明確化。9月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げは織り込み済み。年3回の利下げが織り込まれつつある。2年債利回りは3.43%まで低下し、4月来の低水準となった。ドル・円は146円96銭まで下落。1日来の円高・ドル安。ユーロ・ドルは1.1690ドルから1.1759ドルまで上昇し7月28日来の高値を更新した。ポンド・ドルは1.3460ドルから1.3555ドルまで上昇した。 <KY> 2025/09/06 00:17 注目トピックス 市況・概況 【市場反応】加8月失業率は予想外に上昇、雇用は減少、加ドル売り *23:11JST 【市場反応】加8月失業率は予想外に上昇、雇用は減少、加ドル売り カナダ8月失業率は7.1%と、7月6.9%から予想以上に上昇し、21年8月来で最高となった。8月雇用ネット変化はー6.55万人と、7月‐4.08万人からプラス改善予想に反し悪化し、2カ月連続のマイナスに落ち込んだ。22年1月来で最低。低調なカナダの雇用指標を受け、カナダドル売りが加速した。ドル・カナダは1.3760カナダドルから1.3817カナダドルまで上昇。カナダ円は107円40銭から106円58銭まで下落した。【経済指標】・カナダ・8月失業率:7.1%(予想:7.0%、7月:6.9%)・カナダ・8月雇用ネット変化:ー6.55万人(予想0.5万人、7月‐4.08万人) <KY> 2025/09/05 23:11 注目トピックス 市況・概況 【市場反応】米8月雇用統計は予想下回る、6月雇用はマイナス、利下げ観測強まる、ドル売り *22:06JST 【市場反応】米8月雇用統計は予想下回る、6月雇用はマイナス、利下げ観測強まる、ドル売り 米労働省が発表した8月雇用統計で、失業率は4.3%と予想通り7月4.2%から上昇し、21年10月来で最高となった。同月非農業部門雇用者数は前月比+2.2万人。伸びは7月+7.9万人から予想以上に鈍化した。7月分は+7.9万人と、7.3万人から上方修正されたが6月分はさらに下方修正され1.3万人の減少となった。3カ月平均は+2.9万人。パンデミックによる経済封鎖の2020年6月来で最低の伸びとなった。平均時給は前月比+0.3%と予想通り。前年比では+3.7%と、7月+3.9%から予想以上に伸びが鈍化した。労働参加率は62.3%と、予想外に7月62.2%から上昇した。労働市場の減速が明らかになり利下げ観測が強まった。ドル売りが加速し、ドル・円は148円20銭から147円20銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1685ドルから1.1750ドルまで上昇、ポンド・ドルは1.3460ドルから1.3533ドルまで上昇した。【経済指標】・米・8月失業率:4.3%(・予想:4.3%、・7月:4.2%)・米・8月非農業部門雇用者数:+2.2万人(予想:+7.5万人、7月:+7.9万人←+7.3万人)・米・8月平均時給:前月比+0.3%、前年比+3.7%(予想:+0.3%、+3.8%、7月:+0.3%、+3.9%) <KY> 2025/09/05 22:06 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は変わらず、ドル売り一服 *20:12JST 欧州為替:ドル・円は変わらず、ドル売り一服 欧州市場でドル・円は148円20銭を挟み、もみ合いが続く。米10年債利回りの下げ渋りでドル売りは一服し、ユーロやポンドは対ドルで伸び悩む展開に。一方、欧州株式市場で主要指数は堅調を維持しており、リスク選好的な円売りが欧州通貨を支える。ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円08銭から148円22銭、ユ-ロ・円は172円99銭から173円26銭、ユ-ロ・ドルは1.1675ドルから1.1696ドル。 <TY> 2025/09/05 20:12 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は動意薄、欧州通貨は高値圏 *19:04JST 欧州為替:ドル・円は動意薄、欧州通貨は高値圏 欧州市場でドル・円は動意が薄く、依然として148円20銭付近でのもみ合いが続く。この後発表される米雇用統計は悪化が予想され、ドルは買いづらい。一方、今週大きく売り込まれたユーロとポンドの買戻しが入り、欧州通貨は高値圏を維持する。ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円08銭から148円22銭、ユ-ロ・円は172円99銭から173円19銭、ユ-ロ・ドルは1.1675ドルから1.1692ドル。 <TY> 2025/09/05 19:04 注目トピックス 市況・概況 日経平均テクニカル: 続伸、5日線上向き転換で底値確認 *18:15JST 日経平均テクニカル: 続伸、5日線上向き転換で底値確認 5日の日経平均は続伸した。終値は節目の43000円を突破。ローソク足は小陽線を描いて25日移動平均線を上放れ、地合いの改善を窺わせた。25日線と株価の間を走る5日線が上向きに転換したこともあり、3日終値の25日線割れで直近の底値を付けたことを確認する形となった。本日はTOPIXのパラボリックが買いサイン点灯を開始したこともあり、来週の上値追い再開が期待できよう。 <CS> 2025/09/05 18:15 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は小動き、ユーロに買戻し *18:13JST 欧州為替:ドル・円は小動き、ユーロに買戻し 欧州市場でドル・円は小動きとなり、148円11銭から148円22銭のレンジ内でもみ合いが続く。米10年債利回りの伸び悩みでユーロに買戻しが強まり、ドルや円に対して値を上げた。ポンドもそれに追随して買いが入り、上昇基調を強めている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円11銭から148円22銭、ユ-ロ・円は172円99銭から173円14銭、ユ-ロ・ドルは1.1675ドルから1.1684ドル。 <TY> 2025/09/05 18:13 注目トピックス 市況・概況 欧米為替見通し: ドル・円は底堅い値動きか、米雇用情勢悪化も日本の財政悪化懸念で *17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は底堅い値動きか、米雇用情勢悪化も日本の財政悪化懸念で 5日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。今晩の米雇用統計が大幅改善なら、利下げ観測の後退によりドル買い優勢。悪化の場合はドル売り優勢も、日本の財政悪化懸念に絡み、円売り地合いが下値を支えそうだ。4日に発表された米国の新規失業保険申請件数の増加やADP雇用統計の弱さを受けドル売りに振れたが、その後ISM非製造業景況感指数で堅調さが示された。強弱まちまちの経済指標を受け、ユーロ・ドルは1.16ドル台半ばの浮上にとどまり、ドル・円は148円後半まで上昇後は148円前半に失速している。本日アジア市場でドル・円は下落基調継続も、日経平均株価の堅調地合いを受けた円売りがドルを支え、148円台を維持した。この後の海外市場は、米8月雇用統計が焦点。市場は連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%利下げを織り込みつつあり、雇用情勢が予想外に改善すればサプライズのドル買いが予想される。逆に、悪化が確認されればドル売り圧力が高まるだろう。その場合でも、自民党総裁選の実施に思惑が広がるなか財政悪化懸念で円売りに振れやすく、ドルの下落余地を狭める。来週発表される米インフレ指標を見極めたいムードも、過度なドル売りを抑制しよう。【今日の欧米市場の予定】・18:00 ユーロ圏・4-6月期域内総生産確定値(予想:前年比+1.4%)・21:30 加・8月失業率(7月:6.9%)・21:30 米・8月非農業部門雇用者数(予想:前月比+7.5万人、7月:+7.3万人)・21:30 米・8月失業率(予想:4.3%、7月:4.2%)・21:30 米・8月平均時間給(予想:前年比3.7%、7月:3.9%) <CS> 2025/09/05 17:25 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は下げ渋り、午後は小動き *17:10JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、午後は小動き 5日の東京市場でドル・円は下げ渋り。前日発表された低調な米雇用関連指標を受けドル売りが先行し、午前中に148円51銭から148円08銭まで値を下げた。午後は米10年債利回りの低下一服と日経平均株価の堅調地合いで円売りが強まり、小幅に戻した。