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注目トピックス 日本株
クオールHD Research Memo(1):製薬事業が一段と拡大。第一三共エスファの子会社化で業績は大きく飛躍
*15:01JST クオールHD Research Memo(1):製薬事業が一段と拡大。第一三共エスファの子会社化で業績は大きく飛躍
■要約クオールホールディングス<3034>は大手調剤薬局チェーンの1社で、調剤薬局店舗数で第2位、売上高で第3位(上場企業ベース)の位置にある。調剤以外の分野では、CSO※1事業や医療系人材紹介派遣事業、製薬事業などを展開している。2023年10月にオーソライズジェネリック製品(以下、AG製品※2)を主に展開する第一三共エスファ(株)の株式を30%取得し持分法適用関連会社としたのち、2024年4月に21%の株式を追加取得して連結対象子会社とした。数年後に完全子会社化する予定で、株式取得資金の総額は250億円となるが金融機関からの借入れと手元資金で充当していく予定である。※1 CSOとはContract Sales Organization(医薬品販売業務受託機関)の略で、CMR(契約MR(Medical Representative、医薬情報担当者))の派遣業務を指す。※2 AG製品とは、新薬メーカーから許諾を得て、原薬、添加物および製法などが新薬と同一のジェネリック製品を指す。1. 2025年3月期中間期は第一三共エスファの子会社化で大幅増収に2025年3月期中間期(2024年4月〜9月)の連結業績は、売上高で前年同期比40.9%増の124,771百万円、営業利益で同71.3%増の6,096百万円と大幅増収増益となった。薬局事業は人件費や仕入コストの増加により増収減益となったものの、第一三共エスファの子会社化により製薬事業の規模が大きく拡大し増収増益要因となった。ただ、同子会社の出資比率は51%のため、非支配株主に帰属する当期純利益が膨らんだほか、特別損失を計上したことにより親会社株主に帰属する中間純利益は同35.8%減の1,211百万円となった。2. 2024年12月に発売する新製品の投入効果で下期は一段の収益拡大を見込む2025年3月期の連結業績は売上高で前期比50.0%増の270,000百万円、営業利益で同80.2%増の15,000百万円と大幅増収増益を見込む。中間期の進捗率は売上高で46.2%、営業利益で40.6%とやや低いように見えるが、薬局事業が下期偏重であることに加えて、製薬事業でも2024年12月にAGで3つの新製品を発売することで、下期に一段と収益が拡大する見込みとなっている。また、同年6月に発売した後発医薬品「ゾニサミドOD錠(先発品名 トレリーフ(R)OD錠)」も計画を上回る販売ペースとなっており、計画達成は射程圏内にあると見られる。薬局事業に関してはコスト高が続くものの、地域支援体制加算の取り組みやDX推進による生産性向上を図ることで通期では増収増益となる見通しだ。3. 2027年3月期に営業利益240億円を目指す同社は3ヶ年の中期業績目標として、2027年3月期に売上高3,000億円、営業利益240億円を掲げた。薬局事業では新規出店・M&Aによる出店拡大により年率4%超の売上成長と、地域のかかりつけ薬局としての機能強化やDX推進、グループ会社の再編などに取り組むことで収益性向上を目指す。DX推進施策の1つとして2024年11月よりKDDI<9433>との連携によりオンライン専門薬局「クオールどこでも薬局」を開局した。滑り出しは好調のようで、処方箋獲得の新たなルートとして今後全国展開していくことを視野に入れている。製薬事業では、第一三共エスファで売上高1,000億円、営業利益120億円を目指す。毎年3~4製品のAG新製品を投入していくほか、原価率改善や販管費の見直しをゼロベースで取り組み収益性の向上を図っていく。CSOや薬剤師紹介派遣などのBPO事業は医療関連人材の需要拡大を追い風に、オーガニックで年率10%の売上成長を見込む。3つの事業それぞれを拡大していくことで、医薬品の研究開発から製造販売、医療系人材サービス、調剤薬局までをカバーする総合ヘルスケアカンパニーとして成長を目指す考えだ。なかでも第一三共エスファの動向は業績目標達成の重要な鍵を握ると見られるだけに、今後の動向に注目したい。■Key Points・2024年3月期は原価率上昇が響き減益となるも売上高は過去最高を更新・2025年3月期は第一三共エスファの連結子会社化により過去最高業績を大幅に更新する見通し・3つの事業それぞれを伸ばし、総合ヘルスケアカンパニーとして2027年3月期に売上高3,000億円、営業利益240億円を目指す(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
2024/12/25 15:01
注目トピックス 市況・概況
日経平均は54円安、今晩は欧州主要市場や米市場が休場
*14:53JST 日経平均は54円安、今晩は欧州主要市場や米市場が休場
日経平均は54円安(14時50分現在)。日経平均寄与度では、コナミG<9766>、第一三共<4568>、KDDI<9433>などがマイナス寄与上位となっており、一方、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、電気・ガス業、銀行業、陸運業、倉庫運輸関連、その他製品が値下がり率上位、輸送用機器、鉄鋼、鉱業、非鉄金属、海運業が値上がりしている。日経平均はマイナス圏で小動きとなっている。今晩は、クリスマスの祝日で米市場は全市場休場。また、英国、フランス、ドイツ、スイス市場なども休場となる。
<SK>
2024/12/25 14:53
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」5位にニイタカ
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の25日午後2時現在で、ニイタカ<4465.T>が「買い予想数上昇」で5位となっている。
24日の取引終了後に11月中間期連結決算を発表しており、売上高116億9100万円(前年同期比4.1%増)、営業利益8億7800万円(同39.3%増)、純利益6億800万円(同5.1倍)となった。
新領域である農業分野向けに農業用ハンドソープ「ファーマーズ アクリア」、歯科分野向けに歯科用器具・バキューム用洗浄剤「メドシャイン デンタルマルチクリーナー」などの新製品を中心に販売促進した結果、洗剤洗浄剤が伸長したことが牽引。コスト削減効果や子会社の寄与などもあり、大幅増益となった。
なお、25年5月期通期業績予想は、売上高235億円(前期比3.3%増)、営業利益15億円(同1.6%増)、純利益15億6000万円(同2.2倍)の従来見通しを据え置いている。
決算発表を受けて、この日の同社株は朝方から買いが優勢の展開で、株価は大幅反発でスタート。その後も売りをこなしつつ頑強な動きとなっており、こうした動きが買い予想数の上昇につながっているようだ。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/25 14:52
注目トピックス 日本株
出来高変化率ランキング(14時台)~REVOLUTI、トラースOPなどがランクイン
