注目トピックス 経済総合ニュース一覧
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トルコリラ円今週の予想(4月15日)サンワード貿易の陳氏 (山崎みほ)
*17:24JST トルコリラ円今週の予想(4月15日)サンワード貿易の陳氏 (山崎みほ)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『保ち合いの値固めが続きそうだ』と述べています。続けて、『先週は、トルコが砂糖祭で大型連休入りする中、3月米消費者物価指数(CPI)が強い結果だったことでドルが上昇する中、リラには売りが強まった。しかし、トルコ2月鉱工業生産が市場予想を大幅に上回る強い結果だったこともあり、週末は引き戻した』と伝えています。陳さんは、『トルコ経済には回復期待が出ている上にトルコ中銀が3月の会合で政策金利を45.0%から50.0%へ引き上げたことで、市場はトルコ中銀の政策を評価している。3月のトルコCPIの伸びが加速していたことを考えると、次回4月25日の会合でも追加利上げするとの予想があり、リラは下げにくくなっているようだ』と考察しています。一方で、『先週末に起きたイランのイスラエルへのミサイル攻撃は中東地域の地政学リスクを連想させるため、リラの上値は重くなりそうだ』と言及しています。トルコリラ円の今週のレンジについては、『4.50円~4.95円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の4月16日付「トルコリラ円今週の予想(4月15日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 山崎みほ
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2024/04/18 17:24
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ドル円今週の予想(4月15日) サンワード貿易の陳氏(山崎みほ)
*17:21JST ドル円今週の予想(4月15日) サンワード貿易の陳氏(山崎みほ)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週のドル円について『政府・日銀の介入が警戒される中、中東の地政学リスクを背景に突発的な動きも予想される』と述べています。続けて、『先週発表された3月消費者物価指数(CPI)で根強いインフレ圧力が示されたことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ見通しが後退している。15日のCMEのFEDWATCHによると、最初の利下げは9月まで後ずれし、年2回の利下げが見込まれている。3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では「0.25%ずつ年3回」が見込まれていた。そのため、米長期金利は4.5%に上昇し、ドル買い・円売りが強まっている』と伝えています。一方で、『節目の152円をあっさり上抜けて153円後半まで円安が進行しているため、政府・日銀の介入も警戒されている。ただ、先週末にイランがイスラエルにミサイル攻撃したため、地政学リスクも高まっており、このような状況下で、介入に踏み切るのも難しいのではないか』と述べ、『イスラエルがイランに更なる報復攻撃を行えば、リスクオフのドル買いと円買いが同時に起こると思われ、ドル円相場の上昇基調に変化はないだろう。逆に、イスラエルが報復を断念すれば、リスクオンとなってドル買い・円売り基調が続くだろう』と言及しています。陳さんは、『今週は中東情勢を巡って神経質な展開が続きそうだが、基本的なドル高・円安基調は続くだろう。地政学リスクが高い中、政府・日銀も介入しにくいだろう』と考察しています。次に、『今週は15日に3月米小売売上高、19日に本邦3月消費者物価指数(CPI)が発表される。米国の利下げや日本の利上げ見通しに変化が生じるか注目される。また、複数の米当局者発言も予定されている』と伝え、『米3月小売売上高が堅調な結果を示す場合や、米当局者よりタカ派的な発言が相次ぐ場合、日米の金利差拡大見通しから、ドル円は一段高へ押し上げられる可能性が高い。ただし、政府・日銀による介入警戒感もより強まるため、上昇は緩やかになりそうだ』と述べています。ドル円の今週のレンジについては、『150.00円~155.00円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の4月16日付「ドル円今週の予想(4月15日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 山崎みほ
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2024/04/18 17:21
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NYの視点:ベージュブック、根強いインフレで5月FOMCでの政策金利据え置き後押し
*07:42JST NYの視点:ベージュブック、根強いインフレで5月FOMCでの政策金利据え置き後押し
米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では全米地区の経済活動がわずかに拡大したことが明らかになった。2月末に比べ12地区のうち10地区がわずか、または、緩やかな成長を報告。見通しでは注意深く楽観的となった。経済の7割を示す消費も全般的に小幅な上昇となった。ただ、地域や項目により強弱まちまち。物価高で、裁量的支出が弱まっており、今後消費が緩む可能性もある。また、企業がコスト高を商品価格に転嫁することが非常に困難となっていることも明らかになった。■地区連銀経済報告(ベージュブック)(4月分)経済活動:12地区のうち10地区がわずか、または、緩やかな成長消費:全般的に小幅な上昇見通し:注意深く楽観的物価:全般的に前回と同様に緩やかな伸びが継続インフレ期待:堅調。製造業では短期的に上方リスクを指摘燃料価格:6地区が緩やかな上昇を報告。セクターの上方圧力を示唆雇用:わずかなペースで拡大インフレが依然くすぶっていることが示唆され、次回4月30日から5月1日にかけて開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での政策金利据え置きを後押しする内容となった。
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2024/04/18 07:42
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NYの視点:IMFは米経済の強さ指摘、債務膨張でインフレ進展抑制も、FRBの利下げ他中銀に遅れをとる可能性も
*07:36JST NYの視点:IMFは米経済の強さ指摘、債務膨張でインフレ進展抑制も、FRBの利下げ他中銀に遅れをとる可能性も
国際通貨基金(IMF)は24年の世界経済の成長見通しを0.1ポイント上方修正し3.2%とした。同時に、中期的な悲観的な見通しを警告した。米国経済の強さが上方修正につながった。IMFは24年の米国経済は+2.7%と、前回の+2.1%から0.6%ポイント上方修正。その他の諸国はユーロ圏+0.8%(+0.9%)、日本:+0.9%(+0.9%)、英:+0.5%(+0.6%)、中国:+4.6%(+4.6%)と前回からほぼ変わらず。同時に米国の支出や債務の膨張を警告した。パンデミック以降もバイデン政権が続けている支出が経済を押し上げているものの、債務の膨張が今後の課題となる。アトランタ連銀の第1四半期国内総生産(GDP)成長率見通しは2.9%と、従来の2.8%から上方修正された。債務の膨張はインフレ鈍化の進展を抑制する可能性がある。他国中銀に比べて連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを一段と遅させる可能性もある。FRBのパウエル議長は利下げに向けたインフレ進展の一段の確信を得るには想定以上に時間がかかる可能性に言及。必要とあれば現状の金利を長期にわたり維持する姿勢を示し、前回の連邦公開市場委員会(FOMC)会見で示していた年内の利下げの可能性にも触れず、昨年のインフレ改善を過剰に楽観視すべきでないと慎重な姿勢に転換した。当面ドルを支援する可能性がある。
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2024/04/17 07:36
