みんかぶニュース コラムニュース一覧
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=パンパシHD、インバウンド回復に期待
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532.T>に注目したい。ディスカウント店「ドン・キホーテ」などを展開している。22年6月期の連結営業利益は前期比4.6%増の850億円と最高益の見通し。国内では緊急事態宣言の解除で客足が回復、プライベートブランドの販売などが伸びている。特に、政府は6月から入国者数の上限を増やすなど水際対策の緩和に動いておりインバウンド回復への期待も膨らむ。
株価は昨年3月に2754円の最高値をつけた後、下落に転じたが今年1月の1472円で底を打ち回復基調にある。外国人観光客の受け入れ再開など、経済正常化の流れが強まれば、株価は一段と上昇基調を強めそうだ。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/05/23 10:01
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=IHI、波乱相場のなか上値指向の強さ際立つ
IHI<7013.T>は全般波乱相場のなか、上値指向の強さが際立っている。年初からの上昇率は5割前後に達し、約3年半ぶり高値圏を突き進んでいる。民間向け航空エンジンの開発・製造が主力で、コロナ禍後の航空需要の増加が追い風になると見込まれている。
10日に発表した22年3月期決算は、純利益が前の期比5倍の660億6500万円と過去最高益で着地。航空エンジン事業の回復が進んだほか、為替差益や投資利益が増加したことが業績を押し上げた。23年3月期については、前期の反動で利益は減少する予想だが、増収基調は続く見通し。年間配当予想は前期比10円増の80円とした。
同社は航空エンジン事業とともに、防衛や宇宙開発事業も手掛ける。また、次世代燃料として期待される水素・アンモニアの普及に向けた取り組みのほか、米ニュースケール・パワー<SMR>への出資を通じて参入した小型原子炉事業の動向なども関心を集めており、テーマ性は豊富だ。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2022/05/20 10:00
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<注目銘柄>=ウイルテック、新市場及び新規顧客開拓に注力
ウイルテック<7087.T>は製造請負・派遣、建設技術者派遣、ITエンジニア派遣、EMS(電子機器製造受託サービス)が主要事業。23年3月期通期の連結経常利益は前期比2.1倍の13億4000万円を見込み、年間配当は前期比2円増配の40円を計画している。
主要顧客であるIoT及び5G関連企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要を背景とした人材需要に対し、長年培ってきた海外人材事業をグループの強みとし、より積極的に採用強化を推し進め、新市場・新規顧客の開拓及び利益確保に努めるという。
テクニカル面では日足チャートで、25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野。PERやPBRには割安感もあり、戻りを試す展開が期待できそうだ。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/05/19 10:00
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<注目銘柄>=NISSHA、第1四半期決算と同時に通期予想を上方修正
NISSHA<7915.T>は3月7日につけた年初来安値1159円を底に戻り歩調をたどっているが、まだ序盤に過ぎず上値余地は大きい。
5月12日に発表した第1四半期(1~3月)連結決算で営業利益は24億9400万円(前年同期比53.1%減)と大幅減益となった。ディバイス事業でスマートフォン向けの製品需要が前年同四半期比で縮小したことに加え、タブレット向けでは半導体不足などの供給制約の影響を受けたという。
ただ、産業資材事業は、加飾分野のモビリティー・家電向けや、サステナブル資材分野の蒸着紙の製品需要が堅調に推移したほか、一部製品の値上げが寄与して想定を上回って推移しており、これらを理由として22年12月期通期業績予想を営業利益で115億円から125億円(前期比28.0%減)へ上方修正した。また、産業資材事業の好調だけではなく、メディカルテクノロジー事業における開発製造受託(CDMO)の製品需要が堅調に推移していることや、コスト削減効果も寄与する見通しだ。
上方修正では下期の予想を据え置いたが、半導体不足の解消などが進めば、更なる上方修正の可能性もある。PER・PBR両面で割安感のある時価水準は仕込み場といえそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/05/18 10:00
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<注目銘柄>=C&R、メタバース事業で飛躍の可能性
