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みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ツルハHD、今期も積極出店を継続へ  ツルハホールディングス<3391.T>は6月21日、23年5月期通期の連結業績予想を公表した。経常利益は前期比6.3%増の425億7100万円を見込み、年間配当は前期比66円増配の233円を計画している。  同社は精肉・青果や100円均一の導入によるワンストップショッピングの実現を目指すとともに、顧客データを活用したマーケティング施策の推進、ドラッグストア併設型を中心とした調剤薬局の積極的な新規開局を進める方針。出店については、ドミナント展開による店舗網の拡充を図るため、今期は151店舗を出店(閉店は70店舗)する予定だ。  株価は6月17日につけた年初来安値6230円を底に下値を切り上げる展開。日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが目前に迫っており、戻りを試す展開が期待される。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=Ine、主力ブランド中心に力強い成長見込む  I-ne<4933.T>は1月27日の年初来安値2336円を底に中長期的な戻り歩調をたどっており、業績期待を背景に戻りを試す動きが継続しそうだ。  同社は、ヘアケア製品や美容家電のファブレスメーカー。5月13日に発表した第1四半期(1~3月)連結決算で、営業利益12億1900万円(前年同期比27%増)となり、上期計画の同8億5000万円を上回ったことから上方修正期待が高まっている。ヘアケア製品の「BOTANIST(ボタニスト)」ブランドは、前年同期のリニューアル品初回出荷の反動で減収となったが、美容家電の「SALONIA(サロニア)」ブランドでヘアアイロン・ヘアドライヤーの新製品が好調。クレイビューティーブランドの「DROAS(ドロアス)」、ナイトケアビューティーブランドの「YOLU(ヨル)」など育成ブランドも順調に伸長した。また、利益面では、前期に実施した物流拠点の集約効果に加え、定期配送や配送ルートの最適化などが寄与した。  会社側では、各ブランドの進捗を見極めたいとして22年12月期通期業績予想は営業利益27億円(前期比16%増)の従来予想を据え置いたが、ボタニストやヨルなど強みとするヘアケア用品は配荷店舗数が順調に拡大しており、上振れの可能性は高い。サロニアも他の美容家電に横展開していくことで持続的な成長を目指す。今春リリースの新規ブランドも寄与し、中期的な成長も期待できよう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/06 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=オカアイヨン、解体工事需要が拡大  オカダアイヨン<6294.T>に注目したい。同社は解体作業用機器の大手で油圧ショベルの先端に取り付け岩盤掘削などに使用するアタッチメントを手掛けている。国内外で解体作業用需要は好調で、22年3月期の連結営業利益は前の期比28.7%増の17億7100万円と最高益を更新。23年3月期の同利益も前期比12.9%増の20億円が見込まれている。今期配当も前期比1円増の33円と13期連続増配の計画だ。  国内外の解体市場のポテンシャルは高く、特に国内での築40年以上の建物の解体需要はこれから本格化する見込みだ。株価は、連結PER9倍程度と割安で、4月につけた年初来高値1633円更新からの一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/04 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=エフオン、省エネ関連の出遅れ株として関心  エフオン<9514.T>は、省エネ支援サービスとバイオマス発電を手掛ける。両事業とも脱炭素の流れが追い風となっており、同社に対する中長期的な成長期待は高い。足もと、マーケットでは電力需給逼迫を背景に省エネ関連株に物色が向いており、目先は同関連の出遅れ株として関心を集めることになりそうだ。  直近の第3四半期累計実績は、売上高は小幅ながらも増収を確保した一方、営業利益は前年同期比50%減と大幅減益で着地。省エネ支援サービスのプロジェクト数減少や発電燃料である木材の価格高騰による影響を受けた。22年6月期通期では2.7%増収、営業36.2%減益を見込んでいる。  