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みんかぶニュース 市況・概況 来週の主なマーケットイベント ◎経済統計・イベントなど ◇5月20日 04:30 米・パウエルFRB(連邦準備理事会)議長が講演 10:30 日・10年物物価連動国債の入札 13:30 日・第3次産業活動指数 15:00 独・生産者物価指数 ※インド,スイス,カナダ,ノルウェー市場が休場 ◇5月21日 09:30 豪・ウエストパック消費者信頼感指数 10:30 豪・豪中央銀行金融政策会合の議事要旨公表 17:00 ユーロ・経常収支 18:00 ユーロ・貿易収支 18:00 ユーロ・建設支出 22:05 米・ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁が講演 ※日・閣議 ◇5月22日 08:50 日・機械受注 08:50 日・貿易統計 10:30 日・40年物利付国債の入札 15:00 英・消費者物価指数 15:00 英・小売物価指数 20:00 米・MBA(抵当銀行協会)住宅ローン申請指数 23:00 米・中古住宅販売件数 ※シンガポール,マレーシア,タイ市場が休場 ◇5月23日 03:00 米・FOMC(連邦公開市場委員会)議事要旨 08:50 日・対外対内証券売買契約等の状況 16:15 仏・製造業購買担当者景気指数(速報値) 16:15 仏・非製造業購買担当者景気指数(速報値) 16:30 独・製造業購買担当者景気指数(速報値) 16:30 独・非製造業購買担当者景気指数(速報値) 17:00 ユーロ・製造業購買担当者景気指数(速報値) 17:00 ユーロ・非製造業購買担当者景気指数(速報値) 17:30 英・製造業購買担当者景気指数(速報値) 17:30 英・非製造業購買担当者景気指数(速報値) 21:30 米・新規失業保険申請件数 21:30 米・失業保険継続受給者数 22:45 米・製造業購買担当者景気指数(速報値) 22:45 米・非製造業購買担当者景気指数(速報値) 22:45 米・総合購買担当者景気指数(速報値) 23:00 ユーロ・消費者信頼感(速報値) 23:00 米・新築住宅販売件数 ※インドネシア市場が休場 ◇5月24日 08:01 英・GFK消費者信頼感調査 08:30 日・全国消費者物価指数 10:20 日・3カ月物国庫短期証券の入札 15:00 英・小売売上高 15:00 独・四半期GDP(国内総生産,改定値) 15:45 仏・企業景況感指数 21:30 米・耐久財受注 23:00 米・ミシガン大学消費者態度指数(確報値) ※日・閣議 ※インドネシア市場が休場 ◎決算発表・新規上場など ○5月20日 決算発表:技研HD<1443>,極楽湯HD<2340>,夢みつけ隊<2673>,ミンカブ<4436>,城南進研<4720>,フリージア<6343>,桂川電機<6416>,INEST<7111>,SOMPO<8630>,MS&AD<8725>,東京海上<8766>,ハマキョウ<9037> ○5月22日 ※海外企業決算発表:エヌビディア ○5月24日 決算発表:キタック<4707>,タカショー<7590> 出所:MINKABU PRESS 2024/05/17 15:30 相場概況 日経平均は4日ぶりに反落、売り一巡後は下げ渋るが売買手控えに *15:30JST 日経平均は4日ぶりに反落、売り一巡後は下げ渋るが売買手控えに 16日の米国株式市場は反落。ダウ平均は38.62ドル安(-0.10%)の39869.38ドル、ナスダックは44.07ポイント安(-0.26%)の16698.32、S&P500は11.05ポイント安(-0.21%)の5297.10で取引を終了した。早期の利下げ期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。ダウは初の4万ドル台を達成も、その後、高値達成感に利益確定売りにおされ伸び悩んだ。4月消費者物価指数(CPI)の結果にもかかわらず米連邦準備制度理事会(FRB)高官が依然、当面、高金利維持を支持する慎重姿勢を再表明したため長期金利の上昇を受けてハイテクは売りに転じた。終盤にかけ、ダウもプラス圏を維持できず相場は下落で終了。米国株下落を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始。日経平均は300円超の下げでスタートした後はじりじりと下げ幅を縮小する展開となった。決算発表が一巡し、目立った売買材料に欠けるなか、前日の上昇に対する反動などが一巡した後は、積極的な売買は手控えられた様子。TOPIXは前日比プラス圏で取引を終えており、昨日とは対照的な相場となった。大引けの日経平均は前日比132.88円安(-0.34%)の38787.38円となった。東証プライム市場の売買高は18億4255万株、売買代金は4兆236億円。業種別では、精密機器、その他製品、化学、サービス業、パルプ・紙などが下落した一方、銀行業、電気・ガス業、輸送用機器、海運業、鉄鋼などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は60%、対して値下がり銘柄は35%となっている。日経平均採用銘柄では、住友ファーマ<4506>が引き続き売り優勢となり年初来安値に接近したほか、東京エレクトロン<8035>が昨日の上昇に対する反動で下落。このほか、レゾナックHD<4004>、ソシオネクスト<6526>、コニカミノルタ<4902>、リコー<7752>、オムロン<6645>、電通グループ<4324>、サイバーエージ<4751>が売られた。一方、決算説明会にて防衛事業が拡大する見通しが示されたことで日本製鋼所<5631>が大幅高となったほか、決算内容や足元の金利上昇などが意識されて三井住友<8316>が7日続伸。このほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、日本郵船<9101>、オリンパス<7733>、トヨタ自<7203>、高島屋<8233>が買われた。 <FA> 2024/05/17 15:30 本日の注目個別銘柄 住石HD、ヨシタケ、ホリイフードなど <7273> イクヨ 2177 -91大幅反落。前日に24年3月期決算を発表、営業利益は7.1億円で前期比2.4%増となり、従来計画の4.8億円を大幅上振れ着地。第3四半期までで2億円、前年同期比53.1%減であったため、上振れ幅は想定以上とみられる。ただ、25年3月期は1.7億円で同76.5%減と大幅減益見通しになっており、ネガティブなサプライズが先行する形になっている。なお、前期についても期初予想は営業益半減見通しではあった。<3077> ホリイフード 340 -52急落。玉光堂HDとの業務提携、並びに、玉光堂HDが組合員となっている麻布台1号有限責任事業組合によるTOBの実施が発表されている。TOBは同社親会社であるOUNHが所有する株式297万6800株(発行済み株式数の52.5%)を取得することが目的で、TOB価格330円のディスカウントTOBとなっている。既存株主にとっては株主価値の低下につながると意識される形に。<6488> ヨシタケ 860 -135一時ストップ安。前日に24年3月期決算を発表。営業利益は8.7億円で前期比1.7%減となり、従来予想の10.2億円を下回り、一転減益着地となった。また、25年3月期は8.7億円で同0.6%減と連続減益を見込む。新規子会社ののれん償却やベアによる人件費負担の増加などが主因。営業外収支悪化などで純利益は2ケタの減益見通しに。前日は期待感からか株価が大幅高となっており、その反動も強まった。<1514> 住石HD 1954 +400ストップ高。麻生との資本業務提携契約締結を一昨日に発表、引き続き材料視された。麻生は現在、議決権比率4.08%となる2522万8700株を所有しているが、今後市場内での取得により、保有割合を50.0%超から60.0%以下にすることを目指すとしている。目先の需給インパクトへの期待感につながっているようだ。また、九州地区における事業拡大、新規事業に向けた協業などの業務提携も進めていくようだ。<4751> サイバー 1030.5 -46大幅反落。バンダイナムコHDがスマホ向けゲームアプリ「学園アイドルマスター」を前日にリリース、同タイトルには子会社のQualiArtsが開発に携わっており、前日には期待感から大幅高の展開となっていた。ただ、同タイトルのセールスランキングは現在、前日の1位から4位に失速しており、失望感からの反動安となっているようだ。<8035> 東エレク 36090 -730反落。半導体製造装置の最大手企業である米アプライドマテリアルズが2-4月期決算を発表、売上高やEPSは市場予想を上回り、5-7月期売上高見通しも市場平均を上回った。ただ、一部で高い見通しなどが示されていたこともあり、ポジティブインパクトは限定的、時間外取引で株価は下落しており、同社にとってのマイナス材料につながった。なお、半導体関連株は全般、来週のエヌビディアの決算待ちの状況にも。<4344> ソースネクスト 194 +10大幅反発。子会社のポケトークが小売店などの訪日客施策を後押しするサービスを開始すると報じられている。「ポケトーク」を貸し出し、会話内容から言語にひも付けて需要などを分析するシステムをセットで提供するようだ。利用企業は端末を通じて訪日客の関心や要望を言語ごとに把握し、商品陳列や在庫調整に活用できることになる。第1弾としてビックカメラが導入を決め、12店舗で17日から始めるもよう。<5631> 日製鋼所 4456 +292大幅続伸。前日に決算説明会が開催されたが、25年3月期防衛事業の受注額が前期比6割増の1130億円になるとの見通しが示されたもよう。防衛事業の受注額は23年3月期の361億円から24年3月期には705億円に増加、全体の30%を占める状況となっている。2月に装甲車を初めて受注したほか、電気エネルギーから発生する磁場を利用して弾丸を高速で撃ち出す兵器の「レールガン」なども手掛けているもよう。<1518> 三井松島HD 5130 -240もみ合い。