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注目トピックス 経済総合 NYプラチナは900ドルに上昇へ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、プラチナについてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『NYプラチナは900ドルに上昇へ』と述べています。次に、『CFTC建玉を見ると、ファンドは5週連続でプラチナを売り越している。2019年以降のCFTC建玉のデータを見ると、ファンドの売り越しは1週のみ(2019年2月12日、2021年9月14日)と2週のみ(2022年4月26日、5月3日)だけで、しかも売り越したあたりが価格のボトムになっていたというパターンだった』と伝えています。続けて、『今回は6月28日から売り越しとなり、プラチナの足元の需給が緩いことや最大の消費国である中国の景気減速もあって、800ドルの節目を割り込む可能性もあると危惧された』とし、しかし、『800ドル割れが回避されて上昇し、一時900ドルに上昇した』と解説しています。こうしたことから、陳さんは、NYプラチナについて、『ファンドの売りが捕まった状態にあり、今後、ショートカバーで急反発する可能性もある』と考察しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月3日付「NYプラチナは900ドルに上昇へ」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <FA> 2022/08/04 09:49 注目トピックス 経済総合 NYの視点:米ISM非製造業景況指数雇用は縮小も求人は強い、FRBは市場の来年の利下げ観測を払拭 市場では景気後退懸念が根強い。そんな中、連邦準備制度理事会(FRB)高官は市場の来年の利下げ観測の払しょくに努めている。セントルイス連銀のブラード総裁は現在、米国経済が景気後退だとは思わないとし、年内に政策金利を3.75%から4%まで引き上げるべきだと主張。さらに、物価を引き下げるため、金利は長期にわたり、高い水準が必要となる可能性を指摘した。サンフランシスコ連銀のデイリー総裁もFRBがインフレ対処の戦いを終了しておらず、まだ、中立水準と見られる3%にも達しておいないとし、年末までに政策金利を3.4%まで引き上げることが理に適うとした。米供給管理協会(ISM)が発表した7月ISM非製造業景況指数は56.7と、悪化予想に反し、6月55.3から改善し、4月来で最高となり、FRB高官の見通しを裏付ける形となった。50を26カ月連続で上回り、活動拡大が継続。重要項目の新規受注が59.9と、6月56.7から低下予想に反し上昇したことが全体指数を押し上げた。26カ月連続で活動の拡大となった。一方で、サービス業の雇用は49.1と、6月49.8から予想外の上昇も依然50を下回り縮小を示した。活動縮小は過去6カ月で4カ月目となる。ただ、企業のコメントでは、退職や転職などで、自社退職が増える一方で、その人数を補う新たな採用が非常に困難としており、雇用需要は依然強いことが示されたことも、FRBの利上げ継続姿勢を後押し。仕入れ価格は72.3と、62カ月連続で活動の拡大も、過去最高を記録した6月80.1からは大幅低下。80割れは2021年9月以降で初めて。また、低下幅は2017年5月来で最大となった。カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁は、23年に利上げに転じる可能性は非常に少ないとしたが、FRBの金融政策は結局はデータ次第となる。■米7月ISM非製造業景況指数:56.7(予想:53.5、6月:55.3)景況指数:59.9(6月56.1、6カ月平均56.6)仕入れ価格:72.3(80.1、81.0)新規受注:59.9(56.1、56.7)受注残:58.3(60.5、59.8)入荷水準:57.8(61.9、62.6)在庫景況感:50.1(46.2、47.2)雇用:49.1(47.4、49.8)新規輸出受注:59.5(57.5、58.3)輸入:48.0(46.3、49.5) <FA> 2022/08/04 07:33 注目トピックス 経済総合 メキシコペソ円は、ドル円の下落に連れて上値の重い展開になりそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週のメキシコペソ円について、『ドル円の下落に連れて上値の重い展開になりそうだ』と述べています。続けて、『ただ、来週のメキシコ中銀会合では利上げが予想されているため、下げ幅は限定的になるのではないか』と考察しています。次に、『29日発表した22年4~6月期実質国内総生産(GDP)は、前四半期比で+1.0%だった。産油国として世界的な原油高の恩恵を受けたほか、米国向けの自動車の輸出額が増加した。実質経済成長率がプラスになるのは3四半期連続。22年1~3月期も前四半期比で+1.0%だった』とし、『好調なGDPに加え、7月前半のメキシコ消費者物価指数(CPI)が前年同期比で8.16%上昇したことから、メキシコ銀行(中銀)は8月11日の会合で6月に次いで0.75ポイントの利上げを決定するとの見方が強まっている』と解説しています。また、『メキシコの国営石油会社ペメックスは22年4~6月期に原油などの輸出額が3197.8億ペソ(約2兆円)と前年同期比で89%増えた。ロシアによるウクライナ侵攻で世界的にエネルギー価格の高騰が続く中、ペメックスは原油の増産を急ぐとともに、精製能力を引き上げるために積極投資している。自動車の輸出も回復している。自動車の輸出額は22年1~6月に783億ドル(約10.5兆円)と前年同期比で11.5%増えた。主な輸出先である米国における需要が堅調だったほか、半導体不足による生産の停滞が徐々に解消しつつある』と述べています。一方で、『メキシコ銀行(中銀)が民間銀行など38機関の予測をまとめて7月1日に公表した調査では、22年通年の実質経済成長率の見通し(中央値)は1.8%と6月公表時点の予測を据え置いた。23年通年の予測は1.9%と2.0%から下方修正した』と伝えています。