クリーク・アンド・リバー社<4763.T>は押し目買いチャンスだ。4月20日に2340円の上場来高値をつけてから調整局面にあったが、75日移動平均線近辺まで下押したところでリバウンドに転じる動きをみせている。
同社は映像やゲーム、Webコンテンツなどの制作代行やクリエーターの派遣を主力事業とする。VR分野など新規のビジネス領域にも積極的に踏み込み、将来的にはメタバース空間での需要開拓に意欲をみせる。VR/NFTアーティスト・せきぐちあいみと専属契約を結んでいるほか、建築分野で業者と顧客双方をマッチングさせるVR建築展示場の開設などでもニーズを捉えている。
22年2月期の営業利益は期中2度にわたる上方修正を経て、前の期比39%増の34億1100万円と大幅増益を達成したが、23年2月期も前期比17%増の40億円を見込み、これで4期連続の過去最高利益更新となる見通しだ。なお、トップラインは11年2月期から増収を続けており、今期で13期連続の増収が見込まれている。株価は今後調整を交えながらも上値指向を継続し、上場来高値奪回から2000円台後半を目指す展開が期待できる。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/05/17 10:00
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<注目銘柄>=大和工、配当利回り5%で妙味大
大和工業<5444.T>に注目したい。同社は独立系の大手電炉メーカーでH形鋼を中心に海外で積極展開している。22年3月期の連結純利益は前の期比8倍の399億1700万円と最高益を更新。米国の建設需要の伸びを背景に、ニューコア<NUE>社との合弁会社などが収益に寄与している。23年3月期の同利益も前期比40.3%増の560億円と連続増益見通し。配当も前期比40円増の年200円を見込んでいる。
株価は好業績を背景に上昇基調を強め今月初旬に4440円と14年ぶりの高値をつけたが、今期予想連結PERは5倍前後、配当利回りは約5%の水準と割安感は顕著。先行き5000円乗せから一段高が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/05/16 10:00
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<注目銘柄>=東エレデバ、好業績見通しに加えテクニカル妙味も
東京エレクトロン デバイス<2760.T>は産業用に強みを持つ半導体商社。23年3月期通期の連結経常利益は前期比16.2%増の85億円を見込み、年間配当は前期比35円増配の240円を計画している。
主力の半導体及び電子デバイス事業は顧客商権の拡大に伴い堅調さを維持する見通しで、コンピューターシステム関連事業及びプライベートブランド(PB)事業では新規顧客の獲得に注力する方針。また、同社は仕入れだけでなく販売でもドル建てが多く、為替が円安傾向にあることもプラスとなる。
株価は3月8日につけた年初来安値4670円と4月18日の安値4705円でダブルボトムを形成。足もとでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入りつつあり、テクニカル妙味が高まっている。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/05/12 10:00
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<注目銘柄>=タムロン、22年12月期業績予想の上方修正を評価
タムロン<7740.T>は二番底確認から本格的な戻り歩調をたどりそうだ。
4月28日に第1四半期(1~3月)連結決算を発表するとともに、22年12月期通期業績予想を営業利益で76億円から85億円へ上方修正した。期首より「収益認識に関する会計基準」を適用しているため前期との比較はないものの、足もとでは自社ブランドの新製品投入効果もあり、ミラーレスカメラ用交換レンズが好調に推移。また、監視やFA/マシンビジョン用レンズも先進国向けの販売が伸びたほか、これまで製品開発に注力してきたカメラモジュールも伸長した。これらに加えて、想定為替レートを円安に変更したことが、利益を押し上げる。
第2四半期以降もミラーレスカメラ用交換レンズの堅調が見込まれるほか、監視やFAレンズ、車載カメラ用レンズなども伸長が見込まれ、22年12月期業績は更なる上乗せの可能性もある。バリュエーション面で割高感の乏しい時価水準は狙い場となりそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/05/11 10:00
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<注目銘柄>=コメダ、今期最高益更新予想の外食勝ち組