前日に提出された変更報告書によると、シティインデックスイレブンスの共同保有比率が11.22%から14.56%にまで上昇していることが明らかになっている。保有目的は投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案などを行うこととされている。5月13日提出の大量保有報告書で6.97%の大株主に浮上したことが判明したが、その後は連日、保有比率上昇の変更報告書が提出されている。<6800> ヨコオ 1953 +177急伸。いちよし証券ではレーティングを「B」から「A」に、フェアバリューも2000円から3000円に引き上げた。想定以上にCTCの回復が見込めることに加え、VCCSが高水準を維持できるとの見方に変更し業績予想を上方修正。25年3月期営業利益は会社計画45.5億円を上回る50億円予想。26年3月期は70億円を見込む。中長期的な半導体需要拡大や高度化を背景に再拡大期を迎える可能性としている。 <ST> 2024/05/17 15:23 みんかぶニュース 為替・FX 午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利は0.945%に上昇  17日の債券市場で、先物中心限月6月限は反落した。前日の米国市場で長期債価格が下落(長期金利が上昇)したほか、日銀による早期の利上げ観測も広がり、ともに円債相場の重荷となった。日銀の定例の国債買い入れオペは、オファー額は前回から据え置かれ、買い入れ結果は無難と受け止められたが、先物を買い戻す姿勢は限られた。  日銀は17日、定例の4本の国債買い入れオペを実施した。対象は「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」、「同25年超」で、このうち「同5年超10年以下」の応札倍率は2.73倍となった。前回の2.26倍を上回る水準となったものの、市場では債券を売り急ぐ姿勢は特段みられなかったと受け止められた。  この日の国債買い入れオペを巡っては、市場の一部にオファー額が減額されるとの見方があった。オペ通告後に先物は下げ幅を縮小したが、日銀が6月の金融政策決定会合で利上げに踏み切るシナリオが意識され、後場の中盤以降は再び売り直しの流れとなった。  先物6月限は前営業日比20銭安の144円07銭で取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は同0.025ポイント高い0.945%に上昇した。 出所:MINKABU PRESS 2024/05/17 15:23 みんかぶニュース 為替・FX 債券:先物、後場終値は前営業日比20銭安の144円07銭  債券市場で、先物6月限の後場終値は前営業日比20銭安の144円07銭だった。 出所:MINKABU PRESS 2024/05/17 15:16 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は上げ渋り、ユーロに動意 *15:14JST 東京為替:ドル・円は上げ渋り、ユーロに動意 17日午後の東京市場でドル・円は上げ渋り、155円70銭台にやや失速した。本日正午まで売り込まれたユーロに動意がみられ、対ドルで小幅に値を戻している。一方で日経平均株価は軟調も上海総合指数や香港ハンセン指数は反発し、円買いを弱めた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は155円34銭から155円92銭、ユーロ・円は168円78銭から169円28銭、ユーロ・ドルは1.0854ドルから1.0868ドル。 <TY> 2024/05/17 15:14 みんかぶニュース 為替・FX 外為サマリー:一時155円90銭台に上伸、日銀オペ据え置きに円売りで反応  17日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=155円80銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円40銭弱のドル高・円安となっている。  16日に発表された4月の米輸入物価指数が大幅な伸びとなったことや、同日に米連邦準備理事会(FRB)高官が相次いで早期利下げに対して慎重な姿勢を示したことを受け、過度な利下げ観測が修正されるなかドル買い・円売りが先行した。その後、日銀が午前10時過ぎに国債買い入れオペを通知し、購入予定額を据え置いたことが分かると市場は円売りで反応。日銀が金融引き締めを積極化するとの警戒感が和らぎ、ドル円相場は午前11時30分ごろに一時155円93銭をつけた。ただ、156円台に接近する場面では日本政府・日銀による円買い介入が意識され、午後は155円80銭ラインを挟んでもみあった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0861ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0010ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=169円21銭前後と同1円30銭程度のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS 2024/05/17 15:14 注目トピックス 日本株 和田興産 Research Memo(11):配当性向30%の実現を目指して増配を計画 *15:11JST 和田興産 Research Memo(11):配当性向30%の実現を目指して増配を計画 ■株主還元策和田興産<8931>は株主還元策として配当を実施している。配当の基本方針としては、株主の長期的な利益の維持拡大を重要な経営目標と位置づけ、株主への還元を第一と考えて事業領域拡大と効率的な経営による収益力の向上とガバナンスの強化を図りつつ、安定配当の継続に努めている。2024年2月期は、中間配当26.0円、期末配当34.0円(記念配当2.0円を含む)、合計60.0円と前期比10.0円の増配を実施し、配当性向は25.2%に上昇した。2025年2月期も、中間配当26.0円、期末配当39.0円、合計65.0円の同5.0円の増配を計画し、配当性向は26.7%に上昇する見込みである。一方、プライム・スタンダード・グロース市場に上場する不動産業の配当性向は2023年3月期で29.2%である。同社では、中期経営計画目標の配当性向30%の実現に向けて着実に前進していると評価できよう。(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) <HN> 2024/05/17 15:11 みんかぶニュース 市況・概況 明日の決算発表予定 東京海上、MS&ADなど12社 (5月17日) 5月20日の決算発表銘柄(予定) ★は注目決算  ■引け後発表   ◆本決算:    <1443> 技研HD [東S]    <2673> 夢みつけ隊 [東S]    <4720> 城南進研 [東S]    <6343> フリージア [東S]    <6416> 桂川電機 [東S]    <7111> INEST [東S]   ★<8766> 東京海上 [東P]    <9037> ハマキョウ [東P]  ■発表時間未確認  ※カッコ()内は直近決算発表の公表時刻   ◆本決算:    <2340> 極楽湯HD [東S]  (前回15:00)   ★<8630> SOMPO [東P]  (前回16:00)   ★<8725> MS&AD [東P]  (前回15:00)  など4社   合計12社 ※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表予定】銘柄一覧をご覧いただけます。 株探ニュース 2024/05/17 15:11 注目トピックス 日本株 和田興産 Research Memo(10):中期経営計画は「地域に根差した総合不動産業」への道筋を創るがテーマ(2) *15:10JST 和田興産 Research Memo(10):中期経営計画は「地域に根差した総合不動産業」への道筋を創るがテーマ(2) ■和田興産<8931>の中長期の成長戦略3. サステナビリティガバナンスの強化として取締役会等の責務と人的資本投資を掲げる。具体的な取り組み方針としては、取締役会等の責務では、実効性評価の実施による取締役会における議論の活性化、取締役の報酬制度の見直し(退職慰労金廃止・業績連動報酬導入)、スキルマトリクスに基づく取締役会の機能強化、取締役メンバーの多様性確保(事業分野、専門性、性別、独立性)などを目指す。人的資本投資では、人材の多様性確保に向けた女性管理職の登用・拡充、社員の成長に資する新評価制度の定着化や研修制度の拡充などを掲げている。また、サステナビリティでは、サステナビリティ基本方針の策定、環境性能への対応、古民家再生事業への取り組み、SmaGO(スマートごみ箱)の設置などを挙げている。2024年2月期には、人的資本投資について、従業員エンゲージメント向上及び人材確保の観点から2年連続でのベースアップや、外向き志向への転換を意図した神戸市や首都圏の不動産会社への社員出向を実施した。また、サステナビリティについては、持続的な企業価値向上に向けた対応として、サステナビリティ経営をより積極的に推進するため、新たにサステナビリティ基本方針の策定と、基本方針に基づき実現したい未来に向けて重点的に取り組む9つのマテリアリティ(重要課題)を特定した。4. 利益配分方針会社の継続性及び収益性を確保するため、既存事業及び新規事業への再投資を中心としつつ、株主還元策の拡充及びESG、SDGsの観点も含めて利益の配分方針を明確化している。具体的には、事業再投資の水準を50%~70%とし、収益性、効率性及び市場動向の把握を通じ、成長性なども加味して既存事業への再投資を図る。配当性向の水準は20%~30%とし、株主への適正な還元が求められるなか、30%の配当性向を目指す。サステナブル関連の水準は10%~20%とし、新たな事業領域への投資も含めて環境面への対応、人的資本への投資に充当する。