業績面では冴えないものの、株価は今年に入って500~600円近辺での値動きを保っており、大きく売り込まれる流れとはなっていない。22年6月期の業績悪は織り込みが進み、マーケットの視線は既に今23年6月期を見据えているようだ。市場では、今期に売上高165億円(22年6月期予想比22%増)、営業利益24億5000万円(同48%増)を予想する見方もある。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=スタティアH、調整一巡からのリバウンドに期待  スターティアホールディングス<3393.T>は、調整一巡からのリバウンドが期待できそうだ。6月3日に直近高値913円をつけたあとは上げ一服商状となったが、足もとでは5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが実現。中期トレンドを示す75日移動平均線は上向きに転じており、テクニカル妙味が増している。  同社はデジタルマーケティング関連事業とITインフラ関連事業が2本柱で、23年3月期通期の連結経常利益は前期比26.4%増の7億円を見込む。デジタルマーケティングツール「Cloud CIRCUS」に注力するとともに、事業やサービスにおけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を展開することで更なる生産性向上を推進する構えだ。  また、子会社のクラウドサーカスが法人向けにNFTを活用した企画をワンストップで支援するサービスの提供を開始したことも注目材料。SaaS事業に続く成長事業を構築するとしている。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>丸山製、業績回復鮮明で指標面でも超割安  丸山製作所<6316.T>の1500円近辺のもみ合いは買い妙味がある。同社は農作機械や林業用機械を製造し、工業用ポンプでも高い実力を持っている。農業のICT化が叫ばれるなか、ドローンを活用した農薬散布用マルチローターなどの需要開拓に期待がかかる。また、ウルトラファインバブルを使った農業関連製品で実績を重ねるが、この技術を横展開し家庭用製品への参入も図っていく構えだ。  材料性豊富なうえ、業績も回復色が鮮明。20年9月期の96%営業増益に続き、21年9月期も63%増益と大幅な伸びを達成。22年9月期は伸び率が鈍化し、前期比8%増の15億円を見込むが保守的とみられ、増額修正の可能性を内包。PER7倍前後で、PBRも0.4倍前後と割安感が際立っている。  株価は今月9日に1638円の年初来高値をつけた。その後は調整を入れているが、早晩その高値をクリアし、昨年の高値もみ合い水準である1800円近辺を指向する展開を期待したい。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ダイヘン、今期大幅増配も評価  ダイヘン<6622.T>に注目したい。同社は電力機器のトップメーカー。半導体関連で高周波電源装置やウエハ搬送ロボットなどや、電気自動車(EV)の急速充電器やEV軽量化対応接合機器なども手掛けている。23年3月期の連結営業利益は前期比16.3%増の165億円と前期に続き最高益の見通し。特に、半導体関連製品などの伸びが見込め、今期の同利益は170億円前後への増額修正も見込まれる。  今期配当は前期比40円増の150円と大幅増配の計画で、配当利回りは3.7%前後と高水準。株価は今月8日に4605円の高値をつけた後、一服場面だがEV関連の好業績割安株で見直し余地は大きく、再上昇が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=TOW、経済正常化で活躍期待  テー・オー・ダブリュー<4767.T>に注目したい。イベント製作大手で大手広告代理店を主要顧客としており、経済活動が正常化するなか活躍期待が高まりそうだ。同社は、大会企画・運営やプロモーションをワンストップで推進するeスポーツ総合プロデュースパッケージも提供している。政府が10日に公表した2025年大阪・関西万博 にかかわる「アクションプラン」では、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用したeスポーツ大会の開催が盛り込まれており、同関連銘柄にとっても追い風になりそうだ。  同社は15日、22年6月期の連結営業利益予想を9億6700万円から8億100万円(前期比22.3%増)へ下方修正した。