コメダホールディングス<3543.T>が全体相場に流されず強調展開をみせており、目先の押し目は買いで対処してみたい。中京エリアを地盤に「コメダ珈琲店」をフランチャイズ展開するが、コロナ禍にあっても業績は好調を維持しており、外食業界の中で数少ない勝ち組企業として存在感を示す。同社のビジネスモデルは95%がフランチャイズ店で、人件費や家賃などのコスト要因がなく、強固な収益体質がポイント。また、積極的な新商品投入などを含め独自の商品ラインアップで利用者のニーズを確保している。積極的な出店戦略も奏功し業容拡大が進んでいる。
22年2月期業績は営業利益が前の期比33%増の73億500万円と大幅な伸びを達成、続く23年2月期も収益成長トレンドは不変で、前期比10%増の80億円予想で過去最高益更新見通しにある。株価は4月22日に2277円の年初来高値をつけたが、早晩ここを上抜き、18年10月に形成した上場来高値2400円を目指す展開が期待できる。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/05/10 10:00
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<注目銘柄>=ベル24HD、高配当利回りで再評価
ベルシステム24ホールディングス<6183.T>に注目したい。コールセンターのCRM(顧客管理システム)事業が主力でクライアントの旺盛なアウトソース需要の高まりを背景に、業績は好調。22年2月期の連結営業利益は前の期比12.2%増の132億3400万円と会社計画(122億円)を上回って着地。23年2月期の同利益は前期比5.8%増の140億円と4期連続増益の見通し。配当も前期比6円増の年60円を見込む。
株価は1月につけた年初来安値1195円を底に4月に1578円の高値をつけた後は一進一退基調にある。業績の拡大基調は強く、一段の上値追い期待は強い。配当利回りは4%近い水準で、バリュー株として見直し余地が膨らんでいる。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/05/09 10:00
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<注目銘柄>=アルトナー、高配当利回りも魅力
アルトナー<2163.T>に注目したい。同社は、老舗の技術者派遣会社で機械や電気・電子分野などにエンジニアを派遣している。22年1月期の単独営業利益は前の期比13.9%増の10億1000万円と最高益を更新。電気自動車(EV)や半導体関連向けの技術者ニーズが拡大している。23年1月期の同利益は前期比13.6%増の11億4700万円と連続2ケタ増益予想で、配当も前期比3円50銭増の年38円の見込みだ。
株式売り出しの実施もあり株価は下落したが、足もとでは需給悪化懸念は一巡している。業績は好調であり、今期の配当利回り予想は4.5%台と高水準。株価は割安感が強く、ここから出直り基調を強めそうだ。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/05/02 10:00
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<注目銘柄>=西松屋チェ、商品拡充で更なる成長目指す
西松屋チェーン<7545.T>はベビー・子供用品の専門店を全国に展開。23年2月期通期の単独経常利益は前期比8.9%増の140億円を見込んでいる。
今期はプライベートブランド商品の開発を推し進めることにより競争力を一段と高めるとともに、小学校高学年向け商品を衣料から雑貨まで幅広く品揃えを拡充することで売り上げの拡大を図る考え。また、仕入れ計画とシーズンごとの在庫管理の徹底を通じて当初価格での販売比率を向上させ売上総利益の確保につなげるとしている。足もとでは春夏物衣料や帽子、靴の売り上げが好調で、既存店売上高は前年実績を上回って推移している。
テクニカル面では、直近で5日移動平均線と25日移動平均線のゴールデンクロスが実現。PERやPBRに割高感はなく、上値を試す展開が期待できそうだ。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/28 10:00
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<注目銘柄>=ABCマート、靴需要高まり増益基調継続へ
エービーシー・マート<2670.T>は、4月13日の決算発表を機に反発基調を強めているが、いまだ初動段階にあり注目余地は大きいだろう。
23年2月期連結業績予想は会社側では営業利益320億円(前期比16.6%増)を見込む。地方郊外のショッピングセンターを中心に国内45店舗の出店を計画するほか、有力商業施設に「ABC-MART」「ABC-MART SPORTS」「Charlotte」など多業態を展開することで売り場面積の増大を図る方針。また、デジタルコマース戦略を推進し、顧客自身で店舗在庫を検索可能な機能に加え、コーディネート提案を強化しデジタル売り上げの拡大を目指す。
更に、経済正常化を受けた靴需要の高まりや、今期からアウトドア有力ブランドに強みを持つオッシュマンズ・ジャパンを子会社化することも寄与する見通し。会社側の業績予想に対し、市場予想では営業利益で335億~360億円を見込み、上振れの余地は大。来期は同400億円強を見込む調査機関もある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/27 10:00