*14:42JST 出来高変化率ランキング(14時台)~REVOLUTI、トラースOPなどがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [12月25日 14:32 現在](直近5日平均出来高比較)銘柄コード 銘柄名 出来高 5日平均出来高 出来高変化率 株価変化率<3810> サイバーS 1834900 21311.96 320.82% 0.2173%<8894> REVOLUTI 37546300 908802.12 289.71% -0.1463%<3624> アクセルマーク 15066000 240517.34 274.15% 0.1705%<4465> ニイタカ 234900 49773.94 261.1% 0.0856%<6254> 野村マイクロ 9673100 1969686.9 245.51% 0.0779%<4416> TrueData 2236100 270774.02 223.07% -0.1564%<4777> ガーラ 1170300 36470.82 209.4% 0.0176%<5255> モンスターラボ 4688500 69934.92 198.3% 0.0454%<6460> セガサミーHD 5404000 2461011.89 194.23% 0.089%<7578> ニチリョク 738200 22673.34 180.67% 0.0214%<4547> キッセイ薬 271800 208655.3 172.83% 0.104%<2437> シンワワイズ 655700 47602.24 160.51% 0.0938%<3807> フィスコ 7839900 286018.04 157.93% 0.0915%<6228> ジェイイーティ 302500 81017.36 157.27% 0.0634%<3540> Ciメディカル 215700 63792.42 151.39% -0.0291%<6696> トラースOP 270900 27638.24 143.34% 0.2424%<3697> SHIFT 2129100 10800165.9 138.29% 0.0344%<3271> グロバル社 230400 42083.64 120.11% 0.0472%<2017> iFJPX150 347791 141185.642 113.24% -0.0028%<4784> GMO-AP 1441200 393328.5 108.31% 0.1541%<4937> Waqoo 58100 26670.44 101.12% -0.0358%<3497> LeTech 104100 63153.8 93.88% 0.0437%<7554> 幸楽苑 1363200 648315.56 90.58% -0.0113%<8291> 日産東HD 2080100 671701.06 82.09% 0.0162%<4026> 神島化 197600 134448.18 75.92% -0.0142%<5253> カバー 8339000 11196010.38 72.9% 0.0334%<4326> インテージHD 265700 177903.78 72.61% 0.0037%<2418> ツカダGHD 158600 33484.36 70.12% -0.0069%<4295> フェイス 62200 40718.5 66.6% -0.0057%<9166> GENDA 2561600 3743692.84 66.6% 0.0235%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
<CS>
2024/12/25 14:42
注目トピックス 日本株
ニッパツ---続伸、データセンター向け拡大や自動車向け回復を想定し国内証券が買い推奨
*14:40JST ニッパツ---続伸、データセンター向け拡大や自動車向け回復を想定し国内証券が買い推奨
ニッパツ<5991>は続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を2370円としている。データセンター向けニアラインHDD需要増加によってDDS事業の成長が今後も継続と予想すること、懸架ばね・シートなどの自動車向け製品は生産台数回復などで利益率回復が予想されること、中計目標値の増額修正期待などを注目点としている。来期、再来期も2ケタの利益成長を見込んでいるようだ。
<TY>
2024/12/25 14:40
注目トピックス 市況・概況
東京為替:日銀植田総裁の発言でドル・円は157円30銭台に戻す
*14:37JST 東京為替:日銀植田総裁の発言でドル・円は157円30銭台に戻す
25日午後の東京市場で米ドル・円は157円30銭台で推移。欧米諸国などがクリスマス休場のため、ドル・円を含めた主要通貨の為替取引は動意薄。ただ、日本銀行植田総裁の講演内容を意識したドル買いが観測されており、157円37銭まで反発。ここまでのレンジは156円99銭から157円37銭。ユーロ・ドルは下げ渋り、1.0396ドルから1.0411ドルで推移。ユーロ・円は強含み、163円26銭から163円74銭まで反発。
<MK>
2024/12/25 14:37
みんかぶニュース 市況・概況
アヴィレンが反発、大塚商会とAIエージェントのビジネス実装を共同で検証◇
AVILEN<5591.T>が反発している。この日、大塚商会<4768.T>と生成AIを活用した最先端のAIエージェントを共同開発し、ビジネス実装のあり方を共同で検証すると発表しており、好材料視されている。
今回の取り組みでは、主に大塚商会内の各種コールセンターにおいて音声による自然な対話型AIエージェントを開発し、人手不足が深刻な電話対応業務に革新をもたらすことを目指すという。なお、同件が業績に与える影響は軽微としている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/25 14:31
みんかぶニュース 個別・材料
アヴィレンが反発、大塚商会とAIエージェントのビジネス実装を共同で検証◇
AVILEN<5591.T>が反発している。この日、大塚商会<4768.T>と生成AIを活用した最先端のAIエージェントを共同開発し、ビジネス実装のあり方を共同で検証すると発表しており、好材料視されている。
今回の取り組みでは、主に大塚商会内の各種コールセンターにおいて音声による自然な対話型AIエージェントを開発し、人手不足が深刻な電話対応業務に革新をもたらすことを目指すという。なお、同件が業績に与える影響は軽微としている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/25 14:31
みんかぶニュース 投資家動向
<個人投資家の予想> 12月25日 14時
■ 買い予想数上昇(最新48時間)
(銘柄コード) 銘柄 市場
(6696) トラースOP 東証グロース
(7267) ホンダ 東証プライム
(288A) ラクサス 東証グロース
(285A) キオクシア 東証プライム
(4465) ニイタカ 東証スタンダード
■ 売り予想数上昇(最新48時間)
(銘柄コード) 銘柄 市場
(3185) 夢展望 東証グロース
(7267) ホンダ 東証プライム
(7201) 日産自 東証プライム
(9602) 東宝 東証プライム
(4751) サイバー 東証プライム
出所:MINKABU PRESS
2024/12/25 14:30