3月21日まで断続的に発出されたまん延防止等重点措置による影響で、大規模なリアルイベントの発注が見送られたことが要因だが、業績は既に最悪期を脱している。  株価は5月31日に年初来高値をつけた後は調整局面にあるが、目先売り一巡から、26週移動平均線をサポートラインに切り返す展開を期待。配当利回りは4.4%台と割安感が強く、ここからは強気姿勢で対処したい。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/24 10:01 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=トビラシステ、主力の迷惑フィルタ事業が好調  トビラシステムズ<4441.T>は迷惑情報フィルタ事業が主力。6月10日に発表した22年10月期第2四半期累計(21年11月~22年4月)の単独経常利益は前年同期比5.0%減の2億7100万円にとどまったが、通期計画の5億400万円に対する進捗率は53.8%と順調に推移している。  のれん償却が利益面に影響したものの、迷惑情報フィルタ事業はモバイル向け、固定電話向け、ビジネスフォン向けの売り上げがいずれも伸長。2~4月期の売上高は前年同期比24.8%増の4億4700万円と四半期ベースで過去最高を更新した。下期は成長のための投資として人材採用及び研究開発に注力するとしているが、通期業績予想は従来計画を据え置いている。  株価は5月12日に直近安値714円をつけたあとは下値を切り上げる展開。短期トレンドを示す25日移動平均線が上向きに転じていることもあり、年初来高値921円を目指す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/23 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ビジョナル、ビズリーチの成長加速が業績を牽引  ビジョナル<4194.T>は、業績好調にもかかわらず、株価は年初来安値圏にあり、下値拾いの好機と考えたい。  第3四半期累計(21年8月~22年4月)決算の発表と同時に、22年7月期通期営業利益予想を60億円から80億円(前期比3.4倍)へ上方修正した。人材採用支援市場が引き続き活況であり、主力のビズリーチ事業が好調に推移していることが要因という。  足もとで好調なビズリーチ事業だが、企業が積極的にプロフェッショナルを採用する機運が高まっていることや「ダイレクトリクルーティング」が着実に採用企業に広がりつつあることを背景に、成長が一段と加速している。今期の同事業の成長率は59.2%増を見込み、コロナ禍前の19年7月期の38.9%増を上回る見通し。国内中途採用市場が活況ななか、未利用企業の新規開拓や利用企業への深耕営業を促進することで更なる成長が期待でき、同事業を牽引役とした業績拡大が期待できそうだ。  調査機関のなかには、23年7月期営業利益92億円、24年7月期同120億円強を見込むところもある。国内の景気減速懸念から、景気敏感イメージの強い人材関連銘柄を避けたいという投資家心理が働き、株価は年初来安値圏にあるが、同社の成長力は強く、見直しが必要だろう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/22 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=No.1、サイバー防衛の有力株で押し目買い好機  No.1<3562.T>に注目したい。全体乱調相場に引きずられ6月中旬以降、大幅な調整を強いられたが、900円近辺に位置する75日移動平均線を下値メドに900円台前半は押し目買い下がりで対処して報われそうだ。  同社は中堅企業向けを中心にOA機器やサーバーなどの販売・保守を行うほか、自社企画で利益率の高い情報セキュリティー商品も手掛け、高水準の利益成長を続けている。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資が続くなか、サイバー攻撃に対する対応も喫緊の課題となっており、同社株のビジネスチャンスは今後一段と広がりそうだ。  営業利益は19年2月期以降大幅増益トレンドを継続、23年2月期も前期比15%増の9億8000万円と2ケタ成長を確保する見通し。今期予想を含めた直近5年間の利益の伸び率は年率換算で平均30%強という抜群の成長力を誇っている。しかも時価予想PERは10倍台で株価指標面からも割安感があり、早晩6月9日につけた年初来高値1118円奪回も視界に捉えそうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=デクセリ、今期業績に増額期待  デクセリアルズ<4980.T>に注目したい。