こうしたことから、陳さんは、メキシコペソ円の今週のレンジについて、『6.30円~6.70円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月2日付「メキシコペソ円今週の予想(8月1日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <FA> 2022/08/03 17:39 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.08%高でスタート、買い戻しが優勢 3日の上海総合指数は買い先行。前日比0.08%高の3188.89ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時43分現在、0.68%高の3208.04ptで推移している。上海総合指数がきのう2日、約2カ月ぶりの安値を更新しており、値ごろ感から買い戻しが優勢。また、景気対策への期待も引き続き支援材料となっている。一方、米中関係の悪化懸念が指数の足かせとなっている。 <AN> 2022/08/03 10:47 注目トピックス 経済総合 ダイキン工業を対象とするコール型eワラントが前日比2倍の大幅上昇(3日10:00時点のeワラント取引動向) 新規買いは原資産の株価上昇が目立つダイキン工業<6367>コール190回 8月 23,500円を順張り、日本郵船<9101>コール167回 9月 12,100円を順張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしては住友化学<4005>コール62回 8月 600円、東京海上ホールディングス<8766>プット89回 8月 6,900円、任天堂<7974>プット398回 8月 59,000円、金リンク債コール402回 9月 1,850米ドルなどが見られる。上昇率上位はダイキン工業 コール191回 8月 26,500円(前日比2倍)、金リンク債プット357回 8月 1,750米ドル(+86.8%)、西日本旅客鉄道<9021>コール70回 8月 5,600円(+80.0%)、AGC<5201>プット131回 8月 4,100円(+77.8%)、ダイキン工業 コール190回 8月 23,500円(+63.4%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/08/03 10:10 注目トピックス 経済総合 コラム【新潮流2.0】:意外に早い終わり(マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆) ◆8月である。やっと8月だ。今年、関東甲信は記録的に早い梅雨明けとなり、堪えがたい猛暑がもう1ヶ月以上も続いている。8月だが、まだ8月である。この暑さもまだまだ先が長いと思うとげんなりする。◆こう暑いと犬の散歩は陽が昇る前の早朝か、完全に陽がかげってからの夕方でないといけない。こんなことを書くと驚かれるかもしれないが、最近の散歩で、早朝の空気に、夕闇の中の風に、一筋の涼を感じることがあった。これは例年であれば、8月後半、甲子園で高校野球が終わる頃のことである。◆そういえば、蝉ファイナル(死んでいると思った蝉が突然、飛び跳ねて驚くこと)にこの時期から遭遇することが増えた。昨日は川辺で赤とんぼが飛んでいるのを見た。自然界は帳尻が合うようにできているのだろう。今年は夏が早く始まった分、終わりも早いのかもしれない。素人の天気予報だから当てにはならないが、今年の暑さもお盆過ぎには落ち着くのではないか。◆異例のペースでヒートアップしてきたが、案外、終わりも早いのではないか。この夏の暑さの話ではない。米国FRBの利上げである。こちらは、早く始まったから終わりも早い、というのではない。利上げ開始が後手に回った分、利上げ幅を通常より大きなものにしてようやく中立金利に達した。いわば大急ぎで帳尻を合わせたということである。この先、利上げの終わりはまだ見えない。しかし、気の早い市場はすでに利下げまで織り込み始めた。いくらなんでも早過ぎるだろう。◆ここから先はパウエル議長が強調するようにデータ次第なのだ。市場の利下げ期待はリセッションの兆しに基づくものだが、それは蝉ファイナルや川辺の赤とんぼより薄い根拠である。市場の勝手な思惑よりも長年にわたり観察された自然のサイクルのほうが信頼できる。8月である。この週末には暦の上では秋が立つ。マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆(出所:8/1配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より抜粋) <FA> 2022/08/03 09:21 注目トピックス 経済総合 NYの視点:米6月JOLT求人件数は労働市場の減速を示唆、FRBは利上げ継続主張 米労働省が発表した6月JOLT求人件数は1069.8万件となった。3カ月連続の減少で、予想を下回り昨年9月来の低水準となった。求人率(Job openings rate)は6.6%と、5月6.9%から低下。また、採用者数は637.4万人と、21年5月来で最低で、4カ月連続で減少。採用率(Hiring rate)は4.2%と5月4.3%から低下した。労働市場の自信をあらわすとして注目される自主退職者数は3.7万人減の423.7万人と、2021年10月来で最低。労働市場も明らかに減速を見せている。解雇は130万人、解雇率(Layoffs/discharges rate)も0.9%と前月とほぼ変わらずとなった。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)高官は労働市場は減速も依然ひっ迫が続いており利上げ軌道を維持すべきとの見解を変えていない。メスター・クリーブランド連銀総裁も、米国経済は景気後退に陥っておらず、労働市場は非常に健全で、物価安定を目指した利上げを続けるべきとの考えを示した。