みんかぶニュース 市況・概況
ヴィッツが3日ぶり反発、国土交通データプラットフォーム実証調査に参画◇
ヴィッツ<4440.T>が3日ぶりに反発している。この日、国土交通省が公募した「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期課題『スマートインフラマネジメントシステムの構築』との連携」に参画すると発表しており、好材料視されている。
この取り組みは国土交通データプラットフォームの更なる利活用促進に向けて、エコシステム社会実験を行うもの。同社はデータを利用し、新たなサービスの創出を目指す「タイプB」として参加するとしており、国土交通データプラットフォームの情報を同社がRYODEN<8084.T>と開発した仮想空間シミュレーター「WARXSS」上で可視化する仕組みを確立し、MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)における安全性検証や課題抽出、運行計画の最適化を支援することで、MaaSの社会実装を加速させることを目指すとしている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/25 14:16
みんかぶニュース 個別・材料
ヴィッツが3日ぶり反発、国土交通データプラットフォーム実証調査に参画◇
ヴィッツ<4440.T>が3日ぶりに反発している。この日、国土交通省が公募した「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期課題『スマートインフラマネジメントシステムの構築』との連携」に参画すると発表しており、好材料視されている。
この取り組みは国土交通データプラットフォームの更なる利活用促進に向けて、エコシステム社会実験を行うもの。同社はデータを利用し、新たなサービスの創出を目指す「タイプB」として参加するとしており、国土交通データプラットフォームの情報を同社がRYODEN<8084.T>と開発した仮想空間シミュレーター「WARXSS」上で可視化する仕組みを確立し、MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)における安全性検証や課題抽出、運行計画の最適化を支援することで、MaaSの社会実装を加速させることを目指すとしている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/25 14:16
みんかぶニュース 個別・材料
ゲームウィズは5日ぶり反発、新サービスをリリース
GameWith<6552.T>は5日ぶり反発。午後2時ごろ、ゲーム内で簡単に攻略情報を閲覧できる新サービス「アプリゲーム内攻略ガイド」をリリースしたと発表した。ゲーム内の要素に関連する攻略情報をワンタッチで確認できるため、ゲームの進行が途切れることなくプレイを続ける事が可能になるという。これが材料視されている。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/25 14:12
注目トピックス 市況・概況
日経平均VIは上昇、株価の下値堅いが警戒感緩まず
*14:11JST 日経平均VIは上昇、株価の下値堅いが警戒感緩まず
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+3.19(上昇率17.42%)の21.50と大幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は21.83、安値は20.03。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。しかし、海外投資家中心に引き続きクリスマス休暇となる市場関係者が多く、積極的な買い手が不在となる中、取引開始後は上値が重く、日経225先物は下げに転じた。こうした値動きもあり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。ただ、日経VIは昨日の取引終了時に大幅に低下しており、今日の上昇はその反動との見方もある。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
<SK>
2024/12/25 14:11
みんかぶニュース 個別・材料
愛知鋼がしっかり、投資有価証券売却益の計上を発表
愛知製鋼<5482.T>がしっかり。同社は25日、投資有価証券売却益を特別利益として計上することとなったと発表。株価の支援材料となったようだ。24日付で投資有価証券の一部を売却した。売却額は52億3100万円。政策保有株式の縮減により資本効率を高める。同社は国際会計基準(IFRS)を導入しており、連結決算において当期利益への影響はないとしている。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/25 14:10
みんかぶニュース 個別・材料
セブン&アイが後場堅調、「ヨーカ堂」買収巡りベインとKKRが1兆円前後提示と伝わる
セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が後場堅調。同社傘下でスーパーなど非中核事業を束ねる中間持ち株会社の株式売却手続きに関し、1次入札に通過した米ファンドのベインキャピタルやKKR<KKR>が、企業価値として1兆円前後を提示していたことが分かったとロイター通信が25日報じ、これを材料視した買いが入ったようだ。記事によるとKKRが約8000億円を提示。ベインは1兆2000億円規模を示したとしている。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/25 14:07
注目トピックス 日本株
サークレイス Research Memo(7):株主還元を重視、株価価値向上を最優先課題に
*14:07JST サークレイス Research Memo(7):株主還元を重視、株価価値向上を最優先課題に
■株主還元策サークレイス<5029>は、株主への還元を重要な経営課題の1つとして位置付け、配当原資確保のための収益力を強化し、継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針としている。現在は成長過程にあり、当面は内部留保の充実を図り、さらなる成長に向けた事業の拡充や組織体制の整備への投資等の財源として有効活用することが、株主に対する最大の利益還元につながると考えている。同社は株主還元の時期を明確には定めていないものの、その考え方を「配当」と「株価価値」の2つに分けている。現状では後者である株価価値の向上を優先課題と位置付け、事業基盤の安定化と成長に向けた施策に注力している。この方針の下、数年にわたり内部留保や成長投資を通じて企業価値を高め、最終的に株主への還元につなげる戦略を取っている。(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
<HN>
2024/12/25 14:07
注目トピックス 日本株
サークレイス Research Memo(6):売上高は前期比25.8%増を計画(2)
*14:06JST サークレイス Research Memo(6):売上高は前期比25.8%増を計画(2)