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NYの視点:米消費や住宅市場底堅く利下げ先送り観測強まる
*07:40JST NYの視点:米消費や住宅市場底堅く利下げ先送り観測強まる
米3月小売売上高は前月比+0.7%となった。伸びは予想を上回った。また、2月分も+0.9%と、速報の+0.6%から上方修正された。国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車、建材、給油、食品を除いたコントロールグループは前月比+1.1%と、伸びは予想を上回り23年1月来で最大。米国経済の7割を占める消費が依然底堅いあらたな証拠となった。全米ホームビルダー協会が発表した米4月NAHB住宅市場指数も上昇基調は一服したものの米住宅建設会社のセンチメントが楽観的な見通しを示す50以上を2カ月連続で維持。住宅市場が堅調である証拠となった。アトランタ連銀の第1四半期国内総生産(GDP)成長見通しは2.8%と、従来の2.41%から上方修正された。経済の底堅さを示す結果を受けて、米短期金融市場では最初の利下げが9月に先送りされることを織り込んでおり、引き続きドル買いを支援する。
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2024/04/16 07:40
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NYの視点:【今週の注目イベント】IMF・世銀会合、ベージュブック、米小売、中国GDPなど
*07:34JST NYの視点:【今週の注目イベント】IMF・世銀会合、ベージュブック、米小売、中国GDPなど
今週は国際通貨基金(IMF)・世銀会合が17-19日開催される。IMFは16日に世界経済成長見通しを発表する。ゲオルギエバ 専務理事はすでにインタビューで、特に強い米国経済がけん引し、世界経済の成長見通しを1月の見通しから上方修正することを明らかにした。理事は同時に早期の利下げに注意を促した。時期尚早の利下げは新たなインフレサプライズにつながりかねないと警告。連邦準備制度理事会(FRB)高官は強い消費者物価指数(CPI)の結果を受けて見通しを修正することはないが、不透明感が強まっており、利下げに一段と慎重な姿勢を見せており、利下げ先送り観測がドル買いを支援する可能性がある。FRBは17日に地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表する予定。結果は次回FOMCで金融政策決定するうえで材料になる。4月ミシガン大消費者信頼感指数ではガソリン価格の上昇が影響し、期待インフレ率が予想外に上昇するなど、インフレの高止まり懸念がくすぶり、利下げが先送りされる可能性が強まった。さらに、中東情勢にも引き続き注意が必要と見られる。■今週の主な注目イベント●IMF・世銀会合17-19日:16日世界経済見通し上方修正へ●米国15日:3月小売売上高、4月NY連銀製造業、2月企業在庫、4月NAHB住宅市場指数16日:3月住宅着工件数、建設許可件数、3月鉱工業生産、節義稼働率17日:ベージュブック、2月対米証券投資18日:週次新規失業保険申請件数、3月先行指数、3月中古住宅販売●中国16日:小売売上高、鉱工業生産、GDP●欧州15日:ユーロ圏鉱工業生産16日:独ZEW17日:ユーロ圏CPI●日本15日:機械受注17日:貿易収支19日:CPI●英16日:失業率17日:CPI
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2024/04/15 07:34
注目トピックス 経済総合
国内外の注目経済指標:1-3月期の中国GDP成長率は前期実績を下回る見込み
*15:15JST 国内外の注目経済指標:1-3月期の中国GDP成長率は前期実績を下回る見込み
4月15日-19日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。■15日(月)午後9時30分発表予定○(米)3月小売売上高-予想は前月比+0.4%参考となる2月実績は前月比+0.6%だったが1月実績は前月比-1.1%と下方修正されている。個人消費は力強さに欠けており、3月については小幅な伸びにとどまる見込み。■16日(火)午前11時発表予定○(中)1-3月期国内総生産(GDP)-予想は前年同期比+5.0%今年1-2月の鉱工業生産と小売売上高はまずまず順調だったが、不動産部門の低迷が続いている。民間部門の投資が大きく伸びる状況ではないため、1-3月期の経済成長率は昨年10-12月期を下回る見込み。■17日(水)午前8時50分発表予定○(日)3月貿易収支-予想は+2696億円参考となる3月上中旬の貿易収支は314億円程度の黒字。前年同期は7498億円程度の赤字だった。前年3月の貿易収支は最終的に7509億円程度の赤字だったが、今年3月は黒字となる可能性が高い。■19日(金)午前8時30分発表予定○(日)3月全国消費者物価コア指数-予想は前年同月比+2.7%参考となる2月実績は前年同月比+2.8%。3月についてはエネルギー価格の下落率は縮小すること、各種サービス価格は上昇していることから、上昇率は2月並みとなる可能性がある。○その他の主な経済指標の発表予定・15日(月):(米)4月NY連銀製造業景気指数・16日(火):(米)3月住宅着工件数、(米)3月鉱工業生産・17日(水):(英)3月消費者物価コア指数・18日(木):(米)3月中古住宅販売件数・19日(金):(英)3月小売売上高
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2024/04/13 15:15
注目トピックス 経済総合
NYの視点:FRB高官は利下げに慎重、ECBや英中銀は先に利下げ開始も
*07:45JST NYの視点:FRB高官は利下げに慎重、ECBや英中銀は先に利下げ開始も
米3月生産者物価指数(PPI)は前月比+0.2%と、伸びは2月+0.6%から予想以上に鈍化し年初来で最低となった。前年比では+2.1%と、2月+1.6%から伸びが拡大し再び連邦準備制度理事会(FRB)の目標2%以上となり、11カ月ぶりで最大の伸び。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している個人消費支出(PCE)価格指数の構成にも含まれるヘルスケアなど一部カテゴリーでは鈍化が示されたため、債券売りを加速させたCPIに比べ警戒される内容ではなかった。26日発表のPCEでもFRBが特に重要視しているコア指数は+0.25%。前年比では+2.7%と、+2.8%から伸びが小幅鈍化し、物価上昇の鎮静化が示されると見られている。同時に、金融や保険サービスの根強いインフレには注意が喚起された。FRBの金融政策決定において、議長、副議長を同様に影響力のあるNY連銀のウィリアムズ総裁は、インフレは依然、2%目標達成には長い道のりとしたうえで、短期的に政策修正の必要はないと、利下げに慎重な姿勢を繰り返した。本年の連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持つボストン連銀のコリンズ総裁は最近のデータが速やかな利下が必要になるとの懸念を緩和したとし、政策金利が想定されていたほど、引き締まっていない可能性を指摘。ただ、年後半には利下げ適切となると予想している。リッチモンド連銀のバーキン総裁も、インフレが鈍化するかどうか、見るために時間をかけることが賢明だと主張。FRB高官が利下げに慎重姿勢を示す一方、欧州中央銀行(ECB)はディスインフレが順調に進んでおり、FRBよりも早く、6月の利下げ開始も示唆。ラガルド総裁は少数派だが、本日の定例理事会でインフレが目標に向けて前進していることを確信したと利下げに傾斜していたことを明らかにしている。ドルやポンドに対して、ユーロは軟調に推移する可能性がある。■各国中銀の年内の市場利下げ予想FRB:1回英中銀:2回ECB:3回
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2024/04/12 07:45
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プラチナは上昇相場へ転換 サンワード貿易の陳氏(山崎みほ)