■雇用たるみダッシュボード◎金融危機前に比べ状態が改善        パンデミック: 金融危機前水準と比較6月求人率(Job openings rate):6.6%(5月6.9% )     4.4%, 3%6月退職率(Quits rate):2.8%(5月2.8%)          2.3%: 2.1%6月解雇率(Layoffs/discharges rate):0.9%(前月0.9%,前年1.0%)  1.2%6月雇用者数(Nonfirm payrolls):+37.2万人(5月+38.4万人) +25.1万人,+16.18万人6月採用率(Hiring rate):4.2%(5月4.3%)         3.8%6月失業率(Unemploynent rate):3.6%(5月3.6%)     3.5%, 5%6月広義の失業率(U-6):6.7%(5月7.1%)         7.0%, 8.8%◎金融危機前に比べ状態悪化6月労働参加率:62.2%(5月62.3%)               63.4%, 66.1%6月長期失業者数(15週以上):35.4%(5月34.5%)        19% <FA> 2022/08/03 07:31 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.20%安でスタート、米中関係の悪化懸念が圧迫材料 2日午前の東京市場でドル・円は130円50銭台で推移。米中関係の悪化を警戒して安全逃避的な円買いが観測されており、新たなドル買い材料が提供されない場合、ドル・円は131円近辺で上げ渋る状態がしばらく続く可能性がある。ここまでの取引レンジは、ドル・円は130円60銭−131円75銭、ユーロ・ドルは、1.0252ドル−1.0293ドル。ユーロ・円は134円33銭−135円23銭。 <AN> 2022/08/02 10:47 注目トピックス 経済総合 TDKを対象とするコール型eワラントが前日比6.8倍の大幅上昇(2日10:04時点のeワラント取引動向) 上昇率上位はTDK<6762>コール225回 8月 5,000円(前日比6.8倍)、TDK コール226回 8月 5,650円(前日比6倍)、TDK コール224回 8月 4,350円(前日比2.9倍)、TDK コール229回 9月 5,550円(前日比2.2倍)、TDK コール228回 9月 4,900円(前日比2.1倍)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/08/02 10:12 注目トピックス 経済総合 NYの視点:米景気減速+インフレピーク観測も一時的現象かどうかを今後見極めへ 米供給管理協会(ISM)が発表した7月ISM製造業景況指数は52.8と、6月53.0から低下しパンデミックによる経済封鎖開始直後の20年6月以降ほぼ2年ぶり最低となった。しかし、予想52.0は上回った。また、活動拡大を示す50を26カ月連続で上回った。重要項目である新規受注は48と、6月に続き2カ月連続で活動縮小を示し、一段と悪化。2020年5月以降2年ぶり最低となった。雇用も49.9と、3カ月連続で50割れ。しかし、6月からは改善した。支入れ価格は60.0と、78.5から大幅下落。20年8月来で最低となった。下落幅は過去最大。原油価格が6月に高値を付けたのち、低下基調にあることが価格の下落につながったと見られる。■米7月ISM製造業景況指数52.8(6月53.0)新規受注:48(49.2)支入れ価格:60.0(78.5)生産:53.5(54.9)雇用:49.9(47.3)入荷遅延:55.2(57.3)在庫:57.3(56.0)顧客在庫:39.5(35.2)受注残:51.3(53.2)輸出:52.6(50.7)輸入:54.4(50.7)先週発表された4−6月期国内総生産(GDP)速報が1−3月期に続き2四半期連続のマイナス成長となったためテクニカルリセッション入り。7月ISM製造業も2年ぶり低水準となったほか、インフレもピークに達した可能性が示唆されたため、連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げの必要性は低下した。一方で、企業は引き続き従業員が見つからないと、指摘している。さらに調査では、楽観的な見通しと、悲観的な見通しを比べた場合、その差は6対1と、前月の3対1から一段と広がっており、景気成長が保たれるとの見方もある。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、週末のTVインタビューで、インフレが潜在的な景気後退に比べてより大きな脅威であると強調。引き続きインフレ抑制を優勢とする姿勢を再確認した。パウエル議長は2023年も利上げを予想しているとしたが、市場はすでに来年の利上げを織り込み始めた。果たしてインフレの鈍化や景気の弱さが一時的にとどまるかどうかが今後、焦点となる。 <FA> 2022/08/02 07:27 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.20%安でスタート、弱い経済指標が圧迫材料 1日の上海総合指数は売り先行。前日比0.20%安の3246.62ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時53分現在、0.51%安の3236.53ptで推移している。弱い経済指標が圧迫材料。7月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は49.0となり、予想(50.3)に反し、前月(50.2)から低下した。景況判断の境目となる50を再び割り込んだ。また、「ゼロコロナ」政策堅持に伴う行動制限の長期化懸念も引き続き警戒されている。ただ、外部環境の改善などが指数をサポートしている。 <AN> 2022/08/01 11:02 注目トピックス 経済総合 アルプスアルパインを対象とするプット型eワラントが前日比2.4倍の大幅上昇(1日10:00時点のeワラント取引動向) 新規買いは原資産の株価上昇が目立つ日産自動車<7201>コール318回 9月 525円を順張りで買う動きや、原資産の株価下落が目立つ富士通<6702>コール259回 9月 19,000円を逆張りで買う動きなどが見られる。