同社は機能性材料メーカーで、スマートフォン向けに異方性導電膜(ACF)や精密接合用樹脂などが好調。自動車向けの反射防止フィルムなども伸びている。23年3月期の連結営業利益は前期比16.4%増の310億円と前期に続き最高益更新の見込み。同社は売上高の海外向け比率が約6割と高く、足もとの円安は追い風であり、今期の同利益は350億円前後への増額修正期待が強い。  業績の拡大期待は強く、株価は全体相場の軟調地合いのなか今月2日に4445円をつけ最高値を更新している。自社株買いや増配など利益還元への期待も強く、株価は先行き5000円台の活躍が期待できそうだ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/20 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ラウンドワン、月次売上高27カ月ぶりプラス転換  ラウンドワン<4680.T>は複合レジャー大手。直近発表した5月の既存店売上高は、2019年同月比で1.3%増となった。コロナ禍前の平常時(19年2月~20年1月)を比較対象とした集計で27カ月ぶりのプラス転換を果たしており、これまで長く続いてきた厳しい状況からひとまず脱した格好だ。経済再開に向けた動きが広がるなか、同社に吹く追い風は着実に強まっている。  5月に発表した23年3月期業績予想は、売上高が前期比35%増の1296億7000万円、営業損益が3期ぶり黒字転換となる140億7000万円とした。新業態のクレーンゲーム施設「ギガクレーンゲームスタジアム」の展開を引き続き進めるほか、米国をはじめとする海外事業を加速させ業容拡大を図る構え。同社は業績面でコロナ禍の影響を大きく受けたにもかかわらず安定配当を継続しており、今期も前期比据え置きの20円を見込んでいる。  株価は、前述の月次発表を受けて10日に大幅高となり、1714円まで上値を伸ばして年初来高値を更新。その後も高値圏で堅調に推移している。全体急落局面でツレ安する場面があれば、押し目買い好機とみて対処したい。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/17 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=NITTOK、自動車EV化や電装化が追い風  NITTOKU<6145.T>が4月27日につけた年初来安値1881円を底に反発基調に転じている。  同社は、コイル・モーター用自動巻線機で世界トップシェア。同社の機械で作られるコイルやモーターはモバイル機器や自動車、家電、産業機器などに使用されており、足もとでは自動車の電動化や電装化が業績を牽引。22年3月期は営業利益が28億8500万円(前の期比2.1倍)となった。  引き続き自動車のEVシフトや電装化が業績を牽引するほか、半導体の金線用装置やFA・ロボットの部品向けなどの需要も堅調。また、FAタグも需要が増加している。23年3月期は営業利益33億円(前期比14.3%増)を見込むが、前期末の単体機械事業の受注残高は156億円(前の期比45.1%増)と豊富であることや、期中の受注も自動車関連を中心に好調が予想されること、足もとの円安傾向などを考慮すると上方修正の可能性は十分にある。調査機関では23年3月期営業利益40億円、24年3月期同50億円を予想するところもあり、株価は今後、高成長期待を織り込む動きが期待できよう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/15 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=神戸鋼、抜群のバリュー株素地に着目  神戸製鋼所<5406.T>の押し目は買い下がって妙味がある。大手鉄鋼の一角だが、アルミなど非鉄のほか、機械、電力など事業部門は多岐にわたり、ビジネス領域の広さはポイント。業績は22年3月期売上高が前の期比22%増の2兆825億8200万円、営業利益が同2.9倍の876億2200万円と急拡大したが、23年3月期も売上高が前期比14%増の2兆3700億円と高水準の伸びが続く見通し。営業利益については同9%減の800億円と減益を見込むが、これは在庫評価の影響が反映されたもので、実質的には2ケタ増収効果を取り込み大幅増益基調も維持されるとみておいてよい。  鉄鋼や非鉄など逼迫する需給を背景に製品価格の引き上げが利益を押し上げる状況にあるほか、新発電所稼働に伴い電力部門も収益拡大に寄与している。