みんかぶニュース コラムニュース一覧

みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=バイセル、主要KPIの仕入れ増加に注目  BuySell Technologies<7685.T>は、着物やブランド品などのリユース事業を展開。売り上げを左右する重要な要素である仕入れが足もとで増加していることに注目したい。  同社が23年12月15日に公表した11月の重要業績評価指標(KPI)は、出張訪問買取事業の仕入高が再訪(リピート)比率の向上などから前年同月比20%増の7億3700万円と単月で過去最高を更新。グループ店舗買取事業・その他買取事業も新規出店効果などを背景に同40%増の16億2500万円と大きく伸びており、今後の販売増が期待できそうだ。  株価は戻りの鈍い展開が続いているものの、25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入りつつあり、潮目が変わる可能性がある。(参) 出所:MINKABU PRESS 2024/01/04 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=トリプラ、旅行需要回復を追い風に収益拡大へ  tripla<5136.T>は、インターネットサービスの企画運営や旅行業を展開。24年10月期は連結決算に移行するため前期との単純比較はできないが、経常利益は2億2700万円(前期は単独で1億6600万円)となる見通しだ。  今期は旅行需要の回復などを追い風に、旅行予約エンジン「tripla Book」や人工知能(AI)チャットボット「tripla Bot」、集客を支援するマーケティングツール「tripla Connect」などの収益が更に拡大する見通し。また、海外子会社が連結業績に加わることも押し上げ要因となる。  株価は戻りの鈍さも感じられるが、25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入りつつあることから時価は仕込み好機と捉えたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/12/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=パーク24、業績は回復期から再拡大期へ  パーク24<4666.T>は10月20日安値1615円を起点とした上昇局面にあるが、業績が回復基調から再拡大期入りしたことを考慮すると、更なる上値余地は十分にあろう。  12月14日に発表した23年10月期連結決算は営業利益が319億8600万円(前の期比54.7%増)と従来予想の315億円を上回り、過去最高益を更新した。国内の駐車場事業では、タイムズパーキングの運営件数が1万7639件(前の期比1.4%増)、運営台数が57万6262台(同4.4%増)と前年に比べて増加。新規開発も974件と21年10月期の443件、22年10月期の558件から増加し規模拡大基調に回帰した。また、観光や出張などの需要が戻りつつあり、これらの需要を取り込んだモビリティ事業も好調に推移。更にコロナ禍以降継続してきた厳選開発や駐車場の筋肉質化、赤字駐車場の解約なども寄与した。  24年10月期はタイムズパーキングの新規開発が1500件とサービス規模拡大の加速を計画しており、運営件数を1万8200件に拡大させる計画。あわせて精算機やフラップレスカメラ監視型次世代駐車場への入れ替えなども進める方針だ。一方、モビリティ事業でも高水準の増車ペースを継続する見通しで、営業利益350億円(前期比9.4%増)を見込む。調査機関のなかには今期営業利益370億円前後を見込むところもあり、上振れ余地がありそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/12/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=地主、来期大幅増益見込み株価も最高値圏へ  地主<3252.T>は転用性の高い土地を購入し、長期の定期借地契約を締結した後に、投資家に売却して収益を獲得するというビジネスモデルで、不動産流動化関連の一角に位置付けられる。23年12月期は営業利益段階で前期比6%減の60億円と減益見通しにあるが、これは一部の売却案件を来期に持ち越したことによるもの。24年12月期は延期した売却案件の計上が見込まれ、私募REIT向け案件が収益を押し上げることで、大幅な利益成長が有力視される。なお、26年12月期に売上高1000億円(今期は320億円予想)と野心的な中期経営計画を掲げている。  株価は11月29日に2368円の年初来高値をつけた後上昇一服となっているが、早晩切り返す展開が見込まれる。PER8倍台で投資指標面でも時価は割安感がある。また、今から8年前の2015年8月に2648円の上場来高値をつけているが、来期は営業ピーク利益更新の公算が大きいだけに、中期的に最高値圏突入の可能性は十分だ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/12/26 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=サカタINX、今期業績に上振れ期待も  サカタインクス<4633.T>に注目したい。