同社では2022年2月期以降、配当性向の引き上げに向けて増配を続けている。(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) <HN> 2024/05/17 15:10 注目トピックス 日本株 和田興産 Research Memo(9):中期経営計画は「地域に根差した総合不動産業」への道筋を創るがテーマ(1) *15:09JST 和田興産 Research Memo(9):中期経営計画は「地域に根差した総合不動産業」への道筋を創るがテーマ(1) ■中長期の成長戦略1. 中期経営計画の概要和田興産<8931>では、従来から3年を区切りとした中期経営計画を策定し、事業運営の基本方針や事業目標、収益計画などを定めてきたが、外部環境に大きく依存する業種であるため、方針の柔軟な見直しを迫られる場合もあることから、公表を差し控えていた。しかしながら、中長期的に企業価値を高めていくためには、積極的な情報開示を通じて株主・投資家との建設的な対話を図ることが重要であると考えて、2023年4月7日に中期経営計画(2024年2月期~2026年2月期)を公表した。同社は、国内経済の動向をはじめ、不動産業を取り巻く環境がより一層変化のスピードを速めるなか、重要課題が山積していると認識しており、2024年2月期からの3期間を、安定的な業績確保を前提としつつ、今後の事業を展望するうえで非常に重要な時期と位置づけている。より一層企業の成長を促し、持続可能な企業を目指すためには、新たな組織風土の構築が必要不可欠であるため、これらの基本となる考え方について、行動指針(Wada-Way)という形で新たに明確化を図った。すなわち、「自主自律」:主体的に物事を捉え、自らが責任感を持って行動する、「唯一無二」:一人ひとりの個性を生かし、価値ある独創で地域を彩る、「迅速果断」:スピード感を持った事業への取り組み、「相互信頼」:チームワークとコミュニケーション(建設的な議論)である。次に、全社基本方針を定めた。「テーマ(VISION)」として、将来を展望し、「地域に根差した総合不動産業」への道筋を創ることを掲げ、前3期間の実績合計の利益水準を上回るとともに、収益構造の転換による事業セグメントの最適化を「目標」としている。また、新たな地域、事業、分野等へ積極的に挑戦しつつ事業の柱づくりを進め、内向き志向から外向き志向への転換を図るために人材戦略やアライアンスを有効活用し、ESG、SDGsの目線から社会的課題の解決に向けたソリューション機能の充実と育成を目指すという「重点戦略」を掲げた。以上に基づいた中期経営計画(2024年2月期~2026年2月期)では、数値計画として3期間合計で売上高1,224億円(前3期間比1%減)、営業利益118億円(同7%増)、経常利益94億円(同8%増)、当期純利益64億円(同6%増)を計画し、売上よりも利益拡大を優先する。また、KPI(重要業績指標)として、ROE8%以上、D/Eレシオ2倍以内を目標としている。3年間で着実な利益成長を目指すが、計画初年度の2024年2月期実績の中期経営計画に対する進捗率は、売上高31.7%、営業利益38.1%、経常利益40.4%、当期純利益40.6%と、順調なスタートであった。また、2024年2月期実績と2025年2月期予想の合計では、進捗率は売上高63.6%、営業利益78.2%、経常利益81.1%、当期純利益83.4%に達する見通しである。同社の事業エリアである神戸・阪神間・北摂では世帯数は増加傾向にあるものの、神戸市では人口は減少傾向にある。当面は主力の分譲マンション事業は底堅いと見られるが、将来を見据えて新たな事業の育成を目指すことが、推進中の中期経営計画の大きな目的の1つである。中期経営計画の今後の進展状況に注目したい。2. セグメント別の事業展開(1) 分譲マンション販売同社の強みを生かしつつ、足元の環境を踏まえて成長機会を創造する。強みは、地元地域に精通しており、圧倒的な存在感・ブランド力や、常設マンションギャラリーを活用した販売力を有することだ。外部環境は、需給の安定化、世帯数の増加(世帯当たりの人員の減少)、建築コストの増加などが想定される。成長機会・事業戦略としては、地域拡充、共同事業(JV)への取り組み、再開発などを挙げている。引渡戸数目標として2,000戸目処(3期間合計)を掲げ、保有ランドバンクは約2,600戸(2023年2月末時点)である。2024年2月期には、新たに大阪府堺市での供給開始、また同社として初となる兵庫県加古川市での用地仕入などの実績をあげている。(2) 戸建て住宅販売ワコーレブランドを活用し、分譲マンション販売事業を補完する。事業戦略として、重点エリアの設定(神戸市以西の設定)、建築コスト上昇への対応、自由設計住宅の取り組みを挙げる。引渡戸数目標として、前3期間の実績に対して1.5倍増、第1段階として年間50戸体制の確立を目指す。2024年2月期には、2009年から開始した「ワコーレノイエ」が累計供給戸数700戸を突破し、購入者の安心につながるアフターサポートの充実を目指したリフォーム事業を開始している。(3) 不動産賃貸収入創業時から続く事業であり、レジデンス系を中心とした収益安定性の確保、中小型物件を中心としたリスク分散、恒常的に95%超の高稼働率を強みとしている。成長機会・事業戦略として、既存築古物件の建替え・他事業への転用、借地物件の取り組み、プロパティタイプの拡充などを掲げ、計画最終年度の保有戸数目標を約2,200戸としている。(4) その他不動産販売等ここ数年間における成長分野であり、インカム、キャピタルゲインで収益を安定確保している。これまで培った用地仕入・賃貸付けのネットワークを最大限活用し、マンションに不向きな土地でも開発できることを強みに、事業戦略として建築コストの上昇に鑑み最適用地を厳選し、保有年数の最適化(売却時期の検討)を推進している。引渡戸数目標は、販売戸数は600戸超(3期間合計)、保有戸数800戸前後、年間賃貸収入6億円としている。(5) その他の事業方針2023年4月の組織改正により、CS事業部を設置した。既存顧客からのニーズを汲み上げ、ビジネス機会の創造に着手している。また、従来のアライアンス先との関係を強化し、協業体制による新たなビジネスモデルの構築を図っている。2024年2月期には、新たな事業として、金融機関店舗の跡地での共同事業、蓄電池事業への投資、老人ホームの開発など、新規事業への取り組みが進展した。(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) <HN> 2024/05/17 15:09 注目トピックス 日本株 和田興産 Research Memo(8):主力の分譲マンション販売では、2025年2月期竣工物件の8割以上が契約済み *15:08JST 和田興産 Research Memo(8):主力の分譲マンション販売では、2025年2月期竣工物件の8割以上が契約済み ■和田興産<8931>の今後の見通し2. 事業セグメント別見通し事業別には以下のように計画している。(1) 分譲マンション販売売上高について、前期比0.8%減の29,700百万円を計画している。2025年2月期の引渡戸数は同56戸減の630戸であるが、戸当たり平均価格は同3百万円増の47百万円の見通しだ。引渡戸数は減少するものの、販売単価の上昇により概ね前期並みの売上高を計画している。新規エリアとなる大阪府堺市に「ワコーレ北花田レジデンス」を2023年8月に発売。総戸数54戸、OsakaMetro御堂筋線「北花田」駅徒歩10分の好立地で、契約も好調に進捗しており、2025年3月引渡予定である。竣工予定物件は、棟数14棟、総戸数643戸であるが、2024年2月末時点の契約戸数は539戸、契約率は83.8%に達している。さらに、地域別の仕入済未発売プロジェクト数は、神戸市で20棟:915戸、阪神間で9棟:262戸、明石市~姫路市で7棟:391戸、大阪府で6棟:209戸に達しており、同事業が今後も同社の業績を牽引する見通しである。(2) 戸建て住宅販売売上高について、前期比9.1%増の2,200百万円を計画している。2025年2月期の引渡戸数は同6戸増の54戸を計画している。「ワコーレノイエ須磨妙法寺クラステラス」は、神戸市須磨区で、総区画数8区画、神戸市営地下鉄「妙法寺」駅徒歩7分の好立地で、開放的な立地条件を生かして「スカイバルコニー」を全邸に採用している。さらに、地震の揺れを軽減する木造住宅用制震装置「マモリー」も採用している。(3) その他不動産販売売上高について、前期比9.4%増の4,000百万円を計画している。販売用収益物件の売却が好調で、仕入・開発にも注力する。開発中物件は、木造収益物件が8プロジェクト:87戸、鉄骨収益物件が58プロジェクト:823戸、RC収益物件が2プロジェクト:94戸で、合計68プロジェクト:1,004戸である。また、2025年2月期の販売予定物件は、木造収益物件が1プロジェクト:3戸、鉄骨収益物件が14プロジェクト:234戸、合計15プロジェクト:237戸である。そのなかで、神戸市長田区の「ワコーレヴィータ蓮池町」は、総戸数9戸で、山陽電鉄「西代」駅徒歩4分の好立地である。全邸が日当たりの良い南向きであり、届け物の受取りに便利な宅配ボックスを設置している。(4) 不動産賃貸収入売上高について、前期比2.7%減の3,100百万円を計画している。引き続き高稼働率維持により、安定収益を確保する。前期実績では、賃貸収入構成比は、住居73.4%、店舗・事務所等21.6%、駐車場3.1%、トランクルーム他1.9%であった。また前期末時点の稼働率は住居97.8%、店舗・事務所等97.4%、駐車場89.8%であった。そのなかで、「ワコーレヴィータ森北町」は、神戸市東灘区にあり、総戸数27戸で、JR「甲南山手」駅徒歩9分の好立地である。(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) <HN> 2024/05/17 15:08 注目トピックス 日本株 和田興産 Research Memo(7):売上高は横ばいながら高利益率を維持し、営業利益の増益を見込む *15:07JST 和田興産 Research Memo(7):売上高は横ばいながら高利益率を維持し、営業利益の増益を見込む ■和田興産<8931>の今後の見通し1. 