時価予想PERは4倍台、PBRは0.3倍台という割安さは特筆される。また、株主還元にも前向きで、配当利回りは前期実績ベースで5%台と非常に高く、バリュー株素地は群を抜いている。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=豊田通商、EV関連など再評価余地  豊田通商<8015.T>に注目したい。同社はトヨタグループの総合商社。22年3月期の連結純利益は前の期比65.1%増の2222億3500万円と最高益を更新。金属事業の市況上昇や自動車関連事業が好調に推移した。配当は前の期比48円増の160円に増配した。23年3月期の同利益は金属事業の減速などで前期比5.5%減の2100億円の見通しだが、減益は一時的で24年3月期は再び増益基調が見込まれている。  今後は、風力・太陽光発電事業の拡大のほかEV(電気自動車)シフトに絡み、バッテリーリサイクル事業の成長などが期待できる。株価は今期予想PERで8倍台、配当利回りは3.3%前後と割安。ここから一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/13 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ワコールHD、国内外の成長回帰に期待  ワコールホールディングス<3591.T>に注目したい。インナーウェア事業をグローバルに展開する同社の業績は、アフターコロナに向けて回復途中にある。同社が3日に発表した中期経営計画では、25年3月期に売上高2200億円(23年3月期予想2050億円)、営業利益165億円(同65億円)を目指すとしている。  国内に関してはコスト構造改革の継続や、ECの強化、顧客データの分析・活用による再成長を実現するほか、海外ではEC事業を軸とした欧・米・中の主力地域での成長を目指す。また、資本効率の改善に向けて積極的な株主還元も実施する方針としており、中計期間の3年間で配当金200億円程度に加え、自社株買い100億円を実施する予定。  株価は5月16日にマドを開け大きく買われたのを契機に上昇トレンドに移行し、足もとでは年初来高値圏で推移している。ただ、PBR0.6倍前後、配当利回りは3.7%台と依然として割安感が強い。株主還元強化の期待もあり、中期的には昨年の高値ボックス圏上限である2600円台への戻りを第1目標に、一段の上値追いも期待できる。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/10 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=Jマテリアル、半導体業界の継続的な設備投資が追い風  ジャパンマテリアル<6055.T>は、半導体や液晶の生産工程に不可欠な特殊ガス供給装置などを手掛ける企業。23年3月期通期の連結経常利益は前期比13.3%増の110億円を見込み、期末一括配当は前期比2円増配の20円を計画している。  5Gなど通信技術の進歩やIoTの推進、情報量増加に伴うデータセンター向けサーバー需要の拡大などを背景に、半導体業界の設備投資は継続的に実施される見通し。これを追い風にイニシャル部門(特殊ガス供給装置製造、供給配管設計施工)及びオペレーション部門(特殊ガス販売管理業務、技術サービスなど)は堅調に推移しそうだ。同社はオペレーション部門の売上高比率を将来的に85%(22年3月期は65%)まで高める考えで、収益の安定化につながりそうだ。  足もとの株価は1700円台に位置する75日移動平均線を下支えに出直り気配。5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入ってきたことも注目点となる。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/09 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=藤森工業、業績再評価の動き広がる  藤森工業<7917.T>は4月以降、3500円を挟んだもみ合いを続けていたが、ここにきて上放れの兆しを見せている。PER9倍台と割安感もあるだけに、上昇余地は大きそうだ。  23年3月期に営業利益108億円(前期比4.4%増)と連続最高益更新を見込む業績再評価の動きが広がりつつある。今期は、原材料価格の上昇や戦略投資の増加などによる収益圧迫が続くものの、ワクチン製造などで使用されるバイオ医薬品等製造用シングルユースバッグ関連製品の伸長を見込むほか、社会のデジタル化などを背景にデータセンターなどインフラ整備が進み、情報記録用材の需要増が継続する見通し。