■サークレイス<5029>の今後の見通し3. 成長戦略同社の成長戦略は、事業サイクルを「基盤」「再構築」「次世代」「成長」の4段階に分類し、適切な投資判断を行う点にある。まず「基盤」段階ではSalesforseやAnaplanコンサルティング、エデュケーション、カスタマーサクセスなど既存事業の収益基盤を維持しつつ成長を模索し、「再構築」段階ではそれらの環境変化への対応を進める。「次世代」段階ではAI&DATAやDXプラットフォーム(アオラナウ)、BPO(ConsulTech)といった新規事業への投資を通じて、将来の成長を見据えた事業再構築を推進し、「成長」段階では海外人事労務管理に特化したSaaS製品「AGAVE」を中心に収益基盤の早期構築を目指している。同社はこれらの戦略により、短期的な収益確保と中長期的な成長の両立を図っている。(1) ロールモデル戦略規範となる優秀な人材を採用し、基本サービス提供をチーム制にすることで、人材の質を底上げし、ロールモデルの活用を可能にする。人材の質を高め、収益を向上させ従業員への積極的な還元を行うことで、より優秀な人材の確保ができる好循環の実現を目指す。(2) AI&DATAイノベーション戦略、マルチプラットフォームサービス対応同社のAI&DATAイノベーション戦略は、AIを活用した積極的な取り組みにより、顧客企業のデータドリブン経営とDX推進を支援するものである。同社グループ全体で、コンサルティングから実装・定着化に至るまで、ワンストップで高品質なサービスを提供している。さらに、グローバルITトレンドに基づいた最先端のテクノロジーを採用することで、業界や業種を問わず幅広いサービス提供を可能としている。これにより、顧客の競争力強化と持続可能なビジネスモデル構築を実現し、対応可能な領域を積極的に拡大している。同社の戦略は、DX時代における企業変革の基盤を支えるものであり、中長期的な収益拡大と市場競争力の向上に寄与する取り組みと言える。同社の主な顧客は製造業であり、日本企業における製造業の多さがその背景にある。また、通信業界に対してもアドバンテージを持ち、それぞれの業界に特化した戦略が必要であると見ている。製造業においては、さらに各専門分野に個別のアプローチを検討し、それを将来的なグローバル化の基盤として活用する方針である。同社は、Salesforceが提供する最新の自律型AIエージェント「Agentforce」の導入支援サービスを開始している。このAIエージェントは大規模言語モデル(LLM)を活用し、業務の自動化や効率化を実現する技術であり、同社はこれを活用した企業のDX推進を支援する戦略を展開している。同社は、マルチプラットフォームサービス対応拡大の一環として、これまでのSalesforce中心の事業に加え、生成AIと「Microsoft Power Platform」を活用した、より高度で広範囲な「企業システム全体の最適化」を実現するためのソリューションを提供する事業も開始している。(3) アオラナウとのシナジー同社の連結子会社アオラナウとのシナジーは、SalesforceとServiceNowを基軸としたクロスセル戦略にある。同社グループとして、両プラットフォームの統合的なサービス提供により、顧客企業の業務効率化やデジタルワークフローの最適化を実現する。この相互補完的なアプローチは、顧客満足度を向上させるとともに、グループ全体の売上高の増加を促進する。同時に、両プラットフォームに対応した多様なサービス展開が、競争力の強化に寄与する戦略的な連携である。(4) DX支援・DX人材育成同社は、パソナグループと共同設立したアオラナウを中心に、DX支援及びDX人材育成を推進している。さらに、ServiceNowのプログラムのServiceNow Ecosystem VenturesやTquila Limited(テキーラ)が参画し、デジタル人材のリスキリングを通じた事業連携を開始している。この5社による連携体制は、大手企業だけでなく、成長が期待される中堅企業を対象としたDX推進を目指している。特に、デジタルスキルの向上を支援し、顧客企業の競争力強化に貢献する取り組みが特徴である。この協力体制により、企業規模や業界を問わず広範なDXニーズに応える総合的な支援を実現し、DX時代に必要な人材育成とビジネス変革を促進している。(5) マネージドサービス「ConsulTech」マネージドサービス「ConsulTech」は、マーケティング、セールス、カスタマーサクセスに関連する戦略の策定から施策立案・実行、システム構築、メンテナンスまでを伴走型で支援する包括的なサービスである。専門知識を持つ担当者が、顧客獲得から育成、アポイント獲得率向上までのプロセスを全面的にサポートし、顧客企業の営業活動全体を強化する。具体的には、KPIプロセス、マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスを網羅した営業フローを対象とし、効率的かつ効果的な営業基盤の構築を目指す。同サービスは、顧客の事業成長を直接支援すると同時に、長期的なパートナーシップの構築を可能にする柔軟性と信頼性を備えている点が特徴である。(6) AGAVE事業の拡大同社のSaaSサービス「AGAVE」は、2024年6月末時点で契約ユーザーID数が10,000を突破し、順調な成長を続けている。AGAVEは海外人事労務管理に特化した高い専門性を持つクラウドサービスであり、各国の税制対応や労務管理業務を一元化することで、顧客の業務効率化に貢献している。また、低い解約率を特徴としており、顧客の継続利用を通じたストック型収益の拡大が期待される。同社は引き続き積極的な拡販を進め、既存顧客の満足度向上と新規顧客の獲得を目指している。この取り組みは、同社のSaaS事業全体の成長をけん引するとともに収益基盤の強化に寄与しており、安定的な事業拡大の見通しを支える重要な要素である。(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
<HN>
2024/12/25 14:06
注目トピックス 日本株
サークレイス Research Memo(5):売上高は前期比25.8%増を計画(1)
*14:05JST サークレイス Research Memo(5):売上高は前期比25.8%増を計画(1)
■サークレイス<5029>の今後の見通し1. 2025年3月期の業績見通し2025年3月期の業績予想は、売上高3,650百万円(前期比25.8%増)、営業利益182百万円(前期は85百万円の損失)、経常利益181百万円(同51百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益153百万円(同39百万円の損失)となった。同社グループ内でのSalesforce及びServiceNow事業の拡大とシナジー創出を軸に、大幅な成長を計画している。中長期的な成長を見据えた積極的な投資を継続する一方で、効率的な経営を通じて5.0%の営業利益率を目指している。2. 中期経営計画同社は2023年5月に「コアバリュー」「パーパス」「ビジョン2030」を柱とする中期経営計画を発表し、2024年5月には連結決算の目標値を見直し、計画を改訂した。「コアバリュー」は「従業員の成功」「顧客の成功」「社会問題の解決」の3つを、「バーパス」においては「テクノロジーを正しく活用し、地球に優しい、人に優しい、誰もが幸福な世界の実現に貢献する」を掲げた。