*17:22JST プラチナは上昇相場へ転換 サンワード貿易の陳氏(山崎みほ)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、NYプラチナについてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『プラチナは上昇相場へ転換』と述べています。続けて、『米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ見通しが高まったことに加え、中東地域の地政学リスクの懸念も強まり、金相場が内外で最高値を更新しているが、プラチナも連れ高となり上値抵抗線を突破して大きく上昇する展開となった』と伝えていますそして、『NYプラチナは960ドルをブレイクして9日には一時1000ドルの大台に上昇した。1月3日以来およそ3カ月ぶりの高値。OSEプラチナは4500円をブレイクして9日には4799円と2015年1月以来およそ9年ぶりの高値をつけた』と解説しています。次に、『最大のプラチナ消費国である中国の景気が底入れしたとの見方が広がっていることもプラチナには強材料だろう。中国は、過去3年間でプラチナ需要全体の平均32%を消費していた』と言及しています。また、『プラチナは昨年から2年連続の供給不足が予想されている。プラチナの国際調査機関英ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)は3月に2024年の世界需給が2年連続で供給不足になるとの見通しを示した。2023年は87.8万トロイオンス(約27トン)の供給不足だったが、今年の不足は41.8万トロイオンス(約13トン)と見込まれている』と伝えています。こうしたことから、陳さんは、『プラチナには「水素エネルギー」、「環境銘柄」といったテーマがあり、投資需要が盛り上がる可能性は高い。長らく保ち合い相場が続いていたわけだが、ようやく需給を反映した強気相場に転換したといえよう』と考察しています。NYプラチナの今週のレンジについては、『950~1050ドル』と想定しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の4月10日付「プラチナは上昇相場へ転換」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 山崎みほ
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2024/04/11 17:22
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NYの視点:米3月コアCPIは3カ月連続で予想上回る、ディスインフレ期待に反し
*07:45JST NYの視点:米3月コアCPIは3カ月連続で予想上回る、ディスインフレ期待に反し
米労働省が発表した3月消費者物価指数(CPI)、コアCPIは3カ月連続で予想を上回った。結果からディスインフレの勢い減速が明らかになっており、多くのエコノミストが利下げ開始時期の予想を先送りした。3月は季節的にディスインフレに有利となると見られており、実際、新車や中古車の価格下落を見込んで、インフレの鈍化期待が強まっていたため、結果はサプライズとなった。物のインフレは鈍化したものの、保険インフレが大幅上昇し全体指数を押し上げた。FRBが注視している住宅を除いたコアサービスインフレは+0.68%と、前月の+0.5%から加速。■CPI横目ガソリン価格:+1.7%(前月+3.8%)電気代:+0.9%(+0.3%)中古車:-1.1%(++0.5%)新車:-0.2%(-0.1%)自動車保険:+22.2%連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は3月連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、1月の強いインフレ指標が季節的要因が影響しているとしたほか、インフレは引き続き目標に向けた改善の軌道上にあるとの見解を繰り返した。現状で強いCPIが目標達成までの荒い道のりの過程であるのか、それ以上の意味があるのかわからない、と指摘。改善ペースが停滞したとはいえ、物価上昇圧力緩和の基調であることには変わりはなく、FRBの次の行動が利下げである確率は現状で高い。今後は、議長の指摘通り、果たしてインフレが目標に向けた荒い展開の一部なのかどうかを引き続き探る展開となる。
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2024/04/11 07:45
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南アフリカランド円今週の予想(4月8日)サンワード貿易の陳氏 (山崎みほ)
*17:40JST 南アフリカランド円今週の予想(4月8日)サンワード貿易の陳氏 (山崎みほ)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、南アフリカランド円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『南アフリカランド円は、南アフリカ準備銀行(中央銀行)の利下げが遠のいたことで堅調に推移しそうだ』と述べています。続いて、『金やプラチナ価格が上昇していることも支援要因。2024年は今のところ、下値と上値がいずれも切り上がり、上昇基調で推移している。ただ、5月の総選挙に不透明感も強く、昨年11月の高値8.3円台越えは難しいだろう。南アフリカ経済の先行き不透明感も重石になろう』と伝えています。次に、『南アフリカ準備銀行は27日の会合で、政策金利を8.25%に据え置くことを決定した。全会一致だった』とし、『全体的に見てインフレ見通しに対するリスクが上方に偏っているとの見方を示した。金利据え置きは5会合連続。2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.6%上昇と、前月の5.3%から伸びが加速した。2カ月連続の加速となり、中銀が設定している目標範囲(3─6%)の上限に近づいた』と解説しています。また、『南ア中銀は声明で、総合インフレ率が目標レンジの中間点に達するのは2025年末とし、従来予想から後ずれさせた。その結果、政策金利の正常化開始時期も遅れる見通しが高まった』と言及しています。陳さんは、『インフレ率が上昇しているものの経済成長が鈍化していることから、ランドの上値は重いだろう』と考察しています。さらに、『5月29日に予定されている南アフリカの選挙では、与党南アフリカ民族会議の支持率が低下しているため、過半数を割り込むとの観測が強く、南アフリカの政局には不透明感が強いことも懸念要因』と述べています。南アフリカランド円の今週のレンジについては、『7.80円~8.10円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の4月9日付「南アフリカランド円今週の予想(4月8日)にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 山崎みほ
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2024/04/10 17:40
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NYの視点:米3月CPIやPPI、インフレ改善の停滞示唆を警戒
*07:40JST NYの視点:米3月CPIやPPI、インフレ改善の停滞示唆を警戒
米3月雇用統計は労働市場が引き続き強い証拠となったことから連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始時期の予想が7月またはそれ以降に先送りされつつある。今週はFRBが金融政策を決定するうえで重要となる消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)が発表される。3月CPIは総合で前月比で伸びの鈍化が予想されているものの、前年比では伸びが2カ月連続で拡大する見込みとなっている。FRBが特にインフレ指標として重要視しているコア指数は前年比で伸びが一段と鈍化し、21年4月来で最低に留まり、FRBの利下げを正当化する見通し。引き続き賃貸など住居コストの伸び鈍化が奏功すると見られている。また、中古車価格も下落する見通しでインフレ改善を支援する見通し。一方で、特にFRBが政策決定するうえでインフレ指標として注視しているPCE価格指数と関連性の強いPPIは総合、コアとも2月から伸びが拡大する見通しで、警戒される。ガソリン価格が引き続き上昇しており3月の総合指数は前年比で2月の+1.6%から+2.2%と、再び2%を上回り昨年4月来で最大に悪化すると予想されている。コアも+2.0%から+2.3%に伸びが拡大し昨年9月来で最大となる見込みで、インフレの目標達成の道のりが依然平たんではないことを再証明すると見られる。ドルも当面下げにくいと考えられる。