環境ソリューション事業や情報電子事業で価格転嫁を進めることも寄与しよう。  中期的には、血栓症や出血リスクの低減を図る医療機器や、大型・次世代電池の新しい構造・デザインを実現する自立型電極などの事業化で成長性が高まると予想される。調査機関のなかには25年3月期連結営業利益を130億円と見込むところもある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=牧野フ、業績急回復で新値圏を快走  牧野フライス製作所<6135.T>が年初来高値圏で強調展開を続けている。昨年3月中旬につけた4890円の高値にも急接近しているが、ここをクリアして早晩5000円大台乗せが有力視される。  マシニングセンタで優位性を持つ工作機械メーカー大手で、自動車や航空機業界の高水準のニーズを捉え業績は急回復歩調にある。受注高も急増しており、半導体製造装置の部品加工向けや自動車の金型向けを中心に需要獲得が進んでいる。23年3月期は営業利益段階で前期比27%増の144億円を見込む。前々期の21年3月期は36億1200万円の赤字であったことを考えれば、その変化率の大きさには目を見張る。  世界的な電気自動車(EV)シフトの動きが加速するなか、同社はEV向け高精度加工分野で活躍余地を広げており、中期的な成長期待も大きい。今期年間配当は前期実績から90円の大幅増配となる150円を実施する予定。PER8倍台、PBR0.6倍台と株価指標面で割安感がある。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=双日、配当利回り5%台と魅力  双日<2768.T>に注目したい。エネルギー価格の上昇を背景に総合商社である同社の業績は好調であり、再評価余地は大きい。22年3月期の連結純利益は前の期比約3倍の823億3200万円と最高益を更新。金属・資源・リサイクル事業が、石炭価格や貴金属価格の上昇で寄与した。23年3月期の同利益も前期比3%増の850億円と最高益の見通し。インフラ・ヘルスケア事業の伸びなども収益に寄与する見通しだ。  今期配当は前期比実質6円増の年112円を計画。エネルギー価格の上昇は継続するとみられ、業績の拡大基調は続く見通しだ。足もとの株価から弾いた配当利回りは5%台と高水準。株価は、3月につけた年初来高値2129円更新から一段高に走りそうだ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/06 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=EAJ、インバウンド再開追い風に好業績継続へ  日本エマージェンシーアシスタンス<6063.T>は海外旅行者に病院紹介などを行う医療アシスタンス事業をはじめ、日本滞在中の外国人に向けた医療支援サービスなどを手掛ける。来週10日からインバウンドの受け入れが再開される予定にあり、これが同社の収益環境に強力な追い風となることが期待される。  業績は既に回復基調を鮮明としている。既存事業は依然として厳しいものの、厚生労働省の「入国者等健康フォローアップセンター業務」など官公庁向け案件の受託が大きく貢献している格好だ。前21年12月期は売上高、営業利益ともに過去最高業績を達成し、2期ぶりの復配も果たした。今期予想は非開示ながら、直近発表した1~3月期決算は売上高が前年同期比2.4倍の16億1800万円、営業利益が同94%増の1億4400万円と足もと絶好調で推移している。  インバウンド再開を巡っては、外国人観光客に対して医療保険の加入が義務付けられる見通しとなっている。この内容が報道で伝わり、同社株は5月31日に一時25%高に買われるなど物色人気化した。時価総額30億円前後と小型で急騰習性があり、加えてテーマ性も内包していることから今後の値動きからは目が離せない。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/03 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=チヨダ、新型コロナの落ち着きに伴い需要回復傾向  チヨダ<8185.T>は靴量販店大手で、「東京靴流通センター」などを展開。新型コロナウイルス感染拡大の影響で厳しい状況が続いていたが、まん延防止等重点措置の解除などに伴って需要が回復しつつある。  5月の既存店売上高は前年同月比8.8%増となり、3カ月連続で前年実績を上回った。商品カテゴリー別では紳士靴と婦人靴のカジュアルシューズが全体を牽引したほか、ビジネス関連商品も好調だった。