印刷インキ大手である同社の第3四半期(1~9月)の連結営業利益は前年同期比2.6倍の85億2500万円と好調だった。販売価格改定やインキコスト削減効果が寄与し、アジアや米州事業などが伸びた。23年12月期の同利益は前期比2.4倍の100億円の見込みだが、第3四半期までの進捗率は85%に達しており110億円前後に増額修正され7期ぶり最高益の観測が出ている。  株価は9月に1409円の高値をつけた後は高値圏での一進一退が続くが、連結PBRは0.6倍の水準にあり、再評価余地は大きい。ここから再度上昇基調を強め、9月高値抜けから一段高を目指す展開が見込めそうだ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/12/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=HEROZ、“藤井効果”で5~10月期好決算  HEROZ<4382.T>に注目だ。同社は人工知能(AI)技術を活用したサービスの提供を手掛ける。株式市場で人気が高いAI関連株の一角として今後もマークしたい。  8日に発表した5~10月期決算は売上高が前年同期比3.1倍の23億3500万円、営業利益が同6.7倍の2億5200万円だった。藤井聡太棋士の八冠獲得に伴う将棋への注目度向上の効果により、対戦ゲーム「将棋ウォーズ」や将棋AI解析サービス「棋神アナリティクス」が安定した収益を上げた。また、法人向けで引き合いが増加したほか、インターネットセキュリティー関連の事業も好調だった。通期でも増収・営業増益を見込む。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2023/12/22 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=加藤製、インド事業に期待  加藤製作所<6390.T>は24年1月1日付で「インド事業準備室」を新設する予定。更なる成長が見込まれる同市場は長期的に安定した建設機械の需要が期待できるためで、あわせて周辺国での新規顧客の開拓も進めるとしている。  足もとでは建設用クレーンの売り上げが堅調で、国内では景気回復基調が追い風となっているほか、海外向けも営業力強化などにより伸長。これを反映した24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、経常利益が前年同期比60.5%増の16億400万円となり、通期計画の9億円を超過している。  株価は11月13日につけた直近安値1114円を底に下値を切り上げる展開で、25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが目前。PERやPBRには割安感があり、押し目は積極的に狙ってみたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/12/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ディップ、27年2月期に営業利益200億~250億円目指す中計に注目  ディップ<2379.T>は10月24日安値2865円を底に株価は戻り基調にある。採用需要の回復や11月に発表された新たな中期経営計画への評価を考慮すると、戻り歩調を強める展開が期待できそうだ。  10月11日に発表した上期(3~8月)連結決算は、営業利益が62億3200万円(前年同期比7.8%増)だった。国内最大級のアルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」をはじめとする人材サービス事業の売上高が順調に拡大したほか、DX事業で月額課金対象社数の成長が継続した。新卒社員の売り上げ貢献が小さく、既存社員による新卒教育の工数も多いことから、営業利益率(23.5%)は通期計画(25.8%)を下回っているものの、会社側では期初計画通りで進捗しているという。  下期は人材サービス事業で新卒社員の売り上げ貢献が始まり人件費率が低下する見込みで営業利益率は改善される見通し。また、DX事業でクロスセルも進むとみられており、24年2月期通期営業利益は145億円(前期比25.7%増)を見込む。  また同社は11月24日、27年2月期に営業利益200億~250億円を目指すとする中期経営計画を発表した。エージェント(人材紹介)サービスの増収率加速とAIエージェント事業のスタート、DXサービスにおける人事・採用、販促領域のサービス開発の加速などの施策で高い利益成長を見込む。また、配当性向50%に加え、総還元性向65%を新たに設定しており、追加の株主還元策にも注目したい。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/12/20 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=日本酸素HD、半導体ガスでラピダス特需に期待  日本酸素ホールディングス<4091.T>に注目したい。工業用ガス大手で海外売上比率が6割を超え、米国やアジアを中心に顧客開拓を進めている。鉄鋼や化学向けのほか、エレクトロニクス向けでも実績が高く、強みとする半導体製造向けで高水準の需要を獲得している。日の丸半導体の最先端品量産を目指すラピダスによって構築される新たな半導体サプライチェーンにおいて、日本酸素HDの商機は大きく高まることになる。