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2024/04/10 07:40
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NYの視点:米3月NY連銀消費者調査、長期期待インフレ低下はFRBの利下げを後押し
*07:38JST NYの視点:米3月NY連銀消費者調査、長期期待インフレ低下はFRBの利下げを後押し
年初来、強いインフレや雇用関連の指標を受けて、短期金融市場の連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ確率は大幅に低下しつつある。JPモルガンはFRBの利下げ開始時期の予想を従来の6月から7月に先送りした。年内に利下げがなくともサプライズとはならないとの見方も強まりつつある。NY連銀が発表した3月の消費者調査結果で、1年インフレ期待は3%と、3.04%から小幅低下もほぼかわらず。3年インフレ期待は2.9%と、2.71%から上昇。5年は2.62%と、2.89%から低下する、まちまちとなった。しかし、特にFRBが金融政策決定において注視している長期のインフレ期待が低下したため、インフレ長期化懸念が緩和し、ドル買いも一段落した。■米3月NY連銀消費者調査・米3月NY連銀1年インフレ期待:3%(3.04%)・米3月NY連銀3年インフレ期待:2.9%(2.71%)・米3月NY連銀5年インフレ期待:2.62%(2.89%)・来年のガソリン価格:+4.47%、食料品価格+5.08%、医療コスト+8.12%、教育コスト+6.54%、賃貸+8.74%消費者が予想している今後12カ月間に失業する確率は15.7%(前回14.5%)と、過去4年間で最高を記録した。また、今後3カ月間に債務で、最低額の支払い不能となる可能性を予想しているとの回答は12.9%まで上昇し、パンデミックによる経済封鎖直後の2020年4月以降で最高に達した。長期期待インフレの低下や消費者の債務不履行上昇リスク、労働市場への警戒感は、FRBの利下げを後押しする結果となった。この結果が、今後、発表される指標に反映するかどうかに注目が集まる。
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2024/04/09 07:38
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NYの視点:【今週の注目イベント】FOMC議事要旨、ECB、米CPI、中国CPI、PPI
*07:38JST NYの視点:【今週の注目イベント】FOMC議事要旨、ECB、米CPI、中国CPI、PPI
今週は連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を予定しているほか、米国の重要インフレ指標である消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)に注目が集まる。さらに、欧州中央銀行(ECB)が定例理事会を予定しているほか、カナダ中銀も金融政策決定会合を予定している。年内の利下げの可能性を探る。一部欧州中央銀行(ECB)高官はECBがFRBよりも早く利下げに踏み切る可能性を指摘しており、利下げ観測が強まればユーロ売りに拍車がかかる。一方で、米国3月の雇用統計では失業率が4%を27カ月連続で下回るなど、労働市場の強さが継続していることが再表明され連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始時期予想も7月から9月に先送りされた。3月CPIはディスインフレ継続するものの緩やかなペースに停滞することが示唆される見通し。前年比では伸び拡大が予想されている。もし、予想を上回ると、利下げ先送り観測をさらに強めドル買い要因となる。■今週の主な注目イベント●米国10日:CPI、FOMC議事録11日:失業保険申請件数、PPI12日:ミシガン大消費者信頼感指数●中国11日:CPI、PPI●欧州11日:ECB定例理事会●日本10日:PPI
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2024/04/08 07:38
注目トピックス 経済総合
国内外の注目経済指標:3月米コアインフレ率は2月実績と差のない水準に
*14:47JST 国内外の注目経済指標:3月米コアインフレ率は2月実績と差のない水準に
4月8日-12日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。■8日(月)午前8時50分発表予定○(日)2月経常収支-予想は+30050億円参考となる1月実績は+4382億円。第一次所得収支の黒字額は2兆8516億円と高水準だったことが要因。貿易赤字幅の縮小も影響した。2月については第一次所得収支の黒字額は高水準を維持する見込みであること、貿易収支の改善が予想されることから、経常黒字額は1月実績を大幅に上回る見込み。■10日(水)午後9時30分発表予定○(米)3月消費者物価コア指数-予想は前年比+3.7%参考となる2月実績は前年比+3.8%。住居費の上昇率は鈍化したが、その他のサービス価格の上昇率は特に鈍化してないため、3月のコアインフレ率は2月実績と差のない水準となる可能性がある。■11日(木)午後9時15分発表予定○(欧)欧州中央銀行(ECB)政策金利発表-予想は政策金利の据え置き4月の理事会では取得されたデータを分析する作業が主体となる。市場は6月に利下げが開始されると想定しているが、ラガルド総裁の会見で6月利下げの有無は明らかにされる見込み。■12日(金)午後11時発表予定○(米)4月ミシガン大学消費者信頼感指数-予想は78.7参考となる3月実績は79.4で2021年7月以来の水準。4月については3月時点の期待指数が77.4であることから、3月実績を若干下回る可能性があるが、まずまずの水準を維持する見込み。○その他の主な経済指標の発表予定・8日(月):(独)2月鉱工業生産・10日(水):(NZ)NZ準備銀行政策金利発表、(加)カナダ中央銀行政策金利発表・11日(木):(米)3月生産者物価コア指数・12日(金):(中)3月貿易収支
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2024/04/06 14:47
注目トピックス 経済総合
金は高値目標値に近い?それとも上抜ける? サンワード貿易の陳氏(山崎みほ)
*17:09JST 金は高値目標値に近い?それとも上抜ける? サンワード貿易の陳氏(山崎みほ)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『金は高値目標値に近い?それとも上抜ける?』と述べています。続いて、『NY金は、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ見通しと地政学リスクを背景に騰勢を強めた』とし、『3日は、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が改めて年内の利下げ開始に言及したことを好感した買いに続伸し、2315.00ドルと、中心限月の清算値ベースとして5営業日連続で史上最高値を更新。初めて2300ドルの大台に乗せた』と伝えています。また、『パウエル議長はこの日の講演会で、インフレ動向について「時にはスムーズではないながらも、低下している」という見解を示し、経済動向が予想通りなら「今年のある時点での利下げ開始が適切と見込んでいる」と明言した。これを受けて、年内の利下げの可能性が改めて意識された』と述べています。また、『イスラエルがイランの在シリア大使館を攻撃したが、イランは報復を宣言、イスラエルとイランが戦争に突入するとの懸念が高まっている』と伝えています。一方で、『最高値を更新し続けているため弱材料に目がいかないが、3月の米ADP全米雇用報告が強い内容だったことやアトランタ地区連銀のボスティック総裁が利下げは年内1回のみとし、年末まで利下げ開始を先送りすべきだとタカ派姿勢を示したことには注意したい』と言及しています。陳さんは、『5日には3月米雇用統計が発表される。強い内容となれば、次の節目である2400~2500ドルを目指す可能性が高まろう』とし、『逆に、弱い内容であれば、利益確定売りが出て、調整安を迎える可能性はある』と述べています。OSE金相場については、『4日に1万1234円と最高値を更新した。最高値を更新し続けている相場故、次の高値の目安は想像の域を出ないが、テクニカル的には目標値に近いとも言える』とし、『昨年の最高値1万0028円とその直前の安値8661円(10月6日)までの値幅は1367円で、この値幅を高値から伸ばすと(つまり倍返し)1万1395円が算定される。』と述べています。こうしたことから、『倍返しのレベルで反落するか、もしくはここを上抜いてさらに上昇するか、雇用統計の発表が待たれる』と考察しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の4月4日付「金は高値目標値に近い?それとも上抜ける?」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 山崎みほ