2025年2月期の業績見通し2025年2月期の事業環境は、マクロ環境は長らく続いたデフレから、円安を契機に物価上昇や所得状況の改善によりインフレ基調に転換しており、感染症の収束によりサービス消費やインバウンド需要の回復もあり、企業業績も好調に推移しているものの、日銀がマイナス金利を解除するなど今後の金利動向などが懸念される。そうしたなか、不動産・住宅市況は、2024年3月公表の地価公示では全国全用途がバブル期以来の伸び率で、特に三大都市圏は上昇率が拡大している。また、住宅ローン金利の低位安定や政府による住宅取得支援策の継続もあり住宅需要は底堅く推移している一方、建築費は資材価格の高止まりや労務単価の高騰などの影響で依然として高い水準にある。同社が立地する近畿圏のマンション市場を見ると、2023年マンション供給戸数は15,385戸(前年比13.8%減)、2024年販売見込は約16,500戸、戸当たり平均価格は4,666万円(同0.7%増)、平方メートル単価は79.0万円(同2.1%増)であり、価格は上昇しているものの供給が減少していることから受注は好調で、契約率平均は71.4%(前期比1.3ポイント低下)と好不調の分岐点といわれる70%を上回っている。同社が地盤とする神戸市・阪神間では、2023年マンション供給戸数は神戸市971戸(同35.5%減)、兵庫県下1,695戸(同15.0%減)、戸当たり平均価格は神戸市4,958万円(同27.5%増)、兵庫県下5,243万円(同7.3%増)、平方メートル単価は神戸市85.8万円(同15.3%増)、兵庫県下72.3万円(同6.6%増)であり、特に神戸市では価格が大きく上昇していることから供給戸数は大幅減となっている。こうした事業環境踏まえて、同社では2025年2月期の業績は、売上高で前期比0.4%増の39,000百万円、営業利益で同3.8%増の4,700百万円、経常利益で同0.5%減の3,800百万円、当期純利益で同2.3%増の2,700百万円を計画している。売上高は横ばいであるものの、2025年2月期は利益率の高いプロジェクトを予定していることから、営業利益は増益を見込んでいる。同社の主力である分譲マンション販売では、2025年2月期に竣工予定のうち戸数ベースで8割強の販売契約を有していることもあり、同社では計画達成に自信を持っている。(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) <HN> 2024/05/17 15:07 注目トピックス 日本株 和田興産 Research Memo(6):資産合計は増加したものの純資産も増加し、十分な安全性を確保 *15:06JST 和田興産 Research Memo(6):資産合計は増加したものの純資産も増加し、十分な安全性を確保 ■業績動向3. 財務状況と経営指標和田興産<8931>の2024年2月期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比15,084百万円増加の101,228百万円となった。流動資産は同14,636百万円増加の72,380百万円となった。主な要因は、2025年2月期以降の事業用地取得や建築進捗などによる棚卸資産(販売用不動産及び仕掛販売用不動産)の増加9,668百万円、現金及び預金の増加5,589百万円などによる。仕掛販売用不動産は分譲マンション用地の仕入進捗に伴い増加したが、用地のままのものや建築中のものまで含まれることから、2025年2月期~2027年2月期に収益貢献する見通しだ。また、現金及び預金は、販売代金の回収により増加したものだ。固定資産は同448百万円増加の28,847百万円となった。主な要因は、賃貸物件の新築投資などにより、有形固定資産が321百万円増加したことによる。負債合計は前期末比13,005百万円増加の70,569百万円となった。流動負債は同5,661百万円増加の34,723百万円となった。主な要因は、前受金の増加2,797百万円、仕入債務の増加1,621百万円、短期借入金など(1年以内返済予定の長期借入金、社債を含む)の増加762百万円などによるものだ。前受金の増加は、販売代金の回収に伴うものだ。仕入債務の増加は、期末物件の建築費支払による増加であった。固定負債は同7,343百万円増加の35,846百万円となった。主な要因は、プロジェクト用地仕入の進捗により長期借入金(社債を含む)の増加7,305百万円による。また、純資産合計は前期末比2,079百万円増加の30,658百万円となった。主な要因は、利益処分に伴う利益配当金599百万円などに対し、当期純利益2,638百万円の計上などによるものである。以上から、有利子負債(長短借入金等)は前期末比8,067百万円増加の52,589百万円となった。安全性指標の自己資本比率は30.3%(同2.9ポイント低下)、D/Eレシオ(有利子負債資本倍率)は1.7倍(同0.1上昇)となった。自己資本比率は、2023年3月期プライム・スタンダード・グロース市場の不動産業平均32.9%と概ね同水準であり、十分な安全性を維持している。また、収益性指標でも、ROA(総資産経常利益率)4.1%(同0.2ポイント上昇)、ROE(自己資本当期純利益率)8.9%(同0.3ポイント上昇)で、2023年3月期プライム・スタンダード・グロース市場の不動産業平均4.1%、8.6%と概ね同水準で、十分な収益性も確保していると評価できる。4. キャッシュ・フローの状況2024年2月期末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前期末に比べ5,830百万円増加し、14,970百万円となった。営業活動の結果減少した資金は、1,176百万円(前期は2,153百万円の増加)となった。主な要因は、税引前当期純利益の計上3,822百万円、前受金の増加2,797百万円、建築代金支払などによる仕入債務の増加1,621百万円などによる資金の増加に対し、2025年2月期以降の事業用地取得などによる棚卸資産の増加9,907百万円などによる資金の減少によるものである。投資活動の結果減少した資金は、458百万円(前期は1,066百万円の減少)となった。主な要因は、賃貸物件取得などの設備投資742百万円などによる資金の減少によるものである。財務活動の結果増加した資金は、7,466百万円(前期は6,636百万円の減少)となった。主な要因は、分譲マンションなどの引渡完了に伴う長期借入金の返済による減少11,946百万円などの資金の減少に対し、分譲マンション用地購入などの資金調達による長期借入金の増加21,517百万円などによる資金の増加によるものである。(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) <HN> 2024/05/17 15:06 みんかぶニュース 市況・概況 ETF売買動向=17日大引け、全銘柄の合計売買代金2147億円  17日の上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買状況は、ETF・ETN合計の売買代金が前日比28.9%減の2147億円。うち、日経平均株価に連動するETF(ベアETF・レバレッジETFを含む)22銘柄の売買代金は同29.4%減の1707億円だった。  個別ではグローバルX US テック・トップ20 ETF <2244> 、NEXT FUNDS外国REIT・S&P先進国 <2515> 、WisdomTree 貴金属バスケット <1676> 、NEXT FUNDS新興国株式 <2520> 、MAXIS全世界株式(オール・カントリー) <2559> など37銘柄が新高値。JPX日経400ベア2倍上場投信(ダブルインバース) <1469> 、中国H株ベア上場投信 <1573> 、NEXT 香港ハンセン・ベア <2032> 、NEXT 東証グロース市場250 <2042> が新安値をつけた。  そのほか目立った値動きではWisdomTree 銀上場投資信託 <1673> は11.43%安と大幅に下落。  日経平均株価が132円安の大幅下落となるなか、日経平均に連動するETFでは、NEXT日経平均レバレッジ <1570> が売買代金1146億3200万円となり東証全銘柄でトップ。ただ、売買代金は過去5営業日の平均1343億9100万円を大きく下回っており低調。  その他の日経平均ETFでは楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 <1458> が97億7100万円、NEXT 日経225連動型 <1321> が91億3000万円、日経平均ブル2倍上場投信 <1579> が83億4100万円、日経平均ベア2倍上場投信 <1360> が77億8900万円、NEXT 日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が65億9500万円の売買代金となった。 株探ニュース 2024/05/17 15:05 注目トピックス 日本株 和田興産 Research Memo(5):分譲マンション販売は減収減益ながら、好採算プロジェクトにより利益率は上昇 *15:05JST 和田興産 Research Memo(5):分譲マンション販売は減収減益ながら、好採算プロジェクトにより利益率は上昇 ■業績動向2. 事業セグメント別動向(1) 分譲マンション販売主力の分譲マンション販売においては、開発基盤となる用地価格や建築コストが上昇しているものの、住宅ローン金利の低水準や住まいに利便性を求める傾向が強まっていることから、分譲マンション市場は比較的堅調に推移しており、和田興産<8931>では新規発売物件を中心に契約獲得に向けた販売活動及び引渡計画を推進した。その結果、2024年2月期の発売戸数は、神戸・明石・阪神間を中心に、11棟473戸(前期比29.6%減)で、契約については、584戸(同9.3%減)、29,045百万円(同3.9%減)となり、それにより期末時点の契約済未引渡戸数は690戸(同12.9%減)で、当該残高は33,579百万円(同2.6%減)となった。