「ビジョン2030」として、1) 日本の労働力不足をテクノロジーと海外人材活用で解消する、2) コンサルティング事業で海外投資を推進する、3) 東証プライム市場に上場する、の3つを掲げた。中期経営目標として、2030年までに東証プライム市場への上場を見据え、海外からの人材やAIなどの最新技術の活用、海外ビジネスの展開等により、CAGR(年平均成長率)を売上高23%、営業利益62%を目指し2030年3月期の売上高100億円以上、営業利益20億円以上を目標とする。2027年3月期に10%、2030年3月期に20%の営業利益率を達成し、東証プライム市場への上場基準を十分に満たす利益を確保する。社員数については年平均10%以上の増員を目指し、海外からの人材増加、自社DX及びAIを活用した生産性向上等に取り組み、従業員1人当たりの売上を主要KPIと位置付け、2030年3月期に17百万円を超える生産性を目標とする。3年間(2024年3月期~2026年3月期)の投資額は約24億円を見込んでおり、その内訳は、人的資源に50%、海外事業に14%、社内DX推進に17%、AI等の最新テクノロジー活用に8%、SaaS販売拡大に11%としている。この投資により、1案件当たりの売上規模の拡大、収益率の改善、グローバル展開(主にアジア圏、北米圏)を目指す。(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
<HN>
2024/12/25 14:05
注目トピックス 日本株
サークレイス Research Memo(4):コンサルサービスとSaaSサービスの両立で成長をけん引
*14:04JST サークレイス Research Memo(4):コンサルサービスとSaaSサービスの両立で成長をけん引
■サークレイス<5029>の業績動向1. 2025年3月期中間期の業績概要2025年3月期中間期の連結業績は、売上高1,697百万円(前年同期比25.5%増)、営業損失28百万円(前年同期は28百万円の損失)、経常損失23百万円(同28百万円の損失)、親会社株主に帰属する中間純利益10百万円(同60百万円の損失)となった。同社の連結業績は、前年同期比でコンサルティングサービスとSaaSサービスの両事業が増収を達成している。アオラナウ事業は2024年3月期第4四半期より連結対象となり、営業利益はアオラナウの成長投資により計画どおりのマイナス着地だが、純利益はプラスを維持している。単体では同社が増収・増益を達成し、継続的にプラスを維持している。2025年3月期売上高計画(3,650百万円)に対する進捗率は46.5%と順調であり、安定した成長基調にある。営業利益過去最高、営業利益率は上場以来2ケタ台を達成2025年3月期第2四半会計期において、サークレイス単体の営業利益は97百万円と四半期ベースで過去最高を記録した。これは前年同期比で66百万円の増加にあたり、稼働率の改善や経費見直しが寄与している。同四半期の営業利益率は12.2%となり、2022年4月の上場以来初の2ケタ台を達成した。これらの成果は、効率的な運営と収益性向上を反映しており、安定した成長基調を示している。2. サービス別の業績(1) コンサルティングサービス2025年3月期中間期のコンサルティングサービスの売上高は、前年同期比11.9%増の1,453百万円であった。同社のコンサルティングサービスは、コンサルタントの稼働状況を週次で定量的にモニタリングする体制を構築したことにより、稼働率が改善し、利益率が向上している。2024年8月には大阪に新オフィスを開設し、関西圏で複数の新規案件を受注するなど、新たなターゲット市場での営業活動が成果を上げている。また、2025年3月期の通期売上高計画達成に向けたコンサルタント職(エンジニア)の人材採用も順調に進捗しており、安定した業績拡大が見込まれる。(2) SaaSサービス2025年3月期中間期のSaaSサービスの売上高は、前年同期比27.4%増の68百万円であった。AGAVEは海外人事労務に特化した高い専門性を持つクラウドサービスとして顧客企業からの信頼を獲得しており、解約率の低さが特徴である。この強みを背景に、同社は引き続き積極的な拡販を進めており、契約数の増加と収益基盤の拡大が期待される。安定した顧客基盤に支えられたストック型収益の拡大が、同社のSaaS事業の成長をけん引している。(3) アオラナウ2025年3月期中間期のアオラナウ事業の売上高は、175百万円であった。アオラナウは2023年8月に設立され、10月よりサービスデリバリーを開始した。2024年3月期第4四半期から連結対象となり、売上高は通期で計上されている。2025年3月期通期計画に対しては、売上高及び人材採用が順調に推移しており、パソナグループ<2168>やNIPPON EXPRESSホールディングス<9147>との事例公開も行われている。一方、積極的な成長投資が続いており、2025年3月期第2四半期も第1四半期に引き続き営業利益はマイナス着地となった。しかし、この投資フェーズは将来的な収益拡大の基盤構築を目的とした戦略的なものである。3. 財務状況同社の2025年3月期中間期末時点では、流動資産が前期末比150百万円減少し、特に現金及び預金が382百万円減少し、売掛金が63百万円増加した。固定資産はほぼ横ばいであり、資産合計は157百万円減少した。負債合計は107百万円減少しており、特に流動負債が142百万円減少した。一方で固定負債は35百万円増加している。有利子負債は32百万円減少し、財務の健全性が改善している。純資産は49百万円減少したものの、負債の圧縮が進んでおり、総じて財務基盤の安定性を維持している状況と見られる。(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
<HN>
2024/12/25 14:04
みんかぶニュース 市況・概況
◎午後2時現在の値上がり値下がり銘柄数
午後2時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は480、値下がり銘柄数は1103、変わらずは60銘柄だった。業種別では33業種中6業種が上昇。値上がり上位に輸送用機器、鉄鋼など。値下がりで目立つのは電気・ガス、銀行、食料品、保険、陸運など。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/25 14:03
注目トピックス 日本株
サークレイス Research Memo(3):新経営体制で最先端DXを支える成長企業へ(2)
*14:03JST サークレイス Research Memo(3):新経営体制で最先端DXを支える成長企業へ(2)