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2024/04/05 17:09
注目トピックス 経済総合
商品市況の好転でプラチナも買われるか サンワード貿易の陳氏(山崎みほ)
*17:08JST 商品市況の好転でプラチナも買われるか サンワード貿易の陳氏(山崎みほ)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、NYプラチナについてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『商品市況の好転でプラチナも買われるか』と述べています。続いて、『米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ見通しが高まったことで、金相場は内外で最高値を更新する展開が続いているが、同じ貴金属であるプラチナは総じてNYプラチナが880~960ドル、OSEプラチナが4300~4500円というレンジ内の動きにまっている』と伝えていますまた、『プラチナは昨年から2年連続の供給不足が予想されていたにもかかわらず、相場の動きは緩慢なものだった。プラチナの国際調査機関英ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)はプラチナの世界需給が2年連続で供給不足になるとの見通しを示した』と伝え、『ただ、2023年は87.8万トロイオンス(約27トン)の供給不足だったが、今年の不足は41.8万トロイオンス(約13トン)と昨年のほぼ半分に縮小する見込みとなり、買い意欲が薄れているのかもしれない。また、最大のプラチナ消費国である中国の景気が低迷していることもプラチナ相場にはネガティブ要因だろう。中国は、過去3年間でプラチナ需要全体の平均32%を消費していた』と解説しています。一方で、『中国の景気テコ入れ策や商品市況が動意付いているという背景から、プラチナ市場に投資資金が入り、レンジを上抜ける可能性はある。中国の製3月製造業購買担当者指数(PMI)は50.8と2月の49.1と予想の50.1をそれぞれ上回り、半年ぶりの拡大を示した』と言及しています。次に、『3月米ISM製造業購買担当者景況指数(PMI)も50.3と、前月から2.5ポイント上昇し、市場予想の48.4を上回った。景況拡大と縮小の分岐点とされる50を上回るのは2022年10月以来1年5カ月ぶりとなった』と伝えています。こうしたことから、陳さんは、『米中両国の景気拡大を反映して原油や銅などの非鉄金属が上昇し、トムソン・ロイターCRB指数は294ポイントに上昇し、300ポイントの大台が視野に入る可能性が高まった。プラチナはCRB指数の構成商品ではないが、商品全般が上昇しているとなれば割安感から投資資金が流入する可能性は高いだろう』と考察しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の4月3日付「商品市況の好転でプラチナも買われるか」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 山崎みほ
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2024/04/05 17:08
注目トピックス 経済総合
NYの視点:米3月雇用統計、労働市場の減速示唆するか
*07:46JST NYの視点:米3月雇用統計、労働市場の減速示唆するか
米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数(3/30)は前週比+9000件の22.1万件となった。予想を上回り1月最終週以降で最大となり、労働市場のひっ迫緩和を示唆。先行指標として注目されるISM製造業雇用は47.4と2月45.9から改善も依然活動の縮小となる50割れで推移。米国経済は消費がけん引しているため特に注目のISM非製造業雇用も48.5と、50割れで活動縮小した。米雇用統計では失業率が3.8%と、3.9%から低下。非農業部門雇用者数は21.4万人増と、伸びが2月の27.5万人から縮小が予想されている。もし、3月雇用統計が労働市場のひっ迫緩和の証拠となると、連邦準備制度理事会(FRB)が依然利下げ軌道にあることを新たに確認できる。■3月雇用先行指標●ISM製造業雇用:47.4(47.5、2月45.9)●ISM非製造業雇用:48.5(49.0、48.0)●ADP雇用統計:+18.4万人(+15.5万人)●JOLT求人:875.6万(874.8万)●新規失業保険申請件数03/30/24| 221,000| 9,000| 214,250|03/23/24| 212,000| 0| 211,500| 1,791,00003/16/24| 212,000| 0| 211,750| 1,810,00003/09/24| 212,000| 2,000| 208,750| 1,795,00003/02/24| 210,000| -3,000| 208,500| 1,803,000●米雇用統計予想失業率:3.8%(3.9%)非農業部門雇用者数:21.4万人(27.5万人)
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2024/04/05 07:46
注目トピックス 経済総合
NYの視点:米消費の過熱は鎮静化の兆しもいまだ成長過程を維持=米3月ISM非製造業景況指数
*07:45JST NYの視点:米消費の過熱は鎮静化の兆しもいまだ成長過程を維持=米3月ISM非製造業景況指数
米3月ISM非製造業景況指数は51.4と、2月52.6から上昇予想に反して悪化し年初来で最低となった。重要項目である新規受注は54.4と、年初来で最低。米雇用統計の発表を控え注目の同指数の雇用は48.5と48.0から上昇も2カ月連続で活動の縮小となる50を割り込んだ。また、仕入れ価格も53.4と、パンデミックによる経済封鎖直後の2020年3月来で最低となった。サービスインフレの低下はFRBにとり朗報となる。パウエル議長も最近の強いデータがインフレが上昇傾向に転じたとは考えておらず、引き続き年内の利下げを想定していることを示唆。ただ、指数は23年1月以降15カ月連続で50を上回り活動の拡大基調は継続している。■米3月ISM非製造業景況指数:51.4(2月52.6)仕入れ価格:53.4(58.6)雇用:48.5(48.0)新規受注:54.4(56.1)
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2024/04/04 07:45
注目トピックス 経済総合
メキシコペソ円今週の予想(4月1日) サンワード貿易の陳氏(山崎みほ)