また、ワコーレシティ立花など14棟の竣工により、引渡戸数については686戸(同0.7%増)となった。以上から、売上高は29,927百万円(同20.0%減)、営業利益(全社費用控除前、以下同)は4,170百万円(同7.4%減)となった。以上の結果、利益率は13.9%(同1.9ポイント上昇)となった。2024年2月期は好採算プロジェクトが多く、仕入時に想定した価格より高く売れたためであり、毎年の販売物件により利益率は上下する。また、最近の建築費上昇については、販売価格に転嫁できている。(2) 戸建て住宅販売戸建て住宅販売においては、新規発売物件を中心に契約獲得に向けた販売活動に注力した。その結果、2024年2月期の戸建て住宅は48戸の引渡しにより、売上高は2,017百万円(前期比82.9%増)、営業利益は152百万円(前期は2百万円の利益)となり、利益率は前期の0.2%から7.6%に上昇した。前期は分譲マンション販売が好調だったことで、戸建て住宅販売を抑えた反動もあり、大幅な増収増益となった。(3) その他不動産販売その他不動産販売においては、賃貸マンション・宅地など20物件を販売し、2024年2月期の売上高は3,657百万円(前期比232.6%増)、営業利益は130百万円(同128.0%増)、利益率は3.6%(同1.6ポイント低下)となった。(4) 不動産賃貸収入不動産賃貸収入においては、同社が主力としている住居系は比較的安定した賃料水準を維持しており、入居率向上と滞納率の改善に努めると同時に、最適な賃貸不動産のポートフォリオ構築のため、新規物件の取得など賃貸収入の安定的な確保を目指した。その結果、2024年2月期の不動産賃貸収入は3,185百万円(前期比5.4%増)、営業利益は1,117百万円(同56.1%増)、利益率は35.1%(同11.4ポイント上昇)となった。前期には全体の利益が計画より上振れしたことから大規模修繕を前倒しで実施した反動によって、不動産賃貸収入は大幅増益であった。(5) その他2024年2月期の売上高は、解約手付金収入、保険代理店手数料収入及び仲介手数料などで38百万円(前期比58.2%減)、営業利益は35百万円(同57.6%減)、利益率は91.5%(同1.2ポイント上昇)となった。(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) <HN> 2024/05/17 15:05 注目トピックス 市況・概況 日経平均大引け:前日比132.88円安の38787.38円 *15:04JST 日経平均大引け:前日比132.88円安の38787.38円 日経平均は前日比132.88円安の38787.38円(同-0.34%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前日比8.08pt高の2745.62pt(同+0.30%)。 <CS> 2024/05/17 15:04 注目トピックス 日本株 和田興産 Research Memo(4):期初の予想利益を大きく上回る好決算 *15:04JST 和田興産 Research Memo(4):期初の予想利益を大きく上回る好決算 ■和田興産<8931>の業績動向1. 2024年2月期の業績概要2024年2月期におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や感染症収束などで個人消費の持ち直し及びインバウンド需要の回復が見られ、サービス消費を中心に経済活動正常化の流れが活発化した。一方、不透明な海外情勢や円安長期化による物価上昇に伴う個人消費停滞懸念、金融資本市場の変動など、国内外の経済動向は先行き不透明な状況が続いている。不動産業界においては、政府の住宅取得支援策の継続や住宅ローン金利の低位安定などで、住宅需要は底堅く推移しているが、建築コストの高止まりによる販売価格への影響や日銀の金融政策による金利動向などが懸念される状況である。こうした事業環境のなか、同社は新たな用地取得や販売契約の獲得を目指し営業活動に取り組んできた。その結果、2024年2月期の業績は、売上高で前期比9.1%減の38,825百万円、営業利益で同3.2%増の4,528百万円、経常利益で同5.9%増の3,820百万円、当期純利益で同10.8%増の2,638百万円と、減収増益決算であった。2024年2月期第3四半期決算発表時の修正予想に対しては、売上高と営業利益はおおむね予想通り、また経常利益と当期純利益は小幅に上回って着地した。また、2023年2月期決算発表時の期初予想比では、売上高は予想通りであったが、営業利益は予想比25.8%増、経常利益は同36.4%増、当期純利益は同38.9%増と大幅に上回った。分譲マンションの販売が好調に推移し、広告宣伝費等も低減できたことが主因である。以上から、営業利益率は前期比1.4ポイント上昇の11.7%、経常利益率は同1.4ポイント上昇の9.8%、当期純利益率も同1.2ポイント上昇の6.8%と軒並み改善している。(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) <HN> 2024/05/17 15:04 みんかぶニュース 市況・概況 東証グロース(大引け)=値上がり優勢、かっこ、コパがS高  17日大引けの東証グロース市場は値上がり銘柄数284、値下がり銘柄数244と、値上がりが優勢だった。  個別ではかっこ<4166>、コパ・コーポレーション<7689>がストップ高。AHCグループ<7083>、ビジネスコーチ<9562>は一時ストップ高と値を飛ばした。トラストホールディングス<3286>、ステラファーマ<4888>、リアルゲイト<5532>、GMO TECH<6026>など5銘柄は年初来高値を更新。モンスターラボホールディングス<5255>、クリングルファーマ<4884>、AVILEN<5591>、INCLUSIVE<7078>、アドベンチャー<6030>は値上がり率上位に買われた。  一方、ジーエヌアイグループ<2160>、アスカネット<2438>、ユナイテッド<2497>、ピクスタ<3416>、ホットリンク<3680>など42銘柄が年初来安値を更新。アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>、コンヴァノ<6574>、フレアス<7062>、アイビス<9343>、クオリプス<4894>は値下がり率上位に売られた。 株探ニュース 2024/05/17 15:03 注目トピックス 日本株 和田興産 Research Memo(3):分譲マンション販売が同社事業の柱 *15:03JST 和田興産 Research Memo(3):分譲マンション販売が同社事業の柱 ■事業概要和田興産<8931>では、セグメントを分譲マンション販売、戸建て住宅販売、その他不動産販売、不動産賃貸収入の4つに分けて開示している。2024年2月期の実績では、分譲マンション販売が売上高の77.1%、営業利益(全社費用控除前、以下同)の74.4%を占める同社の主力事業である。また、戸建て住宅販売が売上高の5.2%、営業利益の2.7%、その他不動産販売が売上高の9.4%、営業利益の2.3%、不動産賃貸収入が売上高の8.2%、営業利益の19.9%、その他が売上高の0.1%、営業利益の0.6%を占めている。不動産賃貸収入は、既存収益物件の賃貸では多額の原価が不要のこともあり、利益率が最も高くなっている。各事業の内容は以下のとおりである。1. 分譲マンション販売同社売上高の約8割を占める主力事業である。1991年から和田興産レジデンスに由来する「ワコーレ」のブランド名で、日本有数の住宅地である神戸市・阪神間やその周辺地域を主要エリアとして、主に中小型の分譲マンション開発を手掛けている。また他の事業でも、ブランド名に「ワコーレ」を冠して統一している。「プレミアムユニーク」をコンセプトに掲げ、「街の風物詩」として安心・安全を基本とした街並みに調和したマンションを目指すことに加え、機能性や快適性を重視し最新の住宅設備を取り入れるなど、企画力を追求した住まいづくりを行っている。同社では、品質重視のマンション開発を行っており、資産性及び安全性を重視し、開発時点から再販価値を考えたマンションづくりを目指している。従来から50戸前後の中規模分譲マンション開発が中心であるが、近年は100戸以上の大型マンションにも取り組んでいる。また、市街地駅近物件が増加し、大阪府、姫路市などへエリアを拡大している。さらに、営業エリア各地にマンションギャラリーを常設化することで、価格競争力、利益率の向上を目指している。なお、同社は自社で販売部門を持たず、販売をすべて外部に委託していることから、「売れるマンションづくり」をキーワードに、企画及びデザインなどの商品力で顧客に遡及する戦略をとっている。1991年3月の事業開始から、「ワコーレ」の累積供給実績は2024年2月末時点で552棟21,362戸(着工ベース)に達し、2023年には近畿圏供給棟数第3位、神戸市内供給棟数26年連続第1位(1998年〜2023年)、神戸市内供給戸数第1位(2023年)を誇る。仕入から竣工・引渡までは、50戸〜100戸の物件では、平均2年〜2.5年であるが、着工して1〜2ヵ月で発売し契約を進めることで、価格変動リスクを回避している。安定した市場環境が続いており、同社のマンションは多様な間取りを企画することから幅広い層のニーズを捉えているため、早期の契約に結び付いている。2024年2月期のプロジェクト事例としては、ワコーレ福島野田ザ・レジデンス(大阪市福島区、総戸数56戸)、ワコーレ武庫之荘ノースグラン(兵庫県尼崎市、総戸数84戸)、ワコーレシティ立花(兵庫県尼崎市、総戸数132戸)などがある。2. 戸建て住宅販売中小規模の宅地造成開発を行い、戸建て住宅を販売する事業である。2009年より新たなブランド名「ワコーレノイエ」で、主に神戸・阪神間を中心に北摂地域を含め、分譲マンション販売で培った用地仕入のネットワークを活用し、デザイン性や企画力など付加価値を重視している。