23年2月期は既存店の復調とEC(電子商取引)事業の拡大を見込み、通期の連結経常損益は10億5000万円の黒字(前期は38億2200万円の赤字)に浮上する見通しだ。  株価は5月25日に直近安値680円をつけたあとは下値を切り上げる展開で、足もとでは中期トレンドを示す75日移動平均線を突破。一目均衡表の雲の上限も上抜け、テクニカル妙味が増している。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/02 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=IBJ、直営店事業好調で第1四半期順調な滑り出し  IBJ<6071.T>は、700円を挟んだもみ合いを続けていたが、ここにきて上放れの様相を見せ始めている。  同社はリアルとネットの両面から婚活サービスを提供しており、直営結婚相談所の運営や加盟結婚相談所の開業・運営支援、婚活サイト・アプリの運営などを展開している。5月10日に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、営業利益が4億2400万円(前年同期比18.6%増)と2ケタ増益となった。主力の直営店事業が、3ブランドのグループ相互送客、システム連携により順調に売り上げを伸ばしたほか、ZWEI(ツヴァイ)の事業改革の一段落で利益率も向上した。  同社は4月27日に22年12月期業績予想を下方修正し、営業利益を17億100万円から16億5500万円(前期比9.2%増)へ引き下げた。修正は比較的ライトなユーザー層をターゲットにしたマッチングアプリを手掛ける子会社Diverseを連結対象から除外した影響を反映したもので、それ以外の同社やグループ各社の見通しは据え置いた。足もとは、コロナ禍の長期化により婚活イベントなどが想定を下回っているものの、結婚相談所をはじめ新規入会や業績推移が好調な部門もあり総じて堅調。今後は27年12月期に営業利益50億円を目指す中期経営計画を評価する段階に向かおう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=不動テトラ、好業績・割安で脱炭素でも活躍  不動テトラ<1813.T>の1600円近辺のもみ合いは買いで対処して面白そうだ。3月上旬に1444円で年初来安値をつけたが、同日に下ヒゲを形成し、その後は徐々に戻り足をみせている。海上土木で実績が高いが、脱炭素関連のテーマにも乗る。洋上風力発電分野では「袋型根固材」を共同開発しており今後の需要獲得が期待できる。また、二酸化炭素を吸収・固定する機能を持たせた「脱炭素コンクリート」開発プロジェクトなどでも注目される。  23年3月期業績は売上高が前期比18%増の790億円、営業利益が同20%増の39億4000万円と2ケタ増収増益を予想している。PER10倍未満でPBR0.8倍前後と株価指標面からも割安感が顕著だ。年間60円配当を実施していることも魅力となる。  株価は25日移動平均線をサポートラインとする中期上昇トレンドが見込まれ、21年3月の高値水準である2000円近辺を目指す展開が期待できそうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/31 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=京阪HD、経済再開で再評価も  京阪ホールディングス<9045.T>に注目したい。同社は大阪と京都間が主力の私鉄京阪電鉄を擁すほか、京阪百貨店や不動産事業などを手掛ける。22年3月期の最終損益は95億8900万円の黒字(前の期は45億7400万円の赤字)で着地。新型コロナウイルスの影響はあったが、堅調な不動産販売などが寄与した。23年3月期の同利益は120億円の見通し。インバウンドを含む経済再開(リオープン)の動きが追い風となりそうだ。  株価は昨年11月の2464円を底に反発基調で3000円近辺に値を戻した。ただ、依然として水準は低く上値余地は大きい。インフレ懸念の台頭とともに土地の含みを注目する動きが強まっており再評価余地が膨らんでいる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=山一電機、配当利回り4%台で買い好機  山一電機<6941.T>に注目したい。半導体検査用ソケットの大手で、5G関連の一角にも位置づけられる。世界的な半導体メーカーの増産設備投資需要を追い風に業績は好調に推移している。