・ユ-ロ・円は172円72銭から173円10銭まで上昇。・ユ-ロ・ドルは1.1648ドルから1.1678ドルまで値を上げた。・日経平均株価:始値42,983.47円、高値43,220.94円、安値42,783.54円、終値43,018.75円(前日比438.48円高)7時時点:ドル・円148円20-30銭、ユ-ロ・円173円00-10銭【経済指標】・日・7月現金給与総額:前年比+4.1%(予想:+3.0%、6月:+3.1%)・英・8月小売売上高:前月比+0.6%(予想:+0.2%、7月:+0.9%→+0.3%)【要人発言】・石破首相「(進退について)政府として国民に対し果たすべき責任を果たす」「今秋に経済政策を策定する」・トランプ米大統領「1年後には素晴らしい雇用統計が出ると期待している」「米国に来ない半導体企業には近いうちに大きな関税を課す予定」「中国は我々を模倣することはできるが、我々のようにイノベーションを起こすことはできない」「中国とロシアの同盟については全く心配していない」 <TY> 2025/09/05 17:10 注目トピックス 市況・概況 日経VI:上昇、日銀の利上げ観測強まる *16:35JST 日経VI:上昇、日銀の利上げ観測強まる 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は5日、前日比+0.45(上昇率1.89%)の24.32と上昇した。なお、高値は24.40、安値は23.13。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。一方、朝方発表された7月の毎月勤労統計調査で実質賃金が前年同月比0.5%増と7カ月ぶりに増加したことから、市場では日銀の利上げ観測が強まった。こうした状況もあり、今日は日経225先物が上昇したが、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは大きくは緩和せず、日経VIは午後は概ね昨日の水準を上回って推移した。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。 <SK> 2025/09/05 16:35 注目トピックス 市況・概況 東証グロース市場250指数先物概況:投資家心理好転と調整一巡感で高値引け *16:30JST 東証グロース市場250指数先物概況:投資家心理好転と調整一巡感で高値引け 9月5日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比10pt高の769pt。なお、高値は769pt、安値は759pt、日中取引高は2719枚。前日4日の米国市場のダウ平均は反発。弱い雇用関連指標を受け、寄り付き後、まちまち。労働市場の減速で、利下げ観測が一段と強まり、期待感に買われた。ISM非製造業景況指数が予想以上に上昇すると、成長への悲観的見方も後退し、続伸。NY連銀のウィリアムズ総裁のいずれ利下げが適切となるとの発言を受け、長期金利が一段と低下すると、終盤にかけ相場は上げ幅を拡大し、終了した。本日の東証グロース市場250指数先物は、前営業日比6pt高の765ptからスタートした。米国の利下げ期待を背景に、投資家心理が好転。9時過ぎに上げ幅を縮小したものの、75日移動平均線や週足一目均衡表の転換線での底堅さを確認すると、相場は再び買いに転じた。オシレーター系指標の水準から調整一巡感も意識され、引けにかけて上げ幅を拡大。売り手の買い戻しも観測され、高値引けとなる769ptで取引を終了した。東証グロース市場の主力株では、LAホールディングス<2986>やヘリオス<4593>などが上昇した。 <SK> 2025/09/05 16:30 注目トピックス 市況・概況 関税を巡る不透明感後退などでリスク選好【クロージング】 *16:29JST 関税を巡る不透明感後退などでリスク選好【クロージング】 5日の日経平均は続伸。438.48円高の43018.75円(出来高概算19億6000万株)と8月19日以来約3週間ぶりに43000円台を回復して取引を終えた。トランプ米大統領が4日、日米関税合意を履行する大統領令に署名したことが好感され、リスク選好ムードが強まった。朝方に43220.94円まで上値を伸ばし、節目到達に伴う達成感からその後はこう着感強まったが、高値圏での推移が続いた。東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が1100に迫り、全体の7割近くを占めた。