他社との差別化を図るため、10戸程度の小規模な開発であっても、街並みづくりを基本としつつ、年間供給戸数の着実な積み上げを目標に事業展開を進めている。戸建て住宅では、仕入から竣工・引渡までは、半年~1年が平均的だ。最近のプロジェクト事例としては、ワコーレノイエ西宮樋ノ口町(兵庫県西宮市、総戸数17戸)、ワコーレノイエ鈴蘭台南町(神戸市北区、総戸数20戸)などがある。3. その他不動産販売主に小型収益マンションの企画開発及び販売を行う事業である。ブランド名は、RC(鉄筋コンクリート)・鉄骨収益マンションでは「ワコーレヴィータ」、また木造収益アパートでは「ワコーレヴィアーノ」としている。また、保有不動産の有効活用を推進していく過程において、販売によってその不動産の価値に増大が見込めるような場合には、マンションや戸建て用地の素地売却なども行っている。鉄骨収益マンション及び木造収益アパートでは、仕入から竣工まで約1年、竣工後2~3年ほど保有して賃貸収入を得たのち売却することが平均的だ。最近のプロジェクト事例としては、ワコーレヴィータ須磨海浜公園(神戸市須磨区、総戸数40戸)、ワコーレヴィアーノ須磨天神町(神戸市須磨区、総戸数15戸)などがある。4. 不動産賃貸収入創業時から続く安定収益事業であり、レジデンスを中心に、店舗・事務所、駐車場などを運営している。神戸市及び阪神エリアを中心に、主に駅より半径1km以内の交通利便性を重視した賃貸マンションを保有し、賃貸収入を得ている。設備、機能性を重視しており、ペット対応型マンションや、デザイナーズ・マンションなど、独自性のあるマンションを提供している。また新築物件を自社開発しており、将来的に分譲開発案件へ転換するケースも視野に入れている。新築に比べて建築コストの抑制と工期短縮が見込まれる、バリューアップ方式(既存賃貸物件を購入し、改修工事により資産価値増大を図ること)の賃貸マンション開発も行っている。稼働率95%以上の高水準を維持しており(駐車場を除く)、2024年2月末現在の保有資産構成は、レジデンス74.6%、店舗・事務所など18.6%、駐車場0.5%、トランクルーム他6.3%である。保有物件の事例としては、ワコーレヴィータ住吉東町(神戸市東灘区、総戸数12戸)、ワコーレ神戸三宮ビル(神戸市中央区、B1〜2Fは店舗、3〜9Fは事務所)などがある。5.その他「その他」には、報告セグメントには含まれない解約手数料収入、保険代理店手数料収入、仲介手数料などが含まれる。(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) <HN> 2024/05/17 15:03 みんかぶニュース 市況・概況 ETF売買代金ランキング=17日大引け  17日大引けの上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買代金ランキングは以下の通り。                   売買代金       銘柄名    売買代金 増加率(%)   株価 1. <1570> 日経レバ    114632   -31.4    28250 2. <1458> 楽天Wブル    9771   -9.0    33320 3. <1321> 野村日経平均   9130   -29.0    40480 4. <1579> 日経ブル2    8341   -22.6    30160 5. <1360> 日経ベア2    7789   -29.0    358.0 6. <1357> 日経Dインバ   6595   -33.2     146 7. <1306> 野村東証指数   6578   -19.8   2902.5 8. <1459> 楽天Wベア    5878   -22.7     590 9. <2644> GX半導日株   3741   55.6    4780 10. <1568> TPXブル    3637   -30.6    49250 11. <1545> 野村ナスH無   3290   68.9    29370 12. <1571> 日経インバ    2255   -13.7     626 13. <1655> iS米国株    1903   58.2    595.8 14. <1615> 野村東証銀行   1676   -47.2    342.8 15. <2621> iS米20H   1659   -11.3    1230 16. <1365> iF日経Wブ   1394   -31.7    43530 17. <2038> 原油先Wブル   1287   25.9    2279 18. <1489> 日経高配50   1063   -69.3    2323 19. <1678> 野村インド株   1056   10.8    363.3 20. <1540> 純金信託      973   -24.1    11255 21. <1330> 日興日経平均    967   -37.7    40550 22. <1329> iS日経      897   -29.9    40370 23. <2244> GXUテック    879    0.5    1988 24. <1320> iF日経年1    829   -29.6    40360 25. <2243> GX半導体     810   -48.9    1866 26. <1358> 日経2倍      777   -28.8    52580 27. <1482> iS米債7H    684   -63.1    1711 28. <2558> MX米株SP    675   -7.8    23790 29. <2559> MX全世界株    673   -16.0    20465 30. <1488> iFREIT    648   14.9   1860.5 31. <1557> SPDR5百    566   66.5    82400 32. <2516> 東証グロース    561   -62.5    495.4 33. <1346> MX225     550   -28.4    40280 34. <2620> iS米債13    544   -16.4    350.8 35. <1671> WTI原油     453   -14.8    3275 36. <1475> iSTPX     450   -25.4    2841 37. <1356> TPXベア2    434   -44.3    382.4 38. <1366> iF日経Wベ    424   -29.0     382 39. <2566> 日興ESGリ    352   16.9   1010.5 40. <1547> 日興SP5百    340   -41.3    8977 41. <1308> 日興東証指数    334   -41.4    2866 42. <2869> iFナ百Wブ    328   -66.4    39970 43. <1343> 野村REIT    320   -56.0   1930.5 44. <1699> 野村原油      313   31.0    438.4 45. <2036> 金先物Wブル    303   107.5    58470 46. <2563> iS米国株H    287   -68.5    308.3 47. <1563> グロースコア    274   -30.8    2153 48. <1367> iFTPWブ    255   -18.8    38290 49. <1542> 純銀信託      235   -53.9    13785 50. <2017> iFプ150    231   42.6    1070 ※売買代金単位:100万円、売買代金増加率:前日に比べた増減率(%) 株探ニュース 2024/05/17 15:02 みんかぶニュース 市況・概況 日経平均17日大引け=4日ぶり反落、132円安の3万8787円  17日の日経平均株価は前日比132.88円(-0.34%)安の3万8787.38円と4日ぶり反落し取引を終了した。東証プライムの値上がり銘柄数は999、値下がりは590、変わらずは60と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回った。  日経平均マイナス寄与度は71.59円の押し下げで東エレク <8035>がトップ。以下、ファストリ <9983>が36.29円、テルモ <4543>が18.7円、信越化 <4063>が14.71円、トレンド <4704>が6.87円と並んだ。  プラス寄与度トップはトヨタ <7203>で、日経平均を13.73円押し上げ。次いでコナミG <9766>が8.66円、オリンパス <7733>が7.32円、アドテスト <6857>が6.02円、レーザーテク <6920>が5.23円と続いた。  業種別では33業種中21業種が値上がり。1位は銀行で、以下、電気・ガス、輸送用機器、海運が続いた。値下がり上位には精密機器、その他製品、化学が並んだ。 株探ニュース 2024/05/17 15:02 みんかぶニュース 市況・概況 <動意株・17日>(大引け)=くすりの窓口、イーガーディ、平田機工など  くすりの窓口<5592.T>=朝安後に切り返す。この日、電子処方箋の実証実験エリア内にある山形県酒田市のセブン─イレブン14店舗に、「セルフ処方箋受付機」と「お薬受取りロッカー」を導入したと発表。今後の事業展開を期待した買いを誘う格好となったようだ。電子処方箋をもとに受付サービスから予約を行うと、調剤薬局が準備した薬を、セブン─イレブンの対象店舗に設置されたロッカーで受け取ることができるという。  イー・ガーディアン<6050.T>=3日ぶり反発で年初来高値更新。16日の取引終了後、詐欺広告などの検知に有効なAIシステム「ROKA Custom」を開発し、監視サービスへの導入を開始したと発表しており、材料視されたようだ。不適切画像の検知を判定するための画像認識モデルを自由に構築・運用できるAIシステムを開発。