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<注目銘柄>=ADEKA、半導体向け需要など拡大
ADEKA<4401.T>に注目したい。同社は化学品と食品が2本柱。樹脂添加剤など化学品や先端半導体材料を製造するほか、マーガリンや農薬なども手掛けている。22年3月期の連結営業利益は前の期比10.4%増の320億円と最高益の見通し。半導体材料ではEUVプロセス用材料などの拡販が寄与するほか、電気自動車(EV)向け樹脂などが伸びている。23年3月期も増益が予想され連続最高益が見込まれている。
半導体材料は、大手顧客とみられている韓国・サムスン電子向けなどの伸びが続く見込み。株価は、全体相場が軟調ななか最高値圏でもみ合う展開。好業績を評価する見方は強く、3000円を目指す強調展開が期待できる。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/25 10:00
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<注目銘柄>=JESCO、国内EPC事業が好調
JESCOホールディングス<1434.T>は電気・通信設備の工事会社で、国内EPC(設計・調達・建設)事業が売上高の約8割を占めている。
4月14日に発表した22年8月期第2四半期累計(21年9月~22年2月)の連結経常利益は前年同期比41.9%増の4億2500万円となり、通期計画7億3000万円に対する進捗率は58.2%。国内で自家消費型太陽光発電設備の設計施工案件が増加したことや、5Gなど移動体通信工事の稼働率向上が利益面に寄与した。また、ベトナムの電気設備工事会社をグループ傘下に収めるなど、ASEAN(東南アジア諸国連合)地域での事業拡大に注力していることにも注目したい。
テクニカル面では25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが実現したほか、PERやPBRには割安感もあり、戻りを試す展開が期待される。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/21 10:00
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<注目銘柄>=ネットプロ、「NP後払い」の拡大余地大きく中期成長に期待
ネットプロテクションズホールディングス<7383.T>は2月24日安値500円を底に反発基調を継続しており、中期的な成長期待を背景に当面、戻りを試す動きが期待できよう。
同社は、後払い決済(BNPL)サービス大手。主力の「NP後払い」は通販やeコマース事業者を対象とした後払い決済サービスで、20年にわたり蓄積した与信ノウハウ・ネットワーク資産を活用した事業展開に強みがある。
足もとは、国内eコマース市場の拡大や非クレジットカード決済における利用率の向上を背景に「NP後払い」の成長が続いており、第3四半期累計(21年4月~12月)のGMV(取扱高)は前年同期比8.2%増の3571億円を計上。特にBtoB ECやSaaSなどのBtoB分野が伸長しており、中小企業における新たな決済手段として拡大余地が大きいことを考慮すると、今後の成長力も強いだろう。
また、23年3月期上期をメドに「NP後払い」とBtoC向け会員制決済サービス「atone」のシステムを一本化する予定であることにも注目したい。加盟店は、サービスごとのシステム開発負荷を削減することが可能になり、両サービスを一度に導入することが可能になる。これにより幅広いユーザー層の獲得が可能になるとみられ、同社の中期的な成長に貢献しよう。
22年3月期は上場準備費用の計上などで減益見通しだが、23年3月期は連結営業利益11億円強を見込む調査機関もある。なお、決算発表は5月13日を予定している。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/20 10:00
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<注目銘柄>=コメ兵HD、中古高級ブランド市場が大活況
コメ兵ホールディングス<2780.T>は4月6日に2030円の年初来高値を形成後に調整局面に移行しているが、1800円近辺は押し目買いチャンスとみて強気に対処したい。名古屋を本拠地として宝石、貴金属、時計、バッグなどのリユース事業を展開、ロレックスなどの高級時計をはじめ中古高級ブランド市場が活況を極めるなか、とりわけ業界大手の同社に吹く追い風が強い。人工知能(AI)を活用した真贋判定ソフトを開発した効果もあって、取扱量が一段と拡大しており、足もとの業績は絶好調に推移している。