セクター別では、精密機器、鉄鋼、ゴム製品、輸送用機器など25業種が上昇。一方、空運、石油石炭、倉庫運輸、電気ガスなど8業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、TDK<6762>、ファーストリテ<9983>、日東電工<6988>、東エレク<8035>が堅調だった半面、コナミG<9766>、リクルートHD<6098>、バンナムHD<7832>、KDDI<9433>、信越化<4063>が軟化した。前日の米国市場では、労働関連指標が弱い結果となり、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待が高まるとともに長期金利が低下したことが材料視されて主要な株価指数が上昇。東京市場もこの流れを受け、買いが先行した。また、日米貿易を巡る不透明感が後退したことも支援材料になり、自動車や自動車部品など輸出関連株などにも投資資金がシフトしたため、日経平均の上げ幅は一時600円を超えた。一方、厚生労働省が今朝発表した7月の毎月勤労統計調査では、物価変動の影響を除いた実質賃金が7カ月ぶりに増加し、これが日銀の利上げを後押しするとの受け止めにつながり、上値を重くする要因になったようだ。対日自動車関税が27.5%から15%に引き下げられ、15%相互関税についても欧州連合(EU)と同じ取り扱いとの文言が明記され、重複適用が撤回されることになった。日本側の主張がそのまま反映された点はポジティブとの受け止めが大半だった。引き続き米国の景気指標に関心が向かうなか、米雇用統計の内容を見極めたいところだ。足もとで弱い雇用関連の指標が相次いでおり、雇用統計についても弱い内容になる可能性がありそうだ。これにより、9月の利下げ期待が高まるようであれば、支援材料になりそうだ。 <CS> 2025/09/05 16:29 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は小動き、様子見ムードで *16:22JST 東京為替:ドル・円は小動き、様子見ムードで 5日午後の東京市場でドル・円は小動きとなり、148円20銭付近でのもみ合いが続く。米雇用統計の発表を前に様子見ムードが広がり、相場はこう着状態。ドル売りは後退し、ポンドや豪ドルは対ドルで失速。欧州株は高安まちまちとなり、方向感を欠く。ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円08銭から148円51銭、ユ-ロ・円は172円72銭から173円05銭、ユ-ロ・ドルは1.1648ドルから1.1677ドル。 <TY> 2025/09/05 16:22 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円はこう着、ややドル売り *16:22JST 東京為替:ドル・円はこう着、ややドル売り 5日午後の東京市場でドル・円はこう着した値動きが続き、足元は148円20銭付近でのもみ合いが続く。ややドル売り地合いとなり、ポンドや豪ドルなど主要通貨は対ドルで上値を伸ばす。日経平均株価は上げ幅を400円超高と拡大し、円売りに振れやすい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円08銭から148円51銭、ユ-ロ・円は172円72銭から173円05銭、ユ-ロ・ドルは1.1648ドルから1.1677ドル。 <TY> 2025/09/05 16:22 注目トピックス 市況・概況 東証業種別ランキング:精密機器が上昇率トップ *15:55JST 東証業種別ランキング:精密機器が上昇率トップ 精密機器が上昇率トップ。そのほか鉄鋼、ゴム製品、輸送用機器、ガラス・土石製品なども上昇。一方、空運業が下落率トップ。そのほか石油・石炭製品、倉庫・運輸関連業、電力・ガス業、サービス業なども下落。業種名/現在値/前日比(%)1. 精密機器 / 11,995.31 / 2.732. 鉄鋼 / 791.63 / 1.963. ゴム製品 / 5,342.45 / 1.594. 輸送用機器 / 4,729.84 / 1.565. ガラス・土石製品 / 1,554.58 / 1.486. 海運業 / 1,888.4 / 1.467. 鉱業 / 762.26 / 1.448. 繊維業 / 830.55 / 1.419. 機械 / 3,806.28 / 1.3710. 