上昇率上位はアルプスアルパイン<6770>プット82回 8月 1,200円(前日比2.4倍)、アルプスアルパイン プット81回 8月 1,000円(前日比2.3倍)、電源開発<9513>プット42回 8月 2,150円(前日比2.2倍)、アルプスアルパイン プット83回 8月 1,400円(前日比2.1倍)、電源開発 プット41回 8月 1,850円(前日比2倍)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/08/01 10:11 注目トピックス 経済総合 NYの視点:【今週の注目イベント】米雇用統計、ISM製造業・非製造業、英中銀、豪準備銀など 米国の景気後退懸念が強まる中、今週は最新7月の雇用統計や全米製造業活動業況を示すISM製造業、サービス業活動を示すISM非製造業指数に注目が集まる。また、各国のPMIにも注目。さらに、英中銀は金融政策決定会合で、27年間で最大となる0.5%の利上げに踏み切ると予想されている。そのほか豪州準備銀も金融政策決定会合を予定している。米国7月のISM製造業・非製造業とも活動の拡大を示す50を維持するとの予想だが、れぞれ6月から一段と低下が予想されている。万が一、非製造業指数が50を割り込み活動の縮小を示すと、景気後退懸念を一層強める。インフレ高進や景気後退への脅威が消費に影響を与え始めており、企業の雇用凍結の動きも相次ぐ中、7月雇用統計で失業率は3.6%と50年ぶりの低い水準付近で推移する見込み。非農業部門の雇用も20万人近くの増加が予想されており、政府やパウエル議長が指摘するとおり雇用の強さが証明される見通しとなっている。利上げサイクル入りにもかかわらず労働市場が堅調ならば、FRBは利上げを計画通り継続することになる。ただ、予想を下回った場合、9月会合も0.75%の利上げを実施する確率は一段と低下する。市場と、FRBの23年の金利見通しに格差が見られる。FRBの見通しによると23年も利上げを継続する見通しで、3.8%。市場は2.7%と、23年2月にも利上げを予想しており、ドル売り圧力となっている。4-6月期のGDPが1-3月期に続き2四半期連続のマイナス成長に落ち込み投資家が経済の景気後退入りを警戒する中、FRBのパウエル議長は労働市場が依然ひっ迫しているほか、家計のファイナンス状況が堅調であることを理由に、国内経済は依然、弾力性があると楽観視している。経済を深刻な景気後退に陥れることなく、利上げが可能だと見ている。アトランタ連銀のボスティック総裁は、米国経済が景気後退入りしたとは思わず、インフレ抑制のためまだすべきことがあると、追加利上げを示唆した。■今週の主な注目イベント●米国8月1日:7月製造業PMI確定値、6月建設支出、7月ISM製造業景況指数2日:6月JOLT求人、エバンズ・シカゴ連銀総裁、メディア朝食会を主催、ブラード・セントルイス連銀総裁が経済や金融政策に関し議論3日:7月サービス業PMI確定値、7月耐久財受注確定値、7月ISM非製造業景況指数、6月製造業受注4日:6月貿易収支、週次失業保険申請件数、メスター・クリーブランド連銀総裁が5日:7月雇用統計●欧州8月1日:ユーロ圏・製造業PMI、失業率、仏・独製造業PMI3日:ユーロ圏小売売上高、サービスPMI、PPI、独貿易収支、サービスPMI4日:ECB経済報告5日:独鉱工業生産、仏貿易、鉱工業生産●中国31日:製造業・非製造業PMI8月1日:財新製造業PMI3日:財新サービスPMI●英国8月1日:製造業PMI、与党党首選3日:サービスPMI4日:英中銀、金融政策決定、ベイリー総裁会見5日:英中銀チーフエコノミスト、ピル氏、金融政策に関し講演●日本8月1日:自分銀行製造業PMI3日:サービスPMI●豪州8月2日:準備銀行金融政策決定会合3日:サービスPMI、小売売上高5日:準備銀四半期経済・政策見通し <FA> 2022/08/01 07:40 注目トピックス 経済総合 注目の海外経済指標:7月米雇用統計で失業率は横ばいの見通し 8月1日−5日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。■1日(月)午後11時発表予定○(米)7月ISM製造業景況指数-予想は52.3参考となる6月実績は53.0。7月については、支払い価格の低下は新規受注の伸び悩みなどによって指数はやや低下する見込み。物価高によって経済成長は減速しつつあることから、景況指数の反発は期待できない。■3日(水)午前10時45分発表予定○(中)7月財新サービス業PMI -予想は54.0都市封鎖措置はひとまず解除されており、経済活動はある程度拡大する見込み。ただし、外部環境の改善は遅れており、サービス業PMIは6月実績をやや下回る可能性がある。財とサービスを合わせた全体の輸出額は前月比1.2%増加し、過去最大の2559億ドル。輸入額は0.6%増の3414億ドル。■4日(木)午後9時30分発表予定○(米)6月貿易収支-予想は-820億ドル参考となる5月実績は、輸出額の増加などで-855億ドルとなり、赤字幅は縮小。高インフレが製品需要を世界的に抑制していることから、貿易赤字の大幅な縮小は期待できない。ただし、西海岸に到着する貨物受注は引き続き増加していることから、6月の赤字幅は5月実績との比較で縮小する可能性がある。■5日(金)午後9時30分発表予定○(米)7月雇用統計-予想は非農業部門雇用者数は前月比+25万人、失業率は3.6%参考となる6月実績は、非農業部門雇用者数は前月比+37.2万人で市場予想の+26.5万人程度を上回った。失業率は3.6%で市場予想と一致。7月については、直近の失業保険新規申請件数がやや増加していることから、雇用者数の増加は6月実績を下回る見込み。ただ、月間で20万人超の雇用増加が予想されており、失業率がただちに上昇する兆候は確認されていないたことから、全米レベルの雇用情勢は良好とみられる。○その他の主な経済指標の発表予定・1日(月):(中国)7月財新製造業PMI、(欧)6月失業率・2日(火):(豪)豪準備銀行政策金利発表・3日(水):(中国)7月財新サービス業PMI、(欧)6月ユーロ圏小売売上高・4日(木):(豪)6月貿易収支、(英)英中央銀行MPC政策金利発表・5日(金):(独)6月鉱工業生産 <FA> 2022/07/30 14:53 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.01%高でスタート、神経質な値動き 29日の上海総合指数は買い先行。前日比0.01%高の3282.81ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時55分現在、0.15%高の3280.69ptで推移している。