24年3月期営業利益は前期比36%増の1630億円を予想するが、これは期初見通しの1275億円から大幅に増額修正されたものだ。25年3月期も利益成長トレンドは継続する公算が大きい。  株価は11月24日に4147円の戻り高値を形成後再び調整色を強めていたが、75日移動平均線近辺で下げ止まった形となっており、時価3700円台は絶好の買い場と判断される。当面4000円台回復から一段の戻りを試す展開が期待される。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/12/19 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=エクシオG、高配当利回りで割安顕著  エクシオグループ<1951.T>に注目したい。同社は電気通信工事大手。デジタルトランスフォーメーション(DX)需要の拡大を受け、情報システムの受託開発・サーバー構築などが好調なほか、データセンターの通信設備構築などの受注も伸びている。24年3月期の連結営業利益は前期比4.4%増の340億円と2期ぶりに増益に転換する見込み。今期配当は前期比18円増の120円と12期連続増配の見通しだ。  今期配当利回りは3.9%前後の水準と割安感が強い。24年3月末には1株を2株とする株式分割も予定している。株価の見直し余地は大きく、18年につけた3410円最高値更新からの一段高が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/12/18 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ワッツ、既存店売上高回復で反騰攻勢へ  ワッツ<2735.T>に反騰攻勢の素地が整いつつある。同社は100円ショップ大手。円安は仕入れコスト負担の増加を通じて収益圧迫要因となっていたが、ここに来てドル円相場は急速に円高が進行。円の先安観が薄れつつある。更に、11月の既存店売上高は2カ月連続で前年同月を上回り、月次の業績に底入れの兆しがみられるようになった。  24年8月期の売上高は前期比0.4%減の591億円、経常利益は同38.3%減の4億円を計画。100円ショップは40店の純増としつつ、セルフレジなどの投資や不採算店舗の退店費用を業績予想に織り込む。経常減益予想ながら100円以外の価格帯となる高額商品の取り扱いを拡大し、収益の底上げを図る構え。中期的には海外事業の拡大を通じた成長も期待できる。  スタンダード銘柄でPBR(株価純資産倍率)は足もと0.66倍と低水準。株価は11月に安値529円をつけた後に戻りを試す動きとなっている。教員の世界から、義父がトップを務めていたワッツに転じ、リーダーシップを発揮する平岡史生社長の経営手腕とともに、低PBRの是正に向けた新たなアクションなども注視されそうだ。(碧) 出所:MINKABU PRESS 2023/12/15 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ヌーラボ、プロジェクト管理ツールが底堅く推移  ヌーラボ<5033.T>は11月14日、24年3月期通期の連結業績予想を修正。経常利益の見通しは従来の2億1700万円から3億2400万円(前期比3.5倍)に引き上げた。  同社はチームのコラボレーションを促進するサービスの開発・提供を行っており、プロジェクト管理ツール「Backlog」が料金改定にもかかわらず底堅く推移。また、全社人件費(労務費を含む)やサーバー費用(通信費)が期初計画を大幅に下回っていることや、開発進捗によるソフトウエア資産化額の増加による売上原価の圧縮が見込まれることも業績の押し上げ要因になるとしている。  株価は11月30日に上場来高値となる1328円をつけ、その後は調整局面入り。ただ、中期トレンドを示す75日移動平均線は上昇基調を維持しており、時価は押し目買い好機と捉えたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/12/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ジェイエイシ、日系企業の求人が堅調推移  ジェイエイシーリクルートメント<2124.T>に注目したい。同社は人材紹介会社で外資系企業向けなど国際人材の求人案件に強い。23年12月期の連結営業利益は11月に77億7000万円から80億5000万円(前期比14.3%増)に増額修正され、前期に続き最高益を更新する見込みだ。外資系企業などに採用抑制の動きはあるが、日系企業からの求人が堅調に推移している。経費削減なども寄与し業績は拡大基調にある。  今期配当は前期比10円増の90円が計画されている。また、12月31日を基準日に1株を4株とする株式分割も予定されている。配当利回りは3%台と高く、株価は先行き3000円を目指す展開が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/12/11 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=GMO-FH、ビットコイン上昇で収益貢献に期待  GMOフィナンシャルホールディングス<7177.T>は好業績を背景に堅調な値動きが続きそうだ。