22年3月期はトップラインが高水準の伸びを示しており、これをベースに営業利益は前の期比5倍の29億5000万円を見込んでいる。株価は25日移動平均線近辺で売り買いを交錯させているが、同移動平均線を足場に早晩、上昇転換する公算が大きい。11倍近辺のPERに割高感はなく、2000円台での活躍が期待される。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/19 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=アイドマHD、中小企業DX支援で注目
アイドマ・ホールディングス<7373.T>に注目したい。同社は営業デジタルトランスフォーメーション(DX)ツールの開発・活用支援や就労支援サイトなどを運営。特に中小企業のDX支援で実績があり、業績は順調に拡大している。同社の第2四半期(21年9月~22年2月)の連結営業利益は前年同期比2.0倍の9億5200万円と好調。22年8月期通期予想の12億円(前期比44.6%増)は14億円近くへ増額期待がある。
同社は昨年6月に旧東証マザーズにIPOし、今年4月からはグロース市場に上場している。中小企業のDX化市場は大きく成長性は高い。株価は昨年11月に高値をつけた後は調整しているが、ここは絶好の拾い場だ。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/18 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ローランド、円安メリットを享受し3期連続最高益更新へ
ローランド<7944.T>に注目したい。同社はピアノやドラムなど電子楽器の専業で海外展開に強みを持つ。コロナ禍を背景とした巣ごもり需要を捉え、21年12月期の連結営業利益は110億9300万円(前の期比55.9%増)と初めて100億円の大台を達成した。22年12月期の会社側計画では、電子ピアノが半導体不足などの影響を受けるものの116億円とした。会計基準の変更により前期比はないものの、従来の会計基準では124億円(前期比11.8%増)と実質3期連続で最高益を更新する見込み。足もとではピアノ需要大国の中国が「ゼロコロナ」政策によるロックダウン実施に伴い、引き続き巣ごもり需要が見込まれるほか、会社側の想定為替レート1ドル=113円に対して実勢15円近い円安に振れており、円安による収益メリットも期待できる。
株価は3月9日につけた年初来安値3650円から順調な戻り足をみせているが、指標面からはPER13倍台、配当利回り3.6%台と割高感がなく一段の上値が期待される。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/15 10:04
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ギフトHD、既存店好調で通期業績に増額余地
ギフトホールディングス<9279.T>はラーメン店の運営やプロデュース事業を展開。3月14日に発表した22年10月期第1四半期(21年11月~22年1月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の8億1600万円となり、上半期計画の9億6000万円に対する進捗率は85.0%に達している。
同期間に直営店6店舗の新規出店(純増)を行ったことや、グループがプロデュースする店舗数が10店舗の純増となったことなどが寄与。時短協力金を補助金収入として計上したことも利益を押し上げた。2月と3月の既存店売上高(全営業日ベース)が前年実績を上回って推移しているのもあり、上半期及び通期の業績増額余地が大きいといえそうだ。
株価は4月6日に直近高値2625円をつけたあとは上げ一服となっているが、足もとでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが目前に迫っている。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/14 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=鳥貴族HD、既存店プラス転換で業績回復に期待
鳥貴族ホールディングス<3193.T>は、業績回復への期待感から中長期視野での仕込み場と考えたい。
3月11日に発表した第2四半期累計(21年8月~22年1月)連結決算は、営業損益が18億5600万円の赤字で着地した。前期第3四半期から連結決算に移行したため前年同期との比較はないものの、コロナ禍の長期化で緊急事態宣言解除以降も深夜営業を見送っていた影響から売上高が実質減収となった。また、コスト管理の徹底などにより昨年11、12月はそれぞれ単月で営業黒字となったものの、1月21日以降のまん延防止等重点措置の影響により第2四半期(11~1月)では営業赤字で着地した。
会社側では引き続き22年7月期通期業績予想は未定としているが、まん延防止等重点措置の解除を受けて、19年7月期以来となる直営店の新規出店を再開するほか、新規事業の「TORIKI BURGER」の2号店を3月に出店するなど事業再構築に向けた取り組みの実施で業績は回復が期待できる。昨年12月以降、既存店売上高が4カ月連続で前年実績を上回っていることも注目だ。22年7月期はまだ営業赤字は残るとみられるものの、23年7月期は4月28日からの価格改定効果がフルに寄与することもあり、10億円以上の営業黒字を見込む調査機関もある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/13 10:01