著作物の無断利用や、オークションサイトでの不正出品などでの利用も想定する。  平田機工<6258.T>=堅調。16日の取引終了後、電気自動車(EV)向けバッテリー充放電関連設備案件を受注したと発表した。受注金額は約25億円。受注先は非開示。これが手掛かりとなっている。  かっこ<4166.T>=ストップ高。16日の取引終了後、不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」に関し、ゲオストア(名古屋市中区)が導入したと発表。これを手掛かり視した買いが集まったようだ。ゲオストアが運営する家電などのサブスクレンタルサービスで導入後、クレジットカードの不正利用がなくなるといった効果が出たことから、同社の公式通販サイト「ゲオオンラインストア」で導入する運びとなったという。  フェイスネットワーク<3489.T>=大幅続伸で上場来高値を更新。16日の取引終了後、三菱地所<8802.T>が開発した総合スマートホームサービス「HOMETACT」を活用した商品開発に関する基本合意書を同社と締結したと発表した。フェイスNWの高級賃貸レジデンス「THE GRANDUO」に、同サービスを導入する。あわせて、快適な居住空間の提供に向けてファイテン(京都市中京区)と業務提携契約を締結したとも発表。今後の業績へのポジティブな影響を見込んだ買いが入ったようだ。菱地所のHOMETACTを「THE GRANDUO 南青山」に導入する。今後、THE GRANDUOシリーズへの標準採用への協議を進めるほか、東京・城南3区エリアを中心とする「GranDuo」シリーズへのHOMETACT導入パッケージの検討も進める。また、THE GRANDUOにおいて、ファイテンのナノメタックスコーティング技術を導入することなどを通じ、心身の健康につながる居住空間を構築する。  DDグループ<3073.T>=頑強な値動き。4日ぶりに反発に転じている。「わらやき屋」などの居酒屋やダイニングをはじめ複数の業態の飲食店を運営するほか、ホテルや不動産事業にも展開する。飲食店は脱コロナを背景とした人流回復によって前年同月比で増勢が続いている。同社が16日取引終了後に発表した4月の月次売上高は既存店ベースで前年同月比8.5%増(全店ベースは5.5%増)と好調で、これが好感された。株価はここ25日移動平均線をサポートラインに狭いゾーンでのもみ合いが続き売り物がこなれており、一方で信用買い残の整理が進捗していることも需給面のポジティブ要因として投資資金の流入を促している。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS 2024/05/17 15:02 みんかぶニュース 市況・概況 東証スタンダード(大引け)=値上がり優勢、住石HDがS高  17日大引けの東証スタンダード市場は値上がり銘柄数873、値下がり銘柄数562と、値上がりが優勢だった。  個別では住石ホールディングス<1514>がストップ高。錢高組<1811>、サンユー建設<1841>、オルバヘルスケアホールディングス<2689>、和弘食品<2813>、ランドネット<2991>など34銘柄は年初来高値を更新。山大<7426>、ソマール<8152>、ペッパーフードサービス<3053>、ニチリョク<7578>、グッドライフカンパニー<2970>は値上がり率上位に買われた。  一方、アルファ<4760>、レアジョブ<6096>がストップ安。ヨシタケ<6488>は一時ストップ安と急落した。東洋精糖<2107>、ヒップ<2136>、林兼産業<2286>、YE DIGITAL<2354>、Aoba-BBT<2464>など87銘柄は年初来安値を更新。アルメディオ<7859>、ホリイフードサービス<3077>、倉元製作所<5216>、メディアリンクス<6659>、大同信号<6743>は値下がり率上位に売られた。 株探ニュース 2024/05/17 15:02 注目トピックス 日本株 和田興産 Research Memo(2):長い歴史を誇り、地元での認知度が極めて高い総合不動産会社 *15:02JST 和田興産 Research Memo(2):長い歴史を誇り、地元での認知度が極めて高い総合不動産会社 ■会社概要1. 会社概要和田興産<8931>は、1899年の創業以来125年の長い歴史を有する総合不動産会社であり、不動産販売事業(分譲マンション・戸建て住宅及び宅地などの開発・販売)と賃貸その他事業(マンション・店舗及び駐車場などの賃貸・管理)を主な事業内容とする。日本有数の住宅地である神戸市、明石市、阪神間を中心に事業展開し、特に本社を構える神戸市では、2023年までマンション分譲実績で26年連続1位を誇っている。また、日本経済新聞社大阪本社「第26回(2023年)マンションブランドアンケート関西版」によれば、企業とブランド名の組み合わせ認知度で6位、「個性がある」ブランドで7位、「親しみがある」ブランドで3位と、大手事業者の中でも同社の地元での存在感は大きいと言える。企業理念として「共生(ともいき)」を掲げている。人と人とのつながりを大切に、共に支えあい、自分の生き方が他の人の幸せにつながることを歓びとするという想いのもと、住む人一人ひとりの気持ちに応えながら、自身の生き方にフィットするオンリーワンの住まいづくりを心がけている。同社では、7つの観点(暮らしと共に、豊かさと共に、街と共に、環境と共に、こどもと共に、みんなと共に、未来と共に)で持続可能な社会づくりに貢献する「ナナトモ サステナビリティ」を宣言している。また、プロダクトコンセプトとして、「プレミアムユニーク(価値ある独創)」を掲げ、住む人にとってオンリーワン(かけがえのない)住まいづくりとして、ものづくりと住む人の気持ちにこだわった同社が目指すべき住まいのあり方を示している。いつまでも変わらぬ愛着と、住まいとしての価値を誇れる、住む人にとっての「プレミアムユニーク」を神戸発・神戸ブランドとして発信している。同社では、「地域密着」で事業展開することで、3つの強みを有している。第1は、「用地取得力」である。地元の不動産仲介会社と長年の付き合いを通じ、用地情報を他社よりも早くキャッチできる。第2に、その土地を生かすための「企画力」である。地域に根差し、地域と共に歩んできたからこそ、その土地に寄り添ったこだわりの企画を実現できている。第3に、「ネットワーク力」である。土地を生かすための企画を考え、実現するためには社内外を超えた「人」との協力が必要不可欠であるが、長年にわたって築いた信頼関係と協力体制を有している。これらの強みを発揮することで、年々業容を拡大している。2024年2月末現在、従業員数は122名(うち正社員108名)である。2022年5月より、創業家の和田 剛直(わだ たけなお)氏が代表取締役会長、溝本 俊哉(みぞもと としや)氏が代表取締役社長を務め、両氏のリーダーシップのもと、着実に中期経営計画を推進している。2. 沿革同社の歴史は、1899年1月に神戸市で不動産賃貸業を創業したことに遡る。その後、1966年12月に和田興産(有)を設立し、1979年9月には和田興産(株)に改組した。創業時以来、不動産賃貸業を行っていたが、1968年3月より宅地開発・分譲・木造戸建住宅の販売を開始している。また、1982年4月には分譲マンションの1棟販売を開始し、1985年12月には賃貸マンション事業を本格的に開始した。1991年3月より自社ブランド「ワコーレ」として分譲マンション事業を本格化した。1996年6月には、阪神淡路大震災からの復興のため、優良建築物等整備事業に従事している。さらに、2007年5月には木造戸建住宅の販売を本格化し、2012年8月には大阪府下でマンション供給を開始し、2013年8月には阪神地区で不動産仲介を行う(株)日住サービスと資本業務提携し、2016年2月には阪神間を中心に分譲・賃貸マンションの管理を行う晴耕雨耕(株)とも資本業務提携をするなど、神戸市、明石市、阪神間を中心に年々事業を拡大してきた。2005年3月より首都圏で分譲マンション販売を行っていたが、リーマンショックを期に原点回帰を目指し、2016年2月には東京営業所を閉鎖した。現在は、近畿圏で地域密着型経営を推進している。事業拡大に伴い、2004年9月にはJASDAQ市場に株式を上場し、2020年4月には東証2部へ市場変更、2022年4月には東証スタンダード市場に移行している。(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) <HN> 2024/05/17 15:02 注目トピックス 日本株 和田興産 Research Memo(1):神戸市でマンション分譲実績1位を続ける総合不動産会社 *15:01JST 和田興産 Research Memo(1):神戸市でマンション分譲実績1位を続ける総合不動産会社 ■要約和田興産<8931>は、1899年の創業以来125年の長い歴史を有する総合不動産会社である。日本有数の住宅地である神戸市、明石市、阪神間を中心に事業展開し、特に本社を構える神戸市では、マンション分譲実績は2023年まで26年連続1位を誇る。主力の分譲マンション販売に加えて、戸建て住宅販売、その他不動産販売、不動産賃貸収入の4事業を行っており、中期経営計画(2024年2月期〜2026年2月期)の推進により、さらなる発展を目指す。2022年4月に、東京証券取引所(以下、東証)第2部からスタンダード市場に移行している。1. 2024年2月期の業績概要2024年2月期の業績は、売上高で前期比9.1%減の38,825百万円、営業利益で同3.2%増の4,528百万円、経常利益で同5.9%増の3,820百万円、当期純利益で同10.8%増の2,638百万円の減収増益決算であった。期初予想比では、営業利益は25.8%増、経常利益は同36.4%増、当期純利益は同38.9%増と大幅に上回った。これは、分譲マンションの販売が好調に推移し、広告宣伝費等も低減できたことが主因である。主力の分譲マンション販売は減収減益であったが、好採算プロジェクトが多く引き続き高い利益率を維持し、全体の業績を支えた。戸建て住宅販売とその他不動産販売は引渡増加により、大幅な増収増益となった。