卸売業 / 4,483.14 / 1.3211. 金属製品 / 1,636.12 / 1.2412. 電気機器 / 5,144.1 / 1.2113. 医薬品 / 3,607.91 / 0.8814. 非鉄金属 / 2,541.33 / 0.8815. 証券業 / 746.91 / 0.8316. 小売業 / 2,153.57 / 0.8217. 水産・農林業 / 658.76 / 0.8018. その他金融業 / 1,143.03 / 0.7419. 化学工業 / 2,494.41 / 0.7020. 銀行業 / 447.2 / 0.6521. パルプ・紙 / 597.66 / 0.6022. 保険業 / 3,072.67 / 0.4323. 不動産業 / 2,343.44 / 0.4224. その他製品 / 7,666.61 / 0.3625. 食料品 / 2,425.83 / 0.3126. 陸運業 / 2,346.03 / -0.0327. 情報・通信業 / 7,384.89 / -0.0728. 建設業 / 2,303.77 / -0.1429. サービス業 / 3,273.13 / -0.1830. 電力・ガス業 / 607.08 / -0.2031. 倉庫・運輸関連業 / 4,280.71 / -0.3132. 石油・石炭製品 / 2,027.09 / -0.4233. 空運業 / 246.12 / -1.05 <CS> 2025/09/05 15:55 注目トピックス 市況・概況 9月5日本国債市場:債券先物は137円96銭で取引終了 *15:49JST 9月5日本国債市場:債券先物は137円96銭で取引終了 [今日のまとめ]<円債市場>長期国債先物2025年9月限寄付137円67銭 高値137円98銭 安値137円67銭 引け137円96銭2年 472回  0.819%5年 178回  1.099%10年 378回  1.557%20年 192回  2.625%5日の債券先物9月限は137円67銭で取引を開始し、137円96銭で引けた。<米国債概況>2年債は3.58%、10年債は4.16%、30年債は4.85%近辺で推移。債権利回りは低下。(気配値)。<その他外債市況・10年債>ドイツ国債は2.71%、英国債は4.72%、オーストラリア10年債は4.34%、NZ10年債は4.39%近辺で推移。(気配値)[本日の主要政治・経済イベント]・15:00 英・8月小売売上高(予想:前月比+0.2%、7月:+0.9%)・18:00 ユーロ圏・4-6月期域内総生産確定値(予想:前年比+1.4%)・21:30 加・8月失業率(7月:6.9%)・21:30 米・8月非農業部門雇用者数(予想:前月比+7.5万人、7月:+7.3万人)・21:30 米・8月失業率(予想:4.3%、7月:4.2%)・21:30 米・8月平均時間給(予想:前年比3.7%、7月:3.9%)海外のスケジュールで表示されている時間は日本時間 <CS> 2025/09/05 15:49 注目トピックス 市況・概況 日経平均大引け:前日比438.48円高の43018.75円 *15:34JST 日経平均大引け:前日比438.48円高の43018.75円 日経平均は前日比438.48円高の43018.75円(同+1.03%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前日比25.14pt高の3105.31pt(同+0.82%)。 <CS> 2025/09/05 15:34 注目トピックス 市況・概況 日経平均は370円高、米雇用統計に関心 *14:52JST 日経平均は370円高、米雇用統計に関心 日経平均は370円高(14時50分現在)。日経平均寄与度では、アドバンテスト<6857>、TDK<6762>、ファーストリテ<9983>などがプラス寄与上位となっており、一方、ソフトバンクG<9984>、コナミG<9766>、リクルートHD<6098>などがマイナス寄与上位となっている。セクターでは、精密機器、鉄鋼、ゴム製品、海運業、卸売業が値上がり率上位、空運業、石油石炭製品、サービス業、情報・通信業、電気・ガス業が値下がり率上位となっている。日経平均は下値の堅い動きとなっている。米国では今晩、8月の米雇用統計が発表され、市場の関心は高い。 <SK> 2025/09/05 14:52

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