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=トレンダ、SNSネットワークで業績成長路線走る
トレンダーズ<6069.T>の押し目形成場面は買いのチャンス。株価が4ケタ大台を割り込んだ水準は買い向かってみたい。女性層を対象に化粧品や美容関連製品などを、SNSインフルエンサーネットワークを活用して紹介しマーケティング支援を行う。また、美容メディアMimiTV配信による販売促進も同社の強みとなっている。
業績はM&A戦略の寄与などもあり急拡大。21年3月期に前の期比倍増の伸びを達成した営業利益は、22年3月期も前の期比14%増の5億2000万円予想と2ケタの伸びを見込んでいる。更に23年3月期以降も2ケタ利益成長路線を走る公算が大きく、中期的にみても上値余地は十分といえる。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/12 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=リンテック、最高益基調で割安顕著
リンテック<7966.T>に注目したい。同社は粘接着素材の大手で、半導体・電子部品関連が業績を牽引している。2月には22年3月期通期の連結営業利益予想を210億円から220億円(前の期170億3000万円)に増額修正した。半導体製造用や積層セラミックコンデンサー用テープなどが好調で11期ぶりに最高益を更新する見込みだ。円安も追い風であり、22年3月期は230億円前後へ上振れして着地するとの観測も出ている。
半導体や電子部品向け需要の伸びは23年3月期も続くとみられ、同利益は250億円前後と連続最高益が見込める。株価はPER10倍、PBR0.8倍前後と割安。調整場面は絶好の拾い場で再び上昇基調が期待できる。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/11 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ブシロード、イベント再開やNFT参入など期待材料続く
ブシロード<7803.T>に注目したい。同社は自社IP(知的財産)を強みにゲームやグッズの企画・販売を手掛けるほか、音楽ライブやプロレスといったイベント運営も展開。3月にライブ動画配信のSHOWROOM(東京都渋谷区)と資本・業務提携しており、NFTなど新分野への参入を積極化させる姿勢を示している点はポイントとなる。
直近決算の22年6月期上期(21年7月~22年12月)業績は、アニメ・ゲーム関連商品の販売が引き続き好調で、特にトレーディングカードゲーム部門の海外売り上げが大きく伸びた。同期間の営業利益は17億300万円となり、通期計画(22億円)に対する進捗率は8割近い水準に達している。新型コロナウイルスの感染状況を巡り先行き不透明なことから大型イベントの利益を保守的に見込んでおり、これを理由に通期予想は据え置いている。
株価は2月24日につけた年初来安値1074円を底に出直り基調をたどっており、政府のイベント支援策検討が伝わった4月6日には大幅高で200日移動平均線の上に顔を出した。ウィズコロナに向けた動きは今後いっそう強まっていくとみられ、これを追い風に息の長い上昇相場が続くことになりそうだ。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/08 10:01
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ERIHD、新設住宅着工戸数の増加などが追い風
ERIホールディングス<6083.T>は建築・土木分野における専門的な第三者検査機関として多分野にわたるサービスを提供。足もとでは新設住宅着工戸数や非住宅建築物着工面積の増加が追い風となっている。
3月30日に発表した22年5月期第3四半期累計(21年6月~22年2月)の連結経常利益は15億6900万円(前年同期は8600万円)で着地し、通期計画の16億6000万円に対する進捗率は94.5%に達した。確認検査及び関連事業、住宅性能評価及び関連事業、ソリューション事業がいずれも増収となったほか、建築物エネルギー消費性能適合性判定業務も伸びている。
株価は3月31日に年初来高値1615円をつけ、その後は一服商状となっているが、4月1日には25日線と75日線のゴールデンクロスが実現。PERには割安感もあり、仕切り直しが期待される。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/07 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=りたりこ、障害者雇用増で事業環境良好
LITALICO<7366.T>は、3月15日安値2188円を底に反発基調にあるが、まだ序盤であり上値余地は大きそうだ。