■サークレイス<5029>の事業概要3. 事業内容同社は、コンサルティングサービス及びプラットフォームサービスを主力事業として展開してきたが、2025年3月期より事業セグメントを再編し、新たに「コンサルティングサービス」「SaaSサービス」「アオラナウ」の3部門体制へ移行した。2025年3月期における売上高構成比は、コンサルティングサービスが全体の93.4%を占め、同社の収益基盤を形成している。SaaSサービスは3.8%、アオラナウは2.7%と、いずれも事業規模は小さいが、成長余地が期待される分野である。(1) コンサルティングサービス同社のコンサルティングサービスは、デジタル技術を活用したビジネス設計を中核とし、企業のDX推進を包括的に支援している。具体的には、SalesforceプラットフォームやAnaplan、さらに連結子会社アオラナウによるServiceNowプラットフォームを活用したシステム開発、加えて直近ではMicrosoft製品やAWSプラットフォームなどに対するサービス範囲の拡大を通じて、業務効率化や競争力向上を実現する。また、AI及びデータを活用したノーコード開発、クラウド環境下での運用支援、カスタマーサクセスを含む幅広いサービスを提供している。さらに、教育サービスやCirclace HTとの協業を活用し、マネージドサービス「ConsulTech」としての総合的な支援体制を構築している。a) SalesforceSalesforceは、顧客情報や営業活動を管理する主要CRMツールで、世界シェアNo.1を誇る。金融、医療、製造業など幅広い業界で利用され、15万社以上の導入実績を持つ。AIやデータ分析ツールを組み込んだ製品により、顧客行動の予測や迅速な意思決定を支援する高機能を提供。顧客関係管理の分野で圧倒的な信頼と実績を築いている。b) AnaplanAnaplanは、個々の組織でExcelを駆使して手作業で立案しているような計画について、ワークシートを共通化しデータを一元管理することで、標準プロセスの確立が可能になり、メールなどを利用したExcelのリレーから解放され、他部門の計画を参考にしながらプランニングに専念できるソリューションである。同社は、Anaplanのノンカスタマイズの導入から顧客独自のアプリケーション開発・連携まで、顧客の最適な環境を支援するコンサルティングを行う。c) Microsoft製品に対するサービスの拡大同社はMicrosoft製品に対するサービス範囲の拡大を進めており、生成AIと「Microsoft Power Platform」活用した企業のDXを包括的に支援する新規事業も立ち上げ、ソリューション提供を強化している。d) AWSプラットフォームに対するサービス拡大AWSプラットフォームにおいては、同社はクラウドインフラの構築、運用、管理からデータ活用支援まで幅広いサービスを提供している。(2) SaaSサービス同社のSaaSサービスは、海外人事労務に特化した業務特化型クラウドサービス「AGAVE」を中心に展開している。AGAVEは、グローバルに展開する企業向けに設計され、複雑な人事労務管理や海外給与計算を効率化し、法規制遵守や多言語対応を実現する自社開発のSaaS製品である。同社は、この商品の開発から販売までを一貫して行い、企業のニーズに応じた柔軟な機能提供とサポート体制を構築している。(3) アオラナウ同社のアオラナウ事業は、ServiceNowの導入支援を中心としたサービスをワンストップで提供している。ServiceNowは、大企業が抱える従来型ITデリバリーの課題を解決するため、セキュアで使いやすいクラウドベースの「Now Platform」を提供している。このプラットフォームは、組織や部門を横断するデジタルワークフローを構築可能である。具体的には、同社は、このプラットフォームのライセンスの再販、システム設計・開発、運用・保守から定着化支援まで、ServiceNow導入に必要な全プロセスを一貫してサポートする。この包括的なサービスにより、企業の業務効率化やITサービス管理の最適化を実現する。同社はSalesforce事業において先行者優位性を持ちながらも、プッシュ営業の不足が課題として浮上した点を教訓に、アオラナウ事業では積極的なプッシュ営業と人材採用を強化している。この戦略により、迅速な市場拡大と顧客基盤の構築を目指しており、国内No.1の地位確立を中期的な目標として掲げている。4. 競合他社と比較した同社の強み同社の競合他社は、世界的コンサルティングファーム及びシステム設計・開発・運用等を手掛けるITサービス企業であるAccenture(アクセンチュア)や、日本のシステムインテグレーション(以下、SI※)企業であるテラスカイ<3915>が挙げられる。アクセンチュアはコンサルティング系の総合型SI企業、テラスカイはシステム開発系のSI企業である。同社のコンサルティングサービスはアクセンチュアが得意とする超大手企業というよりは、大手企業から中堅企業を注力領域としており、現状、大手顧客の信頼も勝ち取り、盤石な顧客基盤を有している。※ 顧客の使用する情報システムの企画、設計、開発、構築、導入、保守、運用などを一貫して請け負うサービスのこと。同社の強みは、卓越した人材の質と一貫した高品質なサービス提供にある。同社は、Salesforceを活用して蓄積したデータを競争優位性の1つとしており、その活用方法が今後の重要なポイントとなっている。同社はSalesforce本社と直接的なパイプを持つことで、米国からの最新技術や利用方法に関する情報を迅速に取得している。また、Salesforceの新技術である自律型AIエージェント「Agentforce」を既に試験導入しており、その結果を基に日本企業への適用を迅速に進められる体制を整えている。この情報の早期共有と技術の先行利用は、同社が日本市場で独自の強みを発揮する要因となっている。加えて、生成AIと「Microsoft Power Platform」を活用した、より高度で広範囲な「企業システム全体の最適化」を実現するためのソリューションを提供する事業も開始している。Salesforceプラットフォーム認定資格の保持数は業界トップクラスであり、最難関資格である“テクニカルアーキテクト”、AIに関する“AIアソシエイト”資格など、高度なスキルを持つ人材を揃えている。また、カスタマーサクセス事業に従事する多くのコンサルタントがIT未経験からの入社でありながら、独自の人材育成ノウハウを通じて迅速に戦力化している点も特徴的である。同社は、コンサルティング、システム開発、カスタマーサクセスを含む一貫したサービス提供により、途切れのない高品質な支援を実現し、他社との差別化を図っている。さらに、ServiceNowを活用したデジタルワークフローの構築を通じ、大手企業に加え、中堅企業のDX支援も本格化している。SaaS製品「AGAVE」は海外人事労務管理に特化し、2年連続で国内シェアNo.1を獲得している。業務の見える化と効率化を実現するこのサービスは、顧客基盤を拡大し、ストック型収益をけん引する主要な成長エンジンとなっている。(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
<HN>
2024/12/25 14:03
注目トピックス 日本株
サークレイス Research Memo(2):新経営体制で最先端DXを支える成長企業へ(1)
*14:02JST サークレイス Research Memo(2):新経営体制で最先端DXを支える成長企業へ(1)