同社は株式やFXの取引サービスをはじめ、暗号資産取引所「GMOコイン」の運営を手掛ける。足もとでビットコイン価格が上昇基調を強めており、取引活発化による収益貢献への期待が高まる。  1~9月期実績は、営業利益が前年同期比36.0%増の113億9200万円と好調だった。主力の「証券・FX事業」が大きく伸びたほか、「暗号資産事業」も口座数の増加やコスト削減が寄与し底堅く推移した。直近の11月月次開示情報(速報)で明らかにされた売買代金(6~11月分)をみると、株式はやや減少傾向にある一方、店頭FXは概ね堅調。暗号資産は9月を底に増加基調をたどり、11月の売買代金は約4327億円と9月(約2072億円)から約2倍に急増している。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2023/12/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ARM、ストック収益が順調に増加  アドバンテッジリスクマネジメント<8769.T>はメンタリティマネジメントが主力事業。ストック収益が順調に増加していることに注目したい。  11月7日に公表した24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、経常利益が7400万円(前年同期は700万円)となった。ストレスチェックから始める組織改善ワンストップサービス「アドバンテッジ タフネス」、「健診管理システム」、休業者管理・復職支援クラウドシステム「アドバンテッジハーモニー」などストック型サービスの新規顧客獲得が好調に推移したことが寄与した。  同社は物価上昇に伴う経費増や賃上げに伴う商品への価格転嫁を進めるとしており、押し目は積極的に狙ってみたい。また、日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが実現している。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/12/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=エスエムエス、来期から業績再拡大期へ  エス・エム・エス<2175.T>は、10月30日につけた年初来安値2138.5円を底に反発基調にあるが、下落前の株価は4000円近くあっただけに、戻りはまだ緒に就いたばかりと言えそうだ。  同社は医療・介護業界向け人材紹介サービス(キャリア事業)の最大手。足もとではキャリア事業の継続的な成長に加え、介護事業者向け経営支援プラットフォームのカイポケ事業や、医療関連事業者マーケティング支援、グローバルキャリアなどを行う海外事業が成長加速に寄与しており、23年3月期までの5年間で売上高は7割以上に拡大している。  10月27日に発表した24年3月期上期決算は、営業利益が47億100万円(前年同期比2.0%増)となった。キャリアパートナーの採用を中心とした積極投資により第3四半期までコストが先行する見通しで、7~9月期営業利益は同36.2%減と落ち込んだ。ただ、通期計画に対しては順調としており、会社側によると第4四半期(1~3月)に利益が大きく成長するとして、24年3月期営業利益は会社予想の83億7500万円(前期比15.0%増)を据え置いている。  25年3月期は、今上期に採用した新しいキャリアパートナーがフルに稼働することに加えて、引き続きカイポケ事業と海外事業の成長が期待できる。調査機関によっては営業利益100億円強を見込むところもあり、業績再拡大期入りも期待できそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/12/06 10:03 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=牧野フ、業績上振れ期待と自社株買いなど評価  牧野フライス製作所<6135.T>は5000円台後半の売り物をこなし切り、6000円台回復から7000円を目指す展開へと移行しつつある。工作機械大手で、金型向けで強みを発揮、このほか航空機向けや世界的な電気自動車(EV)シフトを捉える形で案件獲得が進んでいる。24年3月期上期(23年4~9月)業績は営業利益段階で前年同期比44%増の77億7600万円と急拡大、通期見通し132億6000万円(前期比24%減)予想は10億円程度上振れする公算が大きいとみられている。  PBRが0.6倍台と割安感が強く、東証の低PBR改善要請に対応した株主還元強化の動きなども株価を浮揚させる材料となりやすい。そうしたなか、12月1日引け後に20万株の自社株買いを決議したことを発表、来年3月末までの期間中に遂行する計画にある。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/12/05 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ラクス、経理デジタル化で業績拡大  ラクス<3923.T>に注目したい。同社はクラウド事業を手掛けるIT企業で、経費精算システム「楽楽精算」などが伸びている。第2四半期累計(4~9月)の連結営業利益は前年同期比2.5倍の17億1800万円と好調。10月から導入されたインボイス(適格請求書)制度への対応に絡む経理デジタル化需要が業績を押し上げている。