同社は、就労を目指す障害者向けの就労支援サービスと、発達障害などを抱えた子供への学習面などの支援が主な事業。障害に対する認識の広がりなどを背景に障害者数及び特別支援学級や通級に通う児童の数がともに増加傾向にあることに加えて、法定雇用率の引き上げで障害者雇用数も増加している。事業環境は良好で、中長期的な業績拡大が期待できよう。
また、同社が開発した教材や社内で蓄積されたデータなどを業界全体に広げるプラットフォーム事業へのニーズも強く、同事業が成長加速フェーズ入りしていることにも注目したい。22年3月期は会社側では実質前の期比47.9%増の営業利益25億円を見込むが、市場予想では1億円前後の上振れを見込む。23年3月期は、調査機関によっては34億円を予想するところもあり、増益継続への期待は大きい。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/06 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=荏原、最高益更新基調を評価
荏原<6361.T>に注目したい。同社は国内最大手のポンプメーカーで、シリコンウエハーの表面を研磨する半導体CMP装置では世界2位の実績を誇る。半導体向け需要が好調で21年12月期の連結営業利益は前の期比63.4%増の613億7200万円と最高益を更新。配当も大幅増となった。22年12月期の同利益は前期比7.5%増の660億円の予想だが、市場には700億円前後への増額観測が出ている。
軟調相場のなか業績拡大期待が膨らみ、株価は逆行高基調を強め2000年以来の高値圏にある。原油価格の上昇は石油関連プラント向けポンプ需要などには追い風となる。株価は7000円乗せから一段高が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/04 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=トプコン、業績好調で出直り相場本番へ
トプコン<7732.T>に注目したい。同社はグローバルに事業展開する精密機器メーカー 。特に、建機の自動運転などICT(情報通信技術)自動化施工では世界的シェアを誇り、業績は順調に推移している。
同社は1月28日、22年3月期の連結営業利益予想を125億円から135億円(前の期比2.0倍)へ上方修正した。部材不足や物流費上昇などのマイナス要因が顕在化したものの、それをカバーする格好で測量機や制御システムなどを扱う「ポジショニング事業」が欧米の活発な住宅・インフラ投資を追い風に需要が好調だ。また、眼科向け医療機器などの「アイケア事業」も第3四半期累計の業績は赤字から黒字へ転換した。為替が円安で推移していることも追い風となっている。
全体相場が軟調に推移するなか、低迷が続いた株価も1600円近辺へ出直り基調にある。業績好調を評価するのはこれからであり、先行き昨年11月高値2185円を目指す展開が期待できる。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/01 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=トリケミカル、強気の中計で需要の強さを確認
トリケミカル研究所<4369.T>は、3月15日安値2113円を底にした反発基調を強める展開となっている。
同社は半導体製造の際に用いる高純度化学材料を主力に事業を展開。3月15日に本決算及び25年1月期を最終年度とする中期経営計画を発表したが、新中計は前中計(24年1月期に営業利益29億1000万円目標)を大幅に上回る最終年度に営業利益44億円を目標としており、同社への需要の強さが確認できる。特に次世代半導体に向けた新材料ニーズ・高性能化の需要が継続しており、同社でも次世代新規材料の量産を見据えた体制作りを進めているところだ。
23年1月期は、メモリー半導体の生産設備が高い稼働率を維持するほか、顧客が投資を進めてきたロジック半導体の新生産設備も立ち上がることから、半導体材料の需要は引き続き好調が見込まれ、営業利益34億円(前期比14.2%増)を見込む。これに対し、23年1月期営業利益38億円、24年1月期同45億円を予想する調査機関もあり、業績拡大期待は強い。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/30 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=松田産業、貴金属市況高騰が追い風
松田産業<7456.T>に注目したい。同社は貴金属リサイクルのリーディング企業。ウクライナ危機の影響もあり、金や銀価格が上昇するなか、同社の業績には強い追い風が吹いている。22年3月期の連結営業利益は前期比51.8%増の122億円と14期ぶり最高益の見通しだが、市場には130億円前後へ今期3回目となる増額修正観測が出ている。来期の同利益は140億円前後と連続最高益が見込める。
業績は絶好調状態だが、全体相場の低迷もあり株価は上値が押さえられた割安水準にある。今期予想連結PERは7倍前後、連結PBR0.9倍台と割安感は顕著だ。今後、3000円回復から一段高を目指す展開が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/28 10:00