また、不動産賃貸収入は、前期に大規模修繕を前倒しで実施した反動から、小幅増収、大幅増益であった。事業拡大に伴い借入金が増加したものの、自己資本比率は30.3%、ROAは4.1%、ROEは8.9%で、いずれもプライム・スタンダード・グロース市場の不動産業平均並みの水準で、十分な安全性・収益性を確保している。中間配当26.0円、期末配当34.0円(記念配当2.0円を含む)、合計60.0円と前期比10.0円の増配を実施した。2. 2025年2月期の業績見通し2025年2月期の業績は、売上高で前期比0.4%増の39,000百万円、営業利益で同3.8%増の4,700百万円、経常利益で同0.5%減の3,800百万円、当期純利益で同2.3%増の2,700百万円を計画している。売上高は横ばいであるものの高利益率を維持し、営業利益は増益を見込んでいる。同社の主力である分譲マンション販売では2025年2月期に竣工予定のうち戸数ベースで8割以上が契約済で、引渡戸数は減少するものの販売単価の上昇により前期並みの売上高を計画している。戸建て住宅販売は前期を上回る引渡しを計画し、その他不動産販売も販売用収益物件の売却が好調で、いずれも増収を見込む。不動産賃貸収入は小幅減収の計画だが、高稼働率維持により安定収益を確保する。以上から、中間配当26.0円、期末配当39.0円、合計65.0円と同5.0円の増配を計画し、引き続き株主還元にも十分に配慮していると評価できる。3. 中期経営計画中期経営計画(2024年2月期〜2026年2月期)では、3期間合計の数値計画として、売上高1,224億円(前3期間比1%減)、営業利益118億円(同7%増)、経常利益94億円(同8%増)、当期純利益64億円(同6%増)を計画する。また、KPI(重要業績指標)として、ROE8%以上、D/Eレシオ2倍以内を目標としている。将来を展望し、「地域に根差した総合不動産業」への道筋を創ることをテーマとし、前3期間の実績合計を上回る利益水準を確保し、将来を見据えた収益構造の転換による事業セグメントの最適化を目標としている。新たな地域、事業、分野等への挑戦や、人材戦略、アライアンスの有効活用、ESG、SDGsの推進を重点戦略としており、計画に対する2024年2月期実績の進捗率は、売上高31.7%、営業利益38.1%と順調なスタートを切った。2025年2月期以降も、計画達成に向けて邁進する。■Key Points・2024年2月期は減収増益となったが、各利益は期初予想を大きく上回って着地。分譲マンションの販売が好調に推移し、広告宣伝費等も低減できたことが主因。十分な安全性・収益性を確保し、増配を実施・2025年2月期は、売上高は横ばいながら高利益率を維持し、営業利益は増益を計画。増配を計画し、引き続き株主還元にも配慮・中期経営計画では、3期間合計の売上高は横ばいで、利益拡大を優先する。初年度の2024年2月期は順調なスタート(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) <HN> 2024/05/17 15:01 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」3位にコンヴァノ  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の17日午後2時現在で、コンヴァノ<6574.T>が「売り予想数上昇」で3位となっている。  ネイルサロンを展開する同社は10日、24年3月期の連結決算を発表。最終赤字は前の期から拡大し1億9900万円となった。今期は単体ベースで2億3000万円の最終赤字を見込む。決算発表前に調整色を強めていた同社株は下値拾いの買いが入り、値幅取りの買いも誘う形となって急騰。14日には株式の立会外分売の実施を発表しながらも、上値を指向した。ただ足もとでは騰勢が一服した格好となり、反動安を見込む投資家の存在が、売り予想数の増加につながったとみられている。 出所:MINKABU PRESS 2024/05/17 14:57 注目トピックス 日本株 出来高変化率ランキング(14時台)~アルメディオ、住石HDなどがランクイン *14:53JST 出来高変化率ランキング(14時台)~アルメディオ、住石HDなどがランクイン ※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [5月17日 14:33 現在](直近5日平均出来高比較)銘柄コード   銘柄名   出来高   5日平均出来高   出来高変化率   株価変化率<7859> アルメディオ    9978200  223680  357.79% -0.1545%<4176> ココナラ      6315500  441700  292.16% -0.022%<1514> 住石HD      48762700  2853380  291.56% 0.22%<6597> HPCシステムズ  305200  26960  261.01% -0.0469%<9260> Wismetac  348900  33580  254.21% -0.0391%<1434> JESCOHD   666400  110240  208.14% -0.0522%<2656> ベクターHD    442100  66060  204.81% 0.0573%<2512> NF外債ヘ     51740  45884  198.11% -0.0029%<4884> クリングル     564500  93600  181.09% 0.1306%<6800> ヨコオ       787500  147500  166.96% 0.1058%<6276> シリウスV     307300  64560  153.13% -0.0631%<5595> QPS研究     2978800  857660  139.29% -0.0409%<4586> メドレックス    5004100  1369780  127.19% 0.1052%<8142> トーホー      47700  16200  121.24% -0.0327%<4017> クリーマ      69300  30720  120.7% 0.05%<1656> iSコア米債    351470  125344  117.5% 0.0076%<2014> iS米連増     483500  166694  99.65% 0.0078%<7426> 山大        308200  97560  99.45% 0.1306%<1811> 銭高組       41700  14140  95.59% 0.0837%<2998> クリアル      126300  43420  95.14% 0.0749%<4598> DELTA-P      782000  255060  93.64% 0.0495%<6787> メイコー      663200  258660  88.92% 0.0651%<4726> SBテクノロジ   296700  151520  87.66% -0.0003%<4592> サンバイオ     1012400  391900  86.72% 0.0697%<3549> クスリのアオキ   1663900  675200  84.08% 0.0406%<2237> iF500ダ      2460  978  77.95% -0.0072%<2918> わらべや      124000  54920  77.7% 0.0113%<4431> スマレジ      141500  66160  76.21% -0.0307%<2737> トーメンデバ    34800  19880  74.69% 0.0329%<4894> クオリプス     442300  178840  74.58% -0.0803%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外 <CS> 2024/05/17 14:53 注目トピックス 日本株 フェイスネットワーク---三菱地所との商品開発に関する基本合意書締結 *14:44JST フェイスネットワーク---三菱地所との商品開発に関する基本合意書締結 フェイスネットワーク<3489>は16日、三菱地所<8802>との間で、同社が開発した総合スマートホームサービス「HOMETACT」を活用した商品開発に関する基本合意書を締結したことを発表した。今後、同社が開発する高級賃貸レジデンス「THE GRANDUO」シリーズに三菱地所が開発した総合スマートホームサービス「HOMETACT」を導入し、Well-Beingでスマートな暮らしの提供実現に向けた取り組みを推進する。今回、高級賃貸レジデンス「THE GRANDUO南青山」へのHOMETACT導入が決定した。 <SI> 2024/05/17 14:44 注目トピックス 市況・概況 日経平均は205円安、来週は米エヌビディア決算などに関心 *14:43JST 日経平均は205円安、来週は米エヌビディア決算などに関心 日経平均は205円安(14時40分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>などがマイナス寄与上位となっており、一方、トヨタ<7203>、コナミG<9766>、オリンパス<7733>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、精密機器、その他製品、化学、建設業、パルプ・紙が値下がり率上位、銀行業、電気・ガス業輸送用機器、、鉄鋼、海運業が値上がり率上位となっている。日経平均はやや戻りが重い展開。米国では今晩、4月の米景気先行指標総合指数が発表され、19日(日)にはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が予定されている。また、来週は米エヌビディアが2-4月期決算を発表する予定で、市場の関心が高い。 <SK> 2024/05/17 14:43

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