*17:11JST メキシコペソ円今週の予想(4月1日) サンワード貿易の陳氏(山崎みほ)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『メキシコペソ円は、日墨の金利差を背景に押し目買いが継続し、上昇基調が続きそうだ』と述べています。続けて、『CFTC建玉明細を見ると、ファンドのペソ買い越しは13万枚を超え、2020年3月上旬以来のペソ買い越しとなった。先週のメキシコペソ円は、28日に9.26円と最高値を更新した』と伝えています。次に、『メキシコ中央銀行は3月21日の会合で政策金利を0.25%引き下げて11.00%に決定したが、次回会合の判断は「データ次第」になると説明しており、追加利下げには慎重な姿勢を見せた』と伝え、一方、『日銀はマイナス金利こそ解除したものの、緩和的な政策を続けることから、日墨の金利差から、「ペソ買い・円売り」が続きやすい環境にある』と述べています。そして、『メキシコ中銀は声明で「慎重な金融政策運営を続けるに値する課題やリスクが残っている」として、継続的な緩和サイクルに入ることは否定し、市場では追加利下げ見通しが後退している』と示唆しています。また、『最近は原油価格が上昇しており、産油国であるメキシコには貿易収支の改善が見込まれ、ペソには強材料にもなっている』と言及しています。こうしたことから、陳さんは、メキシコペソ円の今週のレンジについては、『8.75円~9.25円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の4月2日付「メキシコペソ円今週の予想(4月1日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 山崎みほ
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2024/04/03 17:11
注目トピックス 経済総合
NYの視点:米労働市場、賃金上昇率は年後半にかけて前年比+3%台後半まで鈍化か
*07:41JST NYの視点:米労働市場、賃金上昇率は年後半にかけて前年比+3%台後半まで鈍化か
米労働省が3月8日発表した2月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比+27.5万人と市場予想を上回ったが、失業率は前月より0.2ポイント上昇し、3.9%となった。労働参加率は、62.5%と横ばい。失業率は自然失業率と考えられている4.0%を下回る水準で推移しているが、今年後半にかけて緩やかに上昇し、10-12月期は4%台の失業率が定着する可能性がある。非農業部門雇用者数の増加ペースについては、今年半ば以降は前月比15万人未満の増加にとどまることになりそうだ。産業別では、教育・医療サービス、娯楽・接客業、建設業などの分野で一定水準の雇用増が続くとみられる。ただ、金融業や情報通信業における雇用の伸びは期待できないとの見方が多いため、全産業ベースでの賃金上昇率は今年後半にかけて前年比+3%台後半の水準に鈍化するとの見方が多い。それでも製造業、建設業、娯楽・接客業などの業界における賃金上昇率がすみやかに鈍化することはないとみられており、2025年1-3月期における賃金上昇率が前年比+3.5-3.9%程度を維持する可能性は残されているとみられる。
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2024/04/03 07:41
注目トピックス 経済総合
NYの視点:米3月ISM製造業景況指数、支払い価格は22年7月来で最高とインフレ根強さ示す
*08:13JST NYの視点:米3月ISM製造業景況指数、支払い価格は22年7月来で最高とインフレ根強さ示す
全米供給管理協会(ISM)が発表した3月ISM製造業景況指数は50.3と、2月47.8から予想外に2022年10月以来となる活動の拡大を示す50を回復した。指数は16カ月連続で50割れと、活動縮小域にあったが大きく回復し、2022年9月来で最高となった。生産の大幅回復や強い需要が全体指数を押し上げた。同時に、仕入れ価格の上昇も明らかになった。重要項目の新規受注は51.4と、予想外に、2月49.2から50と成長拡大域を回復。生産は54.6と2022年6月来で最高となった。ISM製造業調査委員会のフィオレ会長は需要は回復の初期の段階で状況改善の明確な兆候が見られると楽観的。1月、2月に比べ製造業は伸びが拡大していると言及した。同時に、原材料価格の上昇が目立ち、インフレ圧力の根強さが示された。支払い価格は55.8と、2月52.5から予想以上に上昇し、2022年7月来で最高となった。短期金融市場で6月の利下げ確率は先週75%程あったが50%まで低下した。原油価格の上昇や原材料コストの上昇に加え、輸送費の上昇が第1四半期の価格に影響したと指摘されている。また、労働コストの上昇は販売価格の上昇につながったと指摘。雇用は47.4と、2月45.9から改善も、6か月連続で50割れで活動の縮小となっている。インフレが根強く、連邦準備制度理事会(FRB)のインフレ目標2%達成に一段の確信を示す結果とならず、利下げの時期をめぐり、依然不透明となった。■米3月ISM製造業景況指数:50.3(予想48.3、2月47.8)新規受注:51.4(予想49.8、2月49.2)支払い価格:55.8(予想53.0、2月52.5)雇用:47.4(予想47.5、2月45.9)生産:54.6(2月48.4)受注残:46.3(2月46.3)入荷遅延:49.9(2月50.1)在庫:48.2(2月45.3)輸出:51.6(2月51.6)
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2024/04/02 08:13
注目トピックス 経済総合
金相場、2200ドル超えには日柄と材料必要か サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
*17:17JST 金相場、2200ドル超えには日柄と材料必要か サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『金相場、2200ドル超えには日柄と材料必要か』と述べています。続いて、『NY金は前週の連邦公開市場委員会(FOMC)後に急伸し、一時2225.30ドルの史上最高値を付けたため、買われ過ぎ感が強まった』と伝えています。次に、『週明け25日のNY金相場は、2160~2180ドル台でのレンジ相場だった。26日は一時2200ドルに上昇したが、外国為替市場では、対ユーロでドル買いが強まりドル建て金は上値を削り、結局、2176.4ドルと前日のレンジに収まった』と伝え、『米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が金相場をサポートしているが、2200ドルを確実に上抜くにはさらなる材料が必要だろう』と分析しています。また、『地政学リスクは依然として金相場をサポートしている。22日にロシアのモスクワ郊外で起きた銃撃事件を受け、欧州ではイタリアやフランスがテロ警戒レベルを引き上げている。パレスチナ自治区ガザで続くイスラム組織ハマスとの戦闘を巡り、イスラエルは即時停戦案を拒否した。紅海ではイエメンの親イラン武装組織フーシ派が商船を対艦弾道ミサイルで攻撃している』と言及しています。陳さんは、『週末29日にはFRBがインフレ指標として重視する2月個人消費支出(PCE)が発表されるが、それが上昇の契機になるかどうか注目される』とし、『インフレ鈍化が確認されれば、FOMCで示された利下げ方針(0.25%づつ年3回)が確認され、金相場を押し上げるだろう』と考察しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の3月27日付「金相場、2200ドル超えには日柄と材料必要か」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
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2024/04/01 17:17
注目トピックス 経済総合
プラチナは900ドル台で推移か サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