24年3月期の同利益は前期比3.3倍の53億9000万円と3期ぶり最高益更新の見込みだ。  24年1月には改正電子帳簿保存法の本格適用が始まり、電子データの保存が義務化されることも経理デジタル化を促進させそうだ。来期以降も業績拡大が見込め、株価は先行き3000円台乗せを目指す強調展開が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/12/04 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=カナミックN、割安グロース株の短期的な戻り相場に期待  カナミックネットワーク<3939.T>の短期的な戻り相場を期待したい。同社は介護現場向けに業務の効率化を促すクラウド型ソフトを展開。グループ会社がフィットネスクラブ「URBAN FIT24」を運営する。24年9月期の連結業績は、売上高で前期比36.1%増の51億円、最終利益で同31.0%増の10億円と大幅な増収増益を計画。ともに過去最高だった前期の水準を上回る見込みだ。  主力のクラウドサービスでは、23年9月期の利用事業所数は目標に届かなかったものの、ユーザー数は目標を大幅に超過したという。8月には介護業界大手のニチイホールディングス(東京都千代田区)に、カナミックNのクラウドサービスが採用されたと発表。日本生命保険の傘下となる見込みのニチイHDの業容拡大は、カナミックNの成長にも寄与しそうだ。更に、11月には大阪市のURBAN FIT24梅田店が、医師の指示に基づく運動療法で利用する際の料金を医療費控除の対象にできる「指定運動療法施設」として、24時間フィットネスジムでは国内で初めて認定されたと公表。健康寿命の延伸に向けた取り組みへの社会的な関心の高まりも、業績を下支えする要因となると期待される。  株価は400円を下回り、2017年12月以来の安値圏で推移する一方、25日移動平均線との下方カイ離率は10%を上回っている。値頃感が強まるなか、割安なグロース株に着目する資金の流入により、反騰機運を高める余地が見込めるだろう。(碧) 出所:MINKABU PRESS 2023/12/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ファンケル、ダブルボトム形成で戻りを試す展開へ  ファンケル<4921.T>は10月16日につけた年初来安値2127円と、11月13日の直近安値2140円でダブルボトムを形成。2370円近辺に位置する75日移動平均線を上抜ければ戻りを試す展開が期待できそうだ。  11月2日に発表した24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、経常利益が前年同期比52.3%増の63億6200万円と従来予想の49億円から上振れて着地した。主な要因は効果的なマーケティング投資に加え、新製品の効果などから主力の化粧品関連事業や栄養補助食品関連事業が好調に推移したこと。通期予想は従来通り122億円(前期比42.6%増)で据え置いているものの、インバウンド需要を追い風とした販売増が見込まれる。  また、同社は通信販売事業において直近で購入金額・頻度が低下している既存顧客への販売促進の強化などに注力する構えをみせていることもあり、時価は仕込み好機と捉えたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=大崎電、スマートメーター計画上回って推移  大崎電気工業<6644.T>は9月15日につけた年初来高値713円更新をうかがう位置にあるものの、PBR0.6倍台と割安感が強く、更なる上値を指向しそうだ。  同社は電力量計の国内トップ。11月7日に発表した上期(4~9月)連結決算は、営業利益が23億2500万円(前年同期比4.3倍)と大幅な増益となった。国内計測制御事業で、スマートメーターが次世代機への切り替えで出荷減となったものの、計画を大きく上回ったことが牽引した。また、海外で英国向けの出荷が電子部材調達環境の好転により増加したことや、オセアニア向けの出荷が増加したことなども寄与した。  上期決算を受けて、会社側では24年3月期通期業績予想を営業利益で36億円から43億円(前期比93.1%増)へ上方修正したが、上期の期初計画同様に保守的との見方が強い。調査機関によっては同50億円を見込むところもあり、更なる上振れも期待できそうだ。  また、25年3月期以降は、スマートメーター事業で国内外ともに安定収益を維持できるとみられるほか、国内ソリューション事業の伸長や海外でスマートメーターと上位系システムとのセット販売の増加などによる利益率の向上が期待できる。業績も増益基調維持が見込まれており、株価もこれを織り込む動きへ向かいそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/29 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=エコナビスタ、業績上振れ期待で戻り足鮮明  エコナビスタ<5585.T>の3000円近辺のもみ合いは買い場と判断したい。同社は今年7月26日に東証グロース市場に新規上場したニューフェースで、高齢者施設(介護施設)向け見守りシステムを開発・提供している。同社が手掛ける「ライフリズムナビ+Dr.」は人工知能(AI)を活用した睡眠解析技術が強みで、異常があれば職員に直ちに伝える仕組みで介護業務の質向上や効率化に貢献する。