中期経営計画として26年3月期までに過去最高営業利益50億2200万円の更新を目指す目標を掲げていたが、22年3月期には3度にわたる上方修正で営業利益83億7500万円と大幅前倒しで着地した。  会社側は23年3月期の連結営業利益74億円(前期比11.6%減)を見込んでいるが、市場では保守的との見方もある。業績予想の前提となる為替レートは、1ドル=120円、1ユーロ=132円と実勢より円高に見積もっているほか、旺盛な半導体需要を背景に、ソケット増産を加速させていることを考慮すれば業績上振れの公算が大きい。  株価は1月5日につけた年初来高値2480円から一貫して下値を切り下げていたが、4月27日の1588円を底値に反転している。指標面ではPER7倍前後、配当利回りは4.3%台と割安感が強まっており、目先2000円大台替えを目指す展開が期待され、中期的には年初来高値近辺への再チャレンジも視野に入る。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=野村マイクロ、受注残豊富で更なる成長に期待  野村マイクロ・サイエンス<6254.T>は超純水製造装置の専業メーカー。23年3月期通期の連結経常利益は前期比2.4%増の46億9300万円を見込み、年間配当は前期比5円増配の100円を計画している。  カーボンニュートラル実現に向けた電気自動車(EV)へのシフトや通信・産業機器の電力抑制などの需要を背景に、主力販売先である半導体業界の旺盛な設備投資意欲が追い風。また、製薬関連業界ではワクチン・注射用水の需要が続く見通しだ。22年3月末時点の受注残は174億300万円と豊富で、更なる成長に期待したい。  株価は5月12日につけた直近安値3415円を底に切り返し、25日線及び75日線を突破するなどトレンドが好転。ゴールデンクロスが視野に入り、テクニカル妙味が増している。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/26 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=東洋炭素、半導体用好調で中計前倒し達成か  東洋炭素<5310.T>が5月12日の年初来安値2688円を底に反発に転じている。  5月16日に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、営業利益が15億200万円(前年同期比49.8%増)と大幅増益で着地した。コア事業である特殊黒鉛製品の半導体用シリコンウエハー向け需要を軸に、複合材のSiCコーティング製品なども好調に推移。また、工業炉用や放電加工電極など冶金用全般も堅調に推移した。会社側では22年12月期業績予想を営業利益70億円(前期比23.5%増)で据え置いているが、為替動向次第では上方修正の可能性は十分にあろう。  同社は26年12月期に営業利益110億円を目指す中期経営計画を策定しているが、半導体用を牽引役とした足もとの業績好調により1年前倒しで数値目標が達成される可能性は高い。22年12月期営業利益76億円、23年12月期同94億円を見込む調査機関もあり、成長力に比べてバリュエーションで割安な時価水準は見直し余地が大きかろう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=高度紙、圧倒的な商品競争力が強み  ニッポン高度紙工業<3891.T>は、中段もみ合い上放れ前夜でここは強気に対処してみたい。同社はエレクトロニクス商品に必須である電気絶縁用セパレーターの専業メーカーだが、アルミ電解コンデンサー用では世界シェア6割という圧倒的商品競争力を持つグローバルニッチトップだ。世界的な電気自動車(EV)シフトの動きが強まるなか、車載用需要が中長期的に高水準の伸びを示し収益を牽引していく公算が大きい。  22年3月期業績は営業利益が前の期比47%増の40億6600万円と急拡大した。23年3月期はその反動で営業利益は前期比6%減の38億円と減益を見込むが、保守的な見通しであり、引き続き好調なアルミ電解コンデンサー需要を背景に期中増額修正の可能性を内包している。PER9倍は中期成長力の高さを考慮すると割安感が際立つ。株価は5日・25日・75日移動平均線が収れんする2130円近辺から頭一つ抜け出した位置にある。一目均衡表の雲抜けも目前で、4月14日の戻り高値2297円払拭から一段高が見込まれる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/24 10:00

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