経済指標の発表を控え、神経質な展開が続いている。7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は31日に発表される予定だ。また、住宅ローン問題が払拭されていないことも引き続き警戒されている。一方、米金利低下などが引き続きサポートしている。 <AN> 2022/07/29 11:02 注目トピックス 経済総合 アマゾン・ドット・コムを対象とするコール型eワラントが前日比2.2倍の大幅上昇(29日10:00時点のeワラント取引動向 新規買いは原資産の株価下落が目立つ日本電気<6701>コール204回 9月 5,000円を逆張り、ローム<6963>コール62回 8月 11,300円を逆張りで買う動きなどが見られる。上昇率上位はアマゾン・ドット・コム コール188回 9月 140米ドル(前日比2.2倍)、日本電気 プット177回 8月 3,800円(前日比2倍)、銀リンク債コール113回 8月 23米ドル(前日比2倍)、日本電気 プット178回 8月 4,600円(+92.7%)、アマゾン・ドット・コム コール187回 9月 120米ドル(+85.0%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/07/29 10:20 注目トピックス 経済総合 NYの視点:FOMCの過剰な利上げを警戒 連邦準備制度理事会(FRB)は、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)でも景気下方リスクを認識しつつも、高インフレへの対処を最優先としている方針を再確認した。ペースを鈍化させるものの、年内はインフレ対処の追加利上げを続ける見通し。4−6月期の国内総生産(GDP)の結果はむしろ、パウエル議長、FOMCの想定内、思い通りで、この先、インフレの鈍化につながり、9月0.75%の追加利上げを避けられると見られている。ただ、FRBが大幅利上げを実施するきっかけとなったインフレ期待の鍵となるエネルギー価格の上昇は政府の政策による影響が大きく、エネルギー価格が簡単に下落していくとは思えない。インフレも簡単に収束するとは考えににくく、FRBも高インフレ対処を優先した利上げを継続することになる。大幅利上げは避けられそうだが、利上げは継続することになる。エネルギー価格が高止まりし、高インフレ対応を最優先にした利上げが過剰となり、今後の米国経済を損傷するリスクは警戒される。 <FA> 2022/07/29 07:27 注目トピックス 経済総合 JPX金は円安を支援材料に上昇するか サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『JPX金は円安を支援材料に上昇するか』と述べています。続けて、『「金利高」と「ドル高」を背景に、金投資の人気が低下している』とし、『金ETFは減少傾向にあり、7月26日時点で1005.29トンと年初最大の1106.74トン(4月19日)から9.2%減少している』と伝えています。また、『NY金先物市場では、ファンドの買い越しが10万枚を下回った。ピーク時の27万4388枚(3月8日)から見ると、65%も減少している』と述べています。次に、『米連邦準備制度理事会(FRB)は26、27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、市場の予想通りに0.75ポイントの利上げを決定しそうだ。27日時点のCME FEDWATCHによると、0.75ポイントの利上げ確率は77%、1.0ポイントの利上げ確率は23%だった』と解説、『市場の関心は、9月会合における利上げ幅が0.75ポイントになるのか、0.5ポイントになるのか、だろう。パウエルFRB議長は、利上げによる景気後退を懸念するよりも、インフレ退治を第一義として今後もタカ派的な姿勢を維持していくと思われる』と見解を述べています一方で、『世界経済の不透明感やコモデティテイリスクを背景に下値は堅く1700ドルを維持している。国際通貨基金(IMF)は26日に公表した最新の世界経済見通しで、2022年と23年の世界の成長率予想を下方修正した。また、ロシアによる欧州向け天然ガス輸出が完全に停止するなどのリスクを警告した』と言及しています。こうしたことから、陳さんは、JPX金について、『円安にサポートされて7500円を維持している。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果次第で、円安が進行すれば、再び8000円を目指す上昇になるかもしれない』と考察しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月27日付「JPX金は円安を支援材料に上昇するか」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <FA> 2022/07/28 17:37 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.36%高でスタート、米金融政策の不透明感後退が支援材料 28日の上海総合指数は買い先行。前日比0.36%高の3287.50ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時分現在、0.21%高の3282.56ptで推移している。米金融政策の不透明感後退が支援材料。また、経済指標の改善も好感されている。一方、新型コロナウイルス防疫措置の拡大が引き続き不安材料。また、米中首脳の会談が週内に控えるため、慎重ムードも強い。 <AN> 2022/07/28 11:04 注目トピックス 経済総合 金リンク債を対象とするコール型eワラントが前日比2.3倍の大幅上昇(28日10:00時点のeワラント取引動向) 原資産の株価下落が目立つアイシン<7259>プット57回 8月 3,900円を順張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしては信越化学工業<4063>コール221回 8月 18,500円、オリンパス<7733>コール68回 9月 2,700円、三菱重工業<7011>コール193回 9月 5,100円、ファナック<6954>コール270回 9月 23,500円などが見られる。