*17:15JST プラチナは900ドル台で推移か サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NYプラチナについてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『プラチナは900ドル台で推移か』と述べています。続いて、『米連邦準備制度理事会(FRB)は20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を据え置きとし、金利引き下げも0.25%ずつ年3回という従来の見通しを維持した』とし、『会合が「ハト派」的だったことから、米金利低下とドルの下落を招き、金相場は21日には2225.30ドルと上場来の最高値を更新した。プラチナも金高に連れて922ドルまで上昇した。ただ、金相場が高値圏を維持して週を終えたが、プラチナは利益確定売りが強まり、週の終値は900ドルを下回ったと伝えています週明け25日以降のプラチナは、900ドルを維持して底堅く推移しています。陳さんは、『米政府による厳格な排ガス規制案の見直しが強材料になっているようだ。バイデン政権は20日、米国内で販売される2027~32年型の自動車を対象とした新たな排ガス基準を決定した。白金、パラジウムともに自動車の排ガス触媒としての需要が大きく、当面は底堅い値動きになるとの見方が広まった。2年連続の供給不足になるとの見通しもプラチナ相場をサポートしている』と分析しています。一方で、『最大の消費国である中国の景気回復がもたついているため、1000ドルを超える思惑が生じないようだ』と述べ、『中国景気は2024年1月製造業PMIが49.2と、4カ月連続で好不況の目安となる50割れとなったものの、前月からは小幅改善し、非製造業PMIも50.7と改善した。足元で持ち直しの動きが見られ、不動産不況を受けて金融緩和策を強化しているが、短期金利は据え置かれるなど本格的な緩和とはいえず、また、個人消費も弱く景気浮揚には力不足のようだ』と言及しています。こうしたことから、陳さんは、『当面、プラチナ相場は従来のレンジから抜け出せないだろう。NYプラチナ予想レンジは、890~950ドル』と想定しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の3月27日付「プラチナは900ドル台で推移か」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
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2024/04/01 17:15
注目トピックス 経済総合
国内外の注目経済指標:3月米雇用統計内容は2月実績を下回る可能性
*14:32JST 国内外の注目経済指標:3月米雇用統計内容は2月実績を下回る可能性
4月1日-5日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。■1日(月)午前8時50分発表予定○(日)日銀短観3月調査-予想は大企業製造業DIは+10参考となる10-12月期の実績は大企業製造業、大企業非製造業ともに業況判断DIは改善。大企業製造業のDI改善は3期連続。1-3月期については前回時点で先行きの景況判断DIは、大企業製造業が-4ポイントであり、海外景気の先行きへの不安は消えてないことから、DIの改善は期待薄。■1日(月)午後11時発表予定○(米)3月ISM製造業景況指数-予想は48.5参考となる2月実績は47.8で市場予想を下回った。生産と新規受注が50を下回ったことが要因。3月については、生産はやや持ち直す可能性があるが、新規受注の大幅回復は難しいため、総合的に50を明確に下回る見込み。■3日(水)午後11時発表予定○(米)3月ISM非製造業景況指数-予想は52.6参考となる2月実績は52.6。雇用は50を下回った。3月については雇用の改善は期待できないこと、新規受注の大幅な伸びは期待薄であることから、2月実績と差のない水準にとどまる見込み。■5日(金)午後9時30分発表予定○(米)3月雇用統計-予想は非農業部門雇用者数は前月比+21.6万人、失業率は3.9%一部の市場参加者は「3月の雇用統計発表時に2月分が下方修正される可能性がある」ため、「増加幅が市場予想を上回った場合でも強い数字であると解釈されない可能性がある」と指摘している。失業率については2月実績を下回る可能性があるものの、今後は緩やかに上昇する見込み。○その他の主な経済指標の発表予定・2日(火):(独)3月消費者物価指数・3日(水):(欧)3月ユーロ圏消費者物価コア指数、(米)3月ADP雇用統計・4日(木):(米)2月貿易収支・5日(金):(欧)2月ユーロ圏小売売上高
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2024/03/30 14:32
注目トピックス 経済総合
NYの視点:米、高金利長期化の可能性も、成長、インフレ想定以上に強い可能性も
*07:37JST NYの視点:米、高金利長期化の可能性も、成長、インフレ想定以上に強い可能性も
連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は1月の消費者物価指数(CPI)など強いインフレの結果が季節的要因によるもので、インフレ鈍化の基調はかわらず年内のどこかで利下げを実施するとの予想を維持していることを連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で明らかにした。一方、ウォラー理事は27日のNYエコノミッククラブでの講演で最近のインフレのデータには失望しているとし、インフレの進展を巡り不明確となったと、利下げを巡り一段と消極的になった。FRBは3月連邦公開市場委員会(FOMC)でも声明で、利下げにはインフレが2%目標を達成することを一段と確信する必要があると繰り返した。データで証明ができなければ利下げは遠のく。ウォラー理事は利下げには数カ月インフレ改善のデータが必要だと、主張。利下げを急がない姿勢を示した。実際、米10-12月期国内総生産(GDP)確定値で前期比年率+3.4%と、予想外に改定値+3.2%から上方修正。同四半期個人消費確定値は前期比年率+3.3%と、改定値+3.0%から上方修正され、成長や消費の底堅さを証明。今後、AIブームが米国の生産性を押し上げ成長も想定以上に強まる可能性もある。重要インフレ指標である2月PCEコア価格指数は前年比で+2.8%と1月と同水準の伸びに留まり、インフレ改善が停滞する見通し。さらに雇用も先週分新規失業保険申請件数は20万件台にとどまっている。バイデン政権のオープンボーダー政策で、過去3年で1000万人の不法移民が米国内に流入したといわれているがそのうち200万人の不法移民が新たに労働許可証を取得、雇用市場を活況化、化金やインフレをさらに押し上げる。インフレでは、ウクライナ露、ガザの戦闘に加え、今週発生した橋崩落によるボルティモア港閉鎖により、サプライチェーン混乱が輸送コストを押し上げインフレが少なくとも今後2,3カ月予想通り改善しない可能性もありドルを支援する。短期金融市場では7月に利下げ開始、年内3回弱の利下げを予想している。
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2024/03/29 07:37
注目トピックス 経済総合
NYの視点:ボルティモアの橋の崩落事故、サプライチェーン混乱や輸送コスト、インフレ上昇につながる可能性
*07:40JST NYの視点:ボルティモアの橋の崩落事故、サプライチェーン混乱や輸送コスト、インフレ上昇につながる可能性
米メリーランド州ボルティモアで26日未明、パタプスコ川にかかる橋にコンテナ船が衝突し、フランシス・スコット・キー橋が崩落した。ボルティモア港は全米で15位以内に入り、さらに、東海岸の港で最も中西部に近く同地区での生産が集中している自動車、農機具をはじめとした機械、化学製品、石炭、砂糖、コーヒーといったものを運ぶ貨物やばら積み船の寄港が多く、製造業活動を多く支援している。特にこの5年間、自動車や農機具貨物では全米1位。米エネルギー情報局(EIA)のデータによると、ボルティモアは2023年1-9月、バージニア州ノーフォークに次いで国内2位の石炭輸出港だったという。ボルティモアはクルーズ船客の宿泊にも利用されており、当面港の利用が不可能となるとクルーズ船を運営するカーニバル社は、この事故による損失は1000万ドルに達する、と警告している。関係者は長期にわたり、原材料など製造の過程に利用される輸送に影響がでると、サプライチェーンが混乱する可能性を懸念している。同時に、サプライチェーンのコストを再び引き上げる可能性がある。現在のスエズやパナマ運河の混乱に加え、重要な橋の喪失で輸送コストが一段と上昇する可能性が懸念される。エコノミストはインフレが今後少なくとも2、3カ月期待通りに鈍化することが見込めないと悲観的。連邦準備制度理事会(FRB)も期待されている通りの利下げには踏み切れなく、長期にわたり高金利を維持せざるを得なくなる状況も除外できない。ドルも底堅く推移か。
<CS>
2024/03/28 07:40
注目トピックス 経済総合
ドル円今週の予想(3月25日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