■サークレイス<5029>の事業概要1. 会社概要同社は、本質的なDXを提案し実現するデジタルコンサルティング企業である。「ビジョン2030」の下、持続可能な経営を推進し、社員が責任と権限を持つ環境構築に注力している。クラウドシステムの導入運用支援や自社開発のクラウドシステム提供を主軸とし、連結子会社としてベトナムの合弁会社Circlace HT及びServiceNow関連事業を担うアオラナウを擁す。今後、AI活用やデータマネジメント支援を中心に、最先端のITテクノロジーを活用したサービスをグローバル視点で展開する。2024年4月には佐藤スコット氏が代表取締役会長兼社長に就任した。従業員数は2025年3月期第2四半期末時点で、前期末比42名増の338名となり、成長基盤を拡充している。2. 沿革同社は、SFA(営業支援)やCRM(顧客管理)などの機能を中心に幅広く連携できる機能を備えたビジネスプラットフォームSalesforceの日本上陸を睨み、その需要増加のための人材育成のニーズを狙い、2012年にパソナグループ<2168>と当時英国ロンドンに拠点を置いていたTquila Ltd.(現在の拠点はアイルランド)との合弁会社(株)パソナテキーラとして設立された。2013年よりエデュケーション事業、人材派遣事業、システム開発事業を同時に立ち上げ、2019年以降成長期に入る。2020年7月にサークレイス(株)へ商号変更し、2022年3月には経済産業省が選定する「DX認定制度※」の認定事業者として認定された。顧客のDX、カスタマーサクセスの実現貢献のため、設立10年の節目2022年4月に東証グロース市場へ新規上場した。2023年6月には東証グロース市場上場企業でもある(株)ハイブリットテクノロジーズ及び(株)グロースリンクとの3社にて、ホーチミン市(ベトナム)に合弁会社Circlace HTを設立し、ベトナムの人材リソース活用により、大型受託開発プロジェクトを推進することができる体制を構築した。2023年8月にServiceNow事業に特化したアオラナウを設立、2024年8月には大阪オフィスを開設し、関西圏での事業展開を強化する体制を整えた。※ 「情報処理の促進に関する法律」に基づき、経済産業省が定める「デジタルガバナンス・コード」の基本事項に対応し、経営ビジョンの策定や戦略・体制の整備など、DX推進が整っている「DX-Ready」の企業を国が認定する制度。(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
<HN>
2024/12/25 14:02
みんかぶニュース 市況・概況
14時の日経平均は21円安の3万9015円、コナミGが10.36円押し下げ
25日14時現在の日経平均株価は前日比21.54円(-0.06%)安の3万9015.31円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は480、値下がりは1103、変わらずは57と、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回っている。
日経平均マイナス寄与度は10.36円の押し下げでコナミG <9766>がトップ。以下、第一三共 <4568>が7.4円、リクルート <6098>が4.44円、KDDI <9433>が4.34円、スズキ <7269>が4.34円と続いている。
プラス寄与度トップはファストリ <9983>で、日経平均を27.52円押し上げている。次いでトヨタ <7203>が18.82円、SBG <9984>が17.76円、アドテスト <6857>が8.42円、セブン&アイ <3382>が4.59円と続く。
業種別では33業種中6業種が値上がり。1位は輸送用機器で、以下、鉄鋼、鉱業、海運と続く。値下がり上位には銀行、電気・ガス、食料が並んでいる。
※14時0分7秒時点
株探ニュース
2024/12/25 14:01
注目トピックス 日本株
サークレイス Research Memo(1):AI&DATAイノベーション戦略を中核に成長を目指す
*14:01JST サークレイス Research Memo(1):AI&DATAイノベーション戦略を中核に成長を目指す
■要約サークレイス<5029>は、本質的なDXを実現するデジタルコンサルティング企業であり、「ビジョン2030」の下、持続可能な経営と社員の主体性を重視した環境構築に注力している。2024年3月期第3四半期から子会社であるベトナムのCirclace HT Co.,ltdを加えた連結決算に移行し、2024年3月期第4四半期からアオラナウ(株)を新たに連結範囲に含めた。加えて、2025年3月期より事業セグメントを再編し、「コンサルティングサービス」「SaaSサービス」「アオラナウ」の3部門体制を導入し、成長戦略を加速させ、さらなる拡大路線を推進している。同社の成長戦略の中核である「AI&DATAイノベーション戦略、マルチプラットフォームサービス対応」では、AI活用でデータドリブン経営とDX推進を支援し、製造業を中心としながらも対応業界・業種を広げていく計画だ。また、これまでのSalesforce中心の事業のみならず、ServiceNowやMicrosoftなどのグローバルITトレンドに沿ったテクノロジー対応を積極的に進め、競争力強化とグローバル展開を目指している。1. 2025年3月期中間期の業績概要2025年3月期第2四半期(以下、中間期)の連結業績は、売上高1,697百万円(前年同期比※25.5%増)、営業損失28百万円(前年同期は28百万円の損失)、経常損失23百万円(同28百万円の損失)、親会社株主に帰属する中間純利益10百万円(同60百万円の損失)となった。同社はコンサルティングとSaaSの両事業で増収を達成した。アオラナウの成長投資により営業利益は計画どおりのマイナスだが、純利益はプラスを維持、売上計画進捗率46.5%と成長は順調である。※ 2024年3月期第2四半期は単体決算であったが、それと比較して算出。2. 2025年3月期の業績見通し2025年3月期の業績予想は、売上高3,650百万円(前期比25.8%増)、営業利益182百万円(前期は85百万円の損失)、経常利益181百万円(同51百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益153百万円(同39百万円の損失)となった。同社はSalesforce及びServiceNow事業の拡大とシナジーを軸に成長を計画しており、投資継続と効率経営で5.0%の営業利益率を目指す。3. 成長戦略同社の成長戦略の中心には、「AI&DATAイノベーション戦略、マルチプラットフォームサービス対応」が位置している。AIを活用したデータドリブン経営やDX推進を支援し、コンサルティングから実装・定着化までのワンストップサービスを提供している。製造業を主な顧客としながらも、各業界に特化した戦略を展開し、専門分野ごとのアプローチを通じてグローバル化基盤の構築を目指している。この戦略は、競争力強化と収益拡大に寄与する重要な取り組みである。■Key Points・2024年3月期第3四半期から連結子会社2社を含めた連結決算に移行・2025年3月期から事業セグメントを「コンサルティングサービス」「SaaSサービス」「アオラナウ」に再編・2025年3月期中間期は「コンサルティングサービス」「SaaSサービス」の両事業で増収・「AI&DATAイノベーション戦略、マルチプラットフォームサービス対応」による競争力強化と収益拡大を軸に成長を計画(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
<HN>
2024/12/25 14:01
注目トピックス 日本株
トヨタ---大幅反発、ROE20%目標報道が伝わる
*14:00JST トヨタ---大幅反発、ROE20%目標報道が伝わる
トヨタ自<7203>は後場に入って切り返し大幅反発。ROEの目標を2倍の20%に引き上げると報じられており、評価材料視される展開となっているもよう。25年3月期ROEの市場予想は11%程度が見込まれているが、事業モデルの革新や株主還元の積極化で水準を引き上げ、市場評価の向上につなげていく方針のもよう。達成時期は明らかにしていないが、30年前後を想定しているとみられるようだ。