上昇率上位は金リンク債コール397回 8月 1,850米ドル(前日比2.3倍)、銀リンク債コール120回 9月 28米ドル(前日比2倍)、銀リンク債コール112回 8月 20米ドル(前日比2倍)、銀リンク債コール118回 9月 23米ドル(+80.0%)、信越化学工業 コール222回 8月 21,000円(+66.7%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/07/28 10:18 注目トピックス 経済総合 NYの視点:9月FOMCの大幅な利上げはデータ次第、ガイダンス明確化せず 米連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で6月会合に続き2会合連続で75ベーシスポイント(bp)の追加利上げに踏み切った。消費や生産は減速も雇用の伸びが力強いことを理由に挙げた。6月声明からの内容の修正は少ない。1)景気判断を引き下げ最近の消費や生産の指標は弱まっている。それにもかかわらず雇用は力強い。(6月声明:全般的に経済活動は第1四半期に減速後、加速している)パウエル議長は会合後の会見でインフレが目標水準を大幅に上回っているほか、労働市場も減速しているもののひっ迫状態であるため、追加利上げの必要性を示唆した。ただ、0.75%という異例な大幅な利上げに関しては、「データ次第」にとどめた。明確なガイダンスを出さず、会合ごとに政策を決定していく、という方針に変えた。ただ、年内に金融政策であるFF金利誘導目標を中立水準である3%‐3.5%まで引き上げたいとの見方は、現状でも変わりはないようだ。また、市場は年内で利上げ打ち止めを予想しているが、議長は来年も引き続き利上げを予想しており、利上げ継続となればドルを支援することになる。議長は経済がおそらく大丈夫だと見ている。その理由として、求人が十分で、消費者の現金保有率が高いことを挙げた。また、1−3月期に続き4−6月期もマイナス成長で2四半期連続のマイナス成長でテクニカルリセッション入り懸念が市場では強まるなか、パウエル議長は現状で、労働市場が強いため、景気後退に陥っていないとの見解。9月会合まで8週ある。9月の金融政策は、その間に発表される経済指標やインフレ指標の動向が非常に重要になってくる。 <FA> 2022/07/28 07:29 注目トピックス 経済総合 南アフリカランド円は、下げ止まりからもち合いになると予想 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、南アフリカランド円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『今週の南アフリカランド円は、大幅な利上げを背景に下げ止まりからもち合いになると予想する』と述べています。続けて、『南アフリカ準備銀行(南ア中銀)は21日の金融政策委員会(MPC)で、政策金利を4.75%から0.75ポイント引き上げて5.5%に決定した。0.75ポイントの利上げは2002年9月以来で、インフレ抑制のため金融政策の引き締めを急ぐことになった。約20年ぶりの大幅な利上げ決定は市場の予想外のことだった』と解説しています。また、『来年末にかけて利上げペースを加速させることも示唆した。MPCは今年末の政策金利が5.61%にあることを示唆した。5月時点の予測は5.3%だったが、インフレの高進を受けて上方修正された。来年末の金利は6.45%で、同じく6.21%から上昇した』と述べています。次に、『今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、0.75ポイントの利上げが予想されている。利上げ幅が市場予想通りであれば、ランドは買い戻しが先行しよう』と述べ、『ただ、1.0ポイントの利上げも可能性はゼロではなく、その場合、ドル買いが強まり、ランドが売られるが、ドル円の上昇が見込まれることから、ランド円に関しては横這いとなりそうだ』と考察しています。また、陳さんは、『ドル高基調を受けて金やプラチナ、パラジウム等のドル建て貴金属価格が下落基調にあることは、主要生産国の南アフリカには重石となろう』と述べています。こうしたことから、南アフリカランド円の今週のレンジについて、『7.95円~8.35円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月26日付「南アフリカランド円今週の予想(7月25日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <FA> 2022/07/27 17:38 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.17%安でスタート、世界景気の減速懸念を警戒 27日の上海総合指数は売り先行。前日比0.17%安の3271.78ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時49分現在、0.31%安の3267.36ptで推移している。世界景気の減速懸念が警戒されている。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、慎重ムードも強まっている。ただ、景気対策への期待感が引き続き指数をサポートしている。 <AN> 2022/07/27 10:52 注目トピックス 経済総合 イビデンを対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(27日10:00時点のeワラント取引動向) 新規買いは原資産の株価上昇が目立つ日本電産<6594>コール223回 8月 9,700円を順張り、日本郵船<9101>コール165回 9月 9,300円を順張りで買う動きなどが見られる。