同システムには旺盛な需要があり、同社の業績を押し上げている。  23年10月期業績は売上高が前の期比19%増の10億6500万円、営業利益が同28%増の3億8500万円を見込んでおり、いずれも連続で過去最高更新となる見通しだが、営業利益は第3四半期(22年11月~23年7月)時点で4億2300万円と通期計画を大幅に超過している。また、24年10月期以降も高水準の伸びが続きそうだ。  株価は新規上場直後の8月1日に3725円の高値をつけており、時価はそこから24%もディスカウントされた状態にあり、仕込み好機と捉えられる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=FCC、PBR0.5倍台で割安感  エフ・シー・シー<7296.T>に注目したい。同社はホンダ系の部品メーカー。特に二輪用クラッチで世界首位の実績を持つ。24年3月期の連結純利益は、従来予想の96億円から110億円(前期比15.0%増)へ増額修正された。円安効果に加え、インドネシアの二輪車用クラッチの販売が好調だったほか、四輪事業でも米国などでのクラッチ販売が伸びた。自動車や二輪車の販売回復を背景に、業績は来期以降も拡大傾向が続きそうだ。  株価は、今期予想連結PER8倍台、同PBRは0.5倍台で割安感は強い。配当利回りも3.2%前後の水準にある。来期も堅調な業績が見込め、2000円台乗せからの一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ウェルスナビ、新NISA来年スタートで追い風期待  ウェルスナビ<7342.T>に注目だ。同社は資産運用を全自動化したロボアドバイザーの開発や提供を手掛ける。来年1月からスタートする新NISA(少額投資非課税制度)を機に“貯蓄から投資へ”の流れが強まるとみられ、同社事業に中長期的な追い風となることが期待される。  今月10日に発表した1~9月期決算は、売上高が前年同期比22.6%増の58億9300万円、営業利益が同3.9倍の5億2900万円と急拡大。ロボアドバイザーの機能追加や提携パートナーの拡充、テレビコマーシャルなどの広告宣伝活動が奏功した。好決算を受け、足もとの株価は上昇基調を加速させている。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/24 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=大栄環境、再上方修正への期待大  大栄環境<9336.T>は、上期決算の発表と同時に24年3月期業績予想の上方修正を発表したが、足もとの状況から再上方修正の公算が大。業績上振れ期待を背景に、6月23日につけた年初来高値2630円更新から更なる上値を目指しそうだ。  同社は、産業廃棄物の最終処分事業からスタートし、その後収集運搬から中間処理・再資源化及び最終処分に至るまでのワンストップサービスを提供している。11月9日に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、営業利益が94億4900万円(前年同期比32.2%増)と上期として過去最高益で着地した。主力の廃棄物処理・資源循環事業で関西・中部地方を中心とするインフラ開発案件に伴う廃棄物処理需要を引き続き獲得できたことに加えて、継続的な内製化によるコスト削減を進めたことが寄与。土壌浄化事業は安値受注を抑制し、受入量を抑えていることから減収となったが、単価は良好な水準となっている。  上期好決算を受けて、会社側では24年3月期通期の営業利益予想を161億4000万円から185億1800万円(前期比11.4%増)へ上方修正したが、下期も廃棄物受入量の増勢が継続する見通しに加えて、単価なども保守的に想定しているとみられ、上振れの可能性が高い。24年3月期営業利益190億円弱、25年3月期同210億円弱を見込む調査機関もあり、安定した増益基調が期待されている。また、業績予想の上方修正とともに年間配当予想も34円から40円へ引き上げており、積極的な株主還元姿勢も注目したい。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/22 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ADプラズマ、半導体関連人気に乗り戻り相場本番へ  アドテック プラズマ テクノロジー<6668.T>の1500円台近辺のもみ合いは仕込み場と捉えたい。半導体や液晶の製造装置で使われるプラズマ用高周波電源の大手メーカーで、高技術力を武器に国内外で高い商品シェアを誇る。売り上げのほぼ半分を海外で占めており、米国のほか韓国や台湾、ベトナム、中国などアジア地域で顧客開拓が進んでいる。  プラズマ電源はパワー半導体向けで旺盛な需要を確保しているほか、低迷が続いていたメモリー市況もスマートフォンの在庫調整圧力が一巡し底入れ観測が強まっており、同社の収益環境にも追い風が意識される。23年8月期の営業利益は4期ぶりに減益決算を強いられたものの、24年8月期は再び増益に転じる公算が大きい。会社側では前期比8%増の24億3000万円を見込むが、保守的で上振れする可能性も十分にある。  株価は10月末のザラ場1352円を目先の底に切り返し急となっているが、依然としてPERは7倍台に過ぎず割安感が強い。