<TY>
2024/12/25 14:00
注目トピックス 日本株
リアルゲイト---譲渡制限付株式としての新株式発行
*13:56JST リアルゲイト---譲渡制限付株式としての新株式発行
リアルゲイト<5532>は24日、譲渡制限付株式としての新株式発行を行うと発表した。払込期日は2025年2月21日、同社普通株式を6,050株発行する。発行価額は1株につき2,479円、発行総額は0.14億円、割当予定先は執行役員及び従業員21名。同社の企業価値の持続的な向上を図るインセンティブを与えるとともに、株主との一層の価値共有を進めることを目的として、同社の執行役員及び所定の要件を満たす従業員にも譲渡制限付株式を付与する。
<AK>
2024/12/25 13:56
注目トピックス 日本株
リアルゲイト---譲渡制限付株式としての新株式発行
*13:54JST リアルゲイト---譲渡制限付株式としての新株式発行
リアルゲイト<5532>は24日、譲渡制限付株式としての新株式発行を行うと発表した。払込期日は2025年1月14日、同社普通株式を11,000株発行する。発行価額は1株につき2,479円、発行総額は0.27億円、割当予定先は取締役4名。同社の企業価値の持続的な向上を図るインセンティブを与えるとともに、株主との一層の価値共有を進めることを目的として、同社の取締役(社外取締役を除く)を対象とする新たな報酬制度として、譲渡制限付株式報酬制度を導入することを決定した。
<AK>
2024/12/25 13:54
注目トピックス 市況・概況
日経平均は9円安、株価の下値堅く安心感
*13:52JST 日経平均は9円安、株価の下値堅く安心感
日経平均は9円安(13時50分現在)。日経平均寄与度では、コナミG<9766>、第一三共<4568>、ディスコ<6146>などがマイナス寄与上位となっており、一方、ファーストリテ<9983>、トヨタ<7203>、ソフトバンクG<9984>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、銀行業、電気・ガス業、その他製品、食料品、陸運業が値下がり率上位、輸送用機器、鉄鋼、鉱業、海運業、非鉄金属が値上がり率上位となっている。日経平均は下値の堅い展開となっている。日経平均が39000円割れの水準で下値の堅い展開となっていることが市場の安心感となっているもよう。一方、海外投資家中心にクリスマス休暇となる市場関係者が多く、引き続き積極的な買いは限定的のようだ。
<SK>
2024/12/25 13:52
みんかぶニュース 個別・材料
XNETが反発、損保ジャパンに有価証券フロントシステムの提供を開始
エックスネット<4762.T>が反発している。24日の取引終了後、損害保険ジャパン(東京都新宿区)に対して、有価証券フロントシステムの提供を開始したと発表しており、好材料視されている。
フロントオフィス業務で必要となるオーダーマネジメント機能を提供する。これにより、バック・フロント両オフィスで発生した有価証券管理データを、シームレスかつ相互に利活用可能な環境が構築されることになり、業務効率の改善やオペレーションリスクの低減に寄与するほか、今後の運用商品追加や制度改定などへの対応を迅速かつ安価に実現するとしている。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/25 13:49
注目トピックス 日本株
出来高変化率ランキング(13時台)~ガーラ、キッセイ薬などがランクイン
*13:47JST 出来高変化率ランキング(13時台)~ガーラ、キッセイ薬などがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [12月25日 13:32 現在](直近5日平均出来高比較)コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率<3810> サイバーS 1372400 21311.96 298.55% 0.0434%<8894> REVOLUTI 32521100 908802.12 277.23% -0.2048%<4465> ニイタカ 223600 49773.94 256.05% 0.0866%<3624> アクセルマーク 11089600 240517.34 240.06% 0.155%<6254> 野村マイクロ 8757200 1969686.9 234.77% 0.0809%<4416> TrueData 2159000 270774.02 219.53% -0.1481%<4777> ガーラ 1132700 36470.82 205.66% 0.0088%<5255> モンスターラボ 4481800 69934.92 193.11% 0.0113%<6460> セガサミーHD 4842700 2461011.89 180.59% 0.0934%<7578> ニチリョク 710100 22673.34 176.07% 0.0214%<3807> フィスコ 7379200 286018.04 150.73% 0.0633%<2437> シンワワイズ 606600 47602.24 150.60% 0.0794%<6696> トラースOP 270900 27638.24 143.34% 0.2424%<6228> ジェイイーティ 269800 81017.36 143.15% 0.0665%<3697> SHIFT 1872500 10800165.9 122.59% 0.04%<4547> キッセイ薬 182300 208655.3 121.29% 0.0787%<3497> LeTech 102300 63153.8 91.82% 0.0407%<4784> GMO-AP 1243800 393328.5 90.51% 0.1849%<7554> 幸楽苑 1340500 648315.56 88.65% -0.0142%<3271> グロバル社 176000 42083.64 87.13% 0.0425%<8291> 日産東HD 2024300 671701.06 78.98% 0.0202%<4937> Waqoo 47700 26670.44 78.19% -0.0233%<4026> 神島化 192100 134448.18 72.71% -0.0097%<4326> インテージHD 261800 177903.78 70.94% 0.0012%<2418> ツカダGHD 158300 33484.36 69.91% -0.0069%<4295> フェイス 62200 40718.5 66.60% -0.0057%<9166> GENDA 2398700 3743692.84 59.51% 0.0377%<4935> リベルタ 1228800 3292416.56 55.62% 0.1333%<7925> 前澤化 64600 64513.5 54.22% -0.0073%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
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2024/12/25 13:47