上昇率上位はイビデン<4062>コール134回 8月 5,450円(+33.3%)、明治ホールディングス<2269>コール88回 8月 8,600円(+25.0%)、アマゾン・ドット・コムプット158回 9月 80米ドル(+25.0%)、東日本旅客鉄道<9020>コール175回 8月 8,700円(+25.0%)、日本電産 コール224回 8月 11,000円(+21.4%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/07/27 10:13 注目トピックス 経済総合 ウォール街を知るハッチの独り言 伊勢海老相場とバフェットさんの格言の話(マネックス証券 岡元 兵八郎) さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、7月25日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・外国株コンサルタント、『ハッチ』こと岡元兵八郎氏のコラム「ウォール街を知るハッチの独り言」の内容をご紹介いたします。数週間前、私は故郷の宮崎へ帰省しました。目的は、旧友二人と私の故郷を旅することでした。コロナ禍前は恒例の行事だったのですが、コロナ禍でそれが実現できずにいたので、今回は実に3年ぶりの旅です。私の生まれ故郷は、宮崎市から日南海岸を車で2時間ほど南下、日南市南郷町という田舎町です。私はそこで生まれて小学4年生の頃まで住んでいました。今ではもう親戚も亡くなり、地元へ帰る時は祖先のお墓参りをするときくらいです。今から遡ること8年前、私は初めての著書「新興国の株式投資の本」の執筆をするべく生まれ故郷へ帰省しました。地元にある民宿を探して予約を入れた目井津港のホテルは、偶然にも私の小学1年生の時の同級生の鉄ちゃんのご家族が経営するホテルだったのです。ここは地元で創業100年以上続く老舗、料理が美味しいこぢんまりとしたホテルです。その晩、日南の焼酎と地元の新鮮な料理の数々に舌鼓を打ちながら、旅の理由やら何やら談笑していました。すると、ここから船で15分程の沖合に「大島」という島があり、さらにはその島に鉄ちゃんの家族が所有する古い一軒家があるとのこと。そこに寝泊まりして原稿を書けばいいじゃないかと勧めてくれたのです。 以前大島は小学校もあるほど多くの家族が住んでいたのですが、現在は過疎化して誰も住むことの無い無人島となっていました。鉄ちゃんのオファーをきっかけに、早速、私は翌日から5日間の渡航を決行。大島にある彼の家を借りての執筆活動を始めたのです。日の暮れる前には、鉄ちゃんが様々な地元の新鮮食材を船で届けてくれ、夕食は1人でバーベキュー。朝食はその残りをいただきました。翌朝、鉄ちゃんはまた船でお弁当を届けてくれ、夕方になるとまた晩ごはんの食材を持ってきてくれるのです。船の発着場と波打ち際は境目が無く、十数歩歩くとそのまま家屋に到着です。まるで海と一体化しているようなこの島の彼の家にいると、朝は起きたい時に波の音で目覚めます。日中は原稿書きに精を出し、飽きると島中をあてどなく歩いてトム・ソーヤさながら探検隊。お腹が空くと火を焚べて新鮮な野菜と魚介でバーベキュー。さながら老人と海!? これってヘミングウェイ!?こんな素晴らしい環境を提供してくれた幼馴染みの親切心には感謝しかありません。すっかり偉大な作家気分に浸りつつ、こうして無事に一冊の本を書き上げることができたのです。東京に戻り友人にこの話をしたところ、どうしても行きたいという熱烈なリクエストが入り、いつの間にやら中年男部隊3人が結集。大島の鉄ちゃんの家に泊まって、魚釣りやバーベキューで地元の味三昧というのが年に一度の恒例行事、一大イベントとなりました。そして今年7月、コロナ禍をすり抜けて3年ぶりに訪れた鉄ちゃんのホテルに到着。ロビーで久々の再会を果たし積もる話をしていた時のことです。一人のマスクをした若者が私の方へやってきて挨拶をしてくれたのです。「この本を書かれた岡元さんですね。」 彼は右手に、私が2年前に著した「初心者向け米国株の本」を持っていました。よくよく聞いてみると彼は鉄ちゃんの甥で、数年前に株式投資に興味を持ち始めて、たまたま私の動画をYouTubeで見つけ、私の本も買っていたというのです。YouTubeで米国株の話をしていて、更には購入した米国株の著者だったのが、たまたま叔父の鉄ちゃんの幼なじみの私だったというわけです。実はマネックス証券でオンラインセミナーを行う度に、一つ気になっている事がありました。関東や名阪神圏在住視聴者の方はとても多い一方、東や西の地方へ行けば行くほど視聴者数が減っていくのです。ネットの世界になっても、どうしても都会は色々な意味で情報はいっぱいあるのです。私が地方出身者なので事情はよくわかるのです。ですから、私は常々、地方に住んでいる方々にも是非、米国株投資の魅力を知って欲しいと思い続けてきました。同郷の宮崎の若者が、米国株投資に興味を持ってくれていたという事を大変嬉しく思いました。そしてその彼はウォーレン・バフェットの有名な言葉、「他人が貪欲になっているときに恐れ、他人が恐れているときにだけ貪欲になれ」について語り出したのです。「今まさにそういう局面ですよね」と。しっかり勉強しているなと思ったのですが、凄いのはここからです。彼は毎朝、近くの魚市場へ行って競りで魚を買い付ける事が重要な仕事の一つです。彼はコロナ禍で伊勢海老の卸値が安かった時に、このバフェットの言葉を思い出し、誰も買わなかった伊勢海老の値段が安くなったのをチャンスと捉え、誰も欲しがらない伊勢海老を大量に買い付けて大型冷凍庫に保存したというのです。 もちろんその後伊勢海老価格は戻っていき、彼は利益を得ることができたのです。この発想は私にとっても目に鱗でした。このようにバフェットの考え方を自身の仕事に落とし込んで実行したというのは素晴らしい発想だなと思いました。私はこの若者の着眼点の素晴らしさに敬意を覚えると同時に、彼は優秀な投資家にもなるのではないかと思いました。私も投資の世界の格言は、投資の世界のものだと思ってきましたが、今回の件で改めて投資の格言は私たちの身近な世界でも役に立ち、世の中で何が起きているか見極めチャンスを逃さないことが大切だと考えさせられた次第です。マネックス証券 チーフ・外国株コンサルタント 岡元 兵八郎(出所:7/25配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より、抜粋) <FA> 2022/07/27 09:22 注目トピックス 経済総合 NYの視点:FRBの利上げがリセッションを招くと警戒 米連邦準備制度理事会(FRB)は26日から27日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で75ベーシスポイントの追加利上げに踏み切ることはほぼ確実視されている。