半導体関連の中小型株人気に乗って一段の水準訂正が期待できそうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=三井不、業績最高益基調を評価  三井不動産<8801.T>に注目したい。同社は、11月初旬に24年3月期業績予想について連結営業利益を3300億円から3350億円(前期比9.7%増)に見直した。施設営業事業でホテル・リゾート部門などが好調。賃貸事業もオフィスなどが堅調で最高益を更新する見込みだ。今期配当も年70円(同8円増)に増配することを明らかにしている。来期の同利益も3500億円前後への連続最高益が見込めそうだ。  株価は11月に入り上昇基調を強め、15年10月以来、約8年ぶり高値を更新している。株式市場では、インフレヘッジ資産として不動産株を見直す動きも出ており、今後も一段の上値を目指す展開が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/20 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=GENOVA、医療向け成長期待で底入れ鮮明  GENOVA<9341.T>の底入れが鮮明となってきた。同社は医療情報サイトの運営やクリニック向け自動受付精算機の販売を手掛ける。24年3月期は売上高で前期比30.2%増の84億8200万円、最終利益で同19.4%増の15億500万円を計画。大幅な増収増益で、前期の過去最高益の更新を予想する。  医療メディア「Medical DOC」を運営するメディカルプラットフォーム事業はPV数を順調に積み上げており、同事業の7~9月期におけるサービス契約件数は前年同期比39%増の989件に拡大。価格改定の効果により契約単価も同7%増となった。スマートクリニック事業も、ハードウェア商材の契約件数は前年同期比30%増と堅調に推移。ソフトウェアサービスでは契約単価は下落基調にありながらも、クリニックの電話業務のコスト削減に寄与する「NOMOCa AI chat」の発売で契約件数は大幅増となった。人的資本への投資と営業網の拡充に努めている企業とあって、来期以降の業績拡大への期待が膨らむ。  株価は6月19日につけた上場来高値2478円をピークに下落基調にあったが、1300円を割り込んだ10月下旬を境に反転攻勢を強め、11月10日の9月中間期決算発表翌営業日にマドを開けて上伸した。25日移動平均線と75日移動平均線のゴールデンクロスを達成すれば、上値指向を一段と強めそうだ。(碧) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/17 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ゴルドウイン、上期業績は上振れ着地で下期にも期待  ゴールドウイン<8111.T>は「ザ・ノース・フェイス」などのアウトドアブランドを展開。11月7日に発表した24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、経常利益が前年同期比23.2%増の91億8000万円となり、従来予想の73億円から上振れて着地した。  各種イベントの再開やインバウンド需要の回復を追い風に、多くのブランドの売り上げが増加。また、韓国の持ち分法適用会社の業績が好調だったことも寄与した。通期業績予想については従来見通しを据え置いているが、取り扱い比率の高い秋冬商品販売のピークを迎えることから下期にも期待したい。  株価は10月31日につけた直近安値9123円を底に下値を切り上げる展開。日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入り、一段の戻りが期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ポエック、今期業績予想は保守的  ポエック<9264.T>は、1200円を挟んだ展開となっているが、今後の業績拡大期待を十分に織り込んだ水準とはいえず、拾い場ととらえたい。  同社は水処理機器や環境・エネルギー関連機器、防災・安全機器の製造販売が主な事業。10月13日に発表した23年8月期連結決算では、営業利益は4億300万円(前の期比46.7%増)と大幅増益を達成した。主力の環境・エネルギー事業で前の期から引き継いだ水処理機器関係の大型受注案件が反映されたことや環境問題意識の高まりによる廃棄物処理とリサイクル技術への投資が増加傾向で推移し関連機器の受注が底上げされたことが貢献。また、動力・重機等事業で工作機械関連の需要が増加傾向で推移したことや船舶関連の小型エンジン部品の生産工程の見直しによる業務効率化なども寄与した。  24年8月期計画にあたっては、会社側では環境・エネルギー事業で計上確度が高い案件だけを計画に組み入れているほか、防災・安全事業でも保守的に計画を策定しているとコメントしている。特に注目されているのが防災・安全事業の病院・福祉施設向けスプリンクラー消火装置「ナイアス」で、16年4月に施行された改正消防法で定められた病院・診療所などの消防用設備の設置義務化の期限が25年6月にせまるなか、新設・更新ニーズが高まる可能性がある。業績上振れの可能性は十分にあろう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/15 10:00

ニュースカテゴリ