*17:19JST ドル円今週の予想(3月25日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週のドル円について『政府・日銀による介入を警戒しつつもドル買い・円売り基調が続くだろう。先週の日米の金融政策会合が終了し、改めて日米の金融政策の違いと金利差が意識されている』と述べています。続けて、『日銀は19日までに開催された金融政策決定会合で、マイナス金利政策の解除を決定した。長期金利を0%程度に誘導する長短金利操作(YCC、イールドカーブコントロール)の撤廃や新たなETFの購入廃止も決めた』とし、『ただ、植田日銀総裁は会合後の記者会見で2%の物価目標の実現が見通せる状況になったとしつつも、「緩和的な金融環境が継続」するとし、毎月6兆円程度の大量の国債買い入れは当面続ける意向を示した』と伝えています。次に、『米連邦準備制度理事会(FRB)は20日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を5会合連続で据え置くことを決めた。政策金利は01年以来の高水準となる年5.25~5.50%。最新の政策金利見通しでは、2024年内に利下げの予想回数を4回から3回に減らした。インフレ圧力は根強いものの、昨年12月時点の予想を維持し、利下げ時期を慎重に探る方針を示した』と伝えています。そして、『パウエル議長は会合終了後の記者会見で、インフレ鈍化について「十分な進展は続く」と強調した』とし、『市場では、1月と2月のインフレ指標が予想を上回ったことを受けて、FRBが年内利下げ予想を2回に減らす可能性があるとの見方も出ていた。一方、長期的な金利水準の見通しは景気の強さなどを踏まえ2.6%と従来から0.1%引き上げられた』と解説しています。陳さんは、『日米の金融政策の会合を経て、ドル円は一時151.86円付近と年初来の高値まで上昇した。日銀が利上げ、FRBが利下げとの方向性は示されたものの、最終的な金利(ターミナルレート)を考えた場合、依然として日米の金利差が拡大していることから、ドル買い・円売りが継続しよう。アメリカが景気後退に陥らない限り、日米金利差は大して埋まらないだろう』と見解を述べ、『ただ、2022年の高値(151円95銭)、2023年の高値(151円91銭)から、昨年、一昨年の天井と目されている152円が接近していることで、政府・日銀の介入が警戒される』とし、『神田財務官は週明け25日の午前、為替市場で円安が進んでいることに関して、経済のファンダメンタルズに沿っておらず「明らかに投機」との見解を示した。「常に準備はできている」と述べ、介入も辞さない姿勢を明確にした』と言及しています。こうしたことから、『節目の152円をブレイクすれば155~160円へ円安が加速する懸念があるため、為替介入が一段と現実味を帯びてきそうだ。仮に介入が実施されれば、ドル円は145円のサポートを下回るかもしれない』とし、『とはいえ、現在の円安は株高とセットとなっているため、4月以降の年度初めをにらんだ円売りが優勢になる可能性は高く、介入警戒をこなしつつじりじりと円安が進むのではないか』と考察しています。ドル円の今週のレンジについては、『148.00円~153.00円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の3月26日付「ドル円今週の予想(3月25日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
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2024/03/27 17:19
注目トピックス 経済総合
コラム【ポートフォリオのススメ】身近になりつつあるオルタナティブ投資(マネックス証券 塚本 憲弘)
*09:22JST コラム【ポートフォリオのススメ】身近になりつつあるオルタナティブ投資(マネックス証券 塚本 憲弘)
オルタナティブ運用は伝統的資産とは異なる値動きが期待され、また一般的には長い年数投資が必要で、流動性を犠牲にすることでリターンの機会を得る等、分散投資の対象としての魅力がありますが、まだ個人投資家には身近な存在にはなっていません。先日資金循環統計が公表されましたが、日本の家計は引き続き過半が現金・預金です。ようやく脱デフレの機運が高まる中で、また新NISAの始動と共に株式市場が堅調であることから、資産運用に対する注目度も増していくと期待されますが、短期的には株式市場以外への注目度はまだ高まりにくい状況でもあります。ただし大手日系運用会社が投資機会の提供に乗り出すなど、市場拡大と共に資産運用への組み入れを検討できる時が迫ってきています。先日GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が「低流動性資産等に関する情報提供依頼」を公表し、長期目線での資産運用において運用の多様化・高度化・サステナビリティを重視すべく調査研究に乗り出しています。対象となる資産は幅広く、インフラストラクチャー、不動産、プライベートエクイティから森林、暗号資産に至っています。なお、現在GPIFではオルタナティブ投資を資産全体の5%を上限としていますが、今後は調査研究の進捗と共にその投資割合も海外投資家同様に拡大していくのではないでしょうか。個人的にも最近音楽著作権への投資について話を聞く機会がありました。ストリーミングサービスの拡大とともに音楽を聴く機会は広まっており、また映画等各種イベントを通じて流行が作られ、最新の曲だけでなくかつての流行曲の掘り起こしなどバリューアップによって音楽の著作権もビジネスになっています。技術進歩によって様々なサービスが身近になっていますが、これは投資の世界でも同様です。投資機会も多様化してきており、その投資手法や対象も多岐にわたるなかで、技術進歩の速度同様に投資機会が身近となる日も近いと思われますが、非伝統的運用手段については特に内容を吟味することがより重要である点は注意したいです。長い運用期間においては様々な選択肢がある方がもちろん良いです。短期的にリターンの見える市場性証券とともに中長期的な資産形成に資する商品の早い普及を期待したいです。マネックス証券 インベストメント・ストラテジーズ 塚本 憲弘(出所:3/25配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より、抜粋)
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2024/03/27 09:22
注目トピックス 経済総合
NYの視点:米3月消費者物価指数、見通しは悲観的、期待指数が大幅悪化
*07:36JST NYの視点:米3月消費者物価指数、見通しは悲観的、期待指数が大幅悪化
米コンファレンスボードが発表した3月消費者信頼感指数は104.7と、2月から上昇予想に反し低下し、昨年11月来で最低となった。現況は151.0と、2月147.6から上昇した。2月分も147.2から147.6へ上方修正された。一方、期待は73.8と2月の76.3から大幅低下し昨年10月来の低水準となったことが指数全体を押し下げた。2月分は79.8から76.3へ大幅下方修正された。現状で、雇用が「十分」との回答は昨年7月来で最高。一方で、職を見つけるのが「困難」との回答は1年ぶりの低水準となった。エコノミストが雇用状況をあらわす指数として注視している雇用が「十分」と、「不十分」との差は32.2と8カ月ぶりの高水準で現状の労働市場が強い証拠となった。ただ、2022年に50近くまで上昇後は、低下基調にあり、労働市場のひっ迫緩和を示唆している。6か月後の期待指数ではビジネス状況で悪化予想が17.6と16.9から上昇、雇用も減少見通しが13.8と11.9から上昇。賃金も増加が16.5と16.3から上昇した一方、減少も13.8と、11.9から上昇。インフレ圧力の緩和が奏功し、消費者信頼感指数は改善基調にあったが、労働市場への楽観的見方が後退しつつあり消費者信頼感に影響を与えつつある兆候が見られる。■3月消費者信頼感指数:104.7(104.8)●現状:151.0(2月147.6)ビジネス状況良好:19.5(20.4)悪い:17.2(17.7)雇用十分:43.1(42.8)不十分:46.0(44.5)困難:10.9(12.7)雇用指数(十分と、不十分との差)32.2(30.1)●期待:73.8(76.3)ビジネス状況改善:14.3(14.0)悪化:17.6(16.9)同じ:68.1(69.1)雇用増加:16.5(16.3)減少:13.8(11.9)同じ69.7(71.8)賃金増加:16.5(16.3)減少:13.8(11.9)変わらず:69.7(71.8)●今後12カ月のインフレ期待(平均)5.3%(2月5.2%、前年6.3%)
<CS>
2024/03/27 07:36