CNBCが市場関係者(マネーマネジャー、アナリスト、エコノミスト30人)を対象に行った調査によると、大半の回答者がFRBのインフレ2%の目標達成努力が景気後退に繋がると考えていることが明らかになった。また、今後12カ月以内で景気後退に入る確率も55%と、5月調査から20%上昇。一部の指標によると、米国経済はすでに景気後退入りしている、または、景気後退がかなりせまっていることを示唆しているとの意見が多い。国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミストも現在、米国経済が景気後退入りすることはベースケースのシナリオではないが、米国が景気後退を回避できる確率は非常に低いとの見解を示している。CNBC調査@FRBのインフレを2%目標達成する努力が景気後退に繋がる:63%、繋がらない:22%@今後12カ月以内で景気後退に入る確率55%(5月調査35%)@FF予想:ピーク、23年3月に3.8%、23年末3.1%、24年末2.9%@22年の成長予想0.7%(1月時点+4.7%)@CPI予想6.75%、23年3.35%景気減速を認識しながらも、高インフレ対処を最優先とし、FRBは利上げを積極的にすすめ年末までには3.5%近くまで政策金利を引き上げる計画。ただ、来年以降は、雇用が減速し、利上げを続けられないとの見方が強まりつつある。市場のFF予想は23年3月に3.8%のピークを達したあと、末には3.1%、24年末には2.9%まで低下すると見ている。そんな中、声明やパウエル議長会見では9月FOMCのガイダンスにより注目が集まるが、ガイダンスが明確にならない可能性も強い。 <FA> 2022/07/27 07:47 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.12%高でスタート、神経質な値動き 26日の上海総合指数は買い先行。前日比0.12%高の3254.18ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時51分現在、0.09%安の3247.51ptで推移している。国内での新型コロナウイルス新規感染の高止まりが引き続き警戒されている。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)結果の発表を控え、慎重ムードも強まっている。一方、景気対策への期待などが引き続き指数をサポートしている。 <AN> 2022/07/26 10:54 注目トピックス 経済総合 Inpexを対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(26日10:00時点のeワラント取引動向) 新規買いは原資産の株価上昇が目立つInpex<1605>プット209回 8月 1,550円を逆張り、三菱重工業<7011>コール190回 8月 4,800円を順張りで買う動きなどが見られる。上昇率上位はInpex コール251回 8月 2,050円(+50.0%)、アマゾン・ドット・コムプット157回 9月 70米ドル(+50.0%)、日揮ホールディングス<1963>コール47回 8月 2,300円(+50.0%)、明治ホールディングス<2269>プット82回 8月 6,600円(+43.2%)、日揮ホールディングス コール46回 8月 2,050円(+41.7%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/07/26 10:43 注目トピックス 経済総合 NYの視点:米4-6月期もマイナス成長でテクニカルリセッションの兆候、FRBの利上げは継続 米連邦準備制度理事会(FRB)は今週開催される連邦公開市場委員会(FOMC)でも高インフレを抑制するため0.75%の利上げに踏み切る見込みとなっている。同時に、最近の経済指標からは成長減速の兆候が見られ、1-3月期に続いて4-6月期の国内総生産(GDP)もマイナス成長でテクニカルリセッション入りする可能性が強まりつつある。同時に価格の高騰も急激に収束しつつある。■活動縮小の兆候・6月シカゴ連銀全米活動指数:-0.19(予想0、5月:-0.19←0.01)・7月ダラス連銀製造業活動指数:-22.6(予想:-18.5、6月:-17.7)・7月S&Pサービス業PMI:47.0(予想52.7、6月52.7)・7月S&P総合PMI:47.5(予想52.4、6月52.3)・アトランタ連銀4-6月期GDP予想(現時点):-1.59%(1-3月期GDP-1.6%)7月ダラス連銀製造業活動指数は-22.6と予想を下回り3カ月連続のマイナスとなり、20年5月来で最低となった。主要項目である新規受注も—9.2と、6月の-7.3からさらに悪化。同時に価格も低下基調で、原材料支払い価格は38.4と、6月の57.5から大幅に低下し、6カ月平均の61.1も下回った。販売価格も29.3と、6月の33.8から低下。6カ月平均の40.1も下回った。賃金は38.1で、4カ月連続で低下した。FRBは前回6月FOMCでも指摘しているとおり、景気減速を予想しているが、景気後退は想定しておらず、高インフレへの対処を最優先とする方針。利上げも計画通り進めると見られている。ただ、もし、インフレが急速に収まった場合は、FRBの急速で大幅な利上げの必要性はなくなる。鍵は燃料価格動向。現在は一時的に上昇が一服しているが、構造的に問題が解決されたわけではなく、再び上昇するリスクも残る。FOMCでは特にガイダンスに注目される。 <FA> 2022/07/26 07:40 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.01%安でスタート、欧米景気の先行き不安を警戒 25日の上海総合指数は売り先行。前日比0.01%安の3269.71ptで寄り付いた後は、日本時間午前11時5分現在、0.20%安の3263.46ptで推移している。欧米景気の先行き不安が警戒され、売りが先行。国内では、住宅ローン不払い問題や新型コロナウイルス新規感染の高止まりに伴う行動制限の強